みんなのシネマレビュー |
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2281. 夜の女たち 溝口作品の鑑賞31作品目! 残すはあと4本! しかし・・・ これは大したことのない作品ですね。 田中絹代がパンすけ役を演じきれていないのです。 全く様になっていません。 無理に頑張っているのが伝わってきてしまっています。 戦後の世相を反映しているという点においては、見所はあると思いますし、成瀬作品バリに風景描写がリアルに描かれていて良かっただけに、何だかもったいない。 それにしても、溝口作品は大傑作も多いが、失敗作がそれ以上に多い! 未見の溝口作品4本も、あまり期待できない感じです・・・[DVD(邦画)] 4点(2008-04-04 23:31:57)《改行有》 2282. レベッカ(1940) この作品を酷評するのは気がひけます。 それだけヒッチコックの代表作の一つとして名高い本作。 さて、とにかく肌に合わなかったです。 最初から最後までイライラしっぱなし。 元々、ミステリー色全開の作品が苦手というのが根本にあるのですが、どうも観ているものを翻弄させようとする二転三転する展開が肌に合わなかったんです。 個人的には、ヒッチコック作品の緊迫感やユーモア感が好きみたいです。 [DVD(字幕)] 2点(2008-04-04 00:31:41)《改行有》 2283. 笑ひのガス 女性をガスで眠らせてほしかったなぁ…[DVD(字幕)] 4点(2008-04-03 18:28:03) 2284. メーベルの結婚生活 チャップリンの不意打ちラリアットはやっぱり速い![DVD(字幕)] 6点(2008-04-03 18:27:28) 2285. ノックアウト(1914) 典型的なドタバタ喜劇。[DVD(字幕)] 5点(2008-04-03 18:26:46) 2286. ヴェニスにおける子供自動車競走 チャップリンの定番スタイルである「ステッキ、ヒゲ、帽子」スタイルとしてのデビュー作。 [DVD(字幕)] 5点(2008-04-03 18:26:00)《改行有》 2287. 成功争ひ チャップリンの貴重なデビュー作。 しかし、どうも内容が分かりづらい。 入り込みづらかった。[DVD(字幕)] 5点(2008-04-03 18:23:08)《改行有》 2288. キートンの化物屋敷 《ネタバレ》 前半の接着剤うんぬんのコントは、はっきり言ってつまらない。 しかし、後半からキートンのスタント爆発! まさに無帽・危険極まりないスタントが続出! これぞキートン。 でも、「DVD傑作集」でキートンの短篇を連続で5作も観てると、さすがに飽きるかも。[DVD(字幕)] 5点(2008-04-02 23:06:32)《改行有》 2289. キートンの隣同志 《ネタバレ》 うわぁぁぁ・・・なんじゃコリャー! 人間って、こんなことできるんか?! 三人立ち車の上に、一番上のキートンが女性をお姫様だっこ。 これを観られただけでも満足。[DVD(字幕)] 7点(2008-04-02 23:01:54)《改行有》 2290. キートンのスケアクロウ(案山子) 《ネタバレ》 今まで観たキートン作品の中では一番すごかった。 何よりキートンの動き、運動神経、危険きわまりないスタントがすごい。 逆立ち河渡りに、犬の追いかけっこがすごい。 あの犬は面白かった。 っていうか、あの犬の運動神経もすごい! 比較が難しいが、キートン以上にあの犬はすごいと思う。[DVD(字幕)] 7点(2008-04-02 22:59:38)《改行有》 2291. キートンのゴルフ狂の夢(囚人13号) いやぁ、あの太ったキートンの相棒がすごい。 何が凄いって、パワーがすごい。 動きがすごい。[DVD(字幕)] 6点(2008-04-02 22:56:59)《改行有》 2292. キートンのマイホーム(文化生活一週間) キートン作品、ついに初鑑賞![DVD(字幕)] 6点(2008-04-02 22:53:20) 2293. 地獄門 カンヌで最高賞を取った作品を是非観てみたい!ということで鑑賞。 まず長谷川一夫。 私はこの人が苦手。 下膨れだし、大げさだし、オカマっぽい。 そして京マチ子。 私はこの人も苦手。 下膨れだし、気味も悪い。 つまりは、私にとって最悪のキャスティング。 だけど、楽しめた。 これは自分でも驚き。 まず極彩色のイーストマン・カラーが素晴らしい! まばゆいほどの色鮮やかさ。 そして、そのカラーに映える衣装の数々。 また、音楽も素晴らしい。 重厚で迫力のある音楽。 本作で音楽を担当している芥川也寸志って、今まであんまり好きじゃなかったんだけど、かなり見直した。 ストーリー自体はとってもシンプルで、どこかで見聞きした様な型通りのものだったが、映像と音楽による効果がそれを非凡なものに変えた。 この時代の日本映画はやっぱり凄かった。[ビデオ(邦画)] 7点(2008-04-02 01:32:32)《改行有》 2294. 特急にっぽん 川島雄三監督の作品は、観ていると何だか幸せな気分になれる。 心が落ち着くのだ。 ドタバタした喜劇でさえも、心が落ち着く。 これはとても不思議だ。 本作は青観さんもおっしゃる様に、特別に秀でた川島作品だとは思わない。 しかし、心が和み、居心地の良い作品である。 愛すべき作品なのだ。[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-04-01 22:33:20)(良:1票) 《改行有》 2295. へそくり社長 森繁久彌がふざけまくると思いきや、意外や根は真面目な役だった。 社長挨拶なんて真面目そのもの。 喜劇のイメージがあったので、とても意外だった。 後に加東大介が加わるこのシリーズだが、本作ではまだ出演しておらず、そこが少し物足りない。 しかし、その後のドル箱シリーズとなる第一作目とあって、なかなかの完成度。 そつなく楽しませる良作だった。 でもなぁ・・・ なんか仕事を思い出してしまうのがネックだ。 サラリーマン社会の辛さ哀しさも散りばめられているからだ。 それが良いと言えば良いのかもしれないが、どうも観ていて仕事を思い出してしまうなぁ。[DVD(邦画)] 7点(2008-04-01 19:17:02)《改行有》 2296. 花咲ける騎士道(1952) 《ネタバレ》 うーん・・・こういった「勧善懲悪」的な展開で、無理矢理ハッピーエンドな作品はどうも合いません。 ジェラール・フィリップのかっこよさだけが唯一の魅力。[DVD(字幕)] 2点(2008-03-31 21:18:49)《改行有》 2297. 激しい季節(1959) 他の方もおっしゃている様に、短いのに退屈で長く感じた。 ただし、こちらも他の方がおっしゃっている様に、女優陣が美しい人ばかり! やはり、フランスよりイタリア女優の方が好みだなぁ~ 大人の色気漂う女性、目パッチリの黒髪女性、清純派の金髪少女と、バラエティに富んだ女優陣で、3人とも美しい。 映画そのものより、これら3人の美しいイタリア女性を堪能できるという部分で楽しめた。[ビデオ(字幕)] 5点(2008-03-29 14:24:48)《改行有》 2298. 太陽を盗んだ男 後半の緊迫感はかなりのもの。 『青春の殺人者』同様、パワー漲った作品だった。 1970年代の東京。 それも西新宿や渋谷東急などが舞台となっており、興味を持って観ることができた。 この監督が、本作以後、全く監督業をしていないのが残念だ。 それにしても、長谷川和彦監督は映像センスと音楽センスがどうもなぁ。 緊迫感重視で、最後まで力で持っていく監督だ。 最初はそのパワーにグイグイと牽引されるものの、観ているうちにそのパワーに慣れてしまい、後半が間延びしていると感じる御仁も多いことだろう。 欠点もあるが、愛すべき監督である。[CS・衛星(邦画)] 7点(2008-03-29 10:12:10)《改行有》 2299. 星願 あなたにもういちど 《ネタバレ》 内容がファンタジーすぎたなぁ・・・ しかし、そういったリアリティの欠如という点を差して引いても、素晴らしい作品。 とにかく印象的なセリフが多い。 しかし、どうなんだろう。 自分がもし亡くなったら、後に残った愛すべき人の幸せを素直に祈るんじゃないかなぁ。 嫉妬なんてしないと思う。 早く新しい人と出会い、幸せになって欲しいと思うはずだ。 そういう点からみても、いまいち感情移入は難しい。 このようにストーリーは問題だらけだが、ロマンチーな演出はかなりの出来。 もう少しリアリティのある内容で、この雰囲気なら文句なしの傑作だと感じたことだろう。 それにしてもヒロインのセシリア・チャンが美しすぎる! なんという透明感。 演技もうまい。 下着や水着姿、ナース服などサービスも盛り沢山。 とにかく色白美肌が素晴らしい。 脚も綺麗! あー・・・ 顔は決して好みじゃないが、何故かその魅力に引き込まれてしまう。 それだけの存在感を持った女優だ。 [DVD(字幕)] 7点(2008-03-26 23:37:38)《改行有》 2300. 蛇イチゴ 《ネタバレ》 不思議と最後まで観てしまう力を持った作品だ。 それだけ観る者を作品世界へ吸引する力を持った作品と言えるであろう。 表層的にいたって平凡で幸福な家庭が、ある日突然ガタガタと音をたてて崩壊していく。 その様を、非常に緻密に巧く描いている。 この巧さは、今日の日本映画界において傑出している。 そして女性を美しく撮る監督さんだ。 女性なのに、何故か男性が興奮するような女性の撮り方をする。 興奮とは言っても、決してエロティックな意味ではなく、純粋に女性を美しく撮るのだ。 「なんて美しいのだろう」 と、観ているこちらは興奮するわけである。 女性が女性を美しく撮ったというものではなく、それは明らかに男性目線の美しさ。 この監督って、レズビアンなんじゃないか?と疑ってしまう程に、驚くほど男性が女性を撮るような形で、女性を美しく撮るのだ。 ところで本作だが、少々解りにくさが無いわけではない。 最後の終わらせ方も、明解というわけではなく、観るものの想像に委ねる様な形の終わらせ方。 でも、これが余韻を残し、なかなか良い。 本当に、巧い監督さんだなぁ、と感心してしまった。 脚本家としての巧さ、監督としての女性を美しく撮る巧さ。 それらを併せ持った天才女流監督だ。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-03-25 23:39:58)《改行有》
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