みんなのシネマレビュー |
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221. ガチ☆ボーイ かつて、ビートたけしが「「笑わせる」と「笑われる」では天と地ほども違う」と言ったことがある。 この映画の主人公は明らかに「笑われる」レベル。 でも、「学生プロレス」の「学生」だからいいのか? 自分は「プロレス」だから許せない。 学生プロレスだって、4年間で積み上げられるものがあるだろう。 何も積み上げていない主人公には、感情移入できない。[DVD(邦画)] 2点(2011-05-21 17:29:04)(良:1票) 《改行有》 222. ノウイング 《ネタバレ》 こういうの、週刊連載マンガで高校生くらいに見てたら大好きなんだけどなあ。 話の広げ方にすごくワクワクするから、たとえ結末がどうあろうと、途中を楽しませてくれたことに感激する。 でも、これ映画だし、今の自分は大人だし。 この映画をもう1回見たいかっていうと、まったくそんな気はおこりそうもないからなあ。 あ、でも、嫌いじゃないよ。 最後、「オイオイオイ、あれだけ頑張ったお父さん、ウサギ以下かよ!」ってツッコミつつも、結構楽しく見終わったから。[DVD(吹替)] 6点(2011-05-08 20:06:50)(笑:2票) 《改行有》 223. ウォーリー 未来のロボットは個性や感情が豊かなのに、未来の人間の方はかなり悪い意味で没個性。 「そういう映画なんだよ」と言われても、ちょっとなあ。 未来の地球の描写も含めて、なんか人間否定に見えて、子供も見る映画としてはちょっと好きになれない。 ストーリーはなんのひねりもないというか、何でもありというか、子供向きではあるんだけど。 ほとんどセリフなしっていうのも、途中でストーリーに飽きてしまう原因になってるように思う。[DVD(吹替)] 5点(2011-05-05 19:06:20)《改行有》 224. タイタニック(1997) 《ネタバレ》 公開当時、あまりに荒唐無稽な内容に頭きたことを覚えている。 公開当時なら、たぶん2点をつけたと思う。 だって、前宣伝はともかくとして、「タイタニック」という実名を使い、「上品な老婆の回想から物語が始まる」なんて手法なら、自分じゃなくたって、史実に基づいた話だと勘違いしても当然だろう。 ところが、話が進むにつれて、「え、こんなことありえる?」が次々と頭に湧いてくる。 そして、船が沈みだしてからも続く恋愛ゴッコで、はっきりウソ話とわかった途端、疑問は怒りに変わった。 「色ボケババア、今すぐ死ね。死んだ1500人に土下座して今すぐ死ね」って思ったもんだ。 あれから13年。 今回、レビュー書きたくなって見直したんだけど、当時の記憶よりずっと良かった。 自分が年取って丸くなったせいかなあ? 「若いうちの、こういう後先考えない恋愛もいいなあ」なんて思って見れた。 船が沈みだしてからの映像の迫力は、今見ても圧巻だし。 ただね、この映画、アカデミー賞で作品賞を含む11冠。 自分の好きな「ポセイドン・アドベンチャー」は、主題歌賞と視覚効果賞の2冠。 「これって逆じゃない?」って思う気持ちは、今でも変わらない。[DVD(字幕)] 7点(2011-05-04 02:58:43)《改行有》 225. ゾディアック(2007) 長い。 おまけになかなかストーリー進まないし。 でも、序盤の緊張感が最後まで続くのは大したもの。 最後の方、なんだかよくわからないまま緊張して見てたし。 あと、漫画家の彼女がちょっといい。 「メガネ萌え」って言うのかな?。 思わず幸せになることを願ってしまった。 ただ、見終わった後、映画トータルとしての満足感はどうにも小さいなあ。[DVD(吹替)] 6点(2011-05-01 14:25:47)《改行有》 226. キック・アス やっと見れた。 いつものビデオ屋の新作コーナーを毎週チェックして、「出てないなあ」なんて思ってたら、コレ、ツ○ヤ限定のレンタルなんだ。ようやく気付いた。 そんなことがあると思わないとか、ネットで調べようとか思わないって、もうトシかなあ。 ついでにビデオ屋って言葉も、もうジジくさい死語かな。これからなんて言おう。 それはさておき、映画の話。 前半は結構退屈だった。 R15らしく悪趣味なんだけど、なんかみんなヘタレだし。 しょうがないから、主人公が思いを寄せる女の子を一緒になって好きになっちゃったり。 でも彼女、こっちが勝手に清純派(これも死語?)と思ってたら、こっちの理想と違う言動取り始めるから、映画にのりきれない。 でも、クライマックス、映画史に残る見事なアクション! グロいくせに爽快って初めて見た。 最後の最後でヒットガール大好きになった。 彼女、なんかマスクしてるときの方がキュートに見えた。 ってことは、結局、この映画にうまくハマれたってことだ。 だけど、この映画は、テレビ地上波放送不可能な、映画好きだけのための秀作だなあ。 だってグロいし、前半退屈だし、マイナーだし、そもそもヒットガールの設定自体がちとヤバいし。[DVD(字幕)] 8点(2011-04-29 14:05:18)(良:1票) 《改行有》 227. ダウト ~あるカトリック学校で~ 派手な映像がなく、登場人物も少ないんで、舞台劇のようだなあ、と思って見てた。 あとでDVD特典見たら、やっぱり元はそうだった。 主演級は三者三様、自分は誰の味方にも敵にもならずに見てたけど、多分それで合っているんだろう。 そういった意味では完全に大人しか見れない映画でもある。 自分はキリスト教信者じゃないから、イマイチ状況を理解しづらかったけど、論争に迫力があって退屈はしない。 ただ、いい映画とは思うけど、もう1回見たいとか、他人に薦めたいとかいう気にはならないんで、この点数で。[DVD(吹替)] 5点(2011-04-23 16:24:47)《改行有》 228. ラブコメ 志の低い映画。 よく「テレビの2時間ドラマのよう」って映画を評する人がいるけど、この映画を見てから言ってほしい。とにかくハンパじゃないから。 金もかけなきゃ時間も知恵もかけてない。 自分なんか、プロデューサーの声が聞こえたから。 「○○ちゃーん、今日中に本書いてよ。ラブコメ風で。え、無理?でも明日とあさって撮りだから。人とロケ場所押さえちゃってるし。○○ちゃんならなんとかなるっしょ。じゃあ今日は明日のロケ場所分だけでもいいや。よろしく~」 って。 それにしても主人公の女、性格や仕事ぶりは男勝りだけど、恋愛になると優柔不断で卑怯って、どういう設定なんだ。 脚本家がヤケになったとしか思えない。 生まれも育ちも東京で、上野が昔からの遊び場なのに、「御徒町」が読めないってのも謎。仕事とプライベートのムチャクチャな公私混同ぶりも謎。 なんか、「こんなの見たオレが悪かったのかも」と自分を責めたくなる映画。[DVD(邦画)] 1点(2011-04-22 01:14:19)《改行有》 229. 11:14 なんかあざとい映画だなあ。ストーリー的には整合性取れてるのかもしれないけど、登場人物の誰にも感情移入できないから、見続けるのが苦痛。それから下ネタがギャグにもなってないのも困った。大事なものを落としちゃったとか、墓地でムチャしたらバチが当たったようにとか、70年代でもやってなかったんじゃないか。とにかく映像とか脚本とかアイデアとか、いろんな意味でプアな映画。登場人物もみんな頭も精神もプアなんだけど、アメリカ人だから大きな家に住み、車に乗り、銃も持つ。なんだかなあ。[DVD(吹替)] 2点(2011-04-16 17:38:39)(良:1票) 230. ベスト・キッド(2010) オリジナル版もかなり昔に見てるけど、ものすごく面白かった印象はない。 それから、オリジナルから今までの間に、総合格闘技やK-1のブームがあって、自分も結構熱心に見た。 その分、相対的に、古来の武術に神秘性を感じなくなってしまっている。 だから、この映画に食指は動かなかったけど、今回、家族の強い希望で一緒に鑑賞(笑)。 でも、結論から言うと、意外に面白かった。 オリジナル版より印象は上。少しだけだけど。 よかったのは、いじめの描き方が丁寧なのと、ライバルが本当に憎々しくて、本当に強そうだったから。 でも、倒れて動かない相手の頭に攻撃ってシーンは勘弁してくれないかなあ。 それも子供がやってるし。 映画だからって、家族が見るような映画なんだから、これはやりすぎ。[DVD(吹替)] 6点(2011-03-26 23:41:02)《改行有》 231. 涼宮ハルヒの消失 長い。なぜこんなに長いんだろう。 特に終盤、どうみても話の決着がついているのに、そこからが長いので、かなりイラついた。 この手のお話は、サラっと終わらせて余韻を持たせるのが常識でしょう。 そのくせ、肝心の場面は説明不足。 登場人物の設定、なんてのは脳内補完できるからまだいい。 一番不足しているのは、ヒロインの行動原理。 ガマンにガマンを重ねて、みたいなエピソードとか伏線とか、あと5分でいいから入れていたら、全然印象違っただろうに。 お話自体は、いい話だと思うから、本当にもったいない。 時間を半分にして緩急きちんとつければ、傑作デートムービーを狙えるのに、なんでわざわざ原作マニア向けにしちゃうかなあ。[DVD(邦画)] 5点(2011-03-22 23:10:47)《改行有》 232. タイタンズを忘れない スポーツには国籍も人種も関係ない!っていう現代に生きているので、どうにも話にのりきれない。そりゃあ、人種なんてつまんないことにこだわっているチームより強くなるでしょ、って思ってしまう。チームそのものの話より、人種差別の激しい町が高校アメフトを一丸となって応援しているうちに仲良くなっていく、そんな話を見たかったなあ。[DVD(字幕)] 5点(2011-03-21 09:57:48) 233. シムソンズ 女子高生役4人はみんなキャラが立っててカワイイし、コーチと伝説のコーチも魅力的。 ストーリーも泣きと笑いをほどよくブレンドして楽しい。 だけど、ちょっとなんだかなあ、と思ってしまったのも事実。 その原因は、シムソンズっていう実在した五輪出場チームをタイトルに使っているところ。 なら当然、お話も実話を基に作られていると思って見るけど、「そりゃありえないだろ」と思ってしまうこと多数。 決定的に違うのは爽やかさ。 実際のシムソンズは、五輪では負けてばかりだったけど、彼女たちは負け試合でもひたむきにかつ楽しそうにやっていた。 多くの視聴者はその姿に応援したわけだけど、この映画ではそうは見えない。 実在のチームをタイトルにしてるわりに、実在のチームや人に愛情が感じられない。[DVD(邦画)] 6点(2011-03-06 15:53:51)《改行有》 234. バトル・ロワイアル 特別編 ストーリーは矛盾だらけだし、主人公は影が薄い。 でも中学生同士の殺し合いを徹底的に描いて、かつ性描写はゼロ。 要するに、たくさんの客に来てもらえばそれでいいっていう映画。 この映画がきっかけで、暴力シーンが過激でエロはゼロっていう邦画がたくさんできたけど、やっぱり好きになれないなあ。 まあ、これの通常版の公開当時、ものすごく話題になって、自分もレンタル開始直後に見た記憶あるから、あまり人のこと言えないんだけどね。 確かに柴咲コウとビートだけしの存在感が大きく、見ていて楽しい。 でも、主演より脇役が目立ったら、それは映画としては失敗でしょう。[DVD(邦画)] 4点(2011-02-26 17:30:45)《改行有》 235. ヒックとドラゴン(2010) まいったなあ。 いや、評価が高いのは知ってたけど、これほどとは... ラストのエピローグ以外、ストーリー的には、どうってことないはずなんだけど... 最初のうち、ドラゴンに乗って飛ぶところは「宮崎駿パクってるなあ」なんて斜めに見てたんだけど... 最後の30分は、もうアニメであることを忘れてた。 最後の15分は、泣いて泣いてなんだかわからなくなって見てた。 だから、もう1回最初から全部見た。 こんなこと初めて。 子供向けハリウッドアニメのはずなのになんでだろう? 自分は最近、観客層のターゲットを明らかに細く絞りこんだ邦画と邦画アニメをよく見て、それにそこそこ満足してたクチ。 だから、こんなことがあるなんて思いもよらなかった。 とにかく、子供向けアニメだろうと、ベタなストーリーだろうと、演出次第で何百本も映画を見てきた観客の感情をここまで揺さぶることができる。 この映画は、映画の奇跡として、あるいは劇場用アニメの教科書として、長く長く語り継がれるに違いない。 DVD鑑賞のくせに、自分は勝手にそう断言しちゃう。[DVD(吹替)] 10点(2011-02-14 00:00:42)(良:3票) 《改行有》 236. ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い 結婚式前の男同士のバカ騒ぎってのは、自分もつきあったことあるなあ。 うん、会話の中身はこんなもん。旧知の男同士なんて下ネタばかり。 ただ、映画でやってることにはついていけないなあ。 だって犯罪なんだもん。引きまくり。全然笑えない。 いい大人が「酔っ払っていたので覚えていません」は通じないよ。 だから、ラストも「あ、そう。だから何?」って感じ。 というわけで、自分には合わない映画でした。[DVD(吹替)] 3点(2011-02-12 20:16:06)(良:1票) 《改行有》 237. 鴨川ホルモー 和風SF青春コメディ、ってことになるのかな。 って、そんなジャンル今まであったっけ。 設定も変則すぎて、ついていけないシーンが結構あって、ちょっと困った。 例えば「1000年続く神事」が「レナウン娘」とか、説明なしにやられても困る。 それに、鶴光とかパパイヤ鈴木とかの「俳優としては無名な有名人」を端役で出されても話に集中できなくて困る。 とはいえ、途中途中「なんだこりゃー」とツッコミながら楽しく見られるし、青春ものらしく爽やかにまとめてるし、結構好きですね。[DVD(邦画)] 6点(2011-01-30 17:34:37)《改行有》 238. フレフレ少女 この映画のことを全然知らなくて、見始めは、「応援団とは、また難しい題材を選んだなあ」と思った。 だって、自分もそうだけど、「応援団?昭和の化石でしょ」って感じだから、共感できそうもないと思ったから。 でも、最後まで見たら、この映画は応援団がテーマではなく、新垣結衣のためのアイドル映画とわかった。 セーラー服、メガネ、特訓、学ラン、恋......全部、新垣結衣を見せるためにある。 じゃあ、映画としてはダメダメかっていうと、そんなことはない。 確かにベタベタなストーリーだし、今風に無理なコメディシーンを入れてるから、ツっこみ様はいくらでもある。 でも、見終わった後、新垣結衣が好きになり、自分も誰かを応援したいなあと思った。 こういう前向きな思いを抱かせる作品は貴重。 この作品は、何も新しくないけど、アイドル映画として傑作。 もっと早く見たかったなあ。[DVD(邦画)] 8点(2011-01-23 03:25:23)(良:2票) 《改行有》 239. インセプション ものすごーくド派手な映像見せられても、「これは夢の中です」なんて言われたら、萎えることこの上なし。 そりゃあ、何でもありだよね。夢なんだから。 そんなこと考えてたら、もう開始30分で退屈になり、眠くてしょうがなかった。 これだけ映像に金かかってて展開もめまぐるしいのに退屈という、ある意味貴重な作品。 映画って、夢のような話をいかに現実っぽく見せるかだと思うけどね。[DVD(吹替)] 2点(2011-01-17 01:53:37)(良:2票) 《改行有》 240. 劇場版MAJOR メジャー 友情の一球 《ネタバレ》 野球少年である小学生が、全国大会に出場するため、投手として肩を壊すまで最後まで投げ抜く話。その後、右肩は再起不能となり、左投げに転向する。 小学生が肩壊すまで投げました、なんて話も許せないし、これを平気で映画化する大人達の根性が許せない。 映画の終わりに著名プロ野球選手の推薦コメントが出てくるけど、本当にこの映画を見た上でのコメントだろうか。 自分の好きな選手もいるけど、今からでも遅くない。この映画から取り消してほしい。 こんな映画が、簡単に世に出てしまうのはおかしい。どうしてもやりたいなら、15歳未満禁止で公開すべきだ。[DVD(邦画)] 1点(2011-01-15 14:11:54)《改行有》
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