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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ティファニーで朝食を 《ネタバレ》 カポーティのファンでモンローに夢中な私にとって、これはティファニーで朝食をというたまたま同じタイトルがつけられた、全く別物の映画。オードリーの知性的な美しさが残念だし、夫との別れも陳腐に塗り替えられ、フレッドはイケメンすぎる。毒気もスパイスも無さ過ぎ。七年目の浮気のモンローがトレードして演じたら、最高に魅力的な作品に仕上がったろうに。二点は猫ちゃんに![DVD(字幕)] 2点(2013-11-02 21:24:07)(良:1票) 2. 何がジェーンに起ったか? 身近にある、自分より勝るものに対する、狂おしい程の愛と憎悪という、女性独特の昏い感情を、見事に女優二人が演じ切っていて、引き付けられた。特にベティ・デイヴィス、恐すぎです。しかし、この二人の関係だけを描いているにしては、上映時間が長すぎて、途中、やや中だるんだ。食事にヘンな物を出すのも、一回でいいよ。7点(2004-04-03 14:22:19) 3. ロリータ(1962) エロい映画を想像していたら、ほのぼの系でした。どちらかというと滑稽なかんじ。ハンバートといいロリータといい、渋いし可愛いんだけど、濃厚なかんじがしないキャラクターなので。ロリータの「八方美人だけど深入りされるのはイヤ」というのは、まるで今時のギャルみたいで、こういう感覚っていつの時代も変わらないんだなぁと思いました。さすが! と思ったのはやはりキューブリックの画面の見せ方。これと音楽が良いので、長くて同じ事の繰り返しが多い内容なのに、飽きずに見る事が出来ました。7点(2003-10-20 13:33:35) 4. 天国と地獄 不幸にもレンタルしたビデオがかなり酷い状態だったのですが、ストーリーのあまりの面白さに最後まで釘付けでした(あ~目が痛い)。終わり方は決して好きじゃないけど、余韻が残る。カメラワークもさすが! ひとつの部屋のシーンが舞台的に延々と続くのに、飽きない。新幹線のシーンでは一転躍動的になり、しかもカラー! 当時はすごい進歩的な映画だったんだろうなぁ。とても丁寧な映画つくりをしていることがよく判る。 山崎努が若け~ 8点(2003-05-13 09:04:01) 5. 地獄に堕ちた勇者ども 最高レベルの美意識があってこその退廃。かなりグロく、いやらしく、残酷なのに、全てが美しい。この映画のハルムート・バーガーはダントツにいいです。彼は監督亡き後性格俳優をやっているようですが、魅力激減です。あの美しさは、単に彼の容姿ではなく、監督の作品ですね。でもあまりにも重すぎて、疲れます。これは娯楽じゃないです。こちらから何かを奪っていくような力のある作品です。負けます。9点(2003-05-10 22:07:57) 6. ロミオとジュリエット(1968) まだ恋に恋していた少女の頃に見ました。真っ直ぐで潔癖で美しい愛、愛、愛! 憧れに胸を焦しました。ストーリーにドキドキハラハラし、オリビアの美しさに憧憬を抱き、彼女のセクシー・ショットに思わず一時停止。ラストは涙涙でした。この映画を見ている時間の、何と濃かった事! 音楽や衣装やカメラも完璧で、まさに非のうちどころ無い傑作といえるでしょう。9点(2003-04-21 12:53:45) 7. 真夜中のカーボーイ 西部劇かぁ~ と思って観たので、ストーリーの深さに思わず引き込まれました。とても良く出来た(ちょっと「おいおいありえないっしょ」というシーンがあるものの、それもこういうタイプの映画の良さ)展開と結末だとおもいます。ホフマン君の最後は、暗いけどあれが映画としてはベストな締。ボイトのその後を描かない所も、スマートで好き。それにしてもジョン・ボイトとアンジェリーナはそ~~~っくり! 口元が特に! DNAって不思議・・・8点(2003-04-15 06:48:17)
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