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年齢 60歳
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261.  デッド・サイレンス(2007) 《ネタバレ》 まず、正直、暗くて観にくいというのが一番の感想。話は、かなり古典的というか、オーソドックスなモノだが、勿体に勿体をつけて謎ばかりが深まる序盤は、今時ちょっと面倒くさい。落ちは……ねぇ。w あの若くて美しい義母が怪しいというのは、けっこう早くに読めちゃうんだよなぁ。親父が人形だったことだけがちょっと笑ったところ。いっくらパーフェクトな人形といっても、有り得んだろっ! 目の前で父親と話をして、人形と人間の区別もつかんのかいっ、このボンクラっっっ!w[CS・衛星(字幕)] 4点(2013-07-27 19:55:38)

262.  ブラザーズ・グリム  正直言って期待外れ。ギリアムらしい風刺が所々あるものの、ストーリーも映像も退屈だった。  グリム兄弟のそれぞれのキャラもイマイチ弱いし、ヒロインのレナ・ヘディは『300』のスパルタ王妃といい、TVシリーズ『ターミネーター』のサラ・コナーといい、男勝りな気の強い役が多くて、今回もその路線で意外性ゼロ。見終わって印象に残るのはモニカ・ベルッチの美しさだけとは何と悲しい……。w  いやいや、それより何より、まずはご都合主義とすら言えない穴だらけのお話は、ホンの時点で何とかならなかったのか? 特に前半のつまらなさは観ていて苦痛でさえある。まあ、後半になっても特別面白いワケではないが……。『いんちきオカルトハンターとして詐欺商売を働いてたグリム兄弟が遭遇するマジもんのオカルト事件』観たいな話なんだが、せっかく中世ファンタジー、御伽噺、魔法の森、剣と魔法といった魅力的な材料を与えられながら、ほとんど活かせていない。これだったら、ありがちだが、グリム童話を元に、真実のグリム童話……風な話にした方が良かったんじゃないか? とにかく、ギリアムだからと「ホラ吹き男爵」をモチーフにした『バロン』を期待するとガッカリする。むしろギリアムの回りクドさといった悪い面が全面に出てしまった作品。[CS・衛星(字幕)] 4点(2013-07-14 20:36:51)《改行有》

263.  インシディアス 正直、ケレン味だけで、ホラー映画としては凡庸。『SAW』のスタッフが作ったというから期待したんだが、『SAW』にあった痛さを感じる映像も無ければ、大した恐怖や驚きも無い。ただ、ピュイィーン、キュルルルル、ドッシャーンっ! と音が喧しいだけ。顎のしゃくれた木の人形が映ったときには、思わず「おいっ、SAWのスタッフらしさって、コレだけかよっ!」と画面に向かってツッコンでしまった。ラストもありがちでガッカリ。[CS・衛星(字幕)] 4点(2013-06-13 11:40:55)

264.  タイムライン  ほんっとよくあるタイムワープ物SF。時間物SFにはどうしてもパラドックスは出来てしまうので、あまり煩い事は言いませんが、ならば! というような目新しい工夫も何も無い。よって、語るべきことがあまり無い。www  ドラマとしても何だか……。歴史を変えないためにフランス軍に加勢するのは分かるんだが、それにしてもイングランド軍が嫌な奴らすぎないか?w 最初っから仏軍は正義で英軍は悪みたいな図式になっちゃってるのがどうもねぇ。  クライマックスの戦闘シーンは、暗いし、みんな似たような顔してるんで誰が誰だか見分けがつかないし、カメラワークに落ち着きがないんで何やってるんだかよく判らないし……。ここがもっと面白ければ、印象も変わったんだろうけど。  まあ、壁の絵、石棺等々の伏線も、「うん、うん。だろーねー」ってな感じのキマり方で、特に言うこともない。  ま、ほんと、全然期待しないで行くとひょっとしたらひょっとするかも、ってな程度の作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-03-08 18:54:21)《改行有》

265.  カムイ外伝  この映画を観て、真っ先に思い浮かんだのがオダジョーと仲間由紀恵の『SHINOBI』だった。酷いCG、グダグダな展開と構成、有り得ない演出とカメラワーク……。正直、この映画はあの大失敗作から一歩も進歩していない。  そもそも、冒頭。漫画とナレーションでカムイの生い立ちから青年になるまでを説明しておいて、実写になった途端にカムイがガキに戻ってるところで、普通の観客は置いてけ堀を喰らうわな。orz しかも、松ケンカムイはホッペがふっくら、身体にも脂一枚乗った感じで、全然追っ手から逃げ回ってる悲壮感がない。「毎日イイもの食ってんだろうなぁ……。抜け忍生活も悪くないんじゃないか?」なんて思わせる時点で、もう失敗でしょ。w  さらに、アクション、鳥、サメ、風景その他諸々、出来の悪いCGを「これでもかっ!」とばかりに使いまくるのに至っては、観客が「新手の拷問ですか?!」と自分がカムイの代わりに責められてる気がしてくる。  役者陣も、松ケン、大後寿々花、佐藤浩市、金井勇太などなど、いわゆる芝居上手や芸達者を贅沢に使いながら、誰も活かしきれていない。唯一、小林薫だけがわりと伸び伸び自分の芝居をしていたように思うが、これはキャリアの賜物だろう。  他にも脚本、キャスト、演出、まだまだ言いたいこと(ツッコみたいこと?)はいっぱいあるんだが、なんかもうイイや……。そこまで熱くなる価値もない作品。  だいたい、なんで今どきカムイ? ここのレビューを見てもわかるとおり「あんな能力があるのなら、とっくに世界征服を……」とか、「なぜカムイはあそこまで執拗に追われてるんだ?」とか。ごもっともである。今の若い人達は、俺らオッサンと違ってカムイを忍法帖として楽しみ、忍者に憧れることはないのだ。もっとシビアで現実的なんだよ。確かに実際には忍者にあんな超能力などあるはずもなく、抜け忍一人を執拗に追い回す余裕も暇もない。それを言っちゃあ、お終いよ……、なんてのはオッサンのノスタルジーでしかないワケで、そもそも企画から「コレ、需要ある?」ってなモンなんだよね。  ま、それでも松ケンと小雪にとっては記念すべき作品なんでしょう。二人とも嫌いじゃないので「おめでとさん」と言うことで+1、目一杯の4点を。[CS・衛星(邦画)] 4点(2012-02-23 22:00:51)《改行有》

266.  ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 《ネタバレ》  コレは……おそらく3部作中いちばん酷い。スウェーデンの法制度がどんなものか良く知らないが、こんな無茶苦茶なものではないハズだと思いたい。  2がリスベットの過去を描き、それに決着を着ける話なら、3は彼女を救い、解放する話。リスベットは終始入院or収監されているので、またもミカエルとの接点はほとんど無い。リスベットの周りの人間が走り回って、彼女の無罪放免を勝ち取る物語だ。  が、その証拠集めがメチャクチャ。“疫病神”なるハッカーが医師のPCに侵入して得た証拠など、法的に有効なのか? レイプされたDVDを、最後の最後まで隠しておく弁護士って、どーなのよ? まあ、あの後見人のレイプ魔弁護士を殺した犯人が逃亡中のリスベットの兄であり、すでにザラチェンコは死んでいてその証言が得られない以上、下手にDVDを出すと、殺人の動機アリってことになる、というのはあるんだけど…。 さらに、1のラストで不当に得た金についてはスルーですか?  大体、法廷にあんなメイクと格好していくバカがどこにいる? 裁判官の心象を著しく悪くするだけだし、まず弁護士が止める。と言うより許されんだろ、普通?  なんか、もうムチャクチャなんだよな。リアリティ0。どう考えても、あの状況ではリスベットは無罪放免にはならないと思うんだが。 ひょっとして法廷をナメてます?  ラストもどうだろう? 私には恩知らずな姉ちゃんにしか見えなかった。  3作目は、2作目以下。限りなく3に近い4点ということで。[CS・衛星(字幕)] 4点(2011-09-08 16:18:40)(良:1票) 《改行有》

267.  ミレニアム2 火と戯れる女  1では共同で動いたミカエルとリスベットだが、2はリスベットの過去を明かし一応の決着を着ける話。今回はミカエルとリスベットは全くの別行動なのが、観ている者にはもどかしく、イマイチ乗れない所。  まァ、それはともかく。1はナチスの残党である変質者の犯罪、2は東欧の秘密主義政策の被害者となった少女の悲劇。なんか、話の土台が在り来たりなんだよなぁ。しかも今回、ただの娼婦でハッカーのリスベットが、ニキータも斯くやの大活躍。どこでそんな訓練受けたの、キミは?w  そのリスベット嬢、脱ぎっぷりはお見事だが、悲しくなるほどの貧乳。まあ、それが男も女もいけるという中性的なキャラに合っているのかもしれませんが。  それはさて置き、作品としては、リアリティの無さは相変わらず。ツッコミ所は数知れず。まー、シリーズ物だから観ましたけどね。1が5に近い4点なら、2は3に近い4点だな。[CS・衛星(字幕)] 4点(2011-09-08 15:47:04)(良:1票) 《改行有》

268.  ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女  アガサ・クリスティばりの複雑な家族関係に、T.ハリスの猟奇殺人、そこに聖書の暗示を絡めて、ナチスの残党なんてキーワードもちょっぴり入れて、少々個性的なキャラを放り込んでみた、と……。  こう書くと一見面白そうだが、それが全部中途半端と言うか消化不良と言うか、既存のアイテムの寄せ集めでしかない。ラストもどこかで観たような終わり方だし。原作は未読ですが、映画を見る限り、コレが『このミス』その他で上位ランクされたなんて信じがたい。  リスベットの個性の出し方も在り来たりで、なぜに彼女がパンク姉ちゃんである必要があるのか? まあ確かにパンク姉ちゃんは変わり者だとは思うが、変わり者がパンク姉ちゃんとは限らない。反抗的で変わり者だからパンクスタイル? しかしサイバーパンクというほどのパンキッシュな描写も無い。彼女は、自分の敵には牙を向くが、反社会的とまではいかない。むしろ、リスベットは陰謀によって社会的落伍者を強いられているのであって、好き好んでの反社会的なわけじゃないんじゃないか?  また、12歳から数年間、陰謀によって精神病院に放り込まれて後見人が付く身で、身体を売って生活していながら、それでも天才ハッカーって……。ハッキングにはそれなりの知識と技術がいるモンなんですけど、それを彼女はどうやって身に着けたのか? 1~3通じて、その説明は一切無し。リアリティが無さすぎる。  と言うか、いつも思うんだが、推理サスペンスに天才ハッカーってどうなの? 普通なら探偵や刑事がコツコツと調べて手に入れる証拠や資料を、他人のPCに潜入していとも簡単に手に入れてしまう。まあ、それはこの作品よりも2、3の方に顕著なんだけれど、私にはどうも納得し難い。調査の過程が推理サスペンスのキモなんじゃないのか?  評価が高く、期待が大きかっただけに4~5点以上は付けられない凡作としか言いようが無い。[CS・衛星(字幕)] 4点(2011-09-08 15:22:46)(良:1票) 《改行有》

269.  ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記 この10年~15年のディズニー映画のパクリ癖には困ったもんだが、この映画もプライドの無いパクリと大きな勘違いが満載。ツッコミどころには事欠かない作品だ。いつ、でっかい大きな玉が転がってくるかと、違う意味でハラハラしてしまったぜ。w 『ハムナプトラ』でも、大概『インディ・ジョーンズ』シリーズのパクリと言われたのに、その2シリーズからさらにパクりまくる強心臓ぶり。w って言うか、北米先住民族と南米原住民のマヤ~インカ文明との区別がついてない辺り、この監督はアホなんですか? まあ、欧米人にとっては、どちらもインディオと呼ぶ連中なワケで一緒くたなんだろうな、きっと。  映画は確かに1作目よりパワーアップしているが、どんな謎もサクサクさくさくと解けていくアホらしさもパワーアップ。そんな簡単なものが400年も誰も解けなかったなんて、過去の人々をバカにしてるのか?w  思わせぶりな47ページ目の謎も、ここまでくるとむしろウザい。何が書いてあったんだ?! と思うより、どーせ大したコト書いてないんだろ? と思っちゃう。何が書いてあったところでハゲが1時間で解いちまうんだろ? と。w  ま、皆さん書いておられるが、テンポの良さだけは唯一の良いところ。中弛みらしい中弛みもなくラストまでグイグイ引っ張っていく。まァ、ホントに何も考えずに観るための“子供向け”娯楽作品だな。[CS・衛星(字幕)] 4点(2011-08-21 19:20:22)《改行有》

270.  ノウイング 《ネタバレ》 超能力、予言、聖書の謎、天使、預言、終末論、人類の未来、宇宙人……等々など、面白そうな要素をいっぱい詰め込んで、結局全部消化不良という勿体無い作り。欲張るのも程々に、ってことなんでしょうな。  ラストの結論は理解は出来るものの、2時間近く付き合った結果としては物足りないしね。まあ、ハリウッド映画にアリがちな、『一人の男が世界を救う』なんてヒーローものじゃない辺りは、なんかホッとしたけど。大体、人間一人が走り回った程度で回避できる終末など、そんなもの終末じゃない。とは言え、娯楽作品としては、正直「コレって、どーなの?」という安易な結末ですが……。[CS・衛星(字幕)] 4点(2011-08-21 18:55:39)《改行有》

271.  チ・ン・ピ・ラ(1984) 25年前、あれだけスタイリッシュでお洒落だと思った映画が、今観ると……。このケツの座りの悪さ、背筋を這い上がってくるムズムズ感はナンなんでしょ?w 結局これが、流行モノ、トレンディものの薄っぺらさなんだな。  俺も大人になったと言うべきか、映画を見る目ができてきたと言うべきか、いろんな意味で感慨深くはあるが……。w  今思うに、この映画はハッピーエンドで終わるべきではなかった。もちろん、あのラストがあるからこそ、鑑賞後の爽やかさがあることは認めるが……。確かに「いつまでもガキでいたかった」というジョニー大倉の台詞は多少グッとくるが、半端者は結局半端者でしかないんだよ。そこはしっかりと描くのが大人の良心だろう。半端者の私が言うのだから間違いない!(私ゃ、ヤクザやチンピラではありませんがw)  石田えりはなぜジョニーと一緒に逃げなかったのか? 男は半端者に夢を描くが、女はもっとシビアで現実的。柴田や大倉に憧れる前にそこん所をよく考えるべきなんだろうな。[CS・衛星(邦画)] 4点(2011-08-18 14:18:50)《改行有》

272.  間宮兄弟 《ネタバレ》 正直、だから??? という映画。特に主義主張があるわけでもなく(まァ、そんなモンがあったらあったでコレまたウザいが…w)、特にコレといった見所があるわけでもない。  風変わりな兄弟の日常が淡々と綴られていく中で、シークエンス毎のエピソードはそれなりに面白いのだが、一本の映画として見れば散漫な印象は否めない。  映画は“娯楽”であり“作品”だと考える私には、スペクタクルとは言わないが、せめてもう少し何かが起きてくれないとなぁ。素人の日記映像じゃないんだから。  ただ、役者陣はみんな良かった。むしろこんな何も起きない内容であることが良い方に出たのか、みんな無理が無く、のびのびと楽しそうに演じている。特に変わり者兄弟の母親に中島みゆきとは……絶妙のキャスティングでしょう。w[CS・衛星(邦画)] 4点(2011-08-18 13:43:28)《改行有》

273.  Vフォー・ヴェンデッタ  正直、「またか……」と言うのが素直な感想。この手の映画はもう見飽きたよ……。欧米人は、よっぽど封建社会がお嫌いらしい。そして欧米人の考える封建社会とは、政府による情報操作、言論統制、行動規制とお決まりの社会主義スタイル。封建主義と上手く付き合ってきた歴史を持つ日本人には、根底の部分で理解はし難いね。  また、この映画の失敗は、主人公がVなのかイヴィーなのか中途半端なこと。登場では、奇抜な格好と圧倒的な強さ、そして頓珍漢にも思える饒舌さで魅力たっぷりだったVが、先へ行くにしたがって尻すぼみ。背負った過去の暗さもイマイチ伝わりにくい。一方、イヴィーの成長物語にしては彼女が大して何するワケでもない。  さらに、政府側があまりに無策すぎて、復讐がとんとん拍子に進み、スリルもドキドキ感も無いし、市民の悪政に対するストレスも伝わってこない。  2時間以上の長尺の割には描ききれていない部分が多すぎて、だからナンなんだよ? 的な宙ぶらりんな感覚だけが残る。[DVD(吹替)] 4点(2011-02-12 18:18:44)(良:1票) 《改行有》

274.  パプリカ(2006)  原作の枠の中でそれなりに遊んでみました、という感じ。原作を削るにあたって、登場人物の整理と再構築は必須となるわけだが、それが雑なために出てくる人間がみんな薄っぺらく、それに伴って話全体が薄っぺらになってしまった。  この映画を見る限りでは、パプリカ側の人間がそれほど彼女を慕う理由が分からないし、敦子と時田がくっつく理由が無い。Bar「ラジオ・クラブ」をヴァーチャルの世界にしてしまったのもイマイチ意味不明。さらに、終盤のパレードもジブリ映画から借りてきたような印象だし、「夢の中の物が現実化する」という描写が分かり難いために、夢と現実の混交という肝心の部分が希薄になってしまった。  もう少し脚本を練り上げれば、もっとマシな作品になったろうにねぇ。[DVD(邦画)] 4点(2010-09-12 16:44:16)《改行有》

275.  着信アリ C級D級ホラー映画好きな私としては、途中までは「おお~、頑張ってンじゃん」と楽しく観てました。エレベーターから這い出してくる黒いモヤモヤしたモノの特撮のチャチさなんて、いっそE級まで堕ちていきそうで違う意味でドキドキしました。なのに……あのラストは……、あのラストは必要か?! 全く以って悪女の深情け的と言うか、やっちまったがためにそれまでの全てが安っぽくなり下がる。まさにそんなラスト。最後にもう一ひねり…とか何とか欲を出したんだろうが、実際のところ何の捻りも利かずに格だけがF級G級辺りまで急降下。おいおい。いくら私がダメホラー好きでも、笑って観てられるのはE級が限度っス。頼むよ制作陣、FやGが喜ばれるのはオネェちゃんのオッパイだけと心得るべし![ビデオ(邦画)] 4点(2010-07-24 21:01:07)

276.  ひぐらしのなく頃に  一応コミックだけはずいぶん前に読んだんだけど、まあ原作に忠実っちゃあ忠実なんじゃないでしょうか。要は主人公や女の子達の拙い演技に我慢できるか? 演出のバカバカしさに我慢できるか? ってことなんでしょう。話題の「嘘だ!」は、ある意味ショッキングだよね。空中に文字まで出るからねぇ……。  それより何より、この手の映画を見ていていつも気になるのは、映画として一本の“作品”を作る以上、やはり最後は何らかの決着を着けるべきではないか? ということ。連ドラや毎週連載のコミックならいざ知らず、続編まで2年も掛けるんなら尚のこと映画なりの解釈で良いから決着は必要だろう。  こんな宙ぶらりんな結末では、観終わった後に観客が「嘘だ?」って言いたくなるよなぁ。[DVD(邦画)] 4点(2010-06-15 19:05:51)《改行有》

277.  ウォーリー ちょっと期待しすぎたのかな。確かに前半15分のウォーリーの動きには目を見張った。顔らしい顔があるわけでもないウォーリーの表情豊かなこと! 全体の動きですべてを表現するわけだが、ウォーリーの生真面目さと純粋さ、愛らしさなどが見事に現されている。だ・け・ど、見所はそれだけなんだよなぁ。後はいつものディズニー&ピクサー映画。後半の宇宙船内の追いかけっこなどは『モンスターズ・インク』とさほど変わらないし、終盤の泣かせシーンのいやらしさは「ピクサー、お前もか?!」と言いたくなるようなわざとらしさ。まあ基本的には子供向けということか……。[CS・衛星(吹替)] 4点(2010-05-19 19:07:35)

278.  重力ピエロ なんだろ? どうもスッキリしない映画だな。このストーリーでDNAや血縁などという言葉が絡むと……。何が言いたいんだ? 犯罪者の子供は結局犯罪に走るってことか? 何だかひでぇ言い分だな。w  まあ、弟の春には同情すべき点もあるし、葛城由紀夫は根っからのキ印系犯罪者だから、百歩譲って最後の殺人は良しとしよう。これを否定したら必殺シリーズなんか全否定しなきゃいけなくなっちまうからね。でもさぁ、何かっちゃあバット振り回して人を叩いて回る癖は止めた方がイイんぢゃね?  お話も、連続放火に壁の落書きとDNAの塩基配列と盛り沢山に並べた割には、解決がショボい。原作未読だが、元々こんな話なんだろうか? 頑張った割に空回り……という感じ。[CS・衛星(邦画)] 4点(2010-05-19 18:52:53)(良:1票) 《改行有》

279.  ダイヤモンド・イン・パラダイス 犯罪サスペンスでありながら、緊張感の欠片も無い。冒頭の車のリモコン操縦から、終盤の盗みのシーンまで、何から何まで現実離れし過ぎで、何かを語る気も起きない。コメディパートもお寒く、まさに“空回り”。こんな緩い作りで良いのなら、どんな荒唐無稽なお話でも出来ちまう。[地上波(吹替)] 4点(2009-11-26 18:59:52)

280.  明日の記憶  題材は良い。役者陣も熱演。なのに、なぜかイマイチ伝わってくるものが無い。描き方が画一的で観客の予測の範囲を出ないせいだろうか? あるいは映画的な都合のよさが目に付くからだろうか?  若年性アルツハイマーという病に詳しいわけでは無いからよくは分からないけれど、前夜まで奥さんとの思い出の場所、奥さんとの若き日の思い出、陶芸の先生まで覚えていて、一晩眠ったらスコーンと奥さんの事が記憶から消えている。あの病気って、そういうものなの? それともう一箇所、我慢を続け、ストレスの溜った奥さんがついにキレて不満のたけを主人公にぶつけるシーン。我を忘れた渡辺謙が陶器の皿で奥さんを殴る。奥さんの額にツツーと血が一筋。おいっ! 普通そんなモンじゃ済まないだろ?w  この作品では、渡辺謙の演技がことのほか賞賛されているが、自分としては樋口可南子の方がはるかに光っていたような気がする。[地上波(邦画)] 4点(2009-10-31 19:03:35)《改行有》

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