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181.  フェーズ6 身も蓋もないことに、誰もが「自分だけは死にたくない」のです。 自分の生命を脅かすものは、切り捨てるしかない。たとえ親でも兄弟でも恋人でも善人でも悪人でも知人でも他人でも、まったく関係なく。 ただ、切り捨てる痛みの大きさが違うだけ。 もちろん、そうじゃない人もいる。 愛する人を失うのなら自分も死にたい。愛する人を助けるためなら自分は死んでもいい。そう思う人もいるでしょう。 実際、映画に出てきた父と娘はそうだった。娘を切り捨てることは父親にはできなかった。 でも、主役たちはそうではなく、「感染したら誰であろうと切り捨てる」が暗黙のルール、というグループだった。 だから仕方がない。前提がそれなのですから、ラストに至るストーリーのすべては、すでにわかっていたこと、なのです。 そこをわかっていてあえて描いた、という映画なのでしょう。 主役たちに選択の余地がないように見えていたが、実はあったのだ、ということ。 他の選択ができない彼らだから、ああいうラストになったのだ、と。ラストシーンの弟のあの思いを描くため、そのための映画だったのだと思います。 私はそうメッセージを受け取ったので、作りの甘いところ(感染防止がマスクだけって!インフルエンザか?)(ここでマスクをとったらいかんだろ?という所でマスクをとる。顔を見せたいのはわかるが…説得力が限りなくゼロに…)(全体に緊迫感がナイ…)etcは、見逃してもいいかな。 しかし、アレですね。 世の中がパニックになった時に喜び勇むのは、平常時だと希望が持てないポジションで生きている人間なんだろうな…と、関係ないことまで考えちゃいました。 それまでの社会の価値体系をすべて無にしてしまうような非常事態。そういう事態が起きた時に、その人間の本質部分が現れるんだろうな…。たぶんワタシは即感染、即死亡…。弱すぎる…(涙)。[DVD(字幕)] 4点(2013-01-18 00:11:00)《改行有》

182.  オープン・ウォーター 《ネタバレ》 「実話に基づいたフィクション」なんですね…。 実話ってきいたから、どっちかは助かると思い込んで観てしまったではないスか。そしたら、ラストにびっくりするのは当然じゃないスか。ズルイ…。 内容は、実話と銘打っていなかったら、映画としてはもたなかったでしょう。 実話だからこそ、怖い。ドキュメントに近いホラー作品だと思いました。 サメが、ホラー映画のようにぐわっと襲ってくるのではなく、周りを泳ぎながら、獲物が弱るのを待っているのが、怖い。 突っついてみたり、少し齧ってみたり。抵抗する力があるのかどうか、様子見をしているところが、非常にリアルでいやらしい。 ドキュメント風なので、主役の二人が映画的に派手なパフォーマンスをできるわけがなく、ただただ海の上を漂うしかなく、つらい状況。その状況を延々と見せられるのですが、なにしろ「実話」なので、主役たちのつらさを共有するしかなく。 まったくエンターテイメント性はない。ないからこそ、伝わってくるつらさと恐怖。 しかし、いい加減なダイビングツアーのガイド達とか、実際に大勢いそうですよね。適当な仕事しかしないアルバイトさんとか。 そんな人たちに命を預けるような遊びをするのは、嫌だなぁ…と、心底思いましたよ。 ひしひしと感じる海の恐怖。 ワタシは、一生、ダイビングはしません。この作品にかけて誓います。[DVD(字幕)] 4点(2012-11-01 16:21:37)《改行有》

183.  ステップフォード・ワイフ(2004) 《ネタバレ》 題材が古いな~。 女vs男という構図や、女の強さが男らしさを脅かすため、男は非人間的な手段でもって女をコントロールするしかない、なんつーのは、とっくに廃れたテーマだと思ってましたが。 そしたら、リメイクなのね。 確かに、30年前には新鮮なテーマだったのでしょう…時が移ろうのは早い…。 この作品の一番のいいトコは、配役。 ペッド・ミドラーやグレン・クローズは元より、C・ウォーケン、ニコール、マシュー・ブロデリックが役柄にピッタリ、ビジュアルもピッタリ! キャラクターもいい、演じる役者もいい。しかし、何かが足りない…。 男らしさとは、それを支える女らしさがあって初めて存在可能なのか、とか、 男らしさにしがみつく男たちに一様に魅力がないのは、自分らしさを模索・確立・向上する努力をせず、既成の「男らしさ」(それも妻たちの犠牲の上に成り立つ)に安易にのっかるという、思考停止&弛緩しきった精神のせいなのだろうかとか、 妻の人間性を排してでも自分の「男らしさ」を手に入れようとする、その自己中心的な思考とか(だってやってる事は妻へのDVでしょ)、 いくらでも深く掘り下げられるテーマを題材にしているのに、表面的な綺麗さしか映画では表現しようとしていない。 つまり、キチンとテーマに踏み込んでいないのだ。 ディスプレイだけ綺麗に飾って、中身はナシ。なあなあにして誤魔化してる感じ。 そーゆうところ、ステップフォードに住み着いたアホ夫たちと、そっくりじゃない? アラ、オチがついちゃった…。 シリアスなテーマは観客に受け入れられないかもっつー弱腰な姿勢って、表現する人間としては失格です。 コミカルな表現でテーマを語ることもできるハズなのに、面倒くさいのか力量がないのかわからないけれど、そこはスルーしてしまっており、結果、イマイチな出来の映画になってしまった。 豪華な女優・俳優陣をそろえているだけに、もったいないなぁ…。 たぶんこの監督、古い男性観を持っていて、女性が怖いんだろうなぁ~と思わせる(笑) もっとアクションオンリーの、自分に合った映画を撮ればいいのにね。 [DVD(字幕)] 4点(2012-09-04 00:42:04)《改行有》

184.  鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星 脚本家選びが失敗なのでは…? 実写じゃないんだから、アクションシーンを見せ場にするのって、失敗でしょ。 ストーリーで盛り上げてからじゃないと、全くワクワクもドキドキもしないよ。だってアニメだもん、何でもアリなんだから。 アクションで「すっげー!」って思ってもらえるのは、実写だけ。なのに、冒頭は無駄にアクションシーンが多くって、飽きる…。 全体に、ストーリーをぎゅうぎゅうに詰め込こんだ感があって、展開に次ぐ展開で忙しい。忙しい割に中身がないというか、表面だけギチギチに詰まってるだけで面白くはないんだよね…。 みっちり餡子が詰まってるけど不味い饅頭、って感じ?ファンへのサービスを間違えてすべった作品、って感じもする…ああ、残念。 原作が終了してからの映画製作は、確かに難しいでしょう。 それはわかる。わかるのですが、どうせオリジナルストーリーを作るのならば、もっとチャレンジして欲しかった。 「鋼の錬金術師」の世界を守ってその中で枝葉の話を作るのではなく、あえて違うモノを目指してほしかったなぁ…。だって、せっかくの映画じゃないすか。挑戦しないで守りに入ってどーするの??? …など等、かなり文句はありますが、原作の漫画もアニメもまったく知らない人が観る分にはいいんじゃないかな。 これを観たら、ハガレン・LV1だよって感じ? つまり、ハガレンFANには、あまりにも物足りないLVって事になるのでしょう…。 あらフォローするつもりが、フォローできないわ。映画館でなく、DVDならいいかもです。 [映画館(邦画)] 4点(2012-08-05 22:51:11)《改行有》

185.  ブラック・スワン 《ネタバレ》 なんか汚い映像だった。 バレエもので、しかも「白鳥の湖」なんだから、もう少し綺麗な映像を期待していたのに、残念。 ナタリー・ポートマンは、ニナを、せめて5才若い時に演じるべきだった。演技がどうとか綺麗とか言われてますが、これ、若いバレリーナの体じゃないよ…。 痩せてりゃいいってモンじゃないし、衣装で隠せない部分はひどい…。若くて絶頂期のバレリーナには全然見えない(涙)。 そーゆうところは、アメリカ人は寛容ね。肌のキメとかたるみとか、筋肉と脂肪のバランスとか、気にしないんだろうか。 ストーリーもこじんまりとまとまって、言っちゃなんだが少女漫画よりスケールが小さい。いいとこ、レディコミの読み切り漫画。 頭の中はバレエだけの世間知のないガチガチ優等生の娘、娘で自分の人生をリベンジしようとするステージママ、主役と正反対のタイプのフェロモン系のライバル、男とチャラチャラ遊んでセックスすれば女の色気が出るハズと考える浅知恵の監督。 ステレオタイプな登場人物たちが、安っぽいセオリーにのっとってストーリーは進行していくのですが、そのストーリーもご多分に漏れずよくある主役の妄想物語。 そして、妄想の果てに見せてくれたのは、CGに補完された黒鳥の踊り。 か、勘弁して~~(涙)。 なんか、下北沢の小屋で、必要以上に気合いが入った小作品を見せられたみたいなのデスが…ホントにアカデミー賞ノミネートいっぱいされた作品なの?コレが??? よっぽど他にいい作品がなかったのでは…。 まあね、題材が元々ちっこいスケールだから、仕方がナイ部分もある。 稽古場と家と舞台と酒場しか出てこない、ヒロインの頭の中の閉じられたインナーワールドの話だから。 だからこそ、最後の舞台はもっとすばらしいものを用意してほしかったな。 あんな稽古場みたいな古くて小汚い小劇場なんかじゃなくって、華やかで近代的な大舞台と大観衆を用意して、そこでニナを踊らせてくれたら、最後の「パーフェクト」というセリフも、もう少し迫力を持ったのかもしれない、と思う。 ナタリー・ポートマンが頑張ったとかとは別の話で、もっと美しい白鳥と黒鳥のバレエを観たかった。それにつきる。残念です。[DVD(吹替)] 4点(2012-07-30 22:24:29)(良:4票) 《改行有》

186.  CUBE2 うわぁ、なにもかもアッサリ。アメリカ人が好きそな味つけ。 型通りのキャラクター設定の登場人物たち。ちょっとだけサスペンスフルな、わざとらしい展開。ストーリーがない分、ちょっとだけSFを絡めてみたよ。ラストは意外性を狙ってみたよ。意味はないけど深い意味があるように見えるかな?そうそう、映像はやっぱスタイリッシュじゃなくちゃね。頭の悪い人でも十分楽しめるよう、頑張って作ってみたけど、どうかな~♪ …と、胸張って言われた感じ。 そんな事イバって言われても困るな~というのが、ワタシの感想。 95分間、退屈はしないんですけどね…。そんだけ。 [DVD(吹替)] 4点(2012-07-16 22:41:13)《改行有》

187.  ヒルズ・ハブ・アイズ2 《ネタバレ》 あんな面白い「1」の続編なのに、面白くなかった。 へっぽこ軍人たちは、新兵の演習中だからへっぽこでも仕方がないとして、あの食人鬼たちの平凡さ・つまらなさったら、一体ナニ?! 「核実験の影響によって奇形化し、健常者を憎む食人鬼」という哀しくも恐ろしい設定を、今回まるで無視ですか~。 ストーリーもキャラクターもまったく工夫なし、食人鬼たちが餌場にやってきた軍人と殺しあう、ただそんだけ。軍人なのにメンタル弱いし。食人鬼なのに結構あっけないし。 よくもこんなつまらない話にしてくれて…(怒) テリトリーが洞窟、というのもツマラナイ。 「1」のように、砂漠の中に忽然と街が現れ、一見すると普通にも見える街が食人鬼たちの隠れ住む街で、主役らはその中へさまよい込んていく…なんていう設定は、「蝋人形の館」もそうですが、異界(異世界?)へ迷い込む雰囲気がすごくよかったのに。 これじゃ~単なるモンスターパニック映画。「ディセント2」「クライモリ」と変わらんじゃないですか。 まぁ監督が変わった続編に、駄作はつきものって事なんでしょうね…残念。 もし「3」が出来ても、アジャ監督じゃなかったら、も~観ません。[DVD(字幕)] 4点(2012-07-09 23:11:59)《改行有》

188.  ファイナル・デッドサーキット 3D 《ネタバレ》 もうね~「死のリスト」にのった人間は、おとなしく死にましょうよ。 でないと、ショッピングセンター壊滅!死者数百人!!てな事になって、死ななくてもいい人間が大勢死ぬ羽目になっちゃいます。 ここは諦めて、予知通りに、潔く…ってワケにはいかないか。映画10分で終わっちゃうし(笑) にしてもこの4作目、残念ながら、評価できるのは最初のサーキットでの事故シーンだけでした。 ストーリーはありません、死に方バラエティをお見せします!という映画なのはわかってましたが、その肝心の死に方に、芸がナイ。 今回はやたらと内臓を見せたり、皆さんを肉片にしてみたり、肉体破壊をしていましたね。 展開も登場人物たちもサラッとしすぎてるから、グロさを強調してみたのかな?でも、続きすぎると、飽きる…。荒唐無稽っぽさが出てきて、チャチに感じてしまうし。 3Dで観てたら、画面の迫力で色いろ補えるのかな?でもこの映画に千円とか払うのは嫌だな…。今回レンタル50円なので借りましたが、もう次作は観ないかも、です。[DVD(字幕)] 4点(2012-06-30 02:59:04)《改行有》

189.  スティーヴン・キングのデスペレーション <TVM> 《ネタバレ》 キリスト教布教映画かと思いました。 適当な展開も不明瞭なテーマも、「神と悪魔の対決だったんです~人間が試されているんです~」とまとめてしまえば、それなりに説得力が出たような気になるし。 でも、映画なんだから。聖書読んでるわけじゃないんだからさ。だからどーした?て話ですよ。 いっちゃってる保安官がやりたい放題の序盤は、現実にもありそうで面白かったのですが…残念。 いくらTVドラマとはいえ、緊迫感の必要なシーンすらたるみがちで、退屈でした。S.キングなのにハズレでした。 もしや、根本的なテーマがダメだったのかな~? 不謹慎ですが、神も悪魔も、映画・小説では使い古されたネタなので、ちゃんとした工夫が必要です。そこらでよく見る神と悪魔のテーマを持ってきて、思い付きでテキトーに作っちゃったら、ダメでしょう。このテキトー感が非常によく出ていて、作品の安っぽさにさらに磨きをかけている。なんだかなぁ。 世界征服を狙うショッカー(団体名称はそれぞれですが)と戦う仮面ライダーの方が、マンネリな分、毎年ちゃ~んと工夫してそれなりのクオリティの作品を作ってるなぁ…。 [DVD(字幕)] 4点(2012-06-28 15:45:29)《改行有》

190.  ディセント2 《ネタバレ》 こりゃダメです。せっかくの良作ホラーの続編なのに、全然よくない。 ストーリー展開もキャラクター設定もわざとらしく、意味不明。 田舎町で権力を振り回し、理由もなくサラに敵意を抱いて、展望もなく勝手に入院中の容疑者や仲間を引き連れ、洞くつ冒険の旅に出発する保安官。 不自然なほど子どもの話をアッピールする、部下の黒人女性警察官。 前作と違い、キャラクター設定や人間関係の描写が浅いったらないです。 しかも、洞くつが全然地底の洞くつに見えない。 前作で伝わってきた、観ている方も窒息しそうな地底の閉塞感や、二度と日の光を見られないのではという恐怖がまったくない。 来た道を普通に戻ったらすぐに地上に戻れるような雰囲気で、地下2メートル程度のところをウロウロしているだけみたい。 最後には意味なく女性警察官を殴って穴に戻しちゃうしね。でもあの程度の高さなら、しばらくしたら無事に這い出してこられそうです。 単なるモンスターパニック映画になっちゃって、残念。 やはり続編は、同じ監督が撮るべきでしょう。制作総指揮、ってちゃんと仕事したの?って疑問。脚本書き直して、撮り直してほしかったです。[DVD(吹替)] 4点(2012-05-11 22:09:12)《改行有》

191.  ハンニバル・ライジング レクター博士のファン以外の人が見ても、たいして面白くない。そんな映画。 レッドドラゴンはまだ面白かったんだが。 原作者のレクターへの思い入れにつきあうのも、これが最後かなぁ。もう本も読まんよ。 [DVD(吹替)] 4点(2012-02-06 16:32:31)《改行有》

192.  メメント 《ネタバレ》 編集の勝利ですね! 最初のシーンからしばらくして、「あ、コイツ間違えた相手を殺したな」と思ったので、どこで誰にどう騙されたのかを考えながら観てました。 まさか自分で自分を騙していたとは‥。後味が悪いというより、主役の男の人間性にげんなりしました。 意外性はありましたがショッキングというほどでもなく、テーマも感じられず、ただ話題作を作りたかっただけなのだろ~な~という感じ。 映画にはさ、もっと深いものを求めているので、残念ですがこの点数で。 [DVD(字幕)] 4点(2011-11-05 22:29:43)《改行有》

193.  変態村 《ネタバレ》 DVDパッケージは、村のただひとりの女性であったグロリアの磔刑の死体。それにそぐわないタイトル「変態村」。う、う~ん(汗)。 原題通り、キリスト教の概念である「受難」をタイトルにした方がよかったのでは? でないと、強烈な邦題タイトルに魅かれて観た人が、ガッカリする確立が高いのでは ?と思いました。 いえ、自分はホラーを期待して観たのでガッカリはしませんでしたが、「変態」に魅かれて観た人の中には、セオリーにのっとったドギツイ映像やストーリーを期待して裏切られ、「ヲイヲイ」という気持ちになった人も多いのでは(笑)。 それにしても、ラストで死に際の男の望み通りに「愛していた」のセリフを口にするマルクが謎で、ナゼなんだろう~と考えてふとひらめいた答えが、 「そっか、マルクは売れない歌手だから、観客の望み(欲望)を内面化するのが癖になっていたのだ!」 と、いうモノ。 マルクは常に相手に望まれ、欲望の対象として見られてきた人間だから、たとえ自分を殺そうとした男でも、死に際の人間の欲望には応えてしまうのだ、と。 相手に欲望されることが彼の存在意義であるのだからして、その欲望に応えない事は考えられないのだ、と。 この映画の登場人物は、マルク=欲望の対象、マルク以外の人間=欲望する人間、の二通りしかなく、欲望の対象になる人間は、それを受け入れるしかない、というのがテーマなのかと。 赤いダッフルコートは記号で、それを着ている者は欲望の対象にされる者。それ以外の人間は欲望する者で、欲望の対象を蹂躙する権利がある者。そして、対象を愛する者でもある、と。 欲望される者にとっては、すべてが理不尽な受難であるが、それはまた愛でもある、らしい。無慈悲な欲望を、愛と呼べるならば。 そういう風に感じたラストでした。 奇をてらって作った作品ではないし、単なる駄作ではないのでしょう。 それなりの感受性がある人ならば、色々考えさせられる所があるのではないでしょうか。 それにしても、あの酒場での村人(全員男)達のダンス(ポルカ?)怖かった‥。不気味度満点で、危うく笑う所でした。笑いと恐怖は紙一重、ですから‥(冷汗)。[DVD(字幕)] 4点(2011-09-10 20:24:12)《改行有》

194.  THE JUON/呪怨 日本版はひとつも観ておらず、『呪怨』はこの作品が初めてなのですが、とてもハリウッド的だな~と思いました。 全体にこわ~い雰囲気を漂わせ、ドキッと驚かせる技を小出しにし、最後は『ペット・セメタリー』、みたいな(笑)。 外国人が描くと必ずついてまわる、勘違いジャパーン!がどこにもなかったのは、成功だと思います。 しかし、いかんせん、インパクトがない。とゆーか、弱い。日本的なおどろおどろしさを出すため仕方がないのかもしれませんが、あまりにも全編おなじトーンで進んでいくので、ハッキリいって途中で飽きます。 日本的ホラーって、慣れちゃえば怖くないんですよね。インパクトが弱くてジワジワくる恐怖で、地味だから。 それに、せっかく複数の呪いの幽霊(ヘンな表現‥しかし他になんて言ったら‥)が出てくるんだから、誰かひとり親玉といえる位の強烈な幽霊がいてもよかったんじゃないかなぁ。 みーんなおんなじで、そんなとこ日本人的に平均化してどーなるんじゃ。と、そこら辺がちょっと不満。 あと、主役のバフィー‥じゃない、サラを見てると、ついつい「吸血鬼や狼男をバッタバッタとなぎ倒しているくせに、ユーレイは駄目なんかい!」と突っ込んでしまうのもいけませんでした。はい。 4点(2005-03-14 20:56:36)《改行有》

195.  火山高 一体どうしろと。なにを書けと(笑)。 頭をカラッポにしたい時、ぼーと観るのに適した作品、か。 何かを期待して観てはダメ。ガッカリしたり、腹が立ってくるかもしれないから。 モロ少年漫画な設定やキャラクターはいいのに、作品のテンポが悪くて生かしきれていない感じがする。マトリックスをおちょくってるにしては、詰めも甘いし。 そんでもマッサージ椅子などに転がりながら、「あーバカが思いきりバカをやっているなぁ」と斜め見する分には楽しめるかも。なにかしながら観るってところがポイントです。4点(2004-10-04 19:36:33)(良:1票) 《改行有》

196.  CASSHERN 途中で目が疲れて何回も目をつむりました。トシかなぁ。 音楽の入れ方がうるさくて、何度もセリフを聞き逃しました。トシだなぁ。 美術のセンスは大変よいと思いました。 しかし、なぜ誰も脚本を添削してあげなかったんでしょう? 「別にキャシャーンでやらなくってもいいんじゃない?」と、なぜ誰も言ってあげなかったんでしょう? なんだか、監督にはまず主題と創造したいビジュアルイメージがあって、それから無理矢理商業的にも失敗しないよう、色々詰め込んでしまった気がします。 これならオールCGでやったらよかったのに。 いえ、俳優・女優さんたちの演技は大変いいです。特に唐沢くん、見直しました。 だからこそ、CGと人物がいまいちマッチしてないのが、惜しい。 この映画は、家でビールでも飲みながら3回くらいに分けてみる分には申し分ありません。嫌いじゃないです。4点(2004-09-06 16:56:40)《改行有》

197.  スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス ポッド・レースを「どうでもいいシーンだなぁ」と思った時点で、この映画と相性が悪いと悟りました。一緒に観にいった相棒くんは「レースがよかった!」と満足してたし。 もうエピソード2以降を映画館に観にいく事はないでしょう。ビデオを借りることもないでしょう。TVでやってたら観るでしょう。 この作品がSWだからこそガッカリしたのかな?とも思いましたが、SWじゃなかったら観に行こうとも思わなかった内容でした。本当にただのエピソードで、観客を意識して作っているようには思えません。監督の趣味の世界に入ってきました。ライフワークって、そーゆうもんなんでしょうか‥‥。4点(2004-05-24 18:12:58)

198.  ザ・ウォッチャー もしかしてキアヌって演技ヘタ?!と思っちゃったよー。ヘタまでいかなくても、演じられる人物の幅が狭いのは確かだ。まったく怖くないし、凄みもないし、深みもないし。何のために連続殺人してるんだ。快楽殺人かと思えばそーでもないし。孤独な女性を選ぶのと殺人の動機をシンクロさせてキアヌの孤独を表現するのかと思えば、そーでもないし(なので、最後の被害者をカウンセラーにした設定も生かされてな~い)。ほんなら、スペイダーへのストーカー的執着心から女殺してるって設定をもっと生かせばいいのに、そこら辺も表現不足。タイトルの割りに、たいしてウォッチしてないじゃーん!もう何もかも煮え切らない中途半端。[DVD(字幕)] 4点(2003-12-02 01:26:57)

199.  モルグ 死霊病棟 「本当に、一ミリも、怖くない」映画でした(笑) 2019年制作というのが信じられません。30年前なら、丁寧に作ってあるし十分怖いと言えるのでしょうけど。 すべてがセオリー通りで、冒険部分はゼロです。100%意外性なしって、逆にすごいかもしれない。 観る側だけでなく、制作側もつまらなかったんじゃないでしょうか。 誰もが知っている教科書に載っているようなお話を、そのままオリジナリティゼロで丁寧に映画化した感じ? 誰も楽しくない。 ただ、破綻もなく丁寧に作ってあるので、0点ではない…という。 どなたかもおっしゃってましたが、短くてよかった。唯一の長所です。[インターネット(字幕)] 3点(2022-07-05 14:21:40)《改行有》

200.  アンセイン ~狂気の真実~ 《ネタバレ》 ヒロインは本当に何年もストーカーにつけ狙われている被害者なのか、そういう妄想を持った狂人なのか、というのが一応キモだと思っていたのですが、ちょっと違っていたようです。 そもそもストーカーのモノローグから始まっているし、精神不安定なヒロインではあるけれどそれはストーカー被害にあっているから、という描写もあるし。裏読みせず素直に観れば、単純に「ヒロインがストーカーの罠に落ちていく話」です。 しかし、そんな単純なはずがない、わざと嘘の描写をして観客を騙す作品かもしれない。だとしたら最後にどんでん返しがあるはず……と、色々考えて観てしまったのですが、なんの騙しもないし伏線すら張っていませんでした。 そのまんまの、ただのストーカーに付きまとわれた女性を描いたサイコ・ホラーだったようです。しかもリアルにしようとしたのが仇になったのか、ストーカーがまったく怖くなかったです。 ストーリーをここまで単純にするなら、せめてストーカーの恐ろしさをちゃんと描くべきでした。 退屈だし怖くもないしで、製作者側が一体この作品で何を言いたかったのか、何を目指していたのか、なにも伝わってきませんでした。残念です。[インターネット(字幕)] 3点(2020-06-16 20:47:30)《改行有》

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