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201.  I am Sam アイ・アム・サム 《ネタバレ》 障害者物はそんなに得意でない上に、スタートの設定があまりに違和感(子供おいて出ていくって何ですか、しかも主人公より子供の方が頭いいの!?どういう状況?)なので、全体に違和と不自然さが抜けきらなかった。本当に子供より知能が低いのならどこか別のところに預けざるを得ないのはむしろその子の為でもあると思うしね。[DVD(吹替)] 2点(2010-06-27 12:10:43)

202.  ホーム・アローン3 《ネタバレ》 だから人を痛めつけることをギャグにしちゃダメだって。しかも実際にやったらあれ重傷者何人出ることやってるのって感じだし。[地上波(字幕)] 0点(2010-06-27 12:07:08)

203.  時をかける少女(2006) 《ネタバレ》 ■甘酸っぱくほんわりした良作。誰もが憧れるタイムリープを使える少女を軸にした青春ラブストーリーな感じ。純情そうでいて十代も相当屈折してるものだよ、告白を取り消すあたりとか。経験はないけどわかる気はした。 ■タイムトラベルものとしては「バタフライエフェクト」に近い感じ。決して単純にハッピーとはいかず、回避した分だけ誰かが被害に会うというあたりとか。あと、タイムリープするたびに少女が体を痛めつけるところも、タイムリープを安易なものにしていなくていい。 ■中盤がややだれ気味なのとあんまりうまくまとまっていないのとがあるのだが、「お前タイムリープしてるだろ」からラストへの展開はおおと思わされた。でもあの絵にそこまで価値あったのかなぁ。。。 ■ラストの「未来で待ってる」は、普通に「時間がたてば若いチアキと年を重ねたマコトとで出会える」という意味じゃないのかな。だから正確には待つのはマコトだけだけど、代わりにチアキは年を重ねたマコトでもなお好きだ、そういうことじゃないのかな。[地上波(邦画)] 9点(2010-06-27 00:46:50)(笑:1票) 《改行有》

204.  インビクタス/負けざる者たち 《ネタバレ》 ■うーん、いい話なんだけどイマイチ足りないところがある感じ。その根本原因は「なぜ弱小南アチームが強くなったかがまったく描かれていないので、WCでの勝ち上がりにも思い入れが出来ない」という点にあると思う。南アが弱いということが事実に反していてもそれはいいが、でもというか、ならなおさら南アが強くなるプロセス、あるいは奇跡の勝利を収めるに値する何か、を事前に差し込んでほしかった。それが「大統領の応援」だけだというのでは拍子抜け。 ■他方、マンデラ大統領の重み、ドラマは上手く描けていたと思う。「赦し」の難しさ、それを実現させていくマンデラのすごさ、等々。みんな「一人の魂の指導者・・・」を引いてるけど、個人的には凡庸ながら「危険を冒せないものは指導者になれない」っていう台詞が好き。 ■というわけで、悪くないんだけど、スポ根に大切な「勝つ為の秘訣」が見えなかったので2点減点。いい映画だとは思うんだけどね。なんだかんだラストの勝利はぐっとくるし[映画館(字幕)] 7点(2010-06-25 02:17:32)(良:1票) 《改行有》

205.  シャーロック・ホームズ(2009) 《ネタバレ》 一言で要約するとロンドンの雰囲気がカッコいいただのB級アクション映画。 シャーロック・ホームズなのに見せ場がほとんどアクションシーンってなんでしょうこれ。これだったらホームズである必要性がほとんど感じられない。しかもアクション映画としてみるとチャチ。 肝心の謎解きに関してはしょぼいの一言に尽きる。しょぼいというかあれはありえない。 ロンドンの雰囲気と音楽、オープニングやエンドロールの作りは相当かっこいい。そこだけは評価に値する。[映画館(字幕)] 3点(2010-06-25 02:02:09)《改行有》

206.  母なる証明 《ネタバレ》 ■冤罪はらしの骨格だけ追うと大したことはないように思うかもしれない。けど、細部までキチンと見てみるとこれは相当重い作品である。というより解釈が相当難しい作品である。以下思ったことを時系列的に ■とりあえず最後まで名前の出てこない「母」。彼女は「母」としてしか作品中で規定されていない。すなわち、自分個人としての価値が規定されず、ただ「トジュンの母」としてしか生きていないことが示されている。 ■母親とトジュンは近親相姦を思わせるような関係にある(夜の裸で寝るシーンなど)。警察でも「女と寝たことはあるか」「母親」と答える。トジュンの立ち小便を母親は必死に繕う。 ■衝撃の告白。トジュンは一度母親に殺されそうになっている。農薬を飲まされて無理心中させられそうになった。そのために今のような知能に障害を負っている。そしてそれを思い出した。母親は息子に忘れるための針を指そうとする。息子は「今度は母さんは針で殺そうとした」と叫ぶ。この辺は相当意味深。 ■携帯電話を見せられて、トジュンは目撃者のおじいさんをきちんと指摘する。なぜ???自分が犯人であることがわかってしまうかもしれないのに。もしかして、母親におじいさんを殺させようとたくらんだ???自分を殺そうとした母親に復讐? ■おじいさんの家。母が針を刺そうとする二度目。針は間違いなく何かを暗示してる。そしてその後実際にお爺さんは殺される。 ■トジュン釈放。しかし母は迎えにいかない。なぜか火事現場に立ち寄ろうと言い出すトジュン。深い意味はあるのか? ■家に帰るトジュン。母親に「なぜ死体を高く上げたんだろう」と聞く。自分が犯人なのに。そして恐らく自分が犯人だと母親が分かっているのを知ってるのに。この意味は?しかも「早く助けを呼ぶため」というえらく合理的な理由。 ■冤罪の息子を見に行って泣きだす母。ここにおいては、もはや「トジュンの母」ではなく一人の「普遍的な母」であるのではないか。 ■最後に針の箱を渡すトジュン。「忘れちゃだめじゃないか」というのはどこまで知ってのセリフなのか。 ■そして最後に針を刺して踊る母。針は忘れるためのもの。しかし彼女が忘れたのは、ただ息子が殺人したとかそういうのではなく、「自分が母であること」それ自体ではなかろうか。。。[DVD(字幕)] 9点(2010-06-02 01:56:15)(良:2票) 《改行有》

207.  戦場でワルツを 《ネタバレ》 ■「戦場の失わた記憶を取り戻す」というシンプルなストーリーながら、アニメーションと音楽でしんみりとした雰囲気はよく出ている。夜のシーンや海のシーンは、色を減らすことで上手く引き込んでいる。 ■しかし、いくら実話とはいえ「照明弾打ってた」ではインパクト弱すぎ。なら少なくとも「そこにいただけにもかかわらず心に大きな傷を負った理由」みたいなのをきちんと描くべきだろうけど、そういうのをカットして種明かしで終わりじゃダメ ■しかもラストだけ実写に頼るとか、アニメーションでやるなら最後まで勝負しなさいよ[DVD(字幕)] 5点(2010-05-27 23:43:25)《改行有》

208.  セントアンナの奇跡 《ネタバレ》 皆さんものすごく高評価の中、申し訳ないのですが、私にはこの作品はどうしても冗長という感じをぬぐいきれませんでした。なんか、いろいろと入れてごちゃごちゃとしてしまった結果、骨格の部分が薄くなってしまった印象。時間を3分の2にしてメインストーリーのみで攻めきった方がよかったような。[DVD(字幕)] 3点(2010-05-04 23:56:26)

209.  私の中のあなた 《ネタバレ》 よく見かける難病ものだが、その中では群を抜いたストーリーで引きつけてくる。 難病の姉、ドナーとして作られた妹、姉を守るべく戦う母、冷静にしかし暖かく見守る父、それぞれの心の葛藤が上手く描かれている。 最初はドナーから逃れるための訴えのように見えながら・・・というのは、ぶっちゃけ姉の描写を見ている限り恐らくこういう展開では、と予想していたのに見事その通りだったのでそこまでの衝撃はなかったが、しかしなかなかいい展開だと思った。[DVD(字幕)] 9点(2010-04-30 00:27:44)《改行有》

210.  名探偵コナン 漆黒の追跡者 《ネタバレ》 これ、ぶっちゃけ謎解きする要素ないでしょ。というか解けないし。 黒の組織との対決を前面に押し出したのは、サスペンスという点でよかったと思う。というか最後の東京タワーにジンから銃弾の嵐ってすごい展開だな。誰が予想するんだあれ。むしろあんだけ打ち込まれて逃げれるコナンがあり得ない(笑) でもぶっちゃけコナンが工藤新一であることがばれるのは時間の問題のような・・・[DVD(邦画)] 7点(2010-04-25 20:34:11)《改行有》

211.  友よ、静かに瞑れ 《ネタバレ》 男たるもの、最後は潔く死にたいものだ、と思わされた。ラストだけ出てきた坂口は、まさに「死ぬために出てきたようなもの」。そして彼を男たらしめた新藤。二人の男の絆がこのドラマを作り上げている。[DVD(字幕)] 6点(2010-03-05 23:33:14)

212.  スモーク(1995) 《ネタバレ》 なんてことない話、起伏があるわけでもなく、淡々といろいろなエピソードが続いていく。しかし見ていてあっという間に時間だけはたってしまう魔術。 見終わって心がきれいになったような気がした。なんでだろう。そんな感じの映画。[DVD(字幕)] 7点(2010-03-03 01:38:42)《改行有》

213.  ブラディ・サンデー 《ネタバレ》 ■淡々と、しかしきちんと事件までに道のりをデモ隊・軍両方の立場から描いていく。偶然が絡み合い、悲劇が起こる。手ぶれカメラが臨場感を高め、実際に虐殺の現場にいるような感覚を引き起こす。 ■ただ、後日談で軍のことしか書いていなかったが、IRA側があの後どういう行動に出たのかはテロップでいいから流してほしかったなぁ。公平を期すという意味でも。 ■あと、この映画で流された「真実」が、どういう人の情報に基づいて作られているのかも気になった。おそらく(本篇にあった通りで)イギリス軍の公式発表とは異なるものなのだろうが、これが歴史家の定説ならいいけど、実際のところ何が起きたのかがわからない状況だったらこれを安易に信ずるのは、イギリス軍の発表を安易に信ずるのと同様に危ないのかもなぁ、と思ったり。[DVD(字幕)] 5点(2010-02-23 23:40:45)《改行有》

214.  パピヨン(1973) 《ネタバレ》 ■ずしんと重い映画。大半の脱獄ものはなんだかんだで囚人役の主人公が元気そうなのだが、本作はマックィーンがすばらしくやつれている。あそこまで体がぼろぼろになって、あくまでも逃げようとする執念がすごい。あそこまで独房をきちんと描いた作品はそうはないだろう。 ■ただ、逃げ出すところは本作の描きたいところではないのだろうが、あまりにもあっさりと逃げられすぎでしょう。ちょっと欄干の下を這って進めば出られたり。あの島には監視すらいないし。逃げてからのシーンの方がはるかに長い。 ■それと、マックィーンは無実の罪で投獄されたのかも知れんが、逃げる途中で人(追手)を殺していたような・・・・・・ ■だが、まさかシスターに裏切られるとは。ショック。油断大敵。[DVD(字幕)] 8点(2010-02-22 00:32:03)《改行有》

215.  グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち 《ネタバレ》 助演男優賞はベン・アフレックでしょう。 [DVD(字幕)] 8点(2010-02-20 00:23:21)(良:1票) 《改行有》

216.  チャンス(1979) 《ネタバレ》 ■のんびりと時間が流れていく映画。チャンスが常にゆったりと、常に堂々としていて、そのように話すので、最近の映画のようにあわただしくはない。それが良さでもあり、また最近の映画になれていると飽きてくる要因にもなりうるか。 ■要するに勘違い系のコメディなんだけど、どうも私は勘違い系は「ばれるんじゃないか」とはらはらしてしまってあんまり笑えないタチらしく、そこまで笑えなかった。しかしとことんありがたがるんですねぇ。 ■チャンスは無なのに、というか無だから、みたいな解釈が多いようですね。それもかなりあたっていると思うけど、むしろチャンスはある種の「鏡」なんじゃないのかな。自分を映していて、チャンスが当たり前なことを語る中に、自分の本当に大切にしたいものを見出していく、みたいな。満足して死ねたんならそれでいいと思うし、チャンスはきちんと役目を果たしていると思う。 ■「チャンスは読みかけもできないのよ。あいつの頭はヌカミソよ」と言っていたおばさんに最後に正体が暴かれて・・・みたいな展開なのかと思いきや、あっさり終了。あれれ[DVD(字幕)] 7点(2010-02-17 00:16:41)《改行有》

217.  ニューヨーク東8番街の奇跡 《ネタバレ》 ■ほのぼの未知との遭遇系の映画。立ち退き屋にいじめられているマンションにいきなりUFOが登場。みんなでわいわいいやっていると最後にはすごいハッピーエンド。 ■けど、個人的にはあのおばあちゃんがなんかうっとうしくて全然入り込めなかった。宇宙人も金属製で親しみがわきにくいし。悪くはないんだけどねぇ・・・[DVD(字幕)] 6点(2010-02-11 00:15:47)《改行有》

218.  カンダハール 《ネタバレ》 ■印象的なのは皆さんも書かれているように義足パラシュートのシーン。しかしあれは虚構なんですね・・・ ■義足をせびろうとする男性や、ひたすらにたかる子どもなど、言い方は悪いがロクな人間が出てこない。しかしそうした男性も例えば腕がなかったりと、一方的には責めれないところが難しい。いや順序が逆なのかな。 ■で、最後どうなったの!?描かないというのは、この流れだと監督が「逃げた」ように思える。[DVD(字幕)] 4点(2010-02-10 00:14:07)《改行有》

219.  コーカサスの虜 《ネタバレ》 ■淡々とした作品。ロシア兵の捕虜二人が、チェチェン人と次第に友好的関係を築いていく。捕虜交換には繰り返し失敗しながら、それでも最後は老人が赦しを出して若者は命をすくわれる。そこに無常に表れるヘリコプターがすべてを破壊する。個のつながりをすべて壊していく。 ■けど、個人的にずっと引っかかっているのは、脱走の途中で羊飼いの老人を殺していること。そりゃ殺したんなら殺されても半ば仕方ないんじゃないのかな、と思ってしまうので、最後にすんなりと入って行けなかった。 ■ラストがすべて。そこまでが長い。意味あるのはわかってるけど、なんかのんびりしすぎ。う~む。[DVD(字幕)] 5点(2010-02-08 01:13:14)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

220.  マトリックス 《ネタバレ》 ■あの有名な弾丸よけや空中浮遊して撃ち合うシーンなどが見れたのは良かった。うん。でもそれだけの感じが強い。 ■世界観は独特だし、ああいった問題は哲学とかでも非常に重要なんだけど、そこの掘り下げは説明不足の上に、分かる範囲で考えてもどうも整合性がないような気がしてならない。(結局物質に基礎をおいたうえでの二元論なのか?だとしたらなぜ精神同士が互いにつながっているのか疑問) ■アクションはよかったけど、それは後半のごく一部なんですね。しかも仮想現実だからってやりたい放題だし。ああまで好き勝手出来てルールめちゃくちゃでいいならもう何でもありだなぁ、と。 ■まあ暇つぶしにはいいでしょう。飽きないし。[DVD(字幕)] 7点(2010-02-07 00:41:32)《改行有》

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