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プロフィール
コメント数 370
性別 男性
ホームページ https://camuson.exblog.jp/
自己紹介 自分のブログに映画や本の感想文を書き溜めておりましたが、読まれることが絶無のため、こちらに出張しております。
もし興味がありましたら、弊過疎ブログにもお越しください。

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201.  スペイン一家監禁事件 《ネタバレ》 スーパーのビニール袋をかぶせられ、後ろ手に縛られ、おそらく激しく殴打されビニール内部で顔がグチャグチョになっているであろう男が、意識を取り戻し、ヨタ歩きする冒頭の長回しで一気に引き込まれました。呼吸が激しくなるに伴い、息を吸い込んだときにビニールに口の形が現れ、息を吐いたときにまた戻る、異形の生物を思わせるようなグロテスクで面白い映像でした。迫真の映像と渾身の演技による暴力と恐怖のリアル感が素晴らしいのですが、終盤、観客の予想の裏をかくためだけに不自然になっているところがいくつかあって、気持ちが萎んでしまいました。そこだけが惜しいですね。[地上波(字幕)] 6点(2023-05-12 18:15:52)(良:1票)

202.  雪国(1965) 《ネタバレ》 原作は既読。映画は1957年の東宝、1965年の松竹がありますが後者。前者は未鑑賞。湯沢温泉を舞台にした作品です。しかし、なぜ作中で「ゆざわ」でなく「ゆむら」にしたし、「越後湯村」にしたし。どうでもいいけど。さて、冒頭が列車のシーンじゃないので、アレッと思い、なぜ省略したしと思ったのですが、途中で出てきます。時系列通りわかりやすくしたのですね。トンネルを抜けたのが昼間になっているのは、夜の雪景色を上手く撮れなかったためでしょうか。原作からして、娯楽要素はほとんどないのですが、結構原作に忠実で、真面目につくられているという印象です。中途半端に客に媚びる改変がないのは好印象です。雪に閉ざされた温泉街の中のメリハリのない話ですが、さほど飽きることなく見続けられてしまうのは、演技の間や、映像の構成など、それなりに完成度が高いのだと思います。若き岩下志麻が綺麗ですが、若くてもやはり凄味があります。加賀まりこがまだ幼さが残っているのと好対照です。もう少し精細な映像だと、雪の白さ、張り詰めた寒さが、より際だつと思うのですが、60年代のカラー映像らしいとも言え、これは仕方のないところですね。[DVD(字幕)] 6点(2023-05-12 18:13:08)

203.  グロテスク(2008) 《ネタバレ》 初めてのどきどきデートの男女が、ある男に襲撃を受け監禁され、拷問・人体破壊に苛まれるという話。まだ恋が始まる前段階の男女のくすぐったい関係と、容赦ない人体破壊行動との落差、あまり狂人然としていない加害者像など、なかなかうまいなと思います。ただ、良くも悪くも、ここまで来ると、ギャグとして認識されてくるんですよね。特に、エンディングは笑ってしまいました。「魍魎の匣」かよと。[DVD(字幕)] 6点(2023-04-23 15:44:08)

204.  アモーレス・ペロス 《ネタバレ》 3つの物語が交差してそれぞれの結末を迎えるという構成。深みがありそうなのですが、さて、面白いかというと、さして面白くもないです。浮浪者風の汚いおっさんが、枯れて、浮き世から解脱したような風貌で格好良かったです。実際は未練たらたらですが。兄嫁が田舎のオバちゃん臭のあるギャル風なのもまあ悪くないです。[DVD(字幕)] 6点(2023-04-18 20:48:59)

205.  グッバイ、レーニン! 《ネタバレ》 (あらすじ)東独に住む主人公の母親は、夫に西独に逃げられ、その後、その寂しさを紛らわすかのように、社会主義教育に傾倒していく。→反体制デモに息子(主人公)が参加しているのを目撃し、ショックで倒れ、昏睡状態に陥る。→ベルリンの壁が崩壊する。→母親目を覚ますが、大きなショックを与えると命が危ない。→主人公、母親に精神的ショックを与えないように、体制が変わっていないと嘘を付き通すことにする。 というような話です。基本喜劇なのですが、終盤、東西分断によって狂わされた人生の悲劇が露わになりグッときます。ただ前半の喜劇部分が、善意とは言え、人を欺していることもあり、スカッと笑えないのですよね。であれば、もう少し主人公の苦悩や葛藤を交えた方が自然だったような気がします。だまされる母親役がよく演じられていて、印象的でした。[DVD(字幕)] 6点(2023-04-18 20:43:41)

206.  ソウ2 《ネタバレ》 前作が面白くて衝撃的だったので。前作で最期に活躍したゲーム作者が、本作では逮捕されるところからゲームが始まります。相変わらず、ビデオゲームのサイレントヒルのような、陰鬱な雰囲気があっていいですね。彫りの深い人たちが暗いところにいると、それだけで顔が怖くてコワイデス。誰に対して仕掛けられたゲームなのか?と言う点でのバランスもあるかと思いますが、密室内部の出来事があまり緊迫感がなく、没入感に欠けるのですよね。最期はなるほどと思いましたが、アイデアとしては他作品の組み合わせという感じで、あっと驚くとまでは行かなかった気がします。[DVD(字幕)] 6点(2023-04-18 20:40:27)

207.  インセプション 《ネタバレ》 他人の夢の中に入り込んで、自由に行動できる技術があるという世界設定。他人の夢に入り、アイディアを盗むことをビジネスとして営んでいるのが、主人公のディカプリオ。とある会社の経営者、渡辺謙が、ライバル会社の跡継ぎの潜在意識をいじるようにディカプリオに依頼するという話。と、ここまではまだノーマルな想像の領域なのですが、これに、夢の中でも夢を見る、その夢でまた夢を見る・・・という夢のネスト構造、ネストの奥の奥まで入り込んで行けるという設定と、夢の中では時間の進みが遅くなるという設定が重ねられ、一気に複雑になります。(私体験で恐縮なのですが、夢から覚めて、重たい体を鞭打って、大変な思いをして起きてみたものの、実は夢から覚めたのは夢で、まだ寝床に寝ていた・・・以下ループ。という悪夢に陥ったことがある私ですが、この発想は考えつきませんでした。感心しました。)と、ここまでは、何とかついて行けるのですが、これに、薬の調合だの、目覚めても虚無に陥るだの、細かい設定が、説明っぽく後付けされるので、わー、めんどくさー!となってしまいました。それと、夢に荒唐無稽なところが少なく、全然夢っぽくない感じですね。夢と現実を区別がしづらいことが、その後の展開にも関わってくるので、登場人物の感覚と視聴者の感覚が乖離しないよう調整した部分もあるのでしょう。序盤でやたら複雑さ、めんどくささを感じた割には、終盤、それなりにスッキリまとまって納得感はありました。細かいところは理解できてないと思いますが。[DVD(字幕)] 6点(2023-04-12 17:57:35)

208.  ジョニーは戦場へ行った 《ネタバレ》 第一次世界大戦に志願出兵して、爆撃により、手足、目、鼻、耳、口を失いながらも救出され、植物状態と診断されるも、研究のため生かされた青年米兵の話。実際には脳に障害はなく、明瞭な意識があり、思考もできるが、外界とのインターフェースが塞がれているために、それを外側に知らせることができない。自我が肉塊の中に閉じ込められた状態での苦悩、懊悩。新たに入る情報がきわめて限定的(寒暖と振動を感じることはできる)である以上、過去の記憶を遡ることが多くなる。何気ないが幸せだった日々の記憶。恋人、家族、友人。中でも親父の存在感が大きい。その親父との関係性を釣り竿に集約させた脚本の妙。余韻を残すエンディング。[DVD(字幕)] 6点(2023-03-30 17:53:55)(良:1票)

209.  バビロンの陽光 《ネタバレ》 フセイン政権崩壊3週間後。イラク北部のクルド人のお婆さんと孫息子が、戦地で行方不明となった孫息子の父親(婆さんにとっては息子)を探す旅に出るという話。北部の乾ききった荒れ地をヒッチハイクしてバグダードまで辿り着き、そこからバスで、父親が収容されているという南部のナシリア刑務所に辿り着くが、収容者の中に父親の名前は無く、行方がわからず。そこからは、どこそこの集団墓地を探せと言われれば、それ以上の情報がないので従うしなく、集団墓地をハシゴして探し回ることに。バビロンまで来るも、結局見つからず。といったような話です。実際に戦乱による行方不明者が数十万人いて、似たような境遇の遺族がたくさんいるとのことです。大きな感動はありませんが、荒涼とした大地と、そこで暮らす人々の営みが感じられて、途中であった人たちとの交流も描かれていて、悲しみだけで終わらず、しみじみとした味わいのある作品です。イラクには映画産業が無いので(監督の話では崩壊したとのことなので元は多少なりともあったのでしょうか?)、役者という職業も無く、演じ手は皆、素人から監督が選んだ人たち。この人しかいないだろうと思わせる人選と、自然な演技。見習いたいものです。映像特典の監督インタビューが興味深かったです。映画産業が崩壊したイラクでの撮影の苦労は、我々の想像する以上のものだったことでしょう。[DVD(字幕)] 6点(2023-03-30 17:47:48)

210.  バス174 《ネタバレ》 元ストリートチルドレンの黒人青年が、ピストルを片手にバスをハイジャック、乗客を人質に立てこもった事件を扱ったドキュメンタリーフィルムです。人の集まるリオの街中で発生し、テレビで生中継され注目を浴びた事件。バスという前面ガラス張りの密室で起き、犯行の一部始終が映像として残るレアなケースで、これに、犯人の知人、人質、警察関係者のインタビューなどを適宜加え、事件の背景となる、著しい格差社会・差別社会と、警察の腐敗などを浮かび上がらせる手法です。それにしても、警察の下手の打ち方が頭抱えるレベル。ネタバレになりますが、犯人狙撃のチャンスをことごとくスルーした後に、無茶して人質に弾を当てたり、生け捕った犯人を、もみくちゃの中で首締めて殺しちゃったり。BRICsとか言われていますが、どちらかというと失敗国家ですね。なるほど、こういう社会なのね、オリンピック開催してる場合じゃないわと思いました。あと、ここからは勝手な連想ですが、日本のように島国で村社会を引き摺っていると、一人勝ちしない方がいいという感覚が働くものですが、大陸、移民国家だと、そういった空気は読まず、結果、著しい格差社会が、貧困層だけでなく、富裕層の命をも危険に晒すことになり、富裕層の自業自得と言えなくもないのですよね。とは言っても発展途上国の富裕層は、たまたま既得権益を保持しているだけの存在であり、イノベーションを生み出して社会に貢献するような能力は持ち合わせておらず、国民が豊かになれば需要が拡大し自分も豊かになるというサイクルとは無縁なので、ゼロサムの利益に既得権益層がしがみつき、社会が変わりようがないという途上国あるあるパターンがあります。ブラジルもそれを抜け切れていないのかなと。[DVD(字幕)] 6点(2023-03-26 15:52:06)

211.  春にして君を想う 《ネタバレ》 アイスランド映画。大きく3つのパートにわかれています。(1)田舎住まいの独り身の爺さんが、娘家族の住む都会のマンションに出てきて暮らす。(2)マンションでは家族に疎んじられ、老人ホームに移り暮らす。(3)老人ホームでたまたま出会った幼馴染みと故郷の廃村に向けて逃避行する。(1)では、「東京物語」のような、田舎から出てきた老人が、子供家族に疎んじられる内容かなと思ったのですが、(2)で、いきなり老人ホームに場所が移り、今度は、老人ホームでの様々な問題を扱った内容かなと思ったのですが、(3)で、ほどなく、幼馴染みの婆さんと一緒に車を盗んで、故郷への逃避行に出発しロードムービーになるといった具合です。季節は春なのか夏なのか(邦題からすれば春なのでしょう)、雪や氷には覆われていないものの、樹木が育つ環境にはないようで、大地は草に覆われています。その草も、葉緑素が薄く、光が透過しやすいためか、蛍光ペンのように鮮やかな色をしていて、どこか寒々しい。海は荒く波しぶきを立て、大地に靄をもたらしていて、どこかシットリ、ヒンヤリ感があるとういう、独特の自然風土が面白いです。テーマを絞って、深掘りすることはないのですが、だからといって軽薄になることはなく、アイスランドの厳しい自然、辺境、最果ての土地が持つ寂寥感と相まって、渋くて深い味わいが得られているのですよね。[DVD(字幕)] 6点(2023-03-26 15:40:06)

212.  チェンジリング(1980) 《ネタバレ》 ポルターガイスト(騒がしい霊)現象を扱ったホラー作品。霊が物を動かしたりするポルターガイスト現象は、実際に体験する身にとっては怖いと思いますが、映像として見ると怖い要素があまりないですよね。ということで、基本、それほど怖くはなく、どちらかというと、現象の原因を探るサスペンスとしての色合いが強いです。その分、不意打ちで襲ってくる、背筋がぞっとするような映像が効果的です。意外にも、静的なホラーの醍醐味をわかってるじゃんと思いました。最後は、嵐のごとく動的です。うーん。これだとやっぱりあまり怖くないですね。[DVD(字幕)] 6点(2023-03-23 19:40:57)

213.  マッドマックス2 主人公はそのままに、前作から一足飛びに、舞台が近未来の無政府世界に変貌し、エンターテインメントとして大幅なスケールアップを達成しています。製作費も一挙に10倍以上。「北斗の拳」が影響を受けたというのも納得です。そうはいっても、油田を狙う悪玉暴走族 vs 油田を守る善玉軍団というように世界が単純化されていて、カオスな雰囲気はなく、いまひとつ深みがなく、真実みが感じられないんですけどね。ヘリコプターおやじとブーメラン少年の有能さと、その他の味方キャラの雑魚っぷりの落差が激し過ぎて涙が出るレベル(笑)。[DVD(字幕)] 6点(2023-03-19 18:14:38)

214.  フェノミナ 《ネタバレ》 まとまりがないし、安っぽいところも散見されるのですが、それでも光るところがあると言うか、心に引っかかってくると言うか、 嫌いになれないというか、むしろ好きな作品です。音楽の使い方も、いい雰囲気を出しているところもあれば、静かな場面で大音量のヘビメタが鳴ったり、映像もウジ虫にやたらこだわっている割に、ハエが飛んでいるところは明らかな合成だったり、ムラがあるのですが、むしろそれがいい味を出していると感じられるところが面白いです。あと、主役のジェニファー・コネリーが可愛い過ぎて困ります。ジェニファーを愛でるための映画と言っても過言ではありません。つややかな黒髪と緑色の瞳。大人になっても十分美人の部類だとは思いますが、この頃は輪郭が柔らかくて、頬もほんのり赤くて艶やかです。イタリア語堪能なのにも驚きました。[DVD(字幕)] 6点(2023-03-11 13:28:14)《改行有》

215.  サウルの息子 《ネタバレ》 何も予備知識を入れずに見ました。アウシュビッツ強制収容所のゾンダーコマンドの男が主人公。ガス室で死体の処理をしていたところ、その中から少年が奇跡的に息を吹き返しました。たいへん珍しいケースで、医者が首を絞めて殺します。その少年が実は主人公の息子だったらしく、息子の遺体を医者に解剖させずに、きちんと埋葬をしようと、収容所の中を男が奔走するという話です。現在進行形で大量に人が殺されていく中で、死者の埋葬どころじゃなかろうに。と普通に思ってしまい、最後までその疑問を引き摺ってしまいました。正気が奪われて、息子の埋葬を心のよりどころにせざるを得なかったのだとは思いますが、感覚的にわかりづらかったです。映像は、臨場感を持たせるためか、主人公に接近した位置から、画角の狭いカメラで主人公を大写しにしていて、限られた画面の隙間から、凄惨な情景が垣間見えるという手法をとっています。一つ一つの凄惨さにフォーカスするのではなく、凄惨さが飽和に達し、感覚が麻痺して、何が何やらわからない中で、虐殺がオートメーション作業のように進行していく感じが再現できていたように思います。[DVD(字幕)] 6点(2023-03-09 19:45:19)

216.  その男ゾルバ 《ネタバレ》 これは、映画良き時代の良き映画。ギリシャが舞台。女好きで豪胆な男の中の男をアンソニー・クインが熱演。対照的に、本好きインテリ、イケメン、奥手男をイケメンが好演。構図や光との配置が考え抜かれていて、でも役者は絵の枠に収まらないオーラを持っていて、 繊細さと大胆さがほどよく混じっていて心地よいです。ちょっと長いですが。<メモ>アンソニー・クインとイレーネ・パパスの共演映画を見るのはこれで3作目。希有な確率だと思います。すべて欧米以外の異郷の地の歴史作品です(ギリシャも西欧からは遠い)。ふたりとも、この手の作品に選ばれやすい役者なんでしょうかね。実力派であることは間違いないです。他の2作:「ザ・メッセージ 」「砂漠のライオン 」 。[DVD(字幕)] 6点(2023-03-09 19:38:22)《改行有》

217.  独裁者と小さな孫 《ネタバレ》 とある国の調子こいた爺さん独裁者と、更に調子ぶっこいた孫男児の話です。独裁者が、官邸から街を一望しながら、電力停止の命令を発すると、街の灯りがすべて消えて真っ暗になり、孫も大喜び。孫にも同じように命令させて、何度もやっているうちに灯りが付かなくなります。ついに、反体制分子が蜂起したようです。独裁者は家族を先に自家用飛行機で国外に逃がしますが、孫息子だけは、爺さん独裁者と一緒に残るとダダをこねます。すぐに家族の後を追って国外逃亡するつもりが、味方と思っていた軍も反体制派に寝返ったので、官邸に戻れなくなり、国内を逃亡することになります。変装して、流しの興業者を装いつつ逃亡している間に、悪政によりすさんだ社会と、自分に対する不平不満を見聞きしてしまう という内容です。とてもシンプルな内容ですが、体制は、時が来れば、信じられないくらい簡単にあっけなくひっくり返るものであるという感じが良く出ていて、なるほど実際こんな感じなんだろうなぁと思いました。甘やかされて育った孫の、状況を飲み込まないお花畑なバカさ加減に、鬱陶しさが募っていき、しまいには殴りつけたくなってきます。まあ、それだけよく演じていると言うことができます。序盤だけ出てきて国外に逃げてしまう仲が悪くて罵り合う美人姉妹が、結構好き。[DVD(字幕)] 6点(2023-03-06 19:16:16)

218.  ドグラ・マグラ(1988) 《ネタバレ》 原作既読です。映像化作品の存在は前から知っていたのですが、長年入手困難な状態で観ることかないませんでした。何がきっかけなのかわかりませんが、2016年に復刻し、レンタルDVDにも供されることになったので観ることとしました。原作は日本三大奇書の一つでもあり、作品世界が文体や技巧に依存している部分が大きいため、映像化のハードルは随分と高いと思われます。そのような条件の下では、よくやっているなと思いました。特に狂人治療場の雰囲気は、思い描いていたイメージに近かったです。正木教授役に桂枝雀は、最初はちょっと違う感じがしたのですが、なかなか、どうして、これを観てしまうと、他の人では代用がきかないように思えてきます。原作の深みを出すのは難しいですが、これはこれでありですね。[DVD(字幕)] 6点(2023-03-06 18:48:02)

219.  ブルックリン 《ネタバレ》 アイルランド出身の若い女性が、都会でのリア充な生活を求めて、アメリカNYブルックリンに移住する話。ブルックリンにアイルランド系の若い女性の単身移住者が数人集まる女子寮があり、主人公はそこで暮らしながら、高級店の接客係の仕事を始めます。慣れない異国での生活に、初めは手間取りますが、少しずつ、仕事にも慣れていきつつ、一方でステップアップのために大学に通い、会計の勉強をしつつ、その一方で恋愛もしつつ、リア充値を高めていきます。そんなさなか、親族の不幸で故郷に戻ることになります。恋人としばしの別れとなりますが、相手の男も心配だったのでしょう。形のだけの結婚をしてから帰郷することにしますが、幸か不幸か・・・続く。いやいや、主人公がかなりの美人なのに、なおかつ可愛いという。しかも聡明そうで、凜としているし、いやいや、そいつもいいけど僕と結婚してくださいという感じです。まあ、女性の男選びは、人生の選択なので、迷ってしかるべきだし、いいんじゃないですかね。いわゆる揺れる乙女心なわけですが、個人的には嫌味な印象は持ちませんでした。イタリア人の夫は先見の明があったのですね。ハッピーエンドのようで、そうとも限らないとか考えさせられるところは悪くないです。あと、寮のどこにでもいそうな、おしゃべり女たちが、ほんとにどこにでもいそうなレベルで良かったです。[DVD(字幕)] 6点(2023-03-06 18:43:28)

220.  40歳の童貞男 《ネタバレ》 家電店に勤める男が主人公。仕事の後に同僚の男同士の飲み会につきあってみると、案の定、下ネタ、セックス経験の話になってしまいます。童貞であることがバレでもしようものなら、これまでの人としての行いは一切関係なくバカにされるというは、どこの国でも同じのようです。自分が体験した最もホットなセックスというお題になり、主人公は乳房を砂袋のような感触だったと表現したことで、ホントか~?となって、童貞がばれてしまいます。主人公の童貞がばれるやいなや、その噂は会社中に広まってしまいます。どこの国も、人をバカにしたくて仕方ない人が大勢を占めているようですね(笑)ま、それでも同僚達は、主人公が童貞喪失できるように、彼らなりに気を利かせて、ナンパができる場所に連れて行ったり、いろいろ指南したりして、それほど悪い奴ではないようで、楽しく見られました。この手のコメディは、役者の演じ方次第で、相当イタイ作品になる可能性があるのですが、みな演技が上手くて、イヤミな感じがありませんでした。特に、女上司役がスゴいと思いました。結構な美人であの貫禄を出せるのが凄いなと。あと、連れ子が色っぽくて好き。[DVD(字幕)] 6点(2023-03-05 15:40:57)

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