みんなのシネマレビュー |
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2041. ソードフィッシュ アメリカ国民に危害を及ぼし得るテロリストを秘密裏に殺害していく超タカ派テロリスト、資金集めで一般市民にも犠牲が出ることで、所詮テロはテロ、と超タカ派を牽制する映画か?一昔前なら資金集めをしなくても国家予算でCIAがやれたのに、と超タカ推進か?それとも単なる娯楽か?単なる娯楽でしょうねぇ。アイディアはいいのに、いかんせん緊迫感に欠ける。いくら娯楽映画でもこのテの映画で緊迫感は絶対必要。トラボルタに怖さが無い。街中での派手なドンパチも緊迫感を損ねている。4点(2003-04-30 18:07:08)(良:1票) 2042. グリーンマイル メッセージ色の強いファンタジー。このメッセージを受け流して見れるとストーリーは悪くないのでいい映画だと思えるかも。私はイマイチでした。コーフィーをイエスになぞらえ、天から授かった癒しの力をもってしても人間というのは救いきれないもの、というメッセージかと思いきや最後のオチでわけが解からなくなった。トムの死ねない人生は罰なのだろうか?コーフィーが意図したこと?じゃあ、同じく生きつづけるねずみは?結果としてそうなっただけなのか?じゃあ、所長の奥さんも生き続けてるの?考えれば考えるほど、何が言いたかったのか解からない。4点(2003-04-28 12:27:16) 2043. シン・レッド・ライン ラストの太陽の光を浴びる葉っぱの映像、きれいでした。たぶん美しい大自然とそれに気づかない愚かな人間による戦争行為を対比することで反戦をうたった映画だと思うが、ストーリーにメリハリが無く疲れました。評価は単純に面白くなかったということでこの点数です。4点(2003-04-24 18:53:54) 2044. The Harimaya Bridge はりまや橋 監督さんの言いたいことはよくわかるんだけど、お話的にこれは稚拙に過ぎる。偏見が人との交流によって少しずつ取り払われてゆくという展開にあってその偏見の部分があまりにわかりやすい。露骨すぎ。心の変化もわかりやすい。偏見の根の深さが描かれることはない。わかりやすいからといって面白いわけでもなく。淡々としたお話が終盤ミステリアスな山を迎えて少し盛り上がるのだが、こここそもうちょっとわかりやすく盛り上がってもいいような・・。清水美沙の役どころが「通訳」を兼ねているということでしょうがない部分もあるんだけど、終始説明っぽいのもいかん。言葉によってお話が進む。高知とサンフランシスコの風景を映せばそれでOKみたいな、そんな作品だった。[DVD(邦画)] 3点(2011-12-12 15:35:23) 2045. 孤高のメス 家の前の小さな道を挟んですぐに海がある。大きな湖かもしれないけど。で、なんと見た目、ほぼ海抜0m。なんとも絶好の漁村ロケーションだ。にもかかわらず、何故に標準語よ。ちょっとだけ田舎っぽい響きのようにも聞こえるが。そもそもこの作品は、都市部に比べて設備の整わない地方の病院が抱える問題をテーマにしている。だからこそここはしっかりと「地方」を強調すべき「方言」の出番でしょ。絶好のロケーションにしたって一瞬映されるだけで、なんとしてもこの画が欲しいといった類のものではない。リアルでキレイな手術シーンにいくら力を入れても、こういうところをないがしろにしちゃいけない。[DVD(邦画)] 3点(2011-09-26 17:01:32)(良:1票) 2046. アイデン&ティティ この時代を共有する者にとってはそれなりの郷愁もあるかもしれんが生憎この時代を知らん。いや、その時代に生きていたが「イカ天」ならびにそこから生まれたものを知らん。こちら関西ではやってなかったのだから。テレビに煽られてロックを消費する輩と時代から取り残されながらそれはロックじゃないなどと叫ぶ輩。どちらもいけすかない。居酒屋でロックとはかく在りなんといったえらそうな戯言を述べるシーンがあるが、このイタイイタイところをもっと見せてくれれば面白くなったかもしれない。最近だと『SR サイタマノラッパー』みたいなの。でもこれは「かっこわるい」けど真っ直ぐってことを描いてるわけだけども「かっこわるい」ぐらいでしかなく、「イタイ」ところまでいってない。原作者本人がイタイとは思ってなかったらこれは当然なわけだから、居酒屋のイタイ戯言はクドカンのオリジナルかなとも思うんだけど、イタイのはここだけ。妙にまじめぶった展開の中に挟まれるコミカルパートも台詞にしかその役割は無くつまらない。現実離れしたキャラクターだけが作品を支えている。[DVD(字幕)] 3点(2011-04-01 14:26:43) 2047. 映画 ふたりはプリキュアMax Heart 《ネタバレ》 テレビ「ふたりはプリキュア」はそれなりに面白かったように記憶している。格闘シーンが過激で女の子なのにおもいっきりボコられたり敵がやたらと怖かったりと、いちいち衝撃を受けていたように思う。といっても飛び飛びでしか見てないし、「ふたりはプリキュア」の二人にシャイニールミナスが加わった「マックスハート」に至っては全く見たことがなかった。でも長女が幼稚園児だったころ、七夕の短冊に「しゃいにいるみなすになりたい」と書いていたほどなので私としてもシャイニールミナスがどんなに魅力的なキャラでどれほど活躍してくれるのかと期待を膨らませざるを得なかったわけである。・・・まあ、かなり残念、というか、そもそものルミナスの立ち位置がわからんのでなんとも言えんが、うーん、でもあれじゃルミナスいらんよね。展開も一度力の差を見せ付けられて敗れているわけだから、最後にルミナスが加わらないってのは・・・、しかもそれで勝っちゃうってのは、どうなんだろう。肝心のバトルや「プリキュア」ならではの変身前のそれぞれのキャラ見せよりカエル野郎とのドラマばかりくどくど見せるのはこの手の映画の宿命か。[DVD(字幕)] 3点(2011-01-13 14:35:45) 2048. ハイキック・ガール! 「本物」を見せたいのはよくわかるが、やはり技のリプレイのせいでアクションが停滞してしまっている。同年公開の少女本格格闘映画『チョコレートファイター』はこれを極力回避することでより「本物」が伝わってくるアクション映画になっていたが、プラッチャヤー・ピンゲーオ監督にしたって『マッハ!!!!!!!!』の頃はリプレイを頻発してたのだからどうしてもやっちゃいたいのだろうな、とは思う。それにしたってやたらとこのリプレイが多い。そのうえリアルスピードで見せた後にスローでリプレイ。どうせするんならスローを先に見せたほうがかっこいいのに。それもここぞってときだけにしてくれたら『勝利への脱出』のバイシクルシュートみたいに感動的に映せたかもしれない。あと、設定がどうにも技の本格志向とは裏腹でマンガチックなヒーローものなのがどうも・・。日本を舞台にしちゃうとこの設定しかないのか。[映画館(邦画)] 3点(2011-01-12 10:19:13) 2049. ホワイトアウト(2000) 《ネタバレ》 どんなに吹雪こうがどれだけ雪中にいようが織田裕二の顔には雪が積もらない。時々パウダースノーが積もるのみ。顔を見せたいのはわかるが、それじゃ全く極寒が伝わらない。大昔、凍傷で黒く焦げたような植村直己の顔を見たことがあるが、その顔だけで極寒の過酷さは伝わったものだ。映画『植村直己物語』主演の西田敏行だって撮影中に顔を凍傷でやられたって聞いたぞ。寒いのいやならせめてメイクで極寒を伝えようよ。せめて眉毛を凍らせようよ。普通にスキーしてたって天候ひどいときは眉毛もまつ毛も凍るっての。極寒の中、長距離を歩ききった主人公。そのことを伝えるのはその距離を表す数字と中村嘉葎雄の驚きのセリフでしかない。中村嘉葎雄のねぎらいの言葉はひたすら空々しく響くのである。あと、松嶋菜々子を抱き上げて雪中歩く姿のなんて滑稽なことよ。いや、松嶋がデカイからじゃなく(それもあるんだけど)、あの抱き方はないでしょ。おぶれ。[映画館(邦画)] 3点(2010-10-20 15:24:09) 2050. スパイ・バウンド 邦題とDVDパッケージの印象だとアクション映画にしか思えないんだけど、で、冒頭シーンなんかはアクションへと流れてゆくのかなと一瞬思わせてくれるのだが、結局アクション映画ではなかった。その思い込みによるダメージもなきにしもあらずだが、描かれているもののスキャンダラスさに比べて全然盛り上がらんなと。たしかにスパイってのは本来地味でなければならないわけだから地味なのはいいとして、地味なら地味なりの面白さがなけりゃならん。地味さを突き詰めていけば怖さも出るだろうけど、この地味さには怖さがない。単に語り方のせいで地味なだけ。非人間的なスパイをやめたいんだけどそう簡単にはやめさせてくれない。そこに葛藤のドラマがあって、陰謀劇が出てきて、それを知った同僚のドラマがある。どれか一つに絞ってくれるだけでもずっと面白くなったような気がしないでもない。[DVD(字幕)] 3点(2010-10-06 16:04:34) 2051. ウェイクアップ!ネッド 《ネタバレ》 良さが分からなかった。評価高いなあ。のどかな田舎風景ののどかな時間に生きる老人が業突く張りだというギャップに可笑しさはあるものの、老人たちの爽やかな業突く張りぶりは人間臭さをこそ見せても嫌味はあまり感じられず、素っ裸でバイクに乗るじいさんという画に見合ったぶっ飛びを期待していた者としてはかなり期待はずれ。かといって村全体の一体感がヒューマンドラマとしての盛り上がりを見せつつある後半で、結束の唯一のハードルをあんなにも簡単に排除してしまうその極黒な顚末もどうかと。無いと思わせてあるからこそブラックさが際立つといったところなのかもしれないが、せめてあの異端者は異端者ではなく犯罪者ぐらいにしてほしいのだが、それだとブラックさが際立たないのか。[DVD(字幕)] 3点(2010-08-31 15:22:19) 2052. 隣人13号 《ネタバレ》 俳優陣全員がはまり役。中でも現実離れした強烈なキャラを演じた中村獅童と、ヤンキーあがりのちんたらぶりとその実尋常ならざる肝っ玉ぶりを見せた新井浩文は流石。吉村由美をことさらいやらしい目線で撮りながらもそこからそのいやらしさを発展させないのがどうにも消化不良ぎみなのだが、もしかしたらそれは、いつでもオレンジのダウンジャケットを着続ける小栗旬というけったいな描写ともども、これが少年の妄想だからということなのだろうか。全体的にはキャスティングとキャラ作り以外はそれほど特筆するものが見出せず、もうちょっと緊迫感があってもいいのではとかもうちょっとカタルシスがあってもいいのではとか思いながらも、それほど悪いとも思わず、というのがあるシーンを除いた概ねの感想なんだけど、あるシーンというのがビデオテープに録画されていた子供が泣き叫ぶシーンで、あれはどうみても本気で泣かせているようにしか見えず、もしあれが演技だったらごめんなさいなんだけど、私にはとうていそうは思えず、ああいうのは許せんのですわ。その不快感のぶん、減点させてもらいます。 [DVD(邦画)] 3点(2010-05-27 15:09:25)《改行有》 2053. 秘密(1999) 恋愛感情をより明瞭に、恋愛ドラマをより大袈裟に描くために特殊な環境が用意される東野圭吾作品の定番的物語構成をうまく引き継いで語っていると思う。映画を見たのも原作を読んだのもずいぶん前なので両者が頭ん中でこんがらがっちゃってる部分もあるんですが、原作で一番ショックだったのが、娘が年頃になると父親を毛嫌いするのはそれまでの父と娘の関係とは全く関係なく訪れる本能的なものだという部分。私もそのうち娘から理由無く毛嫌いされちゃうのかと思うとなんともせつなくて・・。映画は父の執拗な拘束が鬱陶しいってだけで、そこんとこ、あんまり切り込んでなかったような。より感情の抑揚の部分に重きを置いてわかりやすい展開にしているようです。コミカルさを加味した作りと型どおりの人物描写が良くも悪くも滝田監督らしい。説明的なのもまた然り。最後の岸本加世子の顔はいかんだろ。あそこだけで2点減点。[DVD(邦画)] 3点(2010-05-26 14:19:13)(良:1票) 2054. ハチミツとクローバー 映画として云々言う前に主人公が寒すぎてついていけない。このキャラはないだろ。こういうクソ真面目な青春野郎を真正面から描かれるときつい。私がすれてるからなんだろうけど、こういうのは茶化すかサイドストーリーにしちゃうかしないと。実際サイドストーリーの加瀬亮、関めぐみのエピソードはけっこう面白い。繰り返し登場するT字路で別れる二人をとらえた画もいい感じ。加瀬の片思いの相手、西田尚美は登場しないほうが絶対よかったけど。登場させるんなら何故に加瀬はこの人なのかってことが見えてこないと。蒼井優は完璧に少女マンガの女の子になってた。それが良いか悪いかは別の話だけど、完っ璧に少女マンガの女の子になってた。ここまでなれちゃうってのはそれはそれで凄い。[DVD(邦画)] 3点(2010-03-19 13:39:36)(良:1票) 2055. イン・ザ・プール 「空中ブランコ」しか読んでないけど、このシリーズの面白さはなんといっても伊良部のキャラにあって、この個性的な精神科医は様々な疾患を訴える登場人物たちと我々読者たちを心底脱力させ、笑わせてくれるわけであるが、そこに精神科医としての魅力も備わってたりするから面白いんだけど、映画は思いっきり原作を逸脱する。巨漢伊良部を松尾スズキが演じる時点でキャラ自体が微妙にずらされている。原作で脱力させるのが伊良部の役目であったのに対し「脱力系ギャグ」が持ち味の三木聡は全ての登場人物たちに脱力させる役目を持たせる。こうなってくると変人伊良部は本当にただの非現実的な変人に成り下がってしまって原作の魅力を全くゼロにしてしまっていると言っても過言ではないのだけど、全員が脱力系となることで見事に三木ワールドを作っていることは確かで、この原作を変に感動モノにせずに自らの世界観に拘ったところだけは評価したい。伊良部専属のセクシー看護婦が全然セクシーじゃないのが気に食わないけど原作逸脱全然OK。あとは好みの問題か。残念ながらはまれなかった。[DVD(邦画)] 3点(2010-02-03 16:41:24) 2056. 鴨川ホルモー 《ネタバレ》 原作の白眉は「吉田代替りの儀」、いわゆるレナウン娘のシーンである。京大とレナウンを結ぶもの、それはアメリカンフットボール。学生日本一を決める甲子園ボウルを勝ち上がった京大ギャングスターズがライスボウルにて社会人NO.1のレナウンローバーズと対決するという図を何度目にしたことか。そしてレナウンのチアガールたちはこのレナウン娘で踊っていたし当然テレビコマーシャルでもこれが流れた。この因縁めいた郷愁がこのシーンにはあるのだ。さらに原作の面白さともいえる「厳かさとアホ」が最も両極端に表出されるのもこのシーンなのだ。この場面を読んだとき、私の頭には『ウエスト・サイド物語』のようなソコで踊ることの違和感と一糸乱れぬダンスパフォーマンスと投げ捨てられる服が見事に映像化されており、ココだけでも早く見たいと思わせたのだったが、なんなんだ、一糸乱れぬどころか乱れまくりの統率感ゼロのあの踊りは。厳かさの欠片もないではないか。歌に合わせて脱がんかい。ダラダラとパンツ脱いでんじゃねえ。がっかりだ。がーっかりだ。17条ホルモーの件の改変もまた「厳かさ」を損なっている。厳かさとアホを見事に共存させているのは栗山千秋のゲロンチョリーだけではないか![DVD(邦画)] 3点(2009-11-26 16:55:02)(良:2票) 2057. ドラムライン ベタなのはいいんだけど限度がある。ライバルチームの監督のキャラがいかにもで萎えた。一応相手チームだって同じ泣いたり笑ったりする人間で同じ青春を謳歌する大学生なわけで、「敵」としてしか登場しないことに潔さを感じることができずひたすら呆れた。たしかにドラムプレイはかっこよく、特に最後のドラム同士の対戦で背景を真っ暗にしてライトアップして見せるあたりはなるほどミュージッククリップっぽくて、よりドラムプレイのかっこよさが出ているように思った。生の迫力には到底勝てんだろうけど、スティックさばきをアップで見る機会もそうはないだろうし、映画の中で繰り広げられた演奏とパフォーマンスはそれなりに楽しめた。かな?[DVD(字幕)] 3点(2009-11-25 14:14:33)(良:1票) 2058. ガチ☆ボーイ 前半、つまらんつまらんと思って見てたら中盤であることが明らかにされて一旦はドラマに吸い寄せられかけたのだが、この明らかにされたところの特殊な設定というのが、単にドラマを盛り上げるためだけに安易に用意されたものでしかないことに愕然とした。というか明らかにされて意向はこの設定自体が主役と化している。要するにプロレス同好会を通して青春を謳歌する若者の物語の中で主人公に課せられた過酷なハンデキャップが逆に青春を眩いものとする、というのではなく、過酷なハンデキャップを持つ若者の感動物語をプロレス同好会を舞台に繰り広げている作品なのだ。いっしょだろ!と思う人もいるだろうけど私の説明が下手なだけで全然違うんです。学生の集まり特有のアホらしい笑いがいい感じであっただけに、感動ありきのこの作りにがっかりでした。でもここのレビューの傾向を見ると高評価の中でも映画館で見た人の評価がさらに高いようなのでテレビ画面では伝わりにくい盛り上がりがスクリーンにはあったのかもしれません。[DVD(邦画)] 3点(2009-11-24 15:12:33) 2059. 椿三十郎(2007) オリジナル版の話だが、『用心棒』の大成功によって東宝から「三十郎」を主人公にしたものをもう一本作って欲しいと依頼され、すでに出来上がっていたシナリオの主人公を「三十郎」に書き換えたものが『椿三十郎』。つまり三船を念頭に置いて書かれたシナリオである。いや、もちろん、役者というのは他人を演じるわけだから、仮に豪傑な三船を念頭に作られたキャラであってもそのキャラを演じるのが役者の仕事。なのだがその役者が個人的に受け付けない織田裕二ときた。まあ好みは置いといて、はたして織田がそのシナリオにあるキャラを演じることが出来たのかというと甚だ疑わしい。というと戦犯は織田と言い切りたいがそうとも言い切れない。そもそも織田を選んだのは森田。それに捕えられた若侍たちを助けるための無駄な殺生シーンの悪鬼のごとき非道ぶりを全くもって消し去ってしまい、そのうえ格好だけはいいというあり得ないオブラートの包み方はなんなのだ。あそこにこそ武士道を変に勘違いした若侍たちの強烈な戒めが描かれると同時に「抜き身」と評された主人公の怖さが描かれたシーンなのに。そっくりそのままリメイクするならちゃんと細部までそっくりそのままでいかんかい。[DVD(邦画)] 3点(2009-11-02 15:58:09)(良:1票) 2060. ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン! 《ネタバレ》 全くノレなかった。絶賛レビューに触れるたびに寂しくなってくる。端からコメディだと分かっていたので笑いに対して変に期待しすぎちゃったのか。というか前半はコメディ(前半は楽しめた)だけど後半はどうなのよ。えらくマジメにサスペンスしてないか?でもそのサスペンスの部分があまりにありきたりじゃないか?異物を取り除こうとする村社会という構図は『ドッグヴィル』『ヴィレッジ』を例に出すまでもなく別に新しくもなんともない(この映画のシチュエーションに最も近いのは『丑三つの村』なんだけど)。そうじゃなくアクションを楽しむものなのか?あのハリウッドを模倣した早いカット割りの。いやいや、その模倣振りも含めて様々なアクション映画のパロディを楽しむものなのか?『ハートブルー』とか『レオン』とか『バックドラフト』とか。でもソレと分かったところで別段面白くないんだけど。ばあさんに蹴り入れるシーンはスッキリしたけどさ。[DVD(字幕)] 3点(2009-09-14 16:35:52)
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