みんなのシネマレビュー
あにやん‍🌈さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2524
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120
121122123124125126127
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120
121122123124125126127
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120
121122123124125126127

2321.  恋愛寫眞 Collage of our Life 《ネタバレ》 せっかくヒロスエは魅力的に撮れているのに、前半はいい感じの映画なのに、ニューヨーク以降の展開が、別にそんなの望んでないのに、という感じになっちゃってガックリ。小池栄子の壊れ加減は、この映画のカラーからは異質過ぎなんじゃないかなぁ。イメージ映像とはいえ、スプラッタなヒロスエ、なんてのも見たくないんですけど。死体安置所でわざわざ状態を説明してくれなくていいし。もっと、なんつーか、こう、幻とか、夢とか、そういう方向でケリ付けちゃってくれた方が良かったなぁ。[映画館(字幕)] 4点(2003-11-23 16:21:44)

2322.  G.I.ジェーン トンチンカンなフェミニズム(男に同化する事がフェミニズムの正しい姿ではないでしょー)と、戦闘シーンの「ガチョーン」なカメラワークで、笑える映画としてヘンに印象に残るモノに。リドリーの映画は、見た目の印象と全然違うテーマを抱えていたりするので油断できず、この映画も『もしやフェミニズムの現状を皮肉ってるんでは?』と思えない事もなく。だけど、どーも映画そのものがハズれてて、そのハズれ加減が笑える方向だったりするので、おバカ映画としてのポイントが高いという感じでした。[映画館(字幕)] 4点(2003-11-22 21:51:55)

2323.  クルーシブル 《ネタバレ》 ウィノナに感情移入して、ダニエルに「自業自得じゃ!」という見方をしていた私は、終盤に至ってウィノナが中途半端に消えてしまったので映画を見る拠り所を失ってしまいました。最初にダニエルをしっかり見てね、って宣言しといてよ、もー。それにしても舞台を意識し過ぎ?みたいな大袈裟な演技に思わず吹き出してしまったのには困ったモンです。[映画館(字幕)] 4点(2003-11-22 20:58:25)

2324.  危険な動物たち 《ネタバレ》 笑いにも旬、ってモノがあるんでしょうね。ここにあるモンティ・パイソン的な笑いなんですけれど、これがちーとも笑えず。20年前だったら笑えたのかもねぇ、なんて思いながら見ていました。笑わせる映画としては、ポジションが中途半端なんですよね。ドラマの中に笑いを盛り込むコメディ映画タイプと、登場人物全員バカなギャグ映画タイプ、その中間でどっち付かずって感じ。ゆる~い笑いで脱力、というのがお好みならば、というところです。それにしても悪い事をしたのに、それに対する罰が描かれないというのは、ブラックと言うよりは釈然としないモヤモヤが残ります。[映画館(字幕)] 4点(2003-11-22 16:21:45)

2325.  人類創世 《ネタバレ》 遠い遠い過去。まだ言葉もマトモに話せない頃のご先祖様たちの物語。大事な火が消えちゃったよ~、火を探しに行かなくちゃ、と旅に出たら、既に火を作れる種族がいました、と。火を作れるようになる進化の過程を描くのかと思えば、単なるタナボタ。肝心なところがガッカリオチじゃ、一体ナンのために作られたのやら理解不能です。70ミリの大画面に展開する、マジメなフリしたアホ映画、という風情でございました・・・。[映画館(字幕)] 4点(2003-11-22 15:29:40)

2326.  ティコ・ムーン ハリウッド映画に慣れてしまっているせいか、あまりのテンポの遅さにイライラ。ハリウッド映画で60分、日本のアニメだったら30分で描けちゃう内容だよなぁ、なんて思いながら見ていたり。美術やカメラは面白いワケですが、それをじっくり眺めていられるだけの心のゆとりがありません。それらの映像に、深い考察を与えるだけの(咀嚼に時間を必要とするだけの)大きな意味があったとは到底思えませんでしたし。「一瞬で十分だ、一瞬で」って。[映画館(字幕)] 4点(2003-11-22 15:11:36)

2327.  ターミネーター2 《ネタバレ》 どうして、「1」の設定を激しく捻じ曲げてしまったのか、どうしてもそこが納得できなくって、どうにもこうにも見終わった後に怒りを抑えられませんでした。タイムスリップの結果まで含めての閉じた未来、だったハズなのに、未来は変えられる、って・・・。審判の日が来なかったら、ジョンの存在そのものが否定されちゃうんじゃないの?と。物語も、サイバーダイン社がどうのこうの、という辺りから、イヤな予感がしてきて、そのイヤな予感の通りに何の意外性もなく進んでゆきますし。もしかして、ここから前作の焼き直し的なオチですか?と思う通りに展開して、ハッピーエンドでおしまい。前作ラストの、あの思いを返して!って感じでした。[映画館(字幕)] 4点(2003-11-22 14:28:03)(良:2票)

2328.  カサンドラ・クロス 《ネタバレ》 当時、ちっともノレませんでした。大変なコトになるハズの病気が酸素でさっさと治ってしまったり、橋が必ず落ちるという事を前提に物語が進んでいたり。「ヤバいからみんな殺してしまおう」という短絡的な決定が、公の機関の中で、そう簡単に下せるものなの?って思ったり。そして、その末に訪れるクライマックス、ミニチュア丸出しの列車がぽてぽてと橋げためがけて落ちてゆき、そしてやたら巨大(現実として想定した場合に)な爆発。パニック映画好きの私、一大ディザスター映像を期待していた身としてはあまりのショボさにボーゼンとしましたねぇ。つーか、客室内で起こってるパニック(鉄骨が列車内を突き抜けたり、車輌ごとボッキリ折れたり)と、ミニチュアの状況とが符号してないし・・・。そうそう、このシーンでの犠牲者の方々は、惨劇寸前まで楽しそうに客席に座っておりましたが、さんざん銃撃戦が繰り広げられた後なハズですよねぇ? 同じ列車内なのに、全く気付かなかったんでしょうか。リチャード・ハリスは彼等を無視? ジェリー・ゴールドスミスの曲は素晴らしかったんですけど。[映画館(字幕)] 4点(2003-11-21 21:04:03)(良:1票)

2329.  ベンジーの愛 ベンジーが走る、走る。危機を救うために・・・って、犬が一生懸命走ってる姿を延々見せられても、間がもたないですよねぇ。わざわざスローモーションでこってりとベンジーの勇姿を見せてくれても、映画の進行が停滞しちゃうばかり。よっぽどの犬好きで、「ああ、ベンジー、頑張って!」って思える人じゃないと、かなりツラいものがあります。作り手の、犬への愛情が強すぎて、何はともあれ犬の姿が映っている事が最高!みたいな映画なので、猫派にとっては「あーそー、よかったね」って。ベンジーがもし柴犬だったら、もう少し萌えたかな。[映画館(字幕)] 4点(2003-11-21 20:29:04)

2330.  バイオレンスアクション 《ネタバレ》  ハシカンがバンバンとアクションキメる映画なんてそれだけで最高!...って期待してたのだけど、酷くポンコツな映画でシオシオのパーよ。最初からバカくさいカット割、編集で台無し。  そもそもハシカンがなんで殺し屋なのか判んないのよね。どういう過去、経緯、経験、意志、思い、キモチから人を殺してるのか最後まで不明。人殺しよりも簿記の勉強の方が大事らしいっていうのは判るのだけど。  それに毎度お馴染みなヤクザの内部抗争話なんて面白くもなんともない上、親分がねちっこいクドい演技(つーか芸風)でゲンナリな佐藤二朗さんでしょ? 更に岡村隆史さんもテレビで見るいつものバラエティノリだし、アイツただの不死身だし、あんな店構えじゃ普通にお客さん入ってきちゃうの当たり前だし、警察存在してないし、あの状況から彼が生き延びる方法を論理的に説明して頂きたいところだし、もうマジメに映画作ろうって気はないです、みたいな。  唯一良かったのは太田夢莉さん演じるスナイパーだりあくらいね。彼女にはドラマがあったし血が通ってたわ。それでももっと掘り下げて、いや、せめてもうちょっと長くスクリーンに映しておいて欲しかったけれど。  これマンガ原作なので多分マンガの感覚を映画で表現してみようとしてるのよね? でもコマ割みたいな繋がってないカットは本当にちゃんと繋がってなくて破綻しちゃってるわ。そのアクションと次のアクションは矛盾してるので成立しません、みたいな箇所がたっぷり。ハシカン本人が動いてるところはモッサリしてるし、かと思うとフラッシュかソニックかみたいな動きしちゃったりするし(あれだけ動けるのならば中盤以降苦戦なんかしないハズでしょ?)。  もっと圧倒的に激強で可愛くてカッコいいだけで良かったのに、そしてもっと上映時間ずっと短ければ良かったのにね。途中でもう見るのやめて帰ろっかな・・・とか思っちゃったわ。そうは言っても貧乏性だから見ちゃうんだけど。[映画館(邦画)] 3点(2022-09-08 21:30:26)(良:1票) 《改行有》

2331.  屍人荘の殺人 《ネタバレ》  浜辺美波が可愛い以外の感想が出てこないわ。原作知らないけど、つまんない映画。  ここからはネタバレ注意ね。  まず、予告編やCMから受ける情報と実際の映画とは大きな違いが2つあって、もはや詐欺みたいなモノね。  1つは3人の探偵&助手がペンションで起こる殺人事件に立ち向かうって印象だけど、実際には1人は早々に退場しちゃうわ。なんていうの、『エグゼクティブ・デシジョン』のセガールっていうか『ディープブルー』のサミュエルみたいなモンね。  もう1つはゾンビものだってこと。ゾンビが跋扈する世界での閉ざされた空間での殺人ミステリーなのよね。ゾンビと何かをブレンドしてみたのはいけれど大して面白くない、って『アナと世界の終わり』みたいね。  で、ゾンビ化してしまうのは誰かが野外フェス会場でウィルスを注射しまくるテロによるものなのだけれど、そこは具体的な説明をしないのよね。犯人の目的とか動機とか一切描写ナシ。解決すらしてないの。つまりゾンビが存在する理由付けのためだけの設定なの。ならば人の手によってゾンビが生まれました、なんて説明も要らないんじゃない? ハンパね。  コメディタッチでワリと寒めなお笑い描写が頻出するのだけれど、根は陰惨だったり悲劇的だったりして、それをお笑いが緩和するというよりもアンバランスな印象を与えてるわ。ラストシーンからエンドロールへ至る部分なんか、お客さんみんな呆然ってカンジよ。なんかそこに救いがあるのかと思ったら、そんな終わり方?みたいな。  ミステリーとしてはそれ成立するの?ってレベルで(何しろゾンビものなので)、なるほど!みたいな推理が見られるワケでもなくて。ハンパに金田一耕助モノのパロディ入れたりするのも意味不明ね。  極端に短いカットの連続やここが見せ場ですよ的なスローモーションも煩わしいばかりで、なんだかしょーもないモノを見せられてる、って口あんぐり。  それでも浜辺美波は可愛かったわ。それだけ。[映画館(邦画)] 3点(2019-12-24 21:31:05)《改行有》

2332.  GODZILLA 星を喰う者 《ネタバレ》  どんな映画でもそれなりに入るTOHOシネマズ六本木ヒルズ、今回は前作から1人減って自分も含めて観客5人ね。  毎回モンク書きまくりなシリーズも今回で完結。もちろん、いきなり名作!ってコトになるなんて思ってはいないので、ポイントでタダ見。  今回もかなりつまらなかったのだけど、でも明確なテーマを打ち出して終わらせただけマシと言える・・・のかしらねぇ。  前半に延々と禅問答が続くのはこれまでと一緒。  ゴジラがシンボリックな存在で、それは別にゴジラじゃなくても成立するでしょ?というのも一緒。  そしてゴジラがあんまり動かないのも一緒。  一応話がまとまって終わらせている点はマシ、なのかもしれないのだけど、でもそこに至る道筋がどうにも色々とイヤなカンジで。  宇宙の真理みたいな大きなモノと人間の感情っていう小さなモノとの話なわけだけど、大きなモノの意識が傲慢なのよね。その傲慢さは作者の傲慢さにも繋がっている気がして仕方ないわ。  とりあえず真理を置いておきますね、そしてその上で人間はどうあるべきかのテーマを打ち出しましょう、みたいな感じで、あなたのホンネは上から目線のあのキャラに反映されてるんじゃなくて?みたいに思ってしまって。宇宙規模の高次では広島・長崎すらも肯定されるものなのかしら?って言いたくなっちゃう。 それ、傲慢だし、頭でっかちな中二病っぽくって呆れるわ。  あと、展開から思えば双子は大人の女性としてデザインされなければならなかったわよね。未成年者の少女に見えるわけだけど、無自覚でああいうコトをさせているのだとしたら、とても気持ち悪いわ。その性癖は一生秘匿して生きてゆくべきじゃなくて? 大々的にスタッフを動員して表現するもの?  というか、その古臭い考え方そのもの(女性を田んぼや苗床として捉えているようなモノね)が気持ち悪くて。  1作目からずっと行動に納得できる点のない主人公が最終的に他人まで巻き込んで自己完結して酔ってるような映画、それは製作者の姿を映すようで、まー酷い3部作だったわ。[映画館(邦画)] 3点(2018-11-16 19:48:27)《改行有》

2333.  デス・ウィッシュ 《ネタバレ》  これねぇ、単純な復讐モノの娯楽映画として作れば良かったのよね。もうなーんにも考えてない、悪いヤツを父ちゃんがボコりますよ、ってそれだけで閉じた世界にしちゃえば面白い映画だったと思うの。  冒頭、アメリカの銃社会に警鐘を鳴らすような作品?と思わせちゃうわけよ。シカゴでの銃での死傷者がどうこう、増加してどうこうって説明するわけね。  で、その上で、映画は「自分の大切な人は自分で守るしかないので、家に銃を常備して、銃を手に取り、その時に備えましょう」みたいなハナシになっちゃうワケ。ウラで全米ライフル協会がバックアップしてる?とか思ってしまうような作品ね。  武力にはもっと大きな武力で対抗しましょう、武力による正義が暴力に対する抑止力になるのです、みたいなニオイがしてしまって、あー、コレはダメって。  SNSの時代なので、当然、主人公の粛清行為に対する反応が描かれるのだけど、法を無視した個人による制裁の否定に持ってゆくことがないの。一応賛否両論的な描写はあっても、最終的には肯定しちゃってるわよね、アレ。  悪者世界だけで閉じちゃってるんじゃなくて、そういう社会との接点を描いた以上は、そこに社会性を織り込まなければいけないんじゃない? 行為に対する責任は描かれるべきで、そこは娯楽映画だから、って逃げちゃうのは問題でしょうよ。  しかも被害者側と加害者やチンピラ側とで人種や階層の線引きしてるっていうね。こういう人達って、こういう連中よね、っていうイメージをハッキリキッチリさせてるわけ。  そして最後はまるで主人公の活躍によって犯罪率が減少したような印象を与える、っていう。  「力による正義」なんてものが通用するなんて本当は信じてないでしょうに。  こんなもん、トランプ政権下でのプロパガンダって思われても仕方ない感じ。何やってんだか、馬鹿アメリカ映画界。[映画館(字幕)] 3点(2018-11-01 19:26:24)(笑:1票) 《改行有》

2334.  GODZILLA 決戦機動増殖都市 《ネタバレ》  同時期に『レディ・プレイヤー1』『パシフィック・リム:アップ・ライジング』『ランペイジ 巨獣大乱闘』と怪獣リスペクトなハリウッド映画が次々公開されている中、本家の看板をぶら下げてるコレは一体何をやっているのやら。  基本は前作と一緒。ゴジラをダシに、設定世界のおたく的披露に終始する映画。前半というか、大部分が大量のセリフによる設定の説明、クライマックス部分にアクションあります、と。しかし、今回メカゴジラが登場するわけですが、これもおたく的ヒネリを効かせてみました、って状態で、その設定を面白がれるのって虚淵玄ファンくらいのモンでしょ、っていう。そんなメカゴジラを見せられて楽しいか?と。『レディ・プレイヤー1』のメカゴジラのサービス精神の欠片もないわ。  そのクライマックスにしても前作と似たような絵ヅラに終始して、やってること、ほんと、前作と変わりゃしません。3部作なわけですが、1作目から作品として発展してないって、しょーもない。  主人公は相変わらず優柔不断で行き当たりばったり、ヒロインや武闘派の種族の連中の言動もまるで共感できず、キャラにちっとも魅力がないのもそのまんま。  それでも前作よりはマシな点数付いてるのは、双子のキャラが良かった(しかしちっとも物語に活かせてないわけですが)のと、前作の存在がある分、入り込み易い(つまりここから見ても訳わからない、これ1作では全く評価できない)から、それだけ。  双子と卵って要素を出しつつモスラも出さずにスカして、とりあえず色々ワザとスカしてみせるやり方を面白がってるみたいですが(バカじゃね?)、ゴジラの看板を掲げている以上、抑えるべき最低限ってものがあるんじゃないかなぁ。今回のゴジラもまた、シンボリックな存在に終始してるだけですし。  どんな映画でもそれなりに入ってる六本木ヒルズのシネコンで観客6人とか、なかなかレアな体験させてくれた訳ですが、東宝的には笑い事じゃ済まないんじゃないですかねぇ。[映画館(邦画)] 3点(2018-05-24 23:07:41)《改行有》

2335.  キングスマン: ゴールデン・サークル 《ネタバレ》  こういう映画ってワリと初日に見に行ったりするのですが、これは前作があんまり好きじゃなかったので割引デーまで待って見に行きました。これが意外にも!ってな展開だと良かったんですけど、なんか前作より酷くなってません?  単純な表現で片付けてしまえば「子供向けのバカ映画に見えるけれど下品さと悪趣味さでどうやら子供向けではないらしい」あるいは「ロジャー・ムーア版のボンドをキタナく汚したような映画」。前作より知能指数下がった感が。  この監督の映画、毎度のことながら人を破壊するように殺すとか、人がただの物体と化すとかを面白がったり、快感を抱いているようで、そしてそれを隠さず、露悪的に見せびらかしてみるようでゲンナリ。そのアレだって、別にオリジナリティある訳じゃなくて、はいはい『エクスタミネーター』ね、としか、ねぇ。  で、その上で今回は脚本がとても雑でいい加減で。  人(や犬)がどんどん死んでゆくのですが、そこにちっとも「気持ち」が感じられないままにどんどんすっ飛ばされてしまう状態で、なんか冷たい映画って印象。  ハル・ベリーが最終的に昇格するまでの過程はセリフで現状に不満を言った、という単純なフラグだけで済まされてますし(アレは現場に出て活躍させてこそなんじゃ?)、主人公がカノジョのパパに暴言を吐いた後の処理がないままに結婚式まですっ飛ばれてされてしまいますし。カノジョが主人公の努力によって救われたのでした、って流れが無いのが疑問です。あと犬の存在がその場限りで放置されたり。  記憶を戻すのにとても苦労したかと思えば、一発で記憶が甦るヤツもいるし、解毒剤は世界中に既に用意されていたり(じゃあ、あの場所までわざわざ取りに行く予定だった東洋人は何故そんなに遅かったの?)、ついでにどう考えても前のめりに転がるであろうゴンドラは急な斜面をあくまで滑り降りる、と。そこは大変にムーアのボンドっぽいですが。  冒頭のカーチェイスなど、もうCG使い過ぎちゃってCGアニメ状態で、なんでもアリ(だが数多のCGアニメ映画の方がよっぽど説得力のある画づくりをしてる訳で)、音響やかましく、汚い映像の羅列じゃ、これもう英国紳士っていう題材がただのギャグ要素でしかなくなっちゃってるんじゃないかと。  過去にちょっとくらい麻薬に手を出しちゃったとしても許してね、って言い訳がましさだけは伝わってきましたけどね。[映画館(字幕)] 3点(2018-01-11 20:39:33)《改行有》

2336.  斉木楠雄のΨ難 《ネタバレ》  私がこれまでに見た福田雄一監督作品の中では最もつまらない映画でした。  「何も無い映画」なんですよね。話としては何も起こらない。キャラクターが成長したり学習したりは一切しませんし、物語の始まりと終わりとで何かが変わる事はありませんし、何も生まれず何も失われません。  そして、そんな映画ならばそんな映画なりのあり様がある筈、そういう映画としての美学があっていい筈ですが、そんな事には一切頓着していなくて、単なるネタ集であり、そして殆どのネタがハズしてるという状態。原作マンガに準じているのでしょうが、マンガをそのまま映像にすればそれで面白いのか?という基本的な部分で間違っているのではないかと。  全てのキャラに一切のリアリティなどなく、この世界の中だけで閉じているキャラで、ならばこの世界なりのルール、面白さを示すべきだと思うのですが、そこを創造する気はさらさら無いようですし、単なる面白キャラなりの面白さすらも示せておらず、演じてる役者さん達はそこに存在し、その世界の登場人物となり、ギャグを演じてはいるけれど、みんな目が死んでる、って状態。  福田監督の悪いクセである投げっぱなしで回収しない、オチを付けないエピソードが大量に散らかっていて、でも、そんな事もどうでもいいくらいにそもそもの芯となる基本的な物語がつまらないという。  今年の橋本環奈出演作3本の中で、最も彼女を魅力的に撮れていない映画でもありました。3本中これとあともう1本も福田監督なんですけど、そっちに比べても全然。別にヘン顔してるからとか、そういう意味でなくて(アッチでもヘン顔してるけど、アッチはそれでも魅力的でしたし)。  お金を払って見るレベルではなくて、この映画にかける時間すらも勿体なくて、「何も無い芸」ってのは、だけどそういうモンじゃないんだって学んで頂きたいところです。喜んでお金と時間を提供できる「何も無さ」ってのがあるとして、少なくともコレは全く違います。[映画館(邦画)] 3点(2017-11-05 19:03:01)《改行有》

2337.  打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(2017) 《ネタバレ》  新房昭之と大根仁という2人の退屈なおっさんのつまらないリビドーによって出来上がったオタクアニメは、2人が岩井俊二(と押井守)の才能のカケラすらも持ち合わせていない俗物である事をわざわざ世間にお披露目してみせただけという状態でございましたとさ。  絵がキレイ。それだけ(それも後半パートになると怪しい箇所が出てくるんですが)。岩井俊二のドラマを原典としてどうしてこの程度の発想力と表現力しか持てませんでしたかぁ? この映画、ドラマ版がわざわざそーっと避けてきた部分を無神経に露骨に得意気に披露してみせていて、見ている方が恥ずかしいです。  キーアイテムを出して、SFにしてみせちゃった時点で大失敗って感じな訳ですが、あのドラマ版からそういうカタチで展開させてしまったっていう、その絶望的な頭の悪さにはマジで頭痛がしてきます。そんな事しなくても発展的に描くことはできたでしょうに。  なずなに対するエロティズムの視点はドラマ版から存在していましたが、今回はもっと露骨で、そしてそれは確実におっさんの視点で、自分がこの2人と同世代であるだけにもう本当に恥ずかしくて。  オタクアニメではこう表現します、っていう現実から離れた記号的表現、きっと無自覚でやってるんですよね。  本来ブラウスは胸の大きな女性の、その胸の形をクッキリ表現するような構造にはなっていませんし、スカートで自転車に乗る時には絶対スカートごとサドルに座りますわね。スカートのお尻をヒラヒラさせる事はしませんわね。そういうオタク思考表現を深夜アニメやOVAじゃなくメジャーなハコにかかるアニメ映画でやってるのがとっても恥ずかしくて。こんなモンがクールジャパンってヤツなんか?って。  ドラマ版から新たに展開してゆくエピソードの通俗的な流れ、『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』の表面だけなぞって古びたメッセージを投げかけてくるさま、あちこち色々と恥ずかし過ぎてもう逃げ出したくなりましたわ。  劇団イヌカレーの助けをもってしても、このおっさん達の絶望的なセンスを覆い隠す事はできなかったのですなぁ。[映画館(邦画)] 3点(2017-08-20 17:37:18)《改行有》

2338.  トランスフォーマー/最後の騎士王 《ネタバレ》  しばし「なんじゃこりゃ!」と見てましたが、ああ、そうだった、マイケル・ベイの映画は無駄なキャラが多くて、意味の無いセリフが多くて、余計なカットが多くて、不要なシーンが多くて、なのに必要なカットが足らなくて、結局支離滅裂ってのがお決まりだった、って思い出しましたよ。  あの少女とちっこいロボットは結局要らなかったんじゃね?って状態ですし、いや、それを言えばアシスタントみたいなのも、科学第一主義のヤツも、ヒロインの家族も、つーか敵みたいだけどクライマックスでは共闘する連中は誰が誰なのやら、ってグチャグチャ。  で、今回はアーサー王伝説から連なる杖の行方を追う物語、ってのがメインになるのだけれども、これがまあつまんない。大した話でもないのに、それが余計な脇道と余計な会話で更にモタモタと進行するばかり(カット割り細かくて、超展開でどんどんと進んでいるように見えるけれど、本筋はちっとも進まないっていう)。目標はあっても杖が具体的にどう機能するのか、世界がどうなっちゃうのか不明。進行上、ロボットはほぼ脇に存在してるだけで、ロボットの見せ場はちょぼちょぼ。  一方、オプティマス・プライムが地球を滅亡させる側に回る、闇堕ち状態になる訳ですが、それがどんな具体的な行動になるのか、どれだけ地球を脅かす存在になるのかと思ったら、これがまあ全然。クライマックス前までほぼ行動無しで、バンブルビーとちょっとバトルして目覚めちゃう。闇堕ちする必要無くね?みたいな。  IMAX版はアスペクト比がころころ変わるのですが、これが変化する必然性が全く無いという。どういうシーンで広がりますよ、って統一されたモノは一切無くて、会話シーンの単純な切り返しでアスペクト比が1カットずつ変わるとかいう未完成品みたいな馬鹿馬鹿しさを見せます。それでもクライマックスの飛行シーンでの3Dの立体感だけは良かったのでIMAXの必要性皆無という訳ではありませんでしたが。  今回、マイケル・ベイは大人になろうとしたのかもしれません。物語に拘ったのと、おっぱいとかお尻とか控えめにしたのと(おっぱいはあったけれどアップにしたりしませんでしたし)。でも永遠の中学生が背伸びしたって無理があるとしか。同じマイケル・ベイらしさならロボットがガチャガチャ動いてておっぱいとお尻が乱舞する世界に徹してた方がまだ良かったのかも。いや、どっちにしたって高い点付けたりしませんけど。[映画館(字幕)] 3点(2017-08-06 21:03:21)(良:1票) 《改行有》

2339.  メアリと魔女の花 《ネタバレ》  ジブリのガワだけを被った空虚な作品。ジブリ的記号で映像が作られていますが、絵のタッチをコピりました、ってだけ、それだけ。大粒の涙をぼろぼろこぼす表現など、やってて恥ずかしくないのかな?くらいにそのまま持ってきているものの、スタイルさえ持ってくれば名作になるって訳もなく。  もうありがち過ぎる魔法学校な話ではあるのですが、それでも幾らでも面白く見せる方法ってあると思うんですよね。だけど、ジブリ的記号に依存しているだけで脚本も演出も作画もやっつけ仕事にしか思えないつまらなさ。この物語を面白く見せる工夫というのが全く見られません。  この監督の毎度の欠点でキャラに魂が入っておらず(主役はキキというより千尋のコピーみたい)、魔法学校の世界の描写が異様に狭く(登場人物少な過ぎな上、魔法を見せる事も殆ど無し)、魅力的な絵も乏しく(これまで一切ジブリ作品を見た事がなければ、あるいは魅力を感じる描写が少しはあるかもしれませんが)。  キャラクターデザインを全く別タッチにして、美術ももっとギッチリと細かい描き込みをしていたら、もう少し見られるものになったと思います。  脚本はおばあさんの過去と現在とを中心にして肉付けしてゆけば魅力が出たんじゃないかなぁ。  この監督、ジブリ出身であるという事だけで、どうも作家としての個性や魅力が見えてこないんですよね。『アリエッティ』『マーニー』、そしてこの作品と、キャラクターの生が感じられません。ただセリフを語る絵。固まったスタイルに固執するばかりで「人」を見ようとしていないように感じてしまいます。  そして、ジブリ作品には存在している「絵に宿る魂」が、うわべばかりのこの作品には無い分、前2作よりも更に見劣りするようで。  ジブリが手詰まり気味なんで、ジブリのパチもん大々的に公開しちゃいました、みたいな印象の作品ではありました。  で、話が結局『AKIRA』だったりするんですが、それは原作からしてそうなんでしょうか?[映画館(邦画)] 3点(2017-07-10 21:10:50)(良:1票) 《改行有》

2340.  忍びの国 《ネタバレ》  無門がほぼ全編サイコ野郎なので見ていてイライラするばかり。  育った環境のせいでサイコ野郎になりました、里全体がサイコ集団です、っていう背景があるのは判ります。そして、そこから脱却して人間性を獲得するのが主題なのも判ります。でも、それが流れとなって具体的なカタチのドラマになっているのは平兵衛であり、大膳であり、無門はラストでお国を亡くす時点までずっとサイコ野郎ですから、主人公は果たして無門だったと言えるのかどうかも疑問な状態。延々と感情移入を拒むアンチヒーローとして描かれた無門、それでいいのかなぁ?って。  お国もまたドラマにはなっていないんですよね。かつて無門に拉致された、けれどキツい性格という設定描写から先へとは殆ど進まないまま最期を迎える状態で、ドラマの無い者同士で最後に悲劇を演じられたところで感動できません。  金が全てに優先され、人間としての感情が欠如した存在、それを現代の人間に象徴するのはいいとして、その醜い姿をわざわざ現代人にオーバーラップさせるあたりは一体何様のつもりなのよ?って感じで。送り手側が高みに身を置いて世間を見下しているつもりになってる作品って嫌い。本当は別にそんなに偉くはないでしょ? 人のこたぁ言えない生き方しかしてないでしょ?  アクションシーンでの笑えるというよりはバカバカしい長回しや、突然のカメラ目線のウケ狙いなどは真面目にやる気があるのかないのか。お笑い人殺し合戦っぷりがテーマとの齟齬をきたしています。  救いは平兵衛を演じた鈴木亮平と大膳を演じた伊勢谷友介。脚本的には言動に不安定さがあるものの(登場人物全員そうなのですが)、その熱さ、力に満ちた感じが魅力的でした。対して主役のクセにサイコな大野くんは損な役回りというか。っていうか彼のキャラがこの役に合っていたのかどうか。サイコながらも抗えない魅力を醸すとか、そういうのは全く無かったですからねぇ。  痛快時代劇かと思いきや、ひたすらストレスを抱き続ける作品でした。[映画館(邦画)] 3点(2017-07-04 21:21:09)(良:1票) 《改行有》

080.32%
1220.87%
2421.66%
31234.87%
431912.64%
548519.22%
654821.71%
745618.07%
830011.89%
91827.21%
10391.55%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS