みんなのシネマレビュー |
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261. 宣戦布告 「もし日本にテロリストが上陸して破壊活動を始めたら、国家はどう対処するのか?」を真剣にシミュレーションした映画だと思って観ていたのに、なんか意外とあっさり終わってしまって拍子抜け。あそこまでいっておいて、あんなに簡単に有事は回避できるのか? いっそのこと本当に戦争状態に突入してエラいこっちゃ~ってところまでやった方がよかったと思う。[映画館(吹替)] 5点(2005-11-20 16:56:33) 262. A.I. 「意志を持った機械」という意味では、デイビットは『2001年宇宙の旅』に出てきたHALに近いと思う。そもそも、高度に進化したAIが支配する世界という設定自体が『2001年宇宙の旅』を思わせる。スターゲイトに飛び込んでモノリスに進化させてもらったのがボーマンではなくHALだったとしたら…。きっとキューブリックはそれを描きたかったんではないだろうか。スピルバーグの手によって感動巨編として世に出た本作だが、キューブリックがやっていたらもっと冷たくて暗い作品になっていただろうな。[ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-20 16:50:12) 263. プライベート・ライアン やはり最大の見所はノルマンディー上陸作戦のシーンでしょう。というより、見所はここぐらい(ラストの市街戦もなかなかすごいか)。後は不可解なライアン二等兵の救出作戦が延々と続くだけ。なんだかんだ言って、これも典型的なアメリカ万歳映画にすぎなかったなぁ。[ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-20 16:27:50) 264. ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク 登場人物が前作より輪をかけて頭の悪い連中ばかりで(マルコム博士は除く)、終始イライラしっ放し。生死をかけたパニック映画に子供が出てくると大抵面白くなくなるのが世の常であるが、これもその例外ではなかった。最後に一言。大都会に上陸するのはやはり恐竜ではなく怪獣に限る。[地上波(吹替)] 4点(2005-11-20 16:20:28) 265. ジュラシック・パーク 草原を恐竜の群れが駆け抜けていくシーンは、当時はそりゃあもう衝撃的で、インパクトは『マトリックス』のそれとは比較にならないものだった。しかし、恐竜の恐ろしさにメリハリがない。悪い奴らは容赦なく食い殺されていくのに、なぜか子供だけはどんな危機的状況でも助かってしまう。ま、さすがに子供を食い殺すわけにはいかないだろうけど、全体的に『ジョーズ』並の緊張感があったらもっと面白かったと思う。[地上波(吹替)] 6点(2005-11-20 16:15:35) 266. シンドラーのリスト 映像をモノクロにしたことで、まるでNHKのドキュメンタリーを観ているかのようなリアリティを感じてしまった。なかでも中盤のユダヤ人迫害のシーンは凄まじく、こういうことをやらせたらスピルバーグの右に出る人はいないかもしれない。でも『プライベート・ライアン』と同様に、映像のインパクトはあるけどドラマが弱いというのが正直なところ。最後の演説シーンが賛否の別れるところですが、あそこだけわざわざ感動を強要するような作りにしなくてもよかったと思う。[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-20 16:08:44) 267. GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 人形使いが延々と生命と機械の定義について論じるシーンがあるけど、あれって要するに『2001年宇宙の旅』のラスト(特に小説版)と同じことを言ってるんじゃないんだろうか。ネットの海に飛び込む素子というのは、肉体を放棄してスターチャイルドに進化したボーマンが時空を超えて地球に戻ってくるラストと同じニュアンスなんじゃないか、と。難しい映画です。[CS・衛星(吹替)] 7点(2005-11-20 15:58:42) 268. うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー 『マトリックス』ってある意味『攻殻機動隊』よりこっちのほうに近いのかも。延々と続く文化祭前夜こそマトリックス空間そのものであり、その中で生きていることに誰も気づかないというところも同じ。ま、それはともかく、昔TVで観ていた「うる星」とはひと味違うタッチの世界をまずは堪能できました。あとストーリーとは全然関係ないですけど、初代『ゴジラ』のパロディには思わず大爆笑してしまいました。[CS・衛星(吹替)] 7点(2005-11-20 15:46:37)(笑:1票) 269. WXIII 機動警察パトレイバー パトレイバーのオリジナルメンバーが絡んでくるのって、観覧車のシーンとラストだけだが、このシーンでさえ彼らが出てくる必然性など全くない。あの程度の攻撃なら軍用ヘリでも十分であり、レイバーを2体も出動させるまでもない。これらは要するにパトレイバーという枠で物語を進めるための苦肉の策でしかないのだ。しかし中途半端にレイバーの世界を借りたおかげでどうもしっくり来ない印象だけが残ってしまった。怪獣はパトレイバーの世界観にあってない気がする。[CS・衛星(吹替)] 4点(2005-11-20 15:38:48) 270. 機動警察パトレイバー2 the Movie アニメにしては珍しく冬の物語。とにかく雪がキレイです。これは前作よりもさらに難しい話ですね。正直、一回観ただけでは内容が掴みきれなかった。会話のシーンが非常に多いので(特に後藤と荒川のところ)、脳ミソをフル回転させないと何が何だかよく分からなくなる。前作同様、犯人がなぜこの事件を起こしたのかがイマイチ掴みきれなかったのが残念だけど、いろいろと考えさせられる映画だと思います。[CS・衛星(吹替)] 8点(2005-11-20 15:32:42) 271. 機動警察パトレイバー パトレイバーは小学生の頃に周辺で少し話題になったけど、それはあくまでレイバーのプラモデル。アニメやマンガあることを知ったのは、恥ずかしながらここ数年のことでした。おかげで作品の背景や登場人物に対する先入観ゼロで観ることができ、その結果、ごく普通に楽しめてしまった。今でこそOSがどうとかって話は理解できるけど、公開当時はさっぱり意味不明だったんではないでしょうか? ところで、最後まで引っかかったのが方舟を共鳴させるための条件。あんなのが東京湾に来なかったらどうする気だったんだ、帆場さんよ?[CS・衛星(吹替)] 7点(2005-11-20 15:28:19) 272. 御法度 初めて大島渚の映画を見たけど、ハッキリ言って微妙。北野映画を見まくった直後に観たからかもしれないけど、やたら台詞が多いたけしには違和感を感じたし、なんで崔洋一やトミーズ雅が出てるんだ? だいたい、新撰組ってあんな奴らばっかりだったのか?[地上波(吹替)] 4点(2005-11-20 15:21:01) 273. ナビィの恋 《ネタバレ》 ナビィがサンラーと駆け落ちした時はオイオイって思ったけど、おじいの気丈な振る舞いのおかげで不思議と不快感はなかった。だからこそ、最後に唐突に奈々子と福之助がデキてしまう展開には思わず呆然。オイオイ。余談ですが、バイオリンを弾いていたアイルランド人の怪しいオッサンが非常にいい味を出してました。[ビデオ(吹替)] 9点(2005-11-20 15:18:16) 274. 鉄道員(ぽっぽや)(1999) 現在と過去が交錯する作品の場合、それをどのタイミングでつなぐかが重要だと思うが、この映画ではそれがややイマイチで、時々どっちの話か分からなくなる。もし『ゴッドファーザーPART2』並の見事な編集がなされていたら、全く同じ内容の話でもさらに完成度が高くなっていたでしょう。とはいえ、話自体はとてもよかったと思う。ラストがちょっとワザとらしかったのを除けば。[ビデオ(吹替)] 7点(2005-11-20 15:13:30) 275. ホタル(2001) スタッフ・キャストともに『鉄道員』とだいぶかぶっている作品。戦争の虚しさや特攻隊員の無念さを伝えたい気持ちは分かるのだが、映画としては正直イマイチ。結局いちばん印象に残っているのが「鶴」のシーンだったりするし。[地上波(吹替)] 5点(2005-11-20 15:07:11) 276. あの、夏の日 ~とんでろ じいちゃん~ 尾道を舞台に、ヘンなじいさんとその孫が織りなす心温まるファンタジー…なのか? 映画自体はそれほど面白いとは思わなかったけど、これを観たあと無性に尾道に行ってみたくなり、数日後つい出かけてしまった。不覚。観たあとしばらく「巻き巻き巻き巻き…」って呪文が頭から離れず困ったもんだ。[CS・衛星(吹替)] 6点(2005-11-20 15:01:49) 277. 不夜城 SLEEPLESS TOWN たしかにあの濃厚な原作を完全に映像化するのは無理であり、エピソードを少々カットしたり追加したりするのは分かる。でも、これじゃあ全然原作の雰囲気が伝わってこないうえに非常に分かりにくい。原作の大きな魅力のひとつだった騙し合いの要素が薄くなり、単なるラブストーリーと化してしまっている感がある。キャラクターも原作とあまりにイメージがかけ離れてるし、歌舞伎町の雰囲気もあまり伝わってこなかった。[ビデオ(字幕)] 3点(2005-11-20 14:58:23) 278. 北京原人 Who are you? 導入部は割とオーソドックスな作りになっており、「いったいこれのどこが駄作なんだろう?」と思いながら観ていたんだけど、北京原人が魚を捕るところを見た緒形直人が発した信じられない一言で見事に撃沈(?)。たしかにこれはすごい。コレを作った連中の頭は、ネジが一本どころか根こそぎ外れていたに違いない。そうでなければこうなるはずがない。[ビデオ(吹替)] 1点(2005-11-20 14:50:50)(笑:4票) 279. スワロウテイル 《ネタバレ》 この映画版ではカセットテープの中身が小説版と全く別物になっており、そのせいで小説以上に内容が決定的に破綻していると思います。リアリティの欠片もないマンガのような世界であり、物語だけを純粋に評価したらせいぜい5点が限界。しかし、ノスタルジー溢れる映像と音楽(当時YEN TOWN BAND大ヒットしたなぁ)の前では冷静な評価不可能。よって思い切り甘めの点数です。いっそYEN TOWN BANDの大長編プロモと思えば納得か?[映画館(字幕)] 8点(2005-11-20 14:42:45) 280. ACRI まず人魚という題材が取っ付きにくいうえに、一般的な人魚のイメージとは全然違うクリーチャーにいきなりつまずいてしまった。そのうえ肝心の人魚がやけにグロテスク。この時点で前作『河童』のような楽しいファンタジーなど期待しようがない。結局印象に残っているのは、オーストラリアのきれいな海と空、そしてヘンな泳ぎ方の浅野忠信のみ。[CS・衛星(吹替)] 4点(2005-11-20 14:32:01)
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