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プロフィール |
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178 |
性別 |
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自己紹介 |
製作年、公開年、気にしない。 似たものがない映画が好きだ。
で、次がマイベスト。 2024年は特になし。 2023年『レッドタートル ある島の物語』 2022年『喜劇 愛妻物語』(2020年公開) 2021年『今さら言えない小さな秘密』(2019年公開) 2020年『ゾンビランド』(2009年公開) 2019年『カメラを止めるな』(2018年公開) 2018年『ルーシー』(2014年公開) 2017年『アベンジャーズ』(2012年公開) 2016年『デッドプール』(2016年公開) 2015年『キン・ザ・ザ』(1986年公開)
2021年、『Filmarks』も使っている。 |
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1. 私の優しくない先輩
《ネタバレ》 タイトルは「私に」じゃなく、「私の」である。この違いはとても大きいが、日本人でも気付かない人が多いに違いない。主人公の女子高生ヤマネコ(あだ名)は、友人のキクコと親友として振舞う。だが実は見下している。最初からモノローグだらけの映画だが、そんな友人へのネガティブな本心も隠さない脚本に好感をもった(原作由来か?)。だがたぶんそれは、人間なら100パーセント「当たり前」のことだろう。仲良しに見える友人や恋人といっても、多数の見下しがあるものだから。
ヤマネコが恋する男子高校生アイジが全然魅力的に見えない。部活などで成果を出してるわけじゃなし、何が魅力的なのか。たぶん容姿だけだろう。ということは、ヤマネコの恋は上辺だけ。中味ゼロの恋だろう。
つまり主人公ヤマネコは実は完全に空っぽの人間である。何もしていない並の女子高生だから当然か?
だが「フワ先輩」は違う。いつも熱い、暑苦しい。超・前向きで思ったことを言うし行動する。暴力的に見えて、ぜんぜんそうじゃない。いい奴じゃないか? ちなみにフルネームが「不破風和(ふわ・ふうわ)」という名前だが、映画内で特に語られない(ウィキペディアで調べて知った)。
さて……この映画には原作小説があり、脚本も監督は書いていない。監督は山本寛(ヤマカン)で、「問題発言が全宇宙の星の数より多い」という噂の人らしい。元々はアニメ監督のようだが、私はぜんぜん知らない。興味もない。いま44歳で、この映画は2010年公開である。30代前半で撮ったのだろう。才能があるのかどうか不明だ。調べたが、今のところ実写映画はこの『先輩』だけのようだ。
宇多丸氏が酷評していたので興味があって観た。宇多丸氏のトークは二回聴いたが、的外れの気がする。なぜなら、私はこの映画を楽しんだし泣けたから。宇多丸氏は貶す前提で感想を言った気がする。宇多丸氏の映画トークは面白くて「すごく内容がある」ことが多いので聴くのが大好きだが、彼は主観が強すぎるタイプの気がするのである。
ところで主人公はどうなる? 病気のことは曖昧だった気がする。
しかし、良い青春映画だと思う。満点は差し上げられないが「8点」差し上げる。
<追記2019年7月末>
今月18日、京アニが放火されて35人が亡くなり、30人以上が入院中らしい。京アニは山本氏が以前在籍し、先輩や同僚が多い企業で、その不幸を嬉々として語る「この映画を監督した山本氏」には失望した。点数は変えない。再見したとき、変えるかもしれない。[DVD(邦画)] 8点(2019-03-01 18:08:57)《改行有》
2. わらの犬(1971)
《ネタバレ》 面白くできるであろう題材。なのに面白くない。冒頭が退屈だし、全体的に退屈だし、悪い奴らのキャラが誰が誰だか分かり難い。再見すれば違うかもしれないが。主人公の妻がレイプされ、その妻がラストで悪い男に発砲するが、相手はレイプ犯じゃないといかんでしょ。というわけで、脚本がダメダメ。ただ、ラストの主人公のセリフが良かった。
この『わらの犬』を観る限り、この監督さんの作風にはユーモアがないし構成も悪過ぎる印象である。客を楽しませるために、この映画を撮ったのか。ただ自分が撮りたかっただけなんじゃないか。[DVD(字幕)] 6点(2017-06-08 22:18:01)《改行有》
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