みんなのシネマレビュー |
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1981. チャップリンの改悟 《ネタバレ》 チャップリン更生の物語。 盗み癖のあるチャップリンが刑務所から出所。 早速、盗みの誘惑に負けそうになるも、最後は正義の心を取り戻す。 内容としては人情劇となっている。 淀川さんもおっしゃっていたけど、牧師が盗人だったなんて恐ろしい。 なんという着眼点だ。 怖い怖い。[DVD(字幕)] 5点(2020-08-15 19:52:56)《改行有》 1982. チャップリンの失恋 《ネタバレ》 女性に恋をし、脈ありと思いきや、その女性には男がいた・・・ まるで寅さんを思わせるオチ。 チャップリンは失恋モノでも先駆者だった。 これは凄い。 ありとあらゆる映画の原型を作ったチャップリンは偉大です。[DVD(字幕)] 5点(2020-08-15 19:49:47)《改行有》 1983. 母情 《ネタバレ》 すいません、、作品登録以来9年越しでやっと見ることができました。 その間、誰もレビューしていないのが寂しい限りですが。 清川虹子ってのがひどくババアで魅力なし。 まあ母と子の関係を描いた内容なので、容姿は関係ないが。 清水宏監督らしい子供をふんだんに使った真面目な映画。 別につまらない話ではないのだが、特に感動もせず。 ところで画質も悪いが、それ以上に音声がひどい。 台詞がとにかく聞き取りづらい。 そんな中で飯田蝶子の台詞だけはハッキリと聞こえた。 飯田蝶子の発声はプロの成しえるわざか。[CS・衛星(邦画)] 5点(2020-08-13 14:45:10)《改行有》 1984. Wの悲劇 いかにも角川春樹、いかにも80年代といった風情の日本映画。 ここまで映画界で評価されている理由は私には分からず、単なる薬師丸ひろ子映画だと感じた次第。 レビューの筆も進まず。[CS・衛星(邦画)] 5点(2020-08-09 11:07:15)《改行有》 1985. ノラ なんて事のない内容だけど、まあ普通には楽しめた。 映像は見づらいほどに荒い。 主人公はとにかく歯切れが悪く、あまりしゃべらない。これが多少イライラした。寡黙なキャラが嫌いな訳ではないが、この主人公はちと生理的に合わなかったかな。 この映画に出てくる人達には寂しさを感じた。決して暗い人達ばかりじゃないけど、無為に過ごしているだけというか、何をしたいのか分からない。共感しずらい登場人物ばかりだった。[インターネット(邦画)] 5点(2020-07-25 15:14:13)《改行有》 1986. 草原に黄色い花を見つける 《ネタバレ》 トラン・アン・ユン監督でベトナム映画に好印象を持っていたが、本作はそこまでの作品ではなかった。 映像美に関してはかなりの高水準。 ただし話の内容が私には真面目過ぎたかな。 少年が恋をする。 それで恋煩い。 どこの国でも同じだ。 ただのこの少年があまりにも情けなすぎる。 弟に嫉妬して暴力を振り、それで反省して泣く。 まあ子供だから仕方ないのかもしれないが、あまりにも情けなすぎて感情移入が難しい。 自分勝手だしね。 後半は尻上がりに良くなったので、この点数で。[インターネット(字幕)] 5点(2020-07-24 12:01:21)《改行有》 1987. 彼女の人生は間違いじゃない 福島原発に端を発する問題を、真面目なスタンスで描いているが、デリヘルのシーンや彼氏との濡れ場をリアルに描くのは不要かと。 日本映画は必ず濡れ場のシーンを入れないと気が済まないのか? 原発問題に苦しむ人々について、その内容がリアルに理解できたのは良かった。[インターネット(邦画)] 5点(2020-07-11 09:30:53)《改行有》 1988. 夜明けまで離さない エロティックでありながら純愛もののような趣き。 しかしながら、80年代を思わせる安っぽい作り。 この安っぽさは何が原因か? 演出?キャスティング?監督のセンス? ストーリーはそこそこ楽しめるが、どこか物足りない。どこかありきたり。 普通には楽しめるが、満足はできなかった。[インターネット(邦画)] 5点(2020-07-06 23:55:08)《改行有》 1989. スター・ウォーズ/最後のジェダイ 《ネタバレ》 おそらく、シリーズの中で一番の駄作。 自己模倣、いや、ディズニー社が20世紀フォックス時代のSWをパクった内容とも言うべきか。 特に気に入らなかったのが、敵方の最高指導者スノークの葬り方。 完全に、皇帝ルパティーンを葬った時と同じ流れではないか。 しかも、今作で早くも最高指導者があっさり死ぬという内容。 敵方の最高指導者は、もっと大切に扱うべき。 おまけにスノークが完全CGというのも、いただけない。 SWを愛しているが故に、今作の内容にはガッカリ。 大体、いくらルークがジェダイマスターとはいえ、遠隔で幻像を作り、その幻像がライトセーバー で闘うとか、無理があり過ぎ。 残念という言葉以外、思いつかない・・・[映画館(字幕)] 5点(2018-01-06 23:25:50)《改行有》 1990. 白い野獣 梅毒に怯えるパンスケ達の更生施設が舞台。 とういうか、このような施設があった事自体、恥ずかしながら初めて知った。 今はこういう施設はないのだろうか。 内容としては至極、真面目。 レベルの高い成瀬作品としてみれば、凡作の部類に入るかもしれない。[インターネット(邦画)] 5点(2017-12-11 02:12:19)《改行有》 1991. 聴かれた女 《ネタバレ》 盗聴モノなのだが、そこまでドキドキ感がない。 まあまあのB級映画といったところか。[DVD(邦画)] 5点(2017-12-11 01:01:26)《改行有》 1992. 十字路の夜 後半、一気に事件が解決していくが、これが唐突すぎる。 序盤から中盤にかけては、画面の暗さも相まって、少々、分かりづらい。 決して、楽しめる作品とは言い難い。 他のジャン・ルノワール作品と比べ、凡作の感は否めない。 ただし、家が三軒しかないというシチュエーション、その演出、これは素晴らしい。 この閉塞感と寂しさ、とてもいい味が出ている。 モノクロのフィルムノワールの雰囲気が大好きな人には、向いている作品。[DVD(字幕)] 5点(2017-10-10 00:05:15)《改行有》 1993. 成功の甘き香り 《ネタバレ》 これって、悪者を最後に沈めて終わらせようという、結論ありきの構成。 これじゃあ、つまらない。 これに対して夜景の美しさ、怪しさは素晴らしく良く映されていて、惚れ惚れとした。 兄の妹に対する執着という、どうでも良いことが物語の主軸になっていたことも、個人的には興味が湧かなかった。[ビデオ(字幕)] 5点(2017-05-13 01:54:51)《改行有》 1994. 我らが愛にゆれる時 《ネタバレ》 実の子供の命の為なら、両親は何でもする。 夫婦というものは、どんな障壁があっても、その障壁が誠実さを伴うものならば、離れはしない。 そんなふか~い、お話。 伏線等も緻密で、脚本もよくできている。 そして、テーマも実に深く、真摯な内容で素晴らしい。 描きたいことも、しっかりと伝わってくる。 しか~し、この作品は実に重たい。 そして暗い。 そして深刻。 ふか~いテーマで、実に心に染み入る話だが、楽しい作品ではない。 夫婦の愛、子供への愛を感じるには、うってつけの映画だと思うが、楽しくない。 そんな作品。[DVD(字幕)] 5点(2016-10-24 00:40:35)《改行有》 1995. アレンジメント/愛の旋律 《ネタバレ》 SHIBUYAツタヤで、店員さんに探してもらい、VHSにて鑑賞。 執念で見つけました。 カーク・ダグラスが、情緒不安定な中年を演じている。 不倫をおおっぴらにやりながら、会社は辞めるわ、もうメチャクチャ。 このムチャクチャな話を、どう受け止めればいいのか分からないまま終了。 ストーリーを追うがまま鑑賞し、気づいてみれば、何も解決せず終わってしまった。 メッセージとして、何を感じればよいのか? よく分からない。 仕事で追い詰められ、妻との関係は崩壊し、さまよう中年の悲哀を感じ取れば良いのか? むしろ、そういう無責任な男を否定すればよいのか? ひたすら堕ちていく中年男を淡々と描いている内容は、新鮮ではあるが、最後までその意図は理解できずだった。[ビデオ(字幕)] 5点(2016-10-17 00:37:48)《改行有》 1996. 金魚のしずく 元刑事のおじさんと、不良な少女との交流を描いた内容。 ゆったりとした雰囲気のまま、ラストまでひた走る。 だけど、こういう題材は香港映画には向いていない気がする。 このジャンルなら日本か台湾の方が得意じゃないだろうか。 ゆったりとした作品と香港とは、相性が悪いと思うなぁ。 出てくるオヤジは喧嘩が強いという設定だが、強く見えないのも違和感の一つ。 香港映画は、昔はカンフー、いまならクライムサスペンスの印象強し。 少なくとも、私が見た範囲では。 もちろん、ウォン・カーウァイの様な、独自のスタンスもアリだが。[DVD(字幕)] 5点(2016-10-04 00:01:27)《改行有》 1997. 闇のカーニバル 80年代の新宿の夜を舞台にしていて、そこで起こっていたであろう出来事を、とにかく羅列したシーンの数々。 どのシーンも、決して愉快なものではなく、むしろ不愉快なシーンばかりだ。 80年代の新宿でロケをしており、あの頃の新宿が、映像として残っているのが貴重であり、この作品の一番の価値かもしれない。 伊勢丹と紀伊国屋がしつこく出てくるのはご愛嬌だが、それ以外の場所も少し映っており、あの頃の新宿を知る人たちにとっては、懐かしさがこみ上げてくるだろう。 一番印象的だったのは、新宿西口地下ロータリーの「新宿テレホンセンター」の映像。 はっきりとは憶えていないのだが、確かにこんな場所あったなぁ、とかすかな記憶がよみがえった。 公衆電話がやたらに並んでいた場所なのだが、これだけスマホが普及した時代からすると、化石の様な映像だ。 公衆電話に100円玉を入れてしまい、お釣りが出てこないと後から知った時の、あの騙されたような気分・・・あれを思い出します。 ところで、この映画のヒロイン?の太田久美子、これが生理的に合わん! 気持ち悪い顔と声色、そして無駄に揺れまくるボイン? 申し訳ないが、この人が出ているだけで、二度と観たくない。 山本政志監督のセンスを疑う。 同監督の『ロビンソンの庭』でも出ずくめなだけに、勘弁してもらいたい。 そして細かな内容について。 80年代の新宿の夜で、おそらく本当にあったであろう、不愉快な出来事が、まるでオムニバス形式の様に、次々と出てくる。 監督は狙って、こういったシーンを撮影したんだろう、でもそれは狙いだから別に構わない。 それより、実際にこういった人たちが、こういった生活をしていたと考えると、この人たちに幸せ感なんてものはなかったんだろうなぁ・・・と感じてしまう。 ただその場のノリでアウトローなことをやっているだけで、表層的な思い付き行為。 こんなことをしていても、何ら幸福になれないし、面白くもなんともないことに気付いているのか?、と。 完全に余計なお世話だろうけど。 そもそも、幸福なんて求めていなかったんだろうし・・・ 80年代の新宿って、どこか憧れみたいなものを持っていたけど、この作品でそれをリアルに直視してしまった後には、憧れなんか消え失せてしまった。 別に、良かねぇなぁ、と。 美化された古き新宿と決別するには、最高の映画だと思う。 そして最後に。 散々、文句ばかり書いたけど、この時代の新宿の活きた映像を、現代に残してくれた山本政志監督に感謝! それだけは、本当に価値のあることだと思う。[DVD(邦画)] 5点(2016-09-30 01:04:35)《改行有》 1998. ビヨンド・アワ・ケン 《ネタバレ》 まずまず面白い。 ラストの、ドンデン返しをドンデン返しでひっくり返す脚本が最大の見どころか。 でも何だか分かりにくい。 ラブコメとも言える内容だけに、軽いノリで見たいところだが、分かりにくいドンデン返しが、そのノリを削いだ。 純粋なラブストーリーでもなく、軽いノリのラブコメでもなく、中途半端な印象。 監督の、自己満足な作品のような気がしてならない。[DVD(字幕)] 5点(2016-09-21 00:39:58)《改行有》 1999. 熱砂の秘密 《ネタバレ》 ビリー・ワイルダーの映画は、とても映像が美しい。 技術的な美しさではなく、映画の中に吸い込まれる、ワイルダー特有の何かがある。 内容的には、ドイツを敵視し、イギリス側を正当化している。 この点に関しては、アメリカ映画的であり、独善的で苦手。 本作は内容的に好みに合わなかっただけで、ワイルダーには、ますますハマりそうだ。[DVD(字幕)] 5点(2016-09-11 02:19:06)《改行有》 2000. 母たちの村 題材がなぁ・・・真面目過ぎるなぁ。 とにかく女子割礼反対!にこだわり続ける。 アフリカの雰囲気を楽しむ映画というより、女子割礼という風習を批判する、社会派的な映画だった。[DVD(字幕)] 5点(2016-09-04 01:06:06)《改行有》
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