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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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261.  ほしのこえ ほとんど一人で制作してこのクオリティなら上出来。背景美術のディテール及び繊細な雰囲気は言うまでもなく、セカイ系にありがちな中途半端さや投げやり感も短編なら許容範囲。今後は個性を活かしながらも共同脚本で自己陶酔に逃げなければ、大人の鑑賞にも堪えられると思うんだけどね。誰に向けた映画なのか今でも分からない。[DVD(邦画)] 5点(2015-07-09 19:03:57)

262.  秒速5センチメートル 《ネタバレ》 映像の美しさは特筆ものであくまで"プロモーションビデオ"として見れば、山崎まさよしの楽曲で逃げてもだいたい許されるのではないだろうか。主人公の心情をひたすら詩のようなナレーションで被せ、中二病みたいな青春時代から一転、夢破れた現在を一層際立たせ、「振られました、悲しいです」と自己憐憫に耽っている男の自慰行為を見ているよう。初恋の相手の幻影を求めて彷徨う未練たらたらの男性と、過去は過去として別の男と結婚する女性が相容れない平行線上にいるように、セカイ系の生臭さと気持ち悪さが先行し、評価が分かれるのは納得。最初に見た新海誠であるからか映像と雰囲気には感嘆したので、"プロモーションビデオ"として見るなら8点。連作短編だからこそ成立する演出であって、これが長編だったらシャレになっていないだろう。[DVD(字幕)] 8点(2015-07-09 19:00:08)

263.  実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 《ネタバレ》 冒頭、デジタル撮影されたTVの再現VTRのような安っぽさで「これで3時間大丈夫なのか?」と不安げに見ていた。しかし、山岳ベースに入ってからその空気は引き締まったものになっていく。物質主義と癒着にまみれた世界を変えるための崇高な理念が次第に手段になっていき、"総括"と称した反乱分子への私刑に移り変わっていくのでは本末転倒だろう。体制側から描いた『突入せよ! あさま山荘事件』を見ていたので、赤軍側の視点は興味深かったが、ラストの監督の主張がやり過ぎなのは御愛嬌と見るべきか。荒削りならではのエネルギッシュさがある反面、大人のアプローチが欲しい。[DVD(邦画)] 8点(2015-07-09 18:52:52)

264.  突入せよ!「あさま山荘」事件 可もなく不可もなくといったところ。リアルタイムで事件を体験した世代でもないため、如何にして事件を解決していったかを分かりやすく手堅くまとめていた。感動的に盛り上げるような場違いなBGMがなければ、もう1点差し上げたかったのに。[映画館(邦画)] 6点(2015-07-09 18:48:26)

265.  ハウルの動く城 《ネタバレ》 原作既読。"ハウル"と言ったら、宮崎アニメのことを思い出してしまうくらい、悪い意味で原作との剥離が激しい。後半からオリジナル展開でも面白いならまだしも、老人介護や疑似家族、戦争をクローズアップしながらも崇高だと煙に巻いて、無理矢理大団円にしてしまう無責任さだけが残った。躍動感あふれる演出と音楽の相乗効果が素晴らしいだけに大幅減点は避けられない。話題性だけで倍賞とキムタクを利用する意味はあったのか?[DVD(邦画)] 4点(2015-06-30 19:18:49)

266.  ハート・ロッカー 《ネタバレ》 当時、作品賞が『アバター』でなかったことに「何で戦争賛美の映画が」「退屈でつまらない」みたいな評価が少なくなかった。 確かに映画は娯楽だし、"反戦"は大衆にとって聞こえの良い言葉なんだから、どれだけ平和ボケだったのか。 泥沼の極限状態にうんざりしながらも、こういう緊張状態でしか今の自分を保てない、居場所がない兵士たちの葛藤は、 集団的自衛権や安全保障で揉めている日本でも他人事ではないだろう。 少年を巡るエピソードは余計に感じて多少ダレるが、 アメリカに帰還した主人公が息子に「大人になるとやることが狭まれて一つか二つしかなくなる」と語りかけるシーンは何だか分かる気がする。 安全地帯で年下の上司にとやかくいびられるより、戦場という非現実でヒーローになった方が生きている実感があるからか。 これから混沌としていく世界情勢において、日本は目を背ける状況ではないし、答えは見つからないだろうな。[映画館(字幕)] 5点(2015-06-20 00:37:29)《改行有》

267.  FEAR X フィアー・エックス 《ネタバレ》 これは自己破産しても仕方ないのではないか。妻殺しの犯人を探す警備員を描いたサスペンスのように見えて、後半は訳分からないデヴィット・リンチ的世界なんだもん。レフン監督のトレードマークである露骨な暴力描写を避け、自分のスタイルを模索している姿が垣間見える。出張していた警官が主人公の妻を巻き込んでしまったのが真相なのかもしれないが、後半はその警官に視点が置かれるため、主人公の影が薄くなって、追いていかれた感じが否めない。そもそも警官は主人公が作り出した妄想の産物なのだろうか? それとも警察が事実を隠蔽したのだろうか? どこが現実でどこが妄想か曖昧で余計分からなくなる。今まで撮りためてきた容疑者候補の写真を捨てた主人公は、わだかまりを抱えながら生きていくのだろう。エンドロールの冷徹なシンセサイザーが異様な赤い世界と打って変わって際立つ。[DVD(字幕)] 5点(2015-06-09 19:48:29)

268.  ヴァルハラ・ライジング 《ネタバレ》 低予算で作られた映画だろう。しかし、映像は力強く且つ平静を保っているようで安さを感じない。セットは最小限で荒涼な風景が隻眼の男の心象世界を映し出しているようだ。北欧神話がベースのため、その知識がないと厳しい作品であることには違いないが、一言も発しないマッツ・ミケルセンの存在感が、下手すれば破綻しかねない強靭で脆い作品スタイルを支えている。ヴァルハラは英雄の墓標を意味しているらしく、予知能力で見える血のように赤い未来に向かって、彼は心の平安を求めて死を欲しているのだと解釈した。[DVD(字幕)] 6点(2015-06-09 19:42:55)

269.  ブロンソン 《ネタバレ》 「有名になりたい」。漠然としたつまらない承認欲求のために、刑務所で暴れるだけの愚かな筋肉バカの話と言えばそれまでだが、レフンとハーディのタッグであるから普通で終わるはずがない。冷徹で的確な距離感を保ち、決めるところはキチンと決めるセンスが潔い。暴力でしか自分を表現できない不器用なブロンソンに対して、レフンは投影していると思うし、彼とは違う道を見つけたが故の客観性を持っている。それに応えるハーディは、一見筋肉バカのように見えて、知的でチャーミングに熱演。独り善がりと客観性、愚鈍と哲学、現実と映画(妄想)の"対比"はこの映画でも健在だ。イチモツの小ささがコンプレックスだとしたら、もっと別な方法で自分を磨くべきなのに、それしか見つけることができなかった悲しさ。身の丈に合った人生を受け入れられなければ、彼のような自己肥大化した人間になることを脳内劇場で学ぶべきなのだ。[DVD(字幕)] 6点(2015-06-09 19:37:04)

270.  コード・アンノウン 《ネタバレ》 「コード・アンノウン」=「解読不能」というタイトルが示す通り、群像劇のスタイルを取りながらも一本の話に繋がらず、むしろほぐれてバラバラになっていく構造。冒頭と最後の子供たちの手話が象徴するように、コミュニケーションの不和により不幸に陥るか振り出しに戻る、ハネケらしい一本。最初の長回しで、乞食の女性にゴミを投げつける青年を見かねて、義憤で注意しようとする黒人も、偏見で話を聞いてもらえず、乞食の女性はルーマニアに強制送還される。地下鉄の件もそうで、中東系のチンピラが女優に唾を吐きかけ、同じ移民の老人が「恥を知れ」と止めるシーンでは、そうなる前に何故行動を起こさないのか。それは、善意でやったことが逆に状況を悪化させることを繰り返し経験していて、学習性無力感に陥っている、そんな移民問題も背景にあるのだろう。BGMもない映画で唯一、太鼓のセッションが疾走感溢れるビートを刻んで、一際印象に残る。グワングワンと鳴り響く終わりなき負のスパイラルに観客を放り込み問いかける。現在のイスラム系移民の対立や日本で検討される移民政策も他人事ではない。ハネケ入門編に最適。中級者にはちと物足りない。[DVD(字幕)] 5点(2015-06-09 19:31:42)

271.  隠された記憶 《ネタバレ》 ◆「盗撮テープが送られてくる」という筋書きから引き込まれる。しかし、ハネケは犯人探しには興味なく、誰にでもある忘れ去りたい"疾しさ"を抉り出したいようだ。無意識に葬った罪の記憶。それを洗い出す過程で最後まで流れないBGM、盗撮映像と同化した長回し撮影によって、弛み切った辺りで挿入される中盤の自殺が最大限に発揮され、焼き付けられる死の瞬間と後悔を刻み付ける。背景には、かつての宗主国フランスとかつての植民地アルジェリアの関係が大きい。移民問題で露わになった憎悪が原因か? しかし、ギクシャクした親子関係も影が深く、それを象徴するのがあのラストシーン。息子同士の共謀なのか第三者による盗撮なのか分からないまま、正体不明の悪意が最後までひた歩く。観客の心にそっと囁くように……。◆当然だがフランスとアルジェリアの確執を持ち出しても日本にはピンと来ないだろう。もし発言が許されるのであれば、日本人と在住朝鮮人の関係に置き換えれば、結構分かりやすい映画かもしれない。どちらが真実かはこの映画同様、"隠された何か"(Caché)しかない。では、あなたの黒歴史は?[DVD(字幕)] 5点(2015-04-28 22:56:32)

272.  ファニーゲーム U.S.A. 《ネタバレ》 オリジナル版視聴済。 ストーリー、カット割り、カメラワークはほぼ同じなため、 逆にリメイク版から見た人にとっては結局不愉快なだけで手玉を取られることになる。 しかし、オリジナルを見た以上、どうしても比較せざるを得ないのも事実。 慣れなのか、オリジナルほどの不快感がなく、ナオミ・ワッツ、ティム・ロスといった有名俳優の起用、 生活感のない洗練された映像、ハリウッド特有のドライさがあってか、フィクション色がさらに強まり、 かえって陰惨な感じが薄まってしまった。 一線を超えた何かがこの映画には感じられなかった。 いっそのこと、ラストにもう一つ付け加えた方が良かったかもしれない。 暴力ゲーム(つまり本編)をクリアした子供とそれに無関心な親の会話を挿入するなりして。 アメリカへの嫌がらせのために焼き直しした割に全然効果なかったね、ハネケさん。[DVD(字幕)] 5点(2015-04-28 21:33:53)《改行有》

273.  DRAGONBALL EVOLUTION 《ネタバレ》 如何なる巨匠もジャンプ編集部の圧力には逆らえないのか・・・名前を貸しただけで製作総指揮にクレジットされ、戦犯扱いされてしまった鳥山明氏の心境を思うと非常に心苦しい。孫悟空が高校生の地点で悪寒以外の何物でもなく、ポスターにしてもどれだけ中身が酷いかは覚悟していた。「誰かのルール? そんなの関係ない」を象徴するかのように、原作の世界観や登場人物に対しての最低限のリスペクトもないどころか、全てにおいて適当に片付けてしまった突貫工事のような作り。そのくせタイトルに"EVOLUTION"と付け加えたり、続編製作の意識があったりと、人気ブランドをネタにぼろ儲けしたい自信がどれから湧いてくるのだろう。心臓マッサージに使い、サイコクラッシャーみたいなかめはめ波など見たくなかった。87分という上映時間の短さに救われる。本来ならこんなレビューなんて書かず、存在自体忘却されるべきなのに、やり切れなかったので書いちゃった。[DVD(字幕)] 3点(2015-04-22 20:46:25)

274.  ハウス・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 才能のない監督がやってはいけない演出のオンパレード。原作ゲーム映像の使い回し、不必要なストップモーション風射撃フォーム(ほぼ全員分用意)、火事場の馬鹿力でラスボス撃破、続編を臭わせるラスト・・・それだけでも酷いのに、主な登場人物が性欲と薬の興味だけは人一倍の無知なティーンばかりで何一つ共感できず、誰が死んでもどうでも良かった。船長がゾンビ化した部下を憐れむ唐突なドラマも、結果的に危機を招くだけで酷さに拍車をかける。エド・ウッドのように資金繰りで苦労しているならまだしも、金持ちのボンボンがコネで商業映画を撮っている分、なおさら性質が悪い。何故かテンポだけは悪くないのでそこが唯一の救い。[DVD(字幕)] 3点(2015-04-22 20:41:19)(良:1票)

275.  バベル 「頭の良い馬鹿ほど受けやすい映画」と誰かが言った。ブラッド・ピットと日本目当てで観たミーハーのほとんどは憤慨し、さしづめ神の怒りに触れて崩壊したバベルの塔のようだ。実のところ4つの物語が深く密接に関係することもなく、その構成を象徴するかのように、言葉も人種も宗教観も価値観も散り散りになっていく地球人のディスコミュニケーションに警鐘を鳴らしても、「だから何だ」で済まされる可能性が高く本末転倒だろう。ただ、2時間半に及ぶ長尺を冗長なくまとめた演出力は評価。賛否両論だが聾唖の女子高生を聖人君子として描かなかっただけ良い方。今の日本も映画のようなディストピアになってきているよね。[映画館(字幕)] 5点(2015-04-09 19:51:44)

276.  21グラム 単純で辛気臭い話を無意味に時間軸シャッフルして高尚に見せても、ただただ分かりづらく下品にしているだけ。話が飛びに飛び、逆に俳優陣の熱演に集中できなかった。変に高尚にしようと意識しているのがイニャリトゥの悪いところ。[DVD(字幕)] 4点(2015-04-09 19:49:13)

277.  さあ帰ろう、ペダルをこいで 《ネタバレ》 交通事故で両親と記憶を失ったブルガリア系ドイツ人の青年とブルガリアから飛んできた型破りな祖父がタンデム自転車で祖国へ帰るロードムービーを縦軸に、社会主義時代のブルガリアからの亡命を図った一家の回想を横軸として交差していく。バッグギャモンとタンデム自転車が重要なキーワードになっており、原作付きだから当然とは言え、脚本が素晴らしい。無理なく伏線が回収され、ミニカーと自動車事故がオーバーラップして記憶を取り戻す演出には感嘆。叙情性溢れる音楽も素晴らしく、二人と軌跡を追った気分になれる。亡命が皮肉にも家族の断絶を引き起こし、新天地でも暗い過去を送っていた青年が、祖父と始めたバックギャモンをきっかけに過去と決別し、新しい人生を始めるラストに「世の中捨てたものじゃない」と思わせる力があった。英題は『世界は広い、救いはどこにでもある』。とても良い掘り出し物でした。[DVD(字幕)] 8点(2015-03-20 22:02:42)

278.  魔法にかけられて 二次元では動物と戯れ、楽しく歌う綺麗なプリンセスも、三次元では浮きまくって痛い女にしか見えない。そのギャップにひたすら引き攣った笑いが止まらなかった。ディズニーらしかぬ自虐さとシニカルさが逆に新鮮。ジゼルとエドワード王子が30代ってあたりも狙っているとしか思えないが、演技派のエイミー・アダムスでなければアニメの世界を実写に持ち込めなかったかもしれない。絵に描いたような薄っぺらいキャラクターが現実に触れることで次第に奥行きを与えられる過程とクライマックスの変化球に、ディズニーの正統進化が感じられた。惜しむらくは、ラストが強引で綺麗に締めてしまったところか。 もう少しブラックな結末にしても良いと思うけど。[地上波(吹替)] 7点(2015-02-28 16:39:49)

279.  エコール 《ネタバレ》 棺で壁に囲まれた閉鎖的な女学院に拉致され、リボンの色で学年分けされた少女達が生活している。性を意識しない、幼くも妖艶な匂いを漂わせる肢体が背徳感を際立たせる。男に買われた少女や手紙を通じて脱走する少女のエピソードを見ても、明るい未来ではないのは確かで、変態男の性欲の捌け口として搾取される少女の儚さを表現したかったのだろう。おフランスらしい独創的でミステリアスな世界観だが、むしろ少女達の顔の濃さが気になって、エロスや性的興奮を一切感じないどころか、ギャラリーの前でバレエを披露する場面では「もう好き勝手にやってくれ」と思った。溢れ出る噴水は、初潮や性衝動の比喩くらい分かるし、それを描いたところで「だから何?」としか思えない。どうやら自分は真性のロリコンではないようだ。つまり惹き付けられる世界観としてはまだ足りないということ。外の世界は一切描かなかった方がスマートだった。マリオン・コティニャールが出演していたのはちょっと衝撃。[DVD(字幕)] 4点(2015-02-18 21:26:32)

280.  エンター・ザ・ボイド テクノビートで刻むスタイリッシュなオープニングに鷲掴みにされ、テンションは最高潮に。しかし、本編が始まってから、シスコンでマザコンの変態ジャンキーの願望に右往左往に付き合わされ、極彩色で彩られたサイケデリックな"TOKYO"はただスッカスカに虚しく輝くだけ。次第にテンションは"無"へ萎んでいく。"輪廻転生"は分かる。「考えるな、感じろ」も分かる。つまり逆に言えば、濃密なストーリーや感情を描ける自信がなく、アンモラルな画しか賭けるものがなかったということ。別に短編やミュージックビデオで十分じゃないか。こんな映画に感じるものなど何も"無"かった。[DVD(字幕)] 2点(2015-02-18 21:20:04)

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