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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
241. アヒルと鴨のコインロッカー 序盤はゆるり系の青春ドラマかと思ったら、 友情というテーマにサスペンス・ドラマの要素を加えた、一風変わった新感覚派の作品だった。 アイデアやお話自体の構成は悪くないんだけど、ストーリー性が濃くなるにつれ、 徐々にシナリオに穴が・・・。「アヒルと鴨」「ボブ・ディラン」の小道具も狙いはわかるのだが、 今ひとつしっくりこないというか、こじつけ感があって、あまりセンスの良さは感じなかった。 ロケ地になっている仙台の街並が美しく、キャスティングも問題なし。 まあそこそこ楽しめる映画だとは思う。[地上波(邦画)] 4点(2011-08-08 08:08:10)《改行有》 242. イントゥ ザ ブルー カリブの海がすごいきれいな映画だった。ちょっぴりアドベンチャー、 ちょっぴりサスペンス、ちょっぴりロマンスと、気楽に楽しめる、コンビニのような娯楽作品。 前半はまあまあ良かったんだけど、後半はかなりゴタゴタ。やばい展開だなぁと思いつつ、 ヒロインが突然乙女チックなことを言い出した時に、こちらの緊張の糸もぷつんと切れた。 主役たちは美男美女、彼らの逞しい身体とセクシーボディーも見所なんだろうけど、 こういう映画はあまり余計なことを考えずに、ポーッと鑑賞するのがベストかと。 あくまでオーソドックスな冒険海洋ものとして、疲れている時などにはお薦めの作品。[地上波(吹替)] 3点(2011-08-08 06:34:34)(良:1票) 《改行有》 243. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 四部作の一作目ということで、ワンエピソードでまとめているのはいいんだけど、 やっぱり詰め込み過ぎの感は否めず。冒頭導入部はあまりにも無茶。 キャラ描写に関しても、主人公の少年は盛んに苦悩しているようだけど、 上っ面の状況説明しか描かれていないので、感情移入はできない。 リメイクではなくリビルドというのなら、シナリオもしっかり再構築してほしいところだけど、 この調子だと張り巡らせた伏線も解明されないまま、最後までいっちゃうのかな? 見所はロボットのデザインを含めた機械類、及び戦闘シーンでの映像。とても迫力がある。 作品自体には何かしらのパワーは感じるんだけどね・・・。「破」以降に期待。[地上波(邦画)] 3点(2011-08-08 05:38:32)《改行有》 244. スクール・オブ・ロック 設定の愉快なコメディー映画。 基本的なストーリーは「天使にラブソングを」と同じなんだけど、 ロックだけあって、主人公のキャラはこちらの方がぶっ飛んでいた。 もうほんの気持ち、子供たちの描写が見たかったという印象もあるけど、 シナリオのしっかりしたコメディーはやっぱり面白い。お薦め作品。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-08 05:17:19)《改行有》 245. シークレット ウインドウ ある小説家を襲う恐怖を描いた、キング原作のサスペンス。ヒッチコックと同様、 キングの作品は設定が面白くて、すぐに物語に入っていける安定感があるが、 どの作品にも結構穴があって、「まあまあだったな」で終わるものが多いのも特徴。 本作は冒頭での見せ方が悪かったのか、すでに序盤で謎はわかってしまい、 あとは予定調和を楽しむばかり。ホントに"まあまあ"の作品だった。[地上波(吹替)] 3点(2011-08-08 04:30:49)《改行有》 246. ワールド・トレード・センター 実話をベースにした作品ということで、パニック映画というよりドラマ色が濃い。 ヘタな脚色ができない事件なので、展開が非常に重苦しく、 警察官の勇敢な姿と家族愛をテーマにしたシナリオも、かなりオーソドックスでベタな仕上がり。 創作ドラマならまだしも、実際に他の多くの人たちが亡くなったことを思うと、 この内容では最後まで感情移入できなかった。それがすべて。[地上波(吹替)] 2点(2011-08-07 12:04:26)《改行有》 247. もしも昨日が選べたら 何か「ドラえもん」みたいなストーリー。 ドラちゃんから道具を借りたのび太君が、つい調子に乗り過ぎちゃって・・・。 と、日本人には取っつき易い話かも。アイデアそのものはいいと思うんだけど、 中盤は同じことの繰り返しで、ややうんざり。さらに終盤はテーマに繋げるための強引な展開、 オチは「ダメよ」と言われてきたパターンと同じという訳で、ドラマとしては今ひとつだった。 テーマも個人的にはいささか食傷ぎみで、よほどさらりと見せてくれないと、もうキツい。 あくまでコメディー作品として観れば、そこそこ楽しめるとは思うけど・・・。[DVD(字幕)] 3点(2011-08-07 11:43:06)《改行有》 248. あなたは私の婿になる サンドラ・ブロック主演のラブコメ。序盤の無茶な設定はなかなか面白いんだけど、 本作でのキャラはとても彼女のイメージに合わず、思わず苦笑。 中盤はやっぱりサンドラらしいドバコンぶりをたっぷり見せてくれて、 初期設定のキャラはどこへやら。いつものパターンになっちゃったね。 この展開になるんなら、外見がクールなミシェル・ファイファーあたりで見たかったかな。 家族絡みのストーリーは、同じサンドラ主演で他の作品にもあって、目新しさは感じなかった。 ラストの演出は、個人的にはまったくダメ。もう恥ずかしくて恥ずかしくて、 とても目を開けて見ていられなかった。相手方の男優さんはカッコよかったけどね。 アクのない内容なので、安心して鑑賞できる万人向けの作品ではある。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-07 09:45:47)(良:1票) 《改行有》 249. 私の中のあなた 自分なら果たしてどういう選択をするか? 問題提起とともに、家族の絆、命の在り方をテーマにした作品。 奇抜な初期設定を回収させることと、起伏のあるストーリー性を持たせようとしたためか、 作り過ぎと思えるほど回りくどい展開になっており、同様に母親のキャラもかなり極端に。 お姉さん役の女優さんだけは良かったけど、お父さんは相変わらず役に立ってないんだよね。 シナリオの出来はいいとは思わないけど、考えさせてはくれる作品。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-07 08:25:20)《改行有》 250. 252 生存者あり すごい映画だな、これ。パニック描写と人間ドラマを核にした作りだが、 各登場人物たちの描き方が浅く、お話の展開もびっくりするほどのご都合主義で、 緊張感がまるで無し。中盤からはまるで青春ドラマを見ているようで、 なんでこんなことになっちゃうのか、不思議な気持ちで鑑賞していた。 ラストの、これでもかというほどのベタベタ演出は凄まじかった。 主人公はさしずめ熱血先生といったところか。陳腐なことこのうえない。 同じジャンルのディザスター映画なら、過去に名作がたくさんあるのに、 なぜそれらのシナリオを参考にしないのか、首を捻るばかり。 小さな女の子が可愛かったところだけが見所の作品だった。[地上波(邦画)] 1点(2011-08-07 07:16:38)《改行有》 251. 理想の彼氏 コメディ色のほうは、やや弱めのラブストーリーもの。 男性側は二十代前半のいわゆる草食系で、ヒロインは肉食系というわけではないけど、 行動的なタイプで、最近よく見かける年上女性と年下男のパターン。 まあこんなきれいな四十歳なら、たとえ子持ちでも、二十代前半の男なんてイチコロでしょう。 そういった意味では意外性もないし、ストーリーは予定調和をこなすように進み、 終盤の展開を含め、取り立てて妙味はなし。女性ならそこそこ楽しめるとは思うけど、 ずっとキャサリンの顔ばかり見ていた映画だった。[DVD(字幕)] 3点(2011-08-07 07:10:05)《改行有》 252. 噂のモーガン夫妻 「刑事ジョン・ブック/目撃者」のラブコメバージョンといった作品だが、 どちらかと言えばストーリー要素のほうが強い。田舎の風景や雰囲気がとてもよく、 お話の展開も悪くないとは思うんだけど、主演二人の設定が今ひとつ。 最初から仲が悪いようには見えないし、ラストも序盤の段階でわかってしまう。 コメディーとして観るならこんなもんでいいのかな? ピンでの出演となったサラは、普通っぽくていいと感じる反面、華がないといえば華がない。 こちらはコメディーとして観るなら、もう少し魅力のある女優さんを見たかった。 サブキャラのメアリーのほうが、よっぽど魅力的だったよ。[DVD(字幕)] 3点(2011-08-07 06:06:35)《改行有》 253. ブレイブ ワン ピンで活躍し続ける、ジョディ・フォスターの主演作品。 本作でも強烈な個性を見せてくれる。内容は「狼よさらば」の女性版といった感じだけど、 ごつくて強そうな男性が主役ならまだしも、本作のキャラ設定の女性だと、 やはりこのストーリーの流れはかなり無理があるかな、という印象を受けた。 加えてヒロインの苦悩がたっぷりと描かれているので、まあ重たいこと、重たいこと。 ラストも予測できる範疇。「フライトプラン」の時と同様、 ヒロインのキャラが際立ちすぎる感があるけど、シナリオは本作のほうがちょっとマシ。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-07 05:45:52)《改行有》 254. フリーダム・ライターズ 実話を映画化したものらしい、教育熱心な女の先生のお話。 あまりにも学校の環境がひどすぎて、これは大変だなぁとしょっぱなに感じたんだけど、 内容自体はほぼ金八先生と同じ。さすがにこの流れを2時間で収めるには無理があるようで、 どうしてもご都合主義を感じてしまうのは致し方ないよね。 演出は映画らしい工夫がなされていて、作品の出来自体は悪くないかと思う。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-07 05:39:46)《改行有》 255. 映画ドラえもん のび太の恐竜2006 続編だと思ったら、ほぼ完全リメイクだった。絵は多少洗練されているとは思うけど、 そもそもアニメ映画のリメイクに何の意味があるのか、さっぱり理解できない。 恐竜の声にイライラ、お馴染みのキャラたちが時々変な表情をするのが不快、 ラストのベッタベタお涙頂戴演出と、いい所はまるでなし。 オリジナルのストーリーがいいだけに残念な出来映えだった。 新しいシナリオが作れないんじゃ、ドラえもんはもうダメなのかな。藤子先生は偉大だった。[地上波(邦画)] 2点(2011-08-07 03:59:41)《改行有》 256. イン・ザ・カット 官能サスペンスって、ほとんどが外ればかり。 官能シーンが多ければ多いほど、当然ストーリーに当てられる時間が削られるわけで、 本作もそのパターンにハマってしまった。「女性の性」というテーマは何となくわかるけど、 ぼんやり程度しか見えてこないし、それ以上にサスペンスの部分があまりにもしょぼくて、 これじゃ映画全体の印象が悪くなってもしょうがない。メグはがんばっているのだが、 この程度のシーンなら普通のサスペンスでも見られるし、取り立てて見所もなかった。[DVD(字幕)] 2点(2011-08-07 03:29:38)《改行有》 257. 蛇イチゴ 家族の窮地に、突然出戻った兄貴のキャラが見所の映画。 この芸人さん、器用なのか素でやってるのか、飄々とした表情が役柄にハマってる。 ただ口八丁で立ち回るシーンがもっと欲しかった気がするし、 汚い食事のシーンなどは削って、彼の内面を突っ込んだ描写も欲しかった。 妹の兄貴話は腹を抱えて笑ったけど、居酒屋ネタと同じようなもので、 兄貴のキャラを言葉で説明されてもちょっと・・・。おかげで「蛇いちご」のエピソードも、 お話をまとめるために、とってつけたような感じになってしまった。 本当はここでほろっとさせるはずだったんだろうけど。総体的には面白い雰囲気の映画だった。[DVD(邦画)] 4点(2011-08-06 20:35:02)《改行有》 258. ブレードランナー/ファイナル・カット 全部で5つのバージョンがあるようで、副題の示す通り、 これが最終バージョンのようだ。追加シーンもあるようだけど、 ラストのシーンがカットされている以外は、よくわからなかった。 結構あのシーンは好きだったんだけどね。もちろんなくてもストーリー的には問題なし。 好きな人は、それぞれのバージョンを見比べてみるのも楽しめるとは思うけど、 何で5つも作るのか、訳がわからない。[DVD(字幕)] 7点(2011-08-06 13:51:04)(良:1票) 《改行有》 259. 河童のクゥと夏休み カッパと少年の友愛を描いたアニメ。 もう定番になってしまったけど、一応環境保護のテーマをさらりと含んでいるとこがニクい。 ストーリーは中盤から見飽きたあざとい展開が。ラストはベタにならなかっただけマシだけど、 他に見せ方があったような・・・。河童のキャラが良かった反面、 人間のキャラに関しては顔や体型、動きなどがガチガチで、魅力はまったく感じなかった。 やっぱりディズニーやジブリのキャラと比べると、数段落ちるのは否めない。 アニメ映画としてなら、十分及第点の作品だとは思うけど。[地上波(邦画)] 4点(2011-08-06 13:46:09)《改行有》 260. プラダを着た悪魔 ヒロインの奮闘努力を描いたドラマ。 単なるサクセスもので終わらない作りはいいと思うんだけど、 全体的にコメディー色が弱いせいもあるのか、設定や展開の粗が結構目立つ。 それ以上にヒロインは一体何をどうしたいのか、彼女の行動に感情移入できないほうが辛かった。 これならオーソドックスなサクセスものでも、「ワーキングガール」のほうが、 ヒロインの目的意識がはっきりしていて、判り易くてよっぽど面白い。 舞台設定がファッション業界だけに、女性は別の部分で楽しめるとは思うけどね。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-06 11:10:38)《改行有》
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