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201.  サーフズ・アップ 《ネタバレ》 飛行機の機内映画で見ました。最初は夏休みでもないのになんで子供映画を上映するんだ、と思っていましたけど、意外と楽しめました。ペンギンを使ったところがみそですね(どこかのサイトの批評で、これが人間の実写だととてもクサくて見られない、と書かれていましたがまさにその通り)。筋とは関係のないアメリカ的なおふざけやギャグも満載でしたが、それほど気になりませんでした。コディとギークとのほのぼのとしたからみや、チキンジョーのおとぼけキャラが気に入りました。ペンギン好きな日本でブレークしそうな予感がします。[映画館(吹替)] 6点(2007-10-07 12:53:59)

202.  この胸いっぱいの愛を 《ネタバレ》 地上波で放送されても一件も投稿が無いのは、寂しい限りですね。私は、ここの厳しい批評を見て期待しないで観たからなのか、ぎりぎり合格点はあげられるのではと思いました。良く言われる「これじゃあ、死んでも死にきれねえよ」という言葉をテーマに作った「世にも奇妙な物語」春のスペシャル版というところですか。時空をいったり来たりすると必然と矛盾が出てくるのは致し方ないのですが(これから何十年かして和美さんが、比呂君にもう一度会わない内は死に切れない、と思って、2006年に戻って、比呂君が飛行機に乗らないようにしたりすると、比呂君は20年前の世界に戻れなくなって、和美さんはやっぱり予定通り死んで、あれれ…)、私が一番ドキドキしたのは、演奏を終えた和美さんと比呂君がステージの裏で、抱き合っている時に、いつになったら、比呂君の顔が黒ずんできて、消えてしまうのか、という所でした(何と私は不謹慎な人間なんでしょうか)。ところで、結局私は用事があって、後半部分は録画して後から観たのですけど、最後の最後で録画が終わってしまっていて、大不評の天国のシーンが放送されたのかどうか、分からないのですけど、誰か見た人、教えてくれませんか。[地上波(邦画)] 6点(2007-04-10 22:42:20)

203.  霊視(1999) 《ネタバレ》 霊視なんて、B級香港映画を連想してしまったけど、ストーリー自体は胡散臭い連中が次から次へと出てきて、最後まで犯人が分からず結構楽しめました。しかし、犯罪の証拠品を触ると犯罪を霊視できると言うのは「デッドゾーン」のまるっきりのパクリだし、しかも数メートルの穴ぼこに落っこちて超能力を身につけるなんて、あまりにもお手軽すぎ(せめて一週間ぐらい昏睡状態になれよ)。飲んだくれのヘビースモーカーのやもめ刑事っていうのもいい加減飽きましたね。そろそろ禁酒禁煙でベジタリアンの健康志向の刑事が登場してもいいんじゃないですか(モンクほどではないにしても)。[地上波(吹替)] 6点(2007-02-19 22:56:11)

204.  ナイロビの蜂 《ネタバレ》 予告編を見て、政治物サスペンスを期待していましたが、内容は舞台がアフリカの架空の国ではなく、ケニアという実名で、テーマも製薬会社の陰謀というリアルなものだったので、非常に重く、救いの無いものを感じました。鑑賞用としては全てに中途半端で、プロットも予告編を見れば、製薬会社による不正は予見できますし、暴走するテッサに振りまわされて、結局そのままドンデン返しも無く終了(ドンデン返しがなかったことがドンデン返しということなのでしょうか)。昨今のIT社会の中で、会社の不正を告発する手段は多々あるはずなのに、結局テッサは勝ち目の無い正面突破でむざむざ消されてしまいました。穿った見方をすれば、現実のテッサはもっと賢く、この映画を作ることで、企業やケニヤ政府の不正に挑戦したのか、とも思えます。ニューマニズムとは大いなる自己矛盾をはらんでいます。アフリカの国々が工業発展を遂げ、人々が皆貧困から抜け出して長寿国となれば、ただでさえ高騰しているエネルギーや穀物価格はさらに暴騰し、人口は加速度的に増加することになります。[DVD(吹替)] 6点(2006-11-26 13:49:18)

205.  かもめ食堂 そうですね、落ちこんだ時とかBGM代わりに見ると癒されるでしょうね。現代の都会生活は何かと神経すりへらすことが多いですから、こういうのもあっていいのかと思います。ただ、果たして普通の精神状態の人がお金払って映画館で見るような商業的な価値のある映画かどうかはやや疑問があります。やはり映画を見る以上通常はストーリー展開とかを期待しますから。この展開ならば、何もヘルシンキまでロケに行かなくても、どこかの田舎町で済ませられるのではないかと思うのですが、日本ってどこへ行ってもせわしなくて、癒されることのない国なのですね。[DVD(邦画)] 6点(2006-11-04 13:44:21)

206.  フォーガットン 《ネタバレ》 宇宙人ネタと聞いて、もっとはちゃめちゃなお話かと思ったのですけど、意外と面白かったです。テンポが良くて、この手の映画にありがちな孤立無援の主人公女性が、苛立たしいくらいにおたおたするような過剰演出も感じませんでした。エンディングも心地良い物でした。ただ、人間が空に飛んでいっちゃうのはちょっとやり過ぎだとは思いましたけど。要するにこの映画のテーマは「宇宙人の実験」サスペンスではなくて、「母の愛は強かった」という、一種のファミリードラマ、ヒューマンドラマと言えるのではないでしょうか。 それにしても「宇宙人がいるかいないか」とか、「宇宙人は実験のため地球人を誘拐している」というたぐいの低レベルのネタはもうそろそろやめにしてもらいたいものです。我々地球人は2000年たっても、せいぜい月に行く技術しか得られていないわけで、太陽系を越えて他の生命体の星に到達できるのは一体この後何千年先になるやら。それに対して、もし宇宙人が遠いかなたから地球にやってきたのであれば、彼等は何千年、何万年と文明を進化させたことになります。もし私が宇宙人に会ったなら、いるのいないのよりも、真っ先に聞くべき質問は、「あなたたちは、どうやって民族紛争、宗教対立、環境破壊、ゴミ問題、人口増加問題などを克服して、滅亡することなく、そんなに長く文明を進化させることが出来たのですか?」だと思います。我々の将来にとって非常に参考になるお答えをいただけるのではないでしょうか。[DVD(吹替)] 6点(2006-11-03 23:08:59)《改行有》

207.  DEATH NOTE デスノート(2006) 《ネタバレ》 知人が勧めるのでテレビでじっくり見させてもらいました。誰でも思いつきそうなプロットですけど、あまりの単純な発想の為にこれまで誰も使わなかったという逆説的なプロットの勝利と言えるかもしれません。娯楽作品としてはテンポも良くて結構楽しめました。藤原君は相変わらずの何とも言えない味のあるクールな演技でした。エルについては、称賛する人が多いようなので、どんな奇人変人が出てくるのかと思ったら、多少変わり者のオタク少年程度に感じました(ちゃんと服着てるし、食べ物もジャンクだけどマトモなもの食べてるし)。殺される犯罪者たちも憎憎しさがあんまり感じられないのは、作った人達が皆さんまともな人達で、常識の枠を越えられなかったということでしょうか。2時間前後の映画という時間の制限の中では、法の無力さを痛感してデスノートを使うようになる過程や、最初は懲悪的だったライト君が次第に自分に邪魔な人間を殺すように心が変化する過程の描写が不十分なのはしょうがないとしても、このお話の最大の問題は、警察は心臓麻痺で次々と犯罪者が死んでも、絶対に殺人事件として捜査はしないだろうという点です(なんせ彼らは明確な殺人が起きるまでは、強迫されようがストーカーされようが、助けちゃくれない組織ですから)。そもそも警察は何を根拠にライトを捕まえようとしているのだろうか?(実際に手を下すのではなく、人を呪い殺すだけでは殺人には問われない、というのが現行法のはずですけど)。[地上波(邦画)] 6点(2006-10-28 19:02:11)(良:1票)

208.  霧笛が俺を呼んでいる 《ネタバレ》 存命中のトニーについては勿論全く知りません。この作品も初めて見たのは彼の死からずっと後になった、社会人になってからです。拳銃をぶっぱなす殺し屋の役の多かった彼の作品の中では、颯爽とした海の男役のこの作品が一番気にっています。ストーリー的には「第三の男」の完全なパクリではありますけど、霧にむせぶ港横浜の郷愁を感じさせられます。美也子役の芦川いづみも魅力的でした。そして、何と言ってもテーマ曲の「霧笛が俺を呼んでいる」が気にいりました。[DVD(邦画)] 6点(2006-10-22 21:51:03)

209.  蝿の王 《ネタバレ》 随分前から見たいと思っていたのですが、まあ合格点は上げられると思いました。ただ、原作にある、蝿の王(=闇に潜む怪物)の意味とか(映画では怪物の正体は気のふれた機長とされていたようですが)、サイモンが殺されるに至った背景などが描かれていなかった為に、最後のオチも含めて、やや底の浅い単なる子供向け映画になってしまったのではないかと思います。(この映画を見た後でホームルームで君はラルフ派かジャック派か話し合おう、みたいな)。[ビデオ(邦画)] 6点(2006-09-24 00:05:32)

210.  ゆれる 《ネタバレ》 新聞(ここのサイトでも)などでの高評価からちょっと 期待しすぎてしまったのか、実際に見ての感動はあまり感じられませんでした。 あまり先入観を持たずに見るべきだったのでしょうか。意味深な会話や印象的 な映像の挿入など心理劇を盛り上げる工夫が盛りだくさんで、監督の思い入れ を感じますし、主人公二人や脇を固めたベテラン俳優陣の演技力には感服しま すが、やや食傷ぎみでした。 謎解きがテーマではないと思うのですが、結局真実はどうだったのか、にこだ わってしまいました。 「最初に兄が証言したように、彼女が勝手に落ちて、兄は手をつかんで助けよう とした」なのか、それとも弟が証言したように「彼女の言葉に逆上した兄がわざ と突き落としたのか」。兄の腕に残った傷をみれば(意味ありげに何度も映して いましたが、なぜ弁護士がそれを兄に有利な証拠として取り上げなかったのかだ ろうか?)、前者だと思うのですが、じゃあなぜ弟はあんな証言をしたのか。 弟の妄想なのか。なぜ兄を嘘つきだと思ったのか。もし前者が真実なら弟の証言 には悪意があり、出所した兄は家に帰ろうと迎えにきた弟を絶対に許すわけはない、 などなどすっきりしない点が多々残りました。(こだわり過ぎなのかもしれません)[映画館(邦画)] 6点(2006-08-20 19:39:02)(良:3票) 《改行有》

211.  迷い婚 -全ての迷える女性たちへ- 題名でも分かるように、仕事にも恋人にも恵まれながら、結婚に不安を感じて躊躇する女性をテーマとした映画のようなのですが、私には、サラの一家は果たして「卒業」の題材になった一家なのか、サラは「卒業」のエレン(サラの母)とベン(ボー・バローズ)の間に出来た子供なのか、という謎解きの方に興味をかきたてられました。そういう意味で、この映画に「卒業」のプロットがなかったなら、至極平凡な映画になっていたのではないかと思います。ジェニファー・アニストンは「フレンズ」のレイチェル役のイメージを抜けきれていなかったのですが、この映画で多少彼女の演技力を見直しました。(ちなみに、映画はまだ一般公開前ですが、ユナイテッド航空の機内映画で見ました)[ビデオ(吹替)] 6点(2006-05-21 21:55:09)

212.  ザ・インタープリター 《ネタバレ》 みなさん意外と厳しい批評ですが、私は米国との往復の飛行機の中で見た8本の中ではこれが一番印象に残りました。アフリカの黒人国(差別ではありませんが)であんな美しい白人女性が育つものだろうか、という違和感はありますが、これまであまりアフリカを題材にした映画がなかったところも新鮮に感じた理由かもしれません。プロットが凝っていて、この手の映画にありがちな途中で先行きが分かってしまうようなこともなく、終盤まで展開が読めず最後まで飽きませんでした(内容が複雑過ぎて、終わった後も、「果たして最後の彼女の暗殺未遂は、最初から仕組まれたものなのか」、「彼女は陰謀に絡んでいたのか、巻きこまれただけなのか」、「一体どこまでが大統領側の陰謀なのか」など不明な点が多々残りましたけど)。[ビデオ(吹替)] 6点(2006-05-19 15:40:18)

213.  ギフト(2000) 《ネタバレ》 初めて見るのかと思って見ていたら、最後の方になって何となく見覚えがしてきて、以前に一度みたことがあるのを思い出した、というほど、これといった特徴もインパクトもなく印象に残らない作品でした。製作者が大作を作成中の片手間にホラーサスペンスの色々な要素を少しづつ集めてきて纏め上げてもう一本おまけに作った小作品というイメージでした。かといってあまり批判的になる気にもなりませんでした。ストーリー的に無理はないし、これ見よがしのしつこさもないし、アニーやバディの苦しみながらも健気に生きる姿に、なんとなく勇気づけられてしまったりもします。力入れて正面から見ると失望するかもしれませんが、落ちこんだ時なんかにはほっとさせられるのかもしれません。[地上波(吹替)] 6点(2005-10-30 12:42:45)

214.  世界の中心で、愛をさけぶ 《ネタバレ》 原作未読、ドラマ未見なんで偉そうなことも言えませんが、エンディングテーマが流れ始めて、「あらら、これで終りなの?!」というのが率直なところでした。「黄泉がえり」、や「今会いに行きます」のような、劇的な最後の落ちを期待してしまった私が悪いのかもしれません。要するに「愛と死を見つめて」の現代版、なのですね。そうなると自分と年代が離れてしまっているのと、二番煎じ作品であることから、こちらの方が部が悪いのはしょうがないのかもしれませんが、結局淡々として見終わってしまいました。粗探しするつもりはありませんが、どうしても気になってしまったのは、(才色兼備でスポーツ万能の大人びた女生徒の)アキが(特に取り柄の無い平凡な男子生徒の)サクになぜ引かれたのか、サクと律子は結婚間際になってもなぜお互いの素性を全く知らなかったのか(律子は明かにびっこを引いているのだから、普通は親しくなれば、「その足どうしたの」「小さい頃入院中のアキっていうお姉ちゃんのテープを彼氏に届けようとして事故にあったの」「えっ、もしかして君、アキのテープを届けてくれていた女の子?」とかなんとか会話が発展していったのではないのでしょうか)、そしてアキのエアーズロックへのこだわりの設定が唐突で強引だったことです。原作の中ではここら辺りはうまく説明されているのでしょうか。長澤まさみは将来吉永小百合のような大女優に成長してもらいたいですね。[ビデオ(吹替)] 6点(2005-09-25 12:48:57)

215.  ローレライ 《ネタバレ》 「大戦末期に最新兵器により連合国に一矢を報いようと奮闘するも力及ばず撃沈」みたいなお話かと勝手に予想していたのですが、全く違ったプロットでした。日本国を一新させるために米軍に東京に原爆を落とさせる、という企みはあまりにも荒唐無稽ではあるものの、当時の傲慢で無能、無責任で卑怯な戦争指導者たちへの浅倉一派の怒りには共感を覚えないでもありません。天皇の権威を自分達の意のままに利用し、精神論ばかりを頼りに、兵站を無視した無謀な計画を実行し、現実から目を背け、徴兵した兵士たちを虫けらのように無駄死にさせたあげくに、戦争の最終責任を取ろうとしなかったばかりか、一億特攻などと日本民族を滅亡の淵に追い込んだ軍幹部にこの国の大衆はなぜ怒りを感じなかったのか私は不思議でなりません。欧米の戦争映画と比べて限られた予算の中でCGを多用しなければならないことなど同情はするものの、みなさんがおっしゃるように絵的な軽さはいかんともしがたいものでした。[ビデオ(吹替)] 6点(2005-09-07 00:43:57)

216.  ビロウ 《ネタバレ》 意外と皆さんの評価が低いので、いつ見るのやめて風呂に入ろうかと思いながら、とうとう最後まで見てしまいました。確かに、戦争映画にしては戦闘場面がほとんどなくて、舞台が潜水艦の中だけで地味だし、ホラーとしては亡霊がいるのかいないのか中途半端だし、物足りないのは分かります。でも戦争を題材にしたホラー風味のヒューマンドラマとして捕らえれば、合格点はあげられると思いました。ホラー映画にありがちな見終わった後のもやもやもありませんでしたし、後味は悪くなかったと思います。ところで、確かに鏡のシーンはドリフターズのコントを思い出してしまって、日本人の場合は怖さよりも笑ってしまいますね。ドリフのコントなんて知らない製作者は良く考えたと思っているのかもしれませんけど。[地上波(吹替)] 6点(2005-07-28 23:20:30)

217.  アナザーウェイ D機関情報 《ネタバレ》 原作の「D機関情報」(西村京太郎の初期の頃の作品には結構良い物があります)に感動して、都内のビデオ店を探しまわってようやく観ることができましたが、やはり原作には遠く及ばなかったというところです。折角の豪華キャストの割には深みに欠けていて、感情移入もままなりませんでした。映画としての時間的制約があるのは致し方ないところではありますが、それならば、前半の潜水艦のシーンは全てカットしてその分人物描写に時間をあて、スイスでの主人公の心の変化や必死の和平工作をもっと丁寧に描くべきではなかったのでしょうか。 ちなみに、映画では設定が1945年になっていましたが(原作は1944年)、この頃既にドイツは崩壊寸前で制海権を完全に失っており、潜水艦でのドイツ入国は不可能であったので、時代設定を1945年にするのには無理があると思います。[ビデオ(字幕)] 6点(2005-04-29 09:17:04)《改行有》

218.  CUBE 《ネタバレ》 不条理心理劇として見るならば合格点だと思いました。生きることに最も固執した俗物的な警官(大半の人間は彼のような行動を取るのでは)などが死に、唯一助かったのが一人では生きられなさそうな現実ばなれした少年だったというのがポイントでしょうか。一方で、娯楽サスペンス・ホラー映画として期待すると拍子抜けでしょうね。確かに最後に警官がもう一度現れたのは、心理劇を完成させるためには必要だったのでしょうが、ストーリー的には無理があります。Cubeの目的や謎の解き明かしを期待していたラストも見事に裏切られました。もう少し観客を意識して現実性を加味すれば、A級映画の仲間入りが出来たのかもしれませんが、監督としてのこだわりが感じられました。数学的な知識といい、くろうと向けの映画といえます。6点(2005-02-11 20:10:33)(良:1票)

219.  パーフェクト・カップル 《ネタバレ》 私の場合事前に、どうせクリントンを徹底的にこき下ろした、大統領選の裏側暴露のブラックコメディー作品だろう、という先入観があって、ほとんど期待せずに観たので、予想外のシリアスな内容で意外に面白かったです。「ワッグザドッグ」などから比べると派手さや刺激が少ないし、娯楽性はないのかもしれませんが、大統領に絡んだこれ見よがしの露悪的な作品にはもう食傷気味なので、こういった作品の方が反って新鮮味を感じます。少なくともまだアメリカにも良心が残っているのかもしれないという淡い期待を感じさせてくれます(もしこれがクリントンの実話に基づいているのなら、こんなことがあってようやく大統領になったのに、性懲りも無く彼はモニカ・ルインスキーなどと事を起こしてしまったわけで、なんともはやという感じです)。新奇の無い政治物ということで点数を低くしてますけど、後味は悪くなく楽しめました。トラボルタもがんばっていたと思います。6点(2004-11-03 09:30:20)

220.  カサブランカ 《ネタバレ》 ボギー一人がカッコ良くて、ラズロ夫妻はパッとしませんでしたね。特に旦那はどうみても反ナチスの筋金入りの闘志とは感じられなかった(バーグマンは評判通りの美しさでしたけど)。もともとがニ流俳優(ボギーもバーグマンも人気の出る前)によるB級のロマンス映画として作られたわけで、色々とB級の安っぽさが見え隠れするのはやむを得ないところではあります(こんなにヒットすると分かっていたらもっと金をかけて作れば良かったのでしょうけど)。イルザの残した別れの手紙の文字が雨の中でにじんで行くシーンやドイツ将校の歌うラインの守りがラ・マルセイエーズにかき消されてしまうシーンなどの名シーンを生んだやはり名作と呼ばれることはある映画だと思いました。ところで、ボギーが何度も使う「Here’s looking at you」を「君の瞳に乾杯」と最初に訳した人はなかなかのシャレ者ではありますけど、この原語のフレーズを外人女性に使っても日本語のフレーズほどには相手に対するインパクトはないでしょうね。「そんな昔のことは…」ももっと盛りあがった場面でバーグマンに対して使われているのかと思ったら、全くの端役の女(バーグマンに劣らず美人でした)に投げやりに使われているだけでした。ちょっとこの日本語訳の両方のフレーズが日本では一人歩きし過ぎているようです。6点(2004-10-31 17:27:11)

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