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プロフィール
コメント数 3878
性別 男性
年齢 53歳

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2461.  ダイアリー・オブ・ザ・デッド ロメロは何故ここまでゾンビにこだわるのか?それはやはり、ゾンビというキャラの持つ、アナーキーさ・無軌道ぶり・ヤサグレ感・どこか漂う哀愁・・・。映画にいくらメッセージ性を込めても、ゾンビを登場させる限り、映画を支配するのは終末感覚であり、諦念であり、だからこそ、メッセンジャーとしてのロメロではなく、映画作家としてのロメロが活き活きとしてくるのではないか、と。ヘナチョコサスペンス『URAMI』は、やはりテーマ性が目立ち過ぎた。やはり、オブザデッド・シリーズこそが本領・・・と言う意味では、本作って、どうなんだ? テーマ性とゾンビ性(そんな言葉があるのか?)が真っ向からぶつかり合い、最後はテーマがゾンビを蹂躙した挙句に「ゾンビが血の涙を流して見せる」という問題作、それがこの『ダイアリー~』。いまや“映像”とは、命と魂をかけたプロによって提供されるものではなく、無数のアマチュアたちによって、まるで自然発生的とも言うような形で日々作りだされるもの。ネットを飛び交う出所不明の映像の数々(無論、映像に限ったことではない。この私の駄文も、その類のものである。自戒)。ひたすら、実感を伴わぬ空疎な刺激が求められ、たとえ人の死であっても、映像となった途端、それは娯楽となり、商品にすらなる。死者は好奇の目にさらされ、まるで本作のゾンビたちのように、「死んだ者をもう一度殺す」という扱いを受けることになる・・・。ところで、本作における、フェイクドキュメンタリーの手法って、本作のテーマを描くにあたっての、確かにひとつの選択ではあろうけど、でも、本当に有効であったか? あくまで映画作品たりえようとし、映画らしい技術を持ち込んでしまった結果、浮き上がってくるのは“フェイク”の部分、すなわち“ウソ”である。“ウソ”を積み上げることで“ホント”を作り上げるのが映画であったハズ、それが本作では、“ホント”に成り切れなかった“小ウソ”が知らず知らずに積み重なって“大ウソ”になっただけ、で終わってしまった気が。割り切りの足りなさ。『クローバーフィールド』は映画から逸脱し、映画作品たりえなかったことで、ひとつの完成に達した。本作は・・・割り切りが足りず、でもそうであるが故に、映画作品たりえているのもまた、事実か。[DVD(字幕)] 7点(2009-11-22 08:47:48)

2462.  処女の生血 《ネタバレ》 またも出ました、「アンディ・ウォーホル・プレゼンツ」のクレジット。どうせ全然、プレゼンツなんぞしとらんのだろう、とタカをくくっていると、更なる衝撃が我々を襲う、それは「出演:ヴィットリオ・デ・シーカ」というクレジット。どうせ、騙されて出演させられたのだろう、とタカをくくっていると、いやこれが意外にノリノリの演技で、満更でも無さそう? さて、前回の『悪魔のはらわた』がフランケンシュタインものだったので、必然的に(と言ってよいのかどうか)今回はドラキュラもの。オリジナルのネタは無いのかよ、と突っ込んではイケナイ。十分、オリジナルな内容(勿論、良い意味ではありません)。例によってウド・キアが演じている、主人公のドラキュラ伯爵。時代も流れ、世知辛い現代、どこに行っても処女がいない、血が吸えない、ああもう駄目。と、いきなり泣き事をのたまい、何とも気が滅入る。で、目をつけたのがデ・シーカ公爵の美人(かなあ?)四姉妹。処女であれば結婚して連れ帰り・・・と行きたいところだったが、実は次女と三女はドスケベで、ムキムキ絶倫男(何故か共産主義者)と3Pにふける毎日。そうとは知らずに血を吸ってしまい、食あたりを起して苦しむドラキュラ。というアホ過ぎるお話なんだけど、雰囲気はあくまで大真面目のゴシックホラー。次女、三女と、一度ならず二度までも食中毒に苦しむあたり、情けないというか、ダラシないというか。いやそれを超えて、何だかドラキュラが気の毒にすらなってくる。早く医者に診てもらえよ。でまあ、さすがにうら若き(ホントに若いの?)四女ばかりは処女のはず!と思ってたら、ドラキュラの正体を見抜き事態を察知したのが例の絶倫コミュニスト、彼女を助けるのかと思いきや、「処女のままでは危険だ!」と早速ゴーカンしてしまう(どうやらココも笑う場面ではなくって、あくまで真面目なホラーらしい)。可哀そうなドラキュラ。クライマックスに至っては、絶倫男が斧を振り回してドラキュラを追い回すという、ホラーにあるまじき展開。バラバラに解体され身動きがとれなくなっても、さすがはドラキュラ、とりあえずなかなか死なない。それがかえって、情けないというか、ダラシないというか。実に哀れ。まるで大悪獣ギロンに解体される宇宙ギャオスのような最期でありましたとさ。[DVD(字幕)] 5点(2009-11-16 23:10:30)

2463.  チャイニーズ・ゴースト・ストーリー 多少ギクシャクしてようと、敢えてコマ撮りなんかにも挑戦してみるその意欲たるや良し、なかなかにご機嫌な香港オバケ映画。死霊のはらわたシリーズに影響受けつつも、逆にあちらのシリーズに影響を与えてる気もしないでもなく。本作、何とも慌ただしい内容の映画でして、1時間半ちょっとの尺で、しかも無意味に回想シーンを織り交ぜているのに、モーレツにモリダクサンな印象を受けます。それは何故かというに、「あっあぶない!」「と思ったら助かった」的なドタバタのオンパレードで、いわば“危機一髪小ネタ集”とでも言うべき装い。観てる間はボーッと楽しめて、観終わったらあなたのハートには何も残さないこと請け合い。それにしても際立つのは、ジョイ・ウオンの美しさ、ではなくて、悪の女王・ロウロウ様の魅力。あの、何ともいえぬ野太い感じが、てっきりオカマさんかと。攻撃する時の姿は、ちょっとビオランテっぽい。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-15 09:15:58)

2464.  不知火檢校 立身出世を目指し、勝新演じる盲目の男が、ひたすら悪知恵と非道の限りを尽くす。出世のためには悪を辞さない。出世さえすれば、悪は悪で無くなる。その狡猾さたるや、高木彬光の『白昼の死角』に匹敵、いやそれを凌駕するほど。「盲目」を表現せんとする勝新の芸の細かさ、細か過ぎるまでの細かさが、主人公のヤな感じをますます醸し出し、見事なまでの“得体の知れなさ”を表現しておりますな(最早、「得体が知れない」のは、主人公なのか、勝新なのか、区別がつかない)。この主人公、いつかはしっぺ返しを食らって没滅して欲しい、だけどその「いつか」ってのはもっと後でいい。主人公が危機を乗り切るたびに、ええい畜生、と思いつつも、どこかホッとしたりもする。主人公の成功は、ひとつの“夢”ではあるけれど、主人公の没落は・・・結局は、次の「悪」が現れるだけなのであって、所詮我々は、常に現れ続ける「彼ら」に利用され踏み台にされ続けるしかないという“現実”。時々は良心ぶって、狂ったように「彼ら」に石を投げつけてみるしかない、という“現実”。[CS・衛星(邦画)] 8点(2009-11-15 08:35:47)

2465.  それいけ!アンパンマン ばいきんまんの逆襲 ばいきんまんが七変化して(そんなに多くは無いが)アンパンマンたちに襲いかかる! と言っても、攻撃のツメが甘過ぎて、頼りなさ過ぎ。観ててイライラします。観てるこちらとしては、アンパンマンをギタギタにやっつけて欲しいわけですから。巨大グモに変身したばいきんまん、糸吐き攻撃だあっ、って、クモのくせに? 口から糸を吐くなんて、オマエはモスラか。カレーパンマンの再三にわたるカレー吐き攻撃。オマエはグレート・カブキか。じゃなくて、その、目を狙う攻撃はやめなさいっての。倫理上、問題アリ。というわけで、教育上よろしくない映画だと思います、ハイ。しかし、映画の中から我々に話しかけてくる、観客参加型ってのは、某クロサワ映画を思い起こさせますな。 [DVD(邦画)] 5点(2009-11-03 15:49:28)《改行有》

2466.  キング・アーサー(2004) キングシーサーなら知ってるけど、キングアーサーってのはあまり馴染みがないもんで、前半は、へー、ふむふむ、で、だからどうなのよ、ってな感じだったのですが(要するに、やや、右から左に抜ける感じ)、後半になると、これでもかとノリノリの時代劇が展開。思わせぶりな煙モクモクの中、さっそうと現れるアーサー、そして繰り広げられるチャンバラ。おーこれは確かに万国共通のオモシロさ。しかし、何でもかんでもそういうノリでいいのかブラッカイマー、と、小声で言っておく。勿論、嫌いではないので、あんまり大声では言わない。他の騎士たちとの友情が感動を呼び涙を誘う。とは言っても本当にこんなので泣く人はいない訳で、だけれども、他人に紹介する時はやっぱり、「この映画、泣けるぜぇ」と言ってしまう(わかりやすいので、つい)。そういうタイプの作品。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-03 15:32:27)

2467.  バイオハザードII アポカリプス 背中に銃を背負ったミラジョヴォの雄姿は、クノイチそのもの。まさにハリウッド版“由美かおる”である。だからこそ、最後のつけ足しみたいな入浴シーン(?)にも意味があるのだ。映画前半で急ぐようにゾンビとの戦いを描いて、ああこりゃ映画後半は物語がアサッテの方向にむかいそうだなあ、と思ってたら案の定、シアサッテの方向に向かい、コマンドーゾンビなどで盛り上げようとするも、まあ、普通にテレビゲーム的だよなあ、との印象(これでいいんだったら、何作でも作れそう)。ただ、ヘリからの攻撃を受けながら駆け抜けていくヒロインの姿がめっちゃカッチョよかったので、満足。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2009-11-03 08:59:59)

2468.  トロイ(2004) 「CG足してド派手に盛り上げといてよ」「とは確かに言ったけど、こりゃ幾らなんでも足し過ぎ。多すぎだあ」「でも、まあ、いいや」的スペクタクル。でも、意外に先頭シーンに違和感が無く、マスゲームとしてのスペクタクル感は十分堪能できます。あと、“人気俳優:筋肉見せっこ対決”もなかなかのもの。ま、それだけの映画と言われれば、反論しませんが(反論できませんが)。肝心の「トロイの木馬」が、最後のつけ足しみたいになっちゃってるのもオドロキ。おかげでアキレスの行動基準が理解不能。いやはや、ペーターゼン監督も、この作品と、『ポセイドン』とを考え合わせると、何か、悟ってはイケナイものを悟っちゃったんでは無かろうか、と、少々不安を感じないでもないのですが、一方では、この割り切りぶりに楽しみな部分もあったりするのでした。[DVD(字幕)] 7点(2009-11-03 08:05:57)

2469.  カーズ いや、だからさ、その「美しい自然」を破壊してきたのが、まさにこのクルマ社会なんでしょうがあ、と言いたくなるクルマ嫌いの私。私が『地球が静止する日』のクラトゥなら、こいつら全車、抹殺してやる。とまで言うといささか穏やかではありませんね、環境原理主義者(主義車?)じゃあるまいし。登場人物がクルマであろうが無かろうが、この映画から流れてくるノスタルジーには、やっぱりグッとくるものがあります。あとは、色んな意味で、このクルマを擬人化したCGキャラに、どこまで馴染めるか、ですね。あと、CGで描かれた風景を「どう、美しいでしょ~」と見せられても、う~ん、だからどうなのよ~と思ってしまう面はある訳ですが[ブルーレイ(吹替)] 7点(2009-10-25 07:03:49)

2470.  さまよう魂たち オバケネタ満載、しつこいまでのどんでん返しとも合わせて、とことんまで楽しませてくれるホラーコメディ。『ゴースト/ニューヨークの幻』を観て「コメディとしてかなりいい線行ってるのに、イマイチ詰めが甘いのが、惜しいよなあ」と思える(奇特な)アナタにはまさにうってつけの映画です。映画でオバケを題材にするなら、このくらい徹底しなければ、とばかりに、オバケにまつわるアイデアてんこ盛り、コアなオバケファンでもさすがに満足できるのではないでしょうか(と、いささか一般性に欠く誉め方をしていますが)。ピーター・ジャクソンって、本来、こういう作品を作ってもらうためにアメリカから声がかかったんではなかったのかい?[CS・衛星(字幕)] 8点(2009-10-24 16:42:10)

2471.  ハンコック なかなかの快作にして怪作。嫌われ者のスーパーヒーロー、と言っても、ピカレスクなヒーローでも何でもなくて、ただ単純に人から「嫌がられている」というのが何ともオカシイですね。バカバカしいくせに妙な説得力もあり、笑える中にも主人公の孤独が自然に浮かび上がってくるという、全く押しつけがましいところがないのが、この映画の魅力。ただしそれは映画前半。ふむふむこの映画はそういうタイプの映画かと思って観ていると、後半はそれをリセットせんばかりの勢いで妙な展開に突っ走り、何だか映画がグダグダになっちゃった感じ、しかも恣意的に映画をグダグダにしているらしいのが、観てて戸惑うところ。言ってみれば、映画前半は、奇抜なヒーロー像という点での、観ている我々に対する良い意味の裏切りがあったのに、後半は、さらに輪をかけて裏切りを仕掛けてきたせいで、ちょっと「悪い意味の裏切り」と感じられてしまう。結局のところ、“映画を観る側が映画を作る側に何を求めるか”ということと、その一方で“映画を作る側は映画を観る側に何を求めるか”“「観る側の期待」として何を想定するか”、ということとの間の、絶対に埋まることのないズレを、改めて意識させられる映画でもありました。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2009-10-23 01:03:06)(良:1票)

2472.  ホネツギマン やなせたかし御大の創造したキャラみたいな名前の映画ですが。まークダラないんだこれが。整体師とプロレスラーの二足のワラジを履く男が主人公。これだけでも十分意味がワカラナイんだけど、ストーリーがこれまたデタラメ。両親と妻が何者か(これまたすげー変な奴)すっかり逆上したホネツギマン、復讐に燃えるかと思いきや、とりあえずプロレスのリングで何故か大暴れした挙句、謎のマイクパフォーマンスで、悪と戦っていくことを表明。「諸悪の根源は、背骨の歪みにある!」→これって、泡沫ミニ政党の政見放送みたいだなあ(そういえば「酢の効能を広めるために立候補しました」とか政見放送で言ってた日本愛酢党、今いずこ?→と思い、ネット検索してみてこりゃビックリ。ホネツギマンも、気をつけろよ)。でまあ、この後、とりとめもないロードムービー風(?)の展開と、とりとめもない復讐劇が、とりとめもなく続くわけですが。結局、この映画の一番の問題は、「映画の作りが、手抜きしすぎなんだよっ」てことですね。人を食ったような内容を、人を食ったようないい加減な作り方で映画化すると、非常にお粗末な印象の、食えない映画になっちゃう訳で、やっぱりもうちょっとチャンとして欲しいのです。とか文句言いながら、何か所か、しっかり笑わせていただきましたので、良しとしましょう。[DVD(字幕)] 5点(2009-10-22 23:52:57)

2473.  それいけ!アンパンマン 恐竜ノッシーの大冒険 恐竜を主人公にしておけばお子様は喜ぶだろう、みたいな安直さが感じられてヤだなあ。そもそも、このノッシーってのが、可愛らしさを狙ったんだろうけど、むしろ不気味な容貌。恐竜好きならむしろ怒ります、ハイ。コヤツがいくら頑張って見せてくれても、気分が乗らんのよ。いやまあ、別に、アンパンマンとばききんまんのマンネリ化した至当の方がオモシロいのかと聞かれれば、コメントしづらいけど。それにしても、アンパンマンも、ばいきんまんも、「恐竜」と聞くと何故あんなに不自然にビビるのか。この作品はもしや“ジュラシック・パーク”への便乗企画なのか?[DVD(邦画)] 5点(2009-10-19 23:18:11)

2474.  ブラッド・ワーク まず、ミステリとして存分に楽しめました。ああ、その手があったか、と。という訳で、ネタバレを防ぐために、ストーリーにはなるべく触れないことにしますが、イーストウッド演じる主人公は、元FBI捜査官。心臓に持病があり、ようやく移植手術を受けて命をつないだ、という役どころ。上半身裸になると、彼の胸には、心臓移植の痕が。しかし、イーストウッドが我々に見せたいのは、移植の傷跡(の特殊メーク)ではなく、ジジィになってもまだまだ逞しいオノレの胸板そのもの、というように見えて仕方がないんですけどね。ジジィのムキムキボディ。いや素晴らしい。そして主人公は、ムキムキボディと新しい心臓を武器に、映画後半、次第に“ダーティ・ハリー”化していきます。当のハリー本人は、第五作を最後に映画から姿を消してしまったけど(もうやること無くなった感もあるしね)、どっこい、このイーストウッドというハッスル爺さんの内部には、ちゃんとハリー・キャラハンが生きているんだなあ、と。映画自体の面白さとも相俟って、なんだか嬉しくなってしまうのでした。[DVD(字幕)] 9点(2009-10-19 22:54:31)

2475.  悪魔のはらわた 《ネタバレ》 冒頭のクレジット「アンディ・ウォーホル プレゼンツ」。これが本作の最大かつ唯一のキモでありオチであったりするわけで、本編は気楽に観ることにしましょう。って言ってもなあ。主人公のマッド・サイエンティスト、理想の人類を作り上げるべく、男女の人造人間を製作し、コイツらをコービさせようと。となると、男の方の頭部パーツは、なるべくドスケベな奴をぶっ殺して頭部をゲットすべし。ところが、手違いにより、ドスケベ男の代わりにフニャチン野郎の頭部をとりつけてしまったから、さあ大変(←べつに大変でも何でもないよなあ)。しかも、フニャチンの友人であるドスケベ男は、博士の妻の浮気相手。屋敷に出入りするうちに、殺害されたハズの友人を発見し・・・。てな内容。いやあ、バカですね。考えようによっては大変よくできた話で、繰り返される惨劇の末に死体の山が築かれるラストなど、シェイクスピア悲劇を彷彿とさせるような、させないような。しかし、やっぱり、バカですよね。このバカバカしいお話を、真面目に演じている若き日のウド・キア、彼のハイテンションぶりが、何とか映画を支えている(いや支え切れていない)のですが、さすがの彼も、撮影用のドロドロの内臓には、やや持て余し気味か。映画全体を通じて、「内臓=バッチい」という印象が、やたら強く残る映画でした。[DVD(字幕)] 5点(2009-10-19 22:21:43)

2476.  地球が静止する日 なんでキャシーベイツやねんなんでキャシーベイツやねんと、そればかりが気になった映画でした。本作、ようするに、アレですね、“人類”ってのを“映画”に置き換えて、「今の映画界、金儲けばかりに走って、大衆に迎合したツマラン作品ばかりが作られておる。一度、ぶっ壊したほうがよろしい」ってな内容の映画ですね。だから、作品の方も、“イマドキのエンタメ作品”の体裁を借りつつも、実態はというと、「そういう我々の期待をぶっこわす作品」になってますね。細部を詰めることも放棄して、好きホーダイやってます(キアヌ・リーヴスは「マトリックス出演中」ってなノリで、のんびりやってるし)。変には違いない映画ですが、ぶっ飛び具合が楽しめなくもない作品ではないでしょうか。ところで、ゴールドベルク変奏曲を聞いて「美しい・・・」とかつぶやいて見せる宇宙人に告ぐ。一瞬だけ聴いて適当なこと言うな。黙って最後まで聴け。しかしここで「バッハ」ではなく、「さだまさし」とかが流れてたら、もしや人類は救われなかったのだろうか?[DVD(字幕)] 6点(2009-10-05 23:28:57)(笑:1票)

2477.  デス・レース(2008) デス・レース2000年のリメイクかと思ったら、続編みたいな、はたまた無関係みたいな、そんなオハナシでしたけれども、いやはや。おそらくは相当な制作費をかけて、どう考えてもデス・レース2000年よりスケールアップしているはずなんだけど、どう見てもスケールダウンしているように見えてしまうのは、これいかに。まあ、これはちょうど、いくら今のプロレスラーが頑張っても往年のファンは「やっぱり猪木が最高だったよなー」と言ってしまう、あの根拠の無いノスタルジーと同じなのかも知れませんけれども。とは言えこの映画、やっぱりこれじゃアカンで、と思う部分は確かにあります。劇中に登場する「デス・レース」番組の、いかにもイマ風な感じのノリが、はっきり言って寒い。ダサい。しょーもない。「イマドキの流行り」とはすなわち「過去」だと思いたまえ。あと、登場するクルマの造形も、いささかフツーで、エキセントリックさに欠けますね。残念ながらこの映画は、デス・レース2000年のような伝説の作品となることは、絶対にありません。でも、まあ、面白かったよ。実はワタシ、子供の頃から、こういう「スーパーカーみたいなのにマシンガンとかミサイルとか積んで戦いながら競走する映画」ってのずっと夢みておりまして、観たくて観たくてしょうがなかったのです。やっと夢がかないました。でもちょっと遅かったかな。[DVD(字幕)] 7点(2009-10-05 23:06:57)(良:2票)

2478.  それいけ!アンパンマン ロールとローラ うきぐも城のひみつ ちょっと同性愛的な内容(?)にドギマギしてしまう本作。悪に染まったロールパンナがアンパンマンの前に立ちふさがる。カッチョいいよね。でも、悪が伝染したしょくぱんまんの、その極悪顔には、さらにさらに萌えてしまいます。本当に凶悪な顔なんだ、これが。というわけで、波乱万丈と言えば波乱万丈、いつも通りと言えばいつも通りな展開で、なかなか楽しめてしまいます、はい。 それにしても、バイキンなんていう菌はいなくて、たまたま人間に害があるバクテリアをそう呼んでるだけであって、バクテリアはバクエリアで一生懸命生きているんじゃなかろうか。こうもバイキンを悪者扱いして駆逐しようとする作品を観てると、そんなことをつい思っちゃったりする訳ですが。この映画のラストはまさに、バクテリアの大量虐殺ですね(笑)。[DVD(邦画)] 7点(2009-09-17 00:12:08)

2479.  ランボー/最後の戦場 《ネタバレ》 最近、過去のキャラが色々蘇るけど、インディー・ジョーンズの復活にもジョン・マクレーンの復活にもロッキー・バルボアの復活にも感じることのなかった不気味さが、ジョン・ランボーの復活には伴っている。そもそも、“ランボー”とは何だったのか、何のために存在したキャラクターだったのか。はい、スタちゃんがお金を稼ぐためです。以上。。。そりゃそうなんだけどさあ。。。1作目で、父なる国に見捨てられた怒りから、「ベトナムの戦場をアメリカ本国に持ち込んだ」ランボー。ああトンデモないことしちまったとばかり、せっかく持ち帰った「戦場」を再び国外に持ち出して思う存分大暴れ、平和に飽きた現代人に、対岸の大火事を眺める楽しみをプレゼントした2作目、3作目のランボー。1作目では確かに切っ先鋭く尖っていたこの映画は、シリーズを追うごとに派手になり、派手になり膨張した分、尖っていた切っ先も鈍り、単なる肥満映画となっていく、3作目の彼は、申し訳ないが、ハッキリ言ってピエロである・・・。そんな目的を失った彼が、蘇る。それも再び、切っ先鋭く。勿論、アジア人やロシア人ならナンボ殺してもOK、みたいなこれまでのノリは、ここでも顕在。いや、このシリーズが持つその“限界”をむしろ、ここでは決して隠そうとはしない。その代わり、第1作でランボーが涙ながらに語った、すなわち言葉だけで描かれていた「人間が肉塊と化す」ということ、それをこの映画では徹底的に我々に見せつける。もともとこれこそが、ランボーの世界なのだ、と。そして、ムダに生きるか、何かのために死ぬか、と訴えながら凄惨な戦いに赴くランボーは、まるで死に場所を求めんがために今回、復活したようでもあり、その上でラスト、「ムダに生き残る」という最大限の罰が、彼に与えられたのである。[DVD(字幕)] 8点(2009-09-16 23:54:28)(良:1票)

2480.  スペースインベーダー ↓【エスねこ】様も仰っている通り、前半における“間”の取り方、『悪魔のいけにえ』を彷彿とさせる不気味さがありますね。ただしこの“間”というものが、計算されたものなのか、単なる緊張感の欠如なのか、はたまた単なる完成度の低さなのか、判然としない部分がありますが。でも、独特の「緊張感の欠如」や独特の「完成度の低さ」というものを自然に作りあげてしまうのは、これはやっぱりトビー・フーパーの持つひとつの才能、なんですよ、きっと。でまあ、彼を始めとして、この業界においてそれなりにお馴染みの、それなりにココロザシのありそうな才人が集まって作り上げた本作ですが。内容的には極力、ココロザシを排除して作っているようで、何ともスケール感に乏しいオハナシ。勿論この「スケール感の乏しさ」感、と言うヤツが本作の魅力であることは論を待たない訳ではあるのですが、でもセコイ内容。地球に乗り込んできた異星人が地球侵略のために、まさかそんなところから手をつけないだろう、という、ド田舎を舞台に、セコイ侵略劇が繰り広げられます。その意味では、人類は裏をかかれているのかもしれないんですけれども。グロテスクだけどユーモラスな風貌のエイリアンども。敵の首領に至っては、ハッキリ言ってウ●コそっくりではないですか。どっちかってとコレ、「子供のころに見た、見てる間は怖かったけど目が覚めてから思い返したらかなり笑える悪夢」みたいな内容の映画ですね。何でも新鮮で何でも怖くて何にでも好奇心を持って何でも信じ込んだ、そんな子供の頃のことを思い起こさせる、懐かしい味わいの映画。[DVD(字幕)] 7点(2009-09-16 23:18:27)

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