みんなのシネマレビュー |
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2581. 20世紀ノスタルジア はっきり言えば駄作なんだけど、“エーテルたい~♪エーテルたい~♪バチバチ♪”の歌がとても印象的。 この歌がなければ、印象にはまず残らなかっただろう内容。 テーマは、はっきりいってガイキチそのもの。 もしくは精神分裂か妄想癖か。 有名俳優・女優以外は全て演技が極端にヘタクソというのも印象的。 制服姿と、絶頂期の「ドコモのポケベル広末」を楽しめれば、そんなの気にならないかもしれないが。[CS・衛星(邦画)] 4点(2010-07-22 23:30:11)《改行有》 2582. 女体棧橋 これはつまらない。 ギャングモノなんだけど、石井輝男らしさも出ていないし、ストーリーも単調の極み。 しかも、出てくる女性がみんな40女に見えるし、ブヨブヨしている。 石井輝男作品の中では下位に位置するレベル。[CS・衛星(邦画)] 4点(2010-07-20 23:25:29)《改行有》 2583. 大酔侠 《ネタバレ》 しまった!! カンフー映画だと思って観てみたら、武侠映画だった! そのガックシ感以上にガクッときたのが、超絶アクション。 凄い技が飛び出すほどに、こちらのテンションが落ちるという、摩訶不思議な内容。 さすがにあそこまで有り得ないアクションが飛び出すと、子供ではない大人の私にはかなり辛いものがある。 見所は、チェン・ペイペイが胸を毒矢におかされ、それを男が口で吸いだすシーン。 男が胸に口を当てて吸った瞬間、チェン・ペイペイは空を見上げて恍惚の表情をする。 これには相当なエロスを感じた。 製作者が狙ったのかどうか定かではないが、これ以上にエロいシーンを、私はショウ・ブラザース映画で観たことがない! だけど、あれだけ毒が体に回って悪化しているのに、口で一吸いしただけで治るとは到底思えないのだが・・・ 限りなくお爺さんに近いおっさん坊主が、強いというのもかなり無理がある設定。 人間は、40を超えたら、例外なく体は衰え、たとえ武術の達人でも最強でいられるはずはないと思うのだが。 しかも、最強という設定のはずなのに、あっさり弟弟子にやられるのも、納得がいかない。 一体、おっさん坊主が最強レベルという設定は、どこに行ってしまったんだろうか。 あ、そうそう! 現在でも活躍されているらしい、ヒロインを演じたチェン・ペイペイだが、この作品のチェン・ペイペイは、むちゃくちゃ綺麗だった。[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-07-11 02:32:27)《改行有》 2584. 練習曲 《ネタバレ》 ホウ・シャオシェン監督の『憂鬱な楽園』でアジアの映像美を撮ってみせたチェン・ホァイエンが、監督業に進出し自らメガホンをとった上に、脚本と撮影までこなした作品。 これがどんな出来栄えになったかと期待して観たのだが、内容はかなり薄く、不発。 意味もなく耳が聴こえない設定の青年が、自転車で台湾を一周するというロード・ムービースタイルの作品だが、設定の割に面白くない。 やはりこういったロードムービーは、行く先々での様々な人々の出会い、それに関するエピソードが充実していないと厳しい。 青年がただ自転車で台湾を一周するだけのお粗末な内容には、大分がっかりした。 貴重でいて秀でたアジア映画を一斉にDVDでシリーズ発売した「珠玉のアジアン・ライブラリー」シリーズだが、面白い作品が目白押しの中、本作は残念ながら最下位に位置する作品だった。[DVD(字幕)] 4点(2010-06-18 22:19:24)《改行有》 2585. チャップリンのスケート チャップリンがこんなにスケートが上手いなんて! あとは何となく観ていたら何となく終わってしまったという感じ。 まだ未完成なチャップリンという印象。[DVD(字幕)] 4点(2010-06-15 23:40:49)《改行有》 2586. あしたの私のつくり方 成海璃子の入浴シーンと制服姿が拝めるものの、内容としては子供向けで、健全なるドラマといった趣き。 画面をニ分割にしたり、携帯電話の画面を使って台詞を表現したりと、工夫が感じられるが、むしろそんな工夫よりもドラマそのものに厚みを持たせてほしかった。 品行方正過ぎる内容が市川準監督らしさといえばらしさだが、それがまた、私が市川準監督を苦手としている所以にもなっている。[CS・衛星(邦画)] 4点(2010-06-02 23:33:26)《改行有》 2587. キートンの白日夢(成功成功) ハードアクトは存分に楽しめたが、内容がよく分からなかった。 電車につかまり、振り落とされそうになりながら、空中で横になるアクションは凄かった。[DVD(字幕)] 4点(2010-05-14 23:14:05)《改行有》 2588. キートンの鍛冶屋 《ネタバレ》 車を壊しまくりの暴れまくり。 だけど、ちょっと物足りない。[DVD(字幕)] 4点(2010-05-12 23:55:17)《改行有》 2589. キートンのハイ・サイン(ザ・ハイ・サイン) 前半から中盤まで何をやっているのか理解できず。 画像の悪さのせいかもしれないが。 ただ、後半の4つの部屋を使った動きは楽しめた。[DVD(字幕)] 4点(2010-05-08 22:21:48)《改行有》 2590. キートンのハード・ラック(悪運) 全体的にキートンのアクションにいまいち派手さがない。 しかもラストのオチは頂けない(苦笑)。 先にキートンの代表作ばかり観すぎたせいかもしれない。[DVD(字幕)] 4点(2010-05-08 22:20:06)《改行有》 2591. 怪物(エジプトの幻想劇) 人間が伸び縮みする映像にはびっくり仰天した。 メリエスの映像技術がますます進化した作品で、背後のスフィンクスも印象的。[インターネット(字幕)] 4点(2010-05-04 06:04:51)《改行有》 2592. 幾つもの頭を持つ男 凄い! 本当に頭を幾つも持っている! しかも頭を挿げ替えるのが凄い! メリエス、ブラボー! 一時も目を離せない、これぞ超魔術です。[インターネット(字幕)] 4点(2010-05-04 04:46:57)《改行有》 2593. ガリヴァー旅行記(1902) 「ガリヴァー旅行記」を忠実に再現しているのが見事。 しかも、“巨人の巻”だけでなく“小人の巻”まで作っているのが贅沢。 「ガリヴァー旅行記」は、やっぱり小説で読むよりか映像で観る方が面白い。[インターネット(字幕)] 4点(2010-05-04 04:42:20)《改行有》 2594. 魔術師(1898) これは見事。 題名ともちゃんとリンクした内容(笑)。 他のメリエス作品と比べても分かりやすい。[インターネット(字幕)] 4点(2010-05-04 04:27:03)《改行有》 2595. 悲しみの天使 宗教や押し付けがましい教育、そして同性愛が嫌いなので、最後まで苦痛を感じた。 だけど最後まで何とか観ることができたのは、そこに清らかさを感じ取れたからだろう。 魂の叫びが聞こえてきそうなほどに、純粋無垢なる敬虔な作品だ。[ビデオ(字幕)] 4点(2010-04-30 00:15:24)《改行有》 2596. 禍福 後篇 《ネタバレ》 恨みを返すということがテーマになっているが、とても非建設的なテーマで陰鬱な気分になる。 ラストこそ、皆がそれぞれそれなりの幸福というか妥協点を見出すという形で幕を閉じるが、かなりの無理を感じる。 成瀬巳喜男作品は56本観たが、その中では一番肌に合わなかったかもしれない。[CS・衛星(邦画)] 4点(2010-04-25 22:55:36)《改行有》 2597. 皆殺しの天使 不条理劇と言えば聞こえは良いが、単に「屋敷から抜け出せない」という原因を明らかにせず、適当にはぐらかしただけのように感じた。 最低限、屋敷から出られないだけの何らかの設定をもっと明確にしてほしかった。 いや、百歩譲って、屋敷から抜け出せないのはまだ許せるとしても、外部の人間が中に入れないというのは、いくらなんでも説得力を欠き、閉鎖的な空間における不条理劇を盛り上げるどころか盛り下げてしまっている。 不条理劇を描くにしても、最低限のリアリティや設定が必要だと思うのだが・・・[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-03-21 01:19:32)《改行有》 2598. 叫びとささやき 醜い三姉妹の精神不安定な閉塞感のある物語。 他人に冷たい女と何事もうわべだけの女、精神分裂の女。 ただ大きいだけの冷たい屋敷の中で、こうした三姉妹が織り成す愛憎劇は、観ていて何ら楽しい要素はなく、気が滅入るばかりだ。[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-03-14 23:58:53)《改行有》 2599. 憂国 《ネタバレ》 これがこの世のものとは思えない代物で、暗いモノクロ映像と相まって、気色の悪さ全開の作品だった。 例えれば、昔のTV番組「あなたの知らない世界」を更にヤバくした感じ。 三島由紀夫が製作、監督、原作、脚本、美術、そして主演もつとめているが、その内容と雰囲気たるや、三島由紀夫そのものだ。 “ハラキリ”のシーンが出てくるが、これがまたやたらに気色悪く、三島由紀夫が実際に割腹自殺をはかった事実もあり、背筋がゾクっとした。[インターネット(字幕)] 4点(2010-03-06 10:00:11)《改行有》 2600. 長江哀歌 三峡ダム建設は、世界的なニュースとして有名だが、日本人からすれば、それは単なる海外で起きているニュースにしかすぎず、当然、それに関して特別な感傷を持ち得ない。 それが、本作を観て、心を揺さぶられなかった最大の要因だ。 当然、三峡ダム建設によって住まいを奪われた人がこの作品を観たら、生涯忘れられない作品になるだろう。 映画祭常連のジャ・ジャンクー監督が、数々の受賞歴の中でも一際輝くヴェネチア映画祭グランプリを獲得した本作ではあるが、彼のフィルモグラフィの中では決して上位にくる作品ではないだろう。 万人受けする作品より、もっとジャ・ジャンクー色が出た作品を撮ってほしい。 決して、チェン・カイコーやチャン・イーモウの二の舞になって欲しくはない。 ただ、それを祈るのみである。[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-02-16 00:54:09)《改行有》
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