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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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181.  告白小説、その結末 作品の中の日常に漂うミステリアスで不安定な空気。不安定な立ち位置にいる主人公。 本作もポランスキーらしい空気が立ちこめるサイコサスペンスです。 ポランスキーの奥様が主演ですが、そんな作品の空気を支配したのは 美しさの中に凄味すら感じさせるエヴァ・グリーンでした。 彼女はいったい何者なのか・・・?  彼女は本当にそこに存在していたのか?その結末がすっきりとはしませんでしたが、 全くぶれないポランスキーらしい作品の空気、その世界観は十分楽しめた作品でした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-07-05 00:07:18)《改行有》

182.  ポンペイ 前半の1時間ほどは、思っていた内容と違うな・・・。と感じる人が多いのではないかと思います。 奴隷階級の剣闘士の、家族を殺したローマ帝国の支配階級の男への復讐と、ロマンスと、 命を懸けて闘うはずだった男との熱き友情の物語。ベタなストーリーではあるけど、それはそれで良かった。 そしてヴェスヴィオ山が噴火し、ポンペイが滅びゆく様を描く圧巻の映像と、 登場人物たちの最後の愛憎のドラマを滅びゆくポンペイの街の描写の中にうまく挿入しています。 2人はポンペイの街を抜け出し、新たな人生のスタートをきるところでエンディングと予想していたのですが・・・。 同じ勇者同士、固い友情で結ばれるアティカスと、良心のかけらも感じさせないキーファー・サザーランドの悪役ぶり。 脇を固める男たちの濃い存在感が際立っています。[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-06-30 19:16:20)《改行有》

183.  血を吸うカメラ 典型的ホラーのような邦題がつけられてしまった作品ですが、 (見ればこの邦題の意味も分からなくはないのですが・・・) ヒッチコックの「サイコ」より2か月早く公開されたというサイコスリラーです。 解説の町山氏が指摘するように、既にこの世にいない親が、今も子に与え続ける影響など、 確かにサイコスリラーというジャンルのみならず、中身にも共通点が見られる同時期に公開された2つの作品ですが、 一方は今も巨匠ヒッチコックの代表作の1つという地位を得ているのに対し、 一方はメディアから酷評され、マイケル・パウエルはその後復活することは出来なかった。 もう1つ感じたのは、本作の主人公からはこの手のサイコスリラーの主人公特有の薄気味悪さが感じられず、 作品自体も全編を通して品を感じさせる雰囲気を持っており、良くも悪くもイギリス映画らしい作品の空気を感じさせます。 主人公の男に関しては、あのノーマン・ベイツのアンソニー・パーキンスと比較されたらさすがに気の毒かもしれませんが。[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-06-30 19:13:53)《改行有》

184.  エージェント・スティール クライム・アクションコメディとして、ユルユルのサスペンスとまずまずの笑いドコロでソコソコ楽しめる作品です。 主演カート・ラッセル(久々に見たけど、ちょっと年とりましたね…)を筆頭に何気に豪華なキャスト。 特にケネス・ウェルシュ、テレンス・スタンプといった大ベテランがいい味を出しています。 スタイリッシュな感じの見せ方も含め、テンポがいいというか、急ぎすぎなくらいにどんどん展開が変わっていく。 90分の作品なので気が付けばもう終わりという感覚ですが、コン・ゲーム映画としてのオチはしっかり決まりました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-06-27 21:09:31)《改行有》

185.  フリーソロ 難攻不落の山と、それに挑む人間。これも僕の好きなジャンルの映画。 そのスリルという点ではトップクラスの作品にして、色んな意味で異色作でもある。 本作はフリークライマーのアレックス・オノルドが命綱などを一切使わず、 自分の体ひとつでヨセミテ国立公園にある断崖絶壁の岩山に挑むドキュメンタリーですが、 実際の挑戦に至るまでの命綱を使ったリハーサルをたっぷりと見せる。 しかし、これが実際に挑戦となる終盤に効いてくる。 失敗が続く。命綱が無ければ、彼は命を落としている。 過去にチャレンジに失敗し命を落としていったフリークライミングのレジェンド達の紹介まで挿入される。 見る者はいかにこれが危険なチャレンジであるかを思い知らされます。 こういう映画の一番の見せ所は、「一体どうやって撮影したんだろう?」 見る者にそう思わせる迫力ある映像。 本作にはカメラマンや撮影クルーが出演者として登場する。 実際にどう撮影しているかを見せるシーンまである。 最後のフリーソロで、彼の挑戦を直視できない撮影クルー。その心情も痛いほどに伝わる。 更に、撮影クルーのみならず、彼の恋人や母親が登場するというのも異色です。 彼の命がけの挑戦を捉えるドキュメンタリーとしても、一人の人間を捉えるドキュメンタリーとしても素晴らしい作品です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-06-21 20:15:24)《改行有》

186.  刑事コロンボ/アリバイのダイヤル<TVM> ジャック・キャシディ、パトッリック・マッグーハンと並ぶコロンボの名犯人役、ロバート・カルプ。 彼らはそれぞれにコロンボの犯人像を確立した人たちですが、 スマートなエリートの知能犯。カルプもまた彼らしいコロンボの相手役のイメージを作り上げた。 このシリーズも作品数が多いので、名作もあればそもそもの設定に?となる作品があり、 本作の場合は犯人と被害者の関係と殺人に至る動機が見えてこない。 犯人役カルプと警部のアリバイをめぐる攻防は面白かったのですが、 アリバイ崩し以外に本シリーズの見どころがあまり無かったことも残念でした。[CS・衛星(吹替)] 4点(2020-06-19 12:16:11)《改行有》

187.  シャーク・イン・ベニス 何ですかこれは? B級率が高いサメ映画ですが、その中でもかなり酷いですね。これは。 ヴェニスの運河に住み着くサメが人間をいっぱい食べますけど、 サメ以外の余計なことを入れすぎ。そもそも、これはサメ映画という分類でいいのか? 人間がサメに襲われるシーンはどれも同じような不明瞭な映像で、赤くして誤魔化して終了。 最後に食われるのはこいつだろうなと思って見ていたら、あまりにも分かりやすい予想通りの結末でした。[CS・衛星(字幕)] 2点(2020-06-17 17:13:41)《改行有》

188.  スナイパー(2002) 同じような状況下の作品としては「フォーン・ブース」の方が有名で面白いです。 本作がこういう状況下になる下地には銃社会というシリアスなテーマがあるのですが、 それがストーリーを停滞させてしまっており、うまく機能しなかったのが残念な作品。 ウェズリー・スナイプス主演でこのタイトルですが、アクションの要素はほぼ無く、 狙う者と狙われる者の噛み合わない堂々巡りと、その合間に誰かが撃たれる、 この繰り返しを見ているうちに終わってしまったという感じです。[CS・衛星(字幕)] 4点(2020-06-16 20:33:08)《改行有》

189.  ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ バンドが演奏している映像を見るのが大好きな僕にとっては、いい時間だった。 好きな音楽のジャンルは圧倒的にロックなんですが、 映像の中にいるミュージシャンがカッコよくて、音楽が素晴らしければ、ジャンルなんて関係無い。 本作にはキューバの新進気鋭の若手ミュージシャンなんて1人も登場しない。 キューバの老ミュージシャンが演奏し、音楽を語り、人生を語り、キューバを語る。 それがまた、彼らが奏でる音楽同様、何とも言えない味わい、深みを感じさせる。 ヴェンダースとライ・クーダーと言われて真っ先に思い出すのは「パリ、テキサス」ですが、 この2人のいち音楽ファンとしての、キューバ音楽の歴史を繋いできた老ミュージシャンへのリスペクトと、 キューバ音楽への熱き思いが溢れ出ているような作品です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-06-15 20:17:21)《改行有》

190.  ホテル・ニューハンプシャー ジョン・アーヴィングの小説は読んだことが無いけど、彼の原作の映画はこれまでに多分3本見ています。 本作と、「ガープの世界」と「サイダーハウス・ルール」。 作品ごとに異なりますが、複雑な出生や生い立ち、青春時代と性と、家族や育ての親などが絡み合うドラマとなります。 僕が知っているアーヴィングのこの3本の世界観にはそれぞれ、好きになれない要素も含まれているけど、 人生、いいことばかりじゃない。それでも人間は生きていかなければならない。 重くならずに、いいことも悪いことも受け止めて登場人物が生きていく日々を淡々と綴っていく。 こういうことがアーヴィング原作の映画の良さなんじゃないかなと思っています。 それにしても、子役時代からこの頃までのジョディ・フォスターの存在感は尋常じゃないですね。 本作の少し前のレーガン大統領狙撃事件で思わぬ形でジョディの名前が出てきてしまい、 本作の前の数年間は休養を余儀なくされたようですが、今にして思うと本当に惜しい数年間でしたね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-08 17:16:22)《改行有》

191.  グリズリー 《ネタバレ》 陸上版ジョーズ。それにしてもここまで細部までパクリますか? ジョーズの大げさにするなと適当に収めようとする市長→ほとんど同じキャラの国立公園の責任者 退治に向かうのが3人組という点が同じなだけじゃなく、 ジョーズの警察署長→国立公園のレンジャー隊長 ジョーズの海洋学者→動物学者 ジョーズのサメ退治の助っ人、クイント→クマ退治の助っ人、ドン。 しかもご丁寧なことに、太平洋戦争経験者クイントに対し、本作のドンはベトナム戦争経験者という設定になっております。 更に、クイントが海に放り出され、仲間が次々とサメに食われていったというエピソードを披露するのに対し、 本作のドンさんは、先住民がクマに皆殺しにされたという何だか似たようなエピソードまで披露します。 これで本作の動物学者が小さな檻に入ってクマをおびき出そうとしたらどうしようかと思いましたよ。 武器は異なるものの、敵を爆殺するラストに至るまでジョーズに酷似の何とも志の低い作品でありました。[CS・衛星(字幕)] 2点(2020-06-02 20:12:33)《改行有》

192.  チェイサー(2017) 《ネタバレ》 息子を誘拐されたシングルマザー役のハル・ベリー。母は強しというところを見せつける。 ほとんど警察の世話にならず、ハル・ベリー1人で事件を解決してしまうアクションサスペンス。 尺も短く途中まではテンポも良く、ずっと出ずっぱりのハル・ベリーを立ち止まらせません。 中盤以降、カーチェイスがひと段落して以降はトーンダウン。 警察は何をしている?というのもこの手の映画のお約束か。 誘拐犯の目的がさっぱり分からなかったのですが、 ラストで聞こえてくるラジオが国際的な誘拐組織を摘発と伝えている。 国際的な組織にしては犯人のおっさんも、おばちゃんもショボすぎるし 最後に出てくる共犯者もマヌケにもほどがある。 ストーリー的にも、作品的にも孤軍奮闘のハル・ベリーの頑張りが無ければ、 もっときつい作品になっていたと思います。[CS・衛星(字幕)] 4点(2020-05-30 20:30:22)(良:1票) 《改行有》

193.  ザ・シークレットマン ウォーターゲート事件の陰の主役の1人でもあったディープ・スロートことマーク・フェルトのドラマ。 ウォーターゲート事件の表の主役、リチャード・ニクソンは当時のアーカイブ映像で登場するだけで、 本作の登場人物としては登場しない。その分フェルトの周囲にいたごく近い人物を中心とした濃いドラマとなっています。 ウォーターゲート事件を取り上げた映画として有名な「大統領の陰謀」などもそうですが、 どういう事件であったか、ある程度の情報があることが前提となっている部分もあり万人受けする映画ではないと思います。 もう1人、冒頭で死去したことが事実として語られるフーヴァーとはどういう人物であったかということに関しても。 同時代を生き、事情は全く異なりますが、共に任期を全うすることが無かった2人の大統領、 ジャック・ケネディとリチャード・ニクソンに関する映画を撮り、この時代への思い入れが相当深いと思われる、 剛腕オリバー・ストーンが監督ならどんなディープ・スロートになっていただろう?それも見てみたい気がします。[DVD(字幕)] 6点(2020-05-29 20:08:19)《改行有》

194.  荒野にて 《ネタバレ》 序盤は、厩舎で働くことになった少年と馬の心の交流を描くハートウォーミング系かと思って見始めましたが・・・。 色んな意味でキレイごとを排したストーリー。その馬が少年と二人三脚で連勝街道を歩む奇跡は起きない。 スティーヴ・ブシェミ演じる調教師は、稼げなくなった馬は容赦なく売りに出すと言う。 クロエ・セヴィニー演じる女性騎手は「馬を愛してはダメ。ペットじゃないの。勝てなくなったらクビよ」と言い放つ。 ピートという名のその馬は間もなく売りに出される。その行きつく先は殺処分という現実。 夢のある競馬の世界ではなく、競馬の残酷な側面を思い知らされますが、この前半に登場するブシェミとセヴィニーの2人がいい。 身寄りを失った少年は、行き場を失った馬を連れて現実から逃げ出すように旅に出る。その旅もまた過酷。 こんなストーリーもまた、アメリカの現実の一部か。それだけに、ようやく巡り合えた叔母と迎えるラストが胸を打ちます。 主人公の少年を演じたチャーリー・プラマー。この先も色んな映画で彼とは巡り合うことになりそうです。 そしてそう遠くないうちに、アカデミー賞などの大きな勲章を手にすることになるのだろう。 少年が心を通わす馬の名前を取った原題に対し、「荒野にて」という邦題がなかなかに秀逸です。[DVD(字幕)] 7点(2020-05-28 21:37:21)《改行有》

195.  イエスタデイ(2019) 《ネタバレ》 ビートルズをリアルタイムで知らない僕がビートルズをよく聴いたのは80年代になってからのことだった。 本作でも歌われるレット・イット・ビーもヘイ・ジュードもイエスタデイもあのビートルズの曲という前提で聴いた。 誰もが知ってる、あのビートルズが存在しない世で、人々が何の前提も無くビートルズの曲を初めて耳にしたなら? ビートルズが存在しない世では、あのジョン・レノンも殺されることは無く、 あのジョン・レノンではなく、78歳になっても元気な元船乗りのただのジョンじいさんだった。 しかし、ジョンじいさんがごく短い時間だが人生を語り、愛を語る。 もし彼が若かりし頃、マッカートニーと出会っていれば、あのジョン・レノンになっていたんだろうな。 そう感じさせるものがある、78歳になったジョンの登場のさせ方がとても良かった。 ダニー・ボイル流、今までに無いビートルズへのリスペクトのかたちでした。[DVD(字幕)] 7点(2020-05-26 20:07:19)(良:1票) 《改行有》

196.  緑の光線 ロメールの映画は登場人物の誰もが饒舌で台詞が多く、 その字幕を追い続けていると恋愛小説でも読んでいるかのような感覚になる。 しかしその中にフランス人的思考が垣間見えてくる、この人の映画ならではの楽しさがあります。 本作の頃にはロメールはもう60代も半ばを過ぎているというのに、 孤独感と人生に少々の行き詰りを感じている、夏のバカンス前後の 20代女性の心理をこんなにも繊細に軽妙に描き出していく感性には驚かされます。 じっとりとした暑さを感じさせない、カラッとした質感のフランスの夏の色が美しく、 日没間際にほんの一瞬だけ見えた緑の光線にラストはほっこりとさせられました。[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-05-20 17:35:21)《改行有》

197.  トランス・ワールド 《ネタバレ》 遭難して山小屋にたどり着いた見ず知らずの3人の男女。 最初は彼らに良からぬことが起こるスリラー系の作品かと思ったがさにあらず。 ウィスコンシン、サウスダコタ、ニューハンプシャー・・・。訳が分からない。 謎はさらに続く。1962年、1984年、2011年。この場所に何の意味があるのか。 そこに現れる4人目の登場人物。それらをこうつなぎ合わせてくるとは思わなかった。 後半になってこの場所と時間と3人の関係性が明らかになってから、 序盤からのことを思い出すと、訳が分からなかったはずのことが腑に落ちてくる。 とことん抑えた作品の色調も、独特の緊張感を持続し続ける作品のテンションもいい。 今、最善を尽くせば未来は変えられる、か。 カネをかけなくても面白い映画は撮れるという見本のような作品でした。[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-05-16 20:10:31)(良:1票) 《改行有》

198.  ブレーキ・ダウン それほど期待して見始めた訳ではなかったけど、 短めの尺よし、テンポよしでぐいぐい引き込まれる面白さがある作品でした。 見渡す限り砂漠の真ん中のハイウェイでクルマどうしのトラブル。 スピルバーグの出世作「激突!」を思わせる作品の始まり。 しかし、ある事情で妻が蒸発。辻褄が合わない出会った人間の証言。 テンポよく展開を変えながら不条理サスペンスとしてよく出来た作品となっているし、 前半は妻の蒸発をめぐるミステリ・サスペンス、後半はアクション映画としての見せ場も十分です。 トレーラーと犯人は崖下へ。命拾いして放心状態のラストもまた、「激突!」のラストを思い出します。[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-15 19:43:08)《改行有》

199.  新幹線大爆破 《ネタバレ》 作品のベースにある、一定速度を下回ると爆発するという設定。 「スピード」などと同じく疾走する車内を舞台にしたノンストップ・アクションサスペンス。 序盤のスリリングな浜松駅通過前後など、見どころも十分です。 警察側の動きには常に???が付いて回るのはこの手の映画のお約束なのか。 特に、最初の現金受け渡しのくだりで、トレーニング中の柔道部諸君に「お~い!爆破犯を捕まえてくれ~!」 これには思わず笑ってしまいました。 ↓の方も書かれていますが、金の受け渡しをめぐる警察と犯人グループ(ほぼ健さん1人ですが)との駆け引きは、 グリコ森永事件を思い出させるものがありました。高速道路とその下の一般道とか、喫茶店とか・・・。 昭和の匂いを漂わせる名優たちの熱き競演は見応え十分の作品でした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-13 20:05:02)《改行有》

200.  リミッツ・オブ・コントロール 極端に台詞が少ない主人公の男が歩くスペインのどこかの街の路地の風景。 意識的に多用されたと思われる落書きのある壁。 空やプールの水の青、遠くに見える山の緑、美術館の白い壁、エレベーターの壁の赤。 特急列車の車中での流れゆく車窓の風景・・・。 それら寡黙な主人公の背景にある風景の1つ1つが、まるでアートのような味わいがあります。 「スペイン語は話せるか?」「いや」 そして現れた人物はごく短時間、問わず語りをしては去っていく。 「オーソン・ウェルズの「上海から来た女」は見た?ー訳の分からない映画・・・。」 これは現れたある女が残した言葉。では、本作は? 本作も僕にとっては訳の分からない映画ではあったけど、それでも全然構わなかった。 ジム・ジャームッシュとクリストファー・ドイルの世界にゆったりと浸ることが出来た、いい時間だった。[DVD(字幕)] 7点(2020-05-08 18:47:10)(良:1票) 《改行有》

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