みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
201. スノーホワイト 氷の王国 《ネタバレ》 前作より好きかな~ 前作は終盤が見られたもんじゃなかったからな~ 少なくともこちらは最後まで飽きることなく見られます。 特にアクションはかなり良くなっていたように思います。 フレイヤの魔法の数々がかなり良い。 まあアナ雪と酷似してはいますが、同じ系統の魔法使いなので致し方ないでしょう。むしろアナ雪を実写化したとしたらこんな感じになるんじゃないかというのが楽しめてよかったです。 ただエリックやサラや他の戦士たちの存在感は希薄。 こーゆー映画はどうしても魔法使いのような特殊能力をもつキャラのほうが目立っちゃうので、戦士たちにも活躍の場を与えてほしい。 ラスボス戦で苦戦するのは仕方ないにしても、エリックは誰と戦ってもいつも苦戦しちゃって、どこが最強の戦士やねんって感じです。サラも好調なのは登場時だけで、他に良いとこありましたっけ?って感じ。 あとスノーホワイトが諸事情で出られないのは仕方がないにしても、ウィリアム王子は最後の戦いぐらいは駆けつけても良かったんじゃないでしょうかね。 スノーホワイトが全然出ないのに、タイトル『スノーホワイト』っていうのは笑うしかないですね。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-11-29 18:14:30)《改行有》 202. スノーホワイト(2012) 《ネタバレ》 最初は面白かったんです。 幸せな幼少時代。優しい両親。その優しい母が病気で他界。そして謎の軍勢。謎の捕虜。父の再婚。再婚相手は実は魔女。 テンポが良い。ストーリーが起伏に富んでいる。続きが気になる。期待感がある。 逃げ遅れ、囚われの身となるスノーホワイト。堕ちるとこまで堕ちたヒロイン。 ここからどう這い上がっていくのか。期待が高まります。 遂に脱出!さあ、どうなる? ・・・と、良かったのはここまでで、ここから先本作は失速していきます。物語が佳境にはいればはいるほどどんどんつまらなくなっていく・・・。 普通はこーゆーテイストで攻めるならどんどん盛り上げていかないと!盛り下がる一方で、終盤の決戦が一番つまらないとはどーいうことか。 『策はある!』とか無責任なこと言って・・・ お前のいう策って、小人たちに内側から城門を開けさせることかい? そんなもんは愚策というか無策もいいとこ。そんな出たとこ勝負なアイデアで、閉ざされた城門に突撃をかけるなよ。ほら、無責任な姫様のせいでみんな死んじゃうじゃーん。 劇中心が通じ合ったみたいなトロールはどうした?スノーホワイトを認めたシシ神はどーした? 思いつきをただ映像にして並べただけで、何一つ最後の決戦に役に立っていない。 あまりの実力差に、魔女に手も足もでないスノーホワイト。 ここからどー逆転すんのかと思いきや…隠し持ったナイフでひとつきして終わり。 え?それで終わり?[ブルーレイ(字幕)] 4点(2022-11-24 02:24:56)《改行有》 203. フライトナイト/恐怖の夜 《ネタバレ》 オリジナルを見たのが随分まえなので、細部は覚えていないのですが、こっちのほうが面白い。 まず映像技術の進歩によって、オリジナルよりエキサイティングなホラーアクションとなっています。 もっとおふざけでユルい感じのイメージだったのですが、意外と真面目な作りこみが私好み。 隣人の怪しい奴が、まんまヴァンパイアっていうのは今どきめずらしい。これがリメイクものの良さですね。古き良きものを最新技術で仕上げてくれる。嬉しいじゃないですか。まあ、もう少しだけ『人間?ヴァンパイア?どっち?』っていう疑心暗鬼な楽しみがあっても良かった気はしますけど。 そしてヒロインがかわいい。これはポイントが高い。しかもいい娘。この娘と主人公の青春ものとしても面白い。 早いタイミングでヴァンパイアの正体を明かし、映画の大半をヴァンパイアとの攻防に費やす。この潔さが好き。 ものすごくシンプルで驚くほどヒネリのないストーリー。 十字架も聖水も杭も太陽の光も全部効く。だから戦える。 ヴァンパイアの家から脱出するときのシーンはすごくハラハラできて、ホラー映画としてもちゃんと楽しめます。 気になったのは、主人公がエドの話を信じるきっかけになった動画。ヴァンパイアの姿が映っていないのに、車が停まってドアが開く動画。これを他の人に見せればすぐに信じてもらえるのにそーしない。 で、写真、ムービーには姿が映らないのに、防犯カメラにはしっかり映るヴァンパイア。 まあ、そんな細かいところはどーでもいいか。 それにしても親友二人は復活せず。かわいそうに…[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-11-23 02:46:17)《改行有》 204. 遊星からの物体X ファーストコンタクト 《ネタバレ》 初代を見たのは遠い昔のことなのでほとんど記憶になく、新しい気持ちで鑑賞。ビジュアルだけで相当楽しめます。イー感じで気持ち悪かったです。エイリアンものとして、モンスターパニックとして、見たいものを見せてもらえた感じです。 ただあまりにもエイリアンが万能すぎるかなと… わりとみんな団体行動をとっていたはずなのに、いつの間にかエイリアンに入れ替わっている。ちょっとエイリアン側が何でもアリというか都合が良すぎる気がしないでもない… 外見だけでなく、知能や記憶までもコピーできるていうのもね… 疑心暗鬼の犯人捜しは、それはそれで面白い。ですがあんまり人間と同じ知能や価値観もたせちゃうとそれだけで恐怖が半減しちゃう。 無機物が取り込めないから、銀歯やピアスがヒントになるっていうのは面白かったですね。 難点なのは、男が多いうえにむさ苦しく似たよーなキャラばっかりなので、いまいち誰が誰だか見わけがつかないこと。 あとこーゆー映画にありがちな、急に『わーっ』って驚かすお化け屋敷的手法は好きじゃない。驚かすのではなく怖がらせてほしいものです。映像技術は進歩しても、こーゆーところって全然進歩しない。 ちょっと文句がでちゃいましたが、エイリアンものとして及第点。 個人的には人におススメできるレベルの佳作かと。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-11-20 23:47:40)(良:2票) 《改行有》 205. ザ・レイド 《ネタバレ》 見応えある格闘ムービー。こんなに見ごたえあるのはひさしぶり。 ただインドネシアの俳優さんたちになじみがないので、一部を除いて見わけがつかないのが難点。 銃→刃物→素手と、ファイトのスタイルがシフトしていく。緊張感があったのは銃、次いで刃物。まさに死と隣り合わせ。建物内だけでなく、外からも狙撃される恐怖。実際銃と刃物でほとんどのSWAT隊員が命を落とす。 数が減ってきてからは素手のバトルに。これには正直違和感はあります。だって最後まで銃と刃物と人海戦術で攻め立てれば簡単にSWATを制圧できただろうに・・・。まあそれでは映画が終わってしまうわけですが・・・。 カンフーバトルにシフトしてからも、それはそれで息をつかせぬアクションの連続。これはこれで面白い。主人公や幹部クラスだけでなく、モブのなかにも強キャラがさりげなくまじっているのが何気に良い。 SWATのほうも、隊長がリタイアしてから明らかに戦力ダウンかと思いきや、モブキャラと思われた隊長の部下が何気に強かったりするのが良い。 一番面白かったのは敵の幹部。 圧倒的に有利な状況にも関わらず、銃を置き、弟が兄の拘束を解くのを待ってあげて、二人同時に相手してあげる。とゆーか、相手幹部の善意につけこみ、どさくさに紛れてふたりがかりで襲い掛かる主人公兄弟。更にはずっとフェアな戦いをしている敵幹部に対し、背後から凶器で襲うという卑怯極まりない主人公兄弟。まったくどっちが主役なんだか………[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-11-18 02:57:48)《改行有》 206. ハングリー・ラビット 《ネタバレ》 好きなストーリー。好きなキャスト。 ニコラス・ケイジは言わずもがなだけど、ガイ・ピアースの怪しい感じが好きですねぇ。 でもなんか途中中だるみしちゃったな・・・。 そもそもたいしたフォローもなければ、綿密な作戦というわけでもない殺人計画を、素人に遂行させるのは土台無理があります。 ニコラスの歩道橋でのやつは偶然うまくいきましたが、ニコラスを襲撃したおじさんは案の定失敗しちゃっているじゃないですか。こんなやりかたじゃ失敗のリスクのほうが高すぎますよ。 ・・・・なんて細かいことを気にしなければ、そこそこのクオリティで面白い映画に仕上がっていると思います。 でもニコラス演じるウィルは任務を達成したはずなのに、サイモン率いる組織から命を狙われて、なんかそこが腑に落ちなかったな… だってウィルの命を狙う理由がないよね?それともウィルがいらんこと警察に口を割らんように口封じのつもりなんでしょうか。だとしたら今まで実行犯として使われてきた一般人たちはみんな口封じに殺されちゃったってことになりません?システムとして能率が悪すぎでしょ… ハングリー・ラビットの存在を暴こうとしたテープをメディアに持ち込むラスト。 受け取ったメディア関係者もやはりハングリー・ラビット。 こんなことじゃないかと思いましたが、こーゆーよくあるオチは好物です。 それにしても親しい人を殺された人多いなぁ。物騒な街だ。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-11-10 01:17:32)《改行有》 207. アフターショック 《ネタバレ》 最初の40分くらいがひどく退屈で、そんなに尺が必要だったのか疑問。登場人物たちに感情移入させるための40分なんでしょうけど、正直この個性的な面子なら15分~20分くらいで十分だったように思います。 こーゆー映画にしては生き残りゼロ。最後のねーちゃんも津波に飲まれて助からなかったものだと解釈します。 イーライ・ロス演じるグリンゴ、このザ・主役って感じの人が途中で消えてしまうのがかなり意外でした。 じゃあここからポヨに選手交代か?と思ったらポヨも戦線離脱・・・。全く先が読めない展開が続きます。 ザ・脇役かと思われた消防士は最後までちゃっかりいるし、しかもこいつがラスボスになったりと、先が読めないというよりやりたい放題のストーリー。純粋な災害ものとして見始めちゃったから、思わぬ展開に面喰います。 疑心暗鬼のおばさんがポヨに発砲しちゃうシーンなんかは、さもありなんって感じで好きなんですけどねー。 あまりに悲惨で悪趣味で救いがないから、少々ゲンナリしちゃいました。 もう少し救いを残してくれても良かったような・・・[DVD(字幕)] 6点(2022-11-10 00:55:38)(良:1票) 《改行有》 208. シャーク・ナイト 《ネタバレ》 あれ~?思ったより平均点が低い・・・。そんなに悪くないですけどねー。 はしゃぐ若者たちがサメの餌食に。ありきたりのプロットだからこそ好き。サメの造形だって頑張っています。メ〇シャークみたいな訳のわからんシリーズよりかは100倍よくできています。 若者たちが個性的なのも良い。ただあんまり嫌なやつがいなくて、基本みんな良い人なので、若干胸糞悪くなります。 定番のサメが襲ってくるシーンの緊張感もなかなか。主人公が捕まっているシーンで、床を開けるとイタチザメが泳いでいるシーンが何気に怖いです。 ちょっとしたサプライズもあるため、ストーリーだって悪くない。保安官は味方だと思っていましたからびっくりです。 こーゆー映画にしては、若者たちがバカな行動をしているようには見えず、最善を尽くしている感じがするので見ごたえがあります。 残念ながらその多くは犠牲になっちゃいましたが、主人公とヒロインは助かってよかったです。 保安官とデニスに、クズに相応しい最期を用意してくれたのも良かった。 もう一人いたゲス野郎がデニスのナイフであっさり退場しちゃったのがなんか不満。生きたままダルマザメに喰わせてほしかった…[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-11-05 04:14:15)(良:1票) 《改行有》 209. シュガー・ラッシュ:オンライン 《ネタバレ》 アニメムービーとしては面白いのだけれど、ストーリーがいまいち好きになれない・・・ ラルフは前作で辛い境遇を乗り越えたのだから、もう少し精神的に成長していてほしかった。ヴァネロペを好きなのは別に構わないけれど、依存しすぎているのが見ていてイタイ。 ラルフは前作でも利己的な欲求に突き動かされて大惨事を招いたのに、今作でも同じことをやっている。いい加減にしてほしい。 この映画で好きだったのは2点。 ひとつはスローターレース。ここでのヴァネロペとシャンク達のカーレースはただひたすら楽しい。そのスピード感もアニメーションも一見の価値あり。 そして二つ目はインターネットの世界観。やたら広告が出てくるシーンが妙に笑えます。 映像やアイデア、世界観は文句なしの出来栄え。 それに対し、ストーリーやキャラクターにいまいち魅力を感じられなかったのがなんとももったいない。 序盤でラルフがヴァネロペのために新しいコースを作ります。これを伏線にはできなかったものか。 ヴァネロペニはシュガー・ラッシュを捨ててほしくなかった。ラルフのことも。 スローターレースに感銘を受け、シュガー・ラッシュにラルフたちと一緒に新しいコースやレースを作り出すみたいな、そーゆー路線だったら素直に称賛できたかもしれません。 これじゃあただのワガママで飽きっぽい尻軽な女の子だよ・・・[ブルーレイ(吹替)] 6点(2022-10-30 02:38:39)《改行有》 210. 鍵泥棒のメソッド 《ネタバレ》 コメディ弱め。サスペンス弱め。恋愛要素やや強め。 力の入れ具合が期待していたものと違う~。 まず桜井はダメ人間すぎて共感できません。偶然入れ替わってしまうならまだしも、故意に入れ替わったら犯罪。 それに対し、コンドウ?山崎?は良いキャラクターだった・・・ 広末演じる水嶋香苗も良い。水嶋香苗が働く職場の人たちも良い味出しています。 一番好きなシーンは、合コンの候補を尋ねられているシーン。 『アリです。』『アリです。』『アリです。』 『え?これもアリなんですか?』 の直後に、直属の部下のスマホをのぞき込んで『ギリ、アリです。』 『あ、これはうちの旦那です。』 ここだけは笑いました。 でも笑えたのはここぐらいかな… コンドウの正体には気持ちよく騙されましたね。まさかただの便利屋だったとは… いえ、裏稼業専門の便利屋ですから、それなりに凄いんでしょうけど‥ 最後はどーやってとっちらかった物語を収束させるんだろうと思ったのですが、割とあっさり。長時間引っ張った割には味気ない結末でしたねー。お金はすべて価値ある物に代えられていたってねぇ‥‥ で、その価値あるものをあげたらあっさり引き下がるヤクザの面々。挙句に通報されちゃって。 結局一番ワルイのは綾子でしたって、なんだそのオチ。 香苗がコンドウのノートを見て、キューンってなるシーンはとても好きです。[ブルーレイ(邦画)] 5点(2022-10-23 09:47:24)《改行有》 211. シュガー・ラッシュ 《ネタバレ》 ゲーム版トイ・ストーリー。 ゲームセンター閉店後、実はゲームのキャラクターたちはそれぞれの人生を楽しんでいるんですよっていうお話。 で、あるゲームで悪役のラルフ。 みんなの輪に入りたくてヒーローを目指す。 なぜ自分は悪役なのか?なぜ自分はこんな人生なのか? 自分の存在意義そのものに疑問を抱き、新しい自分、新しい人生を手に入れようとする。 テーマそのものはいくらでも深く掘り下げられそう。 でもこの作品はそんなことはしない。 あくまでDisneyアニメ。問題提起はしつつも子供が対象。見るひとに楽しんでもらう。子供たちに楽しんでもらう。そんなエンターテイメントを目指している気がして好感がもてます。 そーゆースタンスは好きです。あくまで映画は娯楽です。 ただこの作品、ちょーっといろいろ詰め込みすぎではなかろうか。 特に、ターボとバグの2つの脅威を用意してしまったせいで、ずいぶんと話がとっちらかってしまったような気がするのですが… もっとレースゲームならレースゲームに的を絞ってくれたほうが良かったのではないかな… バグがシュガーラッシュのゲーム世界に来たのだって、元凶はラルフ。ラルフの利己的な目的で引き起こされたものです。 後半はともかく、前半のラルフはどーにも自分勝手が過ぎるうえに、お調子者なのであまり魅力的なキャラクターとは言えませんでした。 もっと前半から、『悪役』という役柄なのに、実はだれよりもずっと良い人っていうわかりやすい人物設定のほうが良かったのではないかな…[ブルーレイ(吹替)] 6点(2022-10-17 07:48:43)(良:1票) 《改行有》 212. アジャストメント 《ネタバレ》 サスペンスやSFだと思っていたのですが、ほぼラブストーリーでした。 私たちの運命はあらかじめ決まっているようです。 でも運命から外れた先もやはり運命なんじゃなーい? さて、アジャストメント達はどうやら天使みたいな存在らしいです。でもその恰好はスーツと帽子。しかもその姿は人の目に普通に見える。そのセンス、設定、嫌いじゃないです。 ジャンル『サスペンス』となってはいますが、そんなにサスペンスしていません。秘密をばらしたら廃人にされちゃうくらいかな💛 アジャストメント達は『今まで人類を導いてきた』『ルネサンスも産業革命も私たちが調整した結果だ』と豪語。 ですが劇中でのこの人たちの活動は、一組の男女をとにかく出会わせない、ただそれだけ。 将来偉大な大統領になるデヴィッド。その原動力は心の空白。エリースと結ばれちゃったら心の空白が埋まっちゃって、大統領になれないんだって。 で、極端な干渉はできないみたいです。修正不能の波紋が広がっちゃうとかで…。なのでやることは小市民なものばかり。 ダンスのお稽古の場所を変えたり。タクシーを停車させなかったり。なんともせこい天使たち…あんなに大きなことを言っていたのに… このギャップがなんだかたまらなくおかしくて、私にとってはこの映画はコメディでした。 でも途中でまたサスペンス色がちょっと出てきます。 デヴィッドが運命の人のダンスを見ちゃったせいで、運命が修正不能になっちゃったんだって… 遂に伝説のアノ人、そう、通称『ハンマー』の異名をもつトンプソンが出てくることに! ハンマー…怖ぇ…いったいどんな冷酷無比で不条理な破壊を二人にもたらすのか… 『彼女はダンサーとして脚光を浴びた後、世界的な振付師として成功する…でも君と結ばれれば、幼稚園のダンスの先生で終わる。』 ・・・・え? 『さすがトンプソンだ。もう事態を収拾させたよ。』 ・・・・え? 『トンプソンが言ったことは、嘘なんだぜ。』 ・・・・え? ・・・とりあえず、幼稚園の先生に謝ろうか・・・[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-10-17 06:36:12)《改行有》 213. ガーディアンズ 伝説の勇者たち 《ネタバレ》 映像、アニメーションは文句なし。美しく、躍動的で感動すら覚えるアニメーション。見る価値はあると思います。 ただストーリーは正直期待していたものではなかったです。 もっとわかりやすいバトルもの。あるいは明確な目的に向かって突き進むアドベンチャー。そーゆーストーリーを期待していました。 『子供に信じてもらえたほうが勝ち』っていうのが、個人的にはちょっと盛り上がらなかったです。 もちろん、副次的にそういった要素があるぶんには構わないのですが、それがメインとなると、直接対決のバトルを見ているときですら『このバトル意味あんのか?』って気持ちになっちゃうのです。 それと、ブギーマンがなんとなく可哀そうだと思ってしまったのも、最後スカッとしなかった要因の1つかもしれません。 子供が、『僕はブギーマンの存在を信じるよ。でも怖くはない』と言ったのが一つのアンサーかと思ったのです。ブギーマンにも最後は居場所を見つけてあげるのかなーって。だって主人公のジャックフロストにはブギーマンの気持ちがわかるはずだから。 それなのに、一方的にブギーマンは悪だと決めつけて、最後はよってたかって闇に押し戻してハイ、終わり。・・・・なんだかイジメの現場を見ているようでした。 もちろんブギーマンが歯の妖精たちをさらったり、サンドマンやジャックやバニーにしたことは許されません。そこは怒って懲らしめても良いでしょう。 でもブギーマンが再び子供たちの目に映らなくなって弱体化したとき、ジャックだけは彼に手を差し伸べてほしかったような気がします。そこでサンタたちも今までとはブギーマンに対する考え方が優しくなるみたいな・・・ まあ、これも個人的にですが、悪が一方的に強くない限りは、多対一っていう構図がそもそも私は好きではないみたいです。 私はこのアニメを子供たちに見せようとは思わないなぁ。[DVD(吹替)] 5点(2022-09-28 11:57:11)《改行有》 214. ドリームハウス 《ネタバレ》 だいぶ早い段階で、 『これはあれかな~……よくある主人公の妄想パターンかな……』 と勘づいてしまう。 ウィルと他の人たちは交流があるけれど、ウィルの家族とはだれも触れ合うシーンが出てこない。2階にいる奥さんに挨拶に来るようウィルが呼びかけても、奥さんはなぜか降りてこない…。1つ1つがあまりに不自然。 まあそれもそのはずで、そのミステリーは中盤くらいでさっさとネタバレされてしまいます。 できれば、その中盤で一回上手に驚かしてほしかったところです。 メインのストーリーはそこから先。ズバリ、真犯人は誰なのか…! これ最後のほうでウィルの妄想でしたーっていうオチだったらウィルが犯人で、それこそ救いようのないお話だったと思います。 家族がもういないという悲しい事実は覆せませんが、ウィルが犯人ではないという一応の救いが用意されていて良かったです。 ちなみに真犯人が誰なのか?これは前半に比べるとなんともパンチの弱いストーリー展開です。 それにどー頑張っても家族は戻ってこないことがわかっているので、これはなかなか見るのが辛かったですね… そしてここで他の方のレビューを見るまで、恥ずかしい話真犯人の動機が実はよくわかっていませんでした。 ってゆーか人違い殺人なら動機なんてねーじゃねーかよ!そこ一番大事なとこなのに~ そんでなんか2人組で、一人はお隣さんの感じの悪い旦那ですが、もう一人は・・・・誰?こんなやついたっけ?で、勝手に仲間割れしているし・・・ 見ているときは、この二人の動機と関係性がよくわからないままグダグダに映画が終わっちゃった印象です。 ・・・私の理解力が低いのか・・・?いや、そんなはずは・・・(;・∀・)[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-09-26 05:39:13)(良:1票) 《改行有》 215. おおかみこどもの雨と雪 《ネタバレ》 かなり好きなタイプのアニメです。 この作品に対する批判的な意見。それは裏を返せば、批判的な意見を持たざるを得ないほどに、見た人がこの作品にリアルを感じてしまっている証明にもなるでしょう。アニメなのにだ。狼男という架空の生き物が出てくるファンタジーなのにだ。これは凄いことではないでしょうか。 まず第1部の母と父が結ばれるまでの導入部がよくできています。普通にラブストーリーとして心温まる物語だし、二人を応援したくなります。それにプラスして、狼男だと明かす最初の名シーン。この序盤が一番好きかもしれないです。 第2部ではお母さん奮闘記が描かれます。ここは何をやってもうまくいかないシーンが多くて辛い。シングルマザーの子育ての苦悩を追体験するだけでなく、子供たちの秘密まで守らなくてはならない。普通だったら心が折れます。ですがこれはアニメでありフィクション。心は折れない。頑張り続ける。私には狼男の存在以上にこの母親の存在がファンタジーでした。 そして第3部。子供たちの成長。 主人公は花から次第に雨と雪にシフトされていきます。 すばらしかったのは、雨と雪がそれぞれ違う人生を選択したこと。雪は人間として生きることを選び、雨はオオカミとして生きることを選ぶ。子供のときは雪のほうが野性味あふれていたのに…。このあたりのポジションチェンジがさりげなくてうまいです。 大きな目的に向かって突き進むような映画ではありませんが、何とも言えない余韻を残してくれる名作。 そして声優さんたちが実に良い![ブルーレイ(邦画)] 8点(2022-09-26 04:37:10)(良:1票) 《改行有》 216. ミッション:8ミニッツ 《ネタバレ》 導入部分。「君は誰だ?」で、いきなり物語に引き込まれます。 唐突なミステリー。そしてやはり唐突な列車の大爆発。そしてまたまた唐突な謎の密室。 自分がどーいう状況なのかまるでわからない。詳しい説明が一切ないまま、再び列車の中へ… とても興味を惹かれる展開ではありますが、かなり早い段階で『この人の肉体はもう存在していなくて、脳だけが生きているのでは…』という予感が頭をよぎります。結論から言えばまったくその通りというわけではなかったのですが、かなり近いオチでした。 よくわからないのがラスト。記憶の世界での最後の8分間。‥‥だと思ったのですが、8分が過ぎても記憶の世界が終わらない。それどころか記憶の世界のはずなのに、そこから電話をかけて過去のリアルと電話がつながって、未来を変えた…?いや、この解釈は合っているのか? どうして最近のSFはやたら小難しくしたがるのか… つまらなくはなかったのですが、もっとわかりやすいストーリーのほうが好みです。 ちなみに、あくまで記憶のベースが列車爆破で亡くなった教師のものだとしたら、その教師が知りえない情報をその記憶から見つけ出すってのは土台無理だと思います。 その教師が実際に見たものの中から、犯人につながるものを発見して、それを報告して…、という展開にしてほしかったですね。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-09-25 22:28:41)《改行有》 217. カラスの親指 《ネタバレ》 阿部寛は好きな役者さんですが、唯一の欠点が台詞が聞き取りづらいこと。この作品ではそれが特に顕著に感じられます。あんまり台詞が聞き取りづらいときは撮りなおしたりしないんでしょうかねぇ~。それをせずにOKが出ちゃうってのは、なんだかなぁって感じです。 原作、脚本はよくできていて面白いと思います。ただ長い。この内容だったら90分とは言わないまでも、2時間以内にはまとめられそうです。特に、中盤のみんなが仲良くなっていくシーンは明らかに尺を取りすぎだと思うのですがいかがでしょう? ストーリー上必要な尺は長さを感じさせないものです。途中ではっきり中だるみを感じてしまった以上、おそらく無駄な部分はあったんじゃないかな。 一番の見せ場であるヒグチ達から金をだまし取るシークエンス。緊張感を演出したいのはわかるのですが、ここはもっとテンポよく見せたほうが爽快だったように思います。冒頭のユースケ・サンタマリアをだますシーンの爽快さに負けちゃうのはいかがなものかと。 それにしてもタイトルのカラスの親指が武さんではなくて入川のほうを指していたとはね…これは一本取られました。 アパートのボヤ、嫌がらせ、脅迫、まさか全部仕込みだったとは…まんまと騙されちゃったなぁ… 石原さとみも能年玲奈もかわいいし、ストーリーも良い。好きな役者さんが揃っているのに、‥‥なんか惜しい。[ブルーレイ(邦画)] 6点(2022-09-18 21:53:56)(良:1票) 《改行有》 218. ミスター・ガラス 《ネタバレ》 ミスター・ガラスやビーストは仕方が無いにしても、ダンにまであんな最期を用意するとはひどすぎるんじゃなかろうか。 それもあって、映画自体は決して悪い出来ではないんですが、7点はつけられないかな・・・。 それにできることならオオサカタワーで戦ってほしかったっていうのもあります。 ずっと的外れなことを言っていた精神科医。実は秘密結社の人間で、すべて承知のうえだった…。ええ~、そのサプライズいります?逆に安っぽく、つまらなくなっていませんか?私は正直がっかりしました。 3人の特性を否定してきた精神科医に、3人がその実力を見せつけあっと言わせてほしかった。 『もちろん知っているから驚きはしないわ。』なんてスタンス面白くもなんともない。ありきたりでも良いから、わかりやすいカタルシスが欲しいのです。 3作連続で見たおかげで、回想シーンなどにぐっとくるものが多くて、そこはシリーズものの良さが出ていました。 息子やケイシーの再登場も嬉しい。シリーズものとしての完成度は高いと思います。あとは純粋な好みの問題で今作の評価は分かれると思います。 すべて施設内での攻防に終始したのは盛り上がらなかった原因の1つかもしれないですね。 やっぱこーゆー映画は劇中でのオーディエンスの存在は大事だと思います。 まあシャマラン監督に、盛り上げていこうという意思がそもそも無かったかもしれませんね。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-09-12 02:37:52)《改行有》 219. スプリット 《ネタバレ》 シリーズもの2作目ということで鑑賞。 1作目とはうってかわってホラー色の強い内容。めちゃめちゃ怖いわけではありませんが、途切れない緊張感で最後までハラハラさせてくれます。 終盤で女の子たちが必死で逃げようとするシーン。あと少しで扉の鍵が開く…!そこまで見せたら次はビーストとの攻防…!と思いきや、次のシーンではすでにビーストに捕食されちゃっている女の子たち。この辺はシャマラン監督独特のセンスを感じます。 本来であれば一番観客をひきつけるビーストとの攻防シーンをあえて省くなんて、よほど腕に自信がなければできないと思うんですよね~。 主演のジェームズ・マカヴォイもすごい。 仕草だけでなく、雰囲気や声色まで変えて複数の人格を演じ切ります。 ヘドウィグのときは子供にしか見えないし、パトリシア?のときには女性に見えます。 この人の演技力があって、初めて成立する映画ですね。 ヒロインはやられちゃうのかと思ったら、生き延びましたね‥‥。次作でも出てくるのでしょうか。 それにしてもビースト以上にケダモノの叔父。この人に何の罰も与えられないまま物語が終わっちゃうのが消化不良。こいつにこそえぐい罰を与えてほしかったものです。 次作ではいよいよダンと相まみえるのか…今から楽しみだ…[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-09-05 03:33:10)《改行有》 220. TIME/タイム 《ネタバレ》 設定、アイデアは好き 世界観は…どーかな~? SFはよほどうまく作ってくれないと、世界が狭く感じられてしまいますね。世界に広がりや奥行きを感じられないのが残念。こじんまりとした世界での逃避行。 そもそも富裕層と貧困層しかいないような世界の描きかたは発想が貧困じゃないでしょうかねー。中流階級が多くいて、富裕層と貧困層はマイノリティー。そのあたりは現実と同じくらいの配分にしたほうが世界を広く感じるし見ごたえもあると思いますけどね。 アマンダ・セイフライドはかわいいし、主人公も悪くはなかったのですが、感情移入するまでには至らず。 貧富の差が激しい世界を根底から覆すのかと思いきや、やっているのは強盗…。どーにもカタルシスを得づらい…。 序盤から中盤にかけては結構わくわくしながら見ていたんですけどねー。 大金(時間)をつかんだ直後に訪れる母親の理不尽な死。体制そのものに怒りを感じ、現体制を根底からひっくり返す、そんな壮大な物語を期待しちゃったのが悪かったのかなぁ‥‥[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-08-31 03:07:45)(良:1票) 《改行有》
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS