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プロフィール
コメント数 3266
性別 男性
自己紹介 監督別鑑賞作品数

成瀨巳喜男 69
溝口健二 34
川島雄三 41
小津安二郎 37
石井輝男 24
豊田四郎 19
石井岳龍 18
矢崎仁司 12
西川美和 8
山下敦弘 15
今泉力哉 21
フェデリコ・フェリーニ 24
ミケランジェロ・アントニオーニ 14
ピエル・パオロ・パゾリーニ 16
ルキノ・ヴィスコンティ 17
ジャン=リュック・ゴダール 36
フランソワ・トリュフォー 24
ルイ・マル 17
ジャン・ルノワール 15
ジャック・ベッケル 13
ジャン=ピエール・メルヴィル 11
ロベール・ブレッソン 12
イングマール・ベルイマン 27
アルフレッド・ヒッチコック 53
ジム・ジャームッシュ 15
ホウ・シャオシェン 19
ウォン・カーウァイ 14
ジャ・ジャンクー 9

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2061.  美しすぎて 《ネタバレ》 フランス映画らしいと言えばらしいのだが、より正確に言えば、“退屈な類いのフランス映画”といったところだろうか。 美人な奥さんを持った男が、ブスに惚れてしまうという設定は、その設定自体が面白いので、それなり観ることはできた。 だが、その設定内容から一歩も外へ出ない。 延々と最後まで、「美人な妻を捨ててブスな女と浮気する男」を描き続けている。 この平坦さはもはや、「フランス映画的」とか「エスプリ」とかとは別次元に、“映画的に退屈”と言う他ない。 この映画は、随所にフランス映画的なスタイルを感じさせるが、フランス映画は決してこんな映画ばかりではないぞ!と声を大にして言いたい。[ビデオ(字幕)] 5点(2012-06-10 00:41:15)《改行有》

2062.  アパートメント(1996) 時間とタイミングを利用し過ぎの感、大有りの、一種のコメディ。 体裁はラブストーリーかサスペンスか。 いずれにしても、一風変わった作品だ。 役者陣は、いずれも個性派ぞろい。 皆、インパクトのある演技をしていて見応え十分だ。 娯楽に徹していて、なんというか、飽きさせない演出は素晴らしいのだが、それが先行し過ぎている。 真剣に観るタイプの作品ではなく、単純に映画を楽しみたい人向けの内容だ。 粒揃いの女優陣についてだが、最初と最後にしか登場しない、主人公の金髪彼女が一番美しい。 何故にこんなに美しい金髪女性がいるのに、わざわざ仕事を棒に振ってまで、おかしなゲームに首を突っ込むのか疑問だ。 別に金髪美女でいいじゃねーか! 主人公の野郎は、好奇心が悪い意味で旺盛で、欲張りである。 私も欲張りになりたい(笑)。[DVD(字幕)] 5点(2012-04-08 00:39:19)《改行有》

2063.  モロッコ まさしくロマンス映画の王道をいく作品。 男女の駆け引き、会話、しぐさ、異国の地・・・ それら一つ一つの要素が素晴らしく洗練されている。 モロッコという異国の地で偶然で出会う男女。 もうこの時点で、恋の予感を感じさせる。 とにかく、押したり引いたりの、男女の駆け引きが絶妙![DVD(字幕)] 5点(2012-04-01 10:58:25)《改行有》

2064.  赤い文化住宅の初子 真面目な話。 真面目な映画は嫌いではないが、これは何だか不満。 なぜだろうと考えたが、はっきりした答えが自分の中で出てこない。 タナダユキという監督との相性だと言ってしまうのは、早合点かもしれないが、女性の視点で描かれたという部分において、男の私としては、何とも言えない違和感をおぼえた。 話は過不足なく、不幸な境遇に育った女のコの数年間を描いている。 問題はないと思うが、やはりエロい部分がぼかされている、もしくはエロい部分が男性目線からは少しズレた女性目線で描かれいる。 しかし、もちろん、この映画の題材からして、エロさを求めるのは見当違いだということも分かってはいる。 だが、お金もなく身寄りもない女子中高生なら、必ずや、いやらしいオッサンの陰があってもよさそうだ。 そしてそれが、もっと大人的ないやらしさで描かれてこそ、映画そのもののリアリティが増してくるんじゃないかと思う。 そこが結局、普通に楽しめたものの、何か違和感というか不足感を感じた要因なんだろうと思う。 この監督はおそらく、本当に厳しくて、汚らしい大人がとりまく未成年の世界というものを、知らないんじゃないだろうか。[DVD(邦画)] 5点(2012-03-15 01:21:04)《改行有》

2065.  ソフィーの選択 人間と人間との出会い、それぞれの人間が持つそれぞれの過去。 そして、それらの人間が交錯し、やがて別れが訪れる。 人間ドラマとして普通に楽しめるが、背景にドイツによるユダヤ人虐殺という重いテーマが広がっており、快い気持ちになれる内容ではない。[ビデオ(字幕)] 5点(2012-02-03 01:15:45)《改行有》

2066.  あゝ野麦峠 《ネタバレ》 川崎市民ミュージアムにて鑑賞。 この作品も念願叶っての鑑賞だった。 原作者の娘さんとお孫さんが、私の実家の隣りにお住まいだった時期があって、どうにかこの作品を観てみたかった。 有名な作品なので、無難な出来具合だが、いかんともしがたい真面目さがあった。 ここまで生真面目な内容だと、逆に泣けないひねくれた自分がいる。 明治の時代、女性は手先が器用でないと、人生まで左右されるというのが、実に怖い話。 蚕の糸を朝から晩までたぐる。 想像を絶する辛い作業だろう。 そして、それを搾取する資本家たち。 お金のためなら、情け容赦なく労働者をこき使う。 それは現代でも変わらない気がする。 お金というものは、人間の温かみさえもそぎ取ってしまう。 経営者たちは、お金に振り回され続けた揚句に、「仕事だから」とうそぶき、労働者たちを搾取する。 私はお金のために、人間味を失いたくはないと、強く思った。[映画館(邦画)] 5点(2012-01-09 22:38:32)(良:1票) 《改行有》

2067.  母なる証明 《ネタバレ》 母が息子のためなら何でもする。 それが殺人であり、しかもその殺人が勘違いによるミスだったとしても、大して気にはしない。 つまり、息子のためなら、関係のない人間を殺しても、「まあ、仕方ないわね」程度なのだ。 この描き方が実に明快で分かりやすく、障害を持つ息子を溺愛する母親の心情が、ストレートに語られている。 話はテンポよく進み、飽きさせないが、何だかテレビでサスペンスドラマを観ているような感覚に陥ってしまったのが、個人的には大きな感動を得ることのできなかったマイナス要因。 一方で、テンポがいい、どんでん返しがある、ドキっとする演出があるなど、誰もが楽しみやすく、入り込みやすい作りになっており、興行成績や口コミ評価を高くすることに一躍かっている。 いずれにしても、同監督作品『殺人の追憶』ほどの出来ではなかった。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-12-28 23:50:16)《改行有》

2068.  女囚701号 さそり 梶芽衣子の代表作の一つであり、日本映画の中でもそれなりに有名な本作を鑑賞。 なんというか、いかにも70年代東宝映画というか、エログロナンセンス路線というか、そんな平たい面白さ、くだらなさが満載の内容。 日本映画の、一つの衰退の形を観るような気持ちと、新たなる日本娯楽映画の幕開けを観るような気持ちとが交錯した。 皆さん、脱ぎっぷりもよろしく、最後も見せ場あり。 この映画で描かれたような女刑務所が実在したからこそ、女刑務所は男子禁制になったのだろうか? それとも、この映画の影響だったら、それこそ凄いが、私にはその変の知識が残念ながら無い。 こういったシリーズの皮切り的作品というわけで、無難に楽しめた映画だった。 [DVD(邦画)] 5点(2011-12-23 15:36:53)《改行有》

2069.  赤い天使 《ネタバレ》 川津祐介が演じた男は、とっても卑劣だ。 別にスケベなのはいいのだが、気弱な口調で従軍看護婦に手淫を願い出て、股にまで足を挟む。 普通の男なら、あんなことは看護婦に頼めないはず。 もし現実にあんな男がいたとしたら、とんでもなく陰湿でスケベな男なはずだ。 でも最期は飛び降り自殺をしたから、まあ許されるか・・・ 当時観れば、スケベでセンセーショナルな題材たっぷりな内容なのかもしれないが、現代から観ると大したことはない。 そして小話が何個もつながって全体を構成したつくりになっているので、重厚感がない。 まるでオムニバス映画を、軽い気持ちで観ている気分になってしまう。 軍医と従軍看護婦とのロマンスが主な柱だとは思うが、それも後半に集中して描かれるのみである。 結局、従軍看護婦の、性的な部分を含めての、過酷な戦場を見せたかったのだろうが、散漫な印象はぬぐえない。 そして、いたずらをされる従軍看護婦役として、若尾文子が適していたかどうかが一番の疑問である。 若尾文子は十分に魅力的であったが、いたずらを受ける“天使”としてのキャラに無理がある気がする。 もう少し素朴な印象を持つ女優さんを、この役に抜擢した方が、より興奮度が高かったに違いない。 つまらないわけではないが、題材が先走りし、作品全体の完成度と重厚感は、他の増村保造作品に一歩劣る気がした。[ビデオ(邦画)] 5点(2011-12-23 11:49:39)《改行有》

2070.  ジャンヌ・ダルク裁判 《ネタバレ》 ジャンヌ・ダルクに関する話なので、内容は既に知っていた。 興味は、ロベール・ブレッソンが、その題材をどう料理するかであった。 結果として、ジャンヌに関する裁判が中心テーマになっており、史実に極めて忠実なる内容だった。 又、火刑に処せられるシーンは、間接的な描写に留まり、むごたらしさはそれほど感じられない。 ブレッソンは、ジャンヌという人物にまつわる伝記を、映像に残したかった。 ただ、それだけだったように思う。 それが賛否を分けると考えるが、個人的にはただ観流した感じに終わってしまった。 裁判のシーンが断続的にただ流れるのを観るのは、正直、退屈感があり、決して面白いとは言えない。 というより、この題材自体が面白いものではない。 楽しむために観る作品ではなく、ブレッソンスタイルそのままに、有名なジャンヌ・ダルクの最期を、映像として観るというスタンスが、正しい観方のような気がする。[DVD(字幕)] 5点(2011-12-04 01:31:35)《改行有》

2071.  スミス都へ行く 《ネタバレ》 いかにもアメリカのクラシック映画という感じで、最初は嫌気がさしたが、観てみると意外にも入り込みやすく、普通に楽しめた。 お気楽アメリカ人が描く、理想物語の範疇からは逃れられないものの、純粋たる人間の根性と意気込みを観た気がして、悪い気分にはならない。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-11-10 14:35:09)《改行有》

2072.  それぞれのシネマ さすがに3分間という短すぎる尺なので、多少無理がある。 巨匠たちの競演を楽しむ、という方が楽しい見方だろうか。 でも、北野武の短編は良かったなぁ~ やっぱり『キッズ・リターン』に思い入れがあるからだろうけど、あの音楽が流れた時、体が反応してしまった。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-10-22 07:57:31)《改行有》

2073.  ゲルマニウムの夜 《ネタバレ》 元々、暗めのトーンでカメラが引き気味の映像って好みじゃないのだが、それ以上に内容が生理的に合わなかった。 ただグロテスクだけならともかく、生理的に合わない。 むしろ、はっちゃけたグロ映像ならそれはそれで刺激的で楽しめるが、本作のそれは地味にグロテスクな描写を間接的に映しているだけで、面白みや刺激性に欠けるのである。 退屈はしない内容だが、確実に観る人を選ぶ映画であり、私にとってはストーリーうんぬんより、クドイようだが生理的に合わなかった。[DVD(邦画)] 5点(2011-10-22 00:37:14)《改行有》

2074.  活きる 《ネタバレ》 1940年代から60年代を舞台に、中国のある家族の一代記を描いた作品。 博打で屋敷を手放し、戦争では死の淵を彷徨い、二人の子供は死んでしまう。 それでもなお人間は生き続けなければならない。 人間は弱くもあるが、時間を経るにつれ、辛い出来事を乗り越え逞しくまた生きていく。 その躍動感に満ちた人生を『活きる』と題し、描いて終わるのだが、どうも単調だし、尺も長いのがひっかかる。 チャン・イーモウはこの手の人情劇を撮らせると抜群に良い味を出せる監督だが、本作は変にスケールを大きくしてしまったせいで、初期の作品群に感じられた素朴な味わいが消えてしまっているように感じた。 後のワイヤーアクション大作で、それまでのファンを置き去りにしたチャン・イーモウが、その片鱗を見せた作品だと感じる。[DVD(字幕)] 5点(2011-09-28 09:15:32)《改行有》

2075.  魚座 《ネタバレ》 ある女性がある男を好きになったが、その愛は実らず、片思い。 その片思いは次第にエスカレートしていき、ついには悲恋の道を辿る・・・ およそ、こんな内容だが、どうにも猟奇的で恐ろしい。 しかし、恐ろしいのに、同時に清々しさまで感じてしまうという内容で、最後まで目が離せなかった。 女性特有の一途な愛の形というか、男の私には理解しきれない凄みがあった。 これは女性向けの映画だろうと個人的には思うが、「女性とはこんな生き物なのか?」という観点において、男が観ても別の意味で楽しめるかもしれない。 だけど、自分がこの男の立場に置かれたらどうだろうか? とてもじゃないが、生きた心地がしないだろうし、迷惑極まりない。 一方通行な愛は、単なるエゴで愛の強要である。 腑に落ちないのは、ラストで男が女の持つ店に車で駆けつけるところ。 いくら自分のことを誰よりも愛してくれる女性の存在に気づかされたとしても、こんなストーカー行為をされた男が、果たしてこの女に歩み寄るだろうか? いや、男は決して歩み寄らない。 それどころか、ますます逃げることだろう。 少なくとも私ならそうだ。 そういった点においても、男の特性を無視した内容で、とことん女性の為の映画だなぁ、と一種の感心に近い気持ちにさせられた。 猟奇的なまでの女性の片思いを徹底的に描ききったという意味において、極めてシンプルな内容の恋愛映画だ。[DVD(字幕)] 5点(2011-09-04 02:56:37)《改行有》

2076.  シュリ 《ネタバレ》 アジアンクライムアクションムービーでもって、ラブストーリー。 この手の映画って、香港あたりに作らせると、抜群に面白くて映像も綺麗で、優れた作品が多い。 本作は韓国の映画だが、どうもパっとしない。 アクションシーンは、臨場感を溢れさせるためにカメラを揺さぶってるのかもしれないけれど、その分、リアリティが欠如し、そもそも何がどうアクションしてるのかが分かりづらくて仕方ない。 ストーリーも特段に練られた犯罪劇というほどでもない。 朝鮮半島分断の悲劇をテーマにしているが、そのテーマの掘り下げが甘い。 特に、『ピョンヤン・ダイアリー』や『ディア・ピョンヤン』辺りのドキュメンタリーを観てしまっていると、余計に軽く感じてしまう。 そんな中にあって、終盤にかけての色恋沙汰は唯一みどころがあった。 北朝鮮工作員としての任務を遂行しなければならない義務感と、一人の女性として大韓民国の男性を好きになってしまったという心の葛藤が、とてもよく描かれている。 アクションはアメリカ、アジアンクライムサスペンスは香港に任せておき、朝鮮半島分断という大きなテーマをもっと掘り下げ、そこに韓国が得意とするラブストーリー色を全編に絡めれば、傑作になったに違いない。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-08-18 23:35:15)《改行有》

2077.  ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー 《ネタバレ》 ハードボイルドな雰囲気が漂い、小道具を使っての金庫破りなど、興味をひく部分はあった。 しかし、音楽はダサさ全開だし、どうにも話がくだらない。 そして主人公をカッコよく見せすぎなのが、観ていて恥ずかしくなる。 独りよがりな勘違い男の映画を観ている感じだった。[ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-06 11:31:36)《改行有》

2078.  部屋 《ネタバレ》 とってもこわ~い部屋に閉じ込められた主人公。 理不尽でいて、とってもこわ~い部屋。 この部屋の中では、世間の常識は通用しない。 しかも、主人公はいじめられまくる。 いじめられると言っても、人間にではなく、“部屋”にだ。 ヤン・シュヴァンクマイエルが紡ぎ出す一種のホラーで、独特の風合いを持った短篇。 恐怖と孤独を煽り立てる演出はなかなか見事だ。[インターネット(字幕)] 5点(2011-06-27 23:58:01)《改行有》

2079.  四十二番街 ストーリーはありきたりなもので、ミュージカル映画として成功したという意味での歴史的価値はあるかもしれないが、作品の面白さとしてみると、凡作の様にも思える。 ただ、逆に新鮮に感じられた点は、全編をミュージカル調で突き進む型のミュージカル映画を、今までに沢山観てきた中で、ミュージカル映画の元祖とも言われる本作は、ほぼ9割は普通のドラマであり、ラストのブロードウェイ・ミュージカルの本番シーンだけが、純粋なミュージカルという構成だったというところ。 いわゆるお馴染みの、“全編を歌って踊る”ミュージカル映画が苦手な人でも、難なく入り込める新鮮さが、むしろこの古きミュージカル映画にはあったりするのが、現代からみると面白い。[ビデオ(字幕)] 5点(2011-05-05 23:47:52)《改行有》

2080.  J.S.バッハ - G戦上のアリア ヤン・シュヴァンクマイエル作品としては、相当な異色作。 基本的にヤン・シュヴァンクマイエルはグロテスクなアニメーションをむやみに多用するので、好きな監督ではない。 しかし、本作はバッハの荘厳な調べにのせて、廃墟の映像をめまぐるしく画面を切り替えて見せてくる。 アニメーションは少しだけ使われてはいるが、別にグロテスクさも感じず、それでいてヤン・シュヴァンクマイエルらしさも出たものである。 バッハの音楽と廃墟の断片的な映像を観ているだけで、芸術とクラシカルな音楽世界に没頭できるだけの厳かな力を持った神秘的な作品である。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-05-04 01:08:31)《改行有》

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