みんなのシネマレビュー |
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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 真夜中のカーボーイ とてもアメリカンニューシネマらしい作品だと思いました。寒さと陰鬱さを表わす冬の都会と、ラッツォが想像してる望み通りの暖かい楽園のフロリダ。この対比で二人の中にある挫折や孤独、ごまかしや逃避がいっそう鮮やかに伝わってきたように感じました。想像の中のフロリダで、いつも一人で楽しんでたラッツォが、いつしか二人で楽しそうにはしゃぐようになっていく。暖かなフロリダは、本当はすぐ近くにあったのかもしれないと思えてなりません。皮肉っぽいほど淡々とした曲調のテーマがいつまでも耳について離れません。どうしよう。9点(2003-06-03 15:25:55) 2. 用心棒 この三船さん、メチャクチャ強いんですけど。ターミネーターとも良い勝負するかも・・・。アクションシーンの迫力にいたっては、最近のそれらと比べても何の遜色もありません。登場人物達の時に趣深いセリフが、しばしばはっとさせてくれました。実に面白い娯楽作品だと思います。どうでもいいことですが、桑畑さんを見ていると、能力や才能と甲斐性は全くの別物だと痛感しました。8点(2002-11-10 15:39:21) 3. イージー・ライダー いろんな形の自由というものを見せられたような気がします。日頃口にするささやかな願い事を目の前で見せつけられるのは、ある種の人たちには我慢ならないのでしょう。僕自身、最後に銃を向けたおじさんの側の人間であるのは、言われなくてもわかってるのに、それを無造作に見せつけられたようで鬱になったからこの点数。個人的事情を挟まなければ、一面ではとてもリアルな傑作だと思います。自由それ自体も、それこそいくらでも自由にネジ曲がるものなのかも知れません。3点(2002-10-26 09:54:49) 4. バルタザールどこへ行く 乾いてると思えるほど何の感情も感じさせない淡々とした撮影が、最後に捉えたロバ(僕の事ではありません)のバルタザールの瞳をとても情感深く映していたように思えたとき、清々しいほどの突き抜けた虚無感を感じました。功罪や愛憎なんてものですら、人間のちんけな部分のエゴにすぎないのかもしれません。観終わった後しばらくは爽やかに鬱生活を送れる方が多いと思います。8点(2002-10-16 21:11:33)(良:1票)
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