みんなのシネマレビュー |
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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 太陽がいっぱい 《ネタバレ》 これは青春映画の傑作。若者の狂気にみちた映画。これが成立するのは、悪魔的魅力に満ちたドロンの存在。ゲイ映画でもあるらしいのだが、そこはわからない。でも、通底にある不穏な雰囲気はわかる。そして、衝撃のラスト。でも、原作は生き延びるリプリー。この方が怖い。[映画館(字幕)] 10点(2019-01-30 23:12:17) 2. 地獄に堕ちた勇者ども ヴィスコンティの中で好きな作品。ナチと独の鉄鋼一族のそれぞれの歴史と変態の映画。映像も演技もすばらしい。ぐんと身に染みる傑作。[映画館(字幕)] 10点(2018-12-28 05:32:11) 3. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 《ネタバレ》 ブラックユーモアの代表作。テンガロンハットをかぶったアメリカ人を嘲笑したパイロットによる誤投下に始まり、優雅な曲の中、きのこ雲が乱立するエンドで終わる狂騒詩。真面目な映画ではありません。毒気に満ちた映画。ピーターセラーズの代表作。気の弱い人物から、ヒトラーに狂った右手を無意識で掲げ用とする軍人までの一人複数役を演じて、最高。キューブリックで、一番好きかも。[映画館(字幕)] 10点(2018-12-28 04:41:58) 4. 用心棒 快作。三船+ハメット(血の収穫)。黒沢プログラムピクチャーでは、最高作。面白い、カッコいい。ファーストシーンの野犬のシーンから、最後まで。[映画館(邦画)] 10点(2018-12-25 21:19:10) 5. 8 1/2 《ネタバレ》 大傑作。理詰めで映画を解釈する人には、不向きな映画。夢と現実。妻と愛人。そして。子供時代と巨乳。そんな映画。でも、楽しい。人生肯定の映画であり、勝手な映画(設定からして、次作に悩む映画監督の実像をモチーフに・・・)。真面目に考えたら、馬鹿に見える映画。そして、ラストの大観覧車の周りを踊るキャスト。何の意味があるのか。ないに決まっているではないか。・・・飽きずに最後まで魅せる映画。傑作。[映画館(字幕)] 10点(2018-12-21 15:10:17) 6. 「女の小箱」より 夫が見た 《ネタバレ》 見終わって、凄いと思えたモダンホラー。早すぎた佳作。最初は、田宮のスタイリッシュな悪さに引き込まれたが、後半、岸田・若尾の魅力に参った。若尾の途中から、だんだんと豹変する怖さ。そして、ラストの岸田のスプラッター演技。凄い。[映画館(邦画)] 9点(2019-02-01 15:46:10) 7. 裸のキッス 《ネタバレ》 何と言っても、冒頭のシークエンスの破壊力。娼婦がいきなり、暴力装置になって、それもスキンヘッドで、すごい。ここだけで、心を掴まれる。そして、テーマの近代性。傑作。[映画館(字幕)] 9点(2019-01-30 22:56:36) 8. ある殺し屋 《ネタバレ》 これは良い。雷蔵のニヒルな味が、現代劇でも炸裂。そして、野川由美子。可愛いくて、おきゃんで良い。でも、一番の収穫は、成田の喜劇的演技。抜群。後の松田優作の探偵物語の演技の萌芽。[映画館(邦画)] 9点(2019-01-28 23:00:33) 9. ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ! 《ネタバレ》 セミドキュメンタリー風の映画。曲はもちろん、ロックンロール時代のビートルズ。良い。才気ばしった演出。そして、ヘリコプター。[映画館(字幕)] 9点(2019-01-28 22:36:44) 10. 殺しの烙印 《ネタバレ》 日本的なギャグコメディ。面白い。宍戸が電気釜から飯を食うシーンが忘れられない。元ネタと思われるギャビンライアルの深夜プラスワンを、全く崩した通改作。真理アンヌが艶っぽい。[映画館(邦画)] 9点(2019-01-07 12:54:45) 11. 昼顔(1967) 《ネタバレ》 変態ブニュエルのまともな方の作品。大好き。シュールレアリスム的な表現は薄い。淑女が、娼婦になる話。ドヌーブが、綺麗で素敵。[映画館(字幕)] 9点(2019-01-05 21:23:04) 12. 2001年宇宙の旅 少し前までは、個人的ベストワン(もちろん10点満点)だったが、2000年に再見した時に、何故か古くさく感じてマイナス1点。大スクリーンで、見た時のトリップ感・ワクワク感が薄れた。[映画館(字幕)] 9点(2018-12-25 19:45:28) 13. 妻は告白する 《ネタバレ》 「女の小箱」を見るまでは、増田+若尾の個人的最高傑作。若尾さん、綺麗で凄みもあり、最強。小沢栄太郎の演技が懐かしくもあり、良い。[映画館(邦画)] 8点(2019-02-01 15:52:08) 14. 座頭市物語 《ネタバレ》 勝新の座頭市で一番良い。その後の出しゃばった座頭市でないのがよい。そして、天知茂。いい役者である。あと、万里さんのセクシー。[映画館(邦画)] 8点(2019-01-29 22:03:48) 15. ハスラー 《ネタバレ》 モノクロの雰囲気のある男匂いのする映画。ニューマンが、良い。[映画館(字幕)] 8点(2019-01-28 22:54:03) 16. 黒い画集 第二話 寒流 《ネタバレ》 社会派サスペンスの佳作。最後までハラハラする。全員が悪者。痺れる映画。ゴジラの平田氏の悪役ぶりにびっくりした。[映画館(邦画)] 8点(2019-01-21 13:42:23) 17. 黒蜥蜴(1962) 《ネタバレ》 2時間ドラマの天知版明智小五郎ドラマが好きなので、同じテイストのこの映画は好き。美輪版より好き。[映画館(邦画)] 8点(2019-01-17 17:16:59) 18. 皆殺しの天使 《ネタバレ》 不条理劇だけど娯楽作。退屈せず見られる。ストーリーを考えると、しんどいかも。突然、クマや羊が出てきたり。[映画館(字幕)] 8点(2019-01-15 11:26:58) 19. ビリディアナ 《ネタバレ》 ビリディアナの美しさ。そして、ストーリー、特に後半の荒唐無稽さ。ブニュエル映画は面白い。晩餐シーンは秀逸。[映画館(字幕)] 8点(2019-01-15 11:20:45) 20. 007/ロシアより愛をこめて 《ネタバレ》 古き良きスパイ映画。そして、初期ボンド映画の中で一番好き。列車内の決闘シーン。ボンドガール。全て良し。[映画館(字幕)] 8点(2019-01-11 23:23:11)
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