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プロフィール
コメント数 2524
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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2361.  魔法使いの弟子 《ネタバレ》 映画を見ていて、なーんにも響いて来なくて困っちゃいました。世界が危ない、って最初にばーっと背景を説明した後は、たった主要5人のキャラがすったもんだするだけの映画で、魔法ってものの定義が明確でなくて、都合よく物語を進めるためにあるようなもので。世界大変、って言いつつニューヨークだけでドタバタしてるんで、まるで『パーシー・ジャクソン』みたいだし。主役のお兄ちゃんがね、どうにもこうにも冴えなくて、魅力が薄くて、彼にノッてゆけないので見ているのがツラいんですよね。つーか、この映画で結果的に世界を救うために最も大活躍したのは実はヒロインなのに、クライマックスでは殆どジャッキーもののヒロインみたいに忘れ去られてしまってるような感じで影薄くて可哀想(笑)。まあ、ニコラスにしても薄いんですが。頭でなくてキャラが。もう全体的に薄味。物語にもビジュアルにも役者にもちっとも惹かれなくて、途中から「あーもー、さっさと終わってくんないかなぁ」とか思い始めちゃったりして。そういう映画に限って勿体つけた展開になるんですよねぇ。ああ、なかなか辿り着けない!とか、悪の復活に、もうちと時間かかる!とか。濫造されたファンタジー映画群から何ひとつ抜きん出ていない、キビシい映画でした。一応、『ファンタジア』のオマージュ的映像が存在しているものの、あまり面白味のないシーンだし。どうせならこういうパッとしない実写映画じゃなくて、ミッキー主役の長編を作ればいいのに、って思うのですが、現在のディズニーじゃあり得ないのかな?[映画館(字幕)] 3点(2010-08-13 20:43:59)

2362.  ガールフレンド・エクスペリエンス 《ネタバレ》 ハチ公前の某大手レンタル店から、DVDを買った際にお釣を500円渡し忘れたと電話があり、じゃあ、明日にでも伺いますと答えたはいいけど、500円貰うのに300円交通費払うのってどうなのよ?と。なので渋谷で映画見ようと。唯一火曜割引で安く見られる映画がコレだった、って。コレ見た理由、それだけ。高級エスコート嬢の生活を、時間軸バラバラに崩してドキュメンタリー風にコラージュしてみせた映画ですが、これが退屈で。同居する彼氏と競うように上流の人々の中に入り込んでゆく様が描かれるのですが、最後になって陳腐なドラマを語り出し、『ティファニーで朝食を』かよ!みたいな古臭い説教を始められて困ったもんです。どんだけ上から目線よ、ソダーバーグ。ヒロインを画面の端に小さく捉えたり、フォーカスを手前や奥に合わせてヒロインをボヤかしたり、シルエットにしたり、ラスト近くになるとやつれた表情させるわ、醜悪な客を描くわで、ヒロインをちゃんと人間として描こうとはしてません。売春は違法です!って教育映画かよ、みたいな。愛がねぇ、感じられないのよ。ソダーバーグ、やっぱり苦手だわ。結局500円返して貰うために、猛暑の中、時間と1300円を損したというお話し。[映画館(字幕)] 3点(2010-07-20 15:22:45)(笑:2票)

2363.  アウトレイジ(2010) 《ネタバレ》 ただのヤクザ映画。困った事に、ここに出てくる連中の誰一人として魅力を感じられませんでした。バカな連中が勝手にバカやって死んでゆく、でも、そこにシンパシー抱ける場合もある訳ですが、この映画は完全に閉じちゃってるんですね。終始自分達だけの世界だけで物語が進んでゆく感じ。それは自分達の世界だけで映画作ってる、ってのとイコールな気がしちゃって。勝手にやってくれ、って思いがヤクザの話と映画製作とでダブってそこにあるみたいな。各役者さん達の演技もバラバラで、ヤクザってものの表層しか描かないって姿勢では奥行きも生まれず、それはまるで東映ヤクザ映画、Vシネマの出涸らしみたいなもんで、何も新しいものを得られる感じがなくて、まるっきり自分には無価値な映画。だから0点でもいいんですけど、一応ちゃんと映画になってはいるので。北野監督って元々引き出し少なくて『ソナチネ』までで才能枯れたんでないの?って思ってる人間なので、本当はもう見ないに限るんですけどね。これでもかつてフライデー事件後のEASTでの復帰ライブに行ったくらいのファンなんですよ。でも、映画監督北野武はちっとも好きになれなくて。もうとっくにネタなんてないのに誉められたくて映画ってオモチャをいつまでも手放せないような感じがしちゃって。日本にも北野監督より映画を撮って欲しい人はいっぱいいるんだけどな。[映画館(邦画)] 3点(2010-06-16 16:38:44)(良:2票)

2364.  パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 《ネタバレ》 うーん、つまんないなぁ。『ハリー・ポッター』の監督が、っていうのをウリにしてますが、元々クリス・コロンバスって何か特別なモノを持ってる人じゃないと思うんですよね(彼の最も面白い映画って『ベビーシッター・アドベンチャー』じゃないかねぇ)。第一、このテの映画って監督のウデよりも題材や脚本こそが重要だったりすると思う訳ですが、アメリカしか見えてなさそうな神々がゴタゴタして、その子供達がアメリカ国内ピンポイントでバタバタする、って程度の物語に、一体どうやって映画的興奮を感じ取ればいいのやら。貧困な発想を元に、貧困な物語とビジュアルが構築されているばかりという感じ。視覚効果に面白味があればいいのですが、清掃員達がヒドラに変化するシーンでは、そのプロセスをすっ飛ばしてしまうという手抜きさ加減ですし、飛行シーンは吊ってます、って状態で。役者にしても、神の子達と言うにはみんなあまりにアメリカン。視野の狭いファンタジーという感じで、『ダンジョン&ドラゴン』とか『エラゴン』とかのお仲間な二流ファンタジーにカテゴライズされる映画でした。原作が好きならこれでも楽しめるんでしょうけれどねぇ。[映画館(字幕)] 3点(2010-03-03 16:16:09)

2365.  ラブリーボーン 《ネタバレ》 家族を亡くした半月後なんかに選ぶべき映画ではなかったかもしれません。いや、この映画はそういう人のために作られているようにも思えるのですが、だとするならば非常に無神経で腹立たしい映画としか言い様がなく。スピルバーグ製作の「成仏していない人の映画」(『ポルターガイスト』『キャスパー』)が毎回無神経であるように、これもまた同じく。家族を亡くした人間の心の葛藤、湧き上がって来る様々な感情、それをキリスト教的死生観で安直に信じる者は救われますよ、って方向に導いて結論付けてしまうので、それはないだろう、と。全てが絵空事な映画。『息子の部屋』や去年公開の某映画(ネタバレになってしまうのでタイトル伏せます)と同じ事を描きつつ、これはおふざけが過ぎる気がします。最初に少女が殺されますよ、という事を予め提示して、そこから殺害に至るまでをじわじわこってり見せ趣味の悪いストレスを与えた上で、ストレスの持続と安易な救済描写によってテーマを語る、なんだか酷く悪趣味な映画。こういう素材を扱ってはいけない人々に扱わせてしまった、って感じがしました。[映画館(字幕)] 3点(2010-02-15 16:08:38)(良:1票)

2366.  幸せになるための27のドレス 《ネタバレ》 人の結婚式を、自分は地味なポジションからサポートし続けて、だけど本当は自分の幸せも・・・っていう映画なのかな?って思ってたのですが、実際、内容そのものはその通りなのですが、思っていたのと全然違うよ!って。現代版ジェーン・オースティンみたいな、けなげな女性の物語だと思ってたんですが、主人公を始めとして登場人物全員性格が悪くて見ていて不愉快で仕方ありませんでした。あれ、妹より主人公の方がむしろ性格悪いわ。言いたい事を言えない代わりに嫌がらせって。妹の場合は生きてくための本能的な処世術ですもんね。「言いたい事は包み隠さず言いましょうね」って映画だからって、それを伝えるためのエピソードがネチネチした不快なエピソードで組み立てられているのが嫌な気分。それぞれの性格の悪さにきちんとケリが付くワケでもないですしねぇ。ストーリーは読めまくりながら、これほどイライラするってところまでは読めませんでした。現代ニューヨーク版『分別と多感』は、利己的人間大集合、ロマンスなんてちっとも見えてきやしませんでした。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2009-12-31 01:50:44)

2367.  わたし出すわ 《ネタバレ》 一体何見せたいの?ってのが最初の感想。見事につまんないんだ、これが。リアリティのカケラもない話なんで(登場人物の口からこぼれだすセリフのありえなさったらもう)、最初から受け手が話の方にノるこたぁ期待してないんでしょう。んで、じゃあ映画を見ている観客に何を考えさせたいんだ?って時にね、そこに教訓的なおとぎ話が成立してるんならともかく、考えるのもウザいくらいに積み重なってゆくエピソードがバカくさいんですよ。箱庭協会会長就任とか、ホストに入れ込んだり包丁持って突撃する女とか、牧場の牛の群れの前で死んでる女とか、バカじゃねえの?と。あまりにつまらないんで、頻繁に登場する二人での食事シーンや、昔からのワンパターン平行構図(『家族ゲーム』のクライマックスに象徴されるように元祖的存在ではあるけれど今や邦画でこれ出てくるだけでウンザリ)が、斜めになって、垂直軸もズレて、そしてまた平行に戻って、その反復の意味でもたりーっと考えてるか、と思いながら見てましたが、だからどうした!とゆー結論しか出てきやしません。いや、黙ってるシーンと会話シーンとの映像的な違いってのが最後に主人公が「対話」する重要なシーンに繋がってるんでしょうけどさ(画面が傾いてるのは乗り物がただ移動している画とひとりで黙ってる画とセリフが文字で表示される回想の画)。あくまで「だからどうした」なんですよ。箱庭の中の小さな老夫婦を俯瞰するじゃないですか。雨降らせたりして。あそこにこの映画のエピソードの象徴(お金ゆえに壊れる二組の夫婦、お金を捨てたゆえに壊れない一組の夫婦が描かれてるワケで)があったりするんでしょうけれど、そんな浅いのか?その程度でいいのか?と。この映画に登場する人々はこの世界のどこにも居ない人。そこから何を感じ取れって言うんでしょ? あの、一応、こちらもお金出して見に行ってるワケなんですけど。そうそう、文化庁へ。お金は大切に使いましょうね。最後に反復。一体何見せたいの?[映画館(邦画)] 3点(2009-11-13 09:41:51)

2368.  カイジ 人生逆転ゲーム 《ネタバレ》 荒唐無稽過ぎてついてゆけません。あり得ないハナシ。社会を象徴的に描いているにしても、その立脚点があまりにネガティブ過ぎてしまって。登場人物の誰にも一切の共感も生まれないままに過ぎてゆきますから、もうラストまで見続けるのが苦痛で。せめて勝負ネタが面白ければいいのですが、2時間超の尺の中に3回あるだけの、その勝負自体が大して面白くないという。マンガを映像化するときは、その原作に頼りきるんではなくって、実写にした時にどんだけ説得力を生み出せるかってところに腐心して頂きたいところですが、そこをちっとも努力してないように思えます。みんなキャラ的にあり得ないんですよ。つーか、この原作が映画化に相応しいだけの価値があったのかどうか、きちんと吟味したのかなぁ? 自分で道を切り開くしかないんだ!っていうのはいいとして、世の中、敵ばっかりだから、弱者は資本主義に飼い殺しにされている状態だから、っていうのが大前提として存在している、かなり歪んだところから始まってるようなモノなので、個人的にはそこからしてダメ。逆にそんな物語が日テレ資本で出てきてるって、どんだけバカよ?と。日本映画界もマンガに頼ってその人気をアテに創造力を丸投げするんでなくてさ、マンガを上手く咀嚼しないとダメだと思います。点数は、こんな陳腐な物語にきっちり演技をぶつけてみせた俳優陣の頑張りに。[映画館(邦画)] 3点(2009-10-14 20:07:06)(良:2票)

2369.  サブウェイ123 激突 《ネタバレ》 毎度、映像のスタイルにばかり凝って、中身スカスカなトニー・スコットに期待できるワケもなく、快作だったウォルター・マッソーとロバート・ショウの74年版を越える事なんて期待してもいませんでしたが、それにしてもこの凡庸さ、退屈さはどうしたモンかと。あちこち74年版を踏襲しつつも、ちっともノッてゆけない、妙に褪めて映ってしまうのは、サスペンスの組み立てが下手だからでしょうか。トラボルタがやたらキレやすい、小物然としていて、そこに裏があるのかと思えば、ただそのまま行動が隙だらけの人間なだけですし(金の相場云々の裏は丸出し過ぎて裏のウチに入らないですよね)、デンゼル・ワシントンとの駆け引きにしても息詰まる展開と言うよりはギャーギャー騒ぎ立てているばかり。タイムリミットまでに現金を届ける部分も見た目をハデにしたら逆にマヌケに映ってしまい(いちいち事故ってみせてもねぇ)。派手なら、騒げば、娯楽映画として成立すると思ってるような映画。トニーってば80年代でアタマの中、止まってますな。[映画館(字幕)] 3点(2009-09-04 17:44:21)

2370.  いけちゃんとぼく 《ネタバレ》 サイバラのブログによると、ねちお監督は阪本監督の『ぼくんち』に苦言を呈していたようですが、コレもまた『ぼくんち』以上に困ったモンでね。テクニックが劣る分だけ、もう少しツラいかな。まず、撮っておくべき画があれこれ撮れてないのが気になりました。牛乳瓶を割るシーンでは最初にそれが牛乳瓶だって説明するカットがなくちゃ。あれじゃ何やってんのか判らんて。爆走父ちゃんがいきなり引き返すシーンはただ漁師が食事してる風景だけじゃ何故引き返したかの説明になってないし。お母さんとの会話シーンではいちいちお母さんの顔がハンパに闇に沈んで重要なシーンなのに表情が見えなかったり。そう、お母さんが重要なハズのこの映画で、何故かお母さんを避けまくり。元々この物語って「母性の物語」でしょ? それは原作がそうだ、ってだけじゃなくって、いけちゃんって存在の示すところがそうであるのに、お母さん避けて延々と子供が主演のヤクザ映画みたいな、殺伐とした陰湿なシーンが続いて、一体何やってんのよ? あのノリを延々と引っ張り過ぎちゃってて、みんな退いちゃってるって。もう映画館の椅子に座ってるのが苦痛ってレベル。心情はみんなセリフで喋ってて橋田壽賀子のドラマみたいだし、子供達のドラマは類型的でウソくさいし。日本映画は原作クラッシャーの巣だぁ! でも、サイバラが創造し、蒼井優が命を吹き込んだいけちゃん部分はあくまで凄くイイんですよねぇ。それゆえラストの盛り上がりでヘタにイイ映画に見えたりして困ったモンですが、そこに至るまでの苦痛を忘れちゃいかんですな。[映画館(邦画)] 3点(2009-06-20 17:56:30)

2371.  BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ! 《ネタバレ》 最初に。場内に幼い子供の姿が何人も見られたのですが、映画はズバリと男女の行為について触れてたりしますので、親御さんはその点に留意した上でお子様をお連れ下さいませ。後で映画について質問されたら解説が大変なコトになります。さて、結論から言っちゃえば「毎度のダメなフジテレビ映画」のひと言で片付けちゃっていいようなレベルです。クライマックスは結構感動的だったりしますが、それは映画としてではなくって、出産というものの感動であって。この映画、様々な問題を投げかけてきます。少子化、男社会で女が社会的地位を得る事の難しさ、夫婦が出産・育児を共有するということ、親となる自覚、不妊、更に痴呆まで。そしてそれら総て、全くケリを付けないまま「子供が産まれて良かったね」で映画は終わります。なんの解決もせず糸口も見せず、ただ子供が産まれれば他に何もなくていいんじゃないとばかりに。もちろん『ナースのお仕事』を作った人々にバカなコメディ以上の何かを期待する方が愚かかもしれません。しかし結果としてうわべだけの似非フェミニズム映画として大変無責任な状態で世に放り出されてしまっているワケで。神田うのやクライマックスで突如登場するベトナム人妊婦のキャラの扱いなんぞは、最早フェミニズムの対極に存在してます(写真週刊誌のゴシップ記事の被害者と加害者なんてのはただ単に物語を転がすだけの要素で、なんのオチも付けていません)。また、救急車が病院に確認もせずに妊産婦を規模の小さい産院に次々置いてゆくという、現実には絶対にありえない要素を笑いとして盛り込んでおり、社会問題となっている救急患者の受け入れ先不足をあまりに軽視しています。背景まで含めてテカテカとフラットなライティングに呆れたり(1シーンだけマトモなライティングが出てきておおーっと感心したり、ってそれはたまにいい事して評価される不良みたいなモンで)、舞台挨拶で監督がキャラ作りを役者任せにしてると自ら明かしちゃったり(だからみんなテレビ演技してるし、テレビの延長でいいって割り切っていて、この映画独自のビジョンがないって事だし)、もうハナから映画としてキチンと作ろうって気はないんでしょうけど、無邪気なコメディを装おうとしたせいで逆に無自覚な悪意が滲み出してしまったような映画でした。[映画館(邦画)] 3点(2009-05-28 19:12:13)

2372.  劇場版 仮面ライダー龍騎 EPSODE FINAL 《ネタバレ》 『龍騎』って、妙にマニア受けしてたと記憶してるんですよね。で、ハリウッド映画よりよっぽど面白いなどというネット上のアオリ文を真に受けて見に行ったワケですが、所詮テレビ番組レベルのシロモノというところでした。ミラーワールドという設定は面白いと思うのですが、それが全く物語の面白さとして機能してないんですよね。現実と相反した世界として徹底的に描いてみせれば面白いのですが、明確な対比すらできていないという。しかも、物語は『鏡の国のアリス』の世界で『バトルロワイアル』してみました、『ガメラ3』とか『うる星やつら』とか『ウルトラマン』とかアリマス、ってオリジナリティが激しく欠落しちゃってる状態で。テレビを見てない身には13人のライダー殺し合い、っていうそもそもの基本設定や関係が全く判らない上、映画オリジナルキャラのファムは突如出てきて何の思い入れもなく退場という感じですし、そのオチはひどく小さな世界に閉じたファンタジーですし、一体コレをどう受け止めろと?って映画でして。無駄に動きすぎなカメラに象徴されるみたいに、ファン以外には何を表現したいのかまるで意味不明って状態でした。[映画館(邦画)] 3点(2009-05-20 01:42:09)

2373.  アニー・ホール テクニックは大変に面白く、だけどアレンのキャラがもうウザくて生理的に気持ち悪いとしか言い様がなく。理屈っぽく、小うるさく、極端に神経質で、自己主張ばかりしていて、物事をシニカルに眺めていて、ニューヨーカーって生き物に特別な意識を持っていて、っていうのは本人そのものを表していて、そしてそれを自分で笑ってみせてる映画なんでしょうけれど、笑えねーよ、というのが正直なところで。映画のウンチクをタレる男にゲンナリするアレン、こちらはアレンからあれを映画一本分やられてるワケですからタチ悪いです。「自分の人生にとって最大の幸運、それは近くにウディ・アレンが存在していない事である。」byあにやん[DVD(字幕)] 3点(2009-04-27 23:26:44)(良:1票)

2374.  20世紀少年 《ネタバレ》 ださっ!ダサいわぁ。なんなんでしょう?この映画全編から漂う洗練されてないカンジ。って、判ってるんですけどね。堤演出だわさ。この人が監督したんじゃこれが限界ですわねぇ。なんで即物的でつまんない画がこうも羅列されるかなぁ。邦画って何故かお金かければかけるほどダサくなるのよねぇ・・・(ゲストに有名タレントをチョイ役で出すと、絶対ダサいっていうのは、みんな判っててワザとやるよね、コレとか『模倣犯』とか『デビルマン』とか)。でも、私が気になったのはそもそも物語が面白いのか?どこか魅力があるのか?という部分。私、彼らと同世代なワケですよ。昭和30年代生まれで40年代に子供時代過ごしてて。この映画見てても、そこになんのキモチも湧いて来ません。同世代として、その世代に設定されている事の意味がちっとも感じられず、沢山の登場人物の表情一つ一つが全く印象に残らず(唯一残るのはハットリくん風な「ともだち」のお面だけね)、「ともだち」の行為同様に、ただ強引に進行してゆくばかりの映画にポカーンって感じ。後半はもう時計とにらめっこ。スティーブン・キングの『IT』に昭和キッズのノスタルジーアレンジをしてみました、って以上の何かが感じられないのですわ。これはきっつい。しかも長々と描いた末にこれで終わらず、あと2本見ろって言うんでしょ。しかし、この世代として、敷島博士を消し、金田正太郎とモロボシ・ダンを殺した(あ、ゴリさんも)意味が、果たして単なる悪趣味なパロディなのか、原作者の何らかの思い上がりなのか、それとももっともっと深ぁ~い意味を持っているのかを見極めるためには、このダサさにあと2回付き合わねばならないという訳ですね。まったくもう・・・[映画館(邦画)] 3点(2008-09-18 18:44:28)

2375.  少林少女 《ネタバレ》 ひとことで表わせば「なかみなきもの」。映画全てがカタチだけで全く心が入ってません。ここまで面白そうな題材をつまらなく撮れる才能のなさというのも珍しいですが、つまりは既存の要素を寄せ集めて繋げただけ。毎度の小ネタと凝ったアングルを撮るのには腐心しても、映画として面白くしよう、いや、そもそもキチンと映画として完成させようとする意識はとっても低いとしか思えません。主旋律からして『死亡遊戯』もどきと『少林サッカー』ラクロス版とでボヤけていて、少林拳の話かと思いきや、ラクロスがメインな展開で、だけどクライマックスでラクロスはどうでもよくなって結局は蛇足になっちゃう。とりあえず画面に登場させておけば、それでいいと思っているかのような魂のない登場人物が大挙して右から左へ流れてゆき、それは主役クラスにまで及ぶ始末。コウちゃんですらキャラとしての魅力がちっとも感じられないんですから。そして肝心のアクションシーンがとっても退屈(これも既存のイメージを流用しつつ、オリジナルに遠く及びません)な上に呆れるほどにクドく、マズい料理を無理矢理沢山食べさせられるような映画でした。ついでに『少林サッカー』のキャラそのままで見て下さいとばかりに、この映画としてのキャラ作りを放棄していたりまでするのは、流石に馬鹿かと。仲村トオルの大学の裏側が、まんまこの映画の存在を象徴しているようで、自虐かよ!って。本広映画、フジテレビ映画が大好き!って人向け。って、そんな人いるのかいな? 舞台挨拶のあった回だってのに映画が終わって拍手ゼロ、っていうのが、相当マズいわぁ、こりゃ、って感じでして。軽部さんが「まわりに面白さを宣伝してください」って言ってたケド、無理![映画館(邦画)] 3点(2008-04-26 16:33:21)

2376.  俺たちフィギュアスケーター 《ネタバレ》 男同士でフィギュアのペア、ってとっても面白そうな題材ですし、ネットでも評判がとてもいいですし、劇場ではかなり笑いが湧き上がってましたけど、私には合いませんでした。最初の方でゲ○ネタが出た時点で「嫌な予感がする」って感じでしたが、終わってみれば映画全体が汚いというかグロテスクな印象がしてしまって。何がいけないって、中盤に登場する北朝鮮のビデオの部分。アレはブラックな笑いのシーンなんですけど、私にはアレを楽しめる神経がありません。あのシーンでショック受けた上で、映画を見ている最中にどれだけ色々と真剣に考えてしまったか。当事者にしてみれば凄い悲劇な上に、大イベントの最中、ジョンイルの前で失態を見せた以上はタダでは済まないのだろうな、なんて。それをやらせて平然としているコーチの視点を考えたり、英語を喋れない日本人ネタが出てきたりで、東洋人を見下すアメリカ人の上から目線を感じてしまい、ただのおバカコメディゆえの無責任、無神経さにうーむむ・・・。まあ、おバカ映画をマジに捉える方が悪いんですが。ウィル・フェレルものは私にとって地雷っぽいです。ちなみにラストは『超能力学園Z』を思い出しました。[映画館(字幕)] 3点(2008-01-07 23:15:02)(良:1票)

2377.  バース 《ネタバレ》 懐かしいなぁ、パンテオンでの早朝上映。この頃のアニメブームは見せる側も見る側もパワーがありました。早朝から徹夜まで駆け抜けてましたしね・・・。さて、作品の方はガッカリな出来。金田伊功って人は、作品全体ではなくて部分を支えてこそ才能が輝くという事を証明してしまったような映画でした。流石に金田作品だけあって、とにかく動くのはよく動くんですが、自らが監督をしているだけあって抑えが効いていなくて、悪いクセまでもがそのまんま修正入らず動いてるという状態。しかも絵は動くけれど物語はとんと動かない。物語にちゃんとした基盤がないままに、とりあえずフィルムにしてみました、というのが見て取れるような感じ。収拾が全くつかないままに唐突にお終いを告げる意味不明な1シーンで幕という、見終わって一体ナンだったんだろ?と観客一同首を傾げるような映画でした。カナメプロ系アニメはクリエイターの個性はよく出てたけれど、作品としては毎度まとまらないという致命的欠点を抱いておりましたが、これもそんな時代に咲いた徒花と言ったところでした。[映画館(邦画)] 3点(2007-12-16 22:37:44)

2378.  夕凪の街 桜の国 《ネタバレ》 映画化して欲しくなかったマンガですが、映画になった以上は前向きに、なるべく多くの人に見て貰いたい物語だよね、と思っていたものの・・・実際に見たら、この映画を見るくらいなら原作買って読みなさい!と強く言いたい状態になってしまいました。この監督や脚本家や作曲家は、あの原作を読んで、そんなにもクサ~い感傷たっぷりのイメージしか湧いてこなかったんでしょうかねぇ? 原作が大切に大切に描いていた事を、この映画は無神経に破壊しまくります。反核をこんなにも声高に叫んだりはしてないでしょ? さりげなく描かれていた事柄をどうだ!と言わんばかりに大袈裟に取り上げてますし(髪飾りが最たるものですし、旭が打越に会うシーンなんて、読んでて気付かない人は気付かないままでいいという描き方だったのに)、あえて被爆者をシンボリックに描いていたのに、直接写真を見せてしまったり、重要な「空白」をスルーしてしまったりと散々。物語全体は明るい日常を描いていて、その中にふと闇が射したり人を振り返ってみたり、という原作の構造をまるっきり無視して最初から最後までああ悲しい、ああ感動したと大騒ぎな映画。いや、この監督に決定した時点で嫌な予感はしてたんですが(100人の映画監督がいたら、99番目に相応しい程度の人だし)、この人の余計な反戦意識だとか、どうにもならないクサさだとかがモロに出てしまっていて嫌な予感的中。1つだけ、これだけはどうしても言いたいのは、この物語の中のいちばん重要な部分って「確かにこの二人を選んで生まれて来ようと決めたのだ」のところだと思うんですが、違います? そこがこの映画ではちゃんと重要になってました? やっぱり映画化なんかしなければ良かったのに。[映画館(邦画)] 3点(2007-07-28 21:14:49)(良:2票)

2379.  エラゴン/遺志を継ぐ者 《ネタバレ》 『スター・ウォーズEP4』を頭の中から排除して見る、ってのが凄く困難なんですけど・・・。ご丁寧にそっくりなショットまで存在してますしねぇ(夕日眺めるショットね)。自然と『EP4』とどこが一緒でどこが違う、って見方になってしまって。簡潔に言ってしまえばメリハリのない生ぬるい『EP4』。主人公に魅力が全くないのが致命的。常に悪だくみをしてるような表情で、小物感漂っているのがイヤン。物語が最初から読めてるような状態で、目を見張るような箇所は映像にしても演技にしても演出にしても一箇所もないので見ていて眠い眠い。いいシートの映画館だったら危なかったですよ。日本で5本の指に入る大きさだけどシートの座り心地最悪、って老舗大劇場で見たから寝てもいられませんでしたけど。日本最大チェーンのお正月大作として登場したのだから、ドラゴンをメインにした一大バトルを期待してしまうところなんですが、そこは下手をすると『ダンジョン&ドラゴン』未満。なんかショボいぞ。あちこちから借りてきて、そのどれもが本家を超える事は決してないという、B級感漂う大作ではありました。そうそう、ところでこれって原作からして『パンツァードラグーン』シリーズより後なんですね。赤ちゃんドラゴンから飛び立つ!ってあたりは『ツヴァイ』によく似てますね・・・。[映画館(字幕)] 3点(2007-01-20 21:57:48)

2380.  4人の食卓 《ネタバレ》 こういう映画って、真相を色々と考えながら見るじゃないですか。ところがこの映画、点と点とがちっとも線で繋がってゆかずにいつまで経っても点が拡大するばかり。どこまで謎を引っ張るんだぁ?ともったいつけたのろのろ展開にイライラしてたら、結局点は点でしかありませんでした、という映画でびっくりがっかり。いや、こんなんで映画になるんだったら、もうなんでもアリよ? 伏線のように思える部分が別になんでもありませんって状況ばかり(娘二人を殺した母親は、主人公の過去は、ヒロインのダンナと警備員の会話はナンなのよ?)。子供がモチーフになっているようにも思えますが、そこにある種の嫌悪の視点が感じられて不快だったりしますし(そして、子供はどう考えても物語において重要な意味は持ってなかったり)。道端で遊んでいる子供がトラックに潰される映像なんか、技術的には凄かったりしますが、人としての感覚は最悪ね。結局これは子供である事の過去なんてウザいからとっとと忘れて早く大人になりなさい、って酷く残酷な映画なのかも。子供を物体としてしか捉えてないような感じでしたからね。それにしても、韓国映画はどうしておしなべて男がぐだぐだとハッキリしませんかね? ジメジメしてて鬱陶しいったらありゃしない。ああいうのこそが韓国人男性の一般的なメンタリティだって事?[DVD(字幕)] 3点(2006-12-23 01:28:02)(良:1票)

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