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261.  チキ・チキ・バン・バン 「メリー・ポピンズ」の4年後に作られた「チキチキ」♪ (アメリカのディズニー映画「メリポピ」はイギリス人のアンドリュース主演、イギリス映画「チキチキ」はアメリカ人のディック・ヴァン・ダイク主演とちょっと複雑) イアン・フレミング原作、アルバート・ブロッコリ製作でチキチキはスーパーカー仕様、デズモンド「Q」リューウェリンやゲルト「ゴールドフィンガー」フレーベが顔をだす007テイストもあります。 ミュージュカル映画にしては屋外撮影や空撮が多くて解放感があり、ノイシュバンシュタイン城でロケしたりとスケールが大きく、同じ年の「オリバー!」同様、アメリカのミュージカルとはちょっとちがったゆったりとした余裕のある作りがOKな人ならエンジョイできそう。 ダイク演じる発明家のパパが明るく魅力的で、バンブー・ダンスも踊ってくれる。 2人の子供たちも可愛く、トゥルーリーのオルゴール人形もコッペリアみたいで楽しい。 「メリポピ」のシャーマン兄弟によるテーマ曲は、あちらを上回るキャッチーなメロディ♪♪♪ 意志をもつチキチキのスーパーぶりを見せるため、途中から「パパのお話」のファンタジー形式にしているけれど、最後にまた…というのも夢があっていいネ。 ダイクは「ナイト ミュージアム」では80才をこえていながらも、まだまだお元気にステップを踏んでいました。[DVD(字幕)] 8点(2012-03-16 18:57:37)(良:1票)

262.  コララインとボタンの魔女 《ネタバレ》 名前のOとAを入れかえるとキャロラインがコララインに! ユニークな名の女の子の救出大作戦。 かわいいお菓子みたいなアニメですが、キャラデザやカラーは好みが分かれそう。 青い髪、ピンクパレス、赤い部屋、細っこい手足。 コララインの頭の形も個性的。 アートを意識しすぎると人工的になってしまうので、もちっとナチュラルなのが好きかな。 ストーリーはそうひんまがってもいないけど、コラたんのキャラ立ちを見せるには十分。 魔女のボタンは、目だけでその人の印象が変わって目の表情のもつ重みがわかるアイテム。 黒猫は「魔女宅」を思い出させ、一人娘の親友。 ダコタ&テリーの原音も聞いてみたい。[CS・衛星(吹替)] 7点(2012-03-14 17:52:18)

263.  シザーハンズ 《ネタバレ》 アメリカの住宅地のそばにヨーロッパ風の古城を頂く山が隣接する不思議。 人造人間エドワードが住む館、彼はジョニー・デップの名演技であると同時に、子供の頃から他人とうまくコミュニケーションがとれないと意識していた若きティム・バートン自身でもあるらしく。 やさしい老発明家(ヴィンセント・プライス、バートンの怪奇映画へのオマージュ)に野菜刻みロボットからハートを持つ擬似人間に作り変えられていった彼は不完全なまま城に残され、ペグ(ダイアン・ウィースト)に連れ出されるまでは孤独。 カラフルに塗られたサバービア(郊外住宅地)の中で、唯一モノクロな存在のエドワードが際立つ。 スタン・ウィンストン特製のハサミの手をつけたデップは子供のように無垢で頼りなげですが、あの手が生かされるあたりは楽しく、ここや城の回想シーンはアートな感覚をちりばめ、バートンの極上のセンスが光ります。 それだけに後半の切り返しは残酷だけれど、それでも失われない彼の純粋さに救われる。 ペグや夫のビル(アラン・アーキン)のようにオットリな人ばかりではない住人たち、エドワードに拒絶され逆恨みするジョイス(キャシー・ベイカー)が彼の町での浮き沈みを導く役を担い、彼女が後ろ髪を引かれつつ立ち去る姿に移ろいやすい人の心の弱さが見えて。 トム・ジョーンズが歌い上げる"WITH THESE HANDS"は皮肉味をおびて聴こえ、ダニー・エルフマンの音楽が哀切を奏でる。 キム(ウィノナ・ライダー)の愛情に限界があるのが哀しくもあるけれど、エドワードはそれを理解し満足している、自分にはこれで十分と。 キムと過ごした短い時間が永遠となり、変わらぬ愛となって降りそそぐ。 新たな雪のイメージを生み出した、おかしくも切なく美しいお伽話。[映画館(字幕)] 10点(2012-03-12 06:55:01)(良:2票)

264.  ティム・バートンのコープスブライド 《ネタバレ》 「シザーハンズ」の妹、まさにそういう作品だ。 不運な花嫁の破れたヴェールを透して、実写ではアーティスティックな職人となりつつあるティム・バートンの本質が仄見える。 朽ちかけておよそ不気味な存在であるエミリーが観る者の心を惹きつける様は見事というしかない。 それも彼女が欲しくてたまらなかったものを手放すほどに大人になったからだろう。 名前のように似た、愚直な親の影響を受けていない「2人のヴィク」も魅力的で罪はないせいでいっそう切ない。 口下手のヴィクターが自分を表現し、2人の女性の心に触れるピアノも素敵だ。 月の光を受けて呪縛から解き放たれるエミリー。 青白い腕からは骨がのぞいていても、見惚れるほど美しい脚をした彼女はバートンの人魚姫かもしれない。[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-03-12 06:40:51)(良:2票)

265.  エイリアン デビュー作「デュエリスト/決闘者」でもキューブリックの「バリー・リンドン」を意識していたCM出身のリドリー・スコットは、「エイリアン」では同じく彼の「2001年宇宙の旅」の洗練された映像を手本としたが(これは「スター・ウォーズ」のジョージ・ルーカスも同じで、ルーカスが2年先んじた)、スコットは彼ほど屈折してはいないし「エイリアン」のプロットはシンプルでストレートなものだけれど、特筆すべきはその感覚。 ホラーは特別好まない自分が惹かれるのもそのセンスによる部分が大きい。 スモークやライティングによる効果に加え、ブレットの顔に滴り落ちる水滴やエイリアンの口より流れる水(粘液だけではない)、リプリーの肌に光る汗、脱出艇のジェット噴射などいたる所に水が使われ、有機的な湿った空気が非現実的な世界にリアリティをもたらす。 その中に潜む異生物もまたオーガニック。 悪魔的な画風のH.R.ギーガーが原案者オバノンに送った画集「ネクロノミコン」にあった悪鬼のごときネクロノームⅣをスコットが気に入り、中に人が入れるようリデザインされたものがエイリアンの原型となり(今でもおびただしい数のソフトのジャケットを飾る)、2mのスリムな若者が入った成体は恐ろしくも美しいがわずかしか姿を見せず恐怖を煽る。 7人のクルーを演じる米英混交の俳優もスターはいないがいい役者ばかり、ランバートの場面が削られ魅力的な女性ヒーロー、リプリー(シガーニー・ウィーバー)が際立つことに。 末期のアッシュ(イアン・ホルム)は種保存のためだけに活動するエイリアンの純粋さを称え、怖いのはむしろ彼を送りこんだ企業(=人間)ではと思わせる。 美術や音楽もすばらしく、衝撃的な要素を含みながら優雅でクールな空間に魅了される、監督の「ブレードランナー」とならぶアーティスティックな作品。 「5」を作る予定もあったスコットは、シリーズの「0」にあたる「プロメテウス」を撮り今夏公開する。[映画館(字幕)] 10点(2012-03-10 16:55:03)(良:5票)

266.  ターミネーター2 《ネタバレ》 「1」は低予算ながらすばらしかったが、技術的にもそれを超えてみせた「2」は、「アビス」で試験的に使われたCGが本格的に導入され、VFXの新時代を切り開いたエポックメーキングな作品。 そしてまた、CGを使った華やかなシーンだけでなくT-1000(ロバート・パトリックが「1」のシュワルツェネッガーに劣らないシツコサで驚愕!)が乗るトラックが引火する細部でもジェームズ・キャメロンが「見せ方」ということに神経を使っているのが感じられ、流れがよくストレスを感じない。 CGだけに頼ることなく、クライマックスで致命的に被弾したリキッドメタルが大きく変形するシーンでは、スタン・ウィンストンによる古典的な手法を活かしているのも見どころ。 ポストプロダクションで加工される前の撮影素材(「ゴースト/ニューヨークの幻」のアダム・グリーンバーグによる)が非常に質感があり高品位であることも忘れてはならず、これがかつてないような臨場感を映画に与えていてとても美しい。 「1」とは対称的な役柄で続投となったアーノルド・シュワルツェネッガーを中心に、当時13才だったエドワード・ファーロングの美少年ぶりも作品に新鮮な魅力を与えており、体を鍛え上げたリンダ・ハミルトンは「エイリアン2」でアカデミー賞ノミニーとなったシガーニー・ウィーバーを意識しているかもしれず、サラの役柄には抵抗を感じる部分もあるがそれも計算ずみなのだろう。 ジョン・コナー少年の養母を「エイリアン2」のバスケス役ジャネット・ゴールドスタインが演じているが、筋肉がおちているせいで一目ではそれとわからぬほど。 SFアクション映画として点数が高いのは今も変らないが、唯一の欠点といえる最後の場面が演歌調なのはいただけない気がする。 [映画館(字幕)] 9点(2012-03-10 12:22:29)《改行有》

267.  スター・ウォーズ/帝国の逆襲 前作の大ヒットで続編の資金を得たルーカスからメガホンを渡されたアービン・カーシュナーは、同じ続編でも「ロボコップ2」(90)は感心しませんでしたが、こちらはよくできた作品だったと思います。 「新たなる希望」のような整合感はないかわり贅沢な時間の使い方をし、オプティミスティックな明るさも残しつつドラマティックで内省的になりました。 ILMの特殊効果も進歩して、ミレニアム・ファルコンがスリリングな軌跡を描いて帝国船団の懐をかいくぐり飛び、ドラマのクライマックスが終盤にあるので特撮のハイライトは前半におかれ、氷の惑星ホスでの帝国軍の戦車スノーウォーカーのシーンは芸術的。 ランド・カルリシアンの統治する雲の惑星べスピンの光景や、ヨーダの住む惑星ダゴバの霊的でダークな雰囲気もよかった。 マーク・ハミルは前作撮了間際の交通事故でルックスが変わってしまいましたが、ルークの演技は今作以降の方が気合が入っている感じ。 三つ編みレイアとジャケットに衣替えしたハン・ソロの関係の進展も見どころ、ハリソン・フォードが考えたセリフ「わかってる(I KNOW)」も粋でした。 ロボットたちやチューバッカが前作より重い作品を楽しいものにもしていましたが、何といっても極めつけはダース・ベイダーとルークのアレかな? 失策を演じた部下を情け容赦なく始末していたベイダーが、それも忘れるほど沈思黙考するのも人間味を出そうとしてのことか。 「スター・ウォーズ」が今でも人気があるのはこの作品があるからだと思います。 「特別篇」以降の修正は少ないものの、皇帝の謁見シーンはマクダーミドに差しかえられ統一されました。[映画館(字幕)] 9点(2012-03-10 04:05:04)(良:3票)

268.  エイリアン3 《ネタバレ》 ミュージック・ビデオで評判をとっていた20代のデヴィッド・フィンチャーが映画監督としてデビューを飾るのに、「エイリアン」のような人気シリーズでは荷が重すぎたと思う。 映像感覚は優れていても長編映画をまとめ上げる力量にはまだだろうし、脚本の改稿に次ぐ改稿。 それでも流刑惑星や女人禁制宗教のストイックな空気は、アクションよりも精神性重視なのがわかる。 冒頭で「2」のキャラクターをいきなり消してしまうのも(作品ごとに監督の違うシリーズらしい不整合とはいえ)リプリーを孤独にするため。 犬の口からエイリアンが飛び出すアイディアは「遊星からの物体X」を思わせ、「2」ではなくなっていた半透明なヘッドカバーが復活してエイリアン本来の姿に戻されており、斬新なエイリアンズ・ビューは作品最大のウリ。 リプリーと心を通わせる医者クレメンスは英国のチャールズ・ダンスが演じる。 前の年の「ターミネーター2」とラストが偶然にも酷似してしまうという不運にも見舞われ、緊迫した状況での位置関係がわかりにくいなどの弱点はあるが、落ち着いた渋い作品。 続編の監督たちは皆「1」が好きでやっていてその上で自分のカラーを出していたけれども、シリーズ中一番影が薄い作品ではあるかもしれない。 「1」「2」ではリプリーにとってエイリアンは倒すべき敵でしかないが、「3」以後は微妙に違ってくる。 何というか親密度が増してくるのだ。 リプリーが幼体を孕んでいても「1」のケインほどの異様さは感じず、それは彼女が女性であることにも関係している。[映画館(字幕)] 6点(2012-03-08 06:59:59)(良:1票)

269.  エイリアン/ディレクターズ・カット 《ネタバレ》 スコットが手直しした1作目は元々構図やライティングが優れており、階調が少ないので画質が向上してもさほど印象は変らない。 本筋とは直接関係ないシーンでの細かい変更がされているが、それについてはかまわないと思う。 大きな変更点は2つで、ブレットがジョーンズを探している場面でボラジ・バデジョーが入ったエイリアンのスーツを鎖から吊るしているシーンと、ブレットとダラスの繭を焼き払うリプリーを加えた箇所だが、どちらも余計に感じる。 エイリアンの成体が初めて姿を見せるのはテールからの方が効果的であるし、繭のシーンは陳腐以外の何物でもない気がする。 リプリーが火炎放射器を使うのもキャメロンの「2」と重複するので、総体的に見ればオリジナルよりいいわけではない。[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-03-07 07:58:21)

270.  エイリアン4 《ネタバレ》 前作から200年というのがふるっている。 作品間の距離は広がるばかり、未知の異生物と関わったばかりに死ぬこともままならず、再び命を得たリプリーは彼女であって彼女でない別の人格に。 体内にエイリアンを宿したままクローン再生というのも、別の個体でありながら記憶まで保持というのも実に嘘っぽいが、SFの枠の中では何でもありなのだ。 かつて地球で母であり宇宙でも代理母となったリプリーが、一番畏れていたはずのものをも子として愛しむのも宿命といえ、蠢くエイリアンの群れに沈む彼女の表情は陶酔そのもの。 もう一人の「女」コール(ウィノナ・ライダー)にも秘密があり、もう一方の系譜。 監督ジャン=ピエール・ジュネがフランスから招かれたのは、ユニークなヴィジュアリストとして注目されていたから。 パールマンやピノンら馴染みの俳優を起用し、相棒キャロは正式には参加していないが現場を訪れ衣装デザインでサポート、1作目のスコット同様アメリカでは異邦人(エイリアン)であるジュネには心強かったはず。 シガーニー・ウィーバーをして「1作目が持っていた知的でエレガントな部分を蘇らせた」と言わしめたレザレクション(復活・原題)は、CGエイリアンが水中に身を躍らせる流麗さを持つと同時に最もグロテスクな世界でもある。 累々と並ぶ失敗作、宇宙の塵となるニューボーン。 宇宙空間を漂う揺り籠のような宇宙船をおもな舞台としていた物語が、母なる地球を目前にして役目を終えるのは当然であるかもしれず、ともに人でない女たちの瞳に反射光が照り映える。[映画館(字幕)] 7点(2012-03-07 07:32:50)(良:1票)

271.  スター・ウォーズ/ジェダイの復讐 《ネタバレ》 「新たなる希望」と同じファンタジーに逆戻りで、クリーチャーがいっぱい。 ルーカスはクリーチャー好きですけど、観客はどうかな。 (「帝国の逆襲」がよかったのは、パペットがヨーダだけだったのもあります) ルーカスが絶対の自信を持っていた(笑)森の小熊もネックですよね! とはいえ「帝国」に一体だけ出ていたチキンウォーカーが美しいエンドアの森をのし歩くのは見応えがあったし、スピーダーバイクは乗ってみたい♪ ジャバは「特別篇」のCGよりこのラテックスのゴワついた質感がよいです。 ルークの衣装は白→中間色→黒と色が変化して、ダークサイドに堕ちる危険性を示唆しているようで、ハリソン・フォードは既に「インディ」「ブレラン」に出ていたから、ハン・ソロの衣装が似合わないみたい。 ダース・ベイダーは以前とは別人のように覇気がなくなっていて皇帝が一人で気を吐き、ステージを三つに分けていたのは変化があったけれど最終章にしては思いのほかあっけなく、急に世界が小さくなっていました。 サーガ全体の主人公はダース・ベイダーだろうけれど、旧トリロジーに限れば苦難の道を歩んだルーク。 「特別篇」は常に追加より修正が気になるのですが、特に物議を醸していた最後の「3人ジェダイの霊」のアナキンがセバスチャン・ショウからヘイデン・クリステンセンにすげかえられたのは、元のおじさんの方がよかったな。 あの哀れだったダース・ベイダーの最期の後では、穏やかな笑顔でヨーダやオビ=ワンと一緒にルークを見守る老アナキンにどれだけホッとしたことか。 そう思う人が多いから一部のソフトにはしかたなくシアター版も入れてるのかも。[映画館(字幕)] 7点(2012-03-07 06:45:01)

272.  親指スター・ウォーズ ハン・ソロの口が曲がってるのが最高! ベイダーの×××にはマイッタ☆ アフレコもがんばってますよ。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-03-06 07:03:06)

273.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 《ネタバレ》 オリジナルの「スター・ウォーズ/新たなる希望」に直結するエピソード3は、前2作よりもテンションがあり悲劇的。 傑作かどうかはともかく、旧作ファンであれば心を動かされる方が多いのではないかと思います。 当初エピソード6についていた「復讐」(REVENGE)を公開前に「帰還」(RETURN)に変えておりこちらの方で復活した格好ですが、復讐という言葉は善よりも悪にふさわしいのでしょう。 メイス・ウィンドゥを始めとする、オビ=ワンとヨーダ以外のジェダイ一掃も痛ましい。 ヘイデン・クリステンセンが黒装束をまとい、先日のアカデミー賞で特別賞を受けていた俳優ジェームズ・アール・ジョーンズがあの声を吹き込み、ダース・ベイダー卿の誕生。 しかしその声は悪の権化と化しても愛する人を求める哀しいものでした。 C-3POのアンソニー・ダニエルズやヨーダのフランク・オズ以上に、ジョーンズの特徴ある声色は「スター・ウォーズ」と感じさせる威力があり、アナキンがベイダーにとってかわる瞬間はトリロジーの要といえます。 パルパティーン議長(イアン・マクダーミド)がある人物となることは旧作ファンならわかることですが、その文字通りの「変貌」にも納得がいくよう配慮されていました。 パドメは出産直後に絶命するので「ジェダイ」のレイアの記憶とは合致しないことになりますが、ストーリー構成上仕方がないかもしれません。 それぞれ別の里親に引きとられた双子の兄妹があいまみえるには20年の歳月が必要となり、懐かしいタトゥイーンの二つの太陽がそれを予感させる。 新シリーズは堕ちていく物語、けれどそれから復活するための物語でもあるのですから。[映画館(字幕)] 7点(2012-03-03 07:15:07)(良:1票)

274.  スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 若きオビ=ワンを演じ、旧作のウェッジ役の俳優を叔父にもつユアン・マクレガーは、この「アタック・オブ・ザ・クローンズ」というタイトルが嫌いだそうですが、確かに趣きのない題名ではあります。 見習いパダワンだった彼がジェダイマスターとなり、運命の人アナキンをパダワンとし正しく導こうとするのですが。 コルサント・ナブー・カミーノ・タトゥイーン・ジオノーシスと多くの惑星を舞台とし、ネオトリロジーの中核として広がりを見せるものの前作以上に政治・陰謀色が濃く、そのあたりも旧作ファンにアピールしにくい要因でしょうか。 ヘイデン・クリステンセンはダース・ベイダーの俳優デヴィッド・プラウズに近い長身で影のあるマスク、役にはあっているはずなのにアナキンに観客を取り込む力は少なく、ナタリーも旧作のキャリー・フィッシャーより美形でありながらパドメの印象も強いとまではいかず、恋愛描写も古色蒼然としていました。 1作目で騒々しさで不評を買っていたジャー・ジャー・ビンクスの出番は減っていますが意外にも重い役目を与えられ、旧シリーズの敵役ボバ・フェットの出自が明らかになるなどディテールは面白くとも、新トリオが活躍するにもかかわらず作品の持つイメージが一番弱いエピソードかもしれません。 新シリーズはCGを生かした大量のバトル・ドロイドなどで観客を圧倒しようとしているようですけれど、観客の方はそういった「物量」にあまり関心を示さないのではと思われるのですが。 ルークの育ての親オーウェンとベルーも姿を見せています。[映画館(字幕)] 6点(2012-03-02 14:22:56)(良:1票)

275.  スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 今月3Dで再公開されるエピソード1。 新シリーズは期待されていましたが、それに応えられたのかどうか。 「スター・ウォーズ」はジョージ・ルーカスが様々なものを参考にして形作ったサーガでしたが、この前段はハーバートの「デューン/砂の惑星」のようにポリティカルで重苦しく宿命的なものに。 アナキン少年(ジェイク・ロイド)は父なくして母シミから生まれた不可思議でキリスト的な出生、「ジェダイ」で銀河皇帝を演じた俳優の登場も先を思わせて暗い影を落としているよう。 キャラクターはCGクリーチャーも含め増殖しましたがさほど効果的とも思えず、デザインワークも好みではなかったけれど、すべて刷新された中でC-3POやヨーダらが旧シリーズとのブリッジの役目を果たしていました。 それでも「スター・ウォーズ」らしいハイライトは用意されており、ポッド・レースはカーレースに近いものですが、ダブル・ライトセイバーを操るシスの暗黒卿ダース・モールとの殺陣はレイ・パークの身体能力が高いこともあって、シリーズ随一の華麗さがありました。 コスチュームにも力を入れ、クイーン・アミダラ(ナタリー・ポートマン)の衣装は10数着あったと思いますが(一部は影武者サーべ(キーラ・ナイトレイ)が着用)、非常に凝ったもので旧作の衣装に不満だったルーカスはご満悦でしたが、アカデミー賞の衣装デザイン部門にノミネートされなかったのは、華美で趣味がよくなかったからでしょうか。 新3部作のポスターは旧作の「特別篇」と同じく「BTTF」「インディ・ジョーンズ」を手がけたドリュー・ストルーザンによるもので、こちらは円熟の出来映えだと思います。[映画館(字幕)] 6点(2012-03-01 18:45:08)

276.  シュレック フォーエバー ついに完結! タイトル(原題)もよいね。 「4」にはしないで、フォー+エバー・アフター(めでたしめでたし)= FOREVER AFTER。 エバー・アフターの強調にもなるし。 内容は(「コナンが一番」さんがおっしゃるように)あの映画に似たパラレル・ワールド、「失ってみて初めてその価値がわかる」パターン。 フィオナは2・3作目とはちょっとイメチェンして野性味あるヒロインに、シュレックが彼女との愛をとりもどせるかがポイント。 太ってブタネコになった長靴猫の必殺技もみがかれて三連発、進化してる・・・☆ 「3」より活気がありますが、画的に物足りないのはキレイどころが少ないせいか。 エンドクレジットは二部構成、一部はスティービー・ワンダーの"FOR ONCE IN MY LIFE"にのってキャラクター総出演、チャーミング王子はこっちに♪ 楽しいけれど、これでホントに終わりかと思うとシンミリしてしまったりも。 (でも長靴猫のスピンオフがありますね。 一番のスターかもだ) 「トイ」も好きだけど優等生なピクサーとちがってイタズラっ気のあるのがこのシリーズの魅力だったけれど、「美女と野獣」な1作目がやっぱり一番よかったかな。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-02-15 09:05:38)(良:1票)

277.  U2/フロム・ザ・スカイ・ダウン 「U2/魂の叫び」は「ヨシュア・トゥリー」(87)の映画だったけれども、これは次の「アクトン・ベイビー」(91)に関する映画。 2011年のグラストベリー・フェスティバル会場から始まり、20年の時を遡る。 「ヨシュア」の巨大な成功を受けての次作の製作は楽ではなかったはずで、イーノとラノワの指揮の下ベルリンの空の下で試行錯誤を続けるメンバーたちの曲作りの過程、当時を振り返るメンバーの語り。 「WAR」以降彼らのジャケット写真を撮り続けるアントン・コービンも姿を見せ、「魂の叫び」撮影時のフッテージや懐かしくも奇抜なZOO TVツアーの映像も挿まれる。 タイトルはボノによる「空から降ってくる言葉」、メロディという言葉を編んで生計を立てるコンポーザーの人生の不思議を謳うものか。(監督デイヴィス・グッゲンハイムは「ゲット・ラウド」(08)でもエッジの言葉からタイトルをつけていた) 90年代のエレクトリック三部作の最初にして最も良質な作品である「アクトン・ベイビー」(続く「ZOOROPA」と「POP」は自己満足的でやや精彩を欠く)の舞台裏レポートとしての魅力をそなえ、彼らの女装やアニメなどの「余興」はあるものの、総体的に質素でファン向きであり、それだけにエンド・クレジットでの再度グラストンベリーでの「リアル・シング」がレイアウトも含めて一段と鮮烈には映るのだけれども。 これほどの成功を収めながらU2がロックバンドとして異質な感じがするのは、ダーティなイメージとは無縁だからだろうと思う。 「アクトン」に始まり2000年の「オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド」で原点回帰するまでの享楽的なイメージもステージという舞台で演じられる演目にすぎず、彼らの誠実さには変わりがないことを大衆は知っていて親近感を持たれ続けるのではないだろうか。 (U2へのエントリーは"18 SINGLES"がいいかも!)[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-02-13 17:19:58)

278.  激突!<TVM> スピルバーグ初期の傑作。 久しぶりに見たけれど、古くなっていないのはシンプルだからかな。 相手の顔が見えない分「ヒッチャー」より怖いし、心理的・物理的両面で主人公を圧迫していく過程が秀逸。 デニス・ウィーバーは快活な「警部マクロード」とは全然ちがったヘッピリ腰で怯える演技が上手く、シャツの汗ジミなど小技も効いています。 あのタンクローリーも油じみたボディといい、映画史上もっとも演技派な大型車両かもしれない。 電話ボックスのシーンは、望遠レンズを使い迫り来るモンスターを大きく見せて迫力を倍増していそう。 ラストは原題どおり迫力あるデュエル(決闘)。 監督は後年になっても「ロスト・ワールド」「宇宙戦争」を撮っているし、恐怖演出が生来の嗜好としてありそうです。[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-02-13 01:13:35)

279.  ドアーズ/まぼろしの世界 オリバー・ストーンによる伝記映画(トラボルタも候補だったが、キルマーが主演となった)はあっても、意外にもドアーズにとって初のドキュメンタリー映画。 ジョニー・デップがナレーションをつとめ、「ビートニク」(99)にも出演していた彼にはカウンター・カルチャーへの関心が今でも根強いのだろう。 この時期夭折したミュージシャンは数多く、ヴォーカルのジム・モリソンもその一人。 10代の頃多くの詩人に耽溺した彼の書く詞はポエティックで、グループ名もウィリアム・ブレイクの詩から彼が名付けた、「知覚の扉」。 レイ・マンザレクとコンビを組んで才能を花開かせた彼の心のよりどころだった恋人パメラ・カーソン(映画ではメグ・ライアンが演じた)の映像はわずかで、プライバシー保護には厳格だったのかもしれない。 時代を映した彼らの曲は映画でもしばしば使われるが、一番有名なのは「地獄の黙示録」の「ジ・エンド」。 コンラッドの「闇の奥」をコッポラが映画化した作品世界に幻想的な彩りを添え、「これで終わりだ、美しき友よ これで終わりだ、たった一人の友よ」とモリソンが憑かれたように歌う曲がなかったら、あの映画の印象も変わっていただろうと思う。 「ハートに火をつけて」でラッキーなスタートを切った彼らの活動は平坦ではなかったが時代に刻みつけられ、時の彼方の彼らを垣間見ることができる。[DVD(字幕)] 7点(2012-02-09 07:00:01)

280.  シュレック3 シリーズの中では一番地味になってしまった「3」。 ファンならそれなりに楽しめると思うけど。 サラサラ髪のプリンス・チャーミングが悪役で、対するはアーティと呼ばれる若きアーサー王。(マーリンやグウィネヴィアもいます) 往生際のわるいカエルの王様の葬送の歌は007の「死ぬのは奴らだ」。 クッキーマンの「走馬灯」は両足を再生する「600万ドルの男」ネタにウケた♪ ディズニー・プリンセスたちが花を添えているものの、1作目のフィオナほどは可愛くないネ。 プレイボーイぶりを発揮した長靴猫の濡れネズミならぬ「濡れネコ」がよかったけど、彼とドンキーの入れ替わりはわかりにくいし、主人公シュレックとフィオナの存在感はそう強くないよう。 シリーズものは3部作が多いと思いますが、次も作られたのは最後を飾る作品としては少しショボかったということでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-02-07 08:22:42)

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