みんなのシネマレビュー
にょろぞうさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 380
性別

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順123456789101112
投稿日付順123456789101112
変更日付順123456789101112

181.  シュガーマン 奇跡に愛された男 《ネタバレ》 アメリカでまったく無名だったミュージシャンが南アでは誰でも知っている伝説のミュージシャンだった しかも死んだと思っていた本人は生きていて、自分がヒーローであることをまったく知らないで、なおかつめちゃめちゃ人格者で良い奴だったって話 一言でいえばこういう話だが見て行くにつれて解る展開になっている なので本人が生きていることがわかるまでに興味を引っ張る魅力に乏しいと思った もう少し本人登場までに盛り上げてくれる演出がほしい しかし本人が生きているとわかってからはまぁまぁおもしろかった しかし最後まで見ても素晴らしい人格者だと回りの人達が言うだけで具体的な例は何もなく、今ひとつ「シュガーマン」の人となりがわからなかったのがこの映画の弱点じゃなかろうか[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-02-02 22:44:33)

182.  セルビアン・フィルム 《ネタバレ》 後味の悪さはクライヴ・バーカー ドレッド[恐怖]の方がずっと悪い この映画が結構評価されてるのは エンディングだろうな このエンディングがなければ普通のゲスな映画だったに違いない 途中の妊婦のシーンとか取りざたされているが、表現が軽すぎてただの悪趣味なノイズにしかおもえなかった、どうせならもっともっと不快に描くべきだろう そもそも家族思いの主人公が往年の名AV男優だった過去のイメージがないのでただのダメ親父にしか見えない なによりも途中で主人公が映画を降りると言い出す頃まではさして映画を降板するほどの理由があると思えなかった、ここは主人公の行動原理なので大事だと思う その時点では映画製作者側のうさんくささは描かれるが、まだまだ主人公が映画をやめたいと追いつめられるような不気味さはない 友人のAV女優の存在もあまり意味が有るように見えなかった ラストの実のお兄さんはゲス野郎だがあそこまでやるなら相手は監督だろう チ○コを目に突っ込むシーンもモザイクが無いと結構ギャグにしかみえなかった まぁあまり深刻に作らなかったのは狙いかもしれないが いいところもあった、主人公が意識をなくした間の記憶を取り戻すために入手したテープを見たり、場所を遡ったりしながら思い出すところは中々いい演出だと思った 特に最後に惨劇があった場所に戻ると、死体がごろごろしていてこれからおこる事(過去にさかのぼって再現される)を期待させてなかなか良い まぁどちらにしても、もうすこし突っ込んだ表現じゃないとインパクトがないかな その不道徳さのみ取沙汰されて話題になったと思われる クライヴ・バーカー ドレッド[恐怖]ぐらいの不快感が必要だと思う[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-01-27 22:07:19)

183.  リンカーン 《ネタバレ》 地味な映画 決して悪いわけではないが2時間半はちょっと長いかな リンカーンの人となりがよくわかる 南北戦争の終盤に奴隷解放の憲法改訂するまでをメインに描く 冒頭に凄まじい戦争シーンが描かれるがほとんど肉弾戦、現在の戦闘とはまったく違う 以後、見栄えのするアクションとか最後の直接的な暗殺シーンとかはまったく描かれないのでその辺を期待すると完全に裏切られる トミー・リー・ジョーンズ(スティーブンス議員)が奴隷解放急進派の政治家を好演していて、こいつはただの宇宙人じゃなかったと思い知らされる あくまでもかたくなに黒人の開放を求めて、なおかつ完全な黒人の人権をも求めるスティーブンス議員が、自分の信念を曲げてでも、とりあえず法の下でのみ人間が平等であると議会で発言するところはなかなかいい 最後に開放事案が通って議定書を家に持ち帰ったら奥さんが黒人だったという落ちは感動的だ リンカーン夫人にサリー・フィールドがキャスティングされてたがもうおばあちゃんでびっくりした 全体的には悪くなかったがもう少しエンターティメントに依ってくれないともう一度見る気にはならないかもしれないな[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-01-27 21:32:42)

184.  飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲 《ネタバレ》 1974年のオリジナル版と同時に見た 冒頭、レザーフェイス一家が自警団に殺されるシーンで始まるが前作の雰囲気からするとこんなまともな家族達なのは違和感がありすぎる、前作の家族は完全にキチガイだった 映画を見ながら、この普通の人達(レザーフェイス一家)は誰?って真面目に思った 前作の突き抜けた狂気はまったく顔を出さずそこが一番の不満か 途中からヒロインがレザーフェイス一家の味方になる展開は意外だがそれが面白いかと言われれば特にどうということはないかな ただヒロインのプロポーションの良さは特筆もの さほど多いと言えない殺され役キャスト達が事故で死ぬとかちょっともったいない スマホを使った捜査とかは新鮮だがストーリーにまったく関係しないのはただのタイアップだろうか そもそもレザーフェイス込みの遺産相続とか弁護士がちゃんと告知しないとまずいだろ 惨劇が繰り返されても回りの人達がまったく騒がないのは違和感有りまくり レザーフェイスが祭り会場に乱入してるのに、よっぱらいが暴れてるみたいな観客の対応はギャグなのか 緊張感がまるで無い 復讐を終えたレザーフェイス一家がとぼとぼ屋敷に帰って来て「なんだか寂しい」みたいな感じはむしろ可愛くて完全に笑える エンドロール後のお約束は蛇足でしかない仮にもヒロインの両親だし言ってみれば身内じゃないの[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-01-19 22:25:00)(良:1票)

185.  ラストスタンド 《ネタバレ》 アーノルド・シュワルツェネッガー復帰第一作だが、なんか寂しい映画 人が余り出てこない FBIも人数少ないし街中の銃撃戦も人がまばら 無人の街で撃ち合ってる感じ カーチェイスもなんてことない 最後は安い映画のお決まりのコーン畑バトル アーノルド・シュワルツェネッガーのギャラに制作費の全てを使ったのか 何故この映画が高評価なのかがわからない[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-01-08 02:02:45)

186.  パーフェクト・トラップ 《ネタバレ》 前作と続けて見た 前作から完全に繋がっているのは非情によい ファーストシーンからド派手な演出で期待させる 反面トラップが大掛かりなわりにワイヤーでスイッチが入るというだけで、罠であると言うひねりがまったくない しかもその後のスイッチはワナオトコが自ら入れるというローテク振り、もはや罠ではなく殺人装置である SAWの様なピタゴラスイッチ的な面白さはまったく無くなっていた ここはかなり不満 つかみとしてはいいが物語としては物足りない 主人公の病室にワナオトコが花を届けるとかもそんな事をしたら普通つかまるだろう その後のワナオトコのアジトも遊園地のアトラクションみたいで恐怖演出とはほど遠い そもそも最初の金持ちの娘の子供の頃の事故のシーンは何か?ストーリーに関係ないんじゃあるまいか? アジトに侵入したとたんに意味なく仲間割れであっというまに仲間を失うとか結構しらける 圧倒的に武器が有利なはずなのに仲間が弱すぎるだろ、殆ど自滅に近い もっと罠のグレードがほしかった マニアックなアクション演出があるがそこは必要ない、むしろじゃま ナイフバトルとか、ドアが開いたらワナオトコが逆光で犬とマシンガン撃ちまくりとかランボーチックなシーンに笑う所なのかとマジに思った あいかわらず虎ばさみの廊下とかこんなのにひっかからないだろうという物多し 主人公が警察を呼ぶ為に道路の人を撃つとかありえないだろ あんなでかい銃で撃たれたら何処撃たれても死ぬ マグナムなめんなよ! しかしいろいろ書いたが全体的には悪くない とくにファーストシーンの派手さは結構すき ラストはお約束のワナオトコは生きているというオチか、そろそろ飽きたと思ったらその先があった(笑)[DVD(字幕)] 6点(2014-01-02 16:31:48)

187.  アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ 《ネタバレ》 映画としては及第点 しかし脚本に不満多し そもそも、事件に至るまでの犯人達の行動が不可解だ 主人公を殺す覚悟で近づいたように見えないのに、乱暴した後で簡単に口封じをしようなどと現実離れしてる 主人公が消えた後のパニック振りなどやろうとした事の割に取り乱しすぎ ビデオテープの存在があまりにも意味が無い 犯人の前で家族に見せる等いくらでもいい使い方があったはずなのに せっかく子供や奥さんの存在があるのにただ出て来ただけなのはなぜか?普通もっと効果的な演出につかえたはずなのに非情に残念 ラストは銃の引き金をひくのは犯人の子供にするべき その後件のテープが奥さんの元に届く等いくらでもよくなる余地があった 復讐シーンにしても犯人達に仲間を殺す所を見せつける等まるで無く 男たちが追いつめられた感もなくカタルシス不足 主人公も狂気に見えない、もっとホラーっぽいキャラクターの方がよかったのではないか この映画脚本を詰め直せば凄く良い物になったのに残念だ[DVD(字幕)] 6点(2014-01-02 16:13:39)《改行有》

188.  高速ばぁば 《ネタバレ》 タイトルから想像できなかった人体損壊ホラー じじばばのリアルな虐待シーンとかも有りかなり不快なシーン満載の映画 リアルなストーリーとかはあたりまえだが皆無 アイドルグループ「ジャージガールズ」の持ち歌が「女子力わっしょい」だっていうんだから推して知るべし そこは野暮になるのであれこれ言わないでおこう とにかく怪我の後を毟るシーンが多い かなり気持ち悪い その辺が楽しめる人はいいんじゃなかろうか わたしはダメだった ただの残酷シーンじゃない人体から出る膿とか瘡蓋とか、ウンコやゲロとどっこいの不快さをホラーとして許容出来る人はどれくらいいるのだろうか? 古くは四谷怪談のオマージュか タイトルの高速ばぁばのシーンはそれなりに面白い 残念ながら怖くはないが狙いはよくわかる 高速で近寄ってくるばばぁがいたら可笑しいよねみたいな しかし高速ばぁばはもうちょっと怖く造形出来なかったのか、場合によっては毛むくじゃらな犬が走りよって来る様に見えた 時間も短いしアイドルも出るし、体調が悪い人に勧めてとどめを刺すにはちょうどいい映画だ(笑)[DVD(邦画)] 6点(2013-12-31 01:26:54)

189.  REDLINE(2010) 《ネタバレ》 映像センスはバツグン フリークス達もめちゃかっこいい キムタクも悪く無い イエローラインのレースが終わってレッドラインのレースが始まるまでは文句の付けようが無いほどいい その後は突然バトルアクションになる しかもいたって普通な出来 巨神兵もどきから「AKIRA」のSOLもどきや千と千尋の神様もどきまで出て来て結構しらけた 完全に盛りすぎ脚本 サービス過多だ 何故レースだけで話を作らなかったのだろうか トランザムの改造過程やJPの過去をもっと掘り下げたりライバルレーサー達の個性をもっと描けばよかったのに ライバルレーサーにチキチキマシンみたいな悪い奴がいないのも珍しい設定なので、各レーサーの駆け引きが殆どなくロボワールド相手のありがちなバトルシーンに始終したのは本当に残念だ ライバルレーサー達はどれも魅力的でレースの駆け引きがもっと見たかった ロボワルード達はレースの妨害役程度のとどめて真摯なレースバトルがメインの話にすれば傑作になった気がする エンディングは突然ファンタジーになって唐突に終わる 制作者のネジが切れたのか?不可解だ[ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-12-27 19:03:13)

190.  藁の楯 《ネタバレ》 事前情報でトレーラーが高速道路でひっくり返るシーンとか、新幹線のアクションを台湾で撮ったとか、アクションを売りにしてる風だったので期待したがその辺のアクションはいたって普通 予告編で一番派手なシーンを使うのは最近の流行か 高速道路のシーンとかはどこかの山の中の空き地みたいなディテールだった ちょっと安すぎるだろう 犯人に10億の懸賞金とか基本設定にやぼな突っ込みを入れてもしょうがないが、小さな突っ込みドコロは満載だ たえず刺客に狙われるのは物語を面白くするために仕方が無いとしても、空路では無くて陸路を使うのにはそれなりの理由がほしい しかし新幹線でのヤクザバトルはなかなかいい そのまま新幹線のホームでの人質バトルに移行するなど次々と刺客が現れる感じはスピード感があってなかなかだ しかし新幹線を降りてから車に出会わないで、一晩中歩き続けた挙げ句に最初に出会った車が被害者の父親とかはいくらなんでもちょっとなぁ 松嶋菜々子扮するSPは何度もぼんやりして犯人の清丸を逃がすとかもありえないし、余貴美子のタクシーがちょうどうまく3人を乗せるとかも、もう少し整合性がある展開にしてほしかった まぁ三池崇史なのでその辺はどうだってイイって感じか しかし三池崇史にしては演出に毒がない せいぜい松嶋菜々子のSPをいきなり殺したぐらいか ラストはこれだけ犠牲を払って守った清丸を、ちょっと目を離した隙につまんない奴にぶっ殺されたりするぐらいの毒があったら面白かったのに 実際には最後の警視庁の前での件はくだらないとしかいいようがなかった エンディングも平和そのもの どうしちゃたんだ、三池![ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-12-24 12:15:52)

191.  綱引いちゃった! 《ネタバレ》 よくある地方アマチュアスポコンものの典型 過去にもいろいろあったが今作が特に特徴があるわけじゃなかった 良くも悪くも無い感じ 舞台になった町並みは工業地帯と住宅が違和感無く同居して新鮮なインパクトがあった 何故か集まったチームメンバーのドラマは殆ど無い ヒロインの恋愛も無し しかも綱引きのやり方や楽しさはまったく伝わらない 物語後半までまともな練習シーンすらなかった チームがまとまってくる後半からはまぁまぁ良かった ラストの大会はそれなりに盛り上げてくれたが時すでに遅し 押されてる状況から息子の応援で一転して押し返す所で転換点がはっきりと分るとやった!って感じだったのに、そこはイマイチだった しかしちょっとグッときた瞬間も有るには有ったが。 結末としては完全なハッピーエンドとはいかなかったが有りじゃないかと思った[ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-12-24 11:57:17)

192.  夢売るふたり 《ネタバレ》 松たか子熱演するも映画はいまいちだと思った しかし松たか子は抜群にうまい 演出に性表現がたびたび出てくるがいずれも中途半端 無くてもいいがむしろ有るならもっと突っ込んだリアルな性であればもっと違ったかも 二人でテレビを見るシーンとか松と阿部サダヲの夫婦ならではのさりげない接触など悪くないがかなり中途半端な印象だった このあたりをもっとリアルに描けばこの映画は印象が変わったと思う センセーショナルな松のオナニーよりも夫婦のごく当たり前のリアルな接触のほうがこの映画のテーマに沿ってる気がする 最初の主人公の浮気がお金になるエピソードから結婚詐欺になる過程がまったく描かれてなくてなんだかわからなかった 全体的に演出の狙いがよくわからない お金が貯まるも夫婦間の溝が深まるが阿部サダヲがいつもの演技で悲しみが伝わらない エンディングも港で働く松がカメラを見て怪訝な顔をして終わるなど不可解 この部分を誰かがすっきり解説してくれないかな[ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-12-20 23:18:32)

193.  ストロベリーナイト 《ネタバレ》 良い様な悪い様なつまらない訳ではないがちょっと退屈 脚本に不可解な所が多い 姫川のシリーズはこれ以外は読んだのだけど原作もこんなに浅いのだろうか? ヒロインが大沢たかおをヤクザの大物と知らないで付き合うのはどう考えても変だ キーマンの先生の描き方も説明不足 なによりも大沢たかおが姫川が惚れるほど魅力的なキャラクターに見えない 菊田の目の前で姫川がカーセックスとかありえない展開に思える エンディングも火サス(ふるっ)とかにありがちなだけに不可解 このドラマにあんな三文ドラマなオチはいらないんじゃないか そもそも親分を助けようとして殺人を重ねた子分が間違って親分を刺すか?ドラマではありがちだが実際にはあり得ない典型だと思う しらけた。[ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-12-20 23:08:07)

194.  鍵泥棒のメソッド 《ネタバレ》 主人公が入れ替わる過程を描く前半は結構おもしろい いきなり香川照之扮する殺し屋の仕事のシーンで始まるのは衝撃的 その後も殺し屋がだんだんと役者になろうと奮闘するあたりまではかなりおもしろかった その後不可解な展開もあり失速 広末を含め役者陣はいいのに盛り上がらず 伝説の殺し屋が実は便利屋だったところまでいくとかなり設定が不満だ その時点でカタルシスがた落ち 殺し屋の香川照之が何故、殺し屋のままじゃいけなかったのか?アウトサイダーが普通の人になる話はアウトサイダーの職業が普通の人とのギャップが有れば有る程面白いはずだ 金の在処も超レアグッズだと言うならば見せ方が悪い 広末の一言で語られてもまったくピンとこない たとえば偶然にクリスティーズのカタログを見て驚くとかなっとくできるオチにするべきだ スピード感を重視したのかもしれないが説明的すぎる やっつけで終わらせた感がある 日本アカデミーの最優秀脚本賞とかありえない ラストも急に車に落ちていた写真を見て広末の元に駆けつけるなど不可解だ しかも堺雅人にも恋の予感とかめちゃ安易 あのまま香川は本物の役者で成功して酒井はたとえば伝説の詐欺師になるとか思いつかなかったのか? アカデミーが絡むとハラが立つ事が多い事を確認した一本だった[ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-12-20 23:04:17)

195.  アシュラ(2012) 《ネタバレ》 75分と短いわりに途中が長く感じる ストーリーに起伏が無いので中だるみしている 人が生きる事の意味や人間の業を問いかける重いテーマだが 今ひとつピンとこない、余りにもテーマが身近じゃないせいか ヒロインの若狭がアシュラを疎んじて行く過程がちゃんと描かれていないので若狭の悲惨さが伝わらない 若狭の追いつめられ方が弱い 原作では若狭さえ徹底的に追いつめられて人肉を食う所までいくのに 正しい人すら追いつめられると偽善者になるとかまでは描かれない だらだらした中盤をカットすればある程度は描けたはずなのに残念だ 悲しいけど切なさが皆無なのが問題だ 泣けるシーンが無い、ただ悲惨なだけ 絵は美しいがちょっと暗いシーンが多く見にくい エンディングでアシュラが僧になるラストはホッとする感じでよいが、アシュラを導いた法師のモノローグ(命あるがゆえにあがく。だからこの世は美しい みたいな)がめちゃ軽くてしらけた そんな事俺だって言えるわい! そんな安易なテーマだったのかよ! 都の俯瞰の絵で終わるのも意味不明 エンディングのテーマ曲にいたってはかなりヒドい 作り手が「アシュラ」の世界観をちゃんと理解してたかが疑問である 期待したせいか今ひとつ面白くなかった[ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-12-16 16:18:54)

196.  ももいろそらを 《ネタバレ》 グタグタな女子高生の日常を、リアルな会話とまったくリアルじゃない展開で描いた映画 ある種の雰囲気はあるが、それは自分にはさほど心地良くは無かった この物語はその辺が心地いい人達に向けて作られたものではなかろうか 女子高生の中で語られる会話がキンキンとうるさい 30万と言う大金をヒロインが拾ったことから始まる話だが、彼女らの中でのお金に対する認識が常にインフレで軽々しくて、そこがかなり不快 彼女らの行動も雑でイライラさせる ノイズを楽しむ映画ではないので、この手の話なら「もらとりあむタマ子」のほうがまだマシだと思った あるいは、今時の娘達の瑞々しいイメージを感じればそれで良いと言う人には向いていると思う タイトルにもなった「ももいろそらを」の意味が、入院していた少年が、意味無く事故で死んだというオチも、冗談ではすまない人の悪さを感じる 入院中なので病気で死んだという理由にも出来るはずなのに、あえて事故という理由にした意味がわからない 火葬場から出るピンクの煙もわざと消化不良で、なにか作り手に底意地の悪さを感じる この映画は妙に瑞々しい部分があって、カメラワークも美しいだけに、その底意地の悪さがノイズになって楽しめなかった[ブルーレイ(邦画)] 5点(2016-05-10 12:32:30)

197.  トランセンデンス(2014) 《ネタバレ》 新しい世界を再生する話であるのにも関わらず、なんだか非常に後味の悪い話 主人公が神のようなAIになるが、その存在が悪魔的である描写がまるでないにもかかわらず、いつの間にか人類の敵になっている これは作り手の都合の範囲を遥かに越えている あくまでも善意の固まりであるAIに対して、さしたる理由も無く攻撃する政府とテロリスト 冒頭から過激なグリンピースみたいな連中がAI研究者を殺しまくるが、後半なぜかそのテロリストの行動が正当化されてるような展開になるのはメチャメチャ違和感だ 神のような主人公のAIに対して一方的に攻撃をしかけて、むしろラストで自ら妻と死を選ぶ神AIが不憫 常に優しげなジョニーデップの顔がさらに違和感を増幅させる たとえば無抵抗の新興宗教の信徒達をバズーカでバンバン撃つみたいな不快感がデカイ テロリストの女も始終イライラさせるが、死なないし改心もしない、さらに不快な展開だ 冒頭すでに壊滅してる街並みから始まって最後にまたそこに繋がるが、意味不明 むしろ無い方がずっと物語に意外性を持たせたとおもうのだが不可解な演出だ 途中もテロリストを持ち上げたりAIをこき降ろしたり、かと思うとまた持ち上げたり、テロリストと敵であるはずの警察が突然仲良くなったり、情緒不安定な人が作った感じ AIの能力が感情をもったコンピューターができる能力を遥かに越える神的な力を持っているが、それよりも敵側の違和感が大き過ぎて気にならないぐらいだ この話むしろ最初から政府やテロリストは敵で、はからずもAIになった主人公が神となって人類に貢献するが、人類よりも純愛を優先して自ら死を選ぶ話にした方が違和感がなくむしろカタルシスがあったと思う[ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-07-02 16:51:12)(良:1票)

198.  デッド寿司 《ネタバレ》 「片腕マシンガール」以降、何故か気になる井口昇作品 あいかわらず汚い グロはいいがこの汚いのはどうにかならないだろうか じゃあ見なきゃいいじゃないと言われそうだが、たしかにそうだけどついつい見てしまうのは、癖のある料理にはまる感じに似ている 今回は特にオバカ部分がほぼ全編にわたっている とにかく徹底的なバカぶりは、ますます磨きがかかっていると言っていいだろう アクションパートやホラーパートは凄まじいくらいクダラナイ展開だ そうじゃない数少ないドラマパートはどうだっていいや的なグダグダな展開 もちろん狙って作っていると思われる これほどオバカでグダグダな映画は例がないと思った その部分では突き抜けている くだらない所に金を懸ける気もさらさらなく、こんなもんでいいだろう的な特撮もとにかく、ぐだぐだ。 さすがにここまでくると見ていて我慢大会のような展開だ ある意味毎回見てしまうのはこの我慢が癖になっているぽい(笑) ヒロインの武田梨奈も「ハイキックガール」以降芝居も格段にうまくなっている 他の井口御用達女優がセクシーラインなのに武田梨奈だけがステテコ着用なのは許し難い しかし、最近は良く顔を見るので結構楽しみな女優でもある 坂口 拓、亡き後はこの辺の人にがんばってもらいたい[ブルーレイ(邦画)] 5点(2014-06-09 16:13:42)

199.  レイルウェイ 運命の旅路 《ネタバレ》 非常に風景が綺麗 スコットランドの田舎、 タイの山中を走り抜ける列車 国産蒸気機関車C56 鉄オタならそれだけで充分楽しいだろう 実際にそういう鉄オタに宛てたシーンも多い カメラワークも抜群 役者を捉えたフレーミングも斬新でカメラマンのうまさがよくわかった 序盤の日本軍に占領されたマレーシア山中を遠目に空爆された街並 煙たなびく空を行き過ぎる爆撃機の下ではためく日本国旗、等のVFXもかなりいい出来だ しかしストーリーは退屈 実話らしいので仕方が無いのか 明らかに戦犯である真田広之と虐げられた主人公の邂逅と葛藤 後悔と懺悔を淡々と描く 戦時中の真田をいい人として描かなかったことは評価出来るが、ドラマが弱すぎる 主人公が受けた拷問もその後の精神障害を起こす程の描写ではなかった 真田側と言うよりも日本側からの苦悩はまったく無く、ただただ残忍でバカみたいな日本軍を描くだけなので真田の苦しみはエンディング以外ほとんどわからなかった ここは真田の内なる苦悩をちゃんと描かなければ展開が「はぁ?」ってなる 前半の主人公の負債の取り立てやら差し押さえの話は何の為にあったのか 本筋とまったく関係が無く、むしろ結婚した後で戦時中のトラウマでひきつけを起こしたり、借金取りが来たりとか、いいかげんヒロインがうんざりするであろう展開が続くのも演出の意図がわからない それほど主人公を愛していると言うことを描きたいなら完全に間違ってるとしか言いようが無い 主人公の鉄道好きも実話であればしかたがないが泰緬鉄道を作るのに散々嫌な思いをしたはずなのに、それでも鉄道が好きな理由は何だ? その辺を安易にアレンジしていないのでリアルではあるがまったく盛り上がらない 真田広之目当ての客も以外に出番が少ないのでかなりがっかりしたんじゃなかろうか しかし真田登場シーンでいきなり尺八サウンドは笑った とりあえず邦題から受ける程、感動的な話ではないな なによりも退屈した[映画館(字幕)] 5点(2014-05-29 00:36:50)

200.  ドラゴンエイジ ブラッドメイジの聖戦 《ネタバレ》 ゲームのドラゴンエイジを知らなくとも違和感無く見れる様になっている その分ストーリーが既存のファンタジーRPGの勧善懲悪型を一歩も出ないのがかなりつまらない 10年前ならゲームCGを繋ぎ合わせた様なこのタイプの映画を、圧倒的なCGの良さだけで見ていられたかもしれないが、この程度は既に見慣れてしまっている キャラクターの動きが実在の俳優であるが故に、アクションに迫力がないというモーションキャプチャーの悪い部分が出ている ストーリーも見事にRPGの王道で、今さらどうしてこれを作ったのかがわからなかった ただ破綻してる部分も無く、展開もテンポがいいだけが救いだ 物語に間延びしている所が無いので退屈だけはしなかった まったく捻りもないスターウォーズ的な展開とエンディングにはあっけにとられた スターウォーズを知らない若い世代に宛てたつもりなのだろうがなじんで来たロートル達には噴飯ものである 客観的にはギリ及第点だと思うが、自分としてはお仕事的な作り手のパッションの無さに辟易したので二度と見る事は無いだろう[ブルーレイ(邦画)] 5点(2014-05-10 13:34:17)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS