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プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12345678910
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181.  ハスラー 《ネタバレ》 ビリヤードのシーンはかっこいい。ワンカットでニューマンが続けざまにボールを落としていくシーンがあったけど相当練習したんだろうなあ。撞き方とかまたきまってんの。くわえタバコも様になる。目を見開いた顔はトム・クルーズそっくりで驚いた。 本当は自分が一番強いのだと信じきる我の強い若者が痛い目に合って大人になる・・なんていうありがちなお話ではあるんだけどそう言いきっちゃうほど単純でもないところがミソ。成長するターニングポイントはいきなりやってくる。数十時間に及ぶゲームで大敗するというカタチで。でもそんなことで成長できるほど現実は甘くない。次のポイントは女との出会いと女との生活。変わったように見えて変わらないのが作り物っぽくなくて良い。次のポイントが文字通りの痛い目。ここでようやく変わったと見せて実はここでも根本で変わらない。いや、なかなか深い。現実はなかなかドラマみたいにうまくいかないものなのだ。でも、、、、長いよ!!深いのはいいけど長いよ。[DVD(字幕)] 5点(2008-12-01 16:21:59)

182.  バットマン(1966) 《ネタバレ》 ジョーカー、ペンギン、リドラー、キャットウーマンが手を組んだ。史上最強の敵を迎え撃つバットマンとロビンがお馴染みの歌に乗って颯爽とバットモービルで出動!単に演出がヘタクソなのかそれともギャグなのか判断しかねる微妙なラインを攻めてくる。セットも小道具もチープなのかギャグなのか判断しかねる微妙なラインを攻めてくる。バット梯子って・・(笑)しかも「BAT RADDER」って書いてあるだけのただの梯子なんですけど。でもみんな一生懸命に戦っている。ラストも意味なくビルの窓から帰るのだが、ロープ垂らして降りてゆくなら(しかもゆっくりと)普通に玄関から帰ればいいんじゃ・・・(笑)。いや~、脱力系バットマン。和ませてもらいました。[DVD(字幕)] 5点(2008-10-17 15:16:06)(笑:1票)

183.  沈黙(1963) 「神の沈黙」三部作の最終作であるが、ここまでくると何が神の沈黙なのかさっぱり理解できない。もちろんこの作品が「神の沈黙」を描いていようがなかろうが映画の評価とは全く関係のないものなんだけど、この作品自体がいったい何を描きたかったのかがイマイチ掴めない。言語の通じない架空の国において姉はなんとか老給仕と身振り手振りで会話をする。姉は言葉の異なる者同士の架け橋役である翻訳者でもある。妹も言葉を使うことなくカフェのボーイと一夜を共にする。妹の息子は最初こそ老給仕の身振り手振りから逃げ出し、恐怖や疑念から意思疎通を拒むが、じきにいっしょに遊ぶまでになる。その一方で言葉は通じるのに全く意志の疎通が成されないのが姉と妹である。相手を理解せず、疑い、憎む。戦車が街にいきなり現れる終末感漂う世界観は姉妹のいざこざを「戦争」と結びつけているのか、反対に不安を煽る社会が姉妹を互いに反発させているということなのか。とにかくこの独特の終末ワールドだけはなかなかのインパクトを持っている。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-07-16 12:54:38)

184.  冬の光 「神の沈黙」三部作の2本目。ベルイマンはこの作品によって作家としての劣等感から解放されたという。それまで創造の障害となっていたものが取り払われたからということらしい。創造の障害となっていたものとはおそらく宗教観だと思われる。作中の主人公は牧師でありながら『鏡の中にある如く』の作家同様にキリスト教的な神に疑問を持ち自らの神を作り出す。そこに牧師ゆえの葛藤がおこる。このウジウジ感が見苦しい。タイトルにもあるように光に気を使っているらしく、なんでも光で心情を表現しているとか聞いたことがあるが、私にはそこまではよく解からなかったんだけどたしかに美しい画であることは認められます。それでもお話が暗すぎる。全編で孤独に苛まれながら苦悶しているだけなんだから。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-07-15 15:38:38)

185.  卍(1964) 『痴人の愛』もそうだが、谷崎色を増村の色に染め上げている。だから中途半端な関西弁もあまり気にならない。もともと増村映画のセリフはどれも大袈裟で説明口調で現実的ではないので、この作品に限って関西弁のニュアンスがおかしいと言うのはナンセンスということ。岸田今日子の説明も実際に説明しているシーンだから気にならない。ゆっくりとしたその語り口は増村映画のなかにあっては自然なほうだと思うし、なによりも不可解な男女関係を、そして妖艶な女を語るにはうってつけの不気味さを出していて良かったと思う。ただ、正直、ちょっと、ビジュアル的に、岸田今日子はないんじゃないかと。若尾文子演じる光子の本心が見えない展開は良かったがもちろん脚本が良かったのであって、若尾文子自身はいまいち存在感を発揮できていないように感じる。[DVD(邦画)] 5点(2007-10-22 16:48:28)

186.  偉大な生涯の物語 シーンの合間に映し出される情景や特に前半にあった遠景のショットが、この映画の扱う人物の崇高さを漂わせる神々しい美しさを発している。しかし中盤あたりからその美しさが消えている。ジョージ・スティーヴンス以外にノンクレジットながら二人の名前が監督の欄にありますがなにか関係があるのでしょうか。この作品、オールキャストながらけして俳優のスター性に偏った演出はなされずに、またわざとらしい見せ場も用意されずに作られていますが、すでに商業主義が何よりも優先されたハリウッドの大作でそれが出来たのはイエス・キリストという名前の重さゆえでしょう。ただ、その重さゆえに面白みにも欠けているような気がします。感情を露にしないこの作品のイエス像は製作者たちの宗教観から来るものなのか、キリスト教世界に彼らなりに配慮したものなのかわかりませんが、個人的にはすでに大ヒットを記録した『ベン・ハー』でけして姿を見せず声も発しない、まるで「神」そのもののイエス像が影響しているのだと思いました。[DVD(字幕)] 5点(2006-06-20 15:13:50)

187.  ロミオとジュリエット(1968) 美しい言葉で綴られるセリフの数々はシェークスピア劇の醍醐味のひとつかもしれない。しかし舞台劇ではなくこれは映画。もう少しなんとかならなかったのだろうか、、説明的で大きな声の独り言、、。良かったのはキャスティング。原作では13歳のジュリエットがロミオと出会い、お互いにひとめぼれ、翌日には結婚、そして悲しい死をむかえるまでの5日間を描く。その若さゆえの純真さと激しさがせつな過ぎる悲恋物語へと昇華させる。若さが弾ける容姿に、レナード・ホワイティングとオリビア・ハッセーがぴったりとはまる。シャリファさん同様、一番印象に残るシーンは、ジュリエットがお母さんに呼ばれて対面の窓からまだまだ子供の無邪気さを漂わせる可愛らしい顔をひょいと見せるシーン。大人たちの憎みあう世界にまだ感化されていない純真無垢さがうまく表現されている。ちなみにオリビア・ハッセーは当時15歳。ジュ、ジュ-ゴー?!!!体は立派な大人でした。5点(2004-12-14 11:34:52)

188.  華氏451 スタッフやタイトルを記す文字が一切無く全て声で伝えるオープニングに、ゴダールに負けじと斬新なことしてるなぁと思ったら、作品の内容が文字を排した世界というだけのことだった。でもコレで初っ端から惹きつけられました。見たのは一年以上前ですが、全体を被うB級テイストな近未来感がすごく印象に残っています。この作品、映像とヒッチゆずりの演出と社会風刺、それぞれの相性が悪いのか、それともいろんなことを詰め込みすぎたのか、ひとつひとつは良いのにどうも散漫な印象があります。ラストの理想郷も個人的に理想郷に見えません。だって暗記が大の苦手なんです..私。5点(2004-11-30 11:23:41)(良:1票)

189.  小さな兵隊 《ネタバレ》 アルジェリア独立を阻止しようとする組織の諜報部員である主人公は、おもてだっては写真家としてジュネーブで活動する。本来は要人の写真を撮り情報収集をするのが彼の役目なのだが、二重スパイの嫌疑をかけられ要人暗殺を命令される。彼は写真のモデルの女に恋をし、命令を無視して彼女と逃げようとするが・・・・と書くといかにもハラハラドキドキのサスペンスドラマに聞こえるが、そこはフランス映画。ましてやゴダール。そんな娯楽サスペンスを造るわけがない。どうもゴダール監督はストーリーで観客を酔わせるということ、つまりドラマチックな展開で映画を観せるということを否定しているようだ。主人公の内なる声を淡々と映像に載せて、ひたすらリアルに、そしてその反面、詩的に作品を仕上げる。そして観客を楽しませるのではなく、観客に考えてもらう、あるいは感じてもらう。作風は暗く、メッセージも過去のものなので高い評価はしにくいですが、少なくとも後の政治色の強いゴダール作品と比べると”ドラマチック”であることは間違いありません。これくらいならまだなんとかついて行けます。5点(2004-04-05 18:24:42)

190.  007は二度死ぬ 私が生まれた年の作品。この作品を面白い!笑える!と思えるのは日本人の特権だろう。特権なのだから存分に笑いましょう。当時の欧米人の日本のイメージがどういうものかを知る文化的資料にもなり得るかもしれない。日本人が世界的ヒット作品に出ているという優越感も得ることができるかもしれない。あるいはその違和感を楽しめるかもしれない。それ以外になにがある。いやあった。トヨタ2000GT。しかも本来あるはずのないオープンカー!って、なんでオープンよ。クローズドのほうがいいのに。だいたい正面からの画が少ないぞ。それからブロフェルドがついに登場!って、これまで頑なに姿を見せなかった謎の首領が出し惜しみなくフツウにいるよ。フツウにいすぎるよ。だいたいあの火山の基地はやりすぎだ。そうとうに金はかかってると思うがあれじゃ子供向け特撮怪獣ものだ。もしかしてリスペクトってやつ?[DVD(字幕)] 4点(2009-05-15 17:48:14)(良:1票)

191.  007/ドクター・ノオ 私にとってのジェームズ・ボンドはロジャー・ムーアだった、というか「007」を大いに楽しんだ小学生から中学生の間ジェームズ・ボンドだったのはロジャー・ムーアだったんですが、やっぱりボンドはショーン・コネリーでしょ、とか言う大人たちの発言にショーン・コネリー版007に秘かに期待を膨らませてもいたわけです。おそらくはもっと本格スパイアクションだったのが回を進めるごとにお子様向けとまでは言わないが娯楽度が濃くなっていったのだろうと。と思って見たのが失敗だったのか。殺し屋三人組の淡々とした仕事ぶりが「本格」の期待を裏切らないオープニングを飾ってくれたが、ボンドのキャラは現実離れしたダンディさを纏い、ムーア版を超えるフェロモンをプンプンとさせて「本格」の「ほ」の字も見当たらない。ボギーをスケベにしただけじゃないか。しかもドクター・ノオのアジトへ入るとSFの世界が広がる。1962年という年代を考えればこのSF的展開こそが観客を興奮させたことは間違いないだろうし、ダンディなスケベというキャラもまた観客を魅了させたに違いない。そして子供時代に映画の楽しさを教えてくれた「007」の原型がここにあることも納得したうえで、やっぱり見せかけ重視の映画って古びるなあと。[DVD(字幕)] 4点(2009-05-11 18:31:19)

192.  帰ってきたドラキュラ 《ネタバレ》 大司教の娘を襲うドラキュラに無神論者のボーイフレンドが挑む。ドラキュラが十字架を苦手とするのは十字架が正義の象徴であるから。つまりキリスト教が正義であるという世界観が大前提となっている。この作品はドラキュラと戦う相手を無神論者とすることでより鮮明にそのことを打ち出す。さらにドラキュラを抹殺するためには杭を打ちつけるときにキリスト教の祈りをささげなければならないという、とってつけた約束事を加えることで無神論者の勤勉で勇敢な若者を強制的にキリスト教信者へと導くのである。なんだかなぁ。娘を想う気持ちが悪を打ち負かす、、これでいいのに。あと、セットがチープ。それにドラキュラはいつも下僕を使うので本人はあまり活躍しない。登場したと想ったら誰かが来てハッとして逃げる。この「ハッ!」とするときの顔が小心者のように思いっきり「ハッ!」としてて笑える。ようするにこのドラキュラは人間味に溢れすぎててあんまり怖くない。むしろ可愛い。クリストファー・リーのドラキュラを楽しむ、という意味ではいいかもしれない。[DVD(字幕)] 4点(2007-01-26 17:38:28)(良:1票)

193.  ドアをノックするのは誰? 瑞々しくて新しくて野心的でポップでハイセンスでいたるところに魅力を感じながら、いらないシーンの継ぎ足しが魅力を半減させている。でも今のスコセッシにこの魅力を出せるかといえば絶対無理で、巨匠の若かりし未完成作品と見ればなんとも可愛らしい作品と見ることも出来なくはない。とくに監督の映画マニアぶりを露呈させているシーンはけっこう好き。[ビデオ(字幕)] 4点(2007-01-09 16:23:04)

194.  去年マリエンバートで 前衛的手法や前衛的思想のもと作られた映像というのはそれだけで価値があるのかもしれないが、残念ながらこの作品は私を魅了させてくれなかった。全くわけがわからん映画に魅力を感じることは多々あるわけですが、その魅力がどこから来ているのかが自分でもよくわからんことも多々あるわけで、反対にこの作品がなぜ私を魅了しないのかもよくわかりません。アラン・レネの代表作であり世界的にも評価の高い作品ゆえに悔しいです。最初の数分は静止する人物をカメラがス~っと移動しながら捉えた画に、おぉ!っと思ったのですが・・・。けして長い映画ではないのですが、長く感じました。ただ、絶賛されているコメントを読み、再見してみようかなという気になってきています。でも、もうちょっと時間を置いてからね。[ビデオ(字幕)] 4点(2006-09-27 13:51:56)

195.  恐竜100万年 私も男の子。恐竜大好きでした。しかしこの作品は、幼少時代の私に恐竜と人間が同じ時代に共存していたと誤った知識を植えつけた罪な映画でもあります。恐竜の動きは今見ても素晴らしいと思えます。それまで見慣れていた日本の着ぐるみ怪獣のなんとも人間ぽい愛嬌のある動きとは違い、尻尾の動きなんか妙に気持ち悪くどこかギクシャクした動きも恐怖感を煽ります。チビ恐竜との格闘や翼竜との格闘のシーンは絶賛に値します。でもいくら恐竜が爬虫類だからってイグアナはないでしょ!ギャグかと思いました。クモもカメもでかくすりゃいいってもんじゃないでしょ!あと原始人のくせして、つけまつげにアイシャドーで完璧にお化粧してるし...綺麗だけど..。4点(2004-12-10 12:05:58)(笑:1票) (良:1票)

196.  中国女 白い部屋に青い扉と赤い椅子というトリコロールカラーがまず目をひく。中でも社会主義の象徴として配した赤をポップアートで見せるゴダールはやっぱり凄い。とは言うものの実はこの作品、ずいぶん前に観た時は、途中で完全に寝てしまいました。ここ最近、ゴダール作品のレビューを続けているので、子供のアニメを借りるついでにこの作品も再度借りてみました。で、観たのですが、また寝ちゃいました(笑)。返却日前日に再チャレンジ。ウトウトしながらもなんとか最後まで鑑賞。なぜこんなに眠たくなるのか?映画を観ていて寝るなんてそうそう無いのになぜなんだ?私は相当、目はかたい方なのだが、、。ん?そういえば、高校生の時は授業中によく寝たなあ。この作品もよくよく考えたら、延々ことばの嵐でシチュエーションも授業風景そのもの。なるほどねぇ、と妙に納得する私でした。でも♪マオマオ!が頭から離れない!恐るべし、睡眠学習。4点(2004-04-09 12:29:57)

197.  男性・女性 私はニヒルでクールで硬派なので(自分で言うな!)、この青っちょろい主人公に全く感情移入できませんでした。こうなってくると映像テクニックやゴダールお得意の”遊び”を楽しむしか無いんですが、内容を凌駕するほどの発見がありませんでした。社会主義思想に傾倒するも頭の中は女のことでいっぱいの男とアメリカ式生活に憧れる政治に興味を持たない現実主義の女、まさに「マルクスとコカコーラの子供たち」の実像をドキュメントタッチで綴った作品。ゴヤの歌うフレンチ・ポップスがなかなかあっけらかんとした明るさがあって良かったです。これも「マルクスとコカコーラの子供たち」の象徴なんでしょうか。そんな風に思いました。4点(2004-04-01 12:08:47)

198.  大怪獣ガメラ 子供の頃はゴジラより断然ガメラ派。でも怪獣の好き嫌いであって作品は別問題。ガメラが南極で氷漬け状態から目覚めてしまうくだりが無駄に長い。丁寧に説明してくれているのだが、そんなの曖昧にしてても誰も文句は言わん。その後世界各国で目撃される飛行物体の正体がガメラに繋がるまでの長い道のりはそれなりのサスペンス効果とガメラのしてやったり感を盛り上げるじゅうぶんな伏線となっていて良かった。しかしやっぱり全体的に説明が過剰にされ、説明意外は誰もしゃべらない。だから自衛隊のガメラ攻撃も現場で「ガメラを喜ばすだけ」という学者の一言であっさりとやめてしまう。みんながちゃんと説明を聞き、そして理解する。大人向けの内容を子供に何度も言い聞かせているようなくどさ。それでもガメラが好き。ガメラを考えた人はえらいと思う。あの飛び方を考えた人はえらいと思う。[DVD(字幕)] 3点(2008-05-01 13:32:45)

199.  彼女について私が知っている二、三の事柄 ゴダールの政治批判が色濃くなってきた時期の作品。『男性・女性』もそうだったが、この手の作品はリアルタイムでこそ真価を発揮できるものであって、時代が変わり、ましてや遠い異国の政治批判となればあまりピンとこないというのが正直なところ。この作品では、政府の都市改造計画によって高尚する生活費の為に売春する主婦をドキュメントタッチで描くことで政策批判をしている。娯楽度は極貧。ゴダールの”遊び”も無いことは無いが、パッとしない。もう少し展開があってもいいような。でないと観ている私が報われません。もちろん個人的な好みによるところの意見です。哲学的、文学的なセリフを字幕で見るのも大変です。かんたーたさんの”聞き流す”は正解かもしれません。3点(2004-04-02 11:53:03)

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