みんなのシネマレビュー |
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2081. ファイト・クラブ ブラッド・ピットの正真正銘のクセ者ぶりが素晴らしかった。並んで、精神を支配されたエドワード・ノートンの演技も抜群だったと思う。強烈な映像世界と確信犯的なストーリーが顕著な映画ではあるが、それらを裏付けしたのはさらに強烈な主演俳優二人の個性だったと思う。[映画館(字幕)] 9点(2003-11-28 18:25:14) 2082. ジャンヌ・ダルク(1999) ストーリー展開にやや間延びする部分はあるが、圧倒的なスケールで描き出した映像世界は目を見張る。独特のスマートさがない分、リュック・ベッソン作品らしさはあまりないけど、ミラ・ジョヴォヴィッチの等身大の熱演を見るだけでもその価値は充分にある。7点(2003-11-28 18:18:37) 2083. デスペラード 崇高なまでに単純なアクション満載のストーリーは日本のサムライ映画に通じる部分もあり、娯楽映画の真骨頂と言える雰囲気を醸し出している。ひたすらに撃ちまくり、ひたすらに濃いアントニオ・バンデラスがカッコ良い。[ビデオ(字幕)] 7点(2003-11-28 18:15:01) 2084. ドラゴンハート 童話的なストーリーを承知で見ればそれなりにファンタジーに溢れた映画に仕上がっていると思う。しかしながら、映像や展開など陳腐と言うしかない部分はあり、完成度は低いと言わざるをえない。[地上波(吹替)] 3点(2003-11-28 18:12:16) 2085. 黒い家(1999) 原作を読んでなくても、原作を無視しているということがはっきり分かる問題作。恐怖感たっぷりのサスペンスから、後半一気に完全なホラーに突っ走ってしまう。明らかにモンスターと化した大竹しのぶの女優魂をはじめとして、その暴走ぶりはややもすれば評価したくなるほどのキレっぷりである。しかし、冷静に考えるとやはり駄作としか言いようはない。1点(2003-11-28 18:07:12) 2086. 依頼人(1994) トミー・リー・ジョーンズ、スーザン・サランドンら出演陣の雰囲気はとても良いが、彼らが演じるキャラクターにどこか魅力が感じられない。それはそのまま物語自体の魅力の無さにもつながるかもしれない。映画自体に雰囲気の良さがあるようで、実際には極めて印象が薄い作品だった。4点(2003-11-28 18:01:26) 2087. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか チープに見える映像とストーリーの中に、人間に対する本質的なブラックユーモアを巧妙に仕掛けている。ナンセンスな演出の中に潜む絶対的な問題意識が素晴らしい。鬼才の名にふさわしいスタンリー・キューブリックの傑作。8点(2003-11-28 17:57:33) 2088. ドラミちゃん ミニドラSOS!!! 未来世界ののび太たちの子供らとドラミちゃんの活躍を描いた作品だったけど、ドラえもんファンとしては、ジャイアンやスネ夫たちの大人になった様が楽しかった。作品的にも楽しい映画に仕上がっている。[地上波(邦画)] 4点(2003-11-27 18:22:30) 2089. ドラえもん のび太とロボット王国 諦め半分で何年かぶりに映画館にドラえもんを観に行ったが、やはりその落ち込みぶりに落胆してしまった。ロボットといえば藤子・F・不二雄がもっとも愛した題材であり、独創性溢れる作品を続出したものなだけに、あまりに安易なロボットの世界観に辟易してしまった。2点(2003-11-27 18:18:52) 2090. ドラえもん のび太と翼の勇者たち テレビ版も含めて近年のドラえもん作品におけるCGの多様には大いに違和感を覚えている。藤子・F・不二雄先生亡き今、ストーリーの軽薄さに対して映像的なもので攻めようとう気概も分からないではないが、それは明らかにドラえもんの方向性としてはふさわしくないと思う。ドラえもんの存在が不滅なのは嬉しいが、今の子供たちには昔のドラえもん作品も観て欲しいと切に思う。3点(2003-11-27 18:13:58)(良:1票) 2091. ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記 知能を持ったおもちゃたちの世界という題材は、いかにも藤子先生らしいものだが、そこから展開するストーリーの構築には陳腐さを感じざるをえず、藤子先生の存在の大きさを感じずにはいられなかった。この後のドラえもん映画の駄作ぶりを考えると、今作できっぱりと終わりにしてほしかったと思う。4点(2003-11-27 18:08:51) 2092. ドラえもん のび太と銀河超特急 単行本のエピソードの題材を映画化しているので目新しさが無かったことは否めない。正直、ネタ切れという感は拭えないところである。単行本のエピソードはミステリアスな秀作だっただけに、そのサスペンスフルなテイストで作り上げて欲しかった。5点(2003-11-27 18:05:10) 2093. ドラえもん のび太の創世日記 これまでのドラえもん映画と異なりドラえもんファミリーが揃って冒険をしたり、悪と闘ったりする展開がないということにおいては、異色的であるし他のシリーズ作とは一線を画すものと言えると思う。しかしストーリーの本質自体はまさに藤子・F・不二雄ワールドであり、真髄とも言えるテーマである。派手さはないことは確かだが、藤子・Fファンには充分に楽しめる作品でクオリティは極めて高い。[ビデオ(字幕)] 8点(2003-11-27 18:01:09) 2094. ドラえもん のび太と夢幻三剣士 昼寝好きののび太のキャラクター性の影響も大きいが、ドラえもんでは夢を題材にしたエピソードは極めて多い。その集大成とも言えるものがこの映画で、ネタ的には単行本のエピソードに被る部分もあるけどもファンタジーと映画ならではの迫力には富んでいる。夢と現実が曖昧になったり、夢の中とはいえのび太が一度は死んでしまうという展開にいささかの恐怖感がある。7点(2003-11-27 17:51:52) 2095. ドラえもん のび太とブリキの迷宮 明らかなロボットの支配という設定はよくあるけど、そのロボットをおもちゃ風にすることでファンタジー感を高めると同時に、おもちゃならではの不気味な雰囲気を醸し出していると思う。ナポギストラーや大迷宮の入り口などデザイン性にも優れていて楽しい。ドラえもんが半ば登場しないことでのび太たちの必死さと人間の非力さが際立つ。8点(2003-11-27 17:46:29) 2096. ドラえもん のび太と雲の王国 雲の上の世界というのはドラえもんの中ではすでに出尽くしている感があるので若干のネタ切れ感は拭えない。地上人の環境破壊をモロに押し出したストーリーもこれまでのドラえもん映画と比べると独創性に欠ける。しかしキー坊やドンジャラ村のホイ君など懐かしいキャラクターの登場にはファンとして楽しめる部分が大きい。7点(2003-11-27 17:38:50) 2097. ドラえもん のび太のドラビアンナイト 確かにしずちゃんの扱いが酷いね。普通の小学生の女の子じゃあとても耐えられないよ。敵役の存在が中途半端なので中盤の盛り上がりには欠けるが、アラビアンナイトの世界を表現した世界観はファンタジーとアドベンチャーに溢れていた。7点(2003-11-27 17:35:11) 2098. ドラえもん のび太とアニマル惑星 動物たちの世界を中心に描くことで、SFファンタジーに包まれてはいるが、ニムゲは明らかに未来の地球人の状態を暗示するものであり真剣に見るべきところは大きい。環境破壊をテーマにしているだけに説教臭くなりがちなところを藤子・F・不二雄ならではの創造性で娯楽性豊かに仕上げている。8点(2003-11-27 17:25:22) 2099. ドラえもん のび太の日本誕生 ドラえもんファンの中では見慣れた感もある石器時代ではあるが、日本の誕生を軸に未来人ギガゾンビとの攻防は見応えがある。若干独創性には欠けるが、のび太が作り出したペガたちの存在やドラゾンビのコスチュームなど楽しいエッセンスは多い。8点(2003-11-27 17:15:25) 2100. ドラえもん のび太のパラレル西遊記 正確には大長編ドラえもんシリーズとは一線を画し、ストーリーの原作は藤子先生ではないのだけれど、西遊記とタイムパラドックス、ドラえもんの道具を巧みに組み合わせた見事なストーリーに仕上がっている。何といっても、他のドラえもん映画とは一味違った極めてダークな世界観が素晴らしい。そのくせ基本的にはドラえもんの王道的なノリも忘れていないところが今作の質を高めている。藤子先生の原作がなくてもこれくらいのクオリティの作品が出来たのだから、藤子先生亡き後のドラえもん映画ももう少し何とかならないのか……。10点(2003-11-27 17:00:31)(良:1票)
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