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2121. オブリビオン(2013) 《ネタバレ》 人が少なすぎて面白くない。 同じような風景ばかりで面白くない。 ストーリーがいまいちピンとこなくて面白くない。 話があまり展開しないから面白くない。 敵がドローンしか出てこないから面白くない。 ミステリー仕立てなのは面白かったけど・・・。 あまりたいしたミステリーでもないので、驚けはしません。 結局クローンか・・・。自分はその他大勢の一人にすぎないのか・・・。 ・・・とゆーことがわかったところで、その真相がストーリーをよりドラマチックに発展させていくとか、そーいった盛りあがりがないのです。小難しいだけで、面白さにつながらないんじゃ意味がない。 それだったら、子供っぽくても、スターウォーズのようなわかりやすいSFのほうがよほど楽しめます。 で、結局テットは何だったの? テットはどころからきたの? なぜテットは人類を滅ぼそうとしているの? テッドっていう熊なら知っているけど・・・・こっちのテットは何がしたいのかわけがわからん。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2024-02-19 02:57:27)《改行有》 2122. フライト 《ネタバレ》 別の映画の予告に入っていて気になっていた映画。 機体トラブルで墜落不可避。その状態から神業で飛行機を不時着させたパイロット。 世の中で英雄視されるのも束の間。彼には飲酒・ドラッグの疑惑が持ち上がる。 主演はデンゼル・ワシントン。 もう固定観念ができちゃうんですよ。これは面白そうな航空機事故の法廷サスペンスだって。 法廷サスペンス?航空機サスペンス? いやいや、アル中が立ち直るまでのヒューマンドラマじゃないですか。 これは広告詐欺ですよ。タイトル詐欺ですよ。 アル中が立ち直るまでにどんな努力をするのか。それを描いてくれたらまだ感情移入もしやすかったのですが。主人公のウィップがとにかくクズで救いようがない。 事故自体は確かにウィップのせいではありません。ですが飲酒・ドラッグをしていたのは事実。 そんなウィップを救おうと、周りの人たちは皆救いの手を差し伸べます。 でもその手を払いのけ、口から出るのは暴言の数々。そして皆の信頼を悉く裏切っていきます。 自堕落かつ傍若無人。そんな様子を2時間延々と見せられる。はっきり言って見ていて気持ちが良いものではなかったです。 弁護士が超優秀な人物だったのに、クズな主人公のせいでかたっぱしから台無しにされて不憫で仕方が無かったです。 ウィップが最後、死んだ恋人を悪者にしたくなかったにせよ、突然の自白に呆気にとられてしまいます。 急に息子が父を尊敬しているのもなぜ? 余計な枝葉をそぎ落とし、そーゆーところこそ描くべきなんじゃないでしょうか。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2023-11-22 03:12:49)(良:2票) 《改行有》 2123. めまい(1958) 《ネタバレ》 え?最後そんな終わり方? っていうくらい、長々とひっぱったわりにはあっけないラスト。余韻というものをまるで感じさせてくれません。 最後のネタばらし的な30分。確かにここは面白いんです。 ジュディが正体ばれないように必死なのも面白いし、恋心からジョンの頼みを断り切れないのも面白い。 『私が死んだ彼女に似ているから?』 この言葉が効いているので、ジュディが嫌がるのをジョンが不自然に思わない展開もうまい。 まあ、普通は着せ替え人形みたいに、元カノが着ていた服を着せられたり髪の色まで変えられたりした日にゃあ、百年も恋も冷めそうですけどねぇ。ジュディにとってはマデリンも結局自分だから、そこまで嫌ではなかったのかなぁ・・・。 で、このネタバラシが始まるまでの90分。ここがもうとにかくダラダラと長い。 一つ一つのシーンに無駄が多すぎるし、こんな内容だったらミッジとの色恋沙汰なんて要らないでしょ。もう苦行の90分でした。 そしてこれだけの尺を使いながら、ミッジは放置。 妻殺しの夫も何の罪にも問われないまま終劇。 ええ?なんか後味悪くないですか?[DVD(字幕)] 3点(2023-08-15 15:46:50)(良:1票) 《改行有》 2124. 裏窓(1954) 《ネタバレ》 ええ~?ここまでつきあったのに、真相もやもやって何?ジェフリーズたちだけすっきりした顔して、こっちは全然すっきりしないんですけど。 でもジェフが寝落ちする前に、確かに悲鳴のようなものは聞こえたし・・・。 結局ソーワルドはジェフを殺しにかかったし・・・。 家に不法侵入されて、指輪を盗られただけであれば、警察に電話すればいい。でもそれをしないっていことは、ソーワルドはやはり妻を殺していたってことでいいのかなぁ・・・。う~ん、そこは最後はっきりさせてほしかったなぁ。 終盤は結構盛り上がるのですが、序盤から中盤がなにせ退屈。軽妙洒脱なトーク劇だけでもたせるには少々長すぎです。 でもサスペンスだし、ミステリーだし、きっと面白い何かが起こるのだろうと見続けた結果がこれか~。 そしてこの作品一番のミステリーは、リサがなぜジェフにそっこんなのかということ。 歳だって離れてそう。かと言ってお金があるようにも見えない。年上ならではの包容力や魅力も感じない。しかもリサに対して否定的な意見ばかり言って、結婚する気もない。いや、ほんとリサはこの人のどこが良いんでしょ? もしかしたらこの映画は、『いるはずのない理想の女性』を登場させた、当時の男性たちの願望詰め合わせ映画として人気だったんじゃなかろうか・・・。[DVD(字幕)] 3点(2023-07-22 03:30:10)《改行有》 2125. レディ・バード 《ネタバレ》 えー、これ面白いかなぁ?面白くないだろ、これ。 あまりにも何も起こらなさすぎて超つまらなかった。 これって日本人が見ても楽しめるものなんでしょうか。あちらの国の親やティーンが見て、『わかるわかる~』『あるあるだよね~』とか言って喜ぶタイプの映画なのかと思いました。 せめて1人くらい共感できる人物がいれば良かったんでしょうけど。ものの見事に誰一人共感できる人物がいません。 主人公しかり。母親しかり。友人しかり。恋人は論外。 1人目は好青年。でも実はゲイ。2人目はイケメンでストイックな雰囲気。でも実はわりと遊び人で普通の人。 いや、よくある話ですけど。理想と違ったんでしょ?いや、わかるけど。なんかそーゆーの見たくて映画見ているわけじゃないっていうか。少しだけの非日常、スリルや感動や幸せなんかをおすそ分けしてほしくて映画を見ているものとしては、なんか全然肌に合わない。 とゆーか、本当にこれスタンダードなあちらの高校生?なんかみんな幼稚すぎませんか?あれ?こんなもん? 演劇で成功してゆくのかと思ったら違う・・・。恋を成就させるのかと思ったら違う・・・。本当の志望大学に行くためにめっちゃ勉強頑張るのかと思ったら違う・・・。クラスの成績表捨てたうえに、自分の評価をごまかそうなんてドン引きなんですけど。 なんにせよ、どこかで面白くなるだろうと期待して見続けた自分がバカみたいでした。 目的のない映画は苦手です。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2023-06-17 14:55:09)《改行有》 2126. 悪霊のはらわた 《ネタバレ》 しょせんB級。いや、C級ホラー。 最初から期待なんてしていませんが、それでもこの作品はダメですね。 ゾンビものでは『逃げる』『戦う』『助けを呼ぶ』『籠城する』の、基本4パターン。 どれでも良いのです。サバイバル感が味わえるのであれば。 ところが、今作は本人たちに全く目的がないのです。 逃げるなら逃げる。戦うなら戦う。はっきりしないと。本人たちがどうしたいのかが全然わからないので、全然ハラハラしないのです。 唯一目的があったのは妻子を殺されたおっちゃん。この人は化け物を殺す一択。それでよいんです。 で、このおっちゃんが素敵なチュートリアルを担ってくれるのかと思いきや、あっという間に別行動。なんでやねーん。 イケメン枠のひげボーイ、警察を呼びに行ったはずなのになぜ戻ってきた。 おい、武器、武器、って武器を探すなら、その武器を投げ捨てんなや主人公。 さっきまで普通にゾンビと格闘していたはずなのに、突然立てなくなる主人公。 ・・・・ええ?この状況でキスすんの? ファーック!ファーック!って、こっちが言いたいよ。 ひさしぶりに終始イライラしっぱなしの駄作でした。 1人、2人くらい足をひっぱるバカやクズは、こーゆー作品ではお約束。 ・・・でもどいつもこいつも頭が悪いんじゃ救いようがないっす・・・[DVD(字幕)] 3点(2023-05-05 01:14:45)《改行有》 2127. アイアン・スカイ 《ネタバレ》 アクション?SF?いや、これはコメディ。コメディというより寒いギャグ。 最初はその世界観、突拍子もないアイデアに魅せられるのですが、すぐに飽き・・・最初の50分がひたすら退屈。とにかく話が進まない、広がらない。で、終盤になると突然宇宙戦艦同士の激しいバトルが始まって、細かいことを気にしなければビジュアル的に面白いです。 で、この映画一見バカ映画ふうなんですが、いたるところに強烈なアイロニーをふりまいています。 北朝鮮の代表に、いかにも言いそうなことを言わせて、結果世界中から笑われたり。 『アメリカが唯一勝ったのはナチだけ』と女性大統領に言わせてみたり。『アメリカはいいの』はさすがに吹きました。 最後の各国の首脳同士の大乱闘なんてその最たるもの。共通の敵がいればとりあえず手を組むけれど、共通の敵がいなくなればいずれ人類は自滅するとでも言いたいのかな? あのね、そんなことは言われなくてもみんなわかっているの。 そーゆーメッセージを発信したいのであれば、せめて映画を面白く作ってくださいな。 発信のツールとして映画を媒体にする以上、中身が面白くないと伝わるものも伝わりませんぜ。 ・・・・・・レナーテのおかげでなんとか最後まで見れたようなもんです。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2023-04-20 01:12:36)(良:1票) 《改行有》 2128. ルイの9番目の人生 《ネタバレ》 いかれた母親とかわいそうな父子の物語でした。 正直肌に合いません。 ルイとそのお父さんはあまりに可哀そうです。だから後味がまず悪い。ルイは現実世界で生きることを選択し目を覚ましますが、父親は戻ってきません。 更にはパスカル医師とルイの母親の恋愛モードに反吐が出ます。 ラストで母親が精神病棟に入れられ多少の溜飲を下げたのも束の間、パスカル医師との子供ができちゃっている悪趣味な着地点。気持ち悪いったらありゃしない。 高評価のなか大変申し訳ないですが『どうしても好きになれない』プラス『前半超退屈』ということで素直な気持ちで採点することにします。 ついでに言うと、パスカル医師を操って母親を毒殺しようとするシーンがありましたが、ルイのキャラには合っていないような気がします。[DVD(字幕)] 3点(2021-09-20 02:32:36)《改行有》 2129. メガ・ピラニア 《ネタバレ》 登録したのが恥ずかしくなるぐらい超しょぼ映画。これはもうB級以下な作品。こーゆー映画に限ってやたら核やら世界やら大風呂敷を広げたがります。身の丈に合った内容にすれば良いのに。 途中のストーリー展開なんかはちょっとだけ面白い部分もあるっちゃーあるんですが、肝心のピラニアが人や船を襲うシーンがあまりにもしょぼい。ヘリからダイブする軍人をパクって食べちゃうシーンなんかもはやコントです。 で、やめときゃ良いのにこーゆー作品はA級映画の真似事をしたがるんです。 その最たる例がベネズエラのディアス大佐との確執。 『ピラニア対人間』の構図だけにすれば良いのに、『人間対人間』の構図も入れて別の角度からのサスペンス色を出そうと欲張っています。結果この人間同士の諍いがもうダルいダルい。70分くらいにまとめれば、まだ単純なバカ映画として笑ってみられそうだったのに、変に色気を出して拷問のシーンやらカーチェイスやら入れるもんだから中盤のテンポがとにかく悪い。よほど自信がない限りはこーゆー映画にピラニア以外の要素は入れないほうが無難でしょう。 極めつけはラストの終わらせ方。え?まじでこれで終わりなの?これでピラニアは全滅したことになるの?この脚本のラストにだれも異論は唱えなかったの?頭の中はお花畑でいっぱいか。[DVD(字幕)] 3点(2021-09-07 11:43:56)《改行有》 2130. 若葉のころ 《ネタバレ》 こーゆー映画の良さ、面白さというのがいまだによくわかりません。 私には主演の女の子のかわいさと、ノスタルジックな雰囲気に頼りまくった映画にしか見えませんでした。 母親の若いころのエピソードと娘の現在のエピソードが交互に流れるのですが、それがうまくリンクしているとは思えません。それぞれのストーリーは独立していて、その時代だけで物語が成立しています。だったら、どちらか片方のストーリーをメインとし、もう片方の時代はあくまで添え物的な扱いにしてもらったほうが、より感情移入できた気がします。 親友の裏切り。ちょっと好きだった男の子とのケンカ別れ。しかもこれは勘違いというか思い込みに近い。 このエピソードの結末は放置。 母親は目覚めず、結局このあとどーなったのかわからない。 リッチー・レンの抱える様々な問題だって、何一つ解決していないんじゃないだろーか。 いろんな布石をうった挙句、放置したまま突然終わりを告げる映画に、私はただ唖然とするばかりでした。[DVD(字幕)] 3点(2021-08-09 00:53:10)《改行有》 2131. トロン:レガシー 《ネタバレ》 クソつまらない。とゆーかよく意味がわからない。 前作を視聴しているのが前提なのでしょうか。 クルーって誰?トロンって誰?アイソーって何?グリッドって何?ユーザーって何ー?? 説明不足のまま、話はどんどん先へ進んでいきます。 どうやら『黄色い光の人たち』と『白い光のひとたち』は仲良くないらしい。ってことぐらいしかわからないんですけど。 でもさすがに途中からは少しずつ、ぼんやり前述のいろいろが何を指すのかがわかってきます。 そして、わかってきたうえで、あんま面白いストーリーではないなと改めて感じるわけです。 最初に父親だと思っていた人は『クルー』と名づけられたプログラム。どうやらこの『クルー』がゲームの世界から人間界に出陣するため、父親のマスター・キーを狙っているらしい。父親はそうはさせまいと身を隠す。そこで『クルー』は父親を見つけるために息子のサム・フリンをポケベルでおびき出す。 だったら、最初にサムがゲームの世界に来たときに、死ぬかもしれないようなゲームに参加させちゃうってのはダメじゃない? それにやたら『完全なるシステム』を声高に謳っていましたが、完全なるシステムを構築したと言い張るなら、演説は必要ないでしょう。みんなクルーに従うプログラムなんですから。 で、このコンピューター内部の世界ってのが、最初こそ凄いかっこよくてわくわくしたんですが、そればっかりだとやはり飽きてきちゃうんですよねー。同じ景色。同じ色。もっと色彩プリーズ。 ゲームの世界に入っちゃう序盤。そこから怒涛の『ディスクバトル』と『バイクバトル』。この辺りまでは最高に面白かっただけに、ずっとそのノリでいってほしかった次第です。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2021-05-19 06:26:19)(良:2票) 《改行有》 2132. ロープ 戦場の生命線 《ネタバレ》 NGO?みたいな国際的支援団体が、必ずしも行く先々で歓迎されるわけではない。とゆーなかなかリアルな実体を知ることができました。 井戸に投げ込まれる死体。親を失った子供。廃墟となった街。なるほど、反戦映画としての価値はあるのかもしれません。 ですが映画に娯楽ばかりを求める私のような人には向かない映画。 なにせ淡々とロープを捜すだけの、ちょっとしたロードムービーのような映画。 吊るされた両親。地元軍による検問。道に横たわる牛の死体と地雷。銃を持った子供。 緊迫したシーンは数あれど、幾度と無く挿入される他愛のない会話がいちいち話の腰を折る。どーにもテンポがよろしくありません。 極めつけは主人公の色恋沙汰。 例えば牛で立ち往生してからの夜のキャンプまではまあ良かったのですが、そこから先の男女のやりとりがまあだるい。マンブルゥとカティヤのプライベートな話なんてどーでも良い。 最後のオチは好き。ただあの巨体が浮き上がってくるには浮力が足らん気もしますが・・・。 教科書的な意味合いでは大事な映画だと思います。 ですが、なにせ退屈という気持ちが大きすぎて、大切なメッセージが素直に心に響かなかった次第です。[DVD(字幕)] 3点(2021-05-06 14:11:54)《改行有》 2133. インターステラー 《ネタバレ》 話の半分も理解できんかった。 あれよあれよという間にクーパーが人類を救うために宇宙に行く展開がすでについていけんかった。 そもそもクーパーとマーフがあの秘密基地にたどり着いたのは、基地側の人間からすればまったくの想定外の出来事だったはず。にも関わらず、クーパーに事情を全部話しちゃって、移住先の星を決めるという重大任務を与えちゃうっていうのが理解に苦しみます。 方程式はすでに解けていた?ブラックホールに入ると方程式の残りの解がわかる?それをモールスで娘に伝えて方程式が解けた?そしたらなぜか目覚めるとブラックホールから帰還していた?人類の移住が成功していて、それは土星?わかる人にはわかるんでしょうけど、私にはまさに荒唐無稽の映画でした。 期待していた分、落胆も大きい。せめて時間が短ければ・・・。 映像の迫力は息を呑みますが、理屈がいまいち理解できていないので、それが驚きや興奮や感動につながっていきません。 宇宙だけに終始ふわふわしていて、まさに地に足のついていない映画でした。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2021-03-28 15:03:32)(良:1票) 《改行有》 2134. パーマネント野ばら 《ネタバレ》 出てくる人たちが変な人ばかり。 雰囲気だけはのんびりとしていて、でも暴力的なシーンはやたら多くて、嫌な気分になります。 みっちゃんは旦那を車ではねるし。旦那は旦那でクズ野郎だし。ともちゃんの付き合ってきた男達も暴力的な人間ばかり。最後に付き合った男と結婚するも、ギャンブル狂で、失踪して、シャ○打って、野垂れ死ぬ。唯一まともかと思われた主人公のなおこが一番頭がおかしくなっていたってのはもう救いようがないです。 そもそも結婚して子供がいるってのが疑問。頭がおかしくなっちゃうほど先生のことが好きだったのに、結婚して子供まで作っちゃったってことですか?それは説得力が無いんじゃないでしょうか。 なおこの母親も、回想シーンを見る限りではとてもまともな母親とは思えません。 他には電柱を切っちゃうみっちゃんの父親や、おそらく同居人を次々と山に埋めている不審な老婆。 なんとも薄気味の悪い人々ばかりで、私の好みと真逆の世界観に気が滅入ります。 途中からなんとなくカシマは存在しないのでは、と思い始めると、なおことカシマのエピソードはどれも辛く切ないものばかり。 特に温泉のシーンは辛い。 なんか映画に爽快感や達成感、満足感や幸福感を求める一般人とは、非常に相性が悪いのではないでしょうか。これぞ玄人向けの映画でしょう。私はもっと普通の世界で起きる非日常のストーリーを楽しみたい一般人です。[DVD(邦画)] 3点(2020-12-07 13:48:32)《改行有》 2135. 13日の金曜日/ジェイソンの命日 《ネタバレ》 シリーズ最低作。いえ、13日の金曜日と銘打っていなければ、愛すべきB級ホラーとして受け入れられたんですけどね。 このシリーズの良さは『何も考えていない若者たち』が『何も考えていないジェイソン』に1人1人血祭りにあげられちゃうのが良いのに。説明やら理屈やらは無いほうが良いんです。 13日に金曜日に、オカルトやらSFやらファンタジーの要素はいらない。 ってゆーかあの短剣なにー? あのおっさん誰ー? 『俺のこと覚えているか?』って誰も覚えていないんですけどー。今までのシリーズに出てきましたっけ?[DVD(字幕)] 3点(2020-11-30 01:10:23)《改行有》 2136. 七瀬ふたたび 《ネタバレ》 超能力バトルは好きなんですが、この作品はいまいちでした。 前半はまだ面白かったのですが、後半になるにつれてどんどんつまらなくなってきます。 能力者の内訳が、未来予知1人。タイムトラベル1人。テレキネシス1人。リーディング3人。ちょっとリーディングが多くないですか?なんでしょう、このバランスの悪さ。 また、前半はまだサスペンス風味で良かったのですが、後半はミリタリーなサバゲー風味アクション。直接的バトル展開にするには、バトル向きの能力者がテレキネシスだけってのはいかにもパワー不足。バトル向きでない能力者が多いのであれば、心理的駆け引きや能力を活かしたトリックなど、頭脳戦にしたほうが盛り上がる気がします。 実際、銃の前ではひたすら無力。最終決戦は無策も良いところの出たとこ勝負。ひたすら逃げ惑うなか、次々死んでいく仲間達。いよいよになってタイムトラベルでリセット。実際にはパラレルワールドになって別世界の七瀬達を救いに行くわけですから、明らかなバッドエンディング。 芦名星さん主演作なので、悪く言いたくなかったのですが、これはつまらないです。 役者さんたちの台詞も上手いとは言えないし、音楽もワンパターンです。 [DVD(邦画)] 3点(2020-11-15 15:18:11)《改行有》 2137. イエスタデイ(2014) 《ネタバレ》 プールに飛び込めないヘタレ主人公キム。そんなキムが音楽を通して仲間と共に成長していく。そんなわかりやすい青春サクセスストーリーを期待していると、おそらく楽しめないと思います。実際そんなサクセスを期待していた私。あまりに中途半端な出来に消化不良もいいとこ。 ヒロインと思われたニーナは全然ヒロインじゃなく、ヒロインは別にいた。でも出会いのインパクトはニーナのほうが強くて変な感じ。キムもヒロインもニーナも友人達も、思わせぶりな感じが強くてなにを考えているのか全然わかりません。特にヒロインがひどい。ヒロインに魅力を感じなかったのも、この映画に気持ちが乗れなかった理由のひとつです。 学校の人たちの前で演奏し、一躍ヒーローになるようなエピソードでもあれば、それなりのカタルシスを感じることもできたかもしれません。トラブル続きで、4人そろって演奏するシーンが一度もないってどういうこと?それがこの映画の良さなんですか?何もしない、何も変わらない日常を延々と見せつけられて退屈で仕方がありませんでした。 ラストにちょっとだけ盛り上がりを見せて、ハッピーな雰囲気で幕を閉じるのが唯一の救いです。[DVD(字幕)] 3点(2020-10-17 03:17:25)《改行有》 2138. ショーツ 魔法の石大作戦 《ネタバレ》 『子供向け』というより『子供だまし』な映画。こーゆー映画で時系列をいじくる必要性もわからない。 コメディ要素が強すぎ。ドタバタすぎ。つまらない願い事しすぎ。大人まで馬鹿すぎ。鼻くそモンスターは生理的に気持ち悪すぎ。いつまでたっても面白くなりません。 こーゆー作品で『ニューヨーク東8番街の奇跡』や『ゴーストバスターズ』をパロっているのも寒い。 いじめられっ子の主人公が魔法の力で活躍。そした自分のためだけでなく人のために力を使うように。そうして少年は本物のヒーローになりましたとさ。そんなありきたりなストーリーのほうが好感が持てます。なんでもかんでもひねれば良いってもんじゃないと思います。 個人的には類似作品で全然構わないので、王道、正統派と言われる作品をもっと見たい。最近の映画は映像に力を入れていたり、やたら変化球なものが多すぎです。 ブラックボックスでお仕事コメディドラマにしても面白かったんじゃないでしょうか。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2020-09-13 00:45:49)《改行有》 2139. ヴィンセントが教えてくれたこと 《ネタバレ》 こーゆー映画嫌いです。 これって、普段真面目に生きている人が良いことをしてもスポットが当たらない。 ですが不良が良いことをすると、途端に美談に見えるのに似ていませんか? ヴィンセントって聖人ですか?私にはただのクズにしか見えませんが。 子供が困っていれば誰だって手を差し伸べます。 愛する奥さんの洗濯だったら私だってやります。 お国のために戦場に行ったことは、そりゃあ立派なことだと思います。ですがみんな大なり小なり社会のために働いているわけです。彼だけが特別立派なわけではありません。 そして、そういった善行が、金を踏み倒して良い理由になるんでしょうか。 子供を競馬場に連れて行くところまではまだ許しましょう。 ですがそこで大穴を当てたのであれば、借金を返済するのが筋です。外れたフリを子供にまでさせて借金を踏み倒すところを子供に見せつけるのはクズです。 子供のために口座を作ってあげたのには感心しました。ところがその口座から勝手に金を引き出して競馬でスる始末。 『それは奥さんのため?』いやいや、だったら最初からギャンブルなんてするんじゃねえよ。 何か月分も入居費が溜まっているから出て行ってくれと言われるのは自分の責任。むしろ今まで待っていてくれたことに感謝すべき。 酒とギャンブルに溺れるから金がないんでしょーが。どんな良いことをしようがクズはクズです。 どこかで良いことをしているからって、他者に迷惑をかけることを肯定するようなエセ美談はうんざりです。 こんな人間を賞賛するかのように盛り上げる過剰なクライマックスの演出には虫唾が走ります。 むしろ聖人は、オリバーであり、マギーであり、ダカであり、介護職員であると思います。[DVD(字幕)] 3点(2020-07-31 11:36:49)(良:1票) 《改行有》 2140. 預言者 《ネタバレ》 成り上がり系の映画は嫌いではないのですが、これはいまいち乗れなかったです。 勢力関係も人物相関図も複雑。状況説明、人物描写、背景描写は必要最低限。鑑賞者側に知識、知性、理解力を強く求める内容だと思います。はっきり言って不親切。ずっと頭フル回転で、ついていくのでやっとです。 マリクという人間は嫌いではありません。 入所してすぐ、靴を奪われます。ですがすぐ正面から取り返しに行き、返り討ちにあいます。 彼はきっちり反骨精神のある人間。それでいて、ここは正攻法が通じない場所。そういったことを印象付けるエピソード。 おそらくマリクは、そんなたいした罪で服役しているわけではないのでしょう。 そんな彼が、人を殺さざるを得ない状況に追い込まれてしまい、実行します。終盤では自分のために、立派な暗殺者になってしまいます。これはとてもハッピーエンドとは言えないし、サクセスストーリーとも言えないでしょう。 友人やその家族を大事にする。そういった、弱者への思いやりや優しさを失っていないことがせめてもの救いでしょうか。 逆に言えば、そういった生来善良な人間が、立派な犯罪者に生まれ変わってしまうストーリーなわけです。 マリクが立派な裏社会の人間として出所していく様子に、複雑な気分にさせられました。 内容が内容なだけに、成り上がっていってますよ、ってのがわかりづらい演出、構成になっています。ですのでカタルシスを感じることはありません。2時間30分もかけて、疲労感だけが残る作品。 最初に殺した人間の幻が予言を行うという設定が邪魔でしかなかった。最初は罪の意識から見える幻覚だと思っていたのですが、犯罪を助長するような予言をするあたりそうだとも言い切れず。 これはエンターテイメント作品ではありません。私とは相性が悪い作品です。見る人を選ぶでしょう。[DVD(吹替)] 3点(2020-06-02 12:47:16)《改行有》
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