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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. フルスロットル(2014) 《ネタバレ》 なんかどこかで見たことあると思ったら、アルティメットのリメイクかぁ。 オリジナルのほうはなんとなくしか覚えてないなぁ。 ポール・ウォーカーのほうは、もちろんすごいんですけど、普通のアクションの域を出てはいない感じ。 リノを演じるダヴィッド・ベルのパルクールが美しすぎて、比べるとどーしても霞んじゃいますね。 前半から中盤までは、テンポも良く、緊張感もあって楽しんで見られました。 でも盛り上がるべき後半のほうは、なぜだか失速気味。 アクション盛りだくさんなんですけどねぇ。格闘アクション好きなんですけどねぇ。 大男とのバトルなんで、なんだかちょっとしつこいとすら感じてしまいました。 トレメインの手下は、序盤でリノの仲間と思われる見張りのひとたちを撃ち殺したり、ヤクを売りさばいたり、やりたい放題。 更には自分の手下すら撃ち殺す冷酷非道のトレメイン。 そんな彼が映画終盤には突然良い人に。 なんだかキャラがブレまくっていませんか?オリジナルもこんなんだったかなぁ・・・? まあでもパルクールを取り入れたスピード感あふれるアクションはとても楽しい。 それだけは間違いないです。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-06-30 01:26:20)★《新規》★《改行有》 2. シャークネード カテゴリー2<TVM> 《ネタバレ》 前作はまだ真面目にパニック映画を撮ろうという気持ちが見えましたが・・・ 2作目にして早くもわるふざけ路線に~ わるふざけじゃなくて、これ大真面目に撮っているんだとしたら、そっちのほうがよっぽど問題~ 妻のエイプリルはまだまともなほうかと思ったけど、サメに喰われた手に電動ノコつけてどや顔しちゃったよ。 これはもう完全にあっち側の人間ですね~。 タクシー運転手や、スカイ、妹の友人たちがみんな良い人だったのに、あっさり殺られちゃったのが残念でしたね~。 せめて、最後にスカイの死を悲しむシーンくらいは入れてほしかったかな~。 最高だったのはサメ予報。 降サメ量50ミリ。 そっか~。けっこう降りそうですね~。 折り畳み傘はもっていったほうがいいのかな~。 お出かけの際は半そでより長袖のほうがいいのかな~。 そこまで言及してくれたら満点だったのに~。 惜しい![DVD(字幕)] 5点(2024-06-27 02:32:12) 3. 大脱出(2013) 《ネタバレ》 なんとなく昔懐かしい雰囲気の作品。 わかりやすい。勧善懲悪。 アーノルド・シュワルツェネッガーの正体が義賊マンハイム。で、CIAの娘の協力者。 シルヴェスター・スタローンは脱獄のプロ。 でも犯罪者ではありません。刑務所の防犯システムの欠陥を指摘するコンサルみたいなお仕事。インテリ~。 だからスタローンにやましいことは何もない。後ろめたいことは何もない。よって全力で応援できます。 シュワちゃんのほうは、良いひとか悪いひとか最初こそわかりません。でもすぐに味方なんだろ~な~って思います。 ・・・そもそもシュワちゃんに裏表あるキャラの演技なんて無理だし・・・。 それでも、何らかの罪を犯したのであれば、そのシュワちゃんの脱獄の手伝いをするのはどうなん?とは思ってしまいましたが、それより自分が脱出することのほうが最優先なので仕方がないですね。 そう、タイトルが脱獄ではなく脱出。 それはもうその通りなわけです。 で、途中まではとても楽しんで見ていたのですが、最後がやはりというかある意味予想通りというか、力技のアクションで押し切っちゃいました。そこはちょっとだけ残念だった気も。 オープニングの脱獄のほうが、よほど『してやったり感』を感じることができました。 カタルシスに欠けるオチ。惜しい。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-06-26 15:15:03)(良:1票) 4. シャークネード<TVM> 《ネタバレ》 チェーンソーでサメを真っ二つ。 チェーンソー持って、サメのお口へダイビング。 サメのおなかから、チェーンソーぐりぐり~。 『そんな映像撮りたいっっ!』ってのが先にあって、ストーリーは後から付け足したんじゃなかろうか。 意外だったのはタイトルにもなってるシャークネードが発生するのって、結構後半になってからなんですね~。 それまではただのパニック映画。 いや、ただの、は言い過ぎかな。なにしろ、普通のパニック映画じゃありませんから。 丘の上にある住宅が、なぜか突然水浸し。密閉されているわけでもないのに。いったいどーゆー状況??もしかして知らん間に丘の上まで波がきたの~? と思いきや、外に出たら全然水はきていない・・・。車だって走れちゃう。・・・・なのに家は浸水・・。 いや、もう考えるのはよそう。こーゆー映画は考えたら負けです。 そーゆーわけのわからん奇想天外な物理法則さえ思い切って目をつぶれば、結構楽しいサメ映画だと思います。 特に、『車の周りをサメがうようよ泳いでいるよ~』のシーンは、絶対にありえないからこその面白さがありました。 サメが泳げるほどの水位まで水がきちゃったら、車は動かないはずなのに、『防水だから』の一言で片づけちゃう適当さ。嫌いじゃないです。 思っていたよりずっとパニックパニックしていたのはとても良かったです。 ちょいちょい挿入される人間ドラマが、映画のテンポを悪くしちゃっているのが実に惜しい。[ビデオ(字幕)] 6点(2024-06-25 02:47:06)(良:3票) 5. 人狼ゲーム インフェルノ 《ネタバレ》 ドラマ版「ロストエデン」の後編。もうがっつり後編。タイトル変える意味なんてないくらい。 一番の見どころは主人公の闇堕ち。 ロストエデンで、紘美、ルナ、亜利沙の3人に結構感情移入してしまったので、この結末は何とも後味が悪いです。 デスゲームもので後味が悪いもクソもないのですが・・・。 この3人は、はっきり言って性格は悪い。 紘美は確かに偽善者だし、ルナや亜利沙にいたっては論外。 ただ、紘美とルナの友情だけは、本物だと思っていました。少なくともロストエデンではそうでした。 だから紘美がルナをだまし続け、そんな紘美をルナが信じ続けた結果、こんな結末になるなんてあまりに救いがありません。 もう一足早く刑事の2人が到着しただけで、水谷、ルナ、越智の3人は助かった可能性すらあります。なんとも趣味の悪い脚本ですね。 「ラヴァーズ」と「インフェルノ」以外は、あまり後味の悪さを感じさせませんでした。 それは、人間のサイコパスな側面を見せながらも、同時に人間の良心も見せてくれていたからかもしれません。 でもこのインフェルノでは、良心のある人間はまっさきに殺されてしまいます。 要は、一番良心に欠ける人間2人が勝ち残ってしまう後味の悪さがあるんです。 ただロストエデンで、いじめの当事者でありながら蚊帳の外であった性格の悪い宮下舞や、不良の馬渡なんかをゲームに参加させてくれたことは良かった。それに宮下舞の襲撃は、何気にこの作品で一番のお気に入りです。 とゆーことで、映画としては非常に面白かったのですが、後味の悪さでプリズンブレイクよりは1点下げておきます。 そしてやっぱり人狼が誰だかわからないほうが面白いことを再認識しました。 [DVD(邦画)] 7点(2024-06-20 02:47:08)《改行有》 6. シックスヘッド・ジョーズ<TVM> 《ネタバレ》 おお、これは・・・! 他の方が言及している点については、すべて至極ごもっともなわけですが。 個人的な好みから言えば、4作品の中で一番好きかもしれないです。 なんと言っても地上を歩くサメ!この映像が最高! CGは粗いものの、このチープな感じがなんか好き。なんだか一昔前の特撮者映画を思い出します。 サメは文字通りいろんなとこから顔出しますし、人間サイドもわりとがんばって戦う。 シンプルで良い。パニックものはこれで良い。 惜しむらくは、ビジュアル、性格ともに魅力的なキャラが1人もいないこと。 いや、唯一いたんです、ビジュアル最高の彼女が。 『めっちゃ良い娘いるじゃーん。』とテンション上がったのも束の間、あっと言う間にパクリですよ。 ああ、なんてもったいない・・・。 まあ彼女のぶんまでシックスヘッドジョーズが『あとは任せろ』と言わんばかりに頑張ってくれます。 とゆーことで、私は結構満足できちゃいました。 一昔前の特撮とか好きな人は、結構楽しめるんじゃないかな。 あ、それと音楽が4作品のなかで一番力入れていた感じ。 音楽良かったです。BGMの力で3割増しくらい盛り上がってた気がします。 BGMも大事ですね~。[ビデオ(字幕)] 6点(2024-06-17 12:05:54)(良:2票) 《改行有》 7. ファイブヘッド・ジョーズ<TVM> 《ネタバレ》 (夏が来たからサメ映画見なきゃ・・・)という謎の衝動に駆られて鑑賞しました(笑) 前2作に比べると、『あれ?ちょっとだけCG良くなってない?』 なんだかファイブヘッド・ジョーズの質感を感じられるぐらいには、なめらかに動いているような気が・・・。 あくまで前2作に比べると、ですが。 ファイブヘッド・ジョーズに襲われるザトウクジラのシーンがなかなかの迫力でお気に入り。 でも見所はそこくらいかなー。 前2作に比べるとパニック感弱め。 早い段階でサメとの対決モードになっちゃって。 『こっから先は関係者以外立ち入り禁止』みたいになっちゃって。 もっと不特定多数が襲われてパニックになるのが、サメ映画の醍醐味だと思うんですけどねー。 で、対決の仕方ってのが、『イルカの鳴き声を使って入江に誘い込む』『爆弾でふっとばしてやるぜー』という超絶シンプルなもの。 シンプル・イズ・ベスト。わかりやすくて良いです。 そう、わかりやすくて良いはずの作戦なのに、今何やっているのか全然わからないのです。 見せ方へたか。 低予算なB級映画であっても、もっとわかりやすく作れたはず。 その結果、前2作に比べると後半が一番退屈というあってはならない事態に。 だってずっとレーダーばかり見ているんだもの。 『何かおかしい。』『何か変だ』って、不安をあおって、期待させておきながら、そっから話全然ふくらまないの。 なんなの、いったい? それから、せっかくおいしいところに5つ目の頭出したんだから、使おーよ、それー。[DVD(字幕)] 4点(2024-06-16 02:56:47)(良:1票) 《改行有》 8. 思い出のマーニー 《ネタバレ》 映画はエンタメと思っている自分にとって、この映画は冗長で退屈なものでした。 この『ザ・道徳』なスタイルの映画で、主人公のモラルが欠如しちゃっているのはまずいでしょ。 体が弱い。両親が死んでいる。だから悲劇のヒロインのように振舞ってもOK? いやいや。自分をひきとってくれた叔母さん。夏休みに面倒を見てくれる大岩夫妻。田舎で出会う人々。その誰もが親切でフレンドリー。こんな恵まれた環境なかなかないよ?何を勘違いしちゃっているのかな?あなたより不幸な人はたくさんいますよ。 それに最後の種明かしでわかることですが、両親が亡くなったのはもうずいぶん前、アンナが物心つく前じゃないですか。 ・・・・え?そんなにヒネますかね? しかもその後ひきとってくれた祖母、おばさん夫婦、みな愛情を注いでいるのに、こんなにヒネますかね? おばさん夫婦が自治体からお金をもらっているのを知っただけで?今まで育ててもらった恩はなかったことになるの? は?性格悪すぎません? 極めつけは、『太っちょ豚』発言。しかもそれを言われたほうが、『はい、この件はもう終わり。』って手を差し伸べる寛大さ。 なのに、その手をはらいのけるアンナ。 ・・・・・お前は何様じゃ~(゚Д゚)ノ で、そっからマーニーと仲良くなっていくわけですが・・・・マーニーのことは無条件で受け入れるアンナ・・・。 いやいや、ルッキズム至上主義じゃないですか。引くわ~( ̄д ̄) 主人公が嫌いすぎてだめでした。 でもミステリー要素だけは面白い映画でした。 [ブルーレイ(邦画)] 4点(2024-06-15 03:22:16)《改行有》 9. チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像 《ネタバレ》 ドラマは見ていません。 だからすみれ先生(栗山千明)がなぜ白鳥を憎んでいるのかよくわかりません。 ドラマと関連性のある映画は、ドラマも見ておくべきですね。 2つのサスペンスが同時進行。 ただ別宮葉子(桐谷美玲)サイドのストーリーは追いやすく、推理も比較的簡単なので、すっきり見やすい。 別宮や滝沢(松坂桃李)は、要所要所で明らかに『何かある』てきな雰囲気を匂わします。でもこれはおそらく確信犯的な演出であり、あえてわかりやすく教えてくれているのだと思います。 そのため別宮が真犯人とわかるシーンが驚きにつながらないのは痛いところではありますが・・・。こーゆー見る側のことを第一に考えてくれる映画は悪くないです。 まあまあ長尺だし、前半がちょっと退屈。 生瀬のアメリカかぶれキャラは過剰すぎてちょっとウザい。し、やや映画の雰囲気から浮いている気がします。 終盤、田口先生が別宮の自殺を止めるシーンが、まるで学芸会で見てられません。これ、ちょっとチープすぎて台無しです。 とまあ、正直気になる点はちょこちょこあるんですけど、全体としてはまとまっていて良作かと。 実際はそんなこと無理なんでしょうけど、ラストの病院のサーバーハッキングしてからのひともりあがり、こーゆーパニック好きなので点数甘めです。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2024-06-10 22:28:15)《改行有》 10. 人狼ゲーム マッドランド 《ネタバレ》 『マッドランド』の副題。その名もズバリでしたか。 『狂人村』。次から次によく考えるなぁ。 これ人狼側が有利すぎて、ゲームにならなくない? ・・・と、しばらく頭が混乱。 でもよくよく考えると狂人は村人側としてカウントされるから、人狼側の勝利条件は『人狼1人、狂人1人』もしくは『人狼1人、預言者もしくは用心棒のどちらか1人』の組み合わせしかないわけです。人狼は人狼で1人しかいないというのは、なかなか厳しい勝利条件かもしれないですね。 また、狂人も人狼を勝たせないといけないわけですが、最後に生き残れる狂人は1人だけなので、狂人同士で潰しあう必要があります。そうなってくると、思っていたほど人狼側圧倒的有利ってわけでもないのかな・・・。 いつもとは全く違って、人狼をあぶりだすのではなく、自分が人狼であることを証明しなければならないってのは、結構面白い試みだと思います。その設定が映画の面白さにつながっているかどうかは微妙ですが、少なくともいつもとは違う心理戦や駆け引きを見ることができました。 正直最初は狂人村のシチュエーションとルールが意味不明すぎて、これはもうクソ回だと思ったものです。 ただ主役以外の役職を伏せたこと。庄司も彩乃も人狼ではないことがわかったあたりから、俄然面白くなってきます。 そして今作は主役が初の用心棒。 そしてなんと言っても、まさかの主役デッド。 主人公のドアが開いたときの衝撃はなかなかでしたよ。 結果として、今までとは違う路線の人狼ゲームを楽しむことができました。 『プリズンブレイク』が一番好きなのは変わらないけど、これはこれで良かったと思います。[DVD(邦画)] 7点(2024-06-09 03:13:05)《改行有》 11. トリプルヘッド・ジョーズ<OV> 《ネタバレ》 な、なんてこった・・・・・! まさか、・・・まさか、・・・・誰も脱がないなんて・・・ いったい何を考えているんだ・・・ とまあ、それはさておき。今回最大の見どころは、なんといってもダニー・トレホVSサメ。 サメと戦うダニー・トレホを見られるのは、この作品ぐらいではないでしょうか。 サメの首をでかいナイフで切り落としちゃうダニー・トレホ。 その直後に食べられちゃうダニー・トレホ。 いやー、作り手のみなさん、よくわかってらっしゃいますね~。ダニー・トレホの正しい使い方! ちなみに、オープニングはともかくとして、前半すごく真面目です。 チョーB級映画なのに、A級っぽい雰囲気作ろうと必死です。 でも研究所が襲われたあたりから次第にボロが出始めて、本来の自分を取りもどしはじめます。 『はっ!そうだ・・・オレはB級映画だった・・・。何をかっこつけていたんだ・・・』 そこからは、後半、そして終盤になるにつれ、登場人物達の知能指数は急下降。見事なまでに下がっていきます。 なにせ誰も本気で生き残ろうなんて考えていません。(多分) 『さて、どうサメに喰われてやろうか?』みんなそればっかり考えています。(多分) だから前半は退屈ですが、後半はもっと退屈です。 でも、こーゆーバカ映画が作り出す退屈な雰囲気、結構好きなんです。 前半を我慢すれば、中盤以降はきっとあなたが見たいものを見せてくれる、そんな映画です。[DVD(字幕)] 6点(2024-06-07 22:45:51)(良:1票) 《改行有》 12. ダブルヘッド・ジョーズ<OV> 《ネタバレ》 超粗いCG。超大根な役者。超どうでもいいストーリー。 全く意味がわからない行動の数々に、パツパツ水着のお姉ちゃんたち。 これぞB級。これぞエンターテイメント。 アラしかないから、アラ探しする気すら失せるクオリティ。 なぜダブルヘッドなのか。そんな説明は一切なし。潔し。 ダブルヘッドジョーズがとにかく人を襲う。 そうです、それで良いんです。これぞお気楽B級映画です。 『島が沈んでしまったー。』と騒いでいる人たちの背後に、陸地や岩場が見えたって気にしない。 B級サメ映画を楽しもう。その気持ちが本物だったら、そんな岩場は見えなくなりますから~。 全体のおよそ9割はしょぼしょぼですが、そんななか時折良いシーンが紛れ込んでたりするから侮れません。 ボートに乗っていた男2人が、海に浮かんでいる何かを見つけて近づいていくときの緊張感はなかなか良いものでしたよ。 よく頑張りました。 終盤のチャペル内での攻防も、ビジュアル的になかなか頑張っていたのではないでしょうか。 『サメ映画を撮るぞ!』という気概が伝わってきます。[DVD(字幕)] 5点(2024-06-07 02:03:52)(良:1票) 《改行有》 13. 青天の霹靂 《ネタバレ》 いわゆるタイムリープもの。 でもタイムリープにありがちな、過去改変による現在への影響などは一切なし。 もちろんパラレルワールドもなし。 主人公の晴夫が自分のルーツを知る旅に終始しています。よってわかりやすいシナリオです。その辺は好印象。 ただ、『劇団ひとり』『大泉洋』『柴咲コウ』ときたらどうしてもコメディを期待してしまうわけで、そのあたりはちょっと期待とは違いました。 多少コメディテイストな部分はありますが、これはもうヒューマンドラマでしょう。 自分を捨てたと思っていた母は、実は命をかけて自分を生んでくれていた。 ろくでもないと思っていた父は、自分のために優しい嘘をついていた。 そのオチそのものは美しく、嫌いではないです。 個人的には、晴夫には過去の世界に逃げ込まず、現在のほうで人生逆転してほしかったものです。それだけの実力はあるわけですから。 もちろんそーゆー趣旨のドラマでないことは重々承知しているんですけど。 変にサクセスストーリーの空気も出すから、期待しちゃうじゃないですか。 現在の世界に戻ってきた晴夫が一念発起してもう一度夢に向かう姿も見てみたかったです。[ブルーレイ(邦画)] 5点(2024-05-28 01:49:02)《改行有》 14. サスペクト 哀しき容疑者 《ネタバレ》 ボーン・アイデンティティーだ! 凄腕の元工作員VS暗殺者チームVSスーパー軍人VS警察のみなさまVS女記者。 惜しむらくは登場人物多すぎてごちゃごちゃしちゃったとこかな。 特にお偉いさんたちは、途中から誰が誰だかわからなくなります。 チ・ドンチョル(主人公)リ・グァンジョ(主人公の標的、妻の敵)ミン・セフン(スーパー軍人)キム・ソッコ室長(ラスボスでクズ)ガム噛んでる人(ミンの部下で名前忘れた)女記者(同じく名前忘れた)、この人たちさえ把握していればとりあえず他の細かいとこはいいかなって感じです。 アクションはアップが多く、早いカット割りでちょっと誤魔化されている印象。臨場感や迫力をお手軽に出しやすいのかもしれないけれど、安易な多用は反対。 最近のアクションはこーゆー編集が多くて、目が疲れるし、脳も疲れるし、そして状況がわかりづらい。 まあそれをふまえても、エリート工作員同士の戦いはしびれるものがありますが。 特にショッピングモールでの一騎打ちは見ものです。 それに対し、3人目の大学講師みたいな暗殺者。車クラッシュしてリタイアって。そんなつまんない退場のさせ方するんだったら、あんなもったいぶった登場シーンだっていらなかったでしょ。ただでさえ登場人物多いのに。 ストーリー複雑すぎ、スパイあっちゃこっちゃにいすぎ、よっておおまかにしか内容がわからず、そこも残念ポイント。 このわかりにくさは、自分の理解力の問題ではなく、制作サイドの問題だと思います。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-05-27 00:54:41)《改行有》 15. プーと大人になった僕 《ネタバレ》 前半は退屈。 中盤はイライラ。 終盤、マデリンとプーさんたちが書類を届けに行くとこだけ面白かったかな。 そもそもストーリーが嫌いです。 『家庭と仕事、どっちが大事なの?』みたいな質問を本気でするな。家庭が大事だから仕事をするのです。 『自分のしたいことをしている人間』が、『自分がしたいことを我慢して家族や従業員のために頑張っている人間』を非難するんじゃないよ。あまつさえそれを正論のように語り、美談に仕立て上げる。嫌いだわー。そーゆーの。 クリストファー・ロビンも、『仕事のことは僕が間違っていた。』って、べつに何も間違っちゃいないよ。胸を張って仕事しなさいよ。 唯一『えっ?』って思ったのは、プーのお世話をしちゃったことかな。 その時間が取れるのであれば、家族との時間だって作れたでしょ、とは思いました。 この映画が一番まずかったのは、クリストファー・ロビンをあまりに責任のある役職に就かせてしまったことでしょう。 だから家族やプーさんの言うことが、現実の見えていない絵空事にしか聞こえないのです。 ただ、プーさんたちがマデリンと一緒にロンドンに来てから、しゃべるぬいぐるみたちにいちいち周りが驚くのは面白かったです。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2024-05-26 02:11:47)(良:1票) 《改行有》 16. ゲッタウェイ スーパースネーク 《ネタバレ》 90分ずーっとカーチェイス。ひたすらパトカーとの鬼ごっこ 似たようなクラッシュシーンを見せられて、さすがに飽きます。 まるで腕のない芸人が、なんの知恵も絞らずに、同じフレーズを何十回と繰り返しているよう。 さすがにもう少し変化や抑揚が欲しくなります。 車やカーチェイスが好きな人には、それでも良いのでしょうけど・・・そうでない私には、ひたすら退屈な時間でした。 こんな役だと、イーサン・ホークの良さも十分に出ていたとは言い難い。 少女とのバディ形式で話が進んでいくのは良かったと思います。 ただ、犯人が少女にしかできない何か重大な役目を与えるのかと思ったら、結局何もなし。じゃあなぜ少女を同乗させたの?そんな感じでストーリーは穴だらけ。 それに妻を人質にとられていたとはいえ、これだけ町中を破壊して、パトカーをクラッシュさせまくった主人公が無罪放免にはならないでしょ。 逆襲に転じてからはまたちょっと面白くなりましたが、最後はやっぱりカーチェイス。 遂に黒幕を捕まえた!・・・と思ったら、捕まえていない・・・。 そんで、こんだけ好き勝手やっといて、『君のファンだよ。』ってなめとんかい。 『君の味方だよ』みたいな顔しやがって~。今更味方ヅラすんな~。イライラ。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2024-05-23 02:37:13)《改行有》 17. ザ・ホスト 美しき侵略者 《ネタバレ》 今から侵略されるのではなく、すでに地球の大部分が侵略された状態からスタート。スタート地点は思っていたのとだいぶ違いました。 よくある寄生型宇宙人。 普通と違うのが平和主義。 『あなたたち人間のためなのよ~。』『悪いようにはしないから~』って近づいてきます。 寄生されると人格が失われます。運がよければ、人格や意識が残ります。ですが自分の体を動かすことはもはやできません。頭のなかで文句を言うことはできます。 ・・・・どこが平和主義者やねん。立派な侵略じゃんねぇ・・・。 わずかながら生き残っている地球人。身を寄せ合って生きています。ちょっとディストピアな雰囲気です。 こちらのジャンルには入っていませんが、サスペンス要素ありありです。 この作品が他の類似作品と違うのは、サスペンスをメインにはしなかったことでしょう。 そのため中盤は若干の中だるみを起こして退屈に感じる場面も。 そのぶん、終盤はサスペンス的にもドラマとしても、見ごたえのあるエンタメ作品へと昇華されていきます。 主人公はメラニーと、そのメラニーに寄生した宇宙生物ワンダラー。 このワンダラーが、人間たちとの交流のなかで、考え方や価値観を変化させていくわけです。 遂には、寄生している宇宙生物を人間から取り出す方法を教えてくれます。 時間はかかりそうですが、一番平和な解決方法を教えてくれるので、すっきりします。 更にたたみかけるように、もう一筋の希望を残す終わり方。 こーゆー作品にしては後味の良さが好印象です。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-05-22 03:05:52)《改行有》 18. 銀の匙 Silver Spoon 《ネタバレ》 淡々と進んでいくドラマ。 あまり退屈に感じさせないのは、ケンティー演じる八軒くんに、なんだか期待しちゃうから。 八軒君はどう成長していくのだろう。進学校出身の頭の良さというアドバンテージは、どう活かされていくのだろう。 なんかね、サクセスストーリー的なものを想像しちゃって、勝手にワクワクした自分が悪いのです。 結局、期待した以上のものなんて出てきません。なぜならそーゆードラマじゃないから。 ただ前半から中盤にかけては、そんな期待感と御影アキ役の広瀬アリスのかわいさで、なんか楽しく見られました。 要は、文化祭の準備にはいってから、なんか自分が期待したのとは違うベクトルに話が進んでんなぁと、だんだん興味が薄れてきたのでした。 豚丼のベーコンエピソードは最高に良かったんですけどねぇ。バーベキューのシーン、かなり好き。ただ一番の盛りあがりがそこっていうのが残念。 せっかく打ち解けて仲良くなった駒場の実家が離農。駒場は高校を辞めてしまう。 駒場家がそんな大変な状況なのにさ、文化祭の様子を見せられても集中できないっす。 駒場家は中島先生の紹介で、別の農場で住み込みで働かせてもらえることになりました。 ・・・だからなに?根本的な解決にはなってないでしょ? それが現実だと言われればそれまでだけどさ。映画の世界でまで厳しい現実ばかり見せられると嫌になっちゃうのよ。 進学校から来た主人公が、その頭の良さで何か画期的な解決策を見つけてくれるのを、心のどこかで期待しちゃいました。 原作読んでないから何とも言えませんが、映画向きの題材じゃなかった気がします。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2024-05-15 02:17:33)《改行有》 19. プロジェクト・アルマナック 《ネタバレ》 結構サスペンス色強めです。 流行りのPOV方式のモキュメンタリーな雰囲気の作品。 当然BGMなどはありません。 このリアルな質感、嫌いではないです。 主人公のデヴィッドも含め、基本的にやばいやつは出てきません。こーゆータイプの映画は暴走する人が一人くらいいそうですが、今作では主人公がちょっとやらかしちゃうくらいです。 基本みんなまとも。どちらかと言えば頭が良いひとたち。 そんな頭が良くて、オタク気質な3人がタイムマシンを作っちゃうお話。 スクールカーストでいけば、おそらく底辺にいる人たちなんだろうなぁ。 その3人のなかでも、主人公は割とイケメン。その妹も明るくて美人。ヒロインよりも妹のほうがかわいいくらいです。妹は撮影係なので、他の人に比べると露出控えめなのがもったいない。 そんな3人がタイムマシンを作っちゃったことで、学園のマドンナと仲良くなっていくのもお約束ながら楽しい。青春ものは嫌いではないので、前半から中盤までは楽しく見られました。 過去に戻れたらやってみたい。ちっちゃなことからおっきなことまで、結構幅広くやってくれたのは楽しい。 雲行きが怪しくなってくる後半。 過去を改変したことで、現在に影響が出始めます。 もちろん悪い影響が。バスケ部が廃部になったり。飛行機が墜落したり。 いわゆるバタフライ効果が出始めるのです。 このころから主人公のルール破り、スタンドプレーも出始めて、状況は悪くなる一方。 1人でタイムトラベルしちゃうから、現在に戻ってきた主人公は結果はわかってもそのプロセスがわかりません。 原因を突き止めようと焦りますが、当然うまくいきません。 この最後のたたみかけが、エンターテイメントを重視したためか、雑で分かりにくくて説明不足で不親切。 父親とのやりとりの結果、結局どうなったのか私の頭では??? 最後もうすこしわかりやすい着地点がほしかったです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-05-13 03:25:45)《改行有》 20. L.A. ギャング ストーリー 《ネタバレ》 マフィア映画にしては人物の描き方が浅く、ドラマが盛り上がりません。 仲間を1人、また1人と集めていくシーンは好きですけどね。祭りや遠足の前のワクワク感に似ている。 一筋縄ではいかない面子をそろえて、いったいいどんな凄いことをやってくれるのだろうと楽しみで仕方がない。 ところが蓋を開けてみたら、コーエンのカジノや麻薬を積んだ車を襲うだけ。 まあ、最初はそこから始めるのだろうと思ってみていたら、終始そんな感じ。なんと芸がない。 なのでアクションは夜のシーン多め。 暗いうえにみな同じファッション。 誰がどこにいて、誰が誰撃ってんのかわかりづらいです。 わかりづらいから、見せ場であるドンパチシーンもいまいち盛り上がりません。 ※例外はあります。靴磨きの少年が巻き添えで撃たれてしまうシーンは緊迫感もあり良かった。だから今後の復讐劇に期待を寄せたのですが、それを超えるものは後半ほとんど出てきませんでした。 盗聴器を発見された途端、主人公たちの素性が一気にばれる理屈もよくわかりません。 エマ・ストーンは大好きな女優さんですが、正直この映画ではいてもいなくても良い程度の役回り。 軍隊あがりの歴戦の猛者オマラ。 投げナイフの達人コールマン。 天才ガンマンのマックス。 有能な人物を集め、個性豊かなはずなのに、それにしては盛り上がらなかった不思議な作品です。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2024-05-12 17:12:33)(良:2票) 《改行有》
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