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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ワンダーウーマン 《ネタバレ》 戦闘シーンはとても良い。 冒頭、アマゾネスVSドイツ軍。 中盤、ダイアナVSドイツ軍。 どれもスピード感あり。立体的なアクションよし。ダイアナはパワーもあるのでそれもまた良し。見てて楽しい。 弾をはじき返すガントレット。光るムチ。ああ、女王様。最高です。 でも戦闘以外のシーンがつまらない。それはつまりストーリーがいまいちってことになるんでしょうけど。 戦闘じゃないシーンでは、例えばもっと笑いを入れるとか。ドイツ軍に対して怒りを覚えるようなエピソードを入れるとか。そういったものが足りないから、戦闘以外のシーンはただ退屈でしかありません。 そして戦闘じゃないシーンが多い。しかもちょっと長い。だから合計の尺がこんなに伸びちゃうんじゃないの? 終盤、スティーブが毒ガスを積んだ爆撃機を乗っ取り、自爆する。それを見たダイアナ、真の力を解放。 まさかスティーブが死ぬとは思っていなかったので、このシーンはとても切なく、でもその直後に訪れるダイアナの覚醒にモチベーションが上がります。今作での名シーンだと思います。こーゆーエピソードが、中盤にももう少しあれば、もっとモチベーションが上がったかもしれません。 一番盛り上がってほしいアレスとの戦いがいまいちだったのも残念。スティーヴの死以降は、もっとダイアナに無双させても良かったのでは。なんか爽快感に欠けます。 対人のバトルシーンがどれも良かっただけに、最後はよくわからんレーザーちゅどーんで終わる、ウルトラマンのようなマジンガーZのような決着がなんとも惜しい。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-01-03 22:11:42)(良:1票) 《改行有》 2. ワイルド7 《ネタバレ》 邦画の良いところも出ているし、悪いところも出ている気がします。 ワイルド7はかなり古い漫画なので、読んだことはありません。小学校低学年の頃父から勧められたのですが、三国志のほうにはまっちゃって読まなかったんです。読んどきゃ良かったな・・・。この映画より面白いのであれば読んでみたい、と、興味を引くくらいには面白い映画でした。飛葉とユキのやりとり以外には特にダレるところもありません。 序盤の銀行強盗襲撃のエピソードは大変よくできていてつかみは完璧。人質を容赦なく射殺するシーンで釘付け。そんなクレバーで容赦のない犯罪者集団を圧倒するワイルド7。漫画原作だけあって盛り上げ方を心得ています。 でもそこから先は徐々に尻すぼみに。 ウイルステロのエピソード。悪くはない。ですが銀行強盗に比べるとテンポの悪さを感じ爽快感に欠けます。 ラストのⅤS警察組織。突入まではかっこいい。突入してからもまあ良い。人質救出あたりからが、『ん?』って感じ。とりあえず時間ないんだから、爆破したあと仲良く7人でならんでかっこつけるのやめてほしい。マジで寒い。邦画の悪いところ出てるわ~。 登場人物のキャラが立っているようで立ちきれていない。爆破専門のパイロウや重火器を操るオヤブンはまあ良いとして、それ以外のメンバーはキャストの知名度と外見以外に特徴が無さすぎです。それにこのメンバーに詐欺師が一人混じっていましたが、何で?詐欺師のスキルが何の役に? と、つっこみどころは多々あれど、そーいったところも含めてそれなりに楽しい作品でした。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2022-04-18 02:06:29)《改行有》 3. 若葉のころ 《ネタバレ》 こーゆー映画の良さ、面白さというのがいまだによくわかりません。 私には主演の女の子のかわいさと、ノスタルジックな雰囲気に頼りまくった映画にしか見えませんでした。 母親の若いころのエピソードと娘の現在のエピソードが交互に流れるのですが、それがうまくリンクしているとは思えません。それぞれのストーリーは独立していて、その時代だけで物語が成立しています。だったら、どちらか片方のストーリーをメインとし、もう片方の時代はあくまで添え物的な扱いにしてもらったほうが、より感情移入できた気がします。 親友の裏切り。ちょっと好きだった男の子とのケンカ別れ。しかもこれは勘違いというか思い込みに近い。 このエピソードの結末は放置。 母親は目覚めず、結局このあとどーなったのかわからない。 リッチー・レンの抱える様々な問題だって、何一つ解決していないんじゃないだろーか。 いろんな布石をうった挙句、放置したまま突然終わりを告げる映画に、私はただ唖然とするばかりでした。[DVD(字幕)] 3点(2021-08-09 00:53:10)《改行有》 4. 私の少女時代 Our Times 《ネタバレ》 ちょっと長い。でもテンポが良く飽きない。花男にテイストが似ている。 女優がかわいいのかどうか絶妙なライン。 前半はコメディ色が強く、後半になるにつれラブの割合が大きくなってくる。 はちゃめちゃに見えてストーリーラインは王道で堅実。手堅いB級ラブコメだと思います。 この作品の見所はずばり終盤。タイユイ目線で語られるタイユイの真実。 今までずっとチェンシン目線だったのが、ここにきてタイユイ目線で突然真実が語られるエピソードが一番ぐっときます。 実はタイユイはタオ・ミンミンに惹かれる一方で、チェンシンのことも最初から気にっていた。それはチェンシンから送られてきた幸せの手紙のなかに、チェンシンの人柄の良さを見てしまったから。 そして気持ちは少しずつタオ・ミンミンからチェンシンへ。でもチェンシンのために、タイユイはタオ・ミンミンの告白を受け入れてしまう。 うーん、こーゆーの好きです。前半から中盤にかけての二人の珍道中が面白かっただけに、余計切ないですねー。 かなりいろんなエピソードがあり、退屈はしませんが1つ1つのエピソードの扱いは雑。オチがついたのかどーかわかんない投げっぱなしのエピソードもあります。犬は盗みっぱなしとか。タオ・ミンミンが幸せの手紙をチェンシンに出した理由とか。要はつめこみすぎなんですよね。 なのでオウヤンとタオ・ミンミンの扱いも、準主役級でありながら結構雑。 でもラストはチェンシンとタイユイがなんだかんだのハッピーエンドで良かったです。伏線もばっちり決まってましたしね。 高校生から現代まで、そんなに驚くほど時間が経過したわけではなさそうなので、役者を変える必要はなかったかなと思います。 老けメイクとかで、同じ役者でラストをしめてくれたほうが、より感動できた気がします。[DVD(吹替)] 7点(2021-07-19 03:45:09)《改行有》 5. 私の優しくない先輩 《ネタバレ》 金田もうざいがヤマコもうざい。どっちもどっち。 最初の10分で自分には合わないと思いリタイアしそうになったが、みんシネで高評価をつけていらっしゃる方達がいるのを思い出し、きっと何か理由があるのだろうと我慢して見る事に。 で、確かにキクコあたりがストーリーに絡みはじめてから、物語は少し陰を帯び始めてちょっと面白くなります。ミステリーな雰囲気も出てきて、ちょっと好きです。この感じ。 おそらくヤマコが愛治と付き合うことはないだろう。かと言って、不破先輩と恋仲になるのもそれはそれで違う気がする。いったいこの作品の落とし所はどこなのだろうと興味深く見ていたら、でたでたでた。病気。なにかってーと日本の映画はこればっかり。 今作にいたっては原作があるようなので致し方ないのかもしれませんが、なんとかならんもんでしょーか、安易な病死による感動演出。 必然性があれば良い。ストーリーに合っていれば良い。でもこの映画にヤマコの死は要るかな?とゆーか死んだのかどうかも分からない終わり方。 愛治がいるときのキクコのローテンションの原因(告白されたから?)。愛治はなぜキクコに告白したのか。愛治はなぜタコヤキの練習に来なくなったのか。知りたいことが全然明らかにされない。私はこーゆー示唆的すぎる映画は好きじゃないです。[DVD(邦画)] 4点(2021-07-19 03:29:42)《改行有》 6. 私の少女 《ネタバレ》 同性愛者という理由で田舎に左遷されたヨンナム警視。 母に捨てられ、継父と祖母に虐待を受けるドヒ。 ためらいながらも傷だらけのドヒを保護するヨンナム。 傷ついた者同士がお互い励ましあいながら新たな人生をスタートさせる?過酷な現実の中に、希望を見出すような物語?確かにそーゆーテイストはありますが、単純に心温まるドラマなんかではもちろんない。 表面的には牧歌的で人情味溢れる村。だけどそんな村に確かに存在する『偏見』『いじめ』『虐待』『不法滞在者』といった社会の闇。弱者が虐げられ、それを周囲の人間が見て見ぬふりをする社会。人の良さそうな警察のおっちゃんが、必要悪だと暗にほのめかすのが何気に怖い。 そんななか、自分の正義と信念を貫こうとするヨンナム。そして屈折した村人たちとは明らかに違う、公平で強く優しいヨンナムに惹かれるドヒ。 ですがそんな二人に『悪意』と『偏見』と『司法』が牙をむく。 更には、社会の底辺で生きてきたドヒの心には、既にモンスターが育っていた。それはドヒが過酷な環境を生きていくうえでもはや必然だったのかもしれません。 そんな救いようの無い話にふさわしく、ドヒに別れを告げるヨンナム。しかし若き警官がドヒのモンスターに気付いていることを知り、遂にドヒと共に生きていくことを決意するヨンナムに一抹の希望が垣間見えるラスト。 はっきり言って好きな映画とは言い難いです。 ですが、韓国映画は凄いと思いました。 [DVD(字幕)] 7点(2020-08-24 01:54:41)《改行有》 7. ワン チャンス 《ネタバレ》 事故に病気にイジメと、かなり紆余曲折なサクセスストーリー。更には前半の別の女の子とのエピソード。ちょっとくどい結婚のくだりなど、寄り道多め。うーん、実話を元にしているから仕方がないのかぁ。 いじめっ子にはだいぶイライラしました。終盤で父親がいじめっ子を高く評価しているのもむかつきました。これって感情移入しちゃってるってことですね。でも主人公のポールにも、そのふがいなさにさすがにイライラすることがありました。中盤くらいまでは応援していたはずなのに。夢に一途。女性に一途。良い人間だーと思ってました。 やっぱあれだね。奥さんが仕事で帰ってきたシーンで、家事もせずソファでごろごろ。ここで間違いなく1回は幻滅しています。しかも1年以上そんな生活っていうじゃありませんか。税金滞納、借金生活。奥さんかわいそう。結婚していないなら挫折してもいいけどね。結婚していたらだめでしょう。 これは、もう、ちょっとないなあ・・・・と思っていたところにゴッド・タレント。ゴッド・タレントはずるいわ。あれ、みんなが立ち上がって拍手するとき絶対感動するもん。あれは反則ですわ。 いじめっ子も、ポールの父から鉄拳制裁。すっきりします。 ゆるやかに蓄積された不快指数がまとめて払拭されるラスト、そして最後はセレブの仲間入り。若いときに頑張った貯金が、ちょっと時間はかかったけれど、こうやって報われる日がくるのだと思うと、うん、未来に希望が持てますね。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-05-14 06:26:17)(良:1票) 《改行有》 8. ワイルド・スピード/SKY MISSION 《ネタバレ》 前作の『EUROMISSION』より良かったが、『MEGAMAX』には敵わないという印象。それでも『MEGAMAX』に匹敵する面白さということで8点。 今作では、より少年漫画のようなノリが強くなりました。 主人公メンバーにそれぞれ因縁の相手みたいなのができます。 『ドムVデッカード』。『ブライアン』VS『キエット』。レティやテジにも少しではありますが、見せ場があって嬉しい。 お気に入りのローマン・ピアースだけが、完全にお笑い担当に成り下がっちゃってますね。それはそれで良いのですが、彼にもお笑い以外での見せ場が欲しいところです。 今作は車だけでなく、格闘シーンも今までで一番スピード感を感じます。 カーレースも相変わらずの迫力。初期の頃が懐かしくなるくらい何でもありの世界へ。そろそろネタも尽きるのではないかと思っていたのですが、無人戦闘機と公道でバトルさせるとは恐れ入ります。 ストーリーはゴリ押しも良いところで、ここまでくると笑っちゃいますね。 デッカード・ショウを探すために危険を冒して『神の目』と『ラムジー』を奪還するドミニクチーム。 そしてその奪還ミッションの最中に襲い掛かるデッカード。 ん?何かおかしくないですか?デッカードいるやん。・・・とか考えたらダメなんでしょうね。これは考えたら負けですね。 まあ結果、奪還ミッションのせいでいたずらに敵を増やしただけっていうのが笑ってしまいますが。 このシリーズでストーリーにつっこみを入れるのはもはやご法度であり野暮ってもんでしょう。 細かいところも細かくないところも、海のように広い心でさらっと受け流し、数々のアクションを何も考えずに楽しんでいれば、こんなに面白いシリーズはないんですから。 それにしてもデッカード、まるでターミネーターみたいです。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-11-17 15:04:49)(良:1票) 《改行有》 9. ワイルド・スピード/EURO MISSION 《ネタバレ》 『MEGA MAX』と比べると、対立構造が単純になっていますね。 今回は、はじめからFBIのホブスと共同戦線を張るため、残念ながら緊迫感に欠けます。 また、前作同様の仲間が、最初から簡単に集まってしまうので、『仲間が集まるワクワク感』も前作に比べると劣りますね。 前作と違うのは、今作の敵がかなり強い武闘派集団であること。ボスのショウはもちろんのこと、その部下に至るまで戦闘のスペシャリストが揃っています。それは車の運転から格闘までと幅広い。 そしてその集団の中に、レティがいます。今回は『チップ奪還阻止』と『レティ奪還』のストーリー。はっきり言って、ストーリーは単純そのものであり、そこに面白さや新鮮味はほとんどありません。 また、『攻め』と『逃げ』を同時進行でこなしていた前作に比べると、今作は『攻め』一辺倒。どうしても一本調子になってしまいます。 ただアクションに関しては、前作よりもパワーアップしている感じがあるので、見所も多いんです。 カーアクション、ガンアクションに加え、今回は格闘アクションもアツイ。 『レティVSジーナ・カラーノ』、『ローマン&ハンVSジョー・タスリム』は個人的にベストバウト。 ですが、前作のクライマックスに匹敵するものは、今回なかったですねー。 それに、レティが戻ってきたのは嬉しい限りなのですが、今回のミッションでジゼルとハンが抜けるのが何とも寂しい。 それともレティみたいに、『実は生きてました』パターンでカムバックしてくれるのでしょうか。この二人なら、同じネタで復活しても全然許すけどな。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-10-01 17:41:03)(良:1票) 《改行有》 10. ワイルド・スピード/MEGA MAX 《ネタバレ》 今までと違い、まじめなサスペンスアクションへと進化を遂げちゃってます。 いつものお気楽な感じはナリを潜め、みんな真剣。 今回は『FBI』、『麻薬王』、二つの巨大権力から命を狙われているわけですから、当然と言えば当然。 ドミニク、オコナーの『仕事』だって、ここにきて『1億ドルを金庫ごと強奪』という離れ技に。とたんにスケールが大きくなりましたね。 今作では、今までのシリーズの主要人物たちが勢ぞろい。 『MAX』のジゼルに、『TOKYO DRIFT』のハン、『X2』のローマン・ピアースとテズ・パーカー。オールスターです。そして手を組み、最終ミッションへ。熱い。否が応にもテンションが上がります。 このノリは『オーシャンズ11』と同じですが、今までのシリーズに愛着がある分、仲間がつどった時の興奮はこちらのほうが上。みんなで焼肉パーティーをするシーンなんかもあっちゃったりして、嬉しくなりますね。 そしてなんと言っても、ラストの大一番。金庫振り回してのカーチェイスは痛快の一言。 銃やショットガンを撃ちまくってくる相手を、ドライビングのテクニックのみで撃破する。これも熱いですねー。 でかい金庫をふりまわし、汚職警官ふっとばす。壊す壊す。こんなに痛快なカーアクションが今まであったでしょうか。 ラストはお得意の、ドライビングのトリックで金庫のすり替えに成功。 報酬を手にした後の、それぞれの人生を見せてくれるのも、幸せな気分を共有できて爽快。 ヴィンスはちょっと可哀想でしたが、みんなハッピーになれて満足です。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-09-17 13:06:26)(良:1票) 《改行有》
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