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プロフィール |
コメント数 |
1907 |
性別 |
男性 |
年齢 |
62歳 |
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1. 若妻物語
クラシック映画にも駄作は数多くあるのだろうが、それらはソフト化されていないので、お目にかかれる機会はまずない。
この作品も、オードリーが出演していなければ、生涯観られなかっただろう作品。
冒頭からドリフのようなコント、子供の黄色い声に泣き声、登場人物たちのとりとめのないつまらない会話が延々と続く、ちょっとスクリューボールコメディの雰囲気。
お話がようやく動きはじめ、面白さを感じたのが、開始50分後ではちょっとつらい。
ちなみにオードリーは完全な端役で、出演シーンは全部合わせても10分に満たないです。[DVD(字幕)] 2点(2015-04-01 09:15:10)《改行有》
2. 私は告白する
神父の設定をうまく使った、サスペンスでありながら、人間ドラマにも近い作りの映画。
ロマンスをサブストーリーに物語の展開や構成等、非常に見応えのあるドラマに仕上がってます。
こんな内容の作品も作れるなんて、ヒッチコックの才能にはただただ驚くばかり。
とにかく主演のM・クリフトが抜群にカッコいい。甘いマスクにもかかわらず凛々しくて、
法衣姿がバシッとキマっている。ヒロインのアン・バクスターも上品できれい。
ロマンス絡みのシーンはさすがに粗さが目立つけど、ラストまでまったく目が離せず、
最後は思わずじーんときてしまった。メインテーマが重厚で、久方ぶりにしびれた作品。
特に男性にお薦めの逸品だが、サスペンスより普通のドラマとして鑑賞したほうがいいかも。[DVD(字幕)] 7点(2012-03-24 06:51:45)《改行有》
3. 私は貝になりたい(1959)
橋本忍らしいしっかりした脚本で見応えがあり、メッセージを伝えるラストも心に響く。
主演のフランキー堺は確かに善良という印象は受けるし、好演しているとは思うけど、
ふっくら健康的で悲壮感はあまり感じなかったかな。そのおかげか、
重たい内容がさらりと見れたけど・・・。力作ですな。[DVD(邦画)] 6点(2011-08-26 15:16:30)《改行有》
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