みんなのシネマレビュー |
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261. 千年の恋 ひかる源氏物語 以前ビデオで見た「千年の恋 ひかる源氏物語」をDVDで再度見たが、やはり長さを感じる。元々の物語が膨大なので断片的になるのはある程度仕方がないが、紫式部自身と道長らを登場させ、現実の世界と物語をオーバーラップしてまとめ上げたのには評価できると思う。最初は男装の光源氏に抵抗があったが、平安時代の貴公子を表現するにはこれもひとつの方法かと思う。源氏物語自体は高校の授業で習った知識しかなかったので結構ためになった。少なくとも駄作と呼ばれるものでなかろう。[ビデオ(邦画)] 6点(2014-09-02 17:06:19) 262. リトル・マーメイド(1989) 人魚姫の悲しい物語よりも、見た後良かったと思えるディズニーのリトルマーメイドの方が好き。歌はどれも良いが "Under the Sea"が私は一番好き。[DVD(吹替)] 7点(2014-09-01 19:28:22) 263. ヴィオレッタ 昔見た「思春の森」のエヴァ・イオネスコよりも、ずっと艶めかしい小悪魔を演じるアナマリア・ヴァルトロメイの美少女っぷりがすごい。写真集発売に関する監督自身の生い立ちは表現できても、映画としてのまとまりのなさが気になる。[映画館(字幕)] 5点(2014-09-01 16:25:33) 264. 黒蘭の女 南北戦争の時代背景といい、気性の激しい主人公といい「風と共に去りぬ」と比較されるわけだ。スケールの大きさややカラー映画にはかなわないけど、ベティ・デイヴィスの熱演ぶりはビビアン・リーに決して負けてはいない。アカデミー主演女優賞も頷けるというもの。しかしフェイ・ベインターの助演女優賞はそれほど注目に値するとは思えないが・・・。それにしても奴隷制度転じて黄熱病とは恐れ入った。[DVD(字幕)] 7点(2014-08-31 23:24:57) 265. きっと、うまくいく インド映画らしい明るく楽しい映画でおもしろい。だけどうまくいきすぎるような気もして少々抵抗がある。出産シーンから学長と和解するシーンへと続くあたりは良かったけど・・・。[DVD(字幕)] 7点(2014-08-30 22:49:48) 266. 川の底からこんにちは 中の下のしょーもない女から、やるしかないと頑張る女へと変身する様がすごい。作り直した社歌を歌う力強さにびっくりした。所々に見られる品の悪さにはこのさい目をつぶろう。満島ひかりの演技とバイタリティーに脱帽、子役の相原綺羅もかわいいだけでなく、しっかり演技していた。[DVD(邦画)] 7点(2014-08-28 03:00:46) 267. 木曜組曲 上質なミステリーとして楽しめたが、最後がどうも腑に落ちなかった。加藤登紀子さんの他に時子さんがいて、西田尚美さんの他に尚美さんがいて紛らわしかったけど、それは末梢か。[DVD(邦画)] 6点(2014-08-26 21:32:38) 268. 禁じられた抱擁 私たち年代のあこがれの女性と言えば、日本では吉永小百合、そしてあちらではカトリーヌ・スパークといったところ、この映画でも彼女はいかんなく小悪魔ぶりを発揮する。いやこの映画が一番かな。小悪魔だとわかりつつもやっぱり見てしまうのが、この映画のディノと同じかもしれない。財産家の夫人の有り余るお金がバカ息子に渡り、そして小悪魔へ、そしてまたそれが彼女の遊び相手へという構図は悲しい。リタ・パヴォーネが歌う主題歌とともに、お札で裸体を埋め尽くすシーンはとても印象に残る。ところで原題の"La noia"は「退屈」っていう意味、お金ばっかりあるとこうなるのか。[映画館(字幕)] 7点(2014-08-26 16:10:56) 269. 噂のモーガン夫妻 コメディなんだろうが、物語の展開があまりにも平凡でハラハラドキドキするものがない。たとえサスペンスでなくても、何かもっと刺激がほしい。ところでクレイの奥さんエマ、どこかで見たなと思ったら、バック・トゥ・ザ・フューチャーの西部劇編に出ていたんだった。[DVD(字幕)] 4点(2014-08-23 20:54:02) 270. ハラがコレなんで 雲の流れを追うように生き、状況が悪けりゃ昼寝、風向き変わったらドーンと・・・。こういう生き方を粋と思うかどうかで評価は違ってくるだろうと思うが、私にとっては興味深いし好き。都心の真ん中に取り残された長屋と登場人物たち、いずれもおもしろい。大きなおなかを抱えた主人公仲里依紗の熱演が光る。終盤のドタバタがややひっかかるが・・・。[DVD(邦画)] 8点(2014-08-23 02:19:43) 271. 思い出のマーニー 主役二人が女の子なので、アリエッティほどはおもしろくなかった。女の子の成長を描いたと言えば評価できるけど、ミステリーというわけでもないし、ファンタジーもさほど・・・。やはり男の子も出てくるような映画が私は良い。[映画館(邦画)] 5点(2014-08-21 19:35:41) 272. ミスタア・ロバーツ ワンマンな艦長と乗組員らのドタバタぶり、映画としてはおもしろいのだが、米国海軍が舞台なので少々馴染みにくかった。それに上陸を希望する乗組員の気持ちはわかるのだが、転属を願って敢えて戦地に赴く気持ちは理解できない。[DVD(字幕)] 6点(2014-08-18 21:03:04) 273. パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間 この映画は、「ダラスの熱い日」や「JFK」のようにケネディ大統領暗殺事件に関する謎に迫ったり、陰謀の仮説を立てたものとは違う。題名のパークランドとは、瀕死の大統領が運び込まれた病院であり、立ち会った多くの医師や看護師、神父らが登場する。生々しい真実を描き出す。また一方射撃犯されたオズワルドの母や兄、パレードを撮影していたザプルーダーなど、突如として事件に巻き込まれた実在の人物たちを描き出す。特にザプルーダーなど撮影されたフィルムは大変貴重なものとして有名だが、人物そのものを描いた例はなかったのでは・・・。[映画館(字幕)] 6点(2014-08-18 10:20:33) 274. 男はつらいよ 寅次郎春の夢 私の好きな香川京子さんがマドンナなのだが、米国の寅さんことマイケルに完全に食われてしまっている。だけどこれはこれで日米友好に一役買った映画かもしれない。日米の文化の違い、特に愛情表現の違いなど教えてくれる。お芝居の蝶々さんがさくらさんに変わって美声を聴かせてくれたのが印象に残った。[映画館(邦画)] 7点(2014-08-16 17:08:18) 275. 夢千代日記 余命幾ばくもない恋を演じる吉永小百合はすばらしい。だけど評判の高かったTVドラマシリーズには及ばないようだ。それにピカドンもとってつけたような描き方だし・・・。[DVD(邦画)] 6点(2014-08-15 04:30:20) 276. 一命 瑛太と満島では仲代達矢をはじめ、三国、岩下、丹波と役者をそろえたオリジナルの名作「切腹」にかなうわけがない。それに半四郎と求女、美穂の三人の生活になってからは情に流れすぎで、オリジナルの緊縛感や説得力はない。それでいて、竹光での腹切りや立ち回りシーンはやり過ぎのようにも思う。[DVD(邦画)] 6点(2014-08-13 21:37:05) 277. 永遠の0 周囲から「卑怯者」「臆病」と陰口をたたかれながら、小隊長や教官になれること自体うさんくさい。命を大切にとか家族のためにとか心の中では思っても、口に出すと非国民扱いにされていた時代のはず。特攻隊とそれにまつわる事実を伝えたかったのかもしれないが、戦争が愚かなもの、悲惨なもの、二度とあってはならないものという観点からは遠くかけ離れているように思える。原作者が右よりの人だから仕方ないのかも。やたら戦闘シーンが多いのも好きでないし、特攻隊というのは自爆テロと本質的には同じ。美談にしたり、尊い命を捧げたなどと言っていると再び戦争への道をたどることになるかもしれない。[DVD(邦画)] 3点(2014-08-12 20:55:22) 278. ノーマ・レイ ノーマ・レイという一人の女性を描いた映画として評価できるし、労働組合設立をテーマにしたのも題材として非常に良い。だがその描き方は不十分に思える。劣悪な労働条件といっても「あゝ野麦峠」ほどでもないし、会社側の切り崩しだってそれほどとしか見えない。現実はもっともっときびしいはずなのにという思いが強い。父親が亡くなるのだってあっけないし、例の「UNION」を掲げるのだって唐突に感じてしまう。[DVD(字幕)] 5点(2014-08-09 19:38:23) 279. フル・モンティ 男のストリップに抵抗があってなかなか見ることができなかったし、今でもどうして観客がたくさん集まったのかもわからない。でも映画としては、「ブラス!」や「リトル・ダンサー」などのように英国労働者の生活感があってなかなか良い。[DVD(字幕)] 7点(2014-08-07 06:14:38) 280. プリティ・ウーマン 現代版マイ・フェア・レディかと思いつつ見ていたが、どうもそうではない。確かに主演のジュリア・ロバーツはどこからどう見ても美女だ。マイ・フェア・レディのヘプバーンのように泥臭いところから徐々に洗練されていくのと違い、リッチな男の金の力で飾られていくだけだ。これではお金持ちっていいなあで終わってしまいそう。だから二人のロマンスにはあまり共感できなかった。[DVD(字幕)] 4点(2014-08-05 19:14:25)
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