みんなのシネマレビュー |
|
2441. 白い家の少女 「青酸カリはアーモンドの香り」、この映画で知りました。でも、アーモンドチョコに入ってる、あの炒ったアーモンド臭ではなく、実の匂いらしいとか、推理もので青酸=アーモンド臭い、とゆーのはあまりに安易な描写であるとかいうのを知ったのは、最近の事。それはともかく、まだ子供の頃のジョディは、不思議な雰囲気を持っていて、この映画の寒々とした風景に見事にマッチしていました。物語はあんまり面白いと思わなかったのですが。6点(2003-12-07 14:52:40) 2442. ショート・サーキット ナンバー5は、感情が芽生えたとは言え、規格から外れた落ちこぼれロボット。落雷直撃でらりらり~、仲間達と同じ行動を取れなくなっちゃう、レールから外れた脱線人生。でも、だからこそ面白くて愛すべき存在で。個性って大事なんだね、って映画でした。クライマックスの、当時ノッてたジョン・バダムらしいアクションも嬉しい感じ。ちょっと「E.T.」から持ってきました、みたいなシーンが多いのは気になりましたが。6点(2003-12-07 14:12:29) 2443. ジュマンジ 《ネタバレ》 お子様向けのがちゃがちゃした映画かな?と思ってたら、意外に楽しめる映画でした。すごろくによって出てくるネタが、そんなにアイディアたっぷり面白そう!って感じではなかったのですが、実際の映像になってくると、それなりに迫力も面白さもあって。警官のキャラクター最高ですし(あの悲鳴ときたら!)。ロビンに、きちんと救いのあるラストシーンが与えられていたのも好印象。ずんどこずんどこしたBGMが印象に残る映画でした。6点(2003-12-06 23:01:13) 2444. シャンハイ・ヌーン 中国の歴史とアメリカの歴史、二重の重さに抑えつけられ、映画が弾まず、退屈。西部劇の世界をジャッキー・アクションで染め上げちゃって、ベタベタなジャッキー世界にしちゃえば面白いでしょうに、そうはいかないのは、ハリウッド製だからですか。とにかく、アクションをキチっと見せてくれないし、せっかくアクションしててもカメラワークやカット割りが全然ダメで、ジャッキーアクションに慣れ親しんできた人間にとっちゃ、フラストレーション溜まりっぱなし。ハリウッドがジャッキーの魅力に気付くのはいつの事になるのやら。5点(2003-12-06 22:03:19) 2445. ジャバーウォッキー えーと、確か「ライフ・オブ・ブライアン」と2本立てで見たのですが、それと「ホーリーグレイル」とこの映画、頭の中でごっちゃになってます。中世を舞台にした怪獣(?)映画で、かな~りきちゃな~い匂ってきそーな世界が展開する映画だったと記憶しておりますが。「モンティ・パイソン」で培われたギリアムのグロ趣味が中世の牧歌的なイメージ、あるいは神秘的な森と石の城のイメージ、そんなモノを徹底的に破壊してくれる、という点では貴重な映画。6点(2003-12-06 21:15:20) 2446. ジャッキー・ブラウン 元の物語がそんなに面白くないので、いくら会話の面白さを味わう、って言っても限度があって2時間35分は長過ぎ。映画全体が安っぽいセンスに包まれていて、その安っぽさを楽しめるほどには、私はタランティーノが好きじゃありません(「キル・ビル」は好きですが)。全体的にダラけた感じがしてしまって、もっと編集でシャキッとしてさせてくれないかなぁ、と思うばかりでした。5点(2003-12-06 20:51:24) 2447. シティ・オブ・エンジェル 生きていくことに失望した女と、生命を持たない天使の対比から、生きる事の意味、生きてゆくことの素晴らしさを表現しようとした、という事は評価できるのですが、それには画面全体が寒々しくなり過ぎでしょう。スタイル優先のために、伝わるものも伝わらない状態。生と死について、もう少し正面から取り組んでいたら、名画になったかもしれませんが、見た目ばかりを大切にして、雰囲気だけの映画と化して、なんかツッコミどころ沢山な映画になってしまった気がします。5点(2003-12-06 15:39:19) 2448. 地獄の黙示録 ノンクレジットな70ミリ版で見ました(ラストの炎上が入ってないタイプですね)。色々と賛否両論ある映画ではありますが、私はこの映画、やっぱりコッポラが上手い事コントロールできなかった映画、だと思います。描かれるエピソードがとっ散らかった印象で、それはベトナムの混乱を表している、と好意的に解釈できなくもないですが、やっぱり編集しきれてないだけなんじゃ、と。その繋がりが悪いために、マーティン・シーンが辿る物語に、ちっとも意識が向いてゆかず、彼のドラマが迫ってきません。かと言って、「ジュラシック・パーク」のように地獄巡りツアーに同行した観客の視点、という訳でもないですし。登場する様々な映像には、視点の差異があり、それはコッポラが確固たる信念の元で撮ってた訳じゃない事を感じさせます。その末に辿り着く世界は、もはや映画のリアリズムから軌道を外れたファンタジー。カーツさん、「狂気」に説得力を感じさせて下さいな、と思う私なのでした。6点(2003-12-06 14:13:51)(良:1票) 2449. サンダーアーム/龍兄虎弟 《ネタバレ》 ああ、今となってはオープニングと、敵アマゾネス軍団のおっぱいぽにょん!くらいしか思い出せません。あと、ラストはジャンプして気球にへばりつくんでしたっけか。そうそう、ジャッキー版インディ・ジョーンズな映画でしたね。スケールのなさをアクションで補う、という感じがあったのですが、この映画のアクションは、なんだかパッとしなかった印象があります。頭に穴開いちゃうくらいの大怪我のせいなのか、チープなセットを前にしているせいなのか。やっぱりジャッキーのアクションは、現実的なセットや風景、道具を前にしてこそ、生きてくるんじゃないかな、と思います。それは今のハリウッドものに出演している彼にも言える事ですが。5点(2003-12-05 23:18:33) 2450. サンキュー、ボーイズ 子離れできないママ状態のドリュー。うーん、あのちびっこかったドリューがママ役ですよ。しかもその子供、ラストの方じゃチビじゃなく青年状態。時が進む早さをひしひしと感じる今日この頃。それはともかく、この映画は、人生いろいろあって、夢もそう簡単には叶わないけど、それでも私は生きてゆくの!とゆー、ちょっと鬱陶しさを伴わなくもない半生記。えーと、少し反省もしたら?なんて言いたくなる感じもあります。共感できない物語な上、途中どんどん映画の焦点がボヤケてくるので、かなりキビシいです。世の中、実話の凄さというのもあるのですが、これは実話なりの退屈さ、というのを味わわされた映画でした。6点(2003-12-05 22:20:13) 2451. ザ・リング オリジナルな木や馬のイメージのところは、結構いいと思います。だけど、基本的に日本版と同じで、その日本版もあんまり面白いと思わなかった私としては、こう何度も同じモノ見せられてもねぇ、って感じでした。まあ、アメリカの映画掲示板を読むと、あちらのお客さん達は、結構満足したようですから、いいんじゃないですか?って。完全オリジナルとなるらしい続編に期待したいものです(いや、ホラー嫌いなんですけど)。5点(2003-12-05 21:21:13) 2452. ザ・プレイヤー 皮肉で面白い映画だと思う一方、所詮はアルトマンの僻みなんじゃないの?なんて意地悪く思ってしまったりも。自分の映画で勝負すれば済むものを、結局ハリウッドが気になって仕方ないんです!宣言しちゃってるよーなモンで。土俵の広さを認めずにひとり相撲を取ってる、まるでアメリカの井筒監督のよーな感じがしちゃいますよん。6点(2003-12-05 19:41:23)(笑:1票) 2453. ザ・フライ テーマと描写が、必ずしも一致してるとは思えないなぁ、と思いました。取りつかれた男と、それを愛した女の哀しみを語っても、一方で描きたいのはぐちょぐちょホラーなんでしょ?って感じがしてしまって。ぐちょぐちょに意味を持たせてる映画に、私は作者の「自分がやりたいのは哲学的な事なんです」という言い訳がましさを感じてしまうんですけど。まあ、クローネンバーグの場合、そのぐちょぐちょ(肉体に異物が入り込んでくる恐怖)こそが永遠のテーマだったりするので、判らないでもないんですけど、いかんせん、この映画、ホラーホラーしてましたからねぇ。ホラーを低く見てるつもりはないんですけど・・・。6点(2003-12-05 19:32:28)(良:1票) 2454. ザ・デイ・アフター 放射線がもたらす人体への影響をしっかり描いてはいなくて、核戦争になっちゃったら、こんな悲劇が訪れるんだよ、というエッセンスを描いたにとどまっているんですが、存在意義はある映画です。ただ、「トータル・フィアーズ」などを見ると、アメリカ人、まだ核爆弾を、ただのでっかい爆弾、だと思ってるフシがあったり・・・。ハリウッドが、そのものズバリを描けないのは、ウラに核開発事業や軍事開発のカラミがあるのかなぁ、なんて勘ぐったり・・・。6点(2003-12-05 14:38:18) 2455. サタデー・ナイト・フィーバー 公開から5年ほど経過してから、「フェーム」と二本立てでリバイバルされた時に見ました。ナウなトラちゃんがディスコでフィーバーフィーバー!な映画だと思ったら、ヘンに苦悩されちゃってあらら。当時、ダンスシーンも5年経過しただけで十分時代遅れになっちゃってたワケで(今見ればめぐりめぐって、また、ナカナカのモノに見えない事もないですが)、なんだかなぁ・・・って感じの印象ばかりの映画でした。5点(2003-12-05 14:12:30) 2456. サスペリア(1977) 初めて見た「恐いんじゃなくて気持ち悪い」ホラーだったかも。直接的グロが多くて。サーカムサウンドは大騒ぎ状態ですし、どギツイ色彩、穴だらけの物語。悪趣味の極み!として公開当時、私の中の、群を抜いてのワースト1映画でした。でも、後年頭の中で再生してみると(公開当時以来、再見した事はないんですが、妙に映像も物語も覚えてたり・・・)、オープニングからの10分くらいは、かなり巧みな構成だった気が。映画全体も悪い夢として捉えれば、ヘンな物語も納得できそうな気も。まあ、だけどやっぱりせいぜい5点ですねぇ。5点(2003-12-05 13:35:01) 2457. ザ・エージェント この映画を見に行った時、2列前の黒人男&日本人女のカップルが、ずーっと喋り続けだったんです。周りの人達が何度も何度も注意するんですが、それでも喋り続け。お陰で映画に集中できなかった私、トム・クルーズの演技がやたらに力みっぱなしのオーバーアクションにしか見えませんでした。ウザい兄ちゃん、くらいにしか思えなかったワケで、当然、どんなドラマが展開しても「あー、はいはい」って。この映画は私の中で、「渋谷はもう映画を見るべき世界じゃない」という事を強く認識した映画、でしかなくなってしまいました。6点(2003-12-05 13:04:55) 2458. サイレント・ムービー 今の時代(と言っても30年近く前ですが)にサイレントムービーを作ろう!という題材をサイレントムービーにした映画。でも、ポール・ニューマンが車椅子レースしたり、バート・レイノルズが全裸でアブナい事になったり、っていうネタは、ちっとも笑えなかったりします。メル・ブルックスの笑い自体がその場その場の思いつきみたいに流れてゆくものですから、物語にちっとも魅力がないんですよね(原作のある「メル・ブルックスの大脱走」は別ですけれど)。アン・バンクロフトの意外な芸には感心させられますが、サイレントで人を笑わすには、みんな、もっともっと体を動かさないと。6点(2003-12-04 13:34:03) 2459. コン・エアー ニコラス・ケイジが寡黙過ぎて、ドラマを感じるもなにも、ちっとも何にも伝わってこないんですけど、と思いました。あと、このテの映画のパターンで、警察側があまりにマヌケ。だけど、細かいコトはどーでもいーや、って感じのアクション映画ですから、ただなーんにも考えずにあはは~、って見ていれば、ワリと楽しめます。そうそう、だんまりケイジが唯一、まだ見ぬ娘のために買ったぬいぐるみにこだわるあたりは好きです。まあ、新しい娯楽アクションの世界に出会って感動!ってな事は全然ない映画ですけど。6点(2003-12-03 23:57:26) 2460. ゴッドファーザー PART Ⅱ 私のこれからの課題映画の1つですね。映画好きになりたての頃、劇場で見て、交錯する内容に何が何やら意味不明(そりゃ前作も見てなきゃ当然ですが)。つーか、ビデオでもナンでもいいから見直せよ、おいら。名画と言われる映画を見てなかったり、遠い昔に見たっきり、というパターンが多いのがなんとも・・・。ひたすら陰鬱で、アル・パチーノとダイアン・キートンの落ち窪んだ目ばかりが印象に残る映画でした。哀しみに支配された映画、という記憶があるんですけど、どうでしょう? んんー、良かった、のか?という当時の思いを点数にしてみました。6点(2003-12-03 21:18:04)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS