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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  2001年宇宙の旅 《ネタバレ》 30年前に映画館の大スクリーンで見て衝撃を受けた(当時入れ替え制ではなかったので2回見てしまった。)。それ以来何度も見ており、初回の衝撃はないが、何度見てもやはり凄さは褪せない。原始時代、月面、宇宙空間から幻想的な世界とそれぞれの完璧な映像、映像にぴったりシンクロした音楽、静寂、効果音、ストーリのみ提示しその意味、解釈の殆どを見るものに委ねる脚本、どれをとっても「映画」の枠を超えた感性への強烈な訴えかけを感じる。娯楽のために見る映画でも、感動するために見る映画でもなく、一応SFに分類されるんだろうが、他のどの映画とも異なる映画である。映像と音を利用する「映画」という手法で、見るものの内面、感性に訴えかけてくるという「芸術」的な表現を具現化しており、好き嫌いという価値判断からは超越し、他の映画のどれとも比較できるものではないということで10点。この映画は少なくとも初めて見る人は絶対映画館で見るべきだが、家で見る場合も出来る限り大画面で、部屋を暗くして視界に画面以外は入らないようにして、没頭して「感じ」てください。[DVD(字幕)] 10点(2009-08-23 04:22:08)(良:1票)

2.  悪い奴ほどよく眠る 《ネタバレ》  テーマは現実的な社会問題だがストーリーや演出が非現実的な展開という、あらすじを説明すると見たいとは思わなくなるかもしれず、平凡な監督が平凡な脚本で作るとメチャクチャ駄作になりそうなのに、この見応えはさすが世界のクロサワとしか言いようがない。  2時間半の長尺も、最初のシーンでぐっと引き込み、途中の無理やり説明調シーンもダレる一歩手前で展開を変え、コミカルなテイストも織り交ぜつつ最後まで一気に見せてしまう。  他の同時代のクロサワ映画に比べると一歩劣るかもしれないが、それでもこのレベルの高さは驚き。50年前の映画で歴史的な価値があるという観点を一切排除しても、これはA級作品です。[DVD(邦画)] 8点(2010-07-01 01:47:20)《改行有》

3.  血と砂(1965) 《ネタバレ》 軽いテンポで重いテーマ。日本軍にジャズというミスマッチ、コミカルで軽妙なストーリー展開と三船、仲代の重厚な演技のミスマッチ、岡本喜八監督独特の軽妙でコミカルで派手でテンポの良い展開が、かえって重いだけの戦争映画よりも何倍も戦争の重さと悲しさを伝えている。ラストシーンは、単純に悲しいとか、感動とかではない変な感覚に引き込まれてしまった。こんな映画をさらっと撮ってしまうところが、この監督の凄いところなんだろう。名画という言葉は当てはまらないような気もするが、なんか凄い映画です。 [DVD(邦画)] 8点(2009-12-14 01:36:55)《改行有》

4.  赤ひげ 《ネタバレ》 人情もので3時間はキツイかなぁと思ったが、冒頭から見るものの興味を強く引く見せ方で始まり、一つ一つでも一本の映画ができてしまいそうなエピソードをうまく絡ませながら、若い医者の成長物語という太い幹を完結させるという、見事なシナリオ、展開、演出と得意の映像マジック、役者の演技に全く長さを感じなかった。主役の三船敏郎、加山雄三は演技云々ではなくその存在感でしっかり見るものを魅了し、脇役もすべて名演技でそれぞれの役を完璧にこなし、特に子役の仁木てるみ、頭師佳孝の眼、動きのうまさには舌を巻いてしまった。役者の個性、うまさと黒澤監督の完ぺきな演出、映像作りのなせる業だろう。この時代にシネマスコープなのに白黒にこだわったのも、江戸時代の貧乏な町民の世界の雰囲気を陰影のみで巧みに表現するため、と頷けてしまう。[DVD(邦画)] 8点(2009-08-23 03:36:36)

5.  乱れる 《ネタバレ》 「乱れる」感情を、画面構成、カット割り、演技でこれほど見事に表現できるのは見事としか言いようがない。しかも、乱れ方が現在の価値観では、何もそこまで深刻にならなくても、とも思えるレベルなのに、その心理を、目で、仕草で、後ろ姿できっちり表現してしまう高峰秀子の演技力には脱帽。しかし、衝撃的なラストは、もっといろんな展開が有りうるのに、突然天災のように寸断された感じで消化不良である。当時の価値観では、禁断の愛はこの程度の乱れ方でも死で締めくくるしかなかったのだろうか? それとも、敢えて意図的に消化不良感を与えようとしたのだろうか? このラストを外してもう少し尺を伸ばしても、いい映画になりそうだ。ただ、なんだかんだ言っても、高峰秀子の魅力、演技力、それを活かしきる成瀬監督の力はハンパないと感じたことは確か。[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-01-15 17:22:39)

6.  女が階段を上る時 《ネタバレ》 実際の銀座の女性たちが本当にこの映画のようだったのか、主人公のような女性が実在したのか確かめようもないが、少なくとも最初から最後まで人物描写、感情描写は秀逸であり、リアリティを感じた。それにしても、このところ高峰秀子主演作をたてつづけに見たが、彼女の演技力、表現力には感服。どちらかと言えば淡々として起伏が小さく練られた脚本とは言えない物語なのに、高峰秀子の演技力と脇役陣のドンピシャの配役と成瀬監督の映像構成力とが相まって、見るものを最後まで引き込み心に染み入る映画になっている。[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-01-15 00:34:43)

7.  母(1963) 《ネタバレ》 芸術的な画面展開、カット、セリフ回しで、すごく感性に訴えかける映画である。動物的な本能である母性が、恵まれない境遇という設定の中で泥臭く、ギラギラと表現されており、オープニングの岡本太郎の「母」という題字からすでに見るものを感性の世界に引きずり込んでいく。「娯楽」の要素は殆ど排除されており、笑いがないのはもちろん、ホッとさせたり強引に涙を誘う演出も一切無く、全編映像で感性に訴える構成となっている。好き嫌いが極端に別れると思われ、他人に安易に勧めるわけにはいかない。でも、こんな映画をたまに見るのもいいものだと思う。[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-01-14 21:59:44)

8.  女の歴史 《ネタバレ》 大きな感動やイベントもなく、淡々と進んでいくストーリーで、物語としてそれほど面白くないはずなのだが、高峰秀子の表情、動きですべての感情を表現する名演技と、賀原夏子の脳天気なキャラクター設定のお陰で、ずーっと引きこまれて見ることができた。人に面白いよと勧めるのは若干気が引けるが、個人的には非常に心に染みた。今と過去を行ったり来たりする展開も当時としては斬新だったのかな?[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-01-14 21:40:09)

9.  砲艦サンパブロ 《ネタバレ》  さすがに当時のアメリカの映画文化の高さと、ロバートワイズ監督の手腕を凄さを感じさせる。  セットやロケにお金を掛け、社会背景と登場人物の人間関係がふんだんなエピソードで非常にうまく織り込まれており、3時間の長さが苦にならなかった。  ハリウッド映画特有の、主人公の周辺ばかりクローズアップされるシナリオではあるが、その土台として1920年代の時代背景をしっかり描写することで、違和感なくドラマチックに仕上がっている。  画面もカラーシネマスサイズを意識した非常にうまい絵作りで、風景の美しさ雄大さをしっかりと表現している。  もともと娯楽作品として意図されていなかったのか、ストーリー全体のトーンが暗く、派手なアクションシーンもなく、結末も社会性、メッセージ性が重視された重いものとなっており、だれにでも勧められる映画とは言いがたいが、名作であることは間違いない。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-04 20:52:09)《改行有》

10.  白と黒(1963) 《ネタバレ》  見ごたえのある映画。  小林桂樹と仲代達矢の見事に心理描写された演技、それを支える周りを固める役者の演技、ストーリ展開、全てが、ドンピシャと決まっており、最後にどんでん返しまで用意されており、一気に引きこまれた。  最初に犯行シーンを見せて事件解決に到るまでの過程を描くという手法は、刑事コロンボ風ではあるが、法廷劇を絡めて心理描写、社会批判を物語の核に置き、主人公をヒーローにしないところが、今見ても目新しい。  外国映画であっても、このような展開のものはあまり観たことがなく、これが1963年の日本映画だということに、驚きを感じる。  この作品は、CSでたまたまやってたから観たのだが、巨匠に名を連ねる様な有名監督作品でなくても、まだまだこんな埋もれた名作があるって、日本映画、ホントにすごかったんだと思える作品。[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-02-06 21:01:18)《改行有》

11.  肉弾(1968) 《ネタバレ》  コメディータッチでテンポよく娯楽作品の匂いをプンプンさせながら、戦争の不条理とそれに翻弄される人々の無力さ悲しさを徹底的に表現している。  「あいつ」とそれを取り巻く人々の状況、心情を、シュールでポップでコミカルな表現でありながら、実感を持って確実に描写できており、映像的には非現実的でコントのようにストーリーが展開するのに、反戦という重いテーマが全くスポイルされていない。いや、逆にその本質が強調されている。  人々が国のために戦うというのは妄想で、自分が守りたい人のために戦うのであって、それですら、戦争に巻き込まれた状況で自分を無理やり納得させて鼓舞する屁理屈に過ぎない、というメッセージがひしひしと伝わってくる。  明るいゆえに、コミカルなゆえに、より悲しく虚しい物に見えるこの手法は、岡本喜八監督ここにあり、という感じでまさにお見事というしかない。  娯楽作品としてお薦めできる映画ではないが、「名作」を見たいという人には是非この映画も見てもらいたい。[DVD(邦画)] 7点(2011-01-29 17:15:15)《改行有》

12.  斬る(1968) 《ネタバレ》  反体制精神を目一杯こめながらも、娯楽映画として、テンポ良くコミカルに創り上げた快作。  「椿三十郎」とストーリーも似ており、尺も短く気楽に見られる軽妙時代劇として同じような娯楽作品であるが、まさに、黒澤監督と岡本監督の作風の違いがハッキリと見て取れる。  黒澤監督は、コミカルで軽妙ながらも静と動を使い分け、どこかに重厚さを感じさせるのに対し、岡本監督のこの作品は、テンポよく流れるようにラストまで持って行くように作られている。映画を芸術として捉えると黒澤監督に軍配が上がるが、身構えずに見る娯楽として捉えると甲乙付けがたい。  岡本監督のエッセンスがふんだんに詰まった作品である。[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-01-09 19:38:28)《改行有》

13.  戦国野郎 《ネタバレ》  コミカルアクション時代劇。お気軽に見れて楽しい映画。題名からして、いかにも軽い。  星百合子も水野久美も美人で、今で言うアイドル出演の映画みたいな雰囲気もあり、乗りも非常に軽いのだが、変な安っぽさはなく娯楽映画!!って感じ。  歴史に残る名画、にはほど遠いが、気軽に見られる娯楽映画としてのレベルはハリウッドにも負けてない。 [DVD(邦画)] 7点(2010-07-01 02:13:43)《改行有》

14.  ああ爆弾 《ネタバレ》  自由で、シュールで、馬鹿馬鹿しいのに、何故か凄いと思わせる作品。  狂言、歌舞伎、浪曲、狂言、念仏、雅楽、ジャズまで使ってミュージカル風に仕立ててしまうセンスは、今の感覚でも斬新。時代背景を現代に変えても十分に成立しそうな脚本と演出である。  画面構成や、カメラワークも当時の白黒シネマスコープという独特の制約をむしろ利用したかのように、ストーリ展開のテンポの良さを引き立てていて、岡本監督のうまさが光っている。  黒澤監督のこだわりと方向性は違うが、岡本監督の画面とテンポへのこだわりもひしひしと感じられる。こういう軽いポップな作品は岡本監督の勝ち。 [DVD(邦画)] 7点(2010-07-01 02:11:30)(良:2票) 《改行有》

15.  殺人狂時代(1967) 《ネタバレ》 007路線のパクりであろう事は間違いないが、白黒なのにポップな映像とか、カット割りシーン切り替えの見事さとか、超ご都合主義なのに気にならないテンションとテンポの良さとか、仲代達矢と天本英世の個性的な迫真の演技とか、娯楽アクションとしての出来栄えは007より上。日本人以外には多分評価されないだろうけど(^^; [DVD(邦画)] 7点(2010-07-01 01:37:44)《改行有》

16.  赤毛 《ネタバレ》 奇想天外なキャラ、コミカルな味付け、テンポ良い場面展開と、岡本監督ならではの娯楽作品。明治維新を農民目線で見せてシニカルに捕らえており、テーマはかなり深いものがあって、それを娯楽映画にしてしまうというところも、岡本監督ならでは。日本の誇る大俳優となった三船敏郎もこの映画撮ってる時、既に50前で見た目の歳は隠せないけど、溌剌とした若さあふれる演技(単純でお人好しというキャラ設定もあるが)で、途中でそれを忘れてしまうのはさすが(でも、やはり、「七人の侍」の頃の三船敏郎であれば、完璧だったのだが、、)。脇役陣も、それぞれのキャラと演技がドンピシャとはまっており、その演技のうまさを引き出す監督、スタッフの技量に感服です。[DVD(邦画)] 7点(2009-07-26 23:51:22)

17.  H.G.ウェルズのS.F.月世界探険 《ネタバレ》 時代的にそこそこまともに作ってるにもかかわらずチープな感じなんだろうな~、と思っていたら、結構コメディーとドタバタが混じってて、狙ったチープに見えてくる。 B級映画ファンにとっては掘り出し物かも。 主人公の短絡的な考えの浅さ、ゲスっぽさ、身勝手さにはいらっときたが、博士の真面目なマッドぶりがいい味を出してて、それを引き立たせるためには仕方ない設定なのかな。 欲を言えば、もうちょっと尺のばして、博士の月でのその後から、廃墟となる過程を、少しくらいストーリーに組み込んで欲しかった。 その後、博士が支配者となって、地球を救うために自ら滅亡の道を選んだとか、そういうストーリーもありかな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-07-06 20:03:09)

18.  黒い十人の女 《ネタバレ》 女優陣の演技は、皆さんの感想と同感で、それぞれすごい存在感。 それにもまして、しっかりとした個性的なキャラの女性を、飄々とした男が一人で受けて立つ、こんなすごい役回りをこなす船越英二って、すごい役者だったんだなと脱帽。 できれば、結局、何もしない生活を受け入れた途端に、岸恵子からも他の女からも完全に見放されてしまって、それでも飄々と職場に戻ってしまうってシナリオにしたほうが、更に船越英二の良さが活かせたかもしれない。[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-06-01 22:55:10)

19.  飢餓海峡 《ネタバレ》 重厚で緻密な描写はいいのだが、妙に間を持たせた冗長で長いシーンも散見され、もっと尺を短くしたほうが、スリリングで緊迫感も増したのにと感じた。 あと、ラストが納得いかない(原作は未読)。 見終わって考えると、北海道に行きたいと懇願したのが、船上から身を投じるための演技と解釈できないわけではないが、元刑事のお経で発作的に身を投げた感じもし、突然打ち切られてしまったような未消化感。 まあ、これから更に北海道紀行をやってたら、さらに尺が長くなるんだろうが、、  高倉健は刑事というよりやっぱりヤクザのほうが合ってるな。[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-05-11 19:11:11)

20.  十一人の侍 《ネタバレ》  「七人の侍」を意識して最後の雨の中の切り込みシーンを見せたかったのだろうが、そこに持っていくための、遊郭での失敗、森の襲撃の中止とも、ストーリー的に不自然すぎる。遊郭では警備が来る前に誰か突撃すれば簡単に殺れたでしょう。森の中では皆止めてもらうのを待っているような臭い演技迫力は全然負けてます。で、無理やり持っていった最後のシーンも「七人の侍」には到底及ばない。  とまあ、比較対象のレベルが高すぎて酷評するしかないのだが、最後まで飽きずに緊張感を持って見られたから、客観的にはそんなにひどい映画ではないかも。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-08-20 17:58:43)《改行有》

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