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プロフィール
コメント数 2526
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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2381.  エラゴン/遺志を継ぐ者 《ネタバレ》 『スター・ウォーズEP4』を頭の中から排除して見る、ってのが凄く困難なんですけど・・・。ご丁寧にそっくりなショットまで存在してますしねぇ(夕日眺めるショットね)。自然と『EP4』とどこが一緒でどこが違う、って見方になってしまって。簡潔に言ってしまえばメリハリのない生ぬるい『EP4』。主人公に魅力が全くないのが致命的。常に悪だくみをしてるような表情で、小物感漂っているのがイヤン。物語が最初から読めてるような状態で、目を見張るような箇所は映像にしても演技にしても演出にしても一箇所もないので見ていて眠い眠い。いいシートの映画館だったら危なかったですよ。日本で5本の指に入る大きさだけどシートの座り心地最悪、って老舗大劇場で見たから寝てもいられませんでしたけど。日本最大チェーンのお正月大作として登場したのだから、ドラゴンをメインにした一大バトルを期待してしまうところなんですが、そこは下手をすると『ダンジョン&ドラゴン』未満。なんかショボいぞ。あちこちから借りてきて、そのどれもが本家を超える事は決してないという、B級感漂う大作ではありました。そうそう、ところでこれって原作からして『パンツァードラグーン』シリーズより後なんですね。赤ちゃんドラゴンから飛び立つ!ってあたりは『ツヴァイ』によく似てますね・・・。[映画館(字幕)] 3点(2007-01-20 21:57:48)

2382.  4人の食卓 《ネタバレ》 こういう映画って、真相を色々と考えながら見るじゃないですか。ところがこの映画、点と点とがちっとも線で繋がってゆかずにいつまで経っても点が拡大するばかり。どこまで謎を引っ張るんだぁ?ともったいつけたのろのろ展開にイライラしてたら、結局点は点でしかありませんでした、という映画でびっくりがっかり。いや、こんなんで映画になるんだったら、もうなんでもアリよ? 伏線のように思える部分が別になんでもありませんって状況ばかり(娘二人を殺した母親は、主人公の過去は、ヒロインのダンナと警備員の会話はナンなのよ?)。子供がモチーフになっているようにも思えますが、そこにある種の嫌悪の視点が感じられて不快だったりしますし(そして、子供はどう考えても物語において重要な意味は持ってなかったり)。道端で遊んでいる子供がトラックに潰される映像なんか、技術的には凄かったりしますが、人としての感覚は最悪ね。結局これは子供である事の過去なんてウザいからとっとと忘れて早く大人になりなさい、って酷く残酷な映画なのかも。子供を物体としてしか捉えてないような感じでしたからね。それにしても、韓国映画はどうしておしなべて男がぐだぐだとハッキリしませんかね? ジメジメしてて鬱陶しいったらありゃしない。ああいうのこそが韓国人男性の一般的なメンタリティだって事?[DVD(字幕)] 3点(2006-12-23 01:28:02)(良:1票)

2383.  恋する神父 《ネタバレ》 タイトルがおかしいですよね。「恋する神父」じゃなくて「恋する神学生」ですねぇ。最初からかなりキツい映画でした。もう同期の神学生のバカさ加減にイライラ、それに巻き込まれながら何を伝えるにも態度がハッキリしないギュシクにイライラ。結局ギュシクのハッキリしない態度は延々とラストシーンまで継続してゆく事になるのですから、もう辟易、と。ギュシクとボンヒはお互いを嫌っていたのに、いつの間にか好きになってました、っていうのがなんで?みたいな状態。二人のエピソードが積み重ねられてはいますけど、せいぜいがマイナス状態からゼロ状態になりましたって程度にしか見えなくって「愛してる」ではなくて「なんとなく好き」って感じがせいぜい。ペンダントをそっと渡すシーンなんて、あれ、ギュシクの未練や姑息さが感じられて「いやらしいわぁ」としか思えなかったんですけど。全編がひたすら空回りによって構成されているイライラ映画でした。大体、この役ってクォン・サンウに全然似合ってない気がして仕方ありません。イ・ビョンホンやカン・ドンウォンみたいな端整な顔立ちをしたタイプ向きで、悪ガキみたいなサンウだと、ラストシーンの涙に女々しさしか感じられません。泣きの演技は似合わないと思うんですけどねぇ。始めにサンウありきな企画だったんでしょうけれど、題材の選択ミスかな。キリスト様も、こんな映画のネタにされたんじゃたまったもんじゃないですねぇ。[DVD(字幕)] 3点(2006-12-13 01:35:30)

2384.  ダンサーの純情 《ネタバレ》 こういう、せっかくの基本設定を脚本が台無しにしてる映画を見ると、本当に勿体なくてガッカリします。素人の中国娘を一人前のダンサーに育てる、っていう部分はいいのに、まず悪の存在を設定してしまった事で、物語のベクトルにブレが生じてます。しかもあろう事か、物語は悪の勝利と主役の敗北という、全くこちらが望まない展開をした挙句、愛さえあればいいんだというオチに突入するに至っては、呆れてしまいます。ダンスを題材にした映画であるにも関わらず、結果的にダンスそのものを否定してしまってるような状態。韓国のダンス界は汚れてますとでも言いたいのかいな? クライマックスのダンスシーンはカット割りが細かすぎて、ダンスがちゃんと見えてきません。見た限りではちゃんと踊れてるように思えるのだから、もう少しカメラをキチッと据えて見せてくれればいいのに。そうそう、ヘタクソな状態の時に空想シーンで綺麗に踊れちゃってるヒロインを見せてしまってるのもダメ。たとえ空想でも役者としてこの程度は踊れますという証明を入れて見てる側の期待と不安を払拭させちゃいけません。韓国映画は男がグダグダと女々しい映画が多いのですが、これはその代表格とも言える感じで、まーホント見ててイライラするぅ。ヒロインの視線が曖昧なのが気になる映画でしたが、それが映画の中身そのものを象徴しているように思えました。[DVD(字幕)] 3点(2006-12-12 00:48:16)

2385.  南極日誌 《ネタバレ》 ハズレでした。んー、ロケーションの風景が素晴らしくて、だけどそれゆえに後半になると怒涛のように現われる「合成です」ってハッキリしてしまう画面に冷めます。登場人物全員がキャラ的に面白くもなんともなくて、ずっとむすっとしていて全編陰鬱。ひとりひとり消えてゆく事になっても、思い入れが全然ないので恐怖感が湧いてきません。ホラーなんだかサイコサスペンスなんだか半端な状態でずっと物語が続くし、捜索隊は一度ヘリが出てくるだけで、あと何やってたんだか判らないし。ソン・ガンホはキューブリック版「シャイニング」のジャック・ニコルソンの如く、最初からおかしいんじゃないの?って感じにしか見えませんでしたし。太陽がずっと空にあって、風景がずっと白くて、その中で狂気に駆られてゆくっていうのが主題ならば、なんだか思わせぶりなイメージショットが多すぎですね。結構贅沢な環境で作られた映画だとは思うんですけど、私としてはこんな退屈な映画にしちゃって勿体ないなぁ、としか思えませんでした。[DVD(字幕)] 3点(2006-11-05 01:17:13)

2386.  サウンド・オブ・サンダー 《ネタバレ》 冒頭の恐竜のCGが出てきた時点で「ああ、この映画にはナニも期待しちゃダメだ」とは思って、アタマをB級映画モードにシフトさせはしたんですけどね、それでも退屈しちゃいました。『バタフライ・エフェクト』よりもずっとバタフライ・エフェクトな映画なんですけど、納得のゆく説明一切ナシで、強引に物語が進んでゆくので、いちいち「ちょいと待ってくれ、その理屈は正しいのか?」って思いながらの観賞になってしまいました。変化の波が必然としてやってくるのならば、質量不変の法則が正しいとすると、物質の辿った経緯によって人間そのものの存在が進化の歴史順による変異以前に消えてしまう可能性はすっごく高いワケですけれど。そもそも、蝶一羽の生死でそこまで塗り替えられてしまうというのはさすがになさそうですし(現代の菌を持ち込んだ、とかいうのならば話は別ですけど)。そういう部分に納得できないので、物語のメインとなるサバイバル部分にちっとも現実味を感じず、「オチは判ってるんだから早く進めてよ」って感じになってしまいました。まあ、「歩いてるフリ」にCGを合成するというショボさにはさすがに笑わせて頂きましたけど。CG全体が、XBOX360あたりでもリアルタイムで楽々処理できちゃいそうなレベルで、そこまで予算なかったのかとちょっと同情したり、「カプリコン-1」のハイアムズがこんな映画を撮ったのかと悲しくなったり、だけど同情で点入れても仕方ないですし。せめて登場人物の誰かに魅力を感じられれば良かったんですけどねぇ。[DVD(字幕)] 3点(2006-10-08 00:15:00)

2387.  立喰師列伝 これを80年代末から90年代初期にフジテレビの深夜30分枠で見せられたらそこそこ面白かったかもしれないです。でも、この「ウゴウゴルーガ」の1コーナーみたいなシロモノに延々とつき合わされるのははっきり言って苦痛。空疎な創作を見せられてもなーんにも面白くありません。語られる膨大な昭和~平成の立喰師の解説に何らかの意味があるのか、って言えば、別に全然なかったりしますし(当然、戦後の日本の歴史と外食産業の推移についてのマジメな物語、ってワケじゃないですしね)。映像にしたって「マインド・ゲーム」の実写コラージュ部分や「キューティー・ハニー」のハニメーションとどこが違うの?って状態ですし、演技のシロウトはたとえ写真の合成であってもシロウト臭さを醸してしまうし。こういう一発ネタはどっかビデオのオマケにでも仕込んでおいてくれればそれで十分って気がします。押井監督のスノッブな部分だけがコラージュされたシロモノでしかないので、「押井監督サイコー!」って人以外にはツラい映画ですね。[DVD(邦画)] 3点(2006-09-28 00:57:55)

2388.  オトシモノ 《ネタバレ》 Jホラーの出がらし状態でした。もうね、やってる事が毎度お馴染みの例のアレ、って説明だけで済んじゃうような映画。呪いのビデオや呪いの着メロの代わりに呪いの定期券があって、「リング」の貞子が立ってて「呪怨」の伽椰子と少年がずる~りずる~りしてますって状態の、安易に持ってきました感が非常にお手軽。しかも恐怖シーン自体は少なく、恐怖っぽいかも、ってシーン(「弟切草」の意味なし館内移動シーンのような)とコケ脅しシーン(古典的な、物語に全く関係のない嚇かし系)が大半を占めるので、短い映画ながらダレ場たっぷり。でも、クライマックスだけは定番から外れて、この映画独自の展開になります・・・が、映画として単に壊れちゃいました、って暴走しちゃってるだけだったり。一連の事件の元となる筈の存在が、全然事件との繋がりが見出せない、訳の判らない状態で、それで何をどう納得しろと言うの?って感じ。取って付けたような友情物語は、そもそもそこに至るまでの友情が描かれていないのでドラマとして成立してませんし。でも、この映画最大の問題は銀のこし調の画風で全編を統一したために、役者の顔色が全員とっても不健康な色に映り、登場人物全員幽霊顔というとんでもない事態に陥っている事ですね。沢尻エリカは肌がフラットな白にトンで目だけが真っ黒という状態ですし、色黒系な若槻千夏や板尾創路は土気色。ホラー映画であっても女優は美しく撮るべきだと思うんですけどねぇ。こんな映り方では女優陣にとってこの映画は将来、忘れたい黒歴史にしかならないんじゃないかなぁ。[試写会(邦画)] 3点(2006-09-26 01:00:51)(良:2票)

2389.  鉄人28号 《ネタバレ》 冒頭からしばらくはかなり楽しめました。昔の『鉄人』の感覚を大事にしつつ、子供の物語を展開させて、その上災害絵葉書映画『日本沈没』(樋口監督版)なんぞよりもよっぽど凄い「大変な事になってる東京」を見せられて、「これはかなりイケる映画なんじゃ?」と思いました。鉄人に辿り着くまでがタメ過ぎでしたけど、それも鉄人大活躍!のためのタメだと思えばこそ・・・。しかし、正太郎がヘタレて映画失速。しかもあろう事か、以降、正太郎ヘタレっぱなし。延々とヘタレた少年を見せられ続けるという苦行状態に突入。感情移入もヘッタクレも消滅してイライラするばかり。映画全体がヘタレたモノになってしまいましたとさ。どう考えても正太郎グダグダ部分が長過ぎ、20分は削れます。その上、この映画やたらにタメが多くてイライラさせられるんですが、肝心な緊迫した展開の中ですらタメを存分に織り込んでいて、もう本当にダメな邦画の見本状態。そんな事してる暇があったらさっさと動け!って状況だらけ。クライマックスなんて、あのタメのせいで全員被爆しちゃってるとしか思えないんですけど。その上アレやコレやのパクリ状態ですし。豪華キャストの意味もない、薄~い扱いの人々(クレジット2番目の蒼井優ですら大して印象に残らないポジション)、結局あんまり活躍しない鉄人など、最初に期待を持たせただけに落胆も大きな映画でした。こういうのは、ちゃんと娯楽映画を撮れる人達で作ってくれないと・・・。[DVD(邦画)] 3点(2006-09-25 00:39:23)

2390.  機動戦士ZガンダムII 恋人たち うーむ、1作目はガチャガチャなりにも楽しめましたが、2作目に来てやっぱり付いてゆけなくなりました。もうね、物語、状況、背景をきちっと説明する事を放棄している上に(映画の開始から何の説明もなく物語途中でぐんぐん進んでしまっては昨日1作目見たばかりであっても戸惑いますわ)、今回とっても重要となっているハズのドラマの部分すらも、ちゃんと描かずダラダラっと放出してるだけでは、もはや何を楽しめと言うの?っていう感じ。誰が死のうがどうなろうが、それに対するキモチもちゃんと描かずにどんどん先に進んでしまったんじゃ、映画として死んでる状態だと思うんですけど。もうまるっきり血が通ってないの。「恋人たち」ってサブタイトルから連想されるモノが、実際には壮絶な速度で流れ去ってゆく「カタチ」として存在してるだけで、その看板を下げている意味自体は全く感じられないという凄まじい事になっています。「なんだかゴタゴタした人たち」とでも付けておいてくれた方が親切ってモンです。エピソード削ってでもキッチリ描くべき部分っていうのがあると思うんですけどねぇ。あと、フォウなんかは新作カットよりもテレビ版の時の方がデザイン良かった気がします。なんだか新作カットのキャラクターはウツクシくないのだなぁ。美しいのはMSばかりなり、か・・・。[DVD(邦画)] 3点(2006-09-21 00:36:51)

2391.  SURVIVE STYLE5+ 天丼ってさ、1つ盛り込んでおけばいいんじゃないかなぁ。幾つもの天丼を仕込んで、その天丼全部に魅力がなかったら全滅でしょ(ちなみに天丼、ってお笑い用語で繰り返しネタのこと。ネタを反復させる事で徐々に笑いを作ってゆくスタイル)。「これ面白いでしょ?」みたいなネタをごってりと盛ってきてるけれど全然笑えませんでした。なんか自分のネタを自分で笑ってるみたいな自己完結型お笑いが多いなぁ、って。で、天丼&その場その場の単発ネタで、流れを作ってないので、ノレないとおしまい。最後まで見るのがツラいツラい。ガイ・リッチー気取ったつもりがオシャレし損なって厚化粧、みたいな、意味ありそうで実は大した事言ってないでしょ?みたいな感じの映像が連なっていて苦痛。腐りかけのフルーツ盛り合わせみたいな映画でした。もっとも最大の問題は、「PARTY7」を借りるつもりが間違えて借りてきた、って事ですかね・・・。[DVD(邦画)] 3点(2006-08-20 01:09:34)

2392.  チルソクの夏 《ネタバレ》 ぎゃー! 私はこの映画のコ達と同じ時代の世代なワケですが、いくらナンでもここまでアレじゃないですよぅ。あれじゃ中学生だ・・・。それにしてもすっごい古臭いセンス。「ロミオとジュリエット」をまんま引用しちゃったり、海に向って「バカヤロー!」って叫んだり、友達が歌いながら登場したり。舞台になった70年代だったら通用するか、っていうとその頃でも古臭いであろう、ある種永遠の古臭さ。そもそも脚本がエピソードを盛り上げるための刹那的な作りになっていて呆れます。メイン4人が、友達同士だっていうのに、画面上の時間が全てみたいな会話をしてるし(例えば1ヶ月経過してて、その間一切の会話がなかったとしか思えない状態だったり)、夜の9時から花火大会が始まったり、何故かわざわざ見送りに間に合わないタイミングで飛び出したり(脱走するくらいならさっさと最初から行ってればいいワケで)。韓国と日本の間にある問題は、単なる障害物みたいな扱いだし、とにかくもーセンスのなさ加減にぐったり。でも私にとって最大の問題はこの監督が現在撮影中の「夕凪の街 桜の国」ですね。奇跡のようなマンガだけに、映像化しないのがいちばん正しい選択だって思ってる原作が、この映画と同じセンスで映画化されちゃったら、もー泣くに泣けないですよ・・・。[DVD(邦画)] 3点(2006-08-11 00:31:52)(良:1票)

2393.  ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島 《ネタバレ》 「時をかける少女」が名作だったので細田守監督の名をキーワードに借りてみたのですが、演出とか以前に脚本がダメでした。とにかくひたすら空回り。幾つかのエピソードを同時進行させる中盤では、見せ場がバラバラになってしまっていて、テンポが悪くて仕方ありません。大々的にアクションが展開するシーンなどは、ひと息に見せるべきだと思います。それにキャラクター同士の絡みもテンポを悪くしてしまっている要因になっていますし。「ワンピース」を知らない人間にはこの映画ではキャラクター関係がちっとも理解できないというのに(そういう人はいないという事を前提に作られているのでしょうけれど、私は知らないんです。「ジャンプ」もう30年読んでないし・・・)、説明ナシのゴタゴタした描写だけが延々続くという状態。作画なんかはメリハリがあってCGとのマッチングも上手く行ってたりもしてましたが、全体的にはめっちゃ雑。メインタイトル部分が綺麗で期待を持たせただけにガッカリな状態でした。そして映画後半はボロボロ。展開のダラダラさ加減も去ることながら、グロテスクで陰惨な展開となり、ひたすら暗い状態。一応コレ、子供枠、昔で言うところの東映まんがまつり枠で上映された映画ですよね? 東映の上層部は脚本段階でチェックしないのかなぁ? 子供の情操教育にはめちゃくちゃ悪いアニメですのー。今の東映アニメーションにだって、いいモノはあると思うんですけど、子供相手の商売っていうのを、もう少し考えて頂きたいところではありました。【追記】ネットで細田監督のインタビューを読んだところ、プロット段階と脚本と実際の映画には大きな差があるようで、となるとこれは細田監督の問題なのですねぇ。「ハウル」降板事件の顛末を投影なさってるようですが、それを見に来た子供に背負わせるのは良くないっ(笑)[DVD(邦画)] 3点(2006-08-09 00:37:12)

2394.  ぼくんち サイバラもんはこの原作にしても他のもんにしても、ダメな大人がいっぱい出てくる、っていうかダメな大人しか出てこないようなワケで、可愛らしい絵柄との壮絶なギャップが独特な味を生んで、そこはかとなく可笑しくも悲しい世界を作り出しているワケです。だけどこの映画はと言うと、実写になる事でシャレにならずに悲惨なだけな部分と、リアリティが抜け落ちた部分と、甘い部分とが半端に混在してなんだか腑抜けたモンになっちゃったねぇ、って。とことんビンボーで暴力的で身勝手でしょーもない世界でのた打ち回ってるけど、それでも生きてる、って社会の最底辺の感覚がね、よく理解できてないのかな、と。そこが判らなければ、その感覚を伝えることなど到底無理な訳で。ここまでは酷くないけれど、しょーもない大人達をイヤというほど見てきて、でもそれが普通のことだと思っていた子供時代を過ごした私にとって、原作は名作でもこれはなんだかバカにしてんの?みたいな感じに映ります。奇麗事で語るな、とは言いませんけど、この映画、セリフとは裏腹に幸せのハードルを無意識に高く設定してると思いますよ。映画の視点がそこに暮らす者の目ではなく通りすがりの傍観者の目、って感じでした。[DVD(邦画)] 3点(2006-08-06 01:46:48)(良:1票)

2395.  日本沈没(2006) 《ネタバレ》 「誰だ!この映画を作ったのは!!誰が『さよならジュピター』をリメイクしろと言ったぁ!!」と見終わって思わず海原雄山のようになってしまいました。言いたい事はいっぱ~い!あるんですが、全然書ききれないので要約して書いてみます。構成平板で、大惨事感じず、日本の危機感じず、気がつけばいつの間にやら沈没進行、安易に実写かスチールにCG合成、特撮シーンを全部途中で切るか炎や水で埋めて誤魔化し、俯瞰ばっか「神の視点」ばっか、監督特撮マインド喪失?、草彅大根リアクション薄い、ドラマ嘘臭い、人間ドラマ政治ドラマリアリティなし、脚本ツッコミどころ満載、ダサい音楽鳴りまくりでウザい、人の避難風景、単なる飛行機や道路の実景だらーっと映すだけ、エド・ウッドでもできる、数千万の犠牲者が出てるようには全く見えない、っていうか全く描いてない、見たいシーンが全然足らないのに一方で間延びして退屈な草彅と柴咲のシーン・・・えーと、原作や前作との比較以前に問題があり過ぎちゃって。ただ言いたいのは、あちこちの企業、組織の思惑、力関係を元に映画作るんじゃなくって、もっとマジメに映画作りましょうよ、いい加減閉じたオタク思考で映画作るのやめましょうよ、って事。「N2爆弾」とかって、バカじゃないの?[映画館(邦画)] 3点(2006-07-16 23:21:50)(良:2票)

2396.  ICHIGEKI 一撃 《ネタバレ》 ヒロインの女性刑事が大してセガールに接触していないうちに「過去に何かをしていた」事を見抜きます。スゲーね。でも残念、見てる人達はみーんな、このヘンな服を着た大自然大好き!動物最高!な長髪のおっさんが、過去にどっかの組織の工作員かなんかしてた、って事は最初っから知ってるのですよ。そう、映画が始まるよりもっと前、セガールが主演だって時点で。さて、この映画、人身売買組織に対してセガール怒りの瞬殺アクションが炸裂!と思ったら、どーもやたら物語を追うのに忙しい状態。人間を描くよりも、アクションよりも、とにかく物語を説明せにゃならん!とばかりにひたすら登場人物があっち動きこっち動き、と。にも関わらず、ワケ判らん状態なんですね。セガールが過去に関わっていたらしい組織と、人身売買組織と一体どんな関わりがあるの? 大使館経由って、どんな国際的背景があるの? 売られて行っちゃった女の子達は結局どうなっちゃったの? つーか、あのボスらしき人物はどういうポジションなの? もう、あれだけアクションもキャラクターの魅力も描かずに物語の展開ばかりに腐心してるというのに、ぜーんぜん!物語が見えてこないという、とんでもない事になっちゃってる映画です。肝心のアクションシーンはと言えばセガールの動きが明らかにもっさりと鈍く、省エネモード突入しちゃってますし。この映画の唯一の見所と言えば、だから、このテの映画にしてはミョーに綺麗に撮られた東欧の風景くらいのものですね。よくロケが許可されたなぁ(しかも「ダ・ヴィンチ・コード」みたいな映画じゃなくてセガール映画だ)、って空間がいっぱい出てきますから。観光気分だけ味わえるセガール映画ってのもどーかとは思いますが。[DVD(字幕)] 3点(2006-06-29 00:31:39)

2397.  フォーガットン 《ネタバレ》 先に宇宙人ネタだっていうのを知っていて見たので、ヘンな落胆はしないで済む・・・と思ったんですけど、なんですかこりゃ? やたら綺麗な音楽やカメラ、ベテラン俳優たちのシリアスな演技に隠された、とてつもないZ級マインドに唖然。ジュリアン・ムーアがさっさと人間でないものの仕業と割り切ったり、なのに絶対息子を助け出せる!と自信を見せたり、その根拠は一体何処から湧いてくるのか、映画を途中で止めてちょっと説明してくださ~い!って思う超展開の連続。真剣な展開になろうとするたび「ちゅど~ん!」と脱力系な高橋留美子風ネタでごまかされてしまうし。まさか、クライマックスの重要な部分まで「ちゅど~ん!」でケリが付いてしまうとはさすがに思いませんでしたよ。あの後、やっと核心に迫るのかと思ったら、ジュリアンは息子が戻ってる!ってどういう根拠からか自信見せるし、平和になっちゃってるし、終わっちゃうし。それに実験の意味するところが理解できなくて、それは酔っ払ってこの映画見てるからなのかぁ?いやいや、シラフでも判らん、と。「ねらわれた学園」の峰岸徹の宇宙人よか理解不能ですよ。母の愛を描くのに、これが相応しい物語だと真剣に思ったこの映画のスタッフ&キャストには、もう脱帽。ゲイリーには気をつけろ!という娯楽映画の決まりごと(シニーズ、オールドマン、ビジー。クーパーは除く)はきちっと守ってましたけど、そんなとこ律儀に守ってもねぇ。[DVD(字幕)] 3点(2006-06-17 22:45:05)

2398.  シュリ 《ネタバレ》 絶対お薦め!と太鼓判を捺されて無理矢理DVDを手渡されて見たのですが、うーむ、感動できませんでした。感動的なラブストーリー、っていうのがここまでグロでスプラッタな悪趣味でいいのかいなぁ?っていうのがいちばんの印象。生首とか、自爆とか、そういうのもどうかと思うんですけど、それより死んだヒロインが妊娠してました、なんて最後に語っちゃうの、どう考えても悪趣味としか言い様がないと思うんですが。それを語ると感動的なんですか? そんな事語られた方はイヤーな思いしかしないんじゃないですか? それに南北分断を題材にしながら、それを活劇と悲劇のエッセンスに矮小化してしまう(個人の感傷に帰結してしまう)ような描き方にも疑問たっぷり。私にとっては「マイケル・ベイでもお手本にしたんか?」とツッコミを入れたくなるだけの映画なのでした。[DVD(字幕)] 3点(2006-05-17 21:25:07)(良:1票)

2399.  クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ踊れ!アミーゴ 残念ながら、クレしん映画の中では今まででいちばん面白くありませんでした。元々、いろんなネタを我が物として吸収しちゃってみせるクレしんなのですが、今回はSFホラー仕立てへ持ってゆくための演出が、クレしん世界との融和性がとりづらいのか、前半部分ではやたら空回りでモタついている印象を受けました。中盤の完全なるSFホラーワールドは純粋に楽しめました(風間くんが、頑なに母親を信じようとする部分なんか、健気で良かったです)が、肝心の起承転結の転がスコッと抜けちゃってます。いきなり脱力系な結(オチ)が延々ダラダラと繰り広げられるという、クライマックスは一体どこへ行ってしまったの?みたいな展開。ま、まさかコレで終わりなハズないよね?って状態で終わりを迎えてしまった印象です。ボディスナッチャーものとサンバという、ちっとも繋がらない題材を持ってきて、それが繋がらないままに放り出されてしまった状態。従来のクレしんは、その不条理&おバカな題材でも力技で繋いで納得させていたんですけれどねぇ。今回、どういうワケか下ネタにブレーキがかかってない状態なのも、微笑ましさを越えてかなりヒキ気味。作画がテレビレベル、ゲストキャラクターのデザインに魅力がない、などの欠点もあり。「感動させろ」とは言いませんが、映画としての基本的な構成、流れは納得できるレベルに持って行って欲しかったですね。※ついでに【ネタバレ】最後に出てくるジャッキーのパパ(シャア声)は『ポピーザぱフォーマー』のパピー、『塊魂』の王様とイメージカブってますなぁ・・・[映画館(邦画)] 3点(2006-04-30 16:49:21)

2400.  サハラ(1983) あれ?大きい劇場で上映してるハズだったのに、小さい劇場に変わっちゃってる・・・と期待して見に行った私をガッカリさせたのですが、映画の中身を見て納得。男装の麗人、カーレースに出場!って設定から受けるイメージと、実際の映画の中身とにかなり差がありました。ねえちゃん、どこをどう転んでも男には見えないヨ!って状態から始まり、レースはどうしちゃったのよ?つーかナンの映画よコレ?って展開になり、そんなのアリ?ってオチに。この映画の脚本を書いた人は、相当に柔らかいアタマだったのでしょうね。レースものでラブロマンスでアクションですって聞けば、なんとなくイメージが生まれるでしょうが、そのイメージを打ち砕く超展開ですもん。最初から最後まで場当たり的に行動するヒロインに、ありきたりな人物像の破壊という意欲が感じられます。ウソですけど。[映画館(字幕)] 3点(2005-12-07 22:48:53)(笑:1票)

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