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1. ザ・ウォード/監禁病棟
J・カーペンター久々の作品で劇場まで足を運び期待して見た。が、場末の映画館でしか映写されておらず視聴環境は決して良いとは言えなかった。とは言え作品そのものはカーペンター印のホラー映画で所謂ウェルメイドな佳作だと思います。時代設定を1960年代にしたのは、この手の監禁病棟や実験的精神治療のためだろうか?DVD化されたらじっくり見直したい。[映画館(字幕)] 8点(2011-10-15 13:14:00)
2. プレデターズ(2010)
《ネタバレ》 製作がR・ロドリゲスということで期待して観た。1作目の設定を随所に借用しており観ていて楽しい。最強武装集団VSプレデターという構図はやはり魅力的なのだろう。しかし、旧作に比較するとキャラクターが多い割には余り強そうに見えない嫌いがある。今回、これまでのプレデターより大きく凶暴なバーサーカープレデターが登場するが旧作のクラシックタイプとの戦闘が用意されていて、これがクライマックスで盛り上がる。ダニー・トレホが出演しているが「デスペラード」から10数年少々老けた感じが心配だ。「MACHETE」期待してます。[映画館(字幕)] 8点(2010-10-11 10:12:45)
3. アウトレイジ(2010)
北野監督によれば今回はエンターテインメントを狙った映画ということであるが、カンヌでは無冠に終わった。タランティーノならまだしもティムバートンが審査委員長では妙に納得したりする。しかし、この全編暴力で敷き詰められた本作品はやはり北野映画であり所謂「エンターテインメント」とも「キタノブルー」とも違う肌触りを持っている。北村総一郎と金子信夫、石橋蓮司と小池朝雄がラップしてしまう程に往年の名作である「仁義なき戦い」を借景にしていると勘繰ってしまうが、これは一種のオマージュであるだろうし三池崇史にも通じる暴力描写の滑稽さも娯楽映画への志向性と言えなくもない。ある意味救いの無い結末にカタルシスの無いニヒリズムを感ずるが呆然となりながらもやはりおもしろい映画であり、傑作だと思います。[映画館(邦画)] 9点(2010-07-19 10:44:32)
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