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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. わたしを離さないで 臓器移植の医学が急速に進歩して、人類の平均寿命が百才を超えたらという前提。クローンを扱ったSFだが、近未来のSFではなくほぼ現代と設定が異色だ。臓器提供に反発するわけでもなく、定められたルールを歩むクローンたちが痛々しすぎる。「アイランド」と好対照だが・・・・[DVD(字幕)] 6点(2017-12-30 16:26:48) 2. 「わたし」の人生(みち) 我が命のタンゴ 認知症や介護問題など現代社会の側面を描いた社会派映画だが、監督自身が現役医師だけにリアルで怖い。一見する価値は十分にあるが感動映画とまでは行かず、たどたどしい感じがしないでもない。浮かぬ顔を通した秋吉久美子だが最後にはもっと笑顔がほしかった。松原智恵子は年を取っても美しい。[DVD(邦画)] 5点(2015-04-21 14:01:32) 3. 私の、息子 日本で知られているルーマニア映画は数少ない。わずかに「4ヶ月、3週と2日」があるくらいだ。そのルーマニア映画が2013年のベルリン国際映画祭で最高の賞に輝いた。映画は金持ちの女主人公コルネリア何不自由なく暮らすセレブな母親なのだが、30を過ぎた一人息子が交通事故を起こしてしまったことから始まる。この母親の過保護ぶりが何ともすさまじい。頭のあがらない息子はそれでも何とか反撥するのだが・・・。母親と息子の心の葛藤を描いた秀作。[映画館(字幕)] 7点(2014-09-24 07:02:56) 4. 私が愛した大統領 足が不自由な大統領と吃音癖の国王、二人が己の短所をさらけ出して親密になるくだりは大変興味深い。とくにジョージ6世については、「英国王のスピーチ」を見ていたおかげで親しみやすかった。またルーズベルトについても包容力があって良いなと思っていたら、とんだ愛人関係だ。秘められた愛人の日記をもとにした映画だからしょうがないが・・・。[DVD(字幕)] 6点(2014-04-23 20:28:37)(良:1票) 5. わが母の記 《ネタバレ》 昭和の時代の家族を描いたものだが、映画の善し悪しは見る側によってずいぶん変わると思う。映画は特別大きな出来事が起こるわけでもなく淡々と進んでいく。その日常の会話の中に、家族のそれぞれの思いが込められていて、ちょっと聞き逃すとわからなくなってしまう。それでも物語は進んでいき、映画自体にはついて行けても、微妙な感情がつかみにくくなってしまうのだ。 したがって、映画は見る側の年代や家族や最愛の人を失った経験があるかないかで大きく変わりそう。しかも見ている側は映画と自分の体験を重ねてしまいがちだ。 ま、いろいろ言っても樹木希林の演技が素晴らしいのは誰しも思うところであり、洪作が子どもの頃書いた作文をそらんじる所では涙がとまらない。ところでこの映画、見ているうちちょっとだけ「東京物語」を思い出してしまった。[映画館(邦画)] 8点(2012-05-14 14:35:35)《改行有》
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