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プロフィール
コメント数 233
性別 男性
自己紹介 映画は栄養源。

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201.  JUNO/ジュノ ジェイソン・ライトマンの軽味のあるドライな演出はなかなか冴えている。主人公の女の子の日々を自然でリアリティをもって淡々と捉えているように見せかけておいて、その描き方は「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」のウェス・アンダーソンのようにスタイリッシュでとても計算されている。実はドラマ自体はそれほど大した内容ではなく、ライトマンの演出力がかなり補っている。全体からかもしだされるシニカルなトーンも、脚本本来のものというより、演出によるところが大きいような気がする。そう言う意味で、ストーリーの内容そのものについて言えば、主人公の魅力にだけ頼っていて、ドラマとしての起伏に欠けるし、そこを描かなきゃ!というところを案外簡単にはしょっていたりして残念だった。[映画館(字幕)] 6点(2008-07-04 18:33:15)

202.  イースタン・プロミス 当たり前のことを言うようだが、よい映画は始まり方がよく、終わり方がよい。特にこの映画のエンディングは、まさにここで、このカットのこのタイミングで終わってほしい!と思った瞬間、暗転した。余韻がダラダラと長い映画が近頃多いと感じていたのでこの爽快感といったらなかった。 全編通して持続する緊張感もちょうどよく、また、台詞も的確で、よい脚本のお手本のような映画だった。[映画館(字幕)] 8点(2008-07-03 00:26:52)《改行有》

203.  悪夢探偵 いつもながら塚本晋也の演出、カメラ、編集は素晴らしい。しかし悪夢に入り込むアイデアはよかったが、脚本の詰めがちょっと甘く残念。 hitomiの起用は明らかに失敗。[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-06-29 04:44:14)《改行有》

204.  アルゼンチンババア 原作は未読だが、題名となっているアルゼンチンババアに一体どんな魅力があるのか全く伝わってこない。というか、どの登場人物も魅力が薄いから、つまらなくて途中何度見るのをやめようと思ったか。 ただ、撮影、美術はがんばっていた。[CS・衛星(邦画)] 3点(2008-06-29 04:35:59)《改行有》

205.  ゲゲゲの鬼太郎(2007) これはひどい。これだけの俳優陣をそろえておきながら(特に大泉洋は素晴らしい)どうしてこうもチープな作りになってしまうんでしょう。こういうものは特に細部にこそ面白みを詰め込むべきなのに、脚本の適当さと小道具などの細部の適当さ、これがほんとに腹が立つほどひどい。予算の問題ではない。どうせ子供向けだからとでも思っているんだろうか。[CS・衛星(邦画)] 2点(2008-06-28 05:57:54)

206.  ナイト ミュージアム ハリウッド映画の見本のような作品だった。脚本の作りが定石すぎてほんとにわかりやすい。しかしそれだけにとどまらず、細かいネタのアイデアが散りばめてあって感心させられた。気楽に楽しめる、これぞ娯楽映画と言える作品だと思う。[CS・衛星(吹替)] 7点(2008-06-28 05:51:02)

207.  インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 今更ながらだが、スピルバーグの演出の細かな芸にはほんと舌を巻く。どのシーンをとっても素晴らしい。それを再確認するために見るという価値はあると思う。しかし…レイダースって面白かったなあ。いや、当時だからではなくレイダースは今見てもオリジナリティを感じる。しかし今作は、インディシリーズの亜流のそのまた亜流、そんな感じがしてしまう…そう言ってはいいすぎかな。[映画館(字幕)] 7点(2008-06-28 05:45:45)

208.  ザ・マジックアワー 三谷ファンとしては、正直期待が大きすぎたか…。三谷作品(演劇も含め)のよさは、クライマックスに向けてどんどんテンポアップしていき結局めちゃくちゃになりながらも不思議なカタルシスを得られるところだと思うのだが、この作品は、ペース配分を間違えてしまったような気がする。 あと、メインの街のセット、これがどうにもチャチすぎて、オープニングはなんだか面白いフィクションが始まりそうという期待も抱かせるのだが、ロケ部分との差がありすぎてがっかりする。 佐藤浩市のコメディセンスには脱帽した。[映画館(邦画)] 6点(2008-06-28 05:35:37)《改行有》

209.  ブレードランナー/ファイナル・カット 昔オリジナル版を初めて劇場で見たときの感動がよみがえった(内容的には違うが)。画質、音質がクリアになるとはこういうことか。[ブルーレイ(字幕)] 10点(2008-06-22 16:06:52)

210.  大日本人 松本人志の大ファンというわけではないが、この映画は素直に楽しめた。ニヤニヤ笑いながら最後まで見ることができた。映画としての完成度はいまひとつかもしれないけど、やりたいことはよく伝わってきた。このセンスは意外とヨーロッパ人なんか好きなんじゃないだろうか。 あと、一般人を含め各々のインタビューの演技の自然さは特筆すべきだと思う。(ただ、松本人志の、関西弁のイントネーションなのに標準語というのはどうなんでしょう。狙いなんでしょうか) VFXも、今の日本の基準からすると意外なぐらいにがんばっていた。[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-05-25 01:41:43)《改行有》

211.  ウインドトーカーズ ホリョダアー?その瞬間に撃たれますよほんと。[CS・衛星(字幕)] 3点(2008-05-04 02:31:44)

212.  椿三十郎(1962) いろいな人が述べているので特に付け足すところはない。完璧な脚本だと思う。「や」のところが好きだ。[CS・衛星(邦画)] 10点(2008-05-04 02:27:31)

213.  コールド マウンテン ナタリー・ポートマンのその後の方が気になった。戦争の悲惨さはよく出ていたのではないでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-05-04 02:20:19)

214.  理由なき反抗 「理由なき」というが、理由は十分わかりやすすぎるほどに描かれていて一体どこが理由なきなんだか…。悪い意味でアメリカ映画っぽい浅い映画だった。若者たちの心情に深く踏み込むこともなく、起こった事件とその顛末を描くことに終始して映画としては破綻している。 ただしやはりジェームス・ディーンはとてもよく、青春時代にリアルタイムに観た人は自分に同化させてたんだろうなあ。[CS・衛星(字幕)] 4点(2008-05-01 03:06:06)《改行有》

215.  レディ・イン・ザ・ウォーター 率直に言って、物語の先がどうなるのかという期待感を持続させてくれるという意味では純粋に楽しんで最後まで観ることができた。しかし、終わったあとのこの欲求不満は何なんでしょうか。最後にあっとヒザを打つ答えが用意されていると思ったのに…。そういう点では読後感は『サイン』に近いかったかも。 あんまり触れられてないと思うが、クリストファー・ドイルの撮影が素晴らしかったのは拾いものだった。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-04-30 03:22:04)《改行有》

216.  ブラックブック ナチを描いた戦争映画として、題材はけっこうシリアスなのだが、エンタテインメントとしてよくできている(安っぽい部分もなくもないが)。ヴァーホーヴェンらしい乾いたタッチがいい。 それにしても、女ってたくましい…。[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-04-27 05:35:06)《改行有》

217.  クローバーフィールド/HAKAISHA これは映画と言うより体感型アトラクションなのでは?…観ている最中はそう思ったのだが、しかしあとでよくよく考えてみると、映画の手法を知り尽くした脚本、撮影、それらをまとめた演出の技にあらためて脱帽。撮影手法がよくあるからといって、また逆にこのジャンルの映画としてのこの手法は見慣れないからといって、拒否反応を示す方もいるかもしれないが、まぎれもなく傑作として残る映画だと思う。[映画館(字幕)] 9点(2008-04-26 00:19:52)

218.  バンテージ・ポイント う~ん、惜しい…。こういう時間軸モノの傑作としては「現金に体を張れ」とか「メメント」とかがあるが、それらのような知的な興奮はこの作品を見終わったときにはない。時間を戻すたびにチャカチャカチャカと巻き戻す映像を見せるのが、1回だったらまだしもなんか頭わるいなーと思っていたら結局悪い意味でその印象が変わることなく終わってしまう。一点カーチェイスだけはなかなか見せてくれる。[映画館(字幕)] 4点(2008-04-03 04:24:24)

219.  マリー・アントワネット(2006) 出だし、「ある若い女の子の目線を通した王室の政略結婚」これは確かに発想としては面白いと思ったが、考えてみれば現代人が現代の価値観で勝手に思いをはせてるに過ぎず、待てよ現代の子がタイムスリップしてあの時代に入ったという話なわけでもないよなあ…とちょっと違和感を覚えつつ見続けていると、結局最後までその目線の距離感は変わらず、深く入り込むこともなく上っ面を撫でているだけと気づく。いい題材でこれだけのお膳立てがそろっているのに生かしきれておらずとても残念。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-03-21 09:30:50)

220.  犬神家の一族(2006) オリジナル版未見。ストーリー的にはたいしたことなかったが、いかにも市川ワールドな映像は意外と楽しめた。特に、あの年齢でこのカッティングのシャープさは!と驚く箇所がいくつもあり、編集のリズム感にここちよく身をゆだねることができた。俳優陣では富司純子が素晴らしかった。[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-03-12 03:30:47)

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