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181.  アベンジャーズ(2012) 《ネタバレ》  実は、アイアンマンしか知らなかった。だから今まで見なかったのに「もう2枚借りた方が安い」などと言われ、つい借りてしまった。  それゆえ当然分からない事だらけだが、それぞれ「タダモノではない」描き方をしているので、多分この人スゲー人なんだろうな、という事は分かる。(緑の人だけは分からなかったけど)  だから、というかつまり、というか、『アイアンマン・スペシャル版』として楽しめた。他にも空飛ぶ空母や、神と自称する奴(多分ギリシャ神話的な「族」としての神なんでしょうね)と人間の話とか、興味深い所がいくつもあった。他の人の活躍を今度見てみたくなる。  思うツボなのかも知れないが、たまにはツボにはまるのも良いのかもしれない。 【追記】  他の人の活躍をいくつか見て思ったのだが、アメリカのヒーローとその世界の住人と言うのは、何故こんなに「力」に憧れているんだろう。特に敵側は、力を求めてダークサイドに落ちる奴が異常に多い。ヒーローも結局は力技で勝利する。日本のヒーローは、どちらかと言うと力より技を駆使する傾向にある気がする。国民性とかの差だろうか。[DVD(字幕)] 7点(2013-04-13 17:34:46)《改行有》

182.  富士山頂(1970) 《ネタバレ》  映像的には雄大で壮麗な富士山を思う存分魅せてくれて、言う事なしなのだが、物語的には、見終わった後に何か気持ちの乗らない感じがするのは、主人公の情熱の源が「業務命令」にあるからではないか?と思っている。  まあ、原作モノだし、その元も実話だしこんな事を言うのも何だが。  不可能と思われる大工事を成し遂げた工事関係者の話は、確かにすごいし、完成直後の台風に耐え抜いたのはジンとくる。だけど、「ウソでもいいから」その感動にふさわしい動機付けをして欲しい気がするのである。  当時としては、会社の指し示す方向に向けて頑張る人が、社会的にも立派な人として賞賛される社会だったのだから、仕方がないと言えば仕方がないが。  偉大な仕事の原動力が、義務感であってほしくない、という「非会社人間」の視点である。  でも、映画自体は面白かったですけどね。[DVD(邦画)] 7点(2013-04-11 23:44:41)《改行有》

183.  図書館戦争 革命のつばさ 《ネタバレ》  TVアニメーションは未見。  執行時に「検閲を執行する」って宣言しているのに、違憲の判断が出ない司法や、目的と正反対の看板を掲げた法案が、シレっと国会を通過してしまうのが、何ともありそうで怖い。  そのほかにも、日本の政府が外圧に弱いとか、なかなか風刺的な部分はあるが、なかでも劇中の作家含め多くの国民の「自分にかかわってくるまでは無関心」という部分や、「この国の人間は大きな風が吹くと、皆そちらを向く」は、周辺諸国との状況に乗じるように、怪しげな連中が台頭しそうな今の状況を考えると、リアルに危惧を感じる話だ。  それにしても本を検閲・差し止め没収するための組織が、突撃銃で武装しているというのは、思い切った設定だ。とういか、そこの所がよく分からない。日野のナントカって昔の事件の描写が出てきたが、図書館・本屋に並んでしまってから購入者を襲っても、もう遅くないだろうか?  新刊本は出版前に、既刊本は確かに図書館・古本屋などでトラブルになるだろうが、銃が必要なんだろうか?  そういう状態に至るまでの、図書隊と良化委員会の攻防が地味そうだけど面白そうだと思うのだが、きっと前段階のTVアニメ版で描かれているんだろう。 [DVD(邦画)] 7点(2013-04-05 17:31:43)(良:2票) 《改行有》

184.  ガクの冒険 《ネタバレ》  椎名誠ファン向けの、殆ど内輪映画だが、ニュースステーションで一躍全国区になった、カヌー犬ガクの主演作。「怪しい探検隊」の面々も、演技らしいことをして楽しんでいる様子。なにより、大資本・メディアミックスの大宣伝などを用いない、自主映画のノリで映画を作る作家というのが、この頃まだいたのだというのが、嬉しかった。  ストーリーは何てことはない、男同士という関係が如実に判る二人(人と犬だが)の川旅の途中、カヌーが沈して離れ離れになった犬が、再び男とめぐり会うまでの話。  うちの猫が14階建ての集合住宅の中で、迷子になったおり、4~5階ほどの皆違いのフロアで発見した時に、奴は「助かった!」という顔をした。動物というのは、色々な表情を持っているものなのだ。  そういう意味では、ガクが男を見つけた時のうれしさ、表情をもっとしっかり撮ってしかるべきだったとも思う。なにしろ野田と椎名、二人の「とうちゃん」が撮影に参加しているんだから。  でも、何だかんだ言っても、動物好きには楽しい一作である。[ビデオ(邦画)] 7点(2013-04-02 16:26:24)《改行有》

185.  大魔神 《ネタバレ》  謀反により領地領民を手にして悪辣非道を行う悪侍と、それに囚われた旧領主の残党たちの争いの物語。それと、昔からの言い伝え・神への信心を軽んじる者の話をうまく組み合わせて、勧善懲悪を描いた時代劇特撮。  映像的にはやはり、日本家屋の瓦が崩れて落ちる屋根が見事。ゴジラシリーズのビルのような「中身の無さ感」を感じない、今作の木造建築物の破壊シーンはリアル。  それと大魔神の怒り顔、その切り替わりの発想。我々のような子供(当時)にも、ちゃんと魔神の心がわかる仕掛けが良し。  で、興味深いのは物語中、人間たちは魔神を封じ込め石像を置いた、と思っているが、封じ込めた像と魔神は一体であったことだ。大魔神は単なる正義のヒーローではなく、悪を滅ぼすこともあれば人間に害することもある、畏れるべきものとして描かれる。人間に都合のいいばかりの神様ではない「大いなるチカラ」、ニライカナイなどと言う言葉を思い出す。  だからこそ、少女が「この身を捧げます」とまで言わないと、止まらない。正直、もうちょっと大暴れして、「ありがたいけどこのままでは大変」という展開になっても良かった。神様の御利益は、簡単には得られないのである。[DVD(邦画)] 7点(2013-03-23 19:30:29)(良:2票) 《改行有》

186.  丹下左膳 乾雲坤竜の巻 《ネタバレ》  面白いじゃないの。今、「決定版』と称している物よりも。  期待していた、隻眼・隻腕になった謂れも物語に密着していて、ダークヒーローとしてのカッコよさも充分。その後豪放磊落の部分が、拡大してゆく主人公の、シリアスで真面目な精神的な部分を楽しめた。  三人が旅立つラストカットは、連続活劇の始まりのような、続きを期待してしまう終わり方もよい。[ビデオ(邦画)] 7点(2013-03-15 02:46:45)《改行有》

187.  細雪(1983) 《ネタバレ》  美しいものが滅びてゆくのは、悲しい。こう文字にすると、至極当たり前のことだが、そういった普通の事をことさら普通に、穏やかに、淡々と綴っていったのが、この映画なのだと思う。その穏やかな滅び方が、これを観た若い頃にはよく分からず、退屈でもあった。  しかし最近(自分自身美しくはないが)、「終わりの時」がどんどん近付いているのを感じる身としては、それを考えると悲しく切なくもあるが、滅びつつある自覚が希薄そうな彼女らよりは、幸せなのかもしれない。  そしてやはり、日々していることは「いろいろあったけど、何も変わらへん」とも言える。  こうやって、何とはない普通の事をしつつも、終わりを迎えるのだなあ、などと思う。 [DVD(邦画)] 7点(2013-03-02 02:00:16)《改行有》

188.  エアポート’75 《ネタバレ》  大空港という映画のリメイクらしい。やたら登場人物が多くて、飛行機トラブルに集中していなかった前作と比べると、操縦者を失ったジャンボジェット機のサスペンスに主題を置いたこちらの方が、楽しめる。  飛んでいる飛行機に乗り移るというのは、ドキドキさせるし、そこで心離れていた恋人同士が、再び邂逅するというのがいい。  それに何、と言ってもホンモノのジャンボ機の映像は、説得力があり、山間を飛ぶ姿は雄大でもあるが、同時に陸地と近いその映像が墜落の危機をあおる。コクピットが壊れている状態の飛行カット(引きで)があれば、いう事なかったのだが、当時はCG無いからしょうがないか。  それにしても、この英雄的なスッチーは誰かに似ているとずっと思っていたが、やっと思い出した。柳沢慎吾だ。んー、すっきりした。[DVD(字幕)] 7点(2013-02-21 23:26:32)《改行有》

189.  座頭市物語 《ネタバレ》  観終わって96分しか経っていないのが、信じられないくらいの充実さ。テンポよく描くというのは、こういう事なのか。それでいて急いだ感のない筋運び。見事である。  溜池で釣りをするシーンののんびり感、夜の追手との斬り合いシーンの静寂感、こういったものが、実時間以上の時の流れを、感じさせるのかもしれない。いや、それだけじゃなく、オープニングタイトルの間にも、ちゃんと盲目の市をみせるなど、見せ方も上手い。  物語の方は、やや類型的だが、市がわらじを脱いだ縁ある貸元と、その抗争相手との話。市と対照的に相手側親分一家の客人となった剣豪と、妙に心通わせつつも、戦わざるを得ない二人の生き方を描いている。  対照的な構造の中にいる、対照的な二人の対比も面白いが、この映画の魅力は何と言っても、市のキャラクタだ。  盲だが人には優しい、めっぽう剣の腕の立つちょっと小太りの市。人気出るわけだ。ヒーローのセオリー通り、追いすがるヒロインを振り切って、一人去ってゆくのもカッコイイ!  もう一人の剣豪は、なんと平手造酒。昔の演歌歌手の、少なくとも二つの歌で知られている。彼の話は映画にもなっており、いつか見ようと思って買っておいた、橋本忍脚本のものを、そろそろ見てみよう。[DVD(邦画)] 7点(2013-02-15 18:51:56)《改行有》

190.  手錠のまゝの脱獄 《ネタバレ》  『網走番外地』など、多くの映画にそのシチュエーションを真似される、ユニークな状況設定が見事。そして、それによって人が繋がっていく様を、感動的に描いている。  この映画は、そこに人種差別というテーマを与えて、逃走途中で出会う人たちとのドラマを含め、黒人差別への批判を描いているように見えるが、実はその本質はそんなところを超えた、人のつながり(友情と一言で言っちゃうとチンケだが)を描いているのだと思う。  実際、終盤にあらわれる「繋がっているんだ」のセリフには、泣かされた。が、ホント言うとこのセリフ、列車から下りた後に出てきたら、号泣していたと思う。[DVD(字幕)] 7点(2013-02-09 23:39:34)《改行有》

191.  愛と死をみつめて 《ネタバレ》  なんと言っていいか判らないが、泣いてしまった。単に難病に侵された少女がかわいそうと云うよりは、二十歳そこそこの、小さな心を突っ張っている気丈さと、絶望感の間で振れる心に、胸を痛めてしまうからだ。死に脅かされながらの少女の彼氏への想い、周りの人全てへの思いが、美しい。  それに、途中途中で、挿まれるサユリちゃんのモノローグが、少女の心を実にうまく表現している。  それにしても、こんな古い映画で老女役の北林谷栄さんを見ると、一瞬、時代感覚を失ってしまう。一体いつからお婆さんだったんだ?…と思ったけど、そういえば、お父さん役の笠智衆さんもそういう役者さんだったっけ。  そうそう、そう言えば、創価学会のこと、拝み屋だって。今では言えないなあ。[DVD(邦画)] 7点(2013-02-04 23:33:17)《改行有》

192.  るろうに剣心 《ネタバレ》  原作は未読。  人を殺める仕事をしていたものが、何かのきっかけで嘗ての剛腕を封印して、安寧に生きようとする、という話は創作物の中でよく見るパターンだ。今作では、その「人を斬らない」決意を象徴的に表している「逆刃刀」という、自らに刃の向いている刀が興味深かった。こんな面白い発想の道具作っといて、そこをもっと描かないのは、もったいない。  最後の偽物との決着で、これをどのようにうまく使ったのか?もちょっと上手く意義深く見せられたのではないか?人を斬らない刀と、人を生かす剣術との関連とか、もっと。  こう書くと、不満を持っているように見えるかもしれないが、さにあらず、とても面白く見れた。罪なき人が何度も酷い目にあって、遂に立ち上がるというカタルシスも、時代劇の王道で気持ちいいし、佐藤健のアクションも、さすがに一年間ライダーで鍛えられていただけあって見事。いい人モードから蘇った人斬りモードの凄味を見た時に、何役もこなしたアレを思い出した。  それにしても、映画に出てくるガトリングガンっていうのは、いつもいつも悪いヤツの武器だな。 [DVD(邦画)] 7点(2013-01-15 00:28:02)(良:2票) 《改行有》

193.  テルマエ・ロマエ 《ネタバレ》  原作未読。  現代の日本の風呂に驚くさまは面白かった。何よりいいなと感じたのは、彼が持ち帰ったのは技術の部分ではなく、文化の部分が多かったことだ。シャワーなんかの例外もあるが、その殆どは日本のお風呂文化そのものだ。籐カゴなんかとても懐かしい。あれを使うなら、見張る人=番台のおばさんも必要になるな、なんて考えた。思えば、番台にはそういう役目もあったのだと想い出す。  この物語で不思議だと思うこと、というか不満な点は、お風呂讃歌とも言うべきローマ側物語と、現代側の物語が符合していないという点だ。上戸彩は、温泉旅館を継ぐ方向で、お風呂の良さを見出して欲しかったと思う。あくまでお風呂を主役として、一貫したコメディの空気感で後半戦と結末を作れば、もっと楽しい映画となったのではないか。変にシリアスな部分は要らない。[DVD(邦画)] 7点(2012-11-23 03:12:07)(良:1票) 《改行有》

194.  3時10分、決断のとき 《ネタバレ》  50年前の西部劇のリメイク。  凶悪な強盗団の首領を裁判にかけるために、コンテンション駅まで護衛する、牧場主の話。  こちらの版は、いろいろな面が加速されている。ダンは、暴力立ち向かわないさまが、息子にも反発されているような、ちょっと情けない感じが強調され、チャーリーはより凶暴に、コンテンションの人たちは金で強盗団に協力してしまう。ベン・ウエイドは、知性的な部分が強調され、絵なんか描いてたりする。  ダンと息子の関係の改変、護送への介入により、ベン・ウエイドの、最後の決断の意味が、よりしっくり感じるようになったと思う。原作付きに言っても詮無いことだが、酒場の女が最後に何か、絡んできてもいいと思う。  最近の、アメリカ映画の中の悪漢は、とにかく凶悪だが、チャーリーのそれは、知性的なベンの描写と比べ、狂気という感じ。その極地とも言える、男たちを買収して、ホテルから駅への二人に、弾丸の雨を浴びせる様は、かなり見応えのあるものになった。  しかし、途中のインディアンとの銃撃戦、トンネル掘り連中の件は、冗長。  そして最後、何もかもうまく行った、前作と比べ、今作の結末は哀しい。息子が、その雄姿を目にしていたのが救いか。 [DVD(字幕)] 7点(2012-10-24 00:56:19)《改行有》

195.  華岡青洲の妻 《ネタバレ》  何年も前に新薬被験者の登録をした時に、随分といろいろな妄想と、戦ったことを思い出す。もちろん、現在の試験は安全なのだろうけれど。  そう考えると、麻酔という技術が、半ば伝説としてしか無かった頃に、失敗したら死ぬかもしれない実験に、体を提供するのは、並の精神力ではない。  世界初の全身麻酔、と言う部分にはもちろん興味深さはある。しかし、スゴイと思うのは、母と嫁の被験者競争だ。子を溺愛して嫁に意地悪をする母、というのは、物語や幾人かの知り合いの話などで、聞くことはあるが、その張り合いが人体実験にまで及ぶというのは、大した狂気だ。  この部分の、二人の狂気的な張りあいを見ると、人間の一念、思いの強さ、を恐ろしい思いを持って観てしまう。と、同時に、顔も見ずに嫁入りし、新婚生活をも姑にコントロールされてなお、人体実験を申し出る、お武家さんとは、大したものだとも思う。  その人は、医者の家の美しい女将さんに憧れて、そこに嫁入りし、その美しい姑にいじめられ、さやあてのように被験を申し出る。まさしく「美しい花には毒があ」ったけど、そのおかげで「毒薬変じて薬とな」ったという、ことわざ通りのお話なわけだ。そういう意味では、これは『華岡青洲の母』でもあった話かもしれない。[DVD(邦画)] 7点(2012-10-22 22:59:56)《改行有》

196.  ガメラ2  レギオン襲来 《ネタバレ》  大好評を博した『大怪獣空中決戦』の続編で、新怪獣の登場。なんだか防衛関係に好評だったのか、自衛隊協力のクレジットが異常に多い。  さて今回は、ただ現場にいたというだけの単なる民間人に、作戦上のアドバイスを受けたり、現場に連れて行ったりと、ちょっと非リアルでそういう所ダメな人も居そう。でも、今回の最大の見所は、師団長の「火力をレギオンの頭部に集中、ガメラを援護する」だろう。これこそ、一方的だった、ガメラの思いが成就した瞬間。ガメラが人類の味方、という設定だからこその、素晴らしいカタルシスだった。  また、某格闘アニメの影響からか、地球の「気」のようなものも、素直に受け入れられた。  しかし、今回の話は、私の気に入っていた「人類の味方設定」に、暗雲がかかっている。「ガメラが守っているのは人間じゃないのかも」とラストで示唆するところだ。  だけど、今作にはガメラが仙台に降り立った時に、踏み潰しそうになった車をよけるカットがある。そんな事言わないでほしいものだ。もちろん、草薙浅黄ちゃんがあの場にいたら、キリッと否定してくれたろうけど。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2012-10-16 12:56:09)(良:1票) 《改行有》

197.  刑事物語 《ネタバレ》  ひっさしぶりに観たわ。  当時、東宝は、寅さんに対抗するシリーズにするつもりだったと何かで読んだが、こちらは犯罪事件が基本で全体的にちょっと暗めなためか、長く続かなくて残念なことだった。  モテない割に女にはめっぽう優しい、蟷螂拳の達人刑事の物語。いいキャラクタだったんだけどなあ。  こんないい人の力の源が、「憎むこと」なのは考えてみると意外だが、その台詞を言う前の段階で、この人は相手を憎んでいる、と分かっちゃう武田鉄矢の芝居に驚かされる。この、女に優しく毎回誰かを愛してはフラれ、を繰り返している刑事と、力を発揮するときには相手を憎む、と言う部分の関係についてのドラマをもっと観たかった。  ところで、ラストに流れる主題歌「唇をかみしめて」は、ホントにいい曲だ。スナックのカラオケでたまに歌うと、大抵のおじさん達が褒めてくれる。歌唱ではなく、歌の内容を。 [DVD(邦画)] 7点(2012-10-14 15:13:30)(良:1票) 《改行有》

198.  勇気ある追跡 《ネタバレ》  ジョン・ウェインの、ウインチェスターを片手で給弾するアクションを、昔のテレビ映画番組で見て、強烈に印象に残っている。それが、この作品なのか他のものなのかは、今となっては不明だが。私にはジョン・ウェインといえば、何と言ってもこのウインチェスターさばきなのだ。ちなみに、少し大きくなって、おもちゃでやってみたが、腕の長さが足りなくて、ひどく痛い目を見たこともある。  父親の復讐のために、犯人を探しにゆく、少女の勇気を描いた映画だと思っていたが、本当の勇気は、自分の命に責任を持てる行動ができる者だ、ということがよく分かる映画だ。だからリメイク版の、その後少女は勇ましく生きた、的なエンディングより、少女らしく保安官に好意を伝えるこちらの版の方が、私は好きだ。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-11 13:31:18)《改行有》

199.  ある街角の物語 《ネタバレ》  音楽に乗せて動く、ポスターに描かれた人たちが愉快で面白かった街角。軍関係のポスターが現れ、壁中を席巻する様は、明らかに軍事批判なんだけど、戦争によって街はひどい事にはなったが、同時に様々な事が解決している。  女の子は、ぬいぐるみを取り戻せたし、街路樹は種を地に蒔くことができた。二人の音楽家のポスターも、添い遂げ二人の演奏をすることができた。  普通に考えれば、どんなに困っても煮詰まっても、戦争というのはすべてを破壊してしまう、という事なんだろうが、私は逆に考えてしまう。  ま、生き残った女の子と木々の新芽が、希望を感じさせるのだけは確かである。希望というのはいつでも、「これからの命」にあるものだ。[DVD(邦画)] 7点(2012-10-06 18:10:19)《改行有》

200.  リトル・ミス・サンシャイン 《ネタバレ》  ラジオ番組で、竹内香苗嬢がオススメしていたので鑑賞。  あちこち壊れてるし、みんなで押さないと動かないけど、それでもそれに乗って走らなきゃいけない。なるほど、あのポンコツワゴンは、この家族そのものなのか。  でも、乗ってる奴らは、乗っているにつれて、だんだんマトモになってきてるよ。  みんなで、舞台に上がって踊る場面より、帰るときにみんなでワゴンに乗り込むシーンに、何故かグッときた。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-02 14:10:43)《改行有》

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