みんなのシネマレビュー |
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2341. モ’・ベター・ブルース もっとノリノリの展開を勝手に予想していたのですが、えらく真面目でゆったりじっくりした作りでした。しかし、描写が表層的で平坦なため、途中でだれます。[DVD(字幕)] 4点(2012-10-18 02:24:40) 2342. ヘルプ 心がつなぐストーリー 《ネタバレ》 前半は人間関係がちょっと分かりづらいのだが、それが整理されてきた中盤以降からは、全体が一体となってドラマが展開する。ただ、テーマへの突っ込みはやはり表層的で浅い。導入部と結実部分で視点が異なっているのも、それを象徴している。それを救っているのは俳優陣の達者な演技。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-10-16 00:42:02) 2343. アパルーサの決闘 《ネタバレ》 前半は、真面目に作られているとは思いますが、何も逸脱がなくて面白みがない。後半は、目新しいことをしようとはしていますが、結局まとまりがつかなくなって拡散してしまっています。[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-10-10 02:00:05) 2344. 雲の上団五郎一座 みんな楽しそうなのはいいんですが、ただ単にわいわい楽しいだけで最後まで突っ切られても・・・。ただ、横から出てきてああだこうだ喋るだけで場を全部巻き込んでしまうフランキー堺の天性のセンスは、やはり見るべきものがありました。[CS・衛星(邦画)] 4点(2012-10-09 00:38:38) 2345. ミスター・ミセス・ミス・ロンリー 内容的には何が何だか分からなかったのだが、22歳にしてこれほど自我の表現をとめどなくあふれ出させている原田美枝子は、やはり凄い。宇崎竜童や原田芳雄ですら、いつしか組み伏せられている。[DVD(邦画)] 5点(2012-10-07 02:27:38) 2346. みんな元気(2009) 《ネタバレ》 終始、画面や背景が明るすぎるのが気になりました。これでは登場人物は何の悩みも葛藤もないことになってしまいます。ラストに向けての展開もそのまま一直線という感じで、何とも予定調和的。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-10-04 01:35:33) 2347. 嘆きのテレーズ 《ネタバレ》 例えば、夫が転落したときに、ひたすら列車の走行音だけが響き渡り、周囲にも何も変わったことはなく、「あれ?今のって本当に起きたことなんだっけ?」と感じさせてしまうところとか、凄くリアリティがあってゾクッとするのです。そういう箇所はほかにもあります。なんだけど、全体的には、未練がましい人たちがうだうだ進めている比率の方が高く、スリリングさが継続しませんでした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-10-03 00:05:10) 2348. 東京キッド 内容的にはどうということもないのだが、とにかくひばりちゃんのオーラを鑑賞するための作品。特に、常にピシッと伸びた背筋の力が凄い。[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-10-02 22:45:46) 2349. ココ・アヴァン・シャネル オドレイが頑張っているのは分かるんですが・・・雰囲気だけで構成しちゃったようなシーンが継ぎ足されているだけで、ドラマというものを感じません。彼女は何を、どのように考えてデザインというライフワークに取り組んだのでしょうか?[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-10-02 02:41:23) 2350. ファンシイダンス 笑わせポイントがことごとく自己満足的かつ作為的で、笑いとして成り立っていないのです。そもそも主人公が何をしたいのかが定立されていないのも、作品の力を弱めています。[CS・衛星(邦画)] 3点(2012-10-02 01:44:42) 2351. 汚れなき悪戯 《ネタバレ》 たったあれだけの暗くて薄汚れた空間に、あんな荘厳で神々しい奇蹟をつくり出せるなんて!それだけでもこの映画は後世に残る価値があります。また、僧侶たちの場面登場人数が増えたり減ったりするのも、よく見るとその場の雰囲気を周到に考えて使い分けられている。それによって、作品全体の奥行きが増しています。[DVD(字幕)] 7点(2012-09-26 01:50:00) 2352. お嬢さん乾杯 《ネタバレ》 日本にもこの頃からラブコメという表現が存在したことを示すという意味において貴重な作品。ラストの一言をヒロインに言わせたいための脚本ですね。[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-09-25 02:28:00) 2353. マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙 《ネタバレ》 多分、見た人はみんな同じことを考えると思いますが・・・認知症を患った晩年でのシーンがかなりの部分を占めており、肝心の政局描写はさらっと過ぎてしまっているという印象。せっかく、久々にメリルを本気にさせる題材を持ってきたのだから、どんな重大場面で何を考えてどんな決断をしたのかとか、男ばかりの政界の中でどのように支持を得てきたのかとか、そんなところを誰でも期待するのに。対象の重さから作り手の側が逃げてしまったととられてもやむをえないです。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2012-09-22 02:30:48) 2354. 甘い生活 思いつきで撮られたような映像を脈絡なく延々と並べ立てられても・・・途中いくつかシークエンスを抜いて、2時間くらいにしても分からないんじゃないでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 3点(2012-09-13 00:01:31)(良:1票) 2355. ドラゴン・タトゥーの女 いくら周りをいろいろと考えてデコレートしても、肝心の謎の設定やその解決が平坦な上に新鮮味がないため、あまり意味がないのです。ルーニー・マーラのキャラクター創造力だけで2時間半は辛いと思う。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2012-09-10 23:26:17)(良:1票) 2356. マッドマックス 勝手に単純イケイケアクションを想像していたのですが、こんなに鬱々とした作品だったのですね。どうみてもカーアクションが先にありきで、それ以外の部分は付け足しです。[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-09-08 02:32:48) 2357. イントゥ・ザ・ワイルド ありがちなエピソードつぎはぎロード・ムービーを危惧していたのだが、この出来の良さには驚いた。ショーン・ペンという人に監督の才能まであるとは思わなかった。余計な発想一切なし、ただアラスカを目指したいからと、粛々とそれに向けて進む主人公。そのコンセプトで作品全体が確実に統一されているし、陳腐な「自分探し」などとは無縁な潔さに溢れている。主人公と接する人はみんなどこか主人公と同じ匂いがするし(トレイシーだけ浮いている気はするが)、妹のナレーションを挟んでいく構成も効果的。遠・中・近や動・静を使い分けるカメラワーク、静謐ささえ感じさせる音楽もセンスが良い。[DVD(字幕)] 7点(2012-09-08 00:50:13) 2358. モア ドラッグ・カルチャーという社会的背景をそのまんま映像化したかのような、何とも直球であっけらかんとした作品なのですが、主人公がなあんにも考えずに思いついたままで行動しっぱなしなのがそれに妙にフィットしていて、かえって微笑ましい。イビサ島の美しい風景もなかなか。ただ、肝心のピンク・フロイドの音楽が、途中から出番が減っているのが残念。[DVD(字幕)] 5点(2012-09-07 21:21:39) 2359. フリーダム・ライターズ 起こった出来事の表面をなぞっていっただけのような感じで、なぜそれが起こりえたのかということについての掘り下げが浅すぎ。ラップの挿入曲に韻をつけた訳を当てていった訳者の方の頑張りは見事だった。[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-09-05 23:33:04) 2360. ヒューゴの不思議な発明 映像の美しさには終始見入ってしまったのですが、それ以外の要素が何もありませんでした。冒頭で、時計台の中に潜む少年という、実は映像の見た目とは逆の、陰鬱で屈折した魅力的な謎を提示していながら、それがその後につながっていないのです。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2012-09-04 01:14:07)
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