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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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241.  バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌 《ネタバレ》 劇場で見なければ良かったと後悔している。深作欣二の遺作でその息子の力量が未知数である分、微かな期待はあったが、やはり親の七光りだった。前作以上に惨すぎる生徒の扱いに、対テロリストのチーム戦になったからか、理不尽さが減って代わりに臭すぎるメッセージ性が前面に押し出される始末。『プライベート・ライアン』の劣化コピーに過ぎず、コントにしか見えない展開の数々、ただ銃撃と爆発さえあれば迫力があると勘違いしている虚しいアクションシーン、寒すぎる主題歌にはただただ引くばかり。自分の仲間殺されたのに、テロリストに肩入れする生存者も如何なものかと。早い話、何が言いたいのかよく分からなかった。[映画館(邦画)] 1点(2016-02-23 20:49:39)

242.  バトル・ロワイアル 原作は大長編で、コミカライズ版しか読んだことがないが、2時間で収めるには厳しい内容。極限状態に置かれた生徒たちの人間模様がメインなのに、映画はカットされまくりで、ただ殺し合いをしているだけだった。そのため、くどいメッセージ性が空回り。せめて前後に分けて製作しないと。アクション演出に迫力あり。殺し合いゲームの残酷さと理不尽さが伝わってくる分、後に作られたハリウッド映画の『ハンガー・ゲーム』と比べても遥かにマシだろう。[DVD(邦画)] 4点(2016-02-23 20:46:48)

243.  戦場でワルツを 《ネタバレ》 ドキュメンタリーの【記録】をアニメーションの【記憶】として描くことで、現実とも虚構とも似つかない、白昼夢のような超現実的な世界が広がっている。原題にある、バシール・ジェマイエルに関する基礎知識がなければ、この映画の理解や共感は難しい。端的に言えば、「イスラエルのヒーローとして利用されたバシールが首相になった途端暗殺されて、報復として、キリスト教徒民兵を使ったパレスチナ難民の虐殺を青年だった監督が目撃していた」というたったこれだけの話で、物語や結末を求める人には肩透かしだが、ドキュメンタリー映画ではこれが限界だろう。実写映像は、イスラエル側の看過を直視したという意味でメッセージ性はあるにせよ、ちょっと安易。最後までアニメで通すべきだった。[DVD(字幕)] 6点(2016-02-15 18:50:54)

244.  パラダイス・ナウ 《ネタバレ》 【現代の楽園】というタイトルが一層皮肉を強める。自爆テロリストが如何に誕生するかの一例を淡々と追っているが、殉教ビデオ撮影中に軽食中の男が素通りするブラックな演出が、殉教における高尚さとは皆無の、居心地の悪さをより身近に感じさせる。自爆テロに積極的・消極的な二人の兄弟の立場が逆転していく過程が印象的。空爆を除けば、彼らもごく普通に暮らしている人々に過ぎないのだろう。どちらかが滅ぶまで殺し合いは永遠に続き、それを大義として利用している権力者がのさばる不条理。民族と宗教が歴史レベルで雁字搦めになっては第三者が論じる資格すらない。[DVD(字幕)] 6点(2016-02-15 18:38:35)

245.  パール・ハーバー 《ネタバレ》 ところどころに美しいショットが挟まれ、マイケル・ベイ監督らしい映像センスが光る。リアルタイムで観て、当時映像"だけ"気に入った自分を大いに恥じた。黒歴史だ。救いなのは日米共々酷評ということ。日本をバカにしている云々より、むしろ延々と昼メロ以下の三角関係を見せられるという苦行。タイトルからして真珠湾攻撃で決着を付けると思っていただけに、大作感を出すための時間稼ぎ的な後半に「まだ続くのか」と絶望したものだ。ヒロインはビッチなのか強かなだけなのか・・・いずれにしても三人は悲恋を盛り上げるためのただの駒で、第二の『タイタニック』を作ろうとしたら、そりゃ分かり切った酷いものが出来るよね。偏見に満ちた本作を真に受けて、自虐しようがしまいが当人の自由というスタンスだが、出来的には1点で十分かと。[映画館(字幕)] 1点(2015-12-31 01:55:57)

246.  ブラック・ダリア 数年前の航空機内で観賞。『L.A.コンフィデンシャル』の姉妹作だが、それに匹敵する傑作ノワールに期待すると痛い目に遭う。悪い意味で荒削りというか青臭さが鼻につき、ストーリーテリングより映像技巧と残虐描写に溺れている感じ。俳優陣は好演だが、作品空気に溶け込めずパッとしなかったのも大きいようだ。良くも悪くもデ・パルマ印なので納得。[DVD(字幕)] 4点(2015-12-31 01:40:12)

247.  マンダレイ 《ネタバレ》 『ドッグヴィル』よりこちらの方が好み。ミステリーとしての面白さが遺憾なく発揮されていて、2時間強で済んだのも良い(逆に線を引いただけのセットの役割が薄れてしまったが)。『マンダレイ』をイラク戦争後の物語に置き換えると、欧米式グローバリズムは、日本を含め、価値観の違う世界を良い方向に進ませているのか、ということだ。村のためだと言いつつも、実は自分にとって居心地の良い空間を押し付けているだけのありがた迷惑に過ぎないのではないか。早い話が理想主義という名の優越感や自己顕示力である。結局、王家出身の黒人が実は卑しい身分だと知るや、自分の都合で罰を与える皮肉なオチが効いている。差別主義者と同じじゃん。改革する前の方がマシだった、というのはよくある話だが、リスクや挑戦なくして改善も発展もないし、平凡な安定志向のままではいずれ社会全体の首を絞めてしまう。古き良きものは尊重しつつ、少しずつ人間として進化していく意思は持ちたいものだ。[DVD(字幕)] 7点(2015-12-25 21:06:29)

248.  ドッグヴィル 《ネタバレ》 言いたいことは分かる。適度な距離と本音と建前を忘れると、人間なんて犬畜生以下だということも、現実社会で生きている以上は幾度となく感じていることだ。しかし、スタジオに線で引いただけの前衛的なワンセットで170分はかなり厳しかった。最後の虐殺で今までのフラストレーションをチャラにする構成だが、あの長さでスカッとするには全然物足りず、観念的すぎて手応えを感じられなかった。頭は良いが精神は子供。だから、ミヒャエル・ハネケのような成熟さはなく、腰をどっしり据えた映画を撮れない。視野が狭くて意見すら聞かず、常に寓話に引きこもって人間の可能性を信じない。安全な場所で人のグロテスクさに安心している自分が正しい。そういう限界が垣間見えた。[DVD(字幕)] 5点(2015-12-25 20:54:20)

249.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》 映画を見始めた頃、ほぼリアルタイムで接して、バッドエンド一直線の物語に怒りを感じたものだった。時を経て、鑑賞経験を重ねてから再見すると「そこまで悪くないんじゃない?」と思えるようになった。映画の作りとしては、これはこれで悪くないか。とにかく独創的。母の無償の愛を描いたと世間的には言われているが、どこかの映画雑誌でトリアー監督は真っ向から否定しており、薄幸で頭の弱い女性がひたすら苛め抜かれる姿を通して、理不尽で身勝手で愚かなアメリカをただ批判したかっただけだったんじゃないの、と思えてしまう。主人公にとって厳しい現実から勝ち逃げしても、息子を始めとする周囲の人たちはそのエゴを押し付けられて不幸になっただけ。監督も登場人物も誰も責任を取らないから、メッセージ性に重みもないし本末転倒だ。反面教師的にはアリかもしれないけどね。[地上波(字幕)] 5点(2015-12-25 20:43:28)

250.  渇き(2009) 《ネタバレ》 『ぼくのエリ』同様、ヴァンパイアものとしての切り口は新しいのに、133分が4時間に感じてしまうくらい退屈。中盤の夫殺しで手間取った揚句、後半の二人の暴走にトップギアが掛かろうとした瞬間、急速に萎んでしまった消化不良感が残る。下手したら失笑もののワイヤーアクションと電柱倒しを敢えて使ったシュールな演出には感心。背徳行為の罪悪感に苛む神父と、宗教から解放されて本能的に生きる人妻の対比から、男と女の価値観の物語だと解釈した。[DVD(字幕)] 4点(2015-12-25 20:26:11)

251.  親切なクムジャさん 《ネタバレ》 優雅な語り口は良く、イ・ヨンエの妖絶な好演は悪くないが、やはり物足りない。主人公が女性なのか、はたまたオリジナル脚本の限界なのか、前2作に比べて平坦で中途半端な印象。『オールド・ボーイ』以上に寓意的で(つまり曖昧)、復讐の衝撃と濃度が薄く感じた。それでも、やり口はえげつなく、仇を被害者遺族にやらせるというブラックユーモアの極み。そんなコミカルな演出の多さから、陰惨さの強い3部作の中では一番見易かったかと。3部作を綺麗に締める、静かで美しいラストショットは素晴らしい。救われるか虚しいかどうかは別として、肯定も否定もしないスタンスで"復讐"そのものにテーマを絞ったのは完結編らしい着地点。[映画館(字幕)] 7点(2015-12-25 20:19:35)

252.  ソウル・キッチン 《ネタバレ》 ギリシャ系ドイツ人の主人公に、彼を取り巻く愉快で個性的なキャラクター達。監督が監督だけあって移民要素はあっても、あくまで肩の力を抜いたコメディだ。ぎっくり腰を始め、兄の博打で差し押さえられるレストラン、葬式のひと悶着でますます転落していくにも関わらず、もの凄く滑稽に映える。そこからハッピーエンド一直線の大逆転劇は一見御都合展開に見えるが、計算で描いているのだろう。全編を通して整合性があって、調和のとれた軽めのフルコースが並べられているようだ。カジュアルなタイトルと内容に見合った、程よい幸福感を残す一本。[DVD(字幕)] 6点(2015-12-14 19:23:15)(良:1票)

253.  そして、私たちは愛に帰る 《ネタバレ》 親子3組の愛の物語が個別に交錯する『アモーレス・ぺロス』を彷彿とさせる構成。互いに異国で死んだ二人の女性が交差するように祖国に移送されるショットが印象的。娘の遺志を継いだ母を演じたハンナ・シグラの存在感が圧巻で、死のきっかけを作った娘の友人を助けるなんて日本では絶対に出来ない。そういう宗教的な土壌の違いもあるのだろう。トルコ系ドイツ人監督のファティ・アキンは、移民問題の亀裂を見つめながらも死によって生まれた微かな愛と希望を提示する。もっとも、今のシリア難民問題を見るに、何でもかんでも純ドイツ人から寛容さと愛で受け止めよ、ってある意味で都合良すぎはしませんかね? 脚本は巧いが、そういう裏読みを感じてしまう。[DVD(字幕)] 6点(2015-12-14 19:16:05)

254.  デビルマン 《ネタバレ》 デビルマンは知っていても、中身はよく知らない。しかし、それを抜きにしてもこれはないだろ。あの惨たらしいメイクで「俺、デーモンになっちゃったよ」や「ハッピーバースデー、デビルマン」と言われたら撃沈間違いなし。無駄に多いゲスト出演に製作費を使い果たしたのか、幾度か使い回されるショッピングモールに、初期プレステ並みのチープなCGである。物語の悲惨さより出来の悲惨さが目立つのが皮肉すぎる。想像力の強さが要求される埋もれた傑作小説を読むのが面倒臭い、一般に認知された漫画の方が注目が集まりやすい・・・教訓を活かせないまま、同じ過ちを幾度も繰り返すなら、日本のメジャースタジオは一度潰れた方が良い。[DVD(邦画)] 1点(2015-12-07 19:26:32)

255.  模倣犯 監督は原作をちゃんと読んだのか? 大長編を2時間でまとめている地点で自爆確定(ピースなだけに)。本編とは無関係の44の謎は、わざと難解にして高尚にしようとする自信のなさの表れ。スマップの中居が主役、爆笑問題をキャスティングするセンスのなさ・・・話題性優先でもう終わってますね。これは何を言いたかったんだろう? こんな駄作でも力を吐いた山崎努と原作者への冒涜と捉えても不思議ではないだろう。山崎努の熱演に免じて1点。[DVD(邦画)] 1点(2015-12-07 19:22:53)

256.  倫敦から来た男 モノクロ、長回し、スタンダードサイズの画面比率・・・ハリウッドで撮ったら30分の短編で仕上げられるノワールを、時代を逆行する映像手法で異質な芸術映画として際立たせている。隅々に行き渡る白と黒のコントラストと、静止した時間をスローに行き交うカメラワークが異世界の扉へ誘う。単に観客を無視した文芸気取りの自慰と切り捨てるか、崇高な領域に到達した名画と称えるかはその人次第だが、ここまで徹底して独創的だと強靭な映像の力で吸い寄せられる映画人が少なくないのも分かる気がする。退屈だけど、不快なものではなく酩酊感のする、そんな感じ。[DVD(字幕)] 6点(2015-12-07 19:10:03)

257.  パンズ・ラビリンス 《ネタバレ》 ファンタジーの本質を突いている。閉鎖的で暗澹とした現実を打開するための武器となるし、ただの現実逃避用の慰み物にもなる。この映画では後者よりだ。非力な少女によって紡ぎ出された幻想は現実に蝕まれ、グロテスクで歪んだ悪夢的な世界の中に美が孕んでいる。本心では彼女は生きたかったに違いない。救いのない結末だが、ある意味で非情な現実から勝ち逃げしたとも言える。悲惨な自殺や理不尽な死が蔓延する現代社会に通じるテーマであり、世界中に星の数ほどいるオフェリア達の叫びだ。叶わない妄想の果ての無残な最期だとしても死は救いかもしれない。[映画館(字幕)] 8点(2015-11-28 00:54:37)

258.  アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン 《ネタバレ》 予告編を見ると、日韓米を代表するスターの競演に、特殊能力を持つ男を巡るワールドワイドなアクション・スリラー大作だと思うだろう。しかし、内容は自分自身に酔っているナルシスト3人を延々と映し出しただけ。映像美は圧巻だが、全然救えていない。まるでマリック監督の『ツリー・オブ・ライフ』ばりの予告編詐欺。映画館で観ていたら激怒ものだろう。現代のキリストを象徴するシタオの名前はゴーダマ・シッダールタから来ているらしく、西洋のキリスト教と東洋の仏教の交差を観念的に描いたと解釈できるが、「だから何だ?」で済まされる話。トラン・アン・ユン監督は、脚本書かないで、演出だけやっていればまだマシな映画を撮れる気がする。[DVD(字幕)] 2点(2015-11-26 23:25:02)

259.  ゼア・ウィル・ビー・ブラッド 《ネタバレ》 アメリカンドリームは呪いみたいなものだ。夢が現実に変わった瞬間、現状維持のための不安と金に群がるハイエナ達に怯え続けなければならない。都合良く利用した養子に疚しさを感じ、弟と名乗る男に裏切られたのなら尚更。性的不能の主人公にとって、ひたすら石油(=血筋)を求めることでしか生き甲斐がない悲しさと虚しさを感じた。荒野ばかりの背景がほとんどで退屈なシーンは少なくないが、そのためにあるような軽快な結末は、誰も見たことのない映画を撮るP.T.アンダーソン監督の真骨頂。「ブラックコメディか!?」と言わんばかりに、牧師に落とし前を付けさせるべく、子供のような振る舞いで復讐を果たした彼の破滅がむしろ安堵と解放感に満ち溢れているのは気のせいか。ダニエル・デイ=ルイスの怪演は言わずもがなだが、名優のパワーに応えた監督の手腕は好き嫌いを別にしても凄い。今のアメリカは主人公と同じ結末を辿って再起を図ってもきっと同じことを繰り返すだろう。国家もまた、利害という感情で動く生き物なのだから。[DVD(字幕)] 7点(2015-11-21 18:34:00)(良:1票)

260.  未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~ 当時、某人気映画ネタバレレビューが面白かったので逆に見てみたくなった。名曲のためにストーリーや演技がいくら破綻しようが、ある意味、最後まで貫いたスタッフの信念に感嘆を覚える。逆に言えば、そのレビューが映画本編よりも目茶苦茶面白かっただけだが。ドリカム・マトリックス(笑)[DVD(字幕)] 2点(2015-10-18 23:32:49)

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