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自己紹介 猫と一緒に映画を見ていると、ヤツらは私より先にコイツはクソ映画だというのを察知します。ストーリー展開や伏線回収が怪しくなってくると席を立ってしまうのです。だけどそんなおっちょこちょいな映画にだって良いところはいっぱいあるんですよ。
猫のヤツらは冷酷です。

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261.  ハルク 《ネタバレ》 絵に描いたように可もなく不可もなく。 CGとかの完成度とか結構凄いし、アクションシーンもよく考えられてるんだけどやっぱりなんというかひと味も二味も足りない。 量産型という感じのお話だった。[DVD(吹替)] 5点(2012-04-14 21:07:14)《改行有》

262.  ファイナル・デスティネーション 《ネタバレ》 そこそこおもしろかった。 加害主体が誰なのか、何なのか解らないところが良さなんだろう。 スプラッターな感じの話はあまり好きじゃないのだけど、結構楽しめた。 それにしても家の中の角とか尖ったものが恐ろしくなる。机の角とかガクブル。[DVD(吹替)] 6点(2012-04-14 20:43:58)(笑:1票) 《改行有》

263.  SPACE BATTLESHIP ヤマト 《ネタバレ》 何でこうなっちゃんだろう。 ゲームのBattleField3の方が出来が良いCGとか、徹底的に陳腐な物語とか。そうそう確かにCMで流れるBATTLESHIPのクオリティが放つ絶望感とかハンパ無い。ほんとに中国の模倣作品みたい。 それでも驚きはあった。 それはIMDBのレートが2012年4月12日現在6.1。きっとキューボックとかマイクとか、偽物スニーカーをニヤニヤ眺める感じで愛でているんだろうな。そうであって欲しい。EU人とアメリカ人のオリエントに対する補正と信仰の力は信じられん。[ビデオ(邦画)] 2点(2012-04-12 02:51:29)《改行有》

264.  死霊のはらわた(1981) 《ネタバレ》 学生の頃。深夜番組でやってると録画して何度となくみた。 この馬鹿馬鹿しさと、ドリフ的な志村後ろ感がたまらない。グロテスクで痛そうな表現が始まるスイッチがいつ入るのか、分かってるのに後ろ!後ろ!って絶叫。心の中で。 現代の表現になんか置き換えられっこないんだろうけど、こう言う映画って最近無いよな。残念でならない。[地上波(吹替)] 7点(2012-04-12 01:56:50)《改行有》

265.  三銃士(1993) 《ネタバレ》 そこそこ面白い。 あれ?こんな話だっけ?って思いながら当時見たけど、ディズニー的なすがすがしいアレンジが施されていて悪くなかった。 演者もテーマソングも強力な三銃士で、なんか90年代って良い時代だよなって思わされる。 決して出しゃばらないし、お祭り騒ぎもしない。節度の時代だったのかな。[ビデオ(字幕)] 6点(2012-04-12 01:53:39)《改行有》

266.  かいじゅうたちのいるところ 《ネタバレ》 なかなか面白かった。 あの島がなんだったのか。マックスの妄想が作り出した虚構では有るのだろうが、手のつけられないあの荒くれ者でかいじゅうな彼らがマックスを癒して、しかるべき道筋に乗せてくれたのは決して都合が良い空想であるということだけでは無い。 ゆったりと、哀しくもないのにそう言う風に流れていく時間。子供の頃、親戚の家で年下のいとこたちと留守番をした日を思い出してしまった。何をして遊んで良いのか解らず、ああやってよく分からない王様ごっこを順番にやったのだけど、同じように飽きてしまってみんな疲れて黙り込んでしまった。 それぞれが夢中で役割をこなす内に、求めてるものは無いんだなって気づいてしまうとうちに帰る時間が猛スピードで近づいてしまっているのに気がついた。 そうやって迎えたおうちに帰る時間は、そんなはずは無いのに妙に切なかった。映画を見終わってしばらくすると何故か記憶の中でこれが選び出されて、頭のストレージから引っ張り出されてきた。 子供の頃、確かにあんな風にちょっと怖くて、我が儘を言えて、我が儘を言う仲間が居てくれる島に行ってみたかった。でも実際に行ってしまうときっとああやって切なくなっちゃうんだろうな。[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2012-04-12 01:32:33)《改行有》

267.  マッドマックス サンダードーム 《ネタバレ》 フタアリハイッテデルノォハヒットリ フタアリハイッテデルノォハヒットリ  全然違う映画になっちゃってるよ。非常に焦ったものだ。同じクラスの女の子と「マッドマックス観よう、マッドマックス」という流れになったが、「2まで観たよ、なんだから3観ようよ。君は2まで予習しておくこと」という事になった。  その週末のお昼に紅茶とお菓子を用意してから、駅に迎えに行った。講義に聞き飽きて疲れた彼女とツタヤに寄るとマッドマックスの三作目を探し出した。 「マッドマックスの3って書いてないね。サンダードームだそうですよ。イヤな予感が伝わっていますでしょうか」マッドマックス1と2は貸し出し中になっているが、続き物なのに最終巻が借りられる。なんで?と僕が思わずつぶやくと 「待て、孔明の罠だ」などと彼女は言いながら、すでにジャケットの中身の透明なディスクケースを掲げている。  一瞬、二の足を踏みながらむむむと口にする僕に何がむむむだと叱責しながら上機嫌でレジの女性にそれを手渡した。  そういうわけで、スターバックスで適当に昼ご飯をおなかに収めると、せかされながら僕の部屋でサンダードームの再生ボタンを押した。全然マッドじゃない、むしろ紳士的なマックスに違和感を感じながらカントリーマアムをかじって、二人入って一人しか出られないサンダードームをぼんやりと眺めた。  見終わってみると、彼女は何ともいえない顔で僕を窺った。二人とも微妙な感想を持ちながら、「実は面白い映画で、微妙だったのは自分だけだったらどうしよう」という微妙な笑顔だ。 「あー、マックスさん。丸くなっちゃいましたね」 「丸かった。相当丸い。水準以上の丸さだし、一人で出てこれました」  とかいう、中身の全くない会話をしながら、お互いの感想がきちんと「微妙な出来だった」事を確認するとサンダードームの事はすっかり忘れてしまったあげく。夕方には全然違う馬鹿話をしていた。  次の日彼女はフタアリハイッテデルノォハヒットリと連呼していた。内容より吹き替えのこれがいたく気に入っていたようだ。もうすんごく昔の話である。  話題提供ツールとしては非常に優れている。マックスさん楽しい思い出をありがとう。[地上波(吹替)] 6点(2012-04-10 12:38:12)《改行有》

268.  マイアミ・バイス 《ネタバレ》 そこそこ面白かったが、話としてはテレビシリーズを小一時間でサクッと何話も観た方が満足感が高いのには参った。マイアミバイスって好きなドラマだから補正が掛かってるけど、全然思い入れがなかったらどうなんだろうか。映画と言うよりは、二時間ドラマとして観たらイケるのだろうか。 ともあれ、リメイクされたとき結構喜んで観た。ソニーのキャラが立ちすぎてリコが全く空気だったのには違和感が大きかった。 おかしいな。微妙になんか腑に落ちないエンディングまで、マイアミバイスのお約束を網羅してはいるのだが、なんか違うんだよな。 これを観て一番しみじみしてしまうのは、やっぱりドンジョンソンってカッコ良かったんだなってところ。ジェイミーフォックスがもったいないとか、映像の美しさとか置いといてそんなところに気が行ってしまう。 あと、見終わってから半日経って気がついたけど、で、結局、FBIの裏切り者を探す件って途中から無くなってる。作ってる途中で大勢が同時に設定忘れちゃうのって凄い現象。でも現実に起きているからこう言う形でリリースされちゃうんだよね。これはひどい。[DVD(吹替)] 6点(2012-04-08 23:19:56)《改行有》

269.  猫の恩返し 《ネタバレ》 そこそこ面白い。耳をすませばのスピンオフで、その主人公が書いた小説という設定らしい事を知ったのは数年前のこと。この話の後もう一度耳をすませばを見るといろんなキャラが時々出てくるのが楽しかったりするから不思議だ。甘酸っぺえ感じが痒くて嫌いな作品だったのだが。 とにかく気軽に見られる。そうであると知って観ると話の大きさも巧くまとまっていて、スピンオフならではのよさがある。キャラも立ってるし、対象年齢が巧く計算されていると思う。 小品ではあるが、同社のポニョやアリエッティよりも面白いと感じた。アニメだからって絵にこだわれば良いという物でも、映画だからへんてこな話にしてもよいと言うことでもない。普通という枠組みの中で良く出来ていると言うことも等価である。[DVD(邦画)] 6点(2012-04-08 15:06:56)(良:1票) 《改行有》

270.  ザ・フライ 《ネタバレ》 人物描写に優れ、特殊効果は秀でている。すごくよくできた映画なのだが、グロい。グロすぎてだめだ。 気持ち悪いんだよ!残念ながら生理的に受け付けない。良く出来てるんだけど……。[地上波(吹替)] 6点(2012-04-07 18:24:38)《改行有》

271.  愛人/ラマン 《ネタバレ》 学校の教科書に載るような文学作品で、純文的な味わいが映像に落とし込まれているあたりに作りの良さが伺える映画だった。結構満足感がでかい。 やりきれない思いとか、自分の意志でどうにもならない恋とか。どう考えても自分には重なりようがないのだけど、スゥっと心にしみこんできてしまうお話だった。 で、なぜだかわからないけど、この映画を思い出すと同時に思い浮かぶのが「氷の微笑」。なぜだ。公開当時あった同時上映だったのだろうか。誰と見に行ったのか思い出せないけど、湘南の夕方を思い出す。[映画館(字幕)] 7点(2012-04-07 17:40:34)《改行有》

272.  マトリックス レボリューションズ 《ネタバレ》 そこそこ面白いけど、そこまで面白いかって言うとそうではない映画。 マトリックスが持っていた、仮想現実とそうではない現実という二つの層がそこそこ有機的に結びついている世界観というのがなんだか壊れてしまったのがもったいない。2003年というと、PCのプロセッサはPentium4真っ盛りだろうか。ブロードバンドという言葉がネットに何かあるという誘導を仕掛け、一方で90年代にあったネットやパソコンなら何でも実現可能というウソが、ホントにウソになっていった時期でもあるか。 90年代のパソコンブームが、物理層に存在する人間が論理層に存在する「自分がPCで作った何か」の同位性を強固にしていたが、ブームが去ってみるとPCの進歩など演算速度が速くなったり、バス転送速度が広くなったり狭くなったりしながら急速に伸びたに過ぎないことに気づく。そうすると、物理層にいる人間はあくまでも物理層での何かをなさなければいけないという当たり前の事実に気づくのみだった。 きっとそういうところに合わせてきた作りなんだろう。この映画でも、人間が戦うのは物理層に存在する様々な意味合いを持つハードウェアであり、それを動かすソフトウェアではない。しかしソフトウェア的な抗争を人間が論理層で戦うのをあきらめて、それを作るベンダがすべてを支配するという古典SF的な「機械が人間を虐げる」恐怖感を使っていたのは残念。 さすがに21世紀も1割終わった今、プログラムが自立的に自己生存や感情の生成を目的として、その上機械の設計まで始めた上に人間を虐殺するだろう。などという未来を想像するなんてことは小学生でもやらないだろう。そういう時代の最後の一粒だったのかもしれない。 アクションでは贅沢なCGがたっぷり観られて、実写ダンスアクションとは一線を画する格闘や、空想兵器の銃撃戦や、おどろおどろしい意匠の飛行軍艦の強行軍など見所が満載。ストーリーが面白くなくても、映画としてそこそこ面白いのはこの部分が太いからか。 とはいえ、私が大好きなマトリックスはここにはなかった。[ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 6点(2012-04-07 17:30:55)《改行有》

273.  ライオン・キング(1994) 《ネタバレ》 よくできてる。閉じた世界に人間や社会が出てこないのに、擬人化された動物の世界が完結しているという作りはやっぱディズニーだなって思う。アニメのモーションはキャラクター単体での動きがヌルヌルでここもさすが。日本のアニメみたいに口だけしか動かない紙芝居ではないところに感激する。動くんだもん。 でも背景がグルッと動くとかパース職人ゴリゴリの風景とかそういうのは一切無く、小品っていう感じだったか。もっとも対象年齢的にそれを避けてる節もある。さらに吹き替えで歌の雰囲気が再現されているのがスゲー。小さい子なら大喜びだろう、ちょっと感動した。 であるが、やっぱり自分の子供がいない人間が一人で見て楽しいか?と言われるとそういう映画じゃないだろうなと思う。やっぱ。子供がいて、その子が夢中で見ているのをそっと眺める。そういう映画だと思う。そういう優しさにあふれてる。 そして、そういう優しさに与れない自分はこの映画からはのけ者かもね。アハハ。[地上波(吹替)] 7点(2012-04-07 17:15:34)《改行有》

274.  バンデットQ 《ネタバレ》 劇場公開版はエンディングがカットされているらしい。 けど、その方が明らかにちゃんとしてる様な気がする。DVDやテレビ放送で見たこいつはタダ悪趣味なだけだった。 悪趣味でもそこそこ面白かったし、DVDまで買っている。でもなんか腑に落ちないんだよな。好きか嫌いかって言うと嫌いなんだろうけど、それでもそこそこ面白い。 変な魅力がある。けど、テリーギリアムって好きじゃないのかもしれない。[地上波(吹替)] 7点(2012-04-07 16:51:26)《改行有》

275.  たそがれ清兵衛 《ネタバレ》 清貧に身を置くという生き方にすばらしさを感じる一方で、貧しさの中で人間を崩さずに生きることの大変さを感じさせられる。 素朴ではあるが、日々の中にあるほんの少しの喜びに敏感な清兵衛が周囲の人間には闇にもがいているかの様に見える。清兵衛の「この暮らしを恥とは思っていない」という言葉は自分の主義には正しくても、身内の気持ちには響かない。 作品のテーマがどのあたりに置かれているのかが判断できないのでそこには重きが置かれていないだろうが、当人の気持ちと周りの気持ちのずれをどうとらえていいのか迷ってしまった。 幸せになった清兵衛も幕末の動乱で犠牲になるが、それを避けることは出来なかったんだろうかと切なく考えさせる結末は秀逸だと思う。ほんの少し語られる背景に、時代というのがリアルに映し出される。そこには劇中の、目で見るリアリティ以上に訴えてくる「らしさ」が滲んでいた。[DVD(邦画)] 7点(2012-04-07 16:25:54)《改行有》

276.  ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎 《ネタバレ》 おそらく、インターネット普及後に見直してはいけない映画の筆頭ではないかと。そんなわけねえだろと、子供でもわかってしまう脚本は当時としてもいただけないだろうが何しろテンポとユーモア。すごく大事な事がきちんとしてる。面白かった。 基本的にホームズとか関係無いんじゃないの?っていう気がするが、二次創作ってのはそういう物だろう。気にしない気にしない。 それにしてもスタッフがすごい。[地上波(吹替)] 7点(2012-03-31 15:52:05)《改行有》

277.  ロマンシング・ストーン/秘宝の谷 《ネタバレ》 すっごいありきたりなんだけど、きちんとここらへんまで作り込まれている冒険映画ってそんなに無い。特に80年代の映画は何をやっても褒められる暗黒時代に巻き込まれている。そういう時代にあって、今観ても普通っていうのは結構すごいことなんじゃないだろうかと思う。[地上波(吹替)] 6点(2012-03-31 15:30:41)

278.  カプリコン・1 《ネタバレ》 これって映画自体のできは時代的に真っ当なんだが、インターネット普及後に粗がびっくりするほど大きくなるタイプの映画だと思う。 アイデアや設定は非常に優れていたし、出す時期も逸していなかったと思われる。 月面着陸自体は69年で、この映画が77年。今の8年とは科学や技術での意味合いが異なるスパン。置き換えるとすると3,4年程度前っていう感じの科学的な出来事が映画化された的な位置づけではないだろうか。 そういうことを頭の片隅に置いて観ると、必ずしも陳腐ではない。観客にどの程度まで嘘や粗さが許されるかという駆け引きは、格闘技の過去の戦術のような現在では通用しないやり方が垣間見えるけどそれも含めて77年という時代にしっかりと作られている映画だった。いろいろな見所があるが、そこに興味があるか無いかになってしまうのは仕方がない。[地上波(吹替)] 7点(2012-03-31 15:20:40)《改行有》

279.  JAWS/ジョーズ2 《ネタバレ》 全面安ってかんじだった。 何というか、収益だけを目的に作られた感が強くて全く盛り上がらず。ロイシャイダーの味わいがすべてを救った訳だ。[地上波(吹替)] 5点(2012-03-31 15:04:17)《改行有》

280.  ゴールデンスランバー(2009) 《ネタバレ》 アレ、おかしい。面白い。凄く面白いし良く出来てる。 伊坂幸太郎っぽさって実はあんまり反映されていなくて、台詞回しとかキャラクタの心理描写なんかが上手く演出されてしまって元の味わいはない。おなじセリフやシーンなのに違う感じがするのは映画というものの性質上仕方が無い。 で、どうかというと結構良い。文字だとどうしても表現のしようが無い部分が簡単に画で迫ってくる。とは言え、迫力と引き替えの緊迫感のトレードオフなんかも生じる訳で、この辺はやっぱり割り切って楽しめる。 話はやはり良い。どうにもならないけど、どうしようもなく存在する恐怖感というのは結構古典的だ。プロット的には一般的な陰謀のど真ん中あたりを想定していて、ありきたりな「こうではないか」を聞いたら「そうですよ」と言われかねないほど画に描いたような暗殺の陰謀だったりするのだろう。つまり誰の手にも負えないリアリティの中に放り込まれたフィクションの人物劇であって、彼が勝ち残れる望みははっきり言って無い。個人や個の集まりなんていうものは社会や世界インフラの中ではその利用客体に過ぎず、主体的な改変をなし得る存在ではない事実が主人公に襲いかかる。それを最後まで完徹して見せて、見えてくるのが本当のテーマ、個の限界性と「とにかく死ぬな」だ。 恐らく打ち破る話というものを期待してしまうとがっかりしてしまうのだと思う。だけど、とにかくどう言う形になったとしても生き残った。殆ど何も持っていないし、生き残った後に元通りの大きさの幸せがある予感も全く無いのだが、それでも生き残って人を気遣う気持ちを残している。 良かった。ほんとにそう思うのだった。[ブルーレイ(邦画)] 8点(2012-03-27 00:15:09)(良:1票) 《改行有》

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