みんなのシネマレビュー |
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241. ピカドン 《ネタバレ》 小学校4年の頃、午後の授業を潰して観せられ、半ば失神寸前になりました。原爆投下後の生々しい描写(リアル表現では無いが…)は、それはもう恐ろしく、まさに地獄絵図そのもの。髪が抜け、目玉が溶け落ち顔も手足もドロドロ…。まるで飴が溶けるかのようなシーンと効果音(叫び声)は完全にトラウマへと変わり、映画全体の記憶はほぼ喪失…(なので、一部表現に誤りが有るかもしれない)。おかげで、原爆投下の必要性に全く意味が無いのと、アメリカのアホさ加減を充分に理解出来ました。ただ、個人的には、こういう映画で戦争否定する気は更々有りません。大事なのは、過去に起こった過ちを再認識し後世に伝え残す事…。作品性よりもまず、映画のレーゾンデートルで評価したい。 8点(2003-10-19 22:24:25) 242. あぶない刑事 当時、高校生に進学した時に知り合った友人から勧められ、ゴールデン放送をリアルタイムで観ましたが、これが面白くて当時は夢中になりました。夕方の再放送もくり返し飽きずに何度も観れたのは、個性的なキャラ設定がなんとも言えずに良かったし、何より80年代を彷佛とさせるこのストーリー展開にグッと来る。リアリティを追求すれば当然現在との温度差が如実に表れ、思わずツッコミたくなるシーンばかり。この時代だからこそ良かった…と言えるどこか憎めない刑事モノ作品。5点(2003-10-19 21:56:48) 243. TAXi このテンポとノリにどう乗っかれば良いのか…(苦)。少しでも気が緩めば、すぐに置いてけぼりを食らわせられるハチャメチャな展開…。所々面白いシーンは有ったが、個人的にどうもサミー・ナセリと言う俳優が好きになれない。4点(2003-10-19 21:52:45) 244. ご存知 ! ふんどし頭巾 これはコメディではないのですね…。誰にでも有る変身願望と日々のウップンを正義の味方になって晴らす…って、それはただの自己満足じゃないのか…? 同じ職業の方から見れば見方も変わるんでしょうが、サラリーマン業とは無関係な自分からは地味な作品にしか見えない。まァ、派手な正義物よりかは余程現実的で逆にリアリティが有ると言えば有るが…。 3点(2003-10-19 21:51:59) 245. 快盗ルビイ 原作は外国作品と言う事で、なんとなく頷けるストーリー展開とキャラ設定。ルビイ(小泉今日子)のお洒落な快盗と、そんな彼女に好意を持つ徹(真田広之)が盗人業を通して恋愛に至る…まァ、犯罪は犯罪でも軽いタッチで描かれているしそんなに悪くないが、途中でミュージカルに切り替わる演出がどうにも痛い…(苦)。4点(2003-10-19 21:50:52)(笑:1票) 246. 丹波哲郎の大霊界/死んだらどうなる 丹波哲郎による“死後のススメ”。死後の世界に興味の無い自分には、言っては悪いがどうでも良い内容だった…。死んだらどうなるかって…? 人間は死んだら不燃性物質になるんだよ。1点(2003-10-17 23:01:51)(笑:1票) 247. キャリー(1976) 《ネタバレ》 キャリー(シシー・スペイセク)の怒り爆発の描写はなんとなく後の映画「炎の少女チャーリー」に通じる所が有りますね。両作品ともスティーブン・キング原作だから…と言うのも有りますが、キングらしい味付けが効いて良い。イジメ描写は観ていてあまり気分の良いものでは無く、しかもそんな彼女が報われるかと思いきや…あのラストです。特に、豚の血がバシャ―ッとキャリーに降り注いだ血まみれ姿が、恐い程印象に残っています。しかし恐ろしかったのはキャリーの母親(パイパー・ローリー)だった! ラストシーンはもうホラー映画…。前半はモテない女の子が奮起する青春映画だと思っていたので、ラストの物凄い展開は暫しア然、ボー然。ストーリー展開は良い意味で裏切られ、作品性も優れた映画。7点(2003-10-17 18:54:12)(良:1票) 248. 新 居酒屋ゆうれい 続編だけどキャストは一新…で同じシチュエーションだなんて、制作側の意図がサッパリわからん。舘ひろし・松坂慶子・鈴木京香の3人の配役を聞いてもどうもピンと来ない。製作側は前作のキャスティングに何か不満でもあるのか…? 個人的には前作の方が好きですね。 3点(2003-10-17 18:51:02)《改行有》 249. ZIPANG 当時は“林海象監督の期待の新作”なんて謳われ軽く話題になったが、今となってはその知名度は無いに等しい。個々のキャラ設定はマンガのようでそれだけは良かった。特に、盗賊・地獄極楽丸(高嶋政宏)の破天荒な主人公や、女賞金稼ぎ・鉄砲お百合(安田成美)は魅力的。…がしかし、話が進めば進む程ショボイ特撮に苦しめられる…。当時の視点で観ても、特に後半の映像処理はヒドかった(苦)。とても観賞に耐えられない為、一度観ればもう充分…と言った所。 4点(2003-10-17 14:54:26)《改行有》 250. トワイライト・ランデヴー 《ネタバレ》 タイムスリップものが好きな自分には結構楽しめる映画。香港特有のテンポが効いて面白かったし、死後の独特なイメージ表現は感心しました。特に、幽霊であるコンが電気体な為“電灯”を使って過去へと遡り、また“電線・電柱”に触れると恐ろしい死世界へと行ってしまう…と言う発想は独創的で実にユニーク。更に作戦を立てては失敗、また失敗…と言う繰り返しも混乱する程、何シーンも創ってあるので見応えは有る。コミカルなシーンも面白くて、特に二人の背中が張り合わせになって右往左往する所は笑いました。ただ、基本はラブストーリーなので、ラストになればなる程二人の愛に視点が移り、ラブロマンスが苦手な自分にはやや辛い。エンマ戦のショボイ特殊メイクと特撮については、予算が少なかったと言う事で敢えて苦言はナシ。低予算でここまでガンバッて製作したスタッフの試みは買いたい。ちなみに、前半に物凄いゲロ吐きシーンが確か3回(?)程出てきます。ハッキリ言ってめちゃくちゃ汚い描写なので、苦手な人は気をつけて観た方が良いかもしれませんね。7点(2003-10-17 14:52:08) 251. ジュマンジ 象が車の上をガンガン踏み付け…壁からサイが突き破って来る。当時の宣伝CMで散々視ただけにスゴイ期待して観賞したものの、アラン(ロビン・ウィリアムス)がゲームを始めるまでが長い長い! プレイするとゲーム内容が現実に反映される…とだけ聞いていたので、前半のアランとゲーム盤“ジュマンジ”との関係が詳細に描かれ過ぎて、とにかくダルく感じる…(苦)。クライマックスからラストは期待以上のものは無かった。…と言うか、宣伝CMやメイキングなどで主要なシーンを見せ過ぎ! 娯楽作品にしては娯楽になりきれていない所が中途半端。 4点(2003-10-17 13:33:22)《改行有》 252. ポリスアカデミー 当時、中学生の頃にTV放映で観ましたが、あの時はいや本当に爆笑でした。…が、つい最近見直したらスゴイ寒い映画な事に気付き、とても観賞に耐えられませんでした…(正直、アレ!? こんな映画だっけ!?…と思ってしまった)。子供の頃に観ると同時に、当時の時代だから面白かった…と言うのが有りますね。ただ、個人的には個々のキャラクターにどうしても愛おしみを感じてしまいます。ちなみに、当時の吹き替えでマホーニー(本当は“マホニー”と呼ぶと友人から聞いたが、当時の吹き替えではやはり“マホーニー”と聞こえたので…)の事を“魔法瓶”と呼ぶお決まりのギャグが有りましたが、電器ポットへと変わった現在では時代の差を感じずにはいられません。6点(2003-10-16 21:59:10) 253. マスク(1994) 個人的には、単純に楽しめて面白い映画…と言う印象。CGを多様した画面構成はのちのCG技術の発展向上を見通して創られたものに過ぎず、ただの表現方法の一部でしか無い。マスク怪人(ジム・キャリー)が全然笑えない…と言うのもお門違い。アレはギャグでは無く敵と戦う立派な武器なのだ(だから別に笑う必要は無い)。そう言う意味では暴力も武器も使わないギャグ一本で、相手を打ちのめすだなんて実に平和的な表現だ。ただ、ジム・キャリーを役者として見た場合、正直どうも好感が持てない…(苦)。特に変身後の彼のテンションはクドイ! 更にダミ声で喋ると嫌気がさして仕方無い。それでも、アンチ・ジム・キャリーの自分でもギリギリ観れる作品では有る。 7点(2003-10-16 21:58:25)《改行有》 254. オズ L・フランク・ボームの童話にSF要素を脚色し、オリジナルで有りながら且つ「オズの魔法使(39)」の続編として製作された一風変わった作品。一応「オズの魔法使(39)」のその後のストーリー…と言う設定なので、原作派・前作派の方が観れば嫌うかもしれませんが、個人的には大好きな映画。特撮技術も当時としてはなかなか見応えが有り、何回観ても飽きない話の構成も画の創りも好感が持てる。個性的なオリジナルキャラクターは実に魅力的で、ドロシーに抱えられた雌鶏のビリーナも結構良い味出してます。独特な演出やファンタジー表現は決して悪く無く、今から観れば古い特撮も全体的に良く創られています。個人的にはジャック・パンプキンヘッド(ブライアン・ヘンソン)が好きでした。パンプキンヘッドの頭が、ポコポコ簡単に取れちゃう…と言う描写は結構笑えました。 8点(2003-10-16 17:28:29)《改行有》 255. 1000年女王 《ネタバレ》 今からこのストーリーを振り返るとまんまハルマゲドン。なんともスゴイ話ですが、当時は夢中で観てました。「銀河鉄道999」・「宇宙戦艦ヤマト」・「キャプテン・ハーロック」などが目立つ松本作品の中で、舞台が宇宙から遠いので地味な話に見えますが、このストーリー展開はいつ観てもワクワクしてしまう。また、潘恵子さんの声で「私は1000年女王…」なんて言われた日にはグッと来ます。雪野弥生・雨森始の主要キャラと、限られた設定で物語が進行し更に雪野弥生が実は大物だった…なんて言う所はやや「銀河鉄道999」のキャラ設定にも通じる。 7点(2003-10-16 16:55:45)《改行有》 256. 居酒屋ゆうれい 三枚目キャラのイメージが強い室井滋が今回は幽霊の役。“女幽霊”と言えば美人が定番ですが、そこは置いても個人的に室井滋と言う女優が好きなので期待して観賞。山本昌代著の同名小説が原作と言う事で、未読につき比較は出来ませんが、コメディにしては大笑いするような作品ではなく、可も無く不可も無く…と言った内容。恋愛が絡んだ三角関係に、幽霊を持って来たのは「どっちもどっち」を思い出す。ちなみに、続編ながら同じ内容の「新 居酒屋ゆうれい」の方はイマイチ…。 5点(2003-10-16 16:54:34) 257. ジョーズ・アパートメント 《ネタバレ》 もう汚い! 汚い! 今まで色々な映画を観て来たが、こんな汚い映画は初めて観ました(笑)。ピザやトーストにへばり付くゴキブリを見ただけでもう絶叫(おまけにそれを食べるだなんて…)。ゴキブリが大嫌いな自分は、ウギャ~ッ!! と絶叫しながら…それでも恐いもの見たさで最後まで観てしまった。でも、途中でゴキブリネットワーク(?)で番組放送したり、歌って踊る彼らを見てちょっとウケました。最後に人文字ならぬ虫文字で、必死に2人の仲を取り持つゴキブリ軍団を見て不覚にもジ―ンと来たり…。それでもコレは男性だったらまだしも、女性には観賞に耐えられない描写が多々有ると思う。そう言った意味でもとても勧められるような映画では有りません。 4点(2003-10-15 14:54:39)《改行有》 258. 北京的西瓜 《ネタバレ》 当時、民放のドキュメンタリーで散々放送していたので、元になった話は良く知っています。土地(店)を担保に入れてまで中国人留学生に奉仕する姿は、さすがに感動モノにはなりませんよね。実際、ドキュメンタリーで視た時は、申し訳無いが半分呆れてしまいました…。ただ、ここまで出来る人がいる…ってある意味スゴイ。彼が面倒をみた留学生たちの中には大会社の社長や重役に昇りつめた人もいるようで、大金をご主人に…と恩返しする事も有ったようです。もしも、自分が逆に何も知らない異国の地で恩人に出会ったら…と思えば1億分の1でこんな人がいても良いでしょう。ベンガルが淡々と演じ過ぎて、不気味に見える所がちょっとマイナス面。ちなみに、実際では夫婦揃って中国へ招待されていますが、この映画では行けなかった…と言うラストになっています。何故そんな描写にしたのか…謎。 5点(2003-10-15 13:00:49) 259. クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦 これはシリーズ通してもあまり面白くなかったなァ…(苦)。“温泉Gメン”って言われても、子供たちに通じるかどうか…。温泉に対して無理なこじつけや設定が多くて強引過ぎる。“金の魂の湯”…略してって言うフレーズもかなり微妙。2点(2003-10-15 12:35:07) 260. ビジター 「おかしなおかしな訪問者」の続編。時空を越えて現代に残った下僕・ジャクイユ(クリスチャン・クラヴィエ)を中世に戻すべく、再びゴッドブロワ伯爵(ジャン・レノ)が奮闘するコメディ。ベアトリス役のヴァレリー・ルメルシェが変更してしまい、ちょっと残念ですが、相変わらず下僕・ジャクイユが良い味出してくれます(合い言葉は「オッケ!」)。「おかしな…」にハマッたコメディ好きな自分には面白かったし結構笑いました。後はとにかく汚い!汚い! 前作以上にグレードアップしたその汚さはかなりヒキます…(苦)。続編なだけに、この手の作品をより良く楽しむには「おかしな…」の方を観る事が大前提なので、未見の方にはあまり勧められませんね。 5点(2003-10-15 00:10:27)《改行有》
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