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プロフィール
コメント数 2011
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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221.  モンソーのパン屋の娘 《ネタバレ》 ショートフィルムとは知っていたけど、あ、こんな終わり方?!と少なからずびっくりしました。いや、でもたしかにその後の展開なんて不要ですもんね。この30分間で世の男性の恋愛観をきっちりすっぱり描き切ってるもんね。ほんとロメールって奥底までさらけるなあ。巧くて正直で怖いなあ。 二股性向が強いか弱いかは個人差があるでしょうけど、‶恋の駆け引き”的な状況では誰でもちょっとズルかったりするもんです。男でも女でも。ちょっとこの話の主人公君は自信過剰気味で観ていてイラっとすることもあるけど。でも上手いこと本命の彼女とゴールイン(古い)しちゃうんだもんなー。腹立つなー。 それとさあ、女子を二人使うときロメールってイケてる金髪美女と垢抜けない子を並べるんですよね。作品によってはとても残酷にも感じるんですが、もう初期作品からこのやり方は確立していたんだ・・。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-06-20 17:21:51)《改行有》

222.  黒い司法 0%からの奇跡 《ネタバレ》 この映画の題材となった事件が80年代ということに驚きました。公民権運動が盛り上がったのが60年代、黒人に対して法がいかに無視されてきたか様々な形で世に発信されてきたのに。90年初頭になって起訴取り下げを訴えたその案件の変わらぬ不当っぷりには驚愕します。でっち上げの証人、自白の強要、弁護人や家族らへの脅迫。何十年たっても変わらぬやり口に「いつの時代だよ?」と呆れもしますが、いや21世紀に入っても‶Black Lives Matter"運動があったばかりでしたね・・。 映画の内容は幾多もあるこれまでの‶黒人差別を扱った法廷もの”とほぼ変わりません。起承転結のすべてが過去作品のどれかを思い起こさせます。それでもなお、観客の共感と憤りを呼び起こし、作品に集中させる力がこの映画にはあります。 弁護士役のM・B・ジョーダンが醸す誠実さや暴力に耐えるJ・フォックスの絶望した目、犯罪者でもある証人ティム・ブレイク・ネルソンの見るからに情緒の危うい佇まいなど役者陣の仕事ぶりも見ごたえあります。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-06-20 00:00:51)《改行有》

223.  悲しみは空の彼方に 《ネタバレ》 巷の高評価に反してわたしは今いちノレなかったです。メロドラマが苦手な性分のせいですね。それに人物のあちこちに話の主軸が飛ぶので落ち着かない。なんといってもサラ・ジェーンを主役に据えるべきです。 初めのうちこそ主役かと思われたローラはどんどん典型的な「善良白人」な描かれ方しかされず、つまらない。サラ・ジェーンだけが現代にも共感しうる苦悩を抱えたキャラクターで鮮烈です。母を拒絶し、同時に自身をも切り刻んでいる彼女の痛みにもっと寄り添ってほしかった。しかしこの作品はメロドラマであるので、サラの叫びすら観客のお涙を頂戴するために消費されてしまうだけなのですね。 古い映画ならではの感覚ズレもしんどかった。ローラはサラに「あなたたちを私たちが差別したことがあって?」と大真面目に言うのだけど、いやでもアニーは召使いで当然と思っているじゃないですか。貧乏だった頃はまだ幾分対等だったのに。売れっ子女優になったら主従関係になっているとはこれいかに。黒人の仕事=白人に仕える召使い、という感覚が制作含めて普通だったのだろうな。 プライベートで家にいる間もきっちりメイクとヘアスタイルで、大きなイヤリングもつけているっていうのも今ではやらないよね。ラストの葬儀なんて国葬かと思うほどの大仰さが演出としてもあり得なく、かつての映画としての記号が大変古臭く感じてとても苦手です。[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-06-17 00:30:50)《改行有》

224.  ANNA/アナ(2019) 《ネタバレ》 美しくて超強い無双のヒロインのアクションもの。ベッソンの十八番だけあって、ベテランならではのこなれた脚本とカメラが流石です。 なにしろ勢いがあるので、3年で無双スパイに仕上がる逸材がヤク中バカ男のところでDVにさらされてたのは不自然に感じるとか、KGBにスカウト(!)されるきっかけが海軍応募フォームだという雑な処理等、細部はほとんど気になりません。まあいいか、という感じです。 時間軸を戻してネタバレしながら展開する話はその都度驚かされて楽しかった。マッチョなKGBとインテリCIAを手玉に取る女殺し屋という構図も小気味よいですが、三者のさらに上を行く御大ヘレン・ミレンがラストをびしっと締めたのにはシビれました。角縁メガネで旧ソ連な髪形。しょっちゅう風邪気味のKGB女上官。この造形がすごく巧い。ルーク・Eが書類を指す手を一々払いのけるんですよね。鼻をすすりながら。酷薄に見えて実は、というのが話の肝です。ああしびれる。 新星サッシャ・ルスはアクションを吹き替えなしで、との志も高く頑張り屋さんのようです。現役モデルだけあって作中の衣装の着こなしやポージングは完全にプロです。この人の顔は角度や動きや服装で別人のように変わるのですね。演技はまだ固いですけどこの顔変化の特性を女優としてどう活かすかが楽しみです。[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-06-09 16:33:52)《改行有》

225.  夏物語(1996) 《ネタバレ》 これぞロメール翁の真骨頂と言いましょうか、よくこんな‶何も起こらないひと月”の話を‶人間を描く”それだけで引っ張って描けるなあ。 ロメール映画はいつでもどの作品でも画が素晴らしく美しい。本作は南仏の碧と紺の二層に分かれた海を背景に、陽射しと容姿端麗な若い男女ですもん。ああ眩しい。 画ヅラは美しいけれど展開している人間模様は少しばかりこじれた(こじれそうな)男女関係。撮り方を間違えたら安っぽい寸劇に堕ちそうな題材です。ロメールはいつもそうだけどさ。 優柔不断な男と彼を振り回す3人の女の子たち。彼女らは皆強気で積極的。フランスの女子ってあんなにガンガン行くのかしら。ガスパールときたらまあ、「どれも選べないわ」とばかり気弱っぽく体の前で腕を組んでああだこうだと理屈を並べる。マルゴにも言われてたけど、恵まれすぎじゃないですかお兄さん。 ロメールの凄いところは若い未熟な恋愛の模様を、今掬い取ってきたばかりのように新鮮な感性で見せること。迷っていじけてこだわって、自意識も強烈。ガスパールのような経験は実際にはなくとも、「たしかにあの頃はこんな感じ」と思い起こさせる力があります。[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-06-03 00:17:39)(良:1票) 《改行有》

226.  007/慰めの報酬 ご都合主義をぐっと減らして路線転換したクレイグボンド第2作。D・クレイグは歴代ボンドの誰よりも乱暴度が高くて、身体を張ったアクションも見栄えがしますが軟派じゃなくなったジェームズ・ボンドって妙に硬い。 愛想の無いクレイグボンドその人同様に話もなんか真面目で、Qの小道具やすっとぼけなボンド味がちょっと恋しい気もします。 お話はやや一本調子にも感じ、意外性に驚くということがないので前作よりはパワーダウンかな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-05-31 23:25:14)《改行有》

227.  ルース・エドガー 《ネタバレ》 ああー、これは大変ナイーブで微妙で、米国在住の黒人ならどストレートに響くのでしょうね。日本人の私はピンと来るとはいかずとも、そうなのか、そんな感じなのかと認識を新たにしました。 本作の主人公ルースは優等生で快活な好青年。オバマ元大統領に近い印象ですね。観てるこちらも好感を抱くものの、その「好青年」像は白人目線でのステレオタイプのそれであることが作品の肝なのでした。 「いわゆる黒人」(作品中のワード)ではないルースが自身の内に抱えているものが何なのか。提示される疑惑の数々と明かされない解答。この‶すっきりし無さ”がもやもやとフラストレーションとなってナオミ・ワッツ演じる両親らの目線と重なります。白人である両親はルースの味方に立つけれど、それだって息子が理想的な良い子であるからと考えると、白人と黒人間の感性の距離の遠いことにちょっとひるみます。 白人社会でサバイバルする為の処世術としてルースに優等生を(無意識にせよ)強いてきたオクタヴィア先生との心理戦はピリピリとサスペンスフル。対決は先生が敗れましたが、ラストに見せるルースの激しい苦悶の表情が彼の苦悩が解決していないことを伝えてきて、なんかもう米社会の複雑さに衝撃を覚える作品でした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-05-30 23:58:13)《改行有》

228.  007/カジノ・ロワイヤル(2006) 《ネタバレ》 歴代の007シリーズってちょっとTVドラマに似た気軽な雰囲気があったと思うのだけど、ここにきて脚本力がワンランク上がってしっかり映画作品になった印象です。実にまともなスパイ映画でした。Qのアイデア武器とかも一切無いし。 クレイグボンドはこれまでのどのボンドよりも不愛想で、英国紳士というよりは乱暴なチンピラ風情にも見えます。タキシード姿も上背に筋肉がつきすぎかな。動きにキレがあってアクションシーンは問題なし。ボンドガールは美人だし、敵役はミケルセンなのでこれまた奥行きのある多彩な表情を見せてくれます。定番の台詞をラストに持ってきたとは粋です。 新しいキャスティングは色々と難を言われるけれど、これだけスタッフのヤル気が感じられる作品でクレイグボンド、上々の滑り出しではないでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-05-30 23:25:06)《改行有》

229.  アップグレード 《ネタバレ》 ‶AIが人間を支配する脅威モノ”の分野でも新しいバージョン。今作は人間を丸ごと乗っ取ってしまうのでした。そしていつものごとくやっぱりAIの方が強いのね。 ネタとしてはよくあるものなんだけど、見せ方が工夫されていてちょっと目新しかった。AIのコントロール下で超人になっちゃう主人公が、自らの意思と関係なく狼藉を働く時のパニック表情やせりふが動きと真逆でコミカル味を出してたり。動きもまた2Dのゲームみたいなんですよね。コミカルな軽さに油断していると、かなりのビターエンドに心がひっぱたかれます。 100分という長すぎない尺も観易さに貢献していますし、コンパクトにきれいにまとまっている作品と思います。[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-05-27 17:55:19)《改行有》

230.  バトル・オブ・ザ・セクシーズ 《ネタバレ》 エマ・ストーンとS・カレルがもう凄くって。あの時代に起きた出来事をなぞっているけれど、二人が‶今進行形で生きている人”としてキャラを立ち上げてくれているので物語が生き生きと動いています。 ウディ・アレンの映画では眩しいくらいに可愛かったエマがキラキラ要素を捨て去って闘う女子選手になっていて、この振れ幅の大きさは女優としての力量を感じさせるものでした。スティーブ・カレルの熱演はもう大変です。熱量、高い高い。もうボビー・リッグスはカレルの仕事でしか思い出せないだろうなあ。 それにしても「女にも敬意を払え」と訴えるために男VS女の試合なんぞという見世物興行にも甘んじなければならなかったとは。当時の先達らの労苦をつくづく思わされる映画でありました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-05-21 22:45:16)《改行有》

231.  フィールド・オブ・ドリームス この映画に感動する人とはアメリカ人か、それと同じくらい野球が好きでシューレス・ジョーはじめアンラッキー・エイトの面々に同情を抱いている人。そして肉親とわだかまりがありながらも、ちゃんと心の底では情愛で繋がっている人。 二つがどんぴしゃにハマればこんなに心に響くファンタジーはないでしょう。たくさんの人がこの映画に感涙していて、そしてそんな人たちを羨ましく思うわたしです。[ビデオ(字幕)] 6点(2022-05-20 22:59:33)《改行有》

232.  LION/ライオン 〜25年目のただいま〜 《ネタバレ》 テレビの情報番組で15分もあれば紹介できる(実際見たことあるような)内容を2時間近くにふくらますのは脚本家も苦労したことでしょう。ドラマチックなのは近年急速に発達したIT技術で何万キロも離れた故郷を見つけ出すことに成功した、というくだりだけですもん。先進国ではたいていの人の日常は淡々と過ぎていくものです。ちょっと面倒な義弟がいたとしてもドラマにするほどのことではない。 どちらかというと前半のインドの混沌の方が圧倒的で、スラムドッグミリオネア再びといった描写には言葉も失います。孤児が道端で寝ていても大人は無関心で通り過ぎていく。あまつさえ犯罪者集団まで現れる。サルーが行政の保護下に入るまで何度もギリギリ犯罪者の手から逃れる場面があって、そんなインド社会の刹那なことにショックが強かったためオーストラリアで成人してからの後半は物語として完全にピークダウンした感がありました。構成としてあまり上手くいってないんじゃないかな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-05-18 23:35:20)《改行有》

233.  イエスタデイ(2019) 《ネタバレ》 「ビートルズが消えた世界」かあ。まあこうなるよね、という展開とオチ。でも全編にわたってビートルズ愛とリスペクトに溢れてて、もちろん楽曲が最高なので楽しかったです。 この世界にビートルズの記憶がある人が主人公ジャックのほかに二人存在していて、ついにジャックの前に現れるシーンがヤマ場の一つとなっています。ここ、意外な展開を見せました。てっきり泥棒呼ばわりされるかと覚悟したら、曲を甦らせたことに感謝された。や、これもし自分がビートルズの記憶アリ側の人間だったら、彼らと同じくジャックに感謝したくなるかもです。ある日持っていたCDもテープも消え、ビートルズの曲が聴けなくなる。狼狽するだろうし、そしてそれらを復刻できる技量の無いことにがっかりする。そんな時、‶新曲”としてだけど高い再現力でLet it Beがメディアから流れてきたら。ああ、演奏できる誰かがこの世に生き返らせてくれたと嬉しいでしょうねえ。 ジョン・レノンが凶弾に倒れることなく齢を重ねていたというアイデアも優しくて素敵でした。役者さん、そっくり。 ビートルズを前にして自らサリエリ役に甘んじて脇を務めたエド・シーランのユーモアセンスには脱帽です。 そうだそしてあの世界にはさらに‶ハリー・ポッター”を復活させる凄い人が出てくると良いですね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-05-17 23:49:11)(良:2票) 《改行有》

234.  フロッグ うわー凄い。鮮やかなミスリード、真実を知った時のカタルシス。構成力は超一級品です。 この作品を一枚の大きなからくり絵とします。端から時間の経過とともに目で追っていくと途中で紐が引かれて、それまで見てきた絵のパーツがひっくり返って違う絵が現れる。それが終幕までに何度か繰り返され、最後の紐が引かれた時現れた絵は最初と全く違っている、そんな感じです。 観ている側にあえて情報を伏せる場面もありますが、繋がりに不自然さが無いので違和感を抱かせません。騙され好きな方におすすめです。 なんだか不安な気にさせる音楽と映像も良いです。清潔感があって美しくでも冷ややかな画ヅラがとても印象的で、モデルルームのように生活感の乏しい豪邸のショットが頻繁に挟まります。大きな屋敷ってしん、としているだけで何故緊張するのでしょうね。 自動シャッターの巻き上げの部分とか冷蔵庫の電球がぽっと灯る瞬間とか、丁寧すぎるほどの描写にも注目。この映画全シーンが伏線みたいなものなので二度目に観たときはそんな何気ない場面のひとつひとつにも過剰に深読みしがちになりました。[CS・衛星(字幕)] 9点(2022-05-13 22:56:01)《改行有》

235.  ザ・ロック 人物のキャラが粒立っていて、人と人のやりとりが白熱する‶映画らしい”映画。ベテランらの演技はもとより、人物造形がきちんと考えられている脚本力が高いです。良い映画って台詞が上滑りせず、リアルに響くんですよ。台詞を自分のモノにしているコネリー、E・ハリス、ニコラス・ケイジの安定感ときたら。個人的にはニコラスのぼやきが一段良かった。 どちらかというと監獄でのメインパートより、カーアクションの出来の良さが印象的でした。これまで何百台と疾走&壊れるクルマを見てきましたが、本作のカメラが切り替わり過ぎないすっきり演出は屈指の見やすさと迫力でありました。 ところで常々思うんですがFBIとか刑事って職権振りかざして一般人の車を奪って犯人追跡の後、壊してしまうパターンが確立してますね。アレってちゃんと補償してくれるんですかね。街中で運転中に刑事には会いたくないなあといつも心によぎります。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-05-11 23:05:11)《改行有》

236.  セブン・サイコパス 《ネタバレ》 7人(6人)分のサイコパスの方々が入り乱れてのお話なんですけど、どうも一点に収束する力が弱くてまとまりに欠けた結果とっちらかって終わった印象なのですよね。物語上の架空のサイコパス氏もカウントに含めるものだから現実にリンクさせるのが難しく、脚本でも苦労したことでしょう。ベトナム人の件はとても無理矢理です。 ストーリー展開はだからちょっと肩すかしで面白いとはあまり思えないのですが、でも私けっこう観てる間は好感触だったです。 主要人物らが役にハマっていて生き生きしちゃってるんですよ。特にS・ロックウェルとファレルとウォーケンのバランスが良いです。何考えてるのか底知れないお調子者なロックウェルと茫洋と振り回されるC・ファレルと人生経験の差で達観した落ち着きを見せるウォーケン。そこに愛犬家の殺し屋ハレルソンがキレ気味に絡んでくる。この構成がドラマとして配置抜群で役者の演技力も申し分なし。乗せられてちょっと楽しかったです。ほんと、もう少し話に力があったらなあ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-05-10 17:22:06)《改行有》

237.  007/消されたライセンス 《ネタバレ》 T・ダルトンボンドの作品は脚本がすっきりしていて観易いのだけど、その分今回はちょっとヒネリが無さ過ぎかも。でもまあ敵役はおっかないし火薬の量はすんごく多いし、普通に楽しめました。 Qが現場に出てきた!とか久々仕事のできるボンドガールの存在が大きいとか(ボンド、彼女がいなければ3回くらい死んでますよね)、見どころも多々あります。 若きデル・トロが見られるとは思わなかった。とてもキレてる殺し屋を好演でした。さすがです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-05-03 14:41:23)《改行有》

238.  誰かがあなたを愛してる 《ネタバレ》 ラブシーンの無い恋愛映画を観るのなんて久しぶりです。なんという控えめな恋描写でしょう。アジア人の奥ゆかしさの美質を感じますね。 チョウ・ユンファがロマンチックのロの字もないキャラクターなので、そういう雰囲気に持って行きづらいということもあります。でも良いですねこの二人。東洋人ならこういう気持ちの塩梅は良く分かるのではないでしょうか。すぐにアイラブユーとか濡れ場とか何でも丸出しにすればいいってもんじゃないよね。 プレゼントの時計とバンドの行き違いなんて、時代錯誤なほどにすれ違いの黄金パターン。や、すごく良かった(笑)。ぐっときました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-05-02 23:17:39)(良:1票) 《改行有》

239.  カセットテープ・ダイアリーズ 《ネタバレ》 タイトル(オリジナル)からしてスプリングスティーンのデビューシングル。もはや映画がスプリングスティーンの楽曲で構成されているといっても過言ではないですね。歌詞も一々表示されるのだけどコレが主人公の置かれた境遇にどんぴしゃで、実話ベースと聞かされてなかったらレコード会社のプロモーションかと思っちゃいますね。 父親への反発、社会からの差別、追いかけたい夢。それに加えて恋と友情、とジャベドの10代は絵に描いたような青春グラフィティの記号であふれています。ありきたりといえばそうだけど、ロックミュージシャンに心を支えられて無茶ができるのはティーンエイジャーの特権で、誰でもちょっと身に覚えのあるあの頃を瑞々しく蘇らせてくれる作品でした。 上の世代のお父さんの苦悩もちゃんと説明してあるのも共感の幅を広げられていると思います。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-04-26 19:11:47)(良:1票) 《改行有》

240.  スター・トレック(2009) キャラ良くテンポ良く、アイデアも練り込まれた王道の娯楽映画の風格でトレッキーでなくとも普通に面白いと思いました。 冒頭から目を引く迫力の展開は掴み万全。畳みかけるように地上のカーレースへと流れる展開には驚かされました。少年カークが‶1回目の断崖アクション”を披露するぜいたくさであります。これだけでカークの性格を描写し切って船長紹介を済ませてしまう手際の良さです。高い脚本力を感じます。 トレッキーならば周知のキャラクターらを一見さんにもすぐ飲み込めるように話の中に配置して、並行して込み入ったタイムワープストーリーを展開させてゆく。すでに名のある作品をリメイクするのは新規作を手掛けるよりむしろ難しい面があったことでしょう。エイブラムスの手腕の高さが決定づけられたと思います。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-04-24 18:35:22)《改行有》

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