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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2627
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

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2521.  ウォーターワールド 水浸しの世界の造型美は巨額を投じただけあって見事なものだった。しかし、それでは覆いきれないほどストーリーが陳腐すぎた感があった。あとほんの少し内容にインパクトがあればなかなかの娯楽大作になっていたと思うだけに残念。ゆえにUSJのショーの方が衝撃が大きかったのは確か。5点(2003-10-06 17:34:29)

2522.  アポロ13 「月へ人類を送る」 あのJFKの号令から端を発した「アポロ計画」。NASAの大事業のハイライトはもちろん、 1969年のアポロ11号による「月面着陸」だろう。 しかし、今尚NASAの組織内において、最たる価値を持つ功績として掲げられているのが、この「アポロ13」の“事故”からの“生還”であるという。 宇宙開発という大事業において、重要視するべきものは、その価値観において多岐に渡ると思う。 「月面着陸」という大目的の達成は、もちろんその一つであると思うが、同時に、「事故死」という最悪の失敗を避けることも、「成功」と同等の価値を持つ成果だと思う。 そういう意味で、NASA史上最大の“危機”を最大の“栄誉”に転じさせてみせた、飛行士たちをはじめとするアポロ13のスタッフの功績は、偉大であり、その人間模様を緻密に描き出した今作の素晴らしさを唯一無二のものにしていると思う。 久しぶりに観たが、何度観ても、ラストの交信再開のシーンには、心がふるえる。 [映画館(字幕)] 10点(2003-10-06 14:01:09)(良:3票) 《改行有》

2523.  ジュマンジ 今となっては続編が出なかったのが不思議に思えるくらい良く出来た娯楽映画だった。ドラえもんの道具ばりの不思議スゴロクがパニックを起こす様がとても迫力があって小気味良く面白い。何十年もその不思議スゴロクの中のジャングルに閉じ込められていたという無茶苦茶な人生を送った主人公もロビン・ウイリアムスだからこそのハマり役だったと思う。なんとなく気持ち悪い全体的な雰囲気も良かった。公開時の評価はあまり良くなかったが、秀逸なエンターテイメント性に優れた傑作だと思う。 (追記) 名優ロビン・ウィリアムスが世を去ってはや一年。個人的には彼の主演映画の中で最も大好きな映画を何回目かの再鑑賞。 20年前に劇場鑑賞して以降、幾度となく観てきたが、変わらず安定した「娯楽」を観る者に与えてくれる愛すべき映画だと思う。 公開当時は、最新のVFXを最大の売りにした作品だったはずで、普通そういう映画は時間の経過とともに劣化していくものだが、この映画は違う。 当然、ビジュアル的には現在の最新技術による精巧なVFXと比較すれば大いに見劣る。 それでも今作が娯楽映画として劣化していない要因は、やはり一にも二にも主演俳優の存在感に尽きる。 ロビン・ウィリアムスによるロビン・ウィリアムスらしい“最適な”オーバーアクトこそが、この映画の最大の娯楽性だろう。 20年という月日が経ち、技術的には劣化したと言えるビジュアルももはや味わい深さを伴ってきてる。 今はなき名優の記憶は、今後さらにこの映画の中でも価値を深めていくことだろう。 僕はこの先も何度もこの娯楽映画を観て、変わらず「あー面白かった」とシンプルな感想を発し続けると思う。[映画館(字幕)] 9点(2003-10-06 13:53:37)《改行有》

2524.  クリムゾン・タイド 今作も原子力潜水艦映画を代表する作品で非常に良く出来ている。ストーリーや設定は娯楽性が強く強引な部分もあるが、それ抑えるデンゼル・ワシントン、ジーン・ハックマンの白熱の演技合戦がこの映画の最大の魅力であろう。8点(2003-10-06 13:45:12)

2525.  シンドラーのリスト 「感動を押し付けている」というような批評がちらほらと見受けられるが、そんなことは決してない。むしろ、この題材をここまで真摯に捉え、変にドキュメンタリーっぽくならず観客のための映画として昇華させていることが驚きである。今作はエンターテイメントではないが、娯楽映画を信念をもって作り続けてきたスピルバーグだからこそ生み出すことができた映画だと思う。いろいろな意味をもってこの映画は完璧であり偉大である。[ビデオ(字幕)] 10点(2003-10-06 13:36:57)

2526.  デイライト 人気スターのわりのコケてる作品が多いスタローンであるが、今作の出来栄えは良かった。「ポセイドン・アドベンチャー」を彷彿とさせるパニックアクションで、迫力あり感動ありと見応えががあった。この手の映画が好きな人には秀作とも言える作品に仕上がっていると思う。いまや「ロード・オブ・ザ・リング」で人気者のヴィゴ・モーテンセンが出ていて、最初の方であっさり死んでしまう。8点(2003-10-06 13:28:34)

2527.  あぶない刑事 もはや家具屋の“閉店セール”的な風合いも感じなくもないが、いよいよ本当の“ラスト”らしい映画最新作の公開中、動画配信サービスの番組リストに今作を見つけて、久方ぶりに観てみた。 「懐かしい」という感覚を通り越して、むしろ色褪せていない娯楽性が素直に凄いと思った。 主人公たちの言動も服装も取り巻く風俗描写もすべてにおいて「時代」を感じるけれど、古臭いというのとは少し違っていて、「こういうものだ」と時代を越えて観る者に納得させる強さとある種の潔さが、「あぶない刑事」というエンターテイメントの世界観そのものに溢れている。 まあ何と言っても、舘ひろし&柴田恭兵の主演コンビが織りなす化学反応が、やはり幸福で奇跡的なことだったのだと思える。 当たり前のことだが、この二人がタカ&ユージを演じなければ、この刑事ドラマの成功はあり得なかっただろうし、いまや大御所となった二人の俳優にとっても今の成功はなかったことだろう。 そして、最も凄いことは、この作品が誕生して30年という月日が流れた今現在においても尚、舘ひろし&柴田恭兵が、港署のタカ&ユージという変わらぬキャラクターを演じることに「違和感」を感じないということだ。 最新作「さらばあぶない刑事」はまだ観ていないけれど、きっと彼らは、30年前と変わらぬ“ダンディー”と“セクシー”を見せてくれるに違いない。[インターネット(字幕)] 7点(2003-10-06 12:55:39)《改行有》

2528.  新・刑事コロンボ/殺人講義<TVM> 殺人を犯した大学生に対してコロンボが厳しいセリフを投げつけるラストが印象的。コロンボを念頭において作ったと言われるのが三谷幸喜の「古畑任三郎」だが、今作は同シリーズの木村拓哉編を思い起こす。5点(2003-10-06 12:47:39)

2529.  学校の怪談2 映画と言っていいのかというようなくだらない内容ではあるけど、ところどころ怖かったり、笑えるところがあって話しのネタにはなるような作品だった。今や映画女優として評価の高い西田尚美が主演しているところが今となっては興味深い。[地上波(邦画)] 2点(2003-10-06 01:35:16)

2530.  白い嵐 公開時、災害パニック映画が流行っていたので、今作もその類の映画だと思って観に行った。実際のストーリーは災害映画というよりも災害の中の友情・師弟愛で、なんだか思惑が外れつつ感動した記憶がある。7点(2003-10-06 01:32:14)

2531.  シコふんじゃった。 この映画が邦画の代表作のひとつと言われがちだけど、それは少し違うと思う。確かに面白いし笑えるし日本ならではの題材ではあるけど、この映画の雰囲気は良い意味でも悪い意味でも他の邦画とは一線を画すものがあるように思う。監督の出身の影響が多分にあると思うが、一般的な邦画というよりは、ピンク映画に近いノリがあると思う。だが、だからこそこの映画は価値がある。実際、今作以降「邦画」というジャンルは無くなったと言える。価値観や表現の方法は多様化し日本では様々な映画が登場してきた。海外の映画に対してもしジャンルづけするのなら、もはや製作国のみを意味する「日本映画」という言い方が正しいように思う。8点(2003-10-06 01:28:31)

2532.  スピード(1994) 初見時はキアヌ・リーブスのアクション演技は別に悪く思わなかったけど、「マトリックス」を観てからはやはり若干のキレの無さは否めない。それに対してサンドラ・ブロックの魅力はこの映画がピークと言いたくなるほど躍動的で美しい。彼女は「スピード2」でコケてからなんとなく上のレベルに登れなかったね……。映画自体はタイトル通りスピード感に溢れ、秀逸なアクション映画に仕上がっている。8点(2003-10-06 01:19:17)

2533.  暗殺者 ほーこの映画の脚本はウォシャウスキー兄弟なんですねー。意外です。どーせなら監督してほしかったねえ。スタローンを引き立て役にして、出たちのバンデラスがラテン系の熱い演技を見せてくれた印象が強い。うーむ、確かにこの2人が主役じゃあウォシャウスキー兄弟の演出ではギャップがありすぎたかもしれない。[映画館(字幕)] 5点(2003-10-06 01:11:55)

2534.  イレイザー(1996) 「ターミネーター」シリーズ、「トータル・リコール」、「トゥルーライズ」、90年代のアクション映画界の頂点に君臨したアーノルド・シュワルツェネッガーの“代表作”といえば、これらの作品を挙げるのが真っ当だろう。 ただ、これらの作品はどれも名監督の作品でもあり、監督の力量によって名作になり得ているということも多分にある。 そういう意味では、純粋な“シュワルツェネッガー映画”とは言い難いと勝手に思っている。 彼の絶頂期のピークに無名監督と組んで製作されたこの映画こそ、最も“シュワルツェネッガー映画”と呼ぶに相応しい作品だと断言したい。 改めて彼のフィルモグラフィーを振り返ってみると、1996年の今作以降明らかにハリウッドスタートしての下降線を辿っており、そういう意味では、最後の幸福なシュワルツェネッガー映画とも言えるのではないかと思う。 悪役の厭らしさ、脇役の小気味良さ、単純なストーリーを効果的に盛り上げるためのエスプリも意外な程コマメにに効いている。 そもそも「何が良いのか?」なんて語ることが馬鹿らしい。 大仰でも馬鹿みたいでも、シュワルツェネッガーがシュワルツェネッガーらしいということが最高なのだ。 パラシュートを放り投げてからのジェット機からのスカイダイビング、意味不明に凶暴な動物園のワニとの格闘、そして最後は重火器を両手に抱えて大立ち回り。 アーノルド・シュワルツェネッガーにこれ以上何が必要だというのだ?と逆に問いたい。 昨年(2013年)の「ラストスタンド」で、まだまだその存在感自体のエンターテイメント性を発揮してくれたシュワルツェネッガー。 栄枯盛衰、紆余曲折を経て、結局、新作を期待させるこの人のスター性はやはり本物。[映画館(字幕)] 8点(2003-10-06 01:07:17)(良:1票) 《改行有》

2535.  ガメラ2 レギオン襲来 「火力をレギオンの頭部に集中し、ガメラを援護しろ!!」 映画のクライマックスで、自衛隊の師団長が言い放つ。 ふいにこの台詞のシーンを思い出すと、その度に無性にこの映画が観たくなる。 また思い出してしまったので、DVDを引っ張り出して、もはや何度目か分からないが「ガメラ2 レギオン襲来」を観た。 分かっちゃいたが、何度観ても面白い。 もう15年前の映画なので、特撮シーンやCGが現在の最新技術に比べて稚拙に映ることは確かだ。 しかし、それでもビジュアルの“見せ方”の巧さと迫力は“劣化”を感じさせず、怪獣映画として“類い稀”な世界観に没頭させてくれる。 この映画の何が素晴らしいかと言うと、「王道」を踏襲しているということに尽きる。 怪獣映画としての王道、パニック映画としての王道、ひいては娯楽映画としての王道をしっかりと表現していることが、この作品の価値を高める最たる要因だと思う。 日本の男の子なので、怪獣映画もそれなりに沢山観ている。 日本では長きに渡り数多くの怪獣映画が製作されているが、本当に面白い作品は少ない。 数少ない“良い怪獣映画”に共通していることは、「人間の目線で描かれている」ということに他ならない。 怪獣映画と言っても物語を進めていくのは人間なわけだから、人間の描写をおろそかにしては面白い映画になるわけがない。そして、巨大な怪獣を“巨大に見える”ように撮らなければ、怪獣映画としてのそもそもの意味が無い。 いずれにしても、「人間の目線」で描かれなければ鑑賞に堪える面白い映画になるはずがないと思う。 冒頭に挙げた台詞に表れているように、特に今作はその世界に生きる人間たちの活躍がめざましく、観ていて否応にも盛り上がる演出が冴えている。 ヒロインが科学館の学芸員だったり、主人公の自衛隊員も組織下の化学学校所属だったり、NTTのエンジニアが活躍したりと、SFとしてストーリーに説得力を持たせるキャラクター設定も光っている。 そういう人間描写の巧さとそれに伴うストーリーの面白味が、より一層に怪獣映画としての娯楽性を高めていると思う。 こういう怪獣映画がまた観たい。[映画館(字幕)] 10点(2003-10-06 00:21:27)(良:1票) 《改行有》

2536.  ガメラ 大怪獣空中決戦 1981年生まれの怪獣映画ファンにとって、「平成ガメラシリーズ」は、ある部分においてゴジラ映画以上に愛着とリスペクトを感じている怪獣映画である。 シリーズ3作品のクオリティーの平均値は、極めて高くて、改めて見返してみるとやっぱり面白い。 金子修介監督が生み出したシリーズ各場面でのビジュアルセンスは、ゴジラ映画にはない新機軸を打ち出している。 破壊された東京タワーに巣食うギャオスを映し出した夕景など格好良過ぎる。 今夏公開されたハリウッド版「GODZILLA」が、良い意味でも悪い意味でも「ガメラ」寄りだったので、今一度この「平成ガメラシリーズ」を鑑賞しなおしてみることにした。 群衆の中でやたら目立つ“ヴェルディ川崎サポーター”の存在感が顕著に表しているが、90年代ど真ん中の時代性がもはや懐かしい。 その時代性にある意味ハマっている二人のヒロインの“大根ぶり”は、失笑を超えてむしろ微笑ましい。中山忍の見事な棒読みは、堪能すべき今作の味わいだろう。 昔は、科学的存在のゴジラに対して、神話的存在のガメラのキャラクター性が今ひとつ好きになりきれなかったけれど、改めて見直してみると、先駆者ゴジラに対してのオリジナリティーとして、その方向性は正しかったと思える。 爆風スランプのエンディングテーマ「神話」も最高![CS・衛星(邦画)] 7点(2003-10-06 00:13:33)《改行有》

2537.  処刑ライダー コテコテのB級、C級とも言える映画なんだけど、なぜか最後まで観てしまう粘り強さがある。無茶苦茶なストーリーと演出なんだけど、ふいにこういう映画ができてしまう。誰かが言ったように映画はやはり生き物だと思う。5点(2003-10-06 00:08:44)

2538.  トゥルー・ロマンス 豪華キャストのわりに(だからか?)ストーリーがまとまりきれておらず、全体的なインパクトが弱かった。キャスト陣のそれぞれは印象的な演技をしていたので、これは監督の責任だというか、脚本を書いたタランティーノが監督をするのがベストだったと思う。[地上波(吹替)] 4点(2003-10-06 00:03:20)

2539.  ツイスター ディザスター・ムービー(災害映画)が好きだ。 初めて映画館で観たディザスター・ムービーはこの“竜巻映画”だったと思う。 CGの発達により、よりリアルでより様々な「天変地異」を描き出すことが可能になり、今作以降、現在に至るまでディザスター・ムービーは量産され続けている。善し悪しは別にして。 ただ改めて今作を観直してみると、「竜巻」という素材は、数多の災害の中でも決して映画化しやすいものではなかったろうと思い、と同時にきっちりと一つの娯楽映画として仕上げている今作のクオリティーの高さを感じた。 いくらアメリカ本土では竜巻が多発する地域があるとはいえ、火事や地震と違い決して全世界的に頻発するものではない。 それに、被害の程度も幅広く、何よりも極めて局地的な災害であることは、ある程度のリアリティをもって映画として描き出すには“やりづらい”要素であったに違いない。 そこで巧さが光るのは、主人公たちのキャラクター設定だ。特にヒロインの描き方が巧い。 幼少期に伝説的な巨大竜巻に家族を奪われたトラウマを持ち、そこから派生して竜巻研究者としてのある種病的なまでの探究心を彼女に植え付けることにより、彼らが敢えて巨大竜巻を追い求めることにおいての必然性を生んでいる。 執拗に巨大竜巻を追い続けることは、ヒロインが自分の人生を先に進めていくために不可欠な通過儀礼であり、そこに生じる人間の成長や夫婦関係の再生が、ストーリーの主軸としてピンと立っている。 20年近く前のCGは、さすがにクオリティーが高いと呼べるレベルではなくなってきているが、そもそも「怪獣映画」が撮りたかったというヤン・デ・ボン監督の試みは正しく、生き物のように襲い来る竜巻描写は今なお娯楽性が高い。 アカデミー賞を穫る前のヘレン・ハントがヒロインだったり、まったく無名時代のフィリップ・シーモア・ホフマンが脇に配されていたりと、実はキャスティング的にも安定している。 たぶん、なんだかんだ言っても、この先これ以上の竜巻映画は生まれないんじゃないかと思う。[映画館(字幕)] 8点(2003-10-05 23:59:12)《改行有》

2540.  ミッション:インポッシブル 20年前のこのスパイ・アクション映画は、もはやオールディー的な味わいを醸し出し始めている。 公開当時は、最新のアクション映画として、主演俳優の格好良さを含めてそれなりに満足はしたものの、スパイ映画としてのストーリーテリングにやや物足りなさを感じた。 ただ今回シリーズ最新作の公開を前に改めて観直してみると、娯楽映画としての味わい深さを随所に感じることが出来た。 それは、20年という時を経ても色褪せない普遍的な“巧さ”によるところが大きく、それは即ち今作の監督であるブライアン・デ・パルマの流石の手腕によるものであることを、今更ながらに思い知った。 初見時は、僕自身の映画に対する知識量が少なかったこともあり、キャスティングの巧さを今ひとつ感じられていなかったが、映画冒頭から登場する主人公チームの面々が豪華だ。 そしてのその豪華チームがいきなり初っ端から全滅するわけだから、ストーリーテリング的にもやはり巧い。その後の展開も、このキャスティングの妙を生かしつつ、スパイ映画としての王道的展開をしっかりと踏んでいる。 デ・パルマ監督らしく、カメラワークも当然安定しており、アクションシーンの見せ場もただ派手さだけを追求するわけではなく、緊張感と新鮮味を併せ持っている。 名匠による映画づくりの“確かさ”が、全編にわたって反映されている。 そして、この映画が成功し今なお人気シリーズとして続編が作り続けられている最たる要因は、やはりトム・クルーズの主演俳優として、またプロデューサーとしての存在感の大きさに尽きる。 この第一作時の彼はもちろん若く格好良い。ただそれよりも、20年の月日を経ても主人公としての立ち位置を揺るがすこと無く、格好良くあり続けていることは尊敬に値する。プロデューサーとしてシリーズの商品価値を上げ続けていることも、素晴らしいことだと思える。 シリーズ最新作の鑑賞が益々楽しみになった。[映画館(字幕)] 8点(2003-10-05 23:45:16)《改行有》

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