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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
181. ジョゼと虎と魚たち(2003) 原作が多分いいんだろうな……。それを上手くまとめられているから、評価していいと思う。食欲と性欲旺盛な大学生役を妻夫木が好演。池脇の「かえらんとって」の台詞には、鳥肌が立ちました。原作を構成するテクニック、役者の演技は評価できるのだが、映像的に見るべきところが感じられないのが減点対象。ラブホテルでのシーンはなかなかよかったが、他にももうちょっと撮り方に工夫が欲しかった。恋愛映画が好きな人なら、これに2点プラスしてもいいかも。6点(2004-08-23 16:13:07) 182. 着信アリ うわー、三池作品だったので期待したんだけど、ずいぶん中途半端になっちゃったねぇ……。もっとブッ飛んだ展開を期待したのに、結構まともだった。最後の堤と柴崎のやりとり以外は、ね。でも、脅かす気マンマンの廃墟病院での展開は、ハラハラドキドキさせられたし、柴崎の演技も素晴らしい。悪くはないと思うんだけどなぁ・・・。6点(2004-08-16 17:10:35) 183. マッハ!!!!!!!! 序盤から、“今のいったそぉ~!”の連発!クール(言い方変えると無味乾燥)なアクションが横行する中で、これは光るよなぁ。チープなストーリー、チープな撮り方も、アクションをより際立たせる方向に転がって、いい感じ。映画館で観てよかった。でも、何度も繰り返して見るようなものじゃないかな。。。ムエちゃん、ヒロスエに似てかわいかったw 7点(2004-08-16 16:58:33)《改行有》 184. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 子供の頃、ピノキオやけろっこデメタンといった作品が大嫌いだった。自分でドツボにハマっていく奴って、どうしてもダメなんですよ。。。そういった意味で、フロドがどうしても受け付けない。ゾウとか、ワイバーンとかの戦闘シーン、あと中つ国の世界観を、たとえCGといえども見事に表現したところは評価します。7点(2004-08-16 16:47:50) 185. タイムライン クライトン原作で、小説はそれなりにヒットしたはずなのに、この小物感はなんだ!? 権威主義に走るつもりはないが、やはり無名俳優だったのが悔やまれる。あと、序盤あんなにダラダラしてるくせに、動機付けのタイムマシンの原理とか博士がなぜ先に過去に飛んだかの詳細が不足気味。もっとキッチリ説明せいよ、ったく。投石器でドッカーンの攻城戦はなかなか見ごたえアリ。あと、耳ナシ石棺の複線も結構グッときた。音楽も良かった。よってこの点数。 6点(2004-08-10 16:59:19)《改行有》 186. ドッグヴィル アメリカにも、こんなギスギスした陰惨なムラ社会的意識があるのかと、トンと膝を打った。箱庭セットだから、ムラの人間どもの心理がよりハッキリ見えたという部分があるので、予算云々ではなくこの撮り方は正解だったと思う。上から撮ったり、手持ち使ったりで、撮り方にも工夫があったしね。いやしかし、まったくの予備知識なしで見たもんで、こんなセットの作品とは思わなんだ。公開時のCMがニックのワンカットだったのが、分かったような気がした(笑)。ラストに爽快感を与えてしまった部分は、ラース・フォン・トリアー作品としてどうなんだろう?とは思うが。ま、その爽快感もものっすごく真っ黒なんだけどね(笑)。DVDで見て楽しめたけど、映画館ではどうだろう?って感じ。長いし、低予算だから。7点(2004-08-10 16:42:34) 187. スティール(2002) なーんも、目新しいものがなかったなぁ。 銀行強盗の仕方にトリックがあったわけでもないし、最初のローラーブレイドでの逃亡シーンでも“お!”と思わせるものなかったし。。。牧師(悪人)も、ありがちのキャラ。脚本が駄目なら、せめて撮り方に凝るなり、アクの強い俳優揃えるなりしなくちゃねぇ。 3点(2004-07-13 14:41:48)《改行有》 188. 嗤う伊右衛門 小雪と唐沢、椎名、香川の熱演を吹っ飛ばす脚本の粗。原作読んでいる人間ですら難解に思えてしまうあのストーリーテリングは、わざと難しくして芸術色を高めようとしているのではと邪推してしまう。あと、舞台の演出家だからかとこちらも邪推してしまうオーバーアクションの演技。上記4人以外は蜷川の演出に戸惑い、完全に浮いていましたよ。。。やっぱ舞台だけやっていてください、蜷川先生^^; 3点(2004-07-12 20:19:39)《改行有》 189. ボーン・アイデンティティー この作品って確かモトネタあるんだっけ?ありきたりすぎて、どこで新味を見せてくれるんだろ?と思っていたら、それといって目新しい部分ナシ。マット・デイモンの格闘のキレのよさだけかな、評価できるのは。4点(2004-06-28 21:24:03) 190. 昭和歌謡大全集 基本的に血がいっぱい出る映画肯定派なので、好きです。ただ、章立てで歌謡曲のタイトル出している割には、お話とあんまりリンクしていないんでない?「ちゃんちきおけさ」のシーンは確かに笑ったけど、脈絡あるかどうかを考えると“?”だし。最後の「またあう日まで」はよかったけどね(笑)。原田のおっさんと、市川姉の好演、おばさんたちの醜さ(女優さんたちをわざと醜くみせている)に、この点数。6点(2004-06-18 19:03:45) 191. ジーパーズ・クリーパーズ 《ネタバレ》 激突!へのオマージュと、弟の恐怖時のリアクションにこの点数。なんだ、あの最後は。広げた風呂敷はしっかりたため!3点(2004-06-17 21:05:52) 192. デッドロック(2002) 《ネタバレ》 現役チャンピオンと刑務所の中のチャンピオン。いったいどっちが強いんだ!? うーん、そそられるシチュエーションですねぇ。悪役の現役チャンピオンに、刑務所内のヒーロー、勝負までの過程は悪役のほうに焦点が注がれます。そこがいけなかったのか、いいもんのほうが勝ってもちっともカタルシスが得られん。悪い奴が負けても、本当にコイツが悪い奴で同情の余地なしだから、こっちにも感情移入できん。ウォルター・ヒルって作品つくりすぎなんでない?ムラが多すぎるよ……。 4点(2004-06-16 21:10:03)《改行有》 193. ブルドッグ(2003) 《ネタバレ》 公開2~3週で打ち切りになって、映画館で観れなかった。。。内容もやっぱ、その程度だったなぁ。最後、話の辻妻あってないし。とらわれのマフィアのボス、自分の妻子殺してまで自分の地位や財産守ろうとしたってことなの?説得力なさすぎでしょ。主演がヴィンでなければ、2点くらいだったね。[映画館(字幕)] 3点(2004-06-16 17:52:32) 194. デイ・アフター・トゥモロー この監督、スケールのデカい映像(CG)を見せることと、群像劇を見せる手腕はなかなかのもんである。ペラッペラの脚本を大層なものに見せたのは監督の手腕によるところが大きい。スーパーフリーズと狼は失笑モノだったが、場面転換のつなぎ方と自由の女神が津波に浸かっていくシーンにこの評価。 6点(2004-06-16 17:46:16)《改行有》 195. トラフィック(2000) 重めのテーマを、落ち着いた語り口でダラダラさせることなく見せ切っている。青、黄色、普通というトーンで色分けするのはありがちだが、話を分かりやすくするためのツールとして使ったと好意的に解釈したい。デル・トロの演技、透明感のある映像、キャラが立っている脚本もよかった。これが本当にオーシャンズ11を撮った監督なのか??? 7点(2004-06-16 17:27:57)《改行有》 196. スカイハイ[劇場版](2003) さんざん酷評をきいていて、覚悟して見たんで“それほど悪くないんじゃない?”って感じでした。というのも、私は原作もテレビもほとんど見なかったクチなので。北村がメガホン取るんだから、アクションになるのはわかりきっていたし、大沢は『荒神』で、釈は『修羅雪姫』でチャンバラやっているのも知っていましたし。というわけで、肩透かしも食らわず、それなりに楽しめました。大沢、釈、岡本、田口の演技、よかったです。役者の演技とアクションだけ見ましょう。荒唐無稽すぎるストーリーは無視の方向で。。 6点(2004-06-07 21:40:22)《改行有》 197. アンダーワールド(2003) マトリックスとかブレイドとかが大好きな小生、期待はかなりあったんですよ。だがしかーし!序盤のテンポが悪すぎ!!1回目寝てしまい、十分寝た後に再チャレンジしても、寝そうになったよ。暗いのと、だらだらしているのは意味違うから。そのへん認識してほしかった。そこをなんとか通り抜ければ、アクションも展開もそれなりに○です。ウェアウルフと吸血鬼の過去の歴史の真相も興味深い。いかにも続編作りそうな終わり方をしたので、そちらに期待しましょう。6点(2004-06-07 17:52:54) 198. コール 《ネタバレ》 ゆ、ゆるいなぁ~!!脚本がゆるい!誘拐犯の真の目的が明らかになる部分がぜんぜん衝撃的じゃないし、クライマックスは無意味ともとれるドッカンシーンで誤魔化してる。ベーコンがなんで最後あんなに暴走したのかも、ベーコンのカミさんが寝返った理由も、ダコタちゃんを監視していた男がなんであんなにやさしいかも描かれていない。悪役3人の描きこみがとにかく足りなすぎる!!だから共感も驚愕もないんだよなぁ。。。ダコタちゃんのかわいさと、手持ちカメラの撮影技術のみか、見るところは。4点(2004-06-01 21:29:23) 199. 東京ゴッドファーザーズ 今敏作品なので、それなりの期待はあったのですが、それを上回るデキでした。いやぁ、すばらしい。脚本、絵の描きこみ、テンポがいいのはもちろん、何より感心したのが主人公3人のキャスティング。「このハナって人、梅垣みたーい」って観ていて、エンドロールで本人と気づき仰天しました。やっぱあの役、彼にしかできないよね。「ろくでなし」、サイコー(笑)。ちなみに、江守徹は昔『幻魔大戦』でベガ役やってたんだよね。実写でやればちょっと臭くなりそうな現代のおとぎばなし、アニメでやるからこそ意味があるよね。ロボやアクションだけがアニメじゃないっていう、今敏の心意気がまた感じられました。あと、都会で暮らすホームレスという意味では、フィッシャーキングをちょっと髣髴とさせるよね。9点(2004-05-31 19:57:15) 200. 10億分の1の男 ハリウッドマンセーな小生にとって、このゆるゆるしたテンポは非常に苦痛でした。ゆるいくせに、結構説明不足な点もあったりして、監督の手腕もたいしたことないなぁってのが率直な印象。「運のいい奴世界一決定戦」というテーマは悪くないと思う。リメイク権をハリウッドのどっかが買い取ったらしいので、そっちに期待したいです。5点(2004-05-31 19:43:26)
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