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181.  疾走 《ネタバレ》 SABU監督が少年問題についてどう描くか興味深々であったが、想像以上に重い話であった。先ず冒頭からSABU映画全開、寺島進は短いシーンで最大限にインパクトを残している。実は最初、中谷美紀だと全く気付かなかった、どんな役でも演じきる本当に素晴らしい女優である。主役の少年と少女もなかなか良い雰囲気で良かった、今の子供らしく感情を表に出さないのが、大人からすると何を考えているのか分からず怖い。この作品は、犯罪者の家族がどうなるのかが良く描かれている。放火魔の家族がああなるのは当然である、テレビは抑止力としてこういうのを放映すればいいのである。私は子供の頃から、犯罪者の家族がどうなるかを教わってきた。自暴自棄になったり、カッとして人を傷つけようとしても家族の事を考えれば普通止まる筈。不幸にして家族がいない人でも、何らか恩を受けた人がいるだろう。近年嫌なニュースが多いが、もう少し想像力を働かせて欲しいと思う。不満は、ヤクザの登場イコール安直に生き死にのやりとりになる所と、最後ナイフを持っただけの少年を撃ち殺すという最低の終わり方をした点である。主役が死に、代わりに子供がというパターンは多いが、まさかこの若さであるとは思わなかった、本当に驚きである。最後に、こういう良作こそもっと多くの人に観てもらう機会を増やすべきだと思う。 [DVD(字幕)] 8点(2006-12-24 17:37:54)《改行有》

182.  ダ・ヴィンチ・コード 《ネタバレ》 今世紀最大の名前負け&肩透かし映画。レオナルド・ダ・ヴィンチやキリストをよくここまで軽々しく使い、軽薄に描き切ったものである。しかもダ・ヴィンチなど殆ど関係なく、謎も館長が残したのだから「オッサン・コード」ではないか。流石に「ノストラダムス」の様な文献からの謎で無い事だけは分かっていたが、まさか「最後の晩餐」だけだったとは本当に驚きである。「モナリザ」はどうしたモナリザは! キリスト絡みの財宝と言えば、聖杯か槍ぐらいであり、恐れていた聖杯という言葉が出た瞬間一気にテンションが下がった。最大の欠点は核である謎解きを全く楽しめない点、主役があっという間に解いてしまい観客は完全に置いてけぼりを喰らう。最後のオチもあれだけ報道されれば、30分かそこらで大体予想が付く。キリストの子孫という、神をも恐れぬ(全く神など信じていないが)展開、余りにも現実と掛け離れ過ぎておりただ唖然とするしか無い。敵の秘密結社という曖昧な描写加減がイライラ感を更に募らせる。これだけ荒唐無稽であれば、カトリック教会も目くじらを立てて抗議する程の事でも無いと思うが。唯一の収穫は、ヴィンチの発明したというダイヤル式鍵、実に骨董好きの心を擽るデザインである。アレがお宝で十分だろう、私ならその前の十字架でいい。トム・ハンクスは煮え切らない役が多いので苦手なのだが、今回も一段と煮えきっていなかった。せめて女優が良ければ間が持つのだが「アメリ」の娘ではどうしようも無い。一番酷かったのはジャン・レノ。結局、ルーブル美術館に一度は行ってみたいと思ったし、レオナルド・ダ・ヴィンチについては此れまで以上に興味を持った。[DVD(字幕)] 2点(2006-12-23 21:46:30)(笑:1票)

183.  パニック・フライト 《ネタバレ》 やっぱり私も掘り出し物は無いかと、本サイトを見て鑑賞。想像していた墜落と隣り合わせのパニックモノでは全く無く肩透かしの感が強いが、後味が悪いような作品ではない。有名なキャストなど誰一人いないのだが、皆それぞれ魅力があり行動も印象深い。特に犯人の急所を一撃するシーン、ホラーでよくある殴っただけで止めを刺さずに逃げるのとは大違いである。一番の矛盾は主役を脅す理由が”部屋を移らせる”だけという事、あのような対戦車ミサイルを用意しているのであれば、どの部屋でも大して変わらないと思うし、乗車中を狙った方が成功確率が高いと思う。 [DVD(字幕)] 6点(2006-12-23 19:13:57)《改行有》

184.  ファイナル・デッドコースター 《ネタバレ》 近年一番好きなシリーズで心待ちにしていた。別につまらない作品ではないのだが、やはり前2作のハードルが高すぎたようだ。ストーリーの流れは「1」と何ら変わらないし、映像も凄いとまではいかなかった。肝心のコントじみた死に方であるが、驚いたのは半分といった所だろうか。フェイントも当たり前になり、終盤の花火の所などは「またグシャか」と思った程である。それと少し演出があざと過ぎる。態々そんな所に刀があるか?とか、ホームセンターで物倒しすぎだろ!とかである。最後更なる大事故になっているが、此れは主役の巻き添えなのだろうか?[DVD(字幕)] 5点(2006-12-23 19:10:48)

185.  007/ダイ・アナザー・デイ 《ネタバレ》 コメディ路線に完全に限界が見えた近年の「007」の集大成。今回あまりにツッコミ所が多く、何処から手を付けたら良いのかさえ悩む。北朝鮮を良く此処までSFチックに描いたものである、そして拷問を嘗めているな。全世界に舞台が移った時点で駄目、ショートカットのハリー・ベリーなどなんの魅力も感じない。アクションはそれなりに良いのだが、CGがすべてをぶち壊している。今回最大の見所は、これまでありそうで無かった改造スーパーカー同士の戦いで、それだけは歳をとっても昔のようにわくわくさせられる。 [DVD(字幕)] 4点(2006-12-23 18:58:49)《改行有》

186.  東京ゴッドファーザーズ 《ネタバレ》 超ご都合主義アニメ。そうなると、強引な偶然は大目に見てひたすらストーリーを楽しめればいいのだが、電車のシーンで呆気なく脱落してしまった。私は無神経・他人に迷惑を掛ける行動を絶対に許さない。実際1度だけ酷い匂いのホームレスに会ったことがあり、思い出して吐き気がした。人前に出るのであれば、最低限の礼儀がある筈。作画・脚本は流石に良く出来ている、ただクライマックスの暴走は少しやりすぎのような。一番関心したことは江守徹以下、本職の声優を使っていないにも関わらず全く違和感が無いどころか、見事に合っているという点。ただ有名俳優を使えばいいと勘違いしているスタジオジブリは爪の垢でも飲んだ方が良い。 [地上波(吹替)] 7点(2006-12-17 04:30:07)《改行有》

187.  ミリオンダラー・ベイビー 《ネタバレ》 「シンデレラマン」のような感動モノと勝手に決め付けていたので、後半の展開には本当に驚かされた。余りに救いの無い展開に、すぐさま答えが出る様なものでは無いが、此処まで死のうという意志の強い患者は極めて稀で、普通に思い浮かべる重病患者の”尊厳死”とは少し別の様に思う。格闘の道を選んだのは本人だし、厳しい言い方ではあるが死も覚悟していた筈である。主人公が普通に男性であればここまで欝になることはなかったと思う。私は女性の格闘に全く興味が無い。女性が殴りあい、顔を傷つける様に何の爽快感も得られないからだ。どうしようも無い親であったが、「結婚して、子供を産みなさい」という言葉は、ごく一般的な言葉であるが至って自然な考えである。演出も、あの反則だけは度が過ぎている。完全に殺人である、格闘というスポーツを侮辱している感じさえする。クリント・イーストウッドにモーガン・フリーマンという大ベテランコンビはその存在感だけで違った空気にしてしまっている。趣味は違うが、主役の役作りも見事である。 [地上波(吹替)] 7点(2006-12-16 06:12:26)《改行有》

188.  インファナル・アフェア 終極無間 《ネタバレ》 先ず「1」ありきのストーリーなど、映画として破綻している。此方は、「1」から約2年経って唯でさえ記憶を辿りながら観ているのに、それを嘲笑うかのようなあのご丁寧な時間軸のごちゃ混ぜよう、時間が代わる毎にイライラ、ストレスが溜まりまくった。しかも「2」は全く別の話ということで余計にたちが悪い。結局「3」だけを評価するしかないのだが、元々スパイだらけでややこしい上に、そのくせ平気でばれるような突飛な行動をする者が多く、本当に理解に苦しんだ。折角トニー・レオンやアンディ・ラウという、雰囲気のある役者を使っているのに心情が伝わってこないのだ。結局、「1」の直ぐ後に借りれば違った評価になったように思える。[DVD(字幕)] 4点(2006-12-15 06:39:35)

189.  THE MYTH/神話 《ネタバレ》 ジャッキーもとうとう武侠モノに挑戦かと思ったら、あっという間の夢オチ・・、結局何時ものジャッキー映画であった。しかし、近年ストーリーがどんどん幼稚になっているような。更に下手なCGとワイヤーを多様するようになり、ジャッキーらしい見所も影を薄めている。女優とのやりとりは、ちょっと良かった。現代を絡めなけばならない最大の理由は、ジャッキーには鎧と兜が似合わない!という点だと思う。[DVD(字幕)] 3点(2006-12-15 06:18:39)

190.  釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった♪♪ 《ネタバレ》 伊東美咲出番少なすぎ、今までのシリーズの中でも一番のお飾り扱いであった。最近、ハマちゃんと関係無くひっついているが、そのせいでハマちゃんとの絡みが少なく実に残念である。ボビーは1/3で十分なのに。このシリーズは、下手なツッコミなどしなくて楽しめるのがいいのだが、流石に「これでイージス艦」はいかんやろ。迷惑も国を超えてしまった。[DVD(字幕)] 5点(2006-11-19 19:27:31)

191.  ポセイドン(2006) 《ネタバレ》 実に勿体無い、”もったいないオバケ”が出てきそうな作品である。この大作を扱うにあたって、一番肝心な”人間模様”を端折って90分という短さに纏めてどうするのか。調べると「U・ボート」の監督と知り更に驚いた、くさい人間関係などお手の物だろうに。それ以外は、久しぶりに手に汗握るパニックアクションとして楽しめた。セットの豪華さ映像美と、迫力は十分、本家と逃げ方も違うため予測が付かない。ただ、一か八かの潜水が多すぎて、ちょっと上手くいき過ぎの感はする。カート・ラッセルは主役としては弱いと感じたが、それを補うに十分なのが伊達男の存在。それだけに、死に向かう前に会話が無いなど、そこで盛り上げなくてどうするのだ!という感じである。[DVD(字幕)] 7点(2006-11-19 04:11:39)

192.  私の頭の中の消しゴム 《ネタバレ》 日本人であれば先ず主役の度を越した暴力シーンで一歩引くだろう。民度の違いか、限度というのを知らないのか? そして、核の”若年アルツハイマー”というテーマに真っ向から立ち向かっているとは到底思えない。実際、出会いから結婚に至るまでの発病する前までの方が楽しめた。男性はチャン・ドンゴン風のワイルドな感じだし、女性は正直タイプでは無いが、毎シーン表情がコロコロ変わるようような不思議な魅力がある。邦画と違い、役者への先入観が無いため自然に見れるのが一番である。何故、病気というか彼から逃げるのであろうか。そして介護を赤の他人に押し付ける様な身勝手さばかりが目立つ。映画だからといって”綺麗事”で済ますのでは無く、同じ病気ではなくとも患者やその家族が見ても共感出来、励まされるような作品こそ望ましいだろう。 [DVD(字幕)] 5点(2006-11-17 05:57:20)《改行有》

193.  アイランド(2005) 《ネタバレ》 近未来SFというと、どうしてもB級感が漂うためスルーしてしまう事が多いのだが、此れはいい意味で期待を裏切る出来であった。最近良くある、無責任に謎を残して終わるでも無く、また起承転結とキッチリと構成されているの点が好感が持てる。正直、今回のオチは特別驚くようなモノでは無かったが、それは革命的な「マトリックス」などの作品が数多く創られ、大抵のモノでは驚かなくなったのが大きいと思う。主役2人は見た目は勿論、いい雰囲気を持っており、今後も注目したい。途中のアクションだけは、如何にもマイケル・ベイであった。肝心のクローンであるが、臓器を取り出すためだけに1人丸ごと創ってしまうというのは、効率からいってもアメリカがやるとは思えない。感情があるからより非人道的と感じるのであって、態々記憶を植えつける理由も分からない。テレビでやっていたが、ヤモリの再生能力を元に、必要な臓器のみを創るという技術の研究が進められているとか。[映画館(字幕)] 8点(2006-11-17 03:59:01)(良:1票)

194.  トム・ヤム・クン! 《ネタバレ》 「マッハ!」から映画として格段進歩している。昔のゴールデンハーベストとジェット・リーのハリウッド版が混ざったようなアクション映画になってしまっているが。多分不評であった、アクション時のリプレイ・スローモーションの多様がしっかり改善されている。トニー・ジャーのアクションは相変わらず凄いの一言、ジャンピングニー気味のヒザ特攻が一番のお気に入り。ストーリーは相変わらず意味不明、親ゾウはアレを捕る為ということで分かるが、子ゾウは食料として連れて来られたと言う事か?そんなアホなである。アクションに関しては見せ方といい文句は無いのであるが、強いて挙げると多すぎる。どんなに上手い食い物も、食べ過ぎたら美味しく無くなるというもの。今回であれば敵が中国系ということでカンフーの達人との勝負をもっと観たかった。ドニー・イェンぐらいの本格派を呼べば良かったと思うが。プロレスラーとか異種格闘技は次回作に廻せば良かったのである。次の題名は「ナンプラー」ぐらいか?[DVD(字幕)] 7点(2006-11-16 04:15:41)(良:1票)

195.  男たちの大和 YAMATO 《ネタバレ》 太平洋戦争という日本人であれば誰しもが最も神経を使う題材を扱うにあたって、先ずヤク中の角川春樹&「北京原人」の佐藤純彌という無能コンビを抜擢したのがそもそもの間違い。佐藤純彌という監督、「新幹線大爆破」や「証明シリーズ」の時から一貫して感じるのは、題名から期待する方向には絶対に行かず、あり得ない偶然に頼るだけの行き当たりばったりのストーリーしか描けないということ。今回も才能の無さがあらゆる所で垣間見える。殆どの観客は、現代のシーンなど必要ないと考えるのではないだろうか。それも実に長くてくどい、こういうのを”感動の押し売り”と言うのだ。本当に実力があるのであれば戦時中だけで勝負できる筈、やるとしても「タイタニック」の短さが鉄則だろう。戦時中のストーリーも実に「はい編集しました」みたいなバラバラ感が目立つ。ストーリーに流れが無いのだ、戦争の進行は記録フィルム、決まったセットの上での役者の演技、そして敵がいるように思えない戦闘シーンとブツ切りでまた次のシーンへと移っていくのを繰り返すだけ。そもそも大和が題材なのに、あの艦長の出番の少なさはなんだ。艦長不在で大和、または太平洋戦争を語られても重みなど無い。評価出来るのは最後の戦闘シーン、ハリウッドや韓国映画に触発されてか、ようやく他に出しても恥ずかしくないレベルに達していた。ただ人間がバタバタ倒れていくシーンは良いとしても、戦闘機のCGについてはもう一頑張り欲しかった。結局、近年東宝が創った糞戦争映画と比べ、戦死した方々に対する尊敬の念が感じられるし、真面目に創っているということで評価する。[DVD(字幕)] 4点(2006-11-06 22:35:44)(良:2票)

196.  PROMISE プロミス 《ネタバレ》 此れがチェン・カイコーの作品というのが一番の驚きだが、どう見てもチャン・イーモウ作品の劣化版ではないか。最大の過ちは「カンフーハッスル」の糞CG会社を選んだ事。一発で同じだと分かったわ。冒頭の掴みである筈のチャン・ドンゴンの走り・・・もうね、何と言うかこれ程酷いCGを堂々と上映出来る神経に拍手。今は生理的に受け付けないモノを見て、一刻も早く記憶を消したいという思いしかない。真田広之はJACの頃から見ているだけに期待したのだが、此れもCGが邪魔で折角の格闘も見るべき所無し。また円熟味が出れば出るほどつまらない役や煮え切らない役ばかり演じている。今回もいい所はすべてチャン・ドンゴンに持っていかれているし。ストーリーがまた意味不明、女神も切羽詰った子供に何を約束させているのやら。どう見ても他人の人生をオモチャにしているだけにしか見えない。イケメンの親玉の悪に染まった理由も「そんなアホな、自分の事は棚に上げて」という感じ。戦闘力が全く違うのにも関わらず、真田広之を態々策に陥れたり、互角の勝負をしたりとすべてが実にアバランスである。[DVD(字幕)] 2点(2006-11-06 22:16:21)

197.  亡国のイージス 《ネタバレ》 真面目な雰囲気だし最初は良かったのだが、思い返すと「中身が無かった」という何時もの邦画であった。アクションの爽快感か、国家の危機を描いたサスペンスかどちらかに焦点を当てればいいものを、結局どっち付かずで、最後は邦画お得意の”お涙頂戴”でお茶を濁している。福井晴敏なので最初から駄目なのは分かっていたが、何時も思うのは何故この程度の作品しか書けない奴を映画界は有り難がって使っているのだろうかという点。軍事に関してもトム・クランシーや「宣戦布告」の麻生幾と比べると天と地程の差がある、どう考えても軍事オンチとしか思えない。ミサイルを主砲で撃ち落すか普通? 此れを観てもイージス艦の能力など全く分からないし、参考にさえならない。今の緊張した情勢からいってもミサイルを撃ち落す能力が本当にあるのか知りたいと思う視聴者が殆どではないのか。今回であれば、即航空機発進で撃破すればいいだけの話。出演者がまた酷い、私の大嫌いな役者が3人も出ていたらストーリー所では無い。特に中井貴一が苦手で、後半のアホ面の多さには本当に鬱になった。寺尾も含めどいつも煮え切らない態度なのでイデオロギーなどさっぱり分からないし、それでいて何処か偽善者的な所がイライラするのだ。唯一期待した真田広之も年下にため口をたたかれているという体たらく。未だに、このようなハリウッドの劣化版しか創れない邦画に未来は無い。[地上波(字幕)] 3点(2006-11-05 15:51:41)(良:1票)

198.  インサイド・マン 《ネタバレ》 つまらない作品では無いが、ちょっと淡白過ぎる。見事に点数が伸び悩んでいるし。練られた脚本で良い点は多々あるのだが、一気に盛り上がるようなクライマックスでは無かった。豪華キャストもデンゼル・ワシントンに何時ものキレが無く、ジョディ・フォスターは出番が少なすぎる。犯人が人質に混じるというのは最初から分かっている訳であって、それでも最後納得してしまうのが、人質の中に一旦入っておくという行為。ただ今や「24」であるような最先端な時代に、盗聴器も見抜けないのはお粗末としか言い様が無い。ジャック・バウアーなら衛星の赤外線システムを使って、1時間で解決すると思うが。[DVD(字幕)] 7点(2006-11-04 14:32:30)

199.  交渉人 真下正義 《ネタバレ》 映画とは何かと問いたい。フジは”出涸らし”でとことんまで金儲けするつもりだろうが、そのような暇があれば織田と柳葉の仲を修復しろって。水野美紀だけを期待に見たのだが、結局コンサートを観ていただけね。いやホント”あの列車”が出た時点で何度消そうと思った事か。リアリティゼロの設定に緊張感の欠片もない攻防と、コレに関わった者は良く恥ずかしくないものだと思う。交渉の初めのシーン、完全にハリウッドをパクッていたな。そもそも主役に全く魅力を感じないし、他出演者もフジ特有のキャラを強調すればいいという奴らが多々いた。列車も乗客から離れているのであれば、破壊する方法など幾らでもあるだろ。線路上に何か置け! 犯人はいつもの「何を考えているのか分からない若者」、実に脚本家に都合の良い設定である。それでも最後何か一つ「なる程」と思えるオチがあると思っていたら、「感です」ときた・・文句無しの0点。[地上波(字幕)] 0点(2006-10-16 04:00:37)

200.  機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者 安易な金儲けとしか言いようが無い。「機動戦士ガンダム」が編集映画とはいえ奇跡とも言える完成度であっただけに、コレの糞具合が際立って見える。更に驚くべき事は、製作に富野由悠季、安彦良和と昔の「ガンダム」に携わった者たちがそのままいるにも関わらずこのレベル(手抜き)いうこと。確かに、この「Z」という題材は設定からして極めて難しく、自分勝手な性格のキャラが多いため纏めるには相当な努力と才能がいるだろう、ただ其れは最初から分かっていた訳であり、それでも踏み切ったのだからせめて2時間で新たなストーリーとして作り直すぐらいして欲しかった。「ティターンズ」と「エゥーゴ」の説明も不親切としか言いようが無く、粗暴でエリート意識=敵というのは余りに単純。内容もカミーユの生い立ちを中心に描く事になるので仕方ないが、余りに暗く重い、”詰め込み”の弊害が一番出てしまっている。唯一の見所は、アムロとシャアの再会のシーン。次に、付け足しの絵であるがメカはいいとして人物の顔だけは完全に浮いてしまっている。今の風潮か何故あんなに線が少ないというか”のっぺり”しているのだろうか? 日本アニメ、特にキャラクターデザインについては完全に退化しているように見える。例えば、昔の「機動戦士ガンダムZZ」の北爪宏幸や「機甲戦記ドラグナー」の大貫健一が描いた女性キャラクターなど芸術の域にまで達していた(ストーリーの面白さは別にして)。昔に頼っただけというこの作品を観て、何か寂しい気分になった。 [DVD(字幕)] 3点(2006-10-16 03:53:29)《改行有》

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