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プロフィール
コメント数 826
性別
メールアドレス sankei_o@olive.freemail.ne.jp
自己紹介 あたしは見ている映画は数あれど、
思い出せずにREVIEWが出来ません(笑)
我が心の師である、淀川長治氏の”愛ある批評”を目指していますが
ストレスが溜まってるのか、最近は毒舌が多くなりました(笑)
そんな愉快な奴ですが、お見知り置きを

好きな映画ジャンル
 戦争映画、コメディ映画、ドキュメンタリー映画
 スポーツ映画、実話系映画、

苦手な映画
 スプラッタ系ホラー映画
 (子供の頃に失神して以来、トラウマなんです)
 最近のハリウッド系映画

”特に”好きな映画監督
 チャールズ・チャップリン、黒澤明
 80年代前半までのスピルバーグ、ジョン・ランディス
 マイケル・ムーア、井筒和幸、大林宣彦

好きな役者
 懐かしい名前しか出てこないので書きません(笑) 

好きな映画評論家
 淀川長治(本当に評論家の究極な方でした)
 荻 昌弘(視点と分析力、好きな映画への熱弁が素敵な方でした)


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221.  ヤギと男と男と壁と これ、なんといったら良いのかが、非常に微妙な気がします。ほぼ実話だというのだけど、やっぱり観ている側はギャグに見えたり、不思議な感じがすると思うんだよね。演出の感じが非常にモンティ・パイソンに良く似た、イギリスのコメディ映画のテイストを含んでいるから、余計にそう思うのだろうけど、全く実話らしくないというのが率直な所でしょう。出ている役者もかなり豪華なのが驚きですね。特にジョージ・クルーニーとジェフ・ブリッジスの演技の軽妙さとか、ちゃんと見せている所も好感です。[映画館(字幕)] 7点(2010-09-17 15:17:35)

222.  必死剣 鳥刺し 《ネタバレ》 久々に重厚な時代劇を観た気がします。レビュアーの皆さんが驚いているように、池脇千鶴が妙に綺麗に見えるんだよね(物凄く失礼)。最近数本彼女の出演している映画を観ていて、そのギャップあるかもしれないけど、こういう演技が出来るんだ、と変な関心をしてしまいました。 トヨエツは本当に上手いと思う。こういう表現は変かもしれないけど、侍の姿にじわりにじみ出てくるような色気みたいなものを感じるんですよ。「七人の侍」の時の木村功みたいにね。今の若い役者ではこういうのがホント居ないんですよね。だから、多少ヘンなのだけど吉川が面白い具合に引き出されてくる。これはキャストの妙なのかもしれません。 あたしは原作読んだ事がないので内容は全く分からなかったのだけど、ちょっと演出とキャスティングの面で結構先読みが出来てしまう感じがあったので、ちょっとガッカリでした。岸辺一徳と小日向文世の役は逆転していた方が最後の最後まで緊張を維持できる良い映画になった気もします。[映画館(邦画)] 8点(2010-09-15 12:34:14)《改行有》

223.  ヒックとドラゴン 《ネタバレ》 この年公開のアニメとしては恐らく一番で気が良いアニメです。「アメリカ物語」以降、ドリームワークスのアニメは敬遠してたのだけど、物凄く良いシナリオを書ける人と映画演出家の起用が上手くなったな、という事なんでしょうね。 成長の物語としても十分以上の出来で、完全な形でのハッピーエンドにしなかった事で物語としての良さが引き立ったと思います。だから多分、ラストでちょっと泣けるんだよね。あたし自身、3Dで観る初めてのアニメ映画なんですが、実写3Dよりも明らかに違和感がありません(3D眼鏡の装着感に閉口しますが)。3Dか2Dのどちらで観るかという点については想像視の出来る人や病気、或いは他の人よりも目の感覚の鋭い人は2Dの方が良いと思うけど、そうでなければ3Dは面白いネタのひとつだとは思います。 [映画館(吹替)] 8点(2010-09-15 12:29:26)《改行有》

224.  ザ・コーヴ 《ネタバレ》 先ず言っておくけど、あたしはこの映画、嫌いだからね。 この映画の中でプロパガンダという言葉が出てくるけど、この映画こそプロパガンダだし(笑)。 ドキュメンタリー映画っていうのは、基本的に撮る側の意思が非常に明確になる物があるから、それを見てる側がどのように汲み取るかで評価は大きく変わると思います。また、ドキュメンタリーって別に公平性が必要な物ではないという事を知っていないといけないでしょうね。 基本的に反捕海豚の連中しか出てこないから、日本の側の人間が出てきても良い様にあしらわれているという感じにしかなくて、反対側の意見ってものは全くと言って良い程出されていないって事が公平に見るという目線では無くなっているから実は日本人側の立場はハナから弱いんです。そうした徹底的な映像的な操作は悔しいけど上手いんだよね。だから全く捕鯨や捕海豚の実態を全く知らなければコロッとだまされると思います。さらに、この映画は捕海豚の反対を明確に謳っている映画なので、そこだけを見れば良い映画って事になるかもしれない。基本的には自分たちの活動の正当性とその活躍(?)ばかりで、やっている事の半分くらいは正当性を欠く映像ですね。 但し、ここは誤解しないで欲しいのだけど、この映画は、映像的には良いかもしれないけど、内容的に正しいとは必ずしも言えないという事ですね。例えば、事前の話としては、海豚の肉は水銀濃度が高いから食肉としての危険を警告するものだという、この映画の主人公のリック・オバリーの話があったと思うのですが、そんな話は映画の中では、1割も出てきません。主張する方法も意図的に操作されている箇所もあって、大した主張では無いんですよ。むしろ、海豚に対しての感情的な意見など、彼らの一方的な都合でしか主張が展開されていないという点で、その意味ではかなり視聴者のインテリジェンスが試される映画ではあります。また、こういう映画ではよく使われる手法ではあるけど、騙し討ちや姑息な手を遣っているっていう点で、過去のドキュメンタリー映画と比較しても、出来は正直良くは無いですね。むしろ、この撮影をする為に色々と工夫をしたり夜中に人目を避けながら準備をするシーンを見ていると、やり方としてお粗末さみたいな物を感じられますしね。 基本的には見て欲しいという意味で6点を付けさせて頂きますが、映画的には2点、内容は1点が良いとこかな。[映画館(字幕)] 6点(2010-09-12 08:43:12)《改行有》

225.  エアベンダー なんだろうね?あのオリエンタルっぽい設定は。シャマランがああいうのが好きというのは良いとしても、物凄く微妙な感じがするんだよね。風の国がチベットやブータンあたりのインド北方の山岳民族、水の国はエスキモーとノルトラントのミックス、火の国が中東アジア圏、物凄くわかりやすくて単純なんだけど、相変わらず中東アジア圏が強大な敵というのがいかにもキリスト教的な思想に見えて仕方が無い。多分、これは悪名高き市場調査によるものなのだろうけど、アジア人としてあたしが見ると、非常に悲しくなってきます。シャマランはもうちょっとアジアの良き理解者だと期待してた分もあるかもしれないけどね。 物語は本当にグダグダでしたね。これ何本構成の物語にする気か知らないけど、無駄な説明が多い割りに、物語の途中が思い切り省略されていたりするので、物凄くバランスの悪さを感じました。これ2Dで観たのだけど、これの3D版って、この物語の薄っぺらさやバランスの悪さを誤魔化すために作ったんじゃないかと勘繰ってしまいます。[映画館(吹替)] 4点(2010-09-09 12:43:01)《改行有》

226.  春との旅 《ネタバレ》 いやー、完全にやられました。期待してなかった分、観た時の凄さがあります。 出ている役者は、ヒロインを除けばみんな名優で、役者の演技が全てという感じの映画でした。 仲代達也は勿論、それ以上に凄いなぁ、と思ったのが大滝秀治と香川照之の演技、 出てる時間なんて、二人とも10分も無いのだけど、仕草で演技をして見せるんだよね。 あれは凄いと思う。 引っかかったのは、ヒロインのガニマタの演技と撮り方と音楽かな? どうも監督の作意があったみたいなんだけど、作意以上に障害でも持っているとしか見えない様な演技で、でもそうした物を感じさせる描写や表現が全くされないので、変な演技だけが強調されて見えてしまった気がします。あれじゃ徳永えりが可哀想だったかな。 また、やたらと望遠レンズで撮っているのだけど、あれに何の意図があるのか分かりません。特に長男の家に行った時ね。カメラをパンして兄弟二人の会話から、兄の妻と弟の孫が別の部屋で、という撮り方なんだけど、変な間なんですよ。部屋を移動するとか、長回しの一発撮りという計算もあっての事なんだろうけど、無駄に間延びさせるだけで、そこにあまり効果があるとは思えないんですよね。 また、オープニングからかかる曲なんだけど、あれどう聴いても「Somewhere out there」(「アメリカ物語」の主題歌)の音を若干変えてるだけにしか聞こえない。 エンドクレジットにも無かった様なので、オリジナルというのであれば、非常に問題があると思います。この点が明確にクリアにならない限り、出来るだけ多くの人に見ていただきたいけど、ちょっと高い点はあげられません。(配給会社から連絡来ました。音楽は全くのオリジナルとの事。訴えられても文句は言えそうもないけど・・・) [映画館(邦画)] 5点(2010-09-08 12:27:18)《改行有》

227.  ソルト 《ネタバレ》 女性版ジェイソン・ボーンシリーズという印象が物凄く強いですね。アクション的には結構面白いと思いましたし、見せ方も悪くないかな、と。 但し、根本的な部分でツッコミを入れたくなる箇所が随所にありました。そもそもCIAのエージェント(スパイ)がこんなに派手なアクションはとらねぇぞと(笑)。どうも007シリーズから相変わらずエージェントの扱いが何でも出来るスーパーマン的な感じというのは、ちょっと悩む所だし、CIAのロシアエージェントに対してのボディチェックがあまりにも杜撰というのも頂けないですね。ついでに大統領の緊急警備基準の中に内部関係者以外(CIA)を入れるって事はありえない。こうした所のツメがちょっと甘い気がしますね。そもそも、長期潜伏エージェントの作戦発動方法にあれほど派手な方法を取ること自体ありえないから、その辺でどうも派手好みのハリウッド映画って感じから抜け切れていないですね。[映画館(字幕)] 7点(2010-09-08 12:21:20)《改行有》

228.  トイ・ストーリー3 《ネタバレ》 単純に楽しめました。前作、前々作を見ている人は、その段階を経ている分、感慨が深い方もいらっしゃるでしょう。そうでない人も、単純にこの映画だけ観ても十分に楽しめる作りになっているという所で楽しめたはずです。この映画の大きなテーマは多分「別れ」なんだよね。子供が大人になる段階で、それまで大事だったものをどのように手放していくか、最良であったもの、そうでなかったもの、それぞれ違いはあるにしても、必ず経験していく中で、観ている人にどのような選択をして欲しいかを明確に提示している点は評価するべきだろうね。大人から観ればそうしたことを思い出させる事になるから、ラストで泣けるのだろうと思う。映画ではおもちゃとその持ち主の関係で見せているけど、こうした関係は普遍性があって、どんなシチュエーションにも置き換えられるから、素直に観ていただければ、どなたにも共感できる作りにしてあるというのは本当に賞賛しても良いと思います。ピクサー(というよりはジョン・ラセター)はこうした精神をジブリから多く学び取っているみたいだけど、昨今のジブリ作品を観ると、ちょっとピクサーが手本にしたものからズレが生じてきているとしか思えないです。今度はジブリが、ピクサーを見習っていく必要があるかもしれませんね。 [映画館(吹替)] 8点(2010-09-08 12:19:58)(良:1票) 《改行有》

229.  魔法使いの弟子 ブラッカイマーの製作だと、作品的に派手になるのは当然なのだけど、それが良い作品になるか悪い作品になるかは本当に微妙ですね。これは比較的あたりの部類なのかもしれないけど、派手さばっかりという感じも多いですね。主人公はイケメンでは無いけど、何か、売れる前のトム・ハンクスを髣髴させる表情を見せたりして、かなり個性的な役で人気になるかもしれないね。[映画館(字幕)] 4点(2010-09-06 12:19:31)

230.  月に囚われた男 近年はこうした作品がなかなか映画にならなかったのだけど、久々に面白いのが出ましたね。 最近のSF映画というと、やたらとアクションでみせたり、異性人との第3種接近遭遇を見せたり、CGで派手にみせたりするばかりで、内容的に非常に重さを感じるSFって少なかったですが、これは物凄くテーマ性のはっきりとした、面白い映画ですね。 低予算であったから、逆にこうしたものが出来たのかもしれません。 非常に感心したのはガーティというサポートロボットだよね。物凄く無機質でありながら、彼の発する言葉や彼の行動というのは、非常に人間的であり、ガーティ自身のカメラの動きが人間の表情を思わせるような動きを表現するのは、この映画の面白さなんじゃないかと思います。普通に観ていれば、同時に、同じ人間と考えれば当たり前なんだけども、クローン同士の感情の持ち方というのは、ヒューマニズムを感じさせる面白い表現になっていたと思います。 低予算だからこその工夫なんだろうけど、派手さなんか無くとも、十分に面白いと面白い映画になっているし、SFファンなら、この映画は是非とも体験して欲しいと思う映画ですね。 [映画館(字幕)] 8点(2010-09-06 12:17:44)(良:1票) 《改行有》

231.  ベスト・キッド(2010) 《ネタバレ》 リメイクとしてはアクションが旧作以上にしっかりしていたし、全体的にしっかりとした作りになっていて良いですね。何よりもジャッキーが教える立場になっているというのが「蛇拳」や「酔拳」などで教わる立場だったのを考えると感慨深いものがあります。 と、褒めるのはここまで。 先ず、リメイクであることは判るのだけど、タイトルの「KARATE KID」は止めようよ(笑)。いくらアメリカ人が空手と中国武術(功夫)の区別が付かないのだとしても、どこかでその機会を作る必要はあるんじゃないかな?劇中で自虐的に言うシーンはあるけど、あれじゃちょっと弱いよね。 それといじめてる側の少年達が最後には仲直り、みたいなシーンは正直いらなかったと思うけどね。中国人のにたいしての印象付けを悪くしない為の配慮なのかもしれないけど、終わり方としてどうかなと思いますね。 この映画の根底にある、いじめ問題については一応描かれてはいるけど、それ以前に主人公が自らいじめを誘発するような部分というのはかなり頂けないと思ったし、彼の性格が終始鼻っ柱が強くて生意気なベタなアメリカ人という感じは、まるでドラえもんにすがるのび太君という感じを髣髴させ、最後まであまり変わらなかったのが非常に残念でした。それとこれが一番重要なのだけど、旧作におけるミヤギの弱い面として表現される家族の死について、旧作は日系アメリカ人に対する戦中の強制収容所収容や財産没収といった、アメリカの迫害問題という部分で作中に描かれたいじめ問題を強調し、同時にアメリカ社会の根底にある、差別や迫害を考えさせる映画になっている筈なのだけど、本作でも同じ様にハンの家族の死として描かれてはいるけど、そこまでの問題として、生かしきれなかったよね。天安門事件や中国の農村差別問題、自治区の問題など、表現方法はいくらでもあった筈なんだけど、中国側への配慮もあったのか、単なる事故死で終わらせてしまったという所がリメイクを中国でやった限界なのかもしれないですね。 良い出来ではあるけれども、旧作を越えられたかというと、やはり旧作には勝てなかったかな、という気がします。 [映画館(吹替)] 5点(2010-09-05 14:03:44)《改行有》

232.  ベスト・キッド(1984) 一種のカンフー映画(もっと言うとジャッキーチェンの映画のリメイク)なんだろうね。空手と言っているわりには中国拳法してるし、変なジジイが師匠だし。強敵に中盤でやられて最後に勝つ。でももう少し空手(もしくは中国拳法)を勉強して撮って欲しかったです。 但し、いじめや日系アメリカ人に対する過去の迫害など、こうしたものが裏テーマになっていて、その部分を端的に表現出来ていた事は非常に良かったですね。[映画館(字幕)] 7点(2010-09-05 12:18:42)

233.  東京島 《ネタバレ》 面白い。けど、かなりシナリオというか、設定に大きな穴がある。いや、こういう映画でそうしたアラ探しをしてはいけないのかもしれないけど、やたらと気になっちゃったからね。ラストで東京島を脱出したときに、なんで東京島の探索をその後でしなかったのかとか、そもそも東京島って日本近郊の島であるのに、知られてない筈無いよなぁ、とか。折角面白い内容なのに、そうしたところには微塵もケアされていないっていうのがどうしてもわからないんだよね。 役者はそれぞれ個性的な演技が出来ていて良かったのだけど、窪塚のちょっとぶっ飛んだ感じの役って良い加減パターン化してきてる気がする。もうちょっと演技に幅がある役者だと思っていたのだけど、何かを踏み外してしまったような感じがあるんだよね。[映画館(邦画)] 7点(2010-09-04 15:42:17)《改行有》

234.  さんかく 面白いのだけど、なんか腑に落ちない。 メインの3人は物凄く良いのだけど、脇がグズグズで、もうちょっとこの辺を何とかしたら名作にもなり得たと思うのだけど、ちょっと中途半端かな。シナリオ的には最初の数十分を見てしまって後半が予想出来ちゃうほどのペラペラ感があります。まぁ、これが現代の若者の感覚や感情にマッチするって事なのかな?役者的には小野恵令奈って言うんですか?あの妹役の子は。演技は兎も角、中途半端な美人って感じがとても子供っぽくて良かったと思います。演技の面では高岡蒼甫と田畑智子がちょっと今まで観た事の無い様な演技で非常に良かったと思います。[映画館(邦画)] 6点(2010-09-04 15:25:24)《改行有》

235.  ハナミズキ テレビ局が広告収入だけではやっていけなくて、作っちゃったという匂いのプンプンする映画ですね。歌ありき、役者ありきで作っているから、中身がカスカスになっちゃってるというのが痛々しくて、かなりツッコミどころが満載ですね。出会い、別れの繰り返しも、盛り上がりを見せる場所が皆無で、淡々と話が進行していくっていうのは2時間以上映画としてはある意味苦痛じゃないかな?物語も、進行していく傍から先の展開が読めてしまうという親切さなんだけども、その極め付けが主人公の先輩だよね。 木村祐一は西の方言以外はやらせてはいけないという事が良く判ったのが唯一の収穫かもしれないですね。 映画自身にはちょっと評価は付けられないですね。ガッキーの可愛さと、出演者の演技の頑張り分に得点かな。 本当に良い映画でした、どうでも。 [映画館(邦画)] 2点(2010-09-04 14:59:48)《改行有》

236.  SR サイタマノラッパー 《ネタバレ》 長編自主制作映画としてはあたしの見た中では久々のヒットかなぁ。 最初はかなりだらだらとした進行で、心配したのだけど、TKDのサンプル曲が流れるあたりからグンと映画に引き込ました。ラストのライムバトルは本当に凄かった。ラップ自体あまり詳しくは無いのだけど、そんなあたしが素直に感動してるんだよね。やっぱり、日本語でラップをする方が言語的に素直に心に響くのだろうね。この感覚って同じラップを扱った映画「8マイル」では味わえなかったので、物凄く良いと思いました。 [DVD(邦画)] 7点(2010-08-11 12:41:22)《改行有》

237.  FLOWERS フラワーズ 《ネタバレ》 全体的に良く纏まった映画になっていたと思います。4つの年代を跨いで3世代6人の女性を追うという作りは、面白いと思うし、全体の話で世代を繋いでいくという、大きなテーマ性を持たせたのも良いと思います。但し、難を言わせて貰えば、各年代を映像化する際に、いかにも当時のフィルム風を装う必要性が全くあたしには分からず、むしろそれが、非常に作り物感を産んでしまった気がしてなりませんでした。ああしたフィルム感って単に現代人がノスタルジックな感傷に浸る為の手法でしかなくて、その時代を生きた人の色が強く出てこないという気がするんです。 それと、昭和39年の3姉妹なんだけど、そこには姉妹以外の家族が出てこないのが引っ掛かりましたね。それと現代でその長女と次女が出てこないのも、ちょっと気になりました。映画的な配慮だとは思うのだけど、観てる側からすると気になるんですよね。 エンディングで5人の女性のその後を追っているから、その辺の配慮は要らないのかもしれないけど、それは映画的に綺麗に終えているだけで、物語的には単に希薄な部分をさらけ出している気がしてなりませんでした。[映画館(邦画)] 5点(2010-07-26 12:43:36)《改行有》

238.  インセプション 《ネタバレ》 いかにも最近のSFチックな感じのある映画でしたね。悪くないのだけど、やっぱりハリウッド映画的な緊張の作り方っていうのは相変わらずで、もうちょっと内容そのものを楽しめるように映画の引きになる部分を減らしても良いのかな、という気がしました。 あと、どうしてもこの手のシナリオは先が読みやすいのだけど、それを把握した上でのひねりみたいなものがあるというのは、良かったと思います。残念なのは、日本のイメージというのが相変わらずアメリカチックって事かな?多分、万人に分かり易いように、と考えての事なんだろうけど、あれが一応夢の中という事で、納得させようと考えてるのかもしれないけど、やはりあたしから見ると、どうしても違和感を感じざるを得なかったです。夢にしても城(天守)の立地とか内部装飾とかもうちょっとなんとかならないものですかね?[映画館(字幕)] 7点(2010-07-26 12:30:52)《改行有》

239.  借りぐらしのアリエッティ 《ネタバレ》 まぁ、最近のジブリ作品の中ではかなりまともな部類ではないかと思います。昨今の映画はやたらとドラマチックに作ったり、展開を面白そうな方向に持って行きがちなんだけど、借りぐらし達の生活や掟がどんなものなのかというのを表現するだけで、十分にドラマチックだと思うし、余計なものを展開させなかったというのはあたしは正しかったと思います。終わりかたやアリエッティと翔の思想の違い、お手伝いさんの行動について、あたしはあの違和感、不快感、不一致さというのを見せる事が大切な気がしますし、そうあるべき物語ではないかと思いました。  スケール的なリアリティというのが、あまりこのアニメには無くて、人間の大きさのリアリティだったり、小人の大きさのリアリティだったりと、かなりちぐはぐで、更に言えば、昆虫やカラスといった動物達のデフォルメの具合もバラバラで、物語の比重をリアリティに置きたいのか、ファンタジーっぽくしたいのか、とにかく中途半端な印象しか受けませんでした。  多少こうしたものには嘘があっても、それは見ている者のフィルタリングで解消されるものだけど、さすがにあれだけ中途半端にされてしまうと、ちょっと反応にも困りますね。例えば、アリエッティが泣くと涙が表面張力で大粒になって落ちるのだけど、そもそも物理的にあれだけの涙が何処から生まれてくるのかが分からないし、あれだけ泣いたら、アリエッティは脱水起こすしますよね? 別にああいったシーンでは、泣くと言う姿を見せるだけ良くて、ヘンに拘ったりすると、感情の持って行き方も中途半端になってしまい、なんともいたたまれないので、返って内容自体の面白さを失わせる要因になっていないかな、とも感じました。   それと、あたしは非常に気になったのだけど、日本を舞台にしておきながら、古くから居る種族の筈なのにアリエッティというイタリア系の名前っていったい何故?という至極当然な疑問があったりします(笑)。名前だけの話でなく、借りぐらしの生活スタイルが、現代日本の生活様式や古式日本の生活スタイルでもなくて、欧州風であるのは間違いないし、この物語自体の内容を考えても、舞台設定を日本にする必要性が全くありません。脚本も演出も変なところしか見えなかったですね。あたしが好きな部類のドラマだからこそ、返って魅力以外のものが沢山、見えてしまった気がします。[映画館(邦画)] 5点(2010-07-21 17:58:17)(良:2票) 《改行有》

240.  孤高のメス 《ネタバレ》 最近の医療系ドラマってどうもドラマ性を強くしてるきらいがあって、あたしには少々抵抗感があったのだけど、この映画に関しては、かなりドラマ性をそぎ落としているという感じがしました。勿論、最小限のドラマ性を組み込んではいるのだけど、かなり淡々としていて、実録モノに近い雰囲気を出しているので、かなり引き込まれて観る事が出来たと思います。手術シーンの撮り方が面白かったですね。普通のドラマなんかだと、役者のアップが多く入るのだけど、この映画は全体的に引き気味で撮ってたり、手先を撮っていたりするので、その部分でも、目新しかったのかもしれません。残念なのは市長役の柄本明が前半ちょっとオーバーアクト気味だったかな?全体が結構重厚な作りになっているのに、彼の演技でちょっと作り自体が勿体無いことになった気がします。多分、ギャップを感じさせたいという製作の思惑で、意図的にさせた演技なんだろうけど、柄本ぐらいの役者であれば、もうちょっと自然な演技をさせても、ギャップを演じさせることが出来たんじゃないかと思うんですよね。[映画館(邦画)] 9点(2010-07-12 01:55:22)

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