みんなのシネマレビュー
camusonさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 405
性別 男性
ホームページ https://camuson.exblog.jp/
自己紹介 自分のブログに映画や本の感想文を書き溜めておりましたが、読まれることが絶無のため、こちらに出張しております。
もし興味がありましたら、弊過疎ブログにもお越しください。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順1234567891011121314151617181920
21
投稿日付順1234567891011121314151617181920
21
変更日付順1234567891011121314151617181920
21

221.  太陽を盗んだ男 《ネタバレ》 人間、衣食足りると刺激を求めるのでしょうか。沢田研二が演じる高校の物理学教師は、傍目には何の鬱屈も不満もなく、好き勝手に生きてるいように見えますが・・・たいした理由もなく、狂気の行動をとるところ、作品として行動の理由を説明しようなどとしないところ、今なお古臭さを感じさせず、色褪せません。東京の街並みは、70年代臭が強く漂うのですが、これはこれで、味があります。いい撮り方をしています。原爆を組み上げるシーンは、なかなかマニアックな力作で、ワクワクしますね。作り手は、手を抜いちゃいけないところをよくわかっています。ただの爆弾ではなく、原子爆弾にした脚本の慧眼。役者の魅力を最大限引出し、ディテールの描写も疎かにしない。アクションも迫力があり、最後まで予想の付かない展開。日本でも、低予算であることに逃げない娯楽作品がつくれるのだなあと感じ入ることができる傑出した作品です。[DVD(字幕)] 10点(2023-05-09 17:37:17)(良:1票)

222.  アルゴ 《ネタバレ》 1979年のイラン革命時の在イランアメリカ大使館人質事件を題材にした作品です。アメリカ大使館からカナダ大使公邸に逃げ込んだ6人の大使館スタッフを、CIAが「アルゴ」という仮想の映画をでっち上げ、映画撮影クルーに偽装して救出するという、映画みたいな本当の話を実際に映画化しましたという作品です。何度も言いますが、映画みたいな、驚くべき実話なのですが、いざ映画にしてみたら、思いのほか驚きが得られなかったなぁというのが率直な感想です。あくまでも主役はCIAの彼と大使館員で、メインはシンプルな救出劇なので。この歴史的背景ならではの、深みがあまり感じられません。相手がイスラムだと深みに嵌まれないのも分かりますが。大使館員達が占拠される前にシュレッダーにかけた書類を、イラン側が子供達を使った人海戦術でサルベージするなど、ちょっと面白い描写があったりはするのですが。まあまあ、そこそこスリルを楽しめる作品にはなっているかと思います。[DVD(字幕)] 5点(2023-05-09 17:35:19)(良:1票)

223.  マッハ!!!!!!!! 《ネタバレ》 原題はองค์บาก。オンバクという発音で、たぶん仏像の意味。センスのない邦題が多くて、色々とまいっているところですが、これは当たりの部類じゃないでしょうか。邦題に何の脈絡もないところが逆にすごいです。とにかく冒頭の木登りゲームのシーンが圧巻です。お前ら猿かと。その後、村の守り神であるオンバクの首が盗まれ、木登り勝者で、村一番のムエタイの使い手の主人公が、盗まれた首を取り返しに都会に出るという単純明快な話です。気持ちのいい本物の格闘技アクションです。主人公は途中で、盛り場の賭け格闘技に巻き込まれ、外人格闘家と闘う羽目になるのですが、そのうちの1人の日本人の小物感に笑いました。意外と強くてさらに笑うのですが。[DVD(字幕)] 8点(2023-05-09 17:31:06)

224.  イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 《ネタバレ》 第二次大戦時に敵国ドイツの暗号情報解読を成し遂げた英国人の実話に基づく物語。主人公は学者で、天才肌な変人で、研究第一で友達できないタイプ。元々チームワークという概念を持たず、孤立気味だったのですが、実力はあるので、チームのリーダーの座を勝ち取ります。使えないスタッフを解雇し、優秀な人材を集めることに。選抜試験のクロスワードパズルを自分よりも早く解いた女性がチームに加わり、その美人で優秀な女性に触発され、チームに打ち解ける努力をするようになります。暗号解読のための機械(コンピュータの原型)を開発し、難易度の高い暗号をなんとか解読するというのが前半。暗号解読の喜びも束の間、話が暗転するのが後半。後半、ナルホドと思わせる展開なのですが、前半の予定調和的な流れがちょっとイマイチでした。暗号解読において、劇中ひらめきで解読にいたった手法は、本来、基本のキだと思うのですが、どうなのでしょう?あと、二重スパイが発覚するところが、いまいちピンと来ないというか、思わず膝を打つような切れ味がないというか。何で見つかるかなぁという。また、物語の中にチューリング・テストを組み込んだのが、いたずらに複雑になってやしないかと。さらには、天才主人公の現在の人間性に至る説明として、しばしば学生時代の回想劇が挟まるのですが、現在の凜々しい人間像(内面・外見共)と乖離しているのが、違和感が残ります。以上のような気になるところを除けば、総じて、地味目な話を地道に密度高くつくり込んでいるなと思いました。[映画館(字幕)] 7点(2023-05-09 17:26:40)

225.  蜘蛛女のキス 《ネタバレ》 原作未読です。タイトルからミステリアスで妖艶で、ブラジル映画であることから野性味溢れる濃い~い作品を期待したのですが、まったく想像していたものと違いました。牢獄の中の2人の男の会話にほぼ終始しています。2人のうち1人がホモセクシャル。もう1人の政治犯の男に対して、昔見た映画について語り始めるのですが、それが劇中劇として映像で再現され、牢獄での2人のやりとりと交互に進行していくという洒落たことをやっています。劇中劇の雰囲気も含めて欧州的な香りがするので、ブラジルというよりもアルゼンチンっぽいなと思ったのですが、後で調べてみると原作がアルゼンチン作家によるもので、監督もアルゼンチン出身でした。納得しました。牢獄の中の話を長く引っ張った割に、牢獄を出てからの話があっけなく、ちょっともったいない感じがしました。劇中劇のヒロインと、政治犯の昔の恋人と、むさ苦しいシーンの中の数少ない花である割に、2人ともちょっとビミョーだなと思ったのですが、後で役者が同一人物だと知りました。まったく気付きませんでした。あと、なんか牢獄の中に調理器具まであって、結構住みやすそうでした。海外では結構あるパターンのようですね。[DVD(字幕)] 4点(2023-05-09 17:24:20)

226.  アフガン零年 《ネタバレ》 冒頭。ブルカを着た人たちの群れが逃げ惑う姿と、お香屋の少年がお香をぶん回しつつ人懐こくつきまとってくる映像で引き込まれました。ブルカ団が群れになって動くとマジ恐い。蟲的な怖さがあります。タリバン政権下での女性の不自由を描いた作品です。内戦で父親を亡くした少女が、女性では稼げないことから、男装して、なんとかやっていこうとするという話です。画(え)に語らせていく手法が、アフガニスタン人監督ながら、映画をよく知っているなという感じです。(付録の監督へのインタビューでは、ソ連で映画を勉強したとのこと。なるほど納得です。)[DVD(字幕)] 7点(2023-04-29 17:08:40)

227.  ファニーゲーム 《ネタバレ》 卵とゴルフボールは冴えたアイディアですね。卵の男の鈍臭さと図々しさと来たら・・・デンジャラスのノッチみたいな人を、長袖半ズボンにしたのも、いいセンスです。終盤はあっさりしていて、あまりネチっこくない、ネチっこくするときりが無いですから、良かったと思います。リモコンのアイディアは、作品そのもののリアリティを削いでしまうので、入れない方が良かったと思います。[DVD(字幕)] 8点(2023-04-29 17:06:27)

228.  切腹 《ネタバレ》 タイトルが単刀直入ですね。シナリオはそれほど単純ではなく、後段になって、前段の顛末のいきさつが分かるまったく飽きさせない展開です。これまで仲代達矢という役者の良さがなかなか分からなかったのですが、本作の仲代達矢は文句の付けようがないです。昔の役者は日本人離れした顔立ちがはっきりした人が多く、絵になるし、大物感がありますよね。丹波哲郎と三國連太郎があまりに男前で驚きました。三國連太郎は晩年の爺さんの印象が強く、本人だと気付きませんでした。あと、切腹をした石濱朗という役者は初めて名前を知ったのですが、BUCK-TICKの櫻井敦司似の色男ですね。岩下志麻は若いけれど岩下志麻です。[DVD(字幕)] 9点(2023-04-29 17:04:41)(良:1票)

229.  バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 《ネタバレ》 時代を行ったり来たりして忙しい割に、単調なんですよね。PART1から4年空いた分の復習で、PART1の現代(今は過去)と絡ませてるのですが、実質的にはジャイアンみたいなのから雑誌を取り返すだけの話で、ジャイアン自体に華がないから。PART1に比べて疾走感、爽快感も不足気味。名作と聞いてBOXで購入したので、PART3もたぶん見るとは思いますが、そうでなかったら続きは見なかったでしょうね。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2023-04-29 17:01:06)

230.  青いパパイヤの香り 《ネタバレ》 裕福な家庭の邸宅に雇われた少女の視線で、家庭内の出来事を描いていくという主旨だとは思うのですが、実のところ何を伝えたかったのかがまったく不明です。ほとんど言葉が発せられることがなく、映像だけでじっくり間をおいて見せていく手法で、映像技術は確かで、映像は美しいと思います。ですが、エキゾチシズムを刺激するような東洋趣味を混ぜ込みつつ(しかも何故かしばしば日本的なものが含まれる)、文学的な雰囲気を醸し出そうとするあざといねらいが透けて見えてしまい、苦痛を感じてしまいました。ベトナム人によるベトナム人のための映画ならば、例えつまらなくても、ベトナム人を映す鏡として興味の対象になり得るのですがね・・・。女の子の子役が可愛かったのだけが救いだったので、成長して役者が代わってからが辛かったです。[DVD(字幕)] 2点(2023-04-29 16:58:39)

231.  ロスト・イン・トランスレーション 《ネタバレ》 外国人のフィルターを通した東京の景色は、日本人として、興味深く見ることができましたが、それ以外は結構退屈な話でした。日本人だと楽しめる要素があると思いますが、海外で何が評価されたのかはよくわからないところです。雰囲気映画ですかね。[DVD(字幕)] 5点(2023-04-26 18:00:21)

232.  WINDS OF GOD/ウインズ・オブ・ゴッド(1995) 《ネタバレ》 今井雅之が特攻隊ものを舞台劇でやっていて、海外でも評判が良かったというような話は聞いていました。舞台を見に行くのはハードルが高いので、映画版を見ておこうかなと。やはり舞台で場数を重ねているだけあります。脚本がシンプルで、無駄なく、無理なく、よく練れてます。笑いと涙のバランスが絶妙です。出戻りしてきた隊員の戦闘機を奪うところなんか絶妙です。漫才師の漫才はクソつまらないのですが、それも演出の内でしょう。キャストも、よくハマっているんですよね。童顔でなかなか使いづらいかなと思う小川範子もはまり役でした。[DVD(字幕)] 9点(2023-04-26 17:53:49)

233.  NO 《ネタバレ》 実話に基づいた話。ピノチェト軍事独裁政権下の1988年。国際的圧力から政権信任の国民投票を行うことに。SI(信任)とNO(不信任)の両陣営に許された選挙活動は、テレビの深夜枠15分×27日間のみ。国際世論に向けた茶番、出来レースであることは、何より、強権政治に馴らされた国民が感じていて、NOに投票するリスクを負うくらいなら棄権するという風潮。不信任陣営の幹部は、勝負ははなからあきらめており、与えられた放送枠を使って、過去の暴虐の被害を訴えることに固執ぎみ。そんな中で、不信任陣営に協力を請われたCM屋(主人公)が、国民を投票所に向かわせるべく、暗い過去を語るのではなく、明るい未来を示すイメージ戦略によって、本気で勝ちに行く。というような話です。未来志向といっても、まさにイメージ戦略のみで、政治的な内容は空っぽなのですが、そのおかげで、生臭くならずに済んでいて、絶妙なバランスが保てていると感じました。主人公イケメンの涙目が印象的。いい歳してスケボーはどうかと思う。[DVD(字幕)] 7点(2023-04-26 17:49:09)

234.  雷撃隊出動 《ネタバレ》 雷撃とは日本海軍の航空機による対戦艦魚雷攻撃のこと。戦意高揚映画ですが、南国で軍服も半ズボンで、やあ久しぶりと同志が酒飲んだり、碁を打ったり、トランプで遊んだり、慰安映画を見たりと、楽しい雰囲気が強調されています。物資不足で闘いたくても飛行機がなくて闘えない様子や、それとは対照的に捕獲した敵兵の「物量が豊富な米軍が負けるわけがないじゃない」という発言を特に否定しないなど、結構、ぶっちゃけた内容になっています。圧倒的物量差の解決策として、1人が10人と相討ちすればいいじゃない。簡単じゃない。というような感じで、楽観と言うより、もはや諦観ですかね。人が死にますが、湿っぽくない、からっとした戦争映画です。映像は戦闘機や戦艦が格好良く見えるようかなりこだわっていると思いました。プロペラがたくさんある飛空艇がファンタスティック!(九七式飛行艇)[DVD(字幕)] 5点(2023-04-26 17:46:35)

235.  天井桟敷の人々 《ネタバレ》 「天井桟敷」と聞くと、まず寺山修司のアングラ劇団のイメージがあって、詳しくは知らないのですが、禍々しいイメージがあって、屋根裏の散歩者的な何か?と連想していたのですが、調べてみたところ劇場の最後部、最上部のことらしいです。勉強になります。仏語原題はLes enfants du Paradis(楽園の子供たち)。天井桟敷関係ないがな。さて、作品についてです。紛う方なき大作です。フランス映画に対して、予算と人をふんだんに注ぎ込んだ大作のイメージをあまり持っていなかったので、驚きました。しかも、ナチス占領下のフランスですからね。ある女と、それに関わる4人の男の話で、軽い恋から重たい愛まで各種取り揃え。ヒロインは整った美人ではないのですが、自由奔放で自分の気持ちに正直ながら、只の足軽女とは言わせない品格を合わせ持っていて、なかなか魅力的です。軽薄でキザな役者男が、役者人生を貫いていて格好良かったのと、恋愛に真摯な無言劇男が、最後こじらせて痛々しかったのと、本当いろいろだよなぁと感慨にふけることができました。[DVD(字幕)] 7点(2023-04-26 17:41:36)

236.  ヒドゥン・フェイス 《ネタバレ》 山椒魚は悲しんだ(T_T)酔っ払って音楽に合わせて指揮者のまねごとしちゃうこと。アルアルわかるようんうん(笑)って本職かいっ!しかしながら・・・こんなにも残念じゃない貧乳があるものかと。これが微(美)乳というものでしょうか。トータルで均整が取れていて、表情に少し残る少女っぽさが輝く感じです。作品としては、ホラーサスペンスになりますでしょうか。筋書きはシンプルながら、密度が濃く、中だるみしません。アイデアの勝利ですね。あり得ると思わせるリアリティがあることが大切で、チープ感が出たらアウトですが、そこはきちんとわきまえています。[DVD(字幕)] 8点(2023-04-23 15:59:25)

237.  リトル・ミス・サンシャイン 《ネタバレ》 ファミリーコメディー。極端ながら、いてもおかしくないと思わせる主要人物の丁寧なキャラづくりの勝利ですね。そこがしっかりしてるので、ストーリーがごく自然に流れていきます。特に自己啓発セミナー講師の父親のうんざりするほど押しつけがましいのが良かったですね。ファミリーものであり、ロードムービーでもある、二度おいしいつくりです。[DVD(字幕)] 8点(2023-04-23 15:54:09)

238.  ソーシャル・ネットワーク 《ネタバレ》 facebookの創設秘話。主人公は創設者マーク・ザッカーバーグ。私が、個人的にfacebookに興味がなく、当然ザッカーバーグにも興味がないことから、見るのが遅くなってしまいました。facebookのサービス自体に興味がなくても、その周辺には何かしら面白いことがあるかなと、思い直して見たわけですが、結果的には、あまり楽しめませんでした。facebookの成長過程を追う過去パートと、facebook創生期にアイデアを共有していた元同志達から訴えられ、いくつかの係争をかけもちでこなす現在パートとが、交互に切り替わりつつ進んでいくのですが、現在パートの係争は簡易的なもので、張り詰めた緊張感が感じられず、メリハリ面では、あまり効果的ではないように思いました。同じ係争を複数抱えていることで言えば、某巨大掲示板の元管理人なんかの方が、よほどネタとして面白い気が。しかし、アメリカの映画に出てくるアジア系の女って、化粧の派手さが独特で不快ですよね。一体全体どこから来るセンスなんだろう・・・。ヤマンバくらいに振り切れていれば、笑える分だけまだよいのですが・・・[DVD(字幕)] 4点(2023-04-23 15:52:37)

239.  アクト・オブ・キリング 《ネタバレ》 インドネシアで1960年代に起きた100万人規模の大虐殺(赤狩り)の加害者に密着したドキュメンタリー映画。当時はプレマン(free manの訛りらしい)と呼ばれる近所のチンピラが、大虐殺の実行を担っていたということです。その大虐殺実行者達が何人か集まって、学芸会よろしく、当時の虐殺を再現したりして、それを一歩引いてドキュメンタリーとしてまとめたものです。ちょっと落ち着いたパンチパーマのヤクザ風爺さん。腹で威圧するタイプの業界人風の仕切りたがりのデブなおっさん。この2人が主人公ですが、役者だと言われれば疑わないほど、素人では出せない迫力があります。何ら悪びれる様子もなく、簡便な方法として開発した針金で首を絞めるやり方を実地で解説したりする一方で、被害者役を加害者が血まみれになって演じてみたり、虐殺後にみた悪夢に現れる亡霊を前衛的なメイキャップで再現したり、被害者達が加害者に対して「殺してくれてありがとう」と次々と口にする妄想を再現したり(それなんて補完計画?)、加害者達にとって、ある種のセラピーになっているとも受け取れる、なかなか複雑なことになっていて、虐殺加害者のドキュメントというより、この映画を作るプロジェクトに参加する加害者達のドキュメントになっていて、メタ構造な上に、更に訳の分からんセラピーにもなっているという。もうね。訳が分かりません。[DVD(字幕)] 8点(2023-04-23 15:46:30)

240.  グロテスク(2008) 《ネタバレ》 初めてのどきどきデートの男女が、ある男に襲撃を受け監禁され、拷問・人体破壊に苛まれるという話。まだ恋が始まる前段階の男女のくすぐったい関係と、容赦ない人体破壊行動との落差、あまり狂人然としていない加害者像など、なかなかうまいなと思います。ただ、良くも悪くも、ここまで来ると、ギャグとして認識されてくるんですよね。特に、エンディングは笑ってしまいました。「魍魎の匣」かよと。[DVD(字幕)] 6点(2023-04-23 15:44:08)

000.00%
110.25%
281.98%
3184.44%
44611.36%
56716.54%
68821.73%
76716.54%
87418.27%
9297.16%
1071.73%

全部

Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS