みんなのシネマレビュー |
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241. ナチス、偽りの楽園 ハリウッドに行かなかった天才 《ネタバレ》 クルト・ゲロンという愛しむべき才能を、良くぞ発掘してくれたという気持ちでいっぱいです。[DVD(字幕)] 7点(2012-03-25 02:27:47) 242. 人狼 JIN-ROH 《ネタバレ》 マンホールの男から手渡された「おばあちゃんへのお土産」から始まり、食べられてしまった赤頭巾の末期で締め括られたこの物語は、人の皮を被った狼ならぬ、グリム童話の皮を被った和製ハードボイルドの傑作だと思う。[DVD(邦画)] 9点(2012-03-21 00:20:50) 243. とある飛空士への追憶 《ネタバレ》 オヒメサマとカソウショミンとのミブンチガイなコイバナ、という変換不要で手垢のつきまくった題材を、全く真新しさのない技で出来上がった普通すぎるアニメ。 例えるなら「鯖と味噌を使って出来た料理は、なんと…………………鯖味噌ッ!」みたいな作品。利点は「ご飯によく合う味」ということ。難点は「誰もが食い飽きている味」であること。[DVD(邦画)] 4点(2012-03-13 04:53:45)《改行有》 244. 鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星 《ネタバレ》 気になった点は…今作にエドの「誰が豆粒ちんちくりんチビだゴルァ!」的な台詞が無かったのは、なんでだろうか…という点。なんか、深い意味があるのだろうか。もしかして、主題歌を唄っている「チビだけど男前」なヴォーカリストに対しての配慮だろうか。そんな配慮は要らんから、もちっと「鋼の錬金術師」という原作に対しての配慮、そして観賞者すべてに対しての配慮を要す。 その配慮を欠いたムードに加えて、音楽・脚本の「畑違い」が原因と思われる不協和音が参戦し、非常にバランス感覚を欠いた力のない作品になったような気がします。 [DVD(邦画)] 3点(2012-03-03 01:17:24)《改行有》 245. ファイナル・デッドブリッジ 《ネタバレ》 「さて、どんな手段で殺っとく?」というワクワクした声が聞こえてきそうな死亡フラグ制作委員会(勝手に命名)の意気込みもあってか、今回もイイ仕事でした。(特に体操シーンのアレには超驚かされた) というか今回は、あまり複雑化させずにルール立てをし、なおかつ本作エピローグと1作目のプロローグとをくっ付けるという妙技を披露した、脚本家の功績が非常に大きいでしょう。 ラストの生き残り君もキッチリ取りこぼさない隙の無さは「(たぶん、身代わり君の寿命も実は短かった的オチではないかと)薄々感じながらも、騙されてしまう」から気持ちイイ。 ファイナル・シリーズファンとしては、非常に満足。お見事でした。 …蛇足ですが、鍼灸や眼科など医療系の死亡フラグは、なるべく立てないで欲しい…これはマジで怖いから。[DVD(字幕)] 7点(2012-02-26 02:22:32)《改行有》 246. チップス先生さようなら(1969) 《ネタバレ》 1939年版チップス先生が「一教師の人間賛歌」とするなら、こちらはちょっと甘めのラブリーなミュージカル仕立て。私的には前作のほうが好みだが、こちらの甘口も決して悪くない。 あと、折角のカラー作品なので、前作で描写されていたドナウ河の青さを確かめたかったんですが…[DVD(字幕)] 7点(2012-02-25 03:17:02)《改行有》 247. ファール・プレイ 《ネタバレ》 「タクシー客」や、オペラの「ミカド」などよりも、逮捕劇にドン退きしているオペラの観衆が、すっ呆けた法王の拍手に釣られて拍手するラストシーン。ここが何とも日本人的笑いで面白かった。[DVD(字幕)] 8点(2012-02-04 00:25:18) 248. TEKKEN 鉄拳(2010) 《ネタバレ》 ハリウッドでコスプレパーティー(鉄拳オンリー)のついでに映画を撮影したとしか思えない内容だが、主要キャストは楽しんでいたようだ。(観客は置いてけぼりで) リン・シャオとキング使いの私としては、さびしい限り…と書いて、気づく。レビュワー内での鉄拳プレイヤーの多さに。意外。[DVD(字幕)] 2点(2012-01-29 01:58:05)《改行有》 249. やわらかい手 《ネタバレ》 どうでもイイ話で恐縮ですが、昔、大阪某所の某店に「神の手」と呼ばれた女性がいたそうな。…とは言っても、同僚が勝手に「神」と呼んでいただけなのだが、聞けば「厚手のデニム越しに触られているだけなのに、二分も持たずに愚息昇天」というのだから、恐るべし。「夜のいてまえ打線」と呼称される同僚の談だけに、眉唾っぽくもあるが、真実味もある。 「その神の手とやらを、味わいに行くかね、君!」と同僚を誘ったが、もう引退してしまったという。残念。その神の手とやらの真偽は、もう闇の中なのである。超残念だ。 …サテ、話を戻してとりあえずこの作品「やわらかい手」の感想ですが。なんだか、その同僚の語っていた伝説を、ちょっと思い出しました。彼女の「手」は、まさしく「ソーホーのいてまえ打線」を完封する軟投投手のごとく、痛快無比な技でした。途中で右肘を故障するも「右がダメなら左があるさ」と、一向に彼女の勢いは止まる気配を見せません。 しかし、その痛快な手捌きなんぞが、この映画のテーマなのでしょうか?イエ、決してそうではありません。注目すべきは、半歩ズレた世界で変化した彼女の人間性と、普遍的な愛情なのではないでしょうか。でなければ、この作品の邦題は「神の手」でもイイはずです。 その掌(てのひら)に宿る掌(たなごころ)を、洒落っ気と慈愛たっぷりに描いた「やわらかい手」。うーん。隠れた名作。まさしく「穴馬的作品」でした。[DVD(字幕)] 9点(2012-01-17 00:53:00)(笑:1票) 《改行有》 250. ベスト・キッド(2010) 《ネタバレ》 ジェイデン・クリストファー“サイヤ〟スミスの魅力とは、なにか。 本人の努力も勿論あるのだろうが、ウィル・スミスとサイヤ人のいい所を両方キッチリ受け継いだトコロだとおもう。 最後の逆サマーソルトキックはホントに格好良く、超驚いた。 [DVD(吹替)] 8点(2012-01-10 00:35:13)《改行有》 251. マッハ!!!!!!!! アクション映画界で、ここまで美しいヒジ打ちとヒザ蹴りを撮った映画は、ないとおもう。[DVD(字幕)] 8点(2012-01-03 00:21:31) 252. ベスト・キッド4 ヒラリー・スワンク版のベストキッドという真新しさが、僧侶in the Bostonという可笑しさに食われちゃったカンジ。禅ボウリングで一本撮ってほしいくらい。 面白かったが、典型的カウチポテト・ムービーの域を出ない予想通りの作品でした。[DVD(字幕)] 5点(2011-12-30 02:59:20)《改行有》 253. ベスト・キッド3/最後の挑戦 《ネタバレ》 主人公よりも敵役のヘンテコさが勝ってしまったという、シリーズ史上稀有な作品だと思う。特に、あの義理堅いクセに非道、色々と無駄な策略好きなのに、大金持ちというブレブレな印象のシルバー氏が、特にヘンテコ。[DVD(字幕)] 4点(2011-12-27 00:32:13) 254. 13日の金曜日(2009) 《ネタバレ》 ソコソコ面白く、ナカナカに不気味な作品に仕上がっていたと思う。愛されてウン十年という「13金」シリーズの実績に恥じない出来。ちょっと地味だが。 しかし惜しいのは、スプラッタ作品に於ける木材粉砕機の使い方。これをスタッフは少し間違っている。そんな物騒な機械を出す以上、キチンと結果を出してもらいたい。ジャッキー映画の「レッド・ブロンクス」を見習うべきだと、思う。 [DVD(字幕)] 7点(2011-12-10 01:37:41)《改行有》 255. ベスト・キッド2 《ネタバレ》 空港や街にはヤケにリアルな日本語表記の看板があり、自動車も左側通行。しかし、どう考えても日本ではないギコチナサ。日本人キャストも皆無のようだし。「ハテ、ドコのオキナワなのさ?」と小首を傾げながら鑑賞。正解は、米国のリトルトーキョーでした。 国内評に限る意見ですが、数人、否、一人でも「ネイティブ日本語を流暢に話せるキャスト」がいれば、もう少しマシな評価だったんじゃないでしょうか。 もし、ミヤギ役を断った事について悔やんでいた三船敏郎が、奇跡的にキャスティングでもされていれば…本作の出来は大分違っていたと思う。惜しい。(パット・モリタの胡散臭さも捨て難いが)[DVD(字幕)] 5点(2011-12-09 01:59:25)《改行有》 256. チップス先生さようなら(1939) 《ネタバレ》 私も「ドナウの水面は青く美しい」と言えるような生き方が、したい。今の私が見ても、たぶん茶色く見えるんだろうなぁ。[DVD(字幕)] 8点(2011-12-04 06:43:55) 257. ゲゲゲの鬼太郎 激突!!異次元妖怪の大反乱 上映時間や動画・演出スタッフに、もう少し恵まれていたら…「劇場版ドラえもん」や「劇場版クレしん」と肩を並べても遜色無い出来。あらゆる意味で、惜しい。[DVD(邦画)] 7点(2011-12-03 01:14:23) 258. ゲゲゲの鬼太郎 最強妖怪軍団!日本上陸! 死霊の盆踊りならぬ妖怪の盆踊りに、何故こだわる鬼太郎。[DVD(邦画)] 3点(2011-12-03 01:10:43) 259. 13日の金曜日/ジェイソンの命日 《ネタバレ》 13金の生みの親・カニンガムの「ジェイソンのホッケーマスクなんて、おれ、認めてねぇし」という悪態が、聞こえてきそうな迷走っぷり。13金シリーズ屈指とも言えるお馬鹿な雰囲気と、打っ飛んだ脚本が楽しくってしょうがなかった。難点は「ジェイソン」というアイコンがなくて、ちょっとさびしい所。なんだかんだで、ホッケーマスクの巨漢というイメージは浸透しまくってますから。[DVD(字幕)] 7点(2011-12-03 01:08:01) 260. ベスト・キッド(1984) 《ネタバレ》 「人生で大事なのはバランス感」という教訓を未だ律儀に守ってる(つもりだ)が、結構アンバランスな生き様を晒している私だったりする。[DVD(字幕)] 7点(2011-11-29 23:58:38)
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